【咲-saki-】京太郎「鳴物語」 (101)


この世界には人の想像を遙かに超える美しく、恐ろしい一面が隠れている

世界中に存在する現実にはありえないような不思議な事実、その他超常現象


人はそれを「怪異」と呼ぶ





・n番煎じの京太郎スレ
・キャラ崩壊の嵐
・地の分、独自解釈、オリジナル怪異あり
・ごく稀に軽く残酷、グロテスクな描写や場面があり
・基本遅筆、1レスに1時間近くかかることもあります
・化物語クロスというか設定をいただいただけ
 両作品アニメしか見ていないため不備な点が多々あります、すいません

・会話ネタ募集中



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377289532

『怪異』


怪しく異なると書いて、怪異。

何時からいたのか、何処で生まれたのか、何から始まったのか、その起源は誰にも分からない


その全てが謎で。
その全てが怪しく。
その全てが異なる。


そしてそれは、いつも居る

分からないけど、そこに居る

いつもいるけど、何処に居るかは誰にも分からない

怪異なんて誰も信じない

見えないから、信じられないから


でも、それは違う


本当は見えないんじゃない、信じられないんじゃない

見たくないから、信じたくないから

怪異から目をそらして、怪異を否定する


でも、それは居る


目を背けても、信じなくても。それは居る

居るからこそ世の中は不思議で満ち満ちている

例えば

宇宙空間に投げ出さても太陽のエネルギーを浴びてパワーアップし、生身で大気圏に突入したり

敵の攻撃で重傷を負ってもが太陽の光を浴びたら全快したり

今までのことを踏まえ、太陽の光を隔絶してから仕掛けてみたら
もう一つのエネルギー源であるキングストーンの力で快復されたり

強い悲しみにより新たな姿に変身する能力を獲得し、炎を吸収・エネルギー変換できるチーと野郎に進化したり

強い怒りによりもう一つの姿に変身する能力を獲得し、自身を液状化させて敵を翻弄する更なるチートっプリを見せてくれたり

上記の力を応用して未知のウィルスへのワクチンを自力で精製してしまったり

上記力を応用して0コンマ数秒単位で変身し、液状化することで心臓を貫く攻撃を無効化しちゃったり

昭和の大先輩たちが敵わなかった最強の敵を自分一人で倒したり。やっぱり液状化で


まあ、世の中はそんな不思議で溢れている



そして俺は、巨大な蝉と鳥に会った


日が暮れた夜の様に黒い気持ち悪いほど真っ黒な蝉と

止めどなく溢れ出る血の様に真っ赤な燃え盛る鳥



何処に居るか分からなかったけど、見えてなくても、信じてなくても俺には分かった

そいつらは、いつも俺の近くに居た。だからこそ、気付けなかった


だけど、そんな事は誰も信じない


だって誰も、そんなもの見たくないし、信じたくないから

誰も信じないならそれは嘘になる羊飼いの少年のように


だから、俺は嘘つきだ。



だから、俺がこれから語る物語の内容は真っ赤な嘘で
嘘で
嘘偽で
妄語で
捏造で
嘘偽りで
絵空事で
虚妄で
虚言で
詐欺まがいな嘘の物語。




この物語に事実なんて無い。

今回はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


【咲-saki-】京太郎「鳴物語」
【咲-saki-】京太郎「鳴物語」 - SSまとめ速報
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すいません、張るとこ間違えました。
ごめんなさい忘れてください、何でもしますから



001



8月17日は雨だった。



水滴のついた窓から見える外の景色は一面薄墨色の厚い雲に覆われており

とても心地のよい目覚めなどと言える景色では無かった


雨は近頃の晴天続きの所為で溜め込んだ水分を吐き出すかの様な土砂降りで

家の中にまで響くような雨音を立てていた


夏休みの宿題を昨日、やっとの思い終わらせて暇を持て余していた俺にとってそれは悲報以外の何者でもなく

せっかくの夏休みの一日目を家に引きこもるという形で迎えなくてはいけないということに他ならなかった





まあ、夏休み一日目といってもそれは気分的な話であるのだけれど

それは宿題から開放された記念すべき一日目ということで

殺されて特殊な記号を埋め込まれて、記憶を消されてしまっているみたいな深い意味は無い


というか暇すぎて死にそうだ

雨が降っていなければ今すぐにでも外に出て行くところだが、あいにく雨のため自転車は使用不可

さらに今日は日曜日のためバスはこの時間には来ない、次来るのは今から3時間後の一本のみだ

仕方が無いので徒歩で行くとしても、最寄のコンビニに行くだけで片道25分を雨の中延々と歩く羽目になる


なんて言うかもう既に俺の夏休み一日目は色んな意味で終わっていた

出かけるので一旦切ります
こんな感じでだらだら書きます、すいません


>>1は仮面ライダー以外にガンダムも応援してます(ステマ)

>>1は長野県民じゃないので長野についてはgoogle先生に頼りっぱなしですごめんなさい




002



もう2章目かよ、展開速すぎだろ!?


あれから10分ほどたってようやく雨が小降りになってきたところで俺はあることに気付いた

どこの家にもしきたりという物は必ずあると思う。というか無くてはおかしい


例えば

ペットは飼わないとか、

外食は極力しないとか、

自分フィールド上に表側表示で存在する「宮廷のしきたり」以外の永続罠カードを破壊する事はできくて
「宮廷のしきたり」は、自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できないとか、


それぞれの場所にはそれぞれのしきたりがあって

そこに住む限りは必ずそのしきたりを守らなくてはならない


話を戻すが、俺が気付いたこととはそのしきたりだった


いや、正確には我が家のしきたり。


毎月一回は必ず神社、又はお寺に参拝に行くというしきたり、というかきまり


俺が生まれる前からあった伝統のあるしきたり。


それを破ったものは今まで一人も居ないという世にも奇妙なきまりごと


俺は、そのきまりごとの今月分をまだ果たしていなかった


ありがたいことに、もう雨は小降りになってきていてくれて

というかもうほぼ止みかけていたので急いで家の近くの神社まで参拝しに行くことにした


参拝という行為を、俺は今まで何回続けてきたのだろうか

雨上がりの独特な香りがする誰も居ない歩道を自転車で走りながら、ふとそんなことを考える

思えば随分と昔はこことは違う神社にお参りしに行っていたような気がする

その時はいつも家族全員で一緒に行ってたっけ。懐かしい

高校に上がってからはその家族とはほぼ会話を交わしていない

一番最近交わしたのは、確か夏休みの初めに宿題について聞かれたときだけだ


家族というより同居人。


なぜかそんな感じがして少しだけ疎外感を感じた

なんというか悲しい話だ

中学の頃は家事を手伝うときなどに言葉を交わしたりもしたが

今ではそんなことさえ無くなってしまった

そんな関係ないことを考えていたそのときだった



俺は車に轢かれた



突然に、突如と、呆然と、

覚えてもいない小さい頃から道路を渡る時は

ちゃんと左右確認しなさいとか言われていたにもかかわらず


そのまま俺の体は自転車から振り下ろされ、自動車の車輪へと巻き込まれる

がりがり、がりがりがりという嫌な音とともに体が削られていくのが分かる

俺の体は今、大根おろしのようになってしまっている

その削れた細かい肉片は道路にこべりついて道路を赤く染めていた

そしてそれはやがて俺の頭へと近づいてくる

必死で頭を上げるがどうにも逃げようがないそれはゆっくりと顔に近づいてきた





がり……がりがりがり、がり、がりがり



腕が、
足が、
下半身が、
順々と削り取られ消えていく
激痛が体中に走り俺は俺の出しうる最大の声で叫んだ



「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」



痛みによる絶叫。


死に際の断末魔のようなそれは確実に運転手に届く声で、車はそれと同時に急停車するはずだった

だが、車はスピードを落とすどころかどんどんと速度を上げていく

やがて叫ぶ力すらも途絶えた俺はあきらめたように地面へと体を落とした

地面がゆっくりと顔に近づき、最初に耳に当たった。

耳は一瞬で削げ落ち後には何も残らなかった

耳があったはずの場所から血飛びだして、道路に、車の底に、車のマフラーに、広がってゆく


一面、赤、赤、赤、赤、アカ、アカ、アカ、アカ、アカ、アカ、アカ、アカ、アカ、アカ、


赤がゲシュタルト崩壊が起こしそうなほど

俺の視界は赤一色に染まっていた

それでも体は削られて俺は無くなった




一片のかけらも残さずにバラバラに消え去った。

突然ですがここで展開安価

鳥と蝉


どちらが好みですか?

↓2で

蝉ですね

時々展開安価は取っていこうと思います
というわけで今回は蝉の怪異中心です

蝉。



蝉という生き物のオスは腹腔内に音を出す発音筋と発音膜それに音を大きくする共鳴室、

それに腹弁などの発音器官が発達していて、「鳴いて」メスの蝉を呼ぶ



また、外敵に捕獲されたときにも鳴く、いわば「鳴く」虫。




そのうちの発音筋は秒間2万回振動して発音を実現するとされていて

気管の拡大によって生じた共鳴室は腹部の大きな空間を占めてしまっている。

その空洞は鳴き声の大きな中型種であるヒグラシやヒメハルゼミなどでは腹部の断面がほとんど空洞に見えるほどである



それほど「鳴く」ことに特化した虫。



その鳴く蝉の最たる特徴は幼虫時にある

蝉の幼虫である期間は短くて3年、長いと17年にも渡る



その間蝉はじっと耐える


耐えて

耐えて

それでも耐えて


彼らはようやく大空を舞う蝉として一週間の短い命を与えられる



たった一週間のために何年も待ち続ける、それが蝉。

その蝉が現れた。





何の前触れもなく、気配すら感じさせずに



数は1、大きさは2~3メートル程度。


その姿は頭から足、さらには羽に至るまで全身が黒に塗りつぶされていた


まるで夜の闇のように暗い漆黒



蝉はその巨体を空中で静止させ地面にこべりついた。

グロテスクな細かい肉片を真っ黒な二つの大きな目でじっと見つめる


つい先程まで須賀京太郎であったソレは見るも無残な姿へと変わり果ててしまっていた



削ぎ落ちた耳。


零れ落ちた目。


削られずに残ってしまったごくわずかの頭部。


そして、申し訳程度に残っていた肉塊。



それら全ては車が通るたびに潰され、砕かれ、雨水と共に下水へと流れていく

彼の体が、生きていた証が一つ、また一つと消えていく


そんな様子を蝉はじっと見つめていた


日暮れ。



雨が完全に止んで雲の切れ目からは今にも沈みきってしまいそうな赤い夕日が差し込み

蝉の真っ黒な体を赤く照らした



カナカナカナカナ……



蝉がゆっくりと鳴いた


蝉の鳴き声、それと共に日は暮れる

日が落ちて太陽が見えなくなった世界に暗闇が広がる


そして蝉は口を大きく開いた

それは本来の蝉が持つ、木に穴を開けて中の蜜を吸いだすものとは違い

肉を食いちぎるための獰猛な口だった



その口は地面にこべりついた肉を、皮を、骨を、バリボリと食い尽くす

一端終わりー
気力があったら夜また来ます

こんばんは

安価スレのほうがいいんですかね?
どっちでもいいんですが都市伝説の方とネタ的にも被ってしまう気がしまして

では、準安価スレみたいな感じにします
それでは今日はこれでおしまいです


おやすみなさい

こんばんわっす
じゃあ始めます









―――夜の闇にまばゆい閃光が走った








状況終了


安価スレということ言うことで安価を少し入れます(といいつつかなり安価になるかも)

次の回の視点決め


1 蝉 2/10

2 鳥 1/10

↓2

視点1

蝉ノ2 少年とアロハ男


ところで戦闘とかいる?
かなり後半になりそうですけど



唐突に意識が回復した


目覚めた場所は病院のベットの上


などではなく自室のベットの上だった



「……朝?」



窓から差し込む光がうっとおしい程眩い


眩しすぎて何も見えないので一応カーテンを閉めておく



「どういうことだ?俺はあの時死んだはずじゃ」



そして、ゆっくりと昨日の出来事を思い出す


すいません、調子が出ないので今日はこれでおしまいです
おやすみなさい




003




いや、そんなはずは無い

きっと事故にあっただけで、本当は車に轢かれても無傷で済んだんだ

そうだ、きっとそうだ、絶対そうだ


しかし


目の前にイメージが広がる

血、

血、

血、

血。


目の前が赤で塗りつぶされて、何も見えなくなって

手も、足も、顔も、眼も、全部、漏れなく全てが赤く塗りつぶされる




だから、俺は目をつむった

現実から、目を背けた

現実逃避をした


弱いから、耐えられないから、


逃げて、

逃げて、

それでも逃げて、

逃げて逃げて逃げて逃げて


全てから目をそらした

死ぬのは嫌だ、

絶対嫌だ、

血は嫌だ、

赤は嫌だ、

赤に染まるくらいなら俺は黒く染まりたい




そして、俺は目を開く


もういい、このことを考えるのは止めよう

もう見たくない、もう嫌だ


そして、もう一度目を瞑る

現実なんていらない

あるのは俺が生きてるって事実だけでいい



冥い世界が、目の前に広がった。





004




黒。


黒とは色の一つで、無彩色。

煤や墨のような色であり、光が人間の可視領域における全帯域にわたりむらなく感得されないこと。

またはそれに近い状態、ないしそのように人間に感じられる状態である。

日本語の「くろ」や漢字の「玄」は、「玄米」「黒砂糖」というように、翻訳においては、黒、茶色・褐色とblack,brownが整合しないことがある。

また、「黒」は有を現し、「有罪」や「陽性」などを意味することがある。(後述)

色を光として見るとき、黒は、光がほとんどまったくない状態を意味する。

例えばRGBにおいては、3色ともない状態である。

従って、本来ブラウン管は黒として発色することはできないため、TV映像では他の色とのコントラストの調整によって人の目には強い黒として錯覚させている。

ちなみに、ウェブブラウザでBlackと指定したときは、#000000として定義される。



物体の黒は、理想としては光の反射率が0ですべての波長の光を吸収する色である。

絵具の三原色の3色を混ぜる(減法混合)と黒になる。ただし、全ての波長を完全吸収する物質(黒体と呼ばれる)は存在しない。

黒光りという言葉があるが、黒の色材(絵具や塗料)に光沢を付与すれば実現できる。

「黒光り」という語は塗装面の平滑さなどから来る艶、表面反射を意味していると言える。熱を吸収することを利用した黒色のフォイルが、料理に使用されている。

物理では光を全く反射せず、それ自身の温度による放射のみを発する物質を想定し、これを黒体と定義している。

黒体放射は天文学に応用されている。研究段階ではあるがカーボンナノチューブ黒体が現在最も黒い物質である。

熱のふく射率が最も高い色であるため、光の吸収を考慮する必要がない機械内部の放熱板の色は黒であることが多い。

望遠鏡やカメラといった光学機器では、機器自体からの反射光が像や観測結果にノイズを加えないよう、黒が多用される。






例えば、「悪」を意味する黒


警察や司法では、黒は犯罪者や有罪を表現され、薬物検査では、黒は陽性を意味する。

他にも、ブラックリスト、黒幕。

中国語では黒社会(闇社会)、黒金政治(腐敗政治)、黒五類(文化大革命での打倒対象階層)のようなネガティブな用語法が多い。

まあ、それもこれも乾巧ってやつのせいなんだ…



例えば、「死」を意味する黒

喪服や黒枠。他にも死の象徴として黒旗が用いられる例も多い、中世のイギリスでは、死刑執行が終わると黒旗を掲げた。

また、政治的には、黒はアナキズムを象徴する。マルクス主義の赤が「血」を象徴するのに対して、アナキズムの黒は「死」を意味し、

「死ぬまで自由のために闘う」姿勢を表現している…


ゴルゴムめ…ゆ゛る゛さ゛ん゛!!

クライシスめ…ゆ゛る゛さ゛ん゛!!




さらに黒は闇のイメージから、「悪」「死」「恐怖」「災禍」の意味を付加される例が多い。




恐怖、災禍を意味する黒、

中立色としての黒、

有のイメージとしての黒、

無のイメージとしての黒、

太陽の子としてのBLACK、



それが黒。

0でありながら無量大数にもなりうる可能性を持つ、誠に不可思議な色。

黒は、本当に摩訶不思議な色である。



ちなみに玄は、「おもち」とか「腹パン」とかのイメージがあるらしい。



これだけ長々と書いているが

要するに言いたいのは

「黒」って色はとてつもなく特殊な色だってことだ


その力は恐ろしいもので


人体を黒く染めると人が生き返るなんて伝説まであったりする


本当かは知らんけど



今回はここでおしまいです

長々説明書いてすいません、別に全部読んでもらう必要はありません。
ほぼwikiからのコピペです。

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