エボシ御前「醜い顔を並べおって、切り落としてくれる!!」


ﾊﾟｶﾗﾊﾟｶﾗﾊﾟｶﾗ


リヴァイ「オイ女、掴まれ」


エボシ御前「ぬ？」

ﾊﾞｼｯ

ハンジ「門を開けて!!早く!!」

【トロスト区、調査兵団詰め所】


エボシ御前「助かったね、礼を言おう」


ハンジ「貴女はなんでまた壁外に？」

エボシ御前「気がついたらそこに居た、としか言えぬ」

リヴァイ「うさんくせぇ野郎だな……」

エボシ御前「どうやら、私のしる世界ではないようだね」

【ハンジ、エボシ、互いに説明中】


ハンジ「なんともまぁ夢みたいな話しだね」

エボシ御前「互いに、な」

リヴァイ「しかし、その石火矢？だかはすげぇな」

ハンジ「確かに。　高火力、高精度、対巨人戦の概念をひっくり返せるよ」


エボシ御前「そちらの半刃刀身か、堅いが随分と脆いな」


ハンジ「これでなければ、巨人の皮膚は切り裂けないからね」

エボシ御前「はたして、それはどうかな？」ｽﾗｯ


ハンジ「ずいぶん細い刀身だね」

エボシ御前「その半刃刀身を持って居てくれ」ﾋｭﾊﾟｯ

リヴァイ「斬りやがった……だと？」

エボシ御前「鉄の扱いは私たちの方が上だったと言うことだ」

ハンジ「これは巨人との戦いに革新を起こせるね」ﾌﾝｽ!


リヴァイ「まぁ、新兵が死にづらくはなるな」


エボシ御前「そう易々と教えたくはないが、これも何かの縁かもしれないな」


ハンジ「歓迎するよエボシ」

リヴァイ「せいぜい役に立ちやがれ」

エボシ御前「しかし、私には巨人がどういった者かがいまいちわからん」


ハンジ「なら、新兵の訓練施設なんてどう？」


リヴァイ「まぁ寝床代わりに使うならいいんじゃねえか？　ついでに実用化できるなら石火矢の講習してやれ」



エボシ御前「ふむ、確かに興味深いな、案内を頼む」


ハンジ「おっけー」

【～104期訓練兵団～】


キース「～～ということだ!!」

エボシ御前「これも何かの縁だ、よろしく頼むよ」ﾌﾌｯ


エレン「あれって……」

ミカサ「母さんと同じ、東洋人？」

アルミン「凄い事だよこれ！」

まだですか？