【コンマ戦争】京太郎「俺が活躍する!?」菫「当たり前だ、京太郎」【SOA12話】 (963)

□目的

・咲に登場する女の子(プロ含む)と仲良くなって、

・(あわよくば)同じ屋根の下で暮らしたり、

・あんなこと(入部や部の設立)やこんなこと(県大会優勝)をするまでの過程を逝くスレ

・略してSOA安価スレ

・イチャイチャが目的ではありません(棒)

□能力—ステータス—

・性別——

そのままの意味。

男女どちらでも平気だが、

女子の場合は作中キャラから選択となり、男子は京太郎となる

女子だと初期からの警戒が少ないのでやや難易度は低め。

・体力——

行動するために必要なもの。体力ないのに動くと怪我したりする
怪我の功名もあるので、うまく使えば仲良くなることもできたりする

・精神——

その場の空気に耐えるための重要な能力。低いとプレッシャーに押し負けて気絶や逃走もある
また、好感度が高い状態で相手の精神を傷つけると、病んだり、ひねくれたり、
それは安価を反映する主人公自身にも起こりうる

・麻雀——

麻雀においての強さを表し、これが高ければ高いほど麻雀で勝ちやすくなる
ただし、異能相手にはなかなか勝てない

・異能——

麻雀における異能を判定する
一定以上になると、異能習得イベが発生する

こんな感じ。あとは、

・連投は原則禁止(コンマ判定は連投に含まず)

・5分経ってレスなしであれば連投も可

・コンマ邪神に憑かれています(コンマが最悪でもそれは邪神さんのせいです)

・安価取得は1度まで

・ルート入っているので、>>1がルーザーとみなしたものは安価下にします

・上記のルールはルート決定した場合のみ

>>1000について

・本編にて影響を与えるものも可(〜が転校してくる。など)

・番外として、本編無関係の小ネタも可

・ただし、本編に影響与えるものをとったとしても、

・ちょっとダメかな(暴力系統など)。と>>1が判断した場合は小ネタになります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362756880

・過去スレ

【コンマ戦争】京太郎「俺が活躍する!?」菫「お前ならできるさ」【SOA11話】

【コンマは】京太郎「俺が活躍する!?」菫「ほん十か?」【ステルス】

【コンマに】京太郎「俺が活躍する!?」菫「九難の道」【お願い】

【コンマ?】京太郎「俺が活躍する!?」菫「その八だな」【お任せあれ】

【邪神コンマ?】京太郎「俺が活躍する!?その7」【SOA】

【悪コンマ?】京太郎「俺が活躍する!?その6」【SOA】

【神コンマ?】京太郎「俺が活躍する!?その5」【SOA】

【良コンマ?】京太郎「俺が活躍する!?その4」【SOA】

【SOA】京太郎「俺が活躍する!?」【安価スレその3】

【SOA】京太郎「俺が活躍する!?」【安価スレその2】

【SOA】京太郎「俺が活躍する!?」【安価スレ】


あとこれ。sswiki

TIPSとか全部載せてるので、確認するときにどうぞ

http://goo.gl/AY8HR


菫「な、何してる……」

京太郎「お姫様だっこですかね」

菫「そんなことは解ってる、見るよりも明らかだろっ」

菫はなんとか顔をそらそうとしているが、

髪は垂れてしまうし、

何かが影になるわけでもなく

顔が赤いのはそれこそ見るよりも明らかだった

京太郎「寝てたから運ぼうと思ったんですよ」

菫「……わ、悪かったな。解った。だから下ろせ」

菫は俺を見ることなく、そう呟いた


持ち上げられないなんていう残念なレッテルは無くせたし、

別にもう降ろしても良いのだけど

さっきまで緊張した空気だったせいか、

なんとなくまだ弄りたい気もする

せっかくお姫様だっこしたのだし

このまま部屋に連れて行ったりするのも良い

菫「き、京太郎……降ろしてくれ」

京太郎「>>12

1、お部屋にお連れいたします、お嬢様
2、部屋に連れて行きますよ。このまま
3、解りました、降ろしますよ
4、かしこまりました、お嬢様
5、そのほか自由明記

1


京太郎「お部屋にお連れいたします、お嬢様」

菫「おじょっ……ぅさま?」

ふにゃふにゃな声でそう漏らし、

菫は俺からそらしていた顔を、

逆に俺の体に密着させて隠した

京太郎「……お嬢様?」

菫「ぃ、ぃくなら早くいけっ」

京太郎「かしこまりました」

菫「っ………」

菫がぎゅっとめ値ポケットのあたりを掴んでいるのか、

ほんの少し胸が苦しくなったが、

俺は菫には見えない微笑みを向けると

部屋へと向かった


とりあえずここまで


前スレ>>1000

筋力上げて和了時に雀卓破壊ですね了解

乙ー


部屋に運んだはいいけれど、

菫はもう眠りそうにはなかった

それは多分俺と同じように

いつか感じたあの痛くさえ感じる鼓動が止まないせい

電気をつけていないせいか、

少しばかり暗い部屋

湿った吐息が空気を震わせているせいで

それでも赤い表情だとなんとなくわかる

菫「悪かったな、気を使わせて」

京太郎「使わせたのは俺じゃないですか」

あんな場所に置いて行ったんだから


俺がそう返すと、

菫「……ちょっと」

菫は沈んだ声で呟いた

菫「ちょっと、失望したよ」

京太郎「っ……」

失望した

菫にそう言わせてしまった

菫にそう言われた

俺にはそれが

とても重くて苦しく、けれど受け止めるべきものだった


菫「あの空気だったし、
   お前が耐え切れずなにかしでかすんじゃないかとは思ったよ」

どんよりとした空気を

それは確かに響かせ、俺の頭の中にこだまして

強く刻みつけていく

菫「だから、照に何かしようとしたのは、
   許すとは言い難いが、別に問題じゃない」

菫が俺を見て、

俺もまた菫を見つめていた

菫「でも、だけれど……お前はっ」

その瞳には涙が浮かんでいて、

俺がどれだけ傷つけたかを深く、重く、強く思い知らせてきた

それに対して、俺はなんて言える?

なんて答えられる?

何も……ない

京太郎「>>17分以降」

1、ごめんなさい
2、本当に最低ですよね……菫を、照を、お義母さんまで裏切ってしまった
3、…………………
4、それを謝りたかったんです
5、そのほか自由明記

はてさてどう答えるか……

謝るのは多分ダメだろうな

京太郎「>>30

1、ごめんなさい
2、本当に最低ですよね……菫を、照を、お義母さんまで裏切ってしまった
3、…………………
4、それを謝りたかったんです
5、そのほか自由明記

2


京太郎「本当に最低ですよね……菫を、照を、お義母さんまで裏切ってしまった」

菫「ああ最低だ、最悪だ! お前は、お前が望んだことを、
   人任せに投げ捨てて、逃げた……裏切った」

それに対して、

俺は黙るしかなかった

何も言えない

いや、なにか言えるわけがなかった

そこに謝罪なんて無意味、

いや、謝罪をするなんてことはさらに最低で最悪だったから

俺は菫の言葉をすべて受け入れるしかない

もしも菫がお前とはもう付き合えないと言ったとしても、

俺は受け入れるしかない


それなのに、

彼女は言葉を続けなかった

京太郎「菫、さん……?」

ベッドに座ったままうつむいて、

何かを堪えるようにベッドの端を握りしめて

ずっと黙ったままで

名前を呼んでも何も返しては来なかった

時計の針だけがカチッカチッと音をたてる

やがて、

菫「もう、あんなことはするな……私はお前を信じたいから」

菫は涙声でつぶやくようにそう告げた


菫「……京太郎」

続けて彼女は名前を呼び、俺を見つめた

優しい表情だった

蔑むわけでも、責めるわけでもない、

いつもの優しい表情

菫「私はお前を信じないなんてできない
   私はお前を蔑んだりできない」

そう言いつつ、菫は困ったように笑った

菫「バカだよな、大馬鹿だ。裏切られても信じたいと思う
   でも、私はそれを間違いだとは思ってないし思えない」

京太郎「菫さん……?」

立ち上がり、彼女は近づく

菫「それほど私は——お前が好きなんだ」

そして強く、強く、抱きしめてきた


京太郎「菫さん……」

俺の胸元に顔を埋め、

菫さんはそのまま黙り込んでしまった

彼女はあんな裏切りをした俺を、

憎んだりもせず、

信じると言ってくれた

そんな人に、俺は——>>47


1、ぎゅっと抱きしめた
2、キスをした
3、頭を撫でた
4、ありがとうございます
5、もう、絶対にあんなことしません
6、そのほか自由明記

51


俺は菫をぎゅっと抱きしめ、

言葉を紡いだ

京太郎「もう絶対にあんなことしません」

絶対に、絶対

これはもう、

約束だとか誓いだとか、

言葉にはできないような結びつき

菫「信じるぞ、私は」

菫はそう答え、

さらに強く、抱きしめてきた


いつの間にか夕方で、

門限の7時までもう3時間と無い

菫「……もう、帰るのか?」

京太郎「どうしましょうか」

菫「私に聞くな」

それもそうだ

流石にもう一泊というわけにも行かないし、

かと言ってもうあんまり時間はない

どうしようか

京太郎「>>54


1、出かけません? 時間一杯
2、時間までここにいよう
3、いっそここに住み込みたいなぁ
4、そのほか自由明記

2


京太郎「時間まではここにいますよ」

菫「……………」

京太郎「菫?」

菫「……ちゃ、ちゃんと聞いていた」

俺が菫を見ようとすると、

すぐに顔を背け、俺に背中を向けてしまった

菫「なぁ、京太郎」

京太郎「なんです?」

菫「……いや、なんでもない」

京太郎「言ってくださいよ」

俺がそう言うと、

隣で寝ていた菫さんは半身を起こし、

俺を見つめた


菫「…………」

京太郎「………?」

菫「……頼みがある」

菫は決心したように頷くと

そう切り出した

京太郎「頼み?」

菫「ああ、明日淡を誘って学校に来てくれ」

京太郎「なんでまた学校? 部活ですか?」

菫は首を横に振り、

俺をまっすぐ見つめた

菫「照と打つんだ。本気で」


京太郎「え?」

照と打つ?

本気で?

京太郎「なんで急に?」

菫「何をしたら良いか解らないし、
    向こうからは心配するなって言われた」

菫は少し辛そうに言うと

でも。と笑った

菫「あいつはお前と本気で打つ
   いや、照はお前が自分に勝ってくれる事を望んでいるんだ」

京太郎「……俺が宣戦布告しましたからね」

菫「だから、その望みを叶えよう。叶えてやるんだ。お前が」


京太郎「で、でも俺はまだ……」

俺はまだ、

照に勝てるほど強くなれたとは思えない

確かに強くなっている

けれど、

インハイチャンプに勝てるかと聞かれたら、

俺は間違いなく勝てないと言ってしまう

それほどに差がある

菫「……そうだな、だから打たないか? 今から」

京太郎「人はいるんですか?」

菫「1人足らないが……もう一人は母さんに入ってもらう」

え?


京太郎「え?」

心と言葉が一致してしまった

あの人が打つ? 麻雀を?

いやいやいや、全く想像がつかないんだけど……

菫「安心しろ、プロとかじゃないから」

京太郎「いや、お義母さん打てるんですか?」

菫「普通に打てるぞ?」

菫は不思議そうに首をかしげて、

そう答え。さらに続けた

菫「私が麻雀を始めたのは、母さんの影響だからな」


「いやぁ、急に一緒に打ってなんて言われても困るなぁ」

弘世家の自動卓を3人で準備しながら、

お母様は唐突に呟いた

京太郎「とか言いつつめっちゃ嬉しそうですけど」

「君の心にシャープシュート♪ を久々にできるからね」

なんですかそれ……

菫「気にするな、瑞原はやりっていうアイドル兼雀士に影響されてるんだ」

アイドルって……今何歳ですか

「あははっ……そんな冷たい目で見ないで」

お母様はそう言って笑うと、

一転、真面目な表情で俺達を見つめた

「本気で打つからね、勝てたらキスしてあげる」

京太郎「い、いりませんよ!」


安価下 お母様(95+87+35+)

安価下2 京太郎(75+53+) 安価下2がSSの相手を指定

安価下3 菫(81+91+)


安価下4(菫SS)コンマ判定

01259 で母 -50
34678 で京 -50

ゾロで全員に-30

安価下5(母SS)コンマ判定

01259 で母 -50
34678 で京 -50

ゾロで全員に-30


お母様=高速和了で+35P


>判定

>お母様(95+87+35+89-50-30+50=276)

>京太郎(75+53+81+50-30=229)

>菫(81+91+38+60-50=220)


「あらあらまあまあまあ。3人で撃ち合いなんて面白かったわ」

京太郎「っ……強、強すぎますよ」

「それはそうよ。手加減なしだもの」

プロ雀士に負けず劣らずの

いや、戒能プロには悪いけれど、

戒能プロよりもプロと言えるほどの強さだった

菫「また雀荘行ってる?」

「な、なんのことやら」


お母様はわざとらしくそう言うと、

小さく笑った

「イイじゃない。私の好きな事なんだから」

菫「別に悪いとは言わないけど、賭けとかやってるわけじゃないよね?」

「それはさすがに……出禁にされちゃうし」

出禁にされるって、

相当なことやらかすってこと?

京太郎「もしかして、インハイも経験あるんですか?」

「うん、18年前に」

京太郎「18!? え、菫さんが今17だから……え?」

菫「嘘に決まってるだろ馬鹿か!」


京太郎「で、ですよね……」

でも多分、

インハイの出場経験はありそうだ

もしかしたら優勝だって……

「……ふふふっ、お義母さんと打ちたい?」

京太郎「はい、強くなるためにも」

「そっか、じゃぁ打とうか。とりあえず——メロメロにしてあげる」

京太郎「は、はぁ」

「なんて冷たい反応!」

お母様の妙なテンションに疲れつつ、

俺たちは全力で打ち続けた


安価下コンマ判定

下一桁=京太郎雀力底上げ値

安価下2コンマ判定

下一桁の半分=京太郎異能底上げ値

安価下3コンマ判定

下一桁=菫雀力底上げ値

安価下4コンマ判定

下一桁の半分=菫異能底上げ値


>判定  京太郎(4、3)  菫(10、3)

>京太郎 麻雀75→79、異能53→56

>菫 麻雀81→91、異能91→94


菫「母さんと打ったのは久しぶりだな」

「そうね、だいぶ上手くなったじゃない」

京太郎「……ボロボロにされた」

打つたび負けるとかいう、

見事な惨敗ぶりを見せてしまった

本当に明日は大丈夫なんだろうか?


・寮に帰りました

京太郎「ふぁ〜っ……疲れた」

溜息とともにベッドに倒れこむ

今日はもうこのまま寝たい

何かやることあったかな

そういえば、咲から全国に行けた!

ってメールがさっき届いてたな……今すぐ返すか、それとも……

>>85


1、今日は疲れたから寝よう
2、電話(淡、菫、良子、亦野、和、咲から選択)
3、メール(淡、菫、良子、亦野、和、咲から選択)
4、そのほか自由明記

3咲


京太郎「やっぱメールはすぐに返しておくべきだよな」

でも、なんて返そうかな

何か言っておくこととか、あったかな

照とか、母親については、

あんまり聞かないほうがいいだろうか

ん〜>>90


1、おめでとう。俺たちも全国行けるよ。個人は解らないけど
2、おめでとう。ところでさ……お前の母親って——
3、まさか風越に勝てるなんて。すごいじゃんか
4、そのほか自由明記


京太郎『まさか風越に勝てるなんて。すごいじゃんか』

感心してそう送ると、

割とすぐにメールは返ってきた

咲『えへへ、すごいでしょ。部長もだけどね、みんなで頑張ったんだよ』

みんなで。か

それなら俺たちもだな

でも、普通は風越に行くのに、良く清澄で5人も集まったな

もともと5人いたんだろうか?

いや、中学時代に清澄の学祭行ったけど、

麻雀部は確かなかった気がする


誰が入ったんだろうか?

すごく気になるけど、

聞いたら教えてくれるだろうか?

いや、教えてくれるだろうけど、

全国で会えるのなら、その時まで楽しみにとっておきたい気もする

どうしようかな……>>98


1、そっか、楽しみにしてるよ。全国(聞かない)
2、なぁ、メンバーって誰がいるんだ?
3、そのほか自由明記


やっぱり、聞かなくていいか

全国で会えるのなら、

その時までの楽しみだ

京太郎『そっか楽しみにしてるよ』

そう送ってからすぐに、

咲『うんっ、私もだよ〜』

という返事が来た

それを確認して俺は数分も経たないうちに、

眠りについた


>=(体力09(70)、精神10(54)、麻雀79(174)、異能56(167) )

>各キャラ  名前(相手視点関係  好感/信頼)

    本日            前日

>宮永咲(幼馴染 4/6)>宮永咲(幼馴染 4/6)

ST>大星淡(義兄妹 10/10)>大星淡(義兄妹 10/10) 

SP>原村和(恩人 2/3)>原村和(恩人  2/3)

√>弘世菫(恋人 11/11) >弘世菫(恋人 11/11)

>宮永照(友人 2/5)>宮永照(友人 3/5)

>渋谷尭深(部活仲間 1/2)>渋谷尭深(部活仲間 1/2)

>亦野誠子(部活仲間 0/1)>亦野誠子(部活仲間 0/1)

>戒能良子(弟子 3/2)>戒能良子(弟子 3/2)

>野依理沙(知人 0/1)>野依理沙(知人 0/1)


とりあえずここまで

和の代わりは同じデジタルの透k


明日は朝からできればいいなと

照にはまだ勝てそうにないけど、大丈夫かな?

とりあえずコンマテス

なにを優先させるかだな。
これだとハーレムに向かってしまいそうだし。

まあ、安価スレだし、ある程度わきまえてる相手が取ったならならどの選択を取られても大丈夫だと私は思うよ。
だが変な方に持っていく愉快犯の単発は許さん!

まあ、一週目は菫でルートが確定したんだし、菫の悩みは解決しつつ、透華は一旦放置という形でいいんじゃないか?
そもそもネット麻雀で2度会っただけの他人でしかないんだし。


透華っていうのは冗談
それじゃ龍門渕がなくなる危険性が……

5人目はコンマで決めようかなとも思ってる

その方が意外性g


朝は無理だった。でも今からやります

きよったぞ!


・翌朝

いつものように目を覚まし、

いつものように用意をする

とはいえ、

菫との約束は昼からだ

今はまだ9時だし、時間にはまだまだ余裕がある

さて、どうしようか>>133

1、ネトマ(外部または内部明記)
2、電話(淡、菫、良子、亦野、和、咲から選択)
3、メール(淡、菫、良子、亦野、和、咲から選択)
4、照にケーキでも買って行ってあげようかな
5、そのほか自由明記



照にケーキでも買っていくかな

たしか、

あの喫茶店のケーキが好きって聞いた覚えがあるし

京太郎「そうと決めたらさっさと行こう」

普段は学校や仕事で人はいないとは言わないが、

多いとも言えない

けれど今は休みだし、

人気があるのだから混む可能性もある

そういえば……もうすでに照がいるなんてことはないよな?


安価下コンマ判定

01 淡

238 誰にも会わない

45 照

67 菫

9  戒能プロ

ゾロ目で安価

大石さん、ハウス


>判定・・・・・3(誰にも会わない)

京太郎「良かった、照はいないみたいだな」

それどころか、

誰かに会うこともなかったわけだけど。

それはそれで別に良いけどなんとなく残念なような

「あっれー? 京太郎くん」

京太郎「はい?」

「覚えてる?」

覚えてるかどうか聞かれたら、覚えてないが、

なんとなく記憶に——って、ああ

京太郎「菫さんと仲がいい店員さんじゃないですか」

「正解。今日はお一人?」

京太郎「はい、ちょっと買っていこうかなって」


「そっか、一応名前で呼ぶくらいには親しいと」

にやっと笑い、

店員さんは俺を見つめた

京太郎「あ、いや……」

ここで変に否定しても、

菫に伝わっておかしなことになりそうだ

そんな風に思考を巡らせていると、

店員さんはなぜかネームペンを取り出した

「試合見たよ。京太郎くんのも、あの子のも」

京太郎「本当ですか? ありがとうございます」


「と、いうわけで。はい」

京太郎「はい?」

当然のようにペンを渡されても、

俺にとっては唐突で全く意味がわからない

困惑してると、

店員さんはエプロンを取り、

シャツを出した

「私も麻雀好きなんだよね。だからさ、
  将来有望な京太郎くんのサインを頂いとこうかなって」

京太郎「サインって、俺はそんな——」

「いやいや、実況さんも言ってたよ。白糸台期待のルーキーだ! って」

そんなこと言われてたのか……


称号:期待のルーキー


「というわけで、お願い」

京太郎「お願いって……」

汗で若干湿ったシャツのせいで、

見つめるなんてことはできない。

いや、見つめたらダメな気がする

京太郎「えっと……」

黒いブラがほんの少し見えた気がするけれど

気のせいだ、気のせい

「どこでも良いよ、よろしく」

京太郎「>>146

1、おへそのあたり
2、腹部にでっかく
3、背中にでっかく
4、センス的に左胸の上辺り
5、そのほか自由明記

攻めの一手、4


ここは、うんまぁ。

名前を書くときとか、

一番いいのは左胸の上のところ

体操服とかも大体そうだし

京太郎「ちょっと失礼します」

俺がペン先をつけると、

店員さんはわずかにピクっと震えた

「ふぁっ」

京太郎「ちょっ、変な声出さないでくださいよ!」

「だって、つい」

京太郎「ついって……」

色紙とかでええやん!


「まぁ、気にせず気にせず」

気にしないでできるわけないでしょうに

「ふぅぁっ」

「あっ」

「くすぐったっ」

京太郎「終わった、終わりました!」

パパっと終わらせペンを突き返すと、

店員さんは満足そうに笑い、エプロンを付け直した

「ありがとねーケーキ代はおまけにしたげる」

京太郎「嬉しいはずなのに全く嬉しくないんですけど」


「ごめんごめん、怒んないでよ
 菫ちゃんや照りんにもやってもらったことだから」

京太郎「女の子が書くのと、男の子が書くのは対極じゃないですって、この場合」

「えーっそうかな?」

京太郎「そうですよ、そうなんです」

若干怒りながら言うと、

店員さんは手を合わせてごめんごめん。と頭を下げ、

お高いケーキを2つ出してくれた

「どちらか選んで」

京太郎「選ぶってこれ……」

『至福のケーキ 1ホール 15000円』

『絶幸のケーキ 1ホール 18000円』

京太郎「とても買えるような値段じゃないんですけど」

「良いよ良いよ、からかったお詫びと書いてくれたお礼だからお代はいただかない」

京太郎「>>157

1、『至福のケーキ 1ホール 15000円』 照向き
2、『絶幸のケーキ 1ホール 18000円』 菫向き
3、そのほか自由明記


京太郎「じゃぁ、左の至福の方で」

「はーい。すぐに食べる? それとも多少外に出しておくような事ある?」

どうだろうか?

行くのは学校だし、部室だし

だから冷房あれど冷蔵庫はない

かといってすぐ食べるなら必要ないし。

けど一応

京太郎「一応お願いしていいですか? アイスじゃなくて保冷剤で」

「まいどありー」

ケーキを買ったし色々あったせいで余計に時間かかったし……そろそろ学校行くかな


安価下コンマ判定

01 淡

238 誰にも会わない

45 照

67 菫

9  戒能プロ

ゾロ目で安価

おまかせあれ!


>判定・・・・・・・9(戒能プロ)


京太郎「あれ?」

喫茶店を出ると、

見たことあるような車。しかもナンバーまで記憶にある

そんなものが喫茶の駐車場に停車した

良子「あ、バッ、グッドモーニングです」

バッってなんだ? バッって

京太郎「どうも、こんにちは」

戒能プロはあたりを見回してから、

俺のそばまで近づいてきた

良子「今日は部長さん、いないんだね」

京太郎「まぁ、はい」

菫がありえないほど戒能プロを打ち負かしたからなぁ

若干トラウマなのか……

京太郎「戒能プロはお一人ですか?」

良子「>>安価下コンマ判定」

01 理沙

6238 一人

45 カツ丼さん

7 すこやん

9 はやり  

ゾロ目で安価


>ゾロ目ボーナス

>>169

1、野依プロ
2、瑞原プロ
3、藤田プロ
4、小鍛冶プロ
5、三尋木プロ
6、赤土さん
7、やっぱり一人
8、そのほか、咲に出てくるキャラの中から自由明記

4

アラフォーが人気だと!?(ガタ


健夜「あれ、どうしたの? 良子ちゃん」

戒能プロが答える前に、

車からもう一人が降りてきた

あれは、確か……

京太郎「小鍛冶プロ!?」

国内無敗のこの人がなんでこんなところに——って、

それは戒能プロが連れてきたんだよな

良子「いえ……あ、以前話した京太郎です」

京太郎「ど、どうも……」

健夜「私のことはもう知ってるみたいだけど一応。小鍛冶健夜、プロ雀士だよ」

お、俺いますごい人と話してる!?


京太郎「え、えっと、あの、その……」

健夜「そんな緊張しなくてもいいのに」

無茶言わないでください

健夜「でもまさか、この子とお見合いさせるとかいう計画じゃないよね!?」

良子「ノー、ノー。違います。
     私はただ、行きつけの美味しい喫茶店を紹介しようと思っただけです」

健夜「だ、だよね……普通そうだよね」

小鍛冶プロが店に来たら、

あの店員さん大喜びだろうなぁ

この機会に、何か話しておきたいな

京太郎「>>176

1、このあと学校で打つんですけど、よかったらどうですか?
2、小鍛冶プロは結婚しないんですか?
3、料理本だしてませんか?
4、そのほか自由明記

最後に連絡先もらって帰ろう!(提案)


京太郎「料理本出してませんか?」

健夜「出してないよ!」

京太郎「っゎ!?」

鬼の形相とは言えないが、

かなりの勢いと気迫でそう返してきて、

俺は思わずのけぞった

健夜「本当にほんとだよ!? 出してないから!」

そこまで強く否定されると、

逆に出してると言っている気がしなくもない


健夜「そもそも何でそう思ったの?」

京太郎「いえ、こじかっていう人が出してる本持ってるんですよ」

健夜「それで……?」

京太郎「じとかを入れ替えると小鍛冶になるのでもしかしたら。と」

答えたにもかかわらず、

小鍛冶プロは怪訝そうな表情で俺を見つめ、

戒能プロから俺を離れさせた

健夜「あのね? 書いたのはこじかであって小鍛冶じゃないよ。わかるよね?」

京太郎「は、はい」

健夜「だからね。私が結婚願望あるとか、こーこちゃんみたいなこと考えないで欲しいな」

京太郎「あの、つまり書いたのは小鍛冶プ——」

健夜「違うよ、こじかさんだよ」


いや、

今の言葉からどう考えても

小鍛冶プロ=こじかさんとしか……

健夜「じゃ、じゃぁ解った」

京太郎「え?」

健夜「一局打とうよ。それで京太郎くんが勝てたら認める
     私が負けたら、こじかだって認めてあげる」

つまり、こじかさん=小鍛冶プロってことですか

健夜「どうかな?」

明らかに勝てそうもないんだけど……

そんなに認めたくないのか

京太郎「>>186

1、じゃぁ、連絡先教えてください
2、解りました
3、じゃぁ、俺とデートしてください
4、そのほか自由明記

kskst


京太郎「いまはちょっと時間がないので、連絡先だけ教えてもらえますか?」

健夜「ん〜……時間無いなら仕方がないのかな
     誰かに勝手に教えたりとかダメだよ? 自慢とか厳禁」

京太郎「わかってます」

・小鍛冶プロの連絡先を手に入れた

良子「オーケーですか?」

健夜「あ、うん。ごめんね蚊帳の外にしちゃって」

良子「いえ」

小鍛冶プロは最後に俺を一瞥すると、

健夜「言ったらダメだからね?」

そう言い残して、戒能プロとともに喫茶店へと消えた

京太郎「……すごい人と会えたな。さて、学校に行こう」


安価下コンマ判定

01〜15 淡のみ

16〜60 全員集合

61〜85 照のみ

86〜00 菫のみ

見事に全員当てやがった!!


>判定・・・55(全員集合)

京太郎「あれ、もう集合してたんですね」

待たせちゃったかな

菫「さっき集まったばかりだ
   それより、それは……ケーキでも買ってきたのか?」

淡「ケーキ!?」

照「……?」

菫の言葉に淡が食いつき、

照が俺の方に近づいてきた

照「ケーキ?」

京太郎「そうですけど……」

照「食べてから打つ」

菫「すぐ打って帰るんじゃなかったのか?」

照「食べて打ってすぐ帰る」


菫「……なら打ってからにしよう
    食べてからでは牌が汚れてしまうからな」

淡「洗えばだいじょーぶだよっ」

照「……いい、それで」

淡は早く食べたいのか抗議したが、

照はすぐに席に座った

京太郎「淡、それでいいよな?」

淡「むーっお兄ちゃんが言うなら」

淡も席に着き、

菫も席について、俺も座る

照「すぐ終わらせるから」

淡「直ぐに終わらせちゃうもん!」


安価下  淡(85+91-30)
安価下2 京(+79+56-30-20)  下2でSS対象選択
安価下3 照(99+96-20)
安価下4 菫(91+94-30-20)

安価下5(SS)コンマ判定

012 で照 -50
345 で淡 -50
678 で京 -50

9で全員に-25

絶対安全圏により、淡以外-20P
照魔鏡により、照以外-30P

安価下6でダブリー判定

安価下7で連続和了判定

と、東一局の事ですよね?(白目)

安価下  淡(85+91-30+72-25=193)
安価下2 京(+79+56-30-20+05+50-25=115)
安価下3 照(99+96-20+83-50-25+45=278)
安価下4 菫(91+94-30-20+10+75=220)

照連続和了判定・・・・8

5+10+15+20+25+30+35+40=180

菫によるSS和了の中断で半減=90

京太郎によるSS和了の中断で半減=45

照「私の勝ち」

京太郎「……あっれ、俺ビリじゃないか?」

淡「聞くまでもなくそうだよ、きょーたろー」

ですよね、うん。

わかってはいたさ

??「くそ、——っ、なんで、こんな……弱いん、だ……」


菫「ふむ、まぁ仕方がないな」

照「ケーキ貰って良いよね?」

照は席を立つと

項垂れる俺に向かってそう訊ねてきた

京太郎「あーはい」

店員さんのご厚意で切り分けてあるため、

特に問題はない

お皿もなぜか部室に紙皿が常備してあるし

俺が答えてから黙り込んでいると

また、隣に照が来ていた


座ったままなせいで、

照が俺を見下ろし、俺が照を見上げる。

そんな珍しい構図になっていた

京太郎「なんです?」

照「……………」

京太郎「……先輩?」

照は黙ったままだが、

表情こそ変化はないけれど

雰囲気は昨日よりも、いつもよりも柔らかく優しかった

照「……知ってて買ってきたの?」

京太郎「はい?」


照「ケーキ」

京太郎「あぁ……」

あの喫茶店のケーキを、

照が好きだということは知っていた

そういうことなら、

京太郎「まぁ、そうですね」

照「……そう」

照のいつもの素っ気ない返し

でも、少し嬉しそうな声で。そして続けた

照「ありがとう。嬉しい」

そう言って昨日と同じ、でも。込められたものが全く違う、

微笑みを、照は見せてくれた


京太郎「………………」

それがあまりにも唐突で、

あまりにも衝撃的で

あまりにも魅力的で、珍しくて

俺も、淡も、菫も唖然としてしまい、

俺はじっと見つめてしまっていた

照「……なに?」

照がそれに気づきいつもの調子で訊ねてきた

京太郎「ぇ、っと——>>216

1、そういう笑顔もできるんですね
2、いえ、なんでもないです
3、可愛くて、つい
4、喜んでもらえたなら、嬉しいです
5、そのほか自由明記

4


京太郎「喜んでもらえたなら、嬉しいです」

俺がそう言って笑うと、

照は黙ってそっぽを向いてしまった

京太郎「………ふむ」

あんなふうに笑ってくれる人が、

妹の存在をなかったことにするなんてありえない

たとえ大喧嘩してたとしても。

好きなケーキで満面の笑みになるくらい、

純粋な心の持ち主なんだから、多分その考えは間違いじゃない

京太郎「だとしたらやっぱり、問題は親かな……」


とりあえずここまでで中断

おちゅー


それがわかった。

だからどうする?

どうするって聞かれたら困る

どうしようもないんじゃないか。

そう思えてしまう

照が原因でない決別なら、

照が原因であること以上に問題がある

親が原因なら、

子供である俺たちには何もできない。そんな気がしてならない

とはいえ、

助けてあげたい気持ちは消せない

……どうするかな


照「……ごちそうさま」

淡「美味しかったー」

菫「美味しかったが……」

照は無表情を貫いてはいるものの、

声は嬉しそうに、満足そうに呟いた

淡も嬉しそうで良かったのだけど、

菫は少々複雑そうだ。

思うに、こんな高いケーキを奢られて良かったんだろうか?

とかなんとかだと予想はつくから心配はしてないけど。

照「それじゃ、私は帰るから」

そう言って、照は一人部室をあとにした

>>231

1、照を追う
2、菫と話す
3、淡と話す
4、俺たちも帰ろう(照は追わない)
5、そのほか自由明記

五麻雀の練習


京太郎「…………」

今は追えないか

菫「京太郎、どうする? このあと」

京太郎「淡さえよければ、もう少し打ちたいな」

今のままじゃまだ不安だしな。

照の足元にも及んでないし

勝つって宣言した以上は、

負けたままじゃ終われないもんな

菫「だとさ、大丈夫か?」

淡「うん、特に用事ないし」

・麻雀の特訓をすることにした


・夕方

淡「ぁう〜……もう疲れたよ。お兄ちゃん」

京太郎「そうだな……」

菫「流石に私も疲れたよ」

昼からぶっ通しで打ち続け、

俺達3人は疲れた表情で帰路についていた

淡「明日の部活は休みだよね?」

菫「そんなわけはないぞ」

淡「ですよね……うぅっ」

ずっと付き合ってもらうのはさすがに悪かったかな

けどまぁ、俺のおかげでケーキを食べれたんだし、

そこらへんは……すまん。


心の中で謝ると、

いつもの分かれ道にたどり着いた

菫「お疲れ様、帰ってゆっくり休め」

京太郎「菫さんもですよ。
      言い出して付き合わせたのは俺なんですから」

菫「もちろんそうするさ」

さて、

いつもはここで菫を家まで送っていくんだけど……

京太郎「>>239

1、家まで送ろう
2、それじゃ、また明日
3、淡と一緒に菫を送る(宿泊不可)
4、そのほか自由明記


やっぱり、今日も家まで送ろう

京太郎「淡、俺は——」

淡「わかってるよー。今日も送って行くんだよね
   ちゃんと送るんだよ? じゃぁ、またあしたね〜」

淡はそう言うと、

寮の方へと走っていってしまった

菫「何か悪いな、淡に」

京太郎「大丈夫ですよ。淡公認ですから」

というか多分、

送らないなら送らないで

いろいろと言われそうな気がする。

というかそういう未来しか見えない


菫「そういえば……」

菫は言いながら鞄を漁ると、

財布を取り出した

考える必要もなく、

昼間に食べたケーキのお金だ

菫「あんな高いもの奢られたなんてちょっとアレだ。半分は返させてくれ」

京太郎「え、いや……」

あれはもらったものだからお金払ってないからなぁ

お金を受け取るなんて……というか

京太郎「7500円……ケーキの値段覚えてるんですか?」

菫「行きつけの店だし、
   一度は食べたいと思うものだからな。覚えてしまうさ」


菫「とはいえ、自分で買えるほど安いものじゃないしな
    しかも、割と人気だから団体に買われてなくなることが多い」

京太郎「なんで切り分け販売しないんですかね?」

菫「店員に聞いただけだが、
   ホールでしか買えないと限定っぽいからって言ってたな」

なんていう適当な理由

京太郎「そんな理由で……でも人気で売れるとか」

俺が渇いた笑いをあげると、

菫も釣られたように笑った

菫「ふふふっそうだな、すごいよな」

京太郎「>>247

1、あ、お代はいいですよ。俺のおごりです
2、実はあのケーキはもらったんですよ。タダで
3、ありがたくもらいますね
4、そのほか自由明記

2


菫への返答が決まったところで、

ここまでにします



あの場面ですこやんが出ることになるとは思わなかった


京太郎「実は、あのケーキ貰ったんですよ。タダで」

俺が正直に返すと、

菫は少し困惑した表情で俺を見つめたが、

すぐに首を振った

菫「あんなものをタダで手に入れる手段があるが、
   それは絶対にありえない。なら、どうやって?」

京太郎「いや、なんかサイン書かされて、そのお礼にって」

菫「……あの人か」

すぐに理解したのか、

そう呟くと俺から目を離し

菫「だが、あの人に気に入られるなんて良かったな
    ああいう性格だが、人を見る目はあるんだ」

嬉しそうに笑った


京太郎「そうなんですか?」

菫「ああ、私が1年、2年の時に部長を勤めていたくらいだからな」

ということは、

前部長ってことか

京太郎「あれ? じゃぁ、あの人も強いんですか?」

菫「強いよ。あの人は
   だが、照や京太郎。私達みたいな特殊なものがない」

菫はそう言い、悲しそうに続けた

菫「だからか、あの人は決して自分を試合のメンバーには入れなかった」

京太郎「なんですか、それ……」

菫「凡人は所詮凡人。だから私は、後ろ盾で良い。私がなぜか聞いた時の言葉だ」


京太郎「……後ろ盾」

菫「ああ、前部長の牌譜からの読み取り能力とかはすごいんだ。とにかく
    相手の特殊なものを見抜き、隙を見つけてこじ開ける」

京太郎「隙がない人とかいるんじゃないですか? 例えば、照とか」

そう聞くと、

菫は俺を見て、おかしそうに笑った

菫「いいや、照はあの人に負けたよ」

京太郎「えっ?」

菫「照は相手の本質を見抜く=それが絶対だと決め付けてしまう癖があるんだ
    だから前部長は本質を見せておきながら、本質から抜けた不意打ちで役満を直撃させた」

京太郎「そんなことできるんですか?」

菫「普通はできないな、対局中に自分の本質を変えるなんて」


菫「請け負ってくれるかは分からないが、
    もっと強くなりたいならあの人に話すと良いかもな」

京太郎「もっと早く知りたかったですよ。その情報」

菫「部長ではないから、
   今はあの人は認めた人しかまともに見ないんだ」

なるほど。

認められてない以上、紹介するだけ無駄だった。と

今度話してみるかな

菫「っと……話してるあいだにすぐ近くまで来ていたな。上がっていくか?」

京太郎「>>262

1、いえ、今日はさすがに
2、はい、ぜひとも
3、そのほか自由明記


>>262コンマ判定

44 イベント

4  親無し

0  両親在宅

7  照「……あ」

ゾロ目=7

77  イベント


京太郎「はい、是非」

菫「そういうと思った」

菫はそう言って笑う。

これが日常、それが日常。

なんだか、菫の家にいるのが普通で、

寮にいるのが普通じゃない。そんなふうに感じてくる

菫「私の家にお前がいるのが当たり前みたいに感じるよ」

京太郎「最初は気まずさがあったんですけどね」

最近はもう、そんなことはない。

そう言うとお母様に同居を勧められるか、強制されるから、

家の中では言えないけど


菫「そっか、お前がそうあってくれるなら嬉しい」

京太郎「菫さん、最近いつも笑ってますよね」

菫「なんだ? 急に」

前は硬そうな人だなって印象で、

むしろ怖いとも思ってたんだけど

京太郎「やっぱり、笑ってる菫さんは可愛いですよ」

菫「おま、お前な!」

耐性もできてきたのか、

ほんの少し赤くなるくらいで踏みとどまると、

菫は俺を睨んだ

京太郎「はははっ、本音です」

菫「ば、バカ!」

そして今度はそっぽを向いてしまった


「お帰り〜」

家に行くと、

いつものようにお母様が出迎えてくれた

菫「ただいま」

京太郎「お邪魔します」

それが普通の会話なはずなのに、

お母様はじぃっと俺を見つめて動かない

京太郎「……あの、何か?」

「お帰りなさい、京ちゃん」

京太郎「た、ただいま?」

「パパー! 京ちゃんが家に住むってーっ!」

京太郎「なんでそうなるんですか!」


「だってほら、京ちゃん寮住まいじゃない」

京太郎「そうですけど、それでなんでそうなるんですか?」

「寮を利用する分もったいないじゃない」

そこまで切り詰めなくても平気なんですけど

というより、

そんなことを心配してくれてるのか、お母様は。

いやこの人のことだから、

それは建前で本音はくっつけたいだけだろうけど

「それに、菫ちゃんは3年生であと半年と少しで卒業。
  学校じゃ会えないし、大学との差でなかなか会えなくなるかもしれない」

京太郎「それは……」

「だから、同居するのが一番なんじゃない?」

京太郎「……>>275

1、それは、そうですね
2、いやいやいや、その理屈はおかしい
3、そんなの、嫌ですよ
4、そのほか自由明記

いや、まぁ……


京太郎「いや、まぁ……」

「ね? ねぁっ」

スパンッといい音が響き、

お母様は頭を抑えて後ろに振り返った

菫「何を無理やり話してる……」

「パぁパーっ菫ちゃんが反抗期ぃ」

「今のは言うまでもなく母さんが悪い」

あ、味方がいなくなった

若干潤んだ瞳で、

お母様は俺を見つめてきた

「京ちゃん、お義母さんが悪いの?」

だからと言って、

俺は味方したりしませんよ

京太郎「……残念ながら」

「これが四面楚歌なのねッ、実家に帰ります!」

「母さん、料理焦げるぞ」

「あら、忘れてたわ」

素に戻ると、お母様はキッチンに向かっていく

結局帰らないらしい……帰られたら困るけど


菫「悪いな小芝居に付き合わせて」

京太郎「いつものことじゃないですか」

菫「……だよな」

お母様もお父様も良い人だし、

お母様なんかはテンション高くて疲れるけど、

でも、面白くて飽きない人だ

京太郎「良い家ですよ、ここは」

本当に、良い場所だ

照もこういう家庭を望んでるんだろうな

でも……いや、今は考えないようにしよう

・弘世家で夕食をいただきました


安価下コンマ判定

01 京太郎「ん、もう時間ですね」

4  「今日は帰すつもりないわよ」

7  「少し話がある」

89 菫「今日も泊まっていくか?」

23 菫「まだ、時間はあるよな」

56 「時間だな、送っていこう」


>判定・・・・4(「今日は帰すつもりないわよ」)

時計を見ると、

そろそろ帰るべき時間だった

なのに——

「今日は帰すつもりないわよ」

京太郎「え?」

なぜかお母様が立ちはだかった

菫「何してるんだ……」

「どうしても帰りたいならお義母さんを倒してから行きなさい!」

京太郎「どういう展開ですかこれ」


「……これからまた大会で忙しくなるんだろう?」

お母様の代わりに、お父様が口を開いた

京太郎「そうですね、個人予選も控えてますので」

「だから少しでもゆっくりして欲しいのだ
  寮で1人となるといろいろ不自由だろうからな」

京太郎「お義母さん……」

「……そ、そんなんじゃないんだからねッ」

お母様はわざとらしくそう言うと、

プイッとそっぽを向いた

なんていうキャラですかそれは

「もちろん、須賀くんが必要なければ母さんはどかすが」

京太郎「>>290

1、お心遣い感謝します。だけど、大丈夫です
2、ご両親がよろしいのでしたら、俺は……
3、そのほか自由明記

2


京太郎「ご両親がよろしいのでしたら、俺は……」

「連絡は済んでるから」

京太郎「俺が拒否してたらどうなってたんですか?」

「帰さないって言ったじゃない」

お母様はそう言うとにやっと笑った

これは何かされてたのか、

それとも単なる冗談なのか。

よくわからない人だなぁ。やっぱり

菫「なんかその……悪いな」

京太郎「いえ、大丈夫ですよ」

むしろありがたいです


とりあえずここまで


しかし、京太郎はまだ知らなかった

この選択が大きな禍を招くことになるとは……


ただの冗談だっt


お母様はだいたいこんな感じです……多分


安価下コンマ判定

奇数で同室

偶数で別室

ゾロ目でイベント



・夜

俺と菫は、

当然の如く同室だった

思えば、前回の淡達含めたお泊まりでも、

俺と菫の同室をお父様は別に咎めたりはしなかった

信頼されてるのか、

それとも、別にいいと許容しているのか定かではないけれど、

以前のお父様の台詞から察するに

【「私はキミになら任せて良いと思っている」】

信頼されているんだと思う。

だとしたらもうすでにいない時に裏切ってしまっているわけだけど


菫「どうした?」

京太郎「いや、その……
      お父さんは俺達のことについてなんにも言わないなって」

菫はベッドの上、

俺はベッド横に布団を敷いている。そんな状態だが、

菫の微かな笑い声が耳に届いた

菫「不安か?」

京太郎「不安というか純粋な疑問ですよ」

付き合いに関して、お父様は確かに肯定的だった

だからと言ってそういう行為を許してくれているかと言ったらそうでもない。

いやそもそも……俺がそれ基準で考えていること自体間違かもしれない

菫「……私達が幸せならそれでいい」

京太郎「え?」

菫「父さんはそう言ってたよ。あと……節度は弁えるように。とも」


京太郎「そうですか……」

菫「安心したか?」

京太郎「どうで——……菫?」

気づけば菫が上から見下ろしていて、

俺は言葉を止め名前を呼んだ。けれど、

返事は来なかった

ただ黙って見つめてくる。見つめる

そんな静かな時間

でも、嫌な沈黙じゃなかった


どうしたんだろう? とか

どうしようとか、

不安で悩んだりせずただ見つめ合うだけ。

そして不意に笑みがこぼれる

菫「……ありがとうな、京太郎」

京太郎「何がですか?」

そういった菫は一瞬だけ目をそらし、

また俺を見つめた

菫「白糸台に来てくれて、麻雀部に来てくれて、
    諦めず頑張ってくれて、私の趣味を認めてくれて」

菫は次々と言葉を並べていく

菫「私を助けてくれて、私を私にしてくれて、それと……そ、それと——……」

唐突に恥ずかしくなったのか、

真っ赤になり、中々言えずにいた菫は

やがて首を振るとぼそっとつぶやくように言い放った

菫「……私と、付き合ってくれて」

京太郎「>>323

1、俺こそ、付き合ってくれてありがとうございます
2、抱きしめる
3、キスをする
4、頭を撫でる
5、頬をつつく
6、そのほか自由明記


京太郎「俺こそ、付き合ってくれてありがとうございます」

菫「……お前にお礼を言われたら、
    私がなんて言ったら良いのか判らなくなるだろ」

それを最後に、

菫は俺に背中を向けてしまった

京太郎「菫?」

菫「………………」

彼女は黙ったまま。

けれど俺は心配するどころか、

呆れたため息をつき目を閉じた

京太郎「恥ずかしがり屋ですね、菫って」

おかしそうに言うと、

答えはすぐに返ってきたけれど

菫「うるさいバカっ」

京太郎「ふぐっ」

言葉と一緒に飛んできたくまのぬいぐるみは、

柔らかいけど意外と痛かった


安価下コンマ判定(麻雀経験値)

・IH王者の本気x3

・制限無き強者x4

・知ある者の学x0.5


安価下2コンマ判定(異能経験値)

・IH王者の本気x3

・制限無き強者x4

・知ある者の学x0.5


麻雀経験値=84x3x4x0.5=504

異能経験値=03x3x4x0.5=18

麻雀79(174)→麻雀82(78)

異能56(167)→異能56(185)


本日集計


>=(体力09(70)、精神10(54)、麻雀82(178)、異能56(185) )

>各キャラ  名前(相手視点関係  好感/信頼)

    本日            前日

>宮永咲(幼馴染 4/6)>宮永咲(幼馴染 4/6)

ST>大星淡(義兄妹 10/10)>大星淡(義兄妹 10/10) 

SP>原村和(恩人 2/3)>原村和(恩人  2/3)

√>弘世菫(恋人 12/12) >弘世菫(恋人 11/11)

>宮永照(友人 4/6)>宮永照(友人 2/5) 大好物ケーキ効果

>渋谷尭深(部活仲間 1/2)>渋谷尭深(部活仲間 1/2)

>亦野誠子(部活仲間 0/1)>亦野誠子(部活仲間 0/1)

>戒能良子(弟子 3/2)>戒能良子(弟子 3/2)

>野依理沙(知人 0/1)>野依理沙(知人 0/1)

>小鍛治健夜(弱握者 0/2)>小鍛治健夜(他人 0/0)


ケーキの特大効果は初回のみ。

このあともう一日やって、

そのあと個人戦まで飛ばします

飛ばす日数は1週間程度。


大会前最後の1日終了後に、
麻雀及び異能の底上げ判定をします

ただ、前みたいなコンマ一桁分プラスではなく、
経験値制なので、低コンマだと……

補正値もコンマで判定

ゾロ目>x3(プロ)x4(異能者x2)x2(努力家)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)

01〜25 51〜75>x6(異能者x3)x2(努力家)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)

26〜50 76〜00>x4(異能者x2)x2(努力家)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)

こんなかんじ


安価下コンマ判定


01〜20  菫より早く起きる

21〜50  同時に起きる

51〜75  お母様のモーニングシャウト

76〜00  菫に起こされる


>判定・・・・44(同時に起きる)

・翌朝

俺が目を覚まし、

半身を起こすと丁度隣の菫も目を覚ました

菫「……おはよう」

京太郎「おはようございます」

今日からまた部活は再開

地獄の特訓というわけでもないけれど、

昨日あれだけ打ったせいか、ほんの少し気怠い

菫「さて、とりあえずシャワー浴びたいんだが。京太郎。お前も使うか?」

京太郎「>>343

1、使う
2、使わない(一時帰宅)
3、そのほか自由明記


京太郎「借りていいんですか?」

菫「私は構わないぞ。だが、それなら先に入ってくれ
   私は見ての通り時間がかかるから」

京太郎「解りました」

菫はそう言うと、長い髪を撫でて布団をたたみ

俺もまたせっせと準備して風呂場へと向かった

以前も使ったことがあるけれど、

もしかしなくても俺の実家の風呂よりも広い

京太郎「すごいよなぁ、この家」

オール電化だし、ソーラーパネルが屋根についてるから自家発電だし

それに広いし。

こうなると、結婚した場合逆玉になるんだろうか?


京太郎「でも、ご両親の援助とかは受けたくないし受けられないよな……」

と、すると

プロで活躍するか、普通に就職それも一流企業

しか道はないな

できるならプロになって、

まだまだ麻雀を続けたいもんだなぁ

そのためにも

もっと頑張らないとな


安価下コンマ判定

44  イベント

4   お母様不在

0   お父様在宅

7   お父様不在

ゾロ目は7に同じ 

77イベント  


>判定・・・・・スルー(0に同じ)

俺と入れ替わりで菫が風呂へと向かい、

俺がリビングに行くとご両親はともに家にいた

お母様はそれが当然なのかもしれないが、

お父様はまだ平気なのだろうか?

俺の親父ならこの時間帯はいつも

慌てて出ていくレベルだったんだけどな……

「ん、須賀くんか」

コーヒー片手に新聞を読んでいる絵が見事に似合っている

こういうのをエリートって言うのか

そんな感傷に浸っていると、お父様がそれを断ち切るように言い放った

「丁度いい、話がある」

京太郎「え?」

菫がいないことが丁度いい。

そんな話とは一体、どんなものなんだろう。

不安しかなかった


京太郎「な、なんでしょうか?」

思わず硬い返事をすると、

お父様はコーヒーを置き、新聞をたたんで目の前のソファに手を差し出した

「まぁとにかく、座ってくれ」

京太郎「は、はいっ」

言われるままに座り込む。

前も同じような場面があったっけ。

それは確か、菫がインフルエンザで寝込んでいた時だった

「あの子が世話になっているみたいだな。
 以前よりもずっと明るいし、よく笑うようになった。君のおかげでな」

京太郎「い、いえそんな。俺のおかげなんて……」

お父様に礼を言われるのは、

ありがたいを通り越してなんだか怖い

俺はただ、付き合いたくて付き合っていて

むしろその許可をくれていることに感謝したいくらいなのに。


「キミのおかげじゃないなら誰のおかげなんだろうな」

お父様はそう言うと、

小さく咳払いをして俺を見つめた

「……それで、なんだが」

京太郎「はい」

真剣な表情、真剣な声に、

俺の声も真面目なものになる

そして、お父様は訊ねてきた

「あの子と付き合ってて不満に感じたこととか、
  キミがもう堪えられないと思ったことはないか?」

京太郎「……はい?」

「聞き方が悪かった。あの子は十二分に幸せだ。それはキミのおかげだ。
  しかしながら、キミが幸せかどうかは聞いていないのでな」

京太郎「そんなこと……>>360

1、言うまでもなく、幸せですよ
2、菫さんと付き合えて幸せじゃないわけないじゃないですか
3、口では語れないほど幸せですよ
4、不満ですか……寮の門限が邪魔ってくらいですかね
5、そのほか自由明記

24


2と4。了解


とりあえずここまで


みんな門限邪魔だと思ってたのか……


京太郎「菫さんと付き合えて幸せじゃないわけないじゃないですか」

俺はお父様に対して胸を張って答えた

「……ほう」

優しいし、大人だし、

大切に思ってくれるし、なにより俺のためにと頑張ってくれる

京太郎「そんな菫さんに不満なんてありえませんよ」

でも。

不満がないわけでもない

京太郎「唯一の不満は……寮の門限が邪魔ってくらいですかね」

「えっ? も、もう一度プリーズ」

京太郎「ですから、寮の門げ……ん?」

今のは明らかに目の前にいるお父様の声じゃないし

後ろから聞こえたような

「んふふ」

振り向くと、満面の笑みを浮かべるお母様がそこにいた

寮の門限が邪魔=もっとお泊りしたい!
だからね、京ちゃんぶっちゃけたね


京太郎「……あはは」

「ふふふふふふ」

京太郎「えーっと?」

「ふふふふふふ」

笑顔が怖いんですが!?

「なら、ここに住んでもいーのよ?」

京太郎「お、俺は……えっと、その……」

回答に困った俺はお父様を見つめるが、

幸か不幸か。ありがたいのかありがたくないのか。

「……私は構わん。須賀くんとあの子なら
  間違いが起こることもないだろうからな」

京太郎「え……?」

京太郎「す、菫さんとは生でしました!」
パパ「」


「私達だけではあの子に本当の意味での笑顔なんてさせられなかった」

「……強情なところがあるからね」

お父様の静かな言葉に、

お母様は少し切なそうに答えた

「キミはあの子にとって必要な存在だ
 それを取り上げるような真似をすることなんて出来はしない」

京太郎「………………」

「京ちゃんがいないときは菫ちゃん少し寂しそうなのよ
 それだけ京ちゃんが菫ちゃんの日常に溶け込んでるってこと」

【菫「私の家にお前がいるのが当たり前みたいに感じるよ」】

って言ってたのはそういうことか

菫も俺と同じように考えてたんだな

「だからと言って昨日みたいな無理強いはしたくないが」

「うぅっごめんなさい……」


京太郎「でも、いいんですか?」

「拒絶する理由があるなら元より提案はない
 受け入れる理由があるからこそ提案をするんだ」

ということは、

俺がもしもここで暮らしたいと言えば、

ここに住むことになるってことか?

菫と一緒に……

「どうかな? かな?」

京太郎「>>25分以降」

1、ここで暮らしたいです
2、いえ、やっぱり……やめておきます
3、菫さんに聞いてからにします
4、そのほか自由明記



こういうのってたまに会うからいいんだよ
モラトリアムを謳歌しようぜ

かな?って鉈女を思い出した

とりあえず3かなあ…

>>385
の気持ちもわかる

京太郎「>>398

1、ここで暮らしたいです
2、いえ、やっぱり……やめておきます
3、菫さんに聞いてからにします
4、そのほか自由明記


京太郎「菫さんに聞いてからにします」

「そうだな。あの子の意思も尊重しなければいけない」

「菫ちゃんなら即オッケーだし聞く意味ないんじゃない?」

それはどうだろうか?

恥ずかしがり屋の菫のことだから、

そんなことできないっていう気もする

「その行為に意味があるか無いかは前には判らん
 後にならなければな……だから人は行動する。たとえそれが間違いだとしてもな」

京太郎「そういうもの、ですかね?」

「そういうものだ」

お父様はそう言うと、

コーヒーを口に運んだ


菫さんが風呂から上がると、

俺よりも先にお母様が菫に寄って行った

「ねぇねぇ菫ちゃん」

菫「また悪巧み?」

「ち、違うから!?」

菫「………………」

菫はしばらくお母様を見つめてから、

ため息をついて俺を見つめた

菫「母さんに何か言われたか?」

京太郎「え?」

お母様というよりお父様に言われたような……

いやでも最終的にはやはりお母様からだろうか


菫「変なこと吹き込んだわけじゃないよな……?」

「へ、変なことなんて全然」

そういったお母様は、

あからさまにオーバーなリアクションをとり、

菫は不思議そうに首をかしげた

疑うべきか、疑わないべきか決めかねているようだった

「……聞くか聞かないかは須賀くん次第だ」

京太郎「え?」

俺にしか聞こえない僅かな声

俺はそれに押されるように言葉を喉奥から吐き出した

京太郎「>>00分に」

1、菫さんは、俺がここで暮らしたいと言ったらどうする?
2、菫さん、なんでもないよ
3、そのほか自由明記

うーん…1?


京太郎「>>411

1、菫さんは、俺がここで暮らしたいと言ったらどうする?
2、菫さん、なんでもないよ
3、そのほか自由明記

1


京太郎「菫さんは、俺がここで暮らしたいと言ったらどうする?」

菫「は?」

意表を突かれたといった感じで菫は硬直し、

やがてだんだんと紅くなっていく

菫「ぉ、お前、いや、母さんか!」

「えへへ」

矛先が自分に向き、

困った笑みをお母様が浮かべる

けれど、俺はそれとは関係なく言葉を紡いだ

京太郎「考えるきっかけはお義母さんだけど、聞いたのは俺の意思ですよ」

菫「っ、お前な——」

「嫌なら嫌といえば良い」

菫「お父さ……」

「お前が望むのなら、私は許可をする。学校側にも私が言おう。
  今まで何もしてやれなかったのだからな。娘の頼みくらいは叶えてやりたい」

お父様はそう言いながら席を立ち、

菫の頭を撫でると部屋を出ていってしまった

菫「ゎ、わた、私は……」


>>412ミス

京太郎「菫さんは、俺がここで暮らしたいと言ったらどうする?」

菫「は?」

意表を突かれたといった感じで菫は硬直し、

やがてだんだんと紅くなっていく

菫「ぉ、お前、いや、母さんか!」

「えへへ」

矛先が自分に向き、

困った笑みをお母様が浮かべる

けれど、俺はそれとは関係なく言葉を紡いだ

京太郎「考えるきっかけはお義母さんだけど、聞いたのは俺の意思ですよ」

菫「っ、お前な——」

「嫌なら嫌といえば良い」

菫「お父さ……」

「お前が望むのなら、私は許可をする。学校側にも私が言おう。
  今まで何もしてやれなかったのだからな。娘の頼みくらいは叶えてやりたい」

お父様はそう言いながら席を立ち、菫の頭を撫でた

菫「ゎ、わた、私は……」


安価下コンマ判定

01〜55 菫「私は……もうちょっと大人になってからでいいと思う」

56〜85 菫「私は……京太郎と暮らしたい」

86〜00 菫「少し考えさせて欲しい」 

関係ないが、お母さんがかわいい


菫「少し……考えさせて欲しい」

京太郎「ええ、俺は別に……」

菫「だ、だから先に行くな」

そう言い残すと、

菫はさっさと家を飛び出してしまった

京太郎「あ……」

「ん〜……予想外」

俺が追うかどうか迷っていると、

お父様は首を横に振った

「考えるために離れた相手を追うべきではないぞ」

京太郎「………………」


「素直になればいいのに」

「自分の心に正直になれないわけじゃないだろう。
 素直だからこそ、あの子は悩んでいるんだ」

菫が悩む……それは。

それは多分淡のためだろうな

もし一緒に暮らすことになったら、

今度は淡をあの場所で置いていかなくちゃいけない

淡のことは気にするなといっても、

流石にそれは気にしてしまうだろうから

京太郎「……そうですね」

「そろそろ私も出るよ」

「あ、はい」

京太郎「って、俺も!」

「京ちゃんお弁当! 菫ちゃんおいて行っちゃったからあの子のも一応お願いね」

俺は少し慌てて家を出た

ひさしぶりのあわあわ登校かな?


安価下コンマ判定

04で淡と照の2人と登校

7 で照と2人

スルーで淡と2人

おまかせあれ!


>判定・・・・・スルー


いつもの分かれ道のところに行くと、

丁度淡がやってきた

淡「おっはよー」

京太郎「おはよう、淡」

淡は挨拶を終えてようやく、

菫がいないことに気づいたらしい。

あたりを見渡して首をかしげた

淡「菫は?」

京太郎「先に行ったよ」

淡「……何かあったの?」

予想通りの言葉が返ってきた


けれど、

そこから先は予想していなかった

淡は小さく笑って俺を見つめ

淡「けど聞かないよ」

そう続けると、歩き出し俺もあとを追うように歩き出した

淡「喧嘩でもした……って、訳じゃなさそうだし」

京太郎「わかるのか?」

淡「もしそうなら、きょうたろーは元気がないはずだから」

確かにそうだ

そう考えると、俺は隠し事に向いてないのかもしれないな

京太郎「>>18分以降」

1、俺が菫と同居したいって言ったらどうする?
2、それもそうだな。俺ってバレやすいなぁ
3、そのほか自由明記

京太郎「>>443

1、俺が菫と同居したいって言ったらどうする?
2、それもそうだな。俺ってバレやすいなぁ
3、そのほか自由明記

1


了解1で


とりあえず今日はここまで


今からというのは流石にアレなので明日の(できれば)朝からやりたいと思う

とりあえず連絡だけ


京太郎「俺が菫と同居したいって言ったらどうする?」

淡「ふぇ……?」

淡が立ち止まり、振り返る

俺も止まって淡を見つめ互いのあいだを風が吹く

淡「今、なんて?」

やや引きつった表情で、淡は呟き

暑さのせいかそれとも……。淡の頬を汗が撫でた

京太郎「俺が菫と同居したいって言ったらどうする?」

淡「同居って、え? いや、菫と……?」

京太郎「そう」

淡「それを私に聞いて……どう、するの?」


普段の淡にはない、カタコトな言葉

俺は解っていなかったかもしれない。

淡に答えを訊ねるなんていうのは、

淡に対して非情極まりない選択だということを

京太郎「どうするって……」

淡「私がしたら良いって言ったらするの?
   じゃぁ、しないほうが良いって言ったらしないの?」

淡は両手で頭を抑え、首を振る

そして俺を見つめた

淡「私が決めなくちゃいけないの……? 2人の付き合い方」


京太郎「……別にそんなことは言ってないぞ」

淡「言ってるよ。言ってる。きょうたろーは、
   私に許しを求めようとしてるんだよ。その行為の許しを」

京太郎「……………」

淡のためを思っているはずなのに、

その行為はちっとも淡には優しくない

淡「私的には、することにした。って言われた方が優しかったよ
   どうするなんて聞かれたら……私は」

淡は少し躊躇して、俯いた

淡「私は……そんなことダメだって言っちゃうもん」

京太郎「淡……」

淡「私が口出しするようなことじゃないのに、
   同居なんて絶対にダメだって、私言っちゃうもん……」

京太郎「>>465

1、ごめん
2、わかった……やめるよ
3、ただ聞きたかったんだ。まだ菫の許可も貰ってないからさ
4、抱きしめる
5、そのほか自由明記

4


俺はただ黙って、淡を抱きしめた

淡「っ……」

淡は抵抗するどころか、

その身を委ねてきた

淡「あったかい……最後にこうしたこうされたのは、
    結構前だったかな……良いの? 浮気してるって言っちゃうよ?」

京太郎「それは勘弁して欲しいな……妹だろ?」

淡「それはつまり妹を抱きしめちゃう危ないお兄ちゃんというレッテルの方が、
   浮気してる二股鬼畜お兄ちゃんというレッテルよりも良いってことかな?」

どうしてそうなる……

というかその選択肢は選びたくないな

淡「まぁ冗談だけどね」

淡はそう言って笑うと俺を突き放し、距離をとった


淡「好きにしたら良いんじゃないかな?」

京太郎「え?」

淡「きょうたろーも菫も優しすぎるから
   だからきっと、相手のために決断できなくなる。だから」

淡は俺に背中を向けた

風が淡の髪を撫でて、なびかせ

それが少し神秘的だった

淡「私はあえて委ねようと思う。
   京太郎達の選択が私の選択だって私はそう言わせて貰おうかな」

真面目な声でそう告げて、

彼女の姿はだんだんと離れていく

淡の選択は俺達の選択……

京太郎「……菫と話すべきだろうか」


・学校

今日の昼休みはどうしようか

淡か、照か、菫か……

考えさせてって菫には言われてるし、

淡は朝の一件からちょっと気まずい気もするし、

ここは照——……という選択肢はちょっとなぁ

いや、なくはないけど淡よりも……

いっそ全員という選択もありか——>>473

1、照
2、菫
3、淡
4、全員
5、1〜3から2名選択
6、そのほか自由明記

>>472


京太郎「ここは同級生に相談だな」

……ん?

いや、本当にそれでいいのか?

正直、俺がされたとしても

リア充爆発して消えちまえって言いたくなるレベルな話な気がする

けど、前の人みたいに親身? に聞いてくれるかもしれない

だからまずは相談だ

もしもダメだったらその時はその時……だな

俺は不安を抱きつつ、

同級生と昼を取ることにした


京太郎「今日は一緒に食べようぜ」

「ほほぅ……ついに京太郎も非リアってわけか」

友人は嬉しそうに言うと、

何人かを集めて席をくっつけた

「んで、大星さんの好きなものは何だって?」

「いやいや、それよりも原村さんのだな……」

駄目だこいつら、早く何とかしないと

京太郎「あのさ、俺はちょっと話があるというかなんというか」

「惚気なら聞かないぞ」

そう言って苦笑し友人は机をずらした

でも、それはちょっと冗談には思えないぞ

「まーまー良いだろ。話くらい聞こうぜ
 校内新聞か校外新聞のネタになるかもしれないしさ」

京太郎「>>485

1、母子家庭の子が母親と仲良くなるにはどうしたらいいと思う?(照の話)
2、彼女を選ぶか、妹を選ぶか(同居云々の話)
3、俺、実は弘世先輩と付き合ってるんだ
4、そのほか自由明記


今日は短いけれどここまで

明日はもう少し早い時間(18時)にできればいいなと

PCが事故ったせいでで投下が出来なくてすまん

なんとか、明日か明後日には再開したい

書き込みテスー

再開しようと思ったら

専ブラから書き込みが出来ないんだよね……なぜか

再インストールしたらできるようになった

夜にでもできればなと


京太郎「母子家庭の子が母親と仲良くなるにはどうしたらいいと思う?」

「……は?」

もっともな反応だった

俺だって急にそんなこと言われても困る

でも、いう側である俺は、

考えが詰まっていてどうにもできそうにない

俺がどうかするべきではないかもしれないが、

もしも万が一相談されたりしたときに、

何もできないのだけは避けたかった

「……良く判んねぇけど。俺らにするような話じゃなくね?」

確かにその通りだ。

けれど、だからと言って大人に話せば少し大げさになりそうな気がする

京太郎「それはまぁ、そうなんだけど」

「ま、ちょっとくらい考えてやろうぜ
 小説のネタなのか、漫画のネタなのか、リアルのことなのか。判らないけど」

「そーだな、暇だし」

いい友人に出会えたと思った


「母子家庭ってことは、母と子しかいないってわけだ」

京太郎「そうだけど……仲が悪いんだよな」

俺がそう返すと、みんな頷いた

「そりゃそうだろ。よくニュースで聞くだろ?」

「邪魔だから〜とか、要らないから〜とかで……」

確かに、

そういうニュースはたまに聞いたことがあるけど……

「親ってのは、子育てにおいて割とストレス溜めちゃうもんなんだよ」

「子の素行がそのまま親の品格として見られるからな」

だとしても、

照は優秀だ(方向音痴だったりするけど)

京太郎「子供が優秀でも?」

「さぁな。俺たちからしたら優秀でも、親から見たら微妙ってのはあると思うぞ」

「下手に優秀だからこそ、最高を求めて。それに答えてくれないからイラついたりさ」


京太郎「色々あるんだな」

「そりゃあるさ。母子父子ならなおさら
一人で育てる以上、並大抵の苦労じゃない」

友人は食べ終えた弁当のふたを閉じると、

軽く振った

「これを作るにしたって早起きが必要だ
 そこに洗濯やら掃除やらが入ってくるわけで……」

それは確かに大変だし。

並みの成績では満足しないことも判る

でも、照は麻雀においては優秀すぎるほどだ

だから、さっきの話しだって肯定はできない

「つうか、そもそも」

そして、友人は思い出したようにその言葉を口にした

「なんで母子家庭になったんだ?
その原因が子供なら。どうあっても仲良くなるなんて無理じゃね?」


京太郎「それは……」

それはどうなんだろうか?

咲が原因なのか、照が原因なのか、

両者ともに原因なのか、

それともほかの何かが原因なのか

「……もしそうなら」

友人は俺が落ち込んだのをみて察したのか、

声を潜め、呟いた

「止めさせるべきだろうな。その生活」

京太郎「そんなの、どうやって……」

「んなのしるかよ。詳しくは知らないんだから」

友人は和ますためか、

そう言って笑った

「駆け落ちするとか、その親に直訴するとか。まぁ、色々あんじゃね?」

適当だ。

適当な答え。それが和ますためと解かってはいても

なぜか無性に腹立たしかった

京太郎「>>512

1、俺だって……知りたいよ
2、無茶なこと言ってんじゃねーよ
3、笑うな!
4、直訴かぁ……アリだな
5、照のところに行く
6、そのほか自由明記

1


京太郎「俺だって……知りたいよ」

知りたい。でも知らない。

照と親密な関係ではないし、

そのせいで相談をしてくれるわけもない

咲に聞けばわかるのだろうか?

でも咲が教えてくれるとは限らないし、

聞いたら後戻りはできない

教えて貰えても貰えなくても……

「……真剣な悩みなら俺らじゃなく大人に話すべきだな」

友人はそういうと、

俺の肩を軽くたたいた

「先生とかは余計なことになりそうだし止めとけ
 もっと信頼できる人にだぞ」

信頼できる大人……か

菫の両親? 良子さん? 小鍛冶プロ?

「悪いな、俺たちじゃぁお前のための回答は出せなそうだ」

呟いた彼とみんなは、

少しだけ悔しそうだった


安価下コンマ判定

偶数で 昼休み続行

奇数で 放課後まで飛ぶ

>判定………7(奇数)


午後の授業は覚えていない

でもすでに終わっているらしく、

HR終了の号令と、みんなの慌ただしく帰る足音や声が響いた

京太郎「……放課後か」

なんだかあまり部活行く気が起きなかった

というよりも行くのが怖かった

というのも、

とっても大事なことを忘れていたからである

授業が耳に入らなかったのもそのせい

ただひたすらに弁解の言葉を考えていた

京太郎「絶対怒られるよなぁ」

朝、俺は菫の分のお弁当を受け取っていたのだ

で……それを届け忘れた。と

京太郎「……はぁ」


京太郎「まぁ、うん。あれだ」

今日は朝から色々とハードだったし、

忘れても仕方ない。

そもそも、菫も忘れたのだから

お相子で手を打ってほしい……と、願ってみる

京太郎「……どうしようかなぁ」

こんな理由で休むのは問題すぎる

第一、逃げられるわけがない

淡「きょうたろー。部活いこー!」

乗り込んできた淡に引っ張られる形で俺は部室へと向かった


今日はここまで。お疲れ様でした


お弁当の件すっかり忘れてたから、安価にすら入れ忘れてた……ごめん

PCに触れる時間がない……22時くらいから出来たらやる


俺たちが部室に行ってから少しして全員集まったが、

今のところ菫が俺に対して何か言ってくることはないし、

むしろチラチラと俺を不自然に気にしては、

顔を赤くしていた

京太郎(バレるって……そんな動きしてたら)

部活のみんなにバレたらどうするのかと不安が拭えず、

何回か役満に差し込むという大失態を犯したりもした放課後だった

「……ねぇ」

後ろから誰かが俺を呼んだ


誰だった?

安価下


京太郎「て、照!?」

俺を呼んだのは意外にも照だった

照「……菫がおかしい」

俺からしてみれば照がおかしい

照から俺に話しかけるなんて、

普通はありえないと思ってた時期が俺にもありました

照「……何か知ってる?」

京太郎「えっと……」

今の照は純粋に菫の様子を心配している。

ここで話せば俺たちのことへの照の意見を聞けるかもしれない

でも、様子がおかしいからと嫌いな俺に話しかけてまで理由を調べるほど

菫のことを大切に思っているのなら、

俺たちの関係に余計なものは混ぜまいと俺たちから離れる可能性がある


照「須賀京太郎」

照が名前を呼び、答えを催促してきた

答えるべきか、答えないべきか

菫がほかの人と話している今しか回答はできないだろう

京太郎「………………」

照「いえない?」

照は静かにつぶやいたが、

ほんの少し苛立ちが込められているような感じがした

京太郎「>>533

1、俺と菫が同居するかもしれないんですよ
2、無理です、言えません(拒絶するだけ)
3、照のことを教えてくれるなら
4、そのほか自由明記

1


京太郎「菫と同居するかもしれないんですよ。俺」

言うかどうかは迷ったが、

俺は結局答えてしまった

照「……?」

照は首をかしげ、それを一瞬理解できなかったらしい

少しの間を置いて目を見開いた

照「同居……?」

京太郎「えっと……そうですね」

照「菫と?」

京太郎「はい」

照「……えっ?」


照「本当?」

照は少し不安そうに訊ね、

俺は静かに頷いて答えた

京太郎「はい、嘘じゃないですよ」

照「……そっか」

照は一転安心したような、

それに加えて少し羨ましそうにそう呟くと、

踵を返し、照は俺から離れようとした

京太郎「>>536

1、待ってくれ照。俺は話したぞ
2、照は悩みないのか?
3、咲は照に会いたがってる
4、打ちましょうよ、俺と
5、そのまま見逃す
6、そのほか自由明記

1


京太郎「待ってくれ照。俺は話したぞ」

照「………………」

俺が言うと照は足を止めたものの、振り返ることはなく。

答えを返してくることもないと思っていた。

京太郎「照」

けれど、

俺が名前を呼ぶと照は振り返らずに呟いた

照「……今日」

京太郎「え?」

照「今日。時間くれるなら」

今日で残ってるのはこのあとの下校だけだ

京太郎「菫さんは?」

照「…………」

照は黙って首を横に振った


今日はここまで。

久しぶりでいろいろと困った。できれば明日も


菫は一緒ではダメということらしい。

基本的に相談に向いているのは、

俺ではなく菫のはずだ

同性だし、親友だし、長い付き合いだし、

菫の方が頭良いし、きっと親身になってくれる

でも親身になってくれるからこそ。

何よりも優先して助けようとするからこそ、照は菫に言うつもりはない

そういうことなんだろうな……

照「くれる?」

京太郎「>>543

1、いいですよ、一緒に帰りましょう
2、菫も一緒なら
3、放課後は、ちょっと……
4、そのほか自由明記


京太郎「良いですよ、一緒に帰りましょう」

俺がそう返すと、

照は少し首をかしげ答えた

照「嫌」

京太郎「そっかよか——え、嫌!?」

あれ? おかしいな。

時間をくれと言われ、

残ってる時間は放課後だから一緒に帰ろうといった

そしたら断られた……というか嫌と言われた

照「屋上にいるから」

照はそれだけ言い残すと、

さっさと荷物をまとめて部室を出て行ってしまった


京太郎「なんなんだよ……ったく」

でも屋上で待ってるってことは、

帰りながら話すような内容じゃないってこと

それはつまり……

京太郎「……簡単な話じゃないな」

菫「おい、須賀」

京太郎「え? あ、なんです?」

部長としての菫が俺の肩を叩き、

思考が一旦途切れた

菫「悪いが、今日は淡と先に帰る。来るなら……連絡してくれ」

淡「帰るー」

好都合というと語弊が生じるかもしれないが、

淡と菫が先に帰るということは、一緒に帰るのを断ったりして、

何か疑われたり言い訳したりする必要はない

それはそれで運が良いと思う……が


淡と菫が一緒に帰るということは、

やっぱりあの話をするということだろう

淡も菫なにか相手に危害を加えたりするような人じゃないし、

心配する必要はないだろう。多分。

でもやっぱり不安にはなるし、

出来るならついていきたい。でも、

これから照と屋上で話す予定がある

照には断りを入れて2人を尾行するか? それとも……

1、いや、2人なら平気だ
2、2人の尾行しよう

               >>549

1


いや2人なら平気だろ

京太郎「よし、行くか」

2人を見送ってから、

俺は階段を上に上がっていく

照は屋上で待っているといった

放課後の屋上といえば、

以前咲が読んでいた本を借りたりした時に見たものだと、

私、貴方が好きですって告白的展開が主流だった気がするけど、

それはありえないし、中に誰もいない的展開だったりしたら……

京太郎「いや、ないない」

屋上の扉を開けるとすぐに照の姿が見えた


京太郎「照、来たぞ」

照「……本当に来るとは思わなかった」

照は俺に背中を向けたまま答えた

本当に来るとは思わなかったなら、

なんで屋上にいるんだよ。と、

心の中でつぶやいてため息をついた

京太郎「ならなんで待ってたんです?」

照「……なんで?」

彼女が振り向き、返してきたのは問いだった

京太郎「え?」

照「なんで私に関わるの?」


京太郎「え?」

照「私に何を話して欲しいの?」

照はいつもの無表情ではなく、

ほんの少しの怒りのような何かが込められた表情で、

俺は一瞬言葉を失ってしまった

照「……何の関係もないのに」

京太郎「それは……」

部活仲間だ——でも他人だ

恋人の親友だ——でも他人だ

幼馴染の姉だ——でも他人だ

京太郎「それは……」


俺と照の関係は他人でしかない

誰かをあいだに挟めば、

何かをあいだに挟めば。

でも、そうしなければ赤の他人だ

淡みたいに親しい間柄でもなければ、

他人でしかない

京太郎「……………」

照「私が」

俯いていた俺の後頭部に照の声がぶつかり、

俺は顔を上げた

照「私が……」

躊躇して、言葉を飲み込んで、

そんな数分の葛藤の後、照は訊ねてきた

照「私が助けてと言ったら、貴方は助けてくれるの?」

京太郎「>>556

1、ああ、助けるよ
2、言わなくても助けるさ
3、……………
4、助けて欲しくないのか?
5、照がそれを求めるなら
6、そのほか自由明記


京太郎「ああ、助けるよ」

照「……どうして?」

どうしてだろうな

自分で助けるといったくせに

なんで助けるのか聞かれて答えに迷う

でもきっとそれが答えなのだ

いや、それも。だ

京太郎「確かに、俺と照は直接の関係なんてないに等しい」

親友じゃないし、友達と言えるかも怪しいし、

あるといえば同じ部活の仲間ってことくらいだ

京太郎「でも……知り合いなんだ」

赤の他人だとしても、何かがなければ関係になれないようなものでも、

今こうして話すような間柄である以上、

知り合いであることは間違いない


だったら。

だったら俺は助けるよ照のこと

京太郎「それに、照が落ち込んだりしてると菫が心配するし不安になるし……」

俺は照の目をまっすぐ見つめ、

京太郎「俺が嫌なんだ。目の前で困ってるのに何もしないなんて——」

そこまで言って気づく

【「どうしても気になってでも何も出来ないもどかしさにイラついちゃうタイプでしょ」】

あの人は俺のこういう性格に気づいてたんだな。

どうしても気になってしまう、気にならずにはいられない

だから関わってしまう。余計なお世話かもしれないけど、

でも、俺は……

京太郎「俺は照を助けたい。笑ってる照が見たいんだよ」

だから……助けたいんだ

もちろん、咲のためでもある。

でも最も大きい理由はそれだ。そんなつまらない理由だ


照「……別に難しい理由じゃない」

照は俺の言葉を聞いてすぐ俺に背中を向け、

けれどちゃんと話をしてくれた

京太郎「難しくない?」

照「そう。難しくない」

難しくないのならなんで別居する必要がある?

難しくないのならなんで咲を突き放す必要がある?

難しくないのならなんで——

照「お母さんが厳しいから。マイペースなお父さんとは正反対だから」

照は俺の様子は気にせずに続けた

照「2人は次第に喧嘩するようになった。だから——別居することになった」


そこまで聞けばなんとなくわかる

京太郎「それで照がお母さんと、咲がお父さんとってわけか……」

照「そう。麻雀が強い私と、麻雀が普通な咲
   お母さんはより才能があるっていう理由で私を選んだ」

照は俺を一瞥すると、

手のひらを空へと掲げた

京太郎「でも、なんで咲を突き放したんだ?」

別れた理由はわかった。

でもわからないことがある

京太郎「妹なんていないなんてなんで言った」

照「咲の方が強いから。咲が強いってわかったら咲が私の代わりになる」

照「負けることも、失敗も許されない
   お母さんがいる時はずっと麻雀、四六時中麻雀」

京太郎「嫌だって……いや、言えないよな」

厳しい親なんだ

拒否したら何されるか……

照「そんな目には合わせたくない」

京太郎「……照」

今更ながら、妹なんていないといった照に対し、

激怒した俺のことを殴りたいと思ってしまった


照「……須賀京太郎」

照が俺を見つめる。

今までと変わらない無表情なのに、

どこか儚げに見える

京太郎「なんですか?」

照「助けてくれるって言った」

照が少しだけ近づいてくる

少し俯き気味になりながら、

前へと進んでくる

京太郎「それが、なにか?」

照「……………」

ほんの1mくらいの距離で立ち止まり、

照は再び俺を見て、何かをつぶやいた

京太郎「えっと、なんです?」

聞こえなかった。もしかしたら聞こえないように言ったのかもしれない

でも聞いてしまった。だから答えてしまった

照「家に帰りたくない、助けて欲しい。京太郎」

京太郎「>>50分以降」

1、……わかった
2、菫の家に行こう
3、でも、寮には入れないぞ
4、そのほか自由明記

京太郎「>>571

1、……わかった
2、菫の家に行こう
3、でも、寮には入れないぞ
4、そのほか自由明記

菫に許可をとってからの3は?

安価なら下

ミスって3っで書き込んじゃった…

菫に許可をとってからの2


>>571が上で>>570>>573だから>>573で行くよ


京太郎「菫の許可を取って菫の家に行こう」

照「それは……できれば駄目」

京太郎「え……あ」

菫に事情を知られるのが嫌で2人きりだった

菫に心配させたくないから……

でも、菫に許可を取るには——いや。

京太郎「なんとかバレないように話せば良いじゃないですか」

照「……嘘つくの? 恋人に?」

京太郎「それは……」


照「……少し付き合ってくれればいい」

京太郎「え?」

照「喫茶店。行きたい」

照はそう言うやいなや、

さっさと校舎内へ向かってしまった

京太郎「でも、照……」

照「忘れてた。須賀京太郎が寮だって」

いや、そもそも教えた覚えがない……

あれか、寮の方向に行くのを見てそう思ったのか

照「夜までは頼まない。少しだけでいい」

振り返った照の寂しそうな表情に、

俺は断るような言葉は紡げず、

おとなしく喫茶店に行くことにした


>喫茶店

照「この前は嬉しかった」

席に座ると、

照は唐突にお礼を言ってきた

この前っていうのは多分、

照好みのケーキを買って行ったことだろう

京太郎「別に良いって。俺が勝手にしたことだし」

照「……咲はどう?」

京太郎「え?」

照「元気にしてる?」

やっぱり、妹が心配なのな

思わず笑ってしまいそうになった


京太郎「そういうのは全然知らないのか?」

照「携帯持ってない、咲は麻雀のインタビューでは見てないし聞いてない」

なるほど……

いやでも麻雀が強いなら、

全国にくるんだからそれでインタビューを受けてる可能性も……

京太郎「次の麻雀のインタビューって?」

照「明日。それがなに?」

咲が麻雀を始めたことを教えるべきか否か……

京太郎「>>585

1、実は、咲は麻雀始めたらしいんだ
2、いやなんでもないよ
3、俺もついて行っていい?
4、そのほか自由明記

2


京太郎「いや、なんでもないよ」

照「来ないで。絶対」

照は無表情を崩し、

軽蔑ではないが、冷ややかな目で見てきた

京太郎「いや、ストーカーとかそういうわけじゃないから!」

照「本当?」

京太郎「嘘じゃないって」

俺が首を横に振ると、

照は俺を見つめてきた

京太郎「な、なんだよ」

照「……別に。見てただけ」

なんだよそれ……


京太郎「ケーキもそうだけど、甘いものが好きなのか?」

照「お菓子が好き」

京太郎「そ、そうなのか……」

聞いといてあれだけど、

普通に答えてくれるとは……

照「須賀京太郎」

京太郎「はい?」

照「菫は私の親友。悪いことは許さない」

京太郎「判ってるよ。当然」

俺がそう返すと、照は少しだけ嬉しそうに頷き、

そして席を立った


とりあえずここまで

基本平日は出来そうにないので、

次は土曜日か日曜日になるかもしれない


水木もやろうと思ったけどお休みでしたね

再開


京太郎「照、もう帰るのか?」

照「私は帰れない、帰るのは須賀京太郎」

そうだったな……

俺は菫の家に行くなら門限は気にしなくて済む

でもあんまり遅く行くのも印象が悪いし、

寮に帰るなら門限を気にしてすぐ帰ったほうが良い

照「菫との時間取って平気だった?」

京太郎「平気ですよ。今日の午後は本来フリーでしたし」

照「良かった。ありがとう……それじゃ」

京太郎「>>600

1、待ってください、一緒に菫の家に行きましょう
2、何してるんですか、今日は照につきあう予定ですよ
3、……ごめん。力になれなくて
4、俺を照の家に連れて行ってください
5、そのほか(自由明記)

4


京太郎「俺を照の家に連れて行ってください」

照は帰ろうとしていた足を止め、

俺の方に振り返った

照「……どうして?」

京太郎「このままじゃダメだと思うから」

照「それで、何かできる?」

照の打って変わって怒った瞳

しかしそこには希望があるようにも見えた

京太郎「何ができるかなんていうのは……解らない」

照「じゃぁそんなこと——」

京太郎「でもさ、放っておくなんて出来ない。屋上でも言った通りに」

照「何もできない、できることも解らない、それで何かされても迷惑。それこそ必要ない」


京太郎「それは……」

何も言い返せない。

言い返せないが……ここで黙っていたら

照「……それじゃ」

照はまた出口へとむかう

そしてそのまま、このまま帰ってしまう

それでいいのか? でも何ができる?

京太郎「>>604

1、照、俺にできることがあるなら言ってくれ。なんでもするから!
2、ごめん。照……何もできなくて
3、待てよ!
4、抱きしめる
5、照、また明日な……
6、そのほか自由明記

4と 1


考えるよりも思っていること。

俺は後ろから照を抱きしめた

照「っ!?」

京太郎「照……」

照「だめ、放して。ここでこんなことしたらダメ」

解ってる。

でもだからといって、こうでもしないと

照はきっと聞かずに、答えずに行くと思った

京太郎「照、俺にできることがあるなら言ってくれ。なんでもするから!」

周りの目もはばからず、照に告げる

だが、照は黙り込んでしまった

照「……………」

京太郎「……照」

照「……もう少し」

暫くして、答えてくれた


けれど言葉は消え入りそうだし、

中途半端に止まってしまう

京太郎「照?」

催促するつもりもなく名前を呼ぶと、

照は不意をついて俺を突き放した

京太郎「て、照……なにす——」

照は俺を見ていた

いつもの無表情でもなく、嬉しそうな表情でもなく、

とても悲しそうに、寂しそうに。

そして答えた

照「もう少し早くそう言われる関係だったなら……」

言葉を切る

そこまで躊躇った言葉を、照はひと呼吸おいて言い放った

照「長野で少しでも知り合っておけたなら……」

それなら。と、呟く

そのあとの声は囁きにも満たず、

しかしはっきりと俺には聞こえた

照「凄く嬉しかった……かも。その言葉」

言い終えると、

照はさっさと会計にお金を置き、

お釣りを貰うこともなく帰ってしまった


ちょっと中断


安価下コンマ判定

44  菫「……京太郎」

4   淡「きょうたろー……」

0   「京太郎くん?」

6   「須賀京太郎く〜ん。今のは何かな? かなぁ?」

それ以外 知り合いなし


どうやら今日は元部長もいないし、

知り合いもいないみたいだ

救われた……っていうより、

仕方がないこととは言えちょっとやっちゃいけないことしたような……

京太郎「ごめん、菫さん……」

本人に言えるわけもなく空に謝る

京太郎「でも、照……」

照のあの言葉の意味は少し解らなかった

なぜ今は頼ってくれという言葉が嬉しくないのか、

少し前と今で何が変わっていたのか、

長野で知り合いであったなら——それは昔馴染みで気軽にってことだろうけど……


考えてもわからないなら深く考えるな、

照には伝えた。あとは照に委ねたんだ

だから、俺がどうこう悩んだって意味がない

京太郎「よし……」

このあとはどうするか……>>622

1、寮に戻る
2、菫の家に行く
3、もう少し遊ぶ

2


京太郎「菫さんの家に行こう」

弁当箱返さないと行けないし——って、あぁぁぁぁぁぁっ!?

京太郎「やばい、やばいっ菫さんの分が鞄の中にぃっ!」

おそらくもう逃げ場はない

お義母様は確実に菫に聞いたはず

つまり、俺から弁当を受け取ってないと……あぁ

京太郎「怒られる……ぐぅ」

確か、電話しなくちゃいけないんだよな……

おもむろに携帯を取り出し、

家か菫かで表示が長々とさまよい続けてしまう

京太郎「……一応、電話してって言ったのは菫さんだし、逃げ場無いし。家に電話するか……」


安価下コンマ判定

偶数 お義母様

奇数 菫

ゾロ お父様


下2で弁当事情(お父様の場合は無し)

44  菫「……聞いてないんだが」(「お弁当2つ……忘れないでねぇ?」)

4   菫「……弁当は2つ食べたのか?」(「お弁当、菫ちゃん食べてないらしいのだけど……」)

0   菫「すまない、弁当忘れたみたいだな」(「菫ちゃんに届いてないらしいわよ〜?」)  スルーに同じ

7   菫「弁当の中身は処理しておいてくれ。適当にごまかしておいたから」(渡せなかったのね〜もう)


>コンマ判定・・・・

>菫「すまない、弁当忘れたみたいだな」


電話をかけると、出たのは幸か不幸か菫だった

菫「もしもし、須賀か?」

京太郎「は、はい……俺です」

少し上ずった声で答えると、

菫は笑い声をあげて返してくれた

まるで知ってるかのように

菫「すまない、弁当忘れたみたいだな。母さんには説明しておいたから
   別に怒られたり怒ったりはしないから安心しろ」

京太郎「ほ、本当ですか?」


菫「元はといえば忘れた私の責任だからな」

京太郎「すみません……」

忘れるきっかけは、

俺が一緒に暮らしていいかどうかを訊ねたから。

つまり、回帰すればそれはやはり俺のせいだ

菫「なぁ、京太郎」

京太郎「……はい?」

優しげな声が携帯から届く

菫「できるなら、淡みたいな子供が欲しいな」

京太郎「な、何言って——」

『えぇぇぇっ!? 子供出来たの!?』

『菫! それは——』

菫「将来、しょうらっ——ブツッ」

そのまま最後まで行かずに、

電話は切れてしまった


京太郎「さ、さらに面倒な話になりそうな……」

いや、まぁあれだ……

子供が出来たわけではないし、

すぐに鎮火するはず……はず……

お義母様が爆発してなければ。

京太郎「それにしても……淡のやつ」

菫の前でも俺と同じ意見を言ったのかもしれない

菫が淡みたいな子供が欲しいというのも納得できる

京太郎「未来の話もいいけど……まずは。今だよな」

俺は菫を助けるべく、足早に弘世家へと向かった


京太郎「えっと……おじゃまします?」

「ただいまで良いのよー?」

そう言われて喜ぶべきか、どうなのか。

ご両親に認められてるということなのだから、多分喜ぶべきだ

菫「……ぉ、お帰り。京太郎」

そうこう思案していると、

エプロンをつけた菫がトタトタとリビングから出てきた

京太郎「た、ただい……ま?」

顔を赤く染めて恥ずかしそうに俯き、

チラチラと俺を見つつ、大きく息を吸って言い放った

菫「ご、ご飯にする? お風呂にする? そ、そそれそれと……それともお母さん!?」

最期の言葉が切れると同時に、奥からガシャンッという音と声が響いた

「えっ私!? どうしようパパ!」

京太郎「一体何の冗談なんです……?」

菫「それは、えっと……くそっ選べ! いいからっ!」

京太郎「>>632

1、じゃぁご飯で
2、じゃぁお風呂で
3、じゃぁお義母さんで
4、普通に菫さんで
5、それよりも今朝の話ですけど……
6、そのほか明記

2


京太郎「じゃぁお風呂で」

菫「そうか、そっか。良かった」

菫は安心して呟くと、微笑んだ

菫「母さんのちょっとした悪戯だ。3番目選んでたら父さんの鉄拳制裁だったぞ」

何それ超怖い

というかお義母様絶対怒ってる

お弁当粗末にしたの絶対に怒ってるだろ……

京太郎「でもまずお弁当のこと謝らないと」

菫「ん……? あぁ、そうだな。私もだ」

2人でお母様に謝ったあと、

俺は言ったとおり風呂に入ることにした


安価下コンマ判定

01〜20(ゾロ目または7がつくとイベント)  お義母様

31〜40(ゾロ目または7がつくとイベント)  お父様

50〜60(ゾロ目または7がつくとイベント)  菫

範囲外は何も無し(ゾロ目含む)


>判定・・・・・・93(風呂イベなし)


お風呂を上がると、

すぐにご飯が食卓に並んだ

京太郎「あ、待って下さったんですか?」

「当たり前じゃない。家族みんな揃ってないんだもの」

家族みんなって……

京太郎「俺はまだ菫さんの恋人であって家族では……」

「細かいことは気にしない気にしない。今も未来も変わらず京ちゃんはここにいる
  『未だ』でも『いつか』なら。それはもう家族で良いんじゃないかな?」

お義母様はそう言うと、

すぐに悪戯な笑みを浮かべた

「京ちゃんモテそうだしぃ? ほかの子と結婚するーっていうなら別だけどね〜?」

菫「母さんっ怒るよ!」

「てへぺろっ」

賑やかだなと思う。良い場所だなって思う

菫の答えはまだ聞いてないけど。

それが『OK』なら……どれだけ嬉しいんだろうか

期待と不安と……それを心の内に抑えて、

俺はおかずを口に運んだ


京太郎「夏でも……夜は寒いと思ったんだけどな……」

長野は寒かった

でもこっちは十分暑い。というか蒸し暑い

そんな中で頑張って鳴いてる鈴虫は立派だ

それ以上に暑い朝に鳴いているセミは偉大だ

京太郎「東京でも……自然はあるんですね……」

思えば今までこんな落ち着いて視野を広げたことはなかった気がする

東京の自然に触れたことはない気がする

寮だし、基本的にいつも何かしらの問題を抱えていたからだ

京太郎「……良いなぁ」


>>640は夕食のあと


安価下コンマ判定

01〜20(ゾロ目または7がつくとイベント)  お義母様

31〜40(ゾロ目または7がつくとイベント)  お父様

50〜60(ゾロ目または7がつくとイベント)  菫

80〜90(奇数:淡からの電話 偶数:淡からのメール)

91〜00(奇数:咲からの電話 偶数:咲からのメール)

範囲外は何も無し(ゾロ目含む)


「あら、京ちゃん。清々しい顔してるわね」

京太郎「あ、お義母さん」

「お母さん!?」

京太郎「何喜んでるんですか……若干言葉変えてないですか?」

少しじとっとした目で見ると、

お義母様は気恥かしそうに笑ってごまかした

「今のところ。やれることはやり尽くしたって感じね」

京太郎「……わかるんですか?」

「判り易いのよ。京ちゃんが」

むにっと頬をつつかれ、少しむっとしてしまう

そんなに判り易いのだろうか?

お義母様の察しが良すぎるだけでは……?


京太郎「……まぁ正解です。やれることはやりました」

「そっか。でも、背負い込んでないってことは
  解決したか、それとも協力を拒否されたか……でしょ?」

こういう時に悪戯な笑みを浮かべられた相手はどうしろと。

怒れと? それともほっぺむにってしろっていうのか?

しかし、的外れじゃない。当たりだ大正解だ

協力を拒否された

「それでも深く悩まないのは京ちゃんが成長したんだろうね」

京太郎「……成長?」

「そっ。人間はさ、満足いく結果を求める割に、満足という限界がない。
  だからこそ割り切るという諦めるのとは違うものが必要なの」

でも。とお義母様は続けた

「京ちゃんは諦めが悪かった。同時に割り切るということを知らなかった
 自分の限界を無理して超えて。壊れて行って……苦しむことばかりだったんじゃない?」

京太郎「……菫さんから聞いたんですか?」

「どーだろ。京ちゃんの話はたくさん聞いたからねぇ」


ごまかしたように笑うのは、

図星だからか、その引っ掛けか。

まぁどっちでも良いから気にはしないでおく

「まっつまり何が言いたいかっていうと成長オメデトー!」

京太郎「ちょっ」

ぐいっと頭を抱き寄せられ、

柔らかい感触に包み込まれた

京太郎「なにす……」

「照れない照れない。親子なんだし」

そういう問題じゃないし……

京太郎「>>648

1、それよりも話したいことあるんです!(照の拒絶理由)
2、いいからやめてくださいって
3、ありがとうございます
4、俺、この家が、菫さん達弘世家のみんなが大好きです
5、そのほか、自由明記

3


京太郎「……ありがとうございます」

「えっ喜んじゃう?」

京太郎「違いますよ。お義母さんがいてくれたから。
      だから俺は変わることができたと思うからです」

正直に、しかも真面目に言ったのにも関わらず、

お義母様は可笑しそうに笑うと、

優しく頭を撫でてきた

「私がいなくても京ちゃんは成長できたわ」

京太郎「もしもの結果より、現実の結果ですよ
       いなくてもしたかもしれないけど、俺はいてくれたからだって思ってます」

「あらやだ……パパがいるのに。京ちゃんに恋しちゃいそう」

ふざけて言い、俺を解放してくれた

京太郎「何言ってるんですか……」

「8割くらい本気だったり? パパと結婚する前、付き合う前だったらの話だけど」

それは照の言葉にどこか似ていた

「でも今、私はパパが好きで京ちゃんは菫ちゃんが好きだから。恋はできないよ〜」

そう言い残し、飲み物を取ってくる。と隣からいなくなってしまった


今回はここまで。お疲れさまでした

次はできれば水木。無理なら日曜か土曜です



菫ママルートはありません


【照「もう少し早くそう言われる関係だったなら……」】

【照「長野で少しでも知り合っておけたなら……」】

【照「凄く嬉しかった……かも。その言葉」】

照の言葉が頭に木霊するお義母様の言葉と重なる

不可解だった。でも、意味は難しくはなかった

一言。そんな簡単で単純な言葉でしかなかった

でも。それを受け止める、理解するのは、

意味以上に難しかった

本人に聞かないと答えは解らない

でも、お義母様と照の言葉が同じなら

京太郎「照の言葉の意味、嬉しく思えない理由は……」

俺が菫と付き合っているから。

俺が照ではなく、菫が好きだから。

おそらくそれだ


頼る相手がいない。

頼れるような相手もいない。

ただ一人悩み抜いて、考え込んで

最愛の妹でさえも突き放さなければいけなかった

頼れそうな相手がいた。頼りたいと思ってしまう相手がいた

でも。その人が別の人を見ていたとしたら

俺でも、頼ってくれと言われてもそう簡単に頼りますなんて言えない

京太郎「……照」

抱きしめた時に抵抗した。でも、物理的ではなく言葉だった

それは場所が場所なら許可しているようなものだった

京太郎「誰かに頼りたかったんだろうな……でも、巻き込みたくはなかったんだな」

自分の行為が間違っていたと思えてしまう


京太郎「はぁ……」

またしてもどうするべきか悩む

何とかしてあげたいとは思う。

相談もされた、話を聞いた

何か出来るかはわからない

それでも助けてあげたいとは思う。思う、が

俺の推測が間違いでないのなら

それは多分照を傷つけることにほかならないし、

それはもしかしたら菫を傷つけることかもしれない

京太郎「これ以上はもう、手出ししないべきなのか……?」


安価下コンマ判定

偶数  菫

奇数  お義母様

ゾロ目 再安価


>判定・・・・23(奇数)=お義母様


京太郎「ん〜——っ!?」

不意に冷たい感触が頬を刺激し、

思わず叫びそうになってしまった

京太郎「な、何するんですか!」

「飲み物持ってきてあげたのに……ううっ」

か弱い乙女とでも言うつもりなのか、

座り込み、口元に手を当て呟いた

京太郎「お義母さん、ちょっと無茶してません?」

「そう? まだいけると思うわよ? 永遠の18歳だもの」

京太郎「え、自分で言うんですか?」

「なんか毒舌なんだけど!?」


京太郎「はぁ……」

せっかく真剣に悩んでいたのに、

その空気を完全に壊されてしまった

「なぁに? もしかして私との恋に悩んでた?」

京太郎「違いますよ。もっと真面目です」

「えー私のことも真面目に考えて欲しいなぁ」

考えてどうするなんて野暮なツッコミは控え、

俺は横目で見つめた

「んー?」

まぁ確かに。

菫のお母さんであるだけあって綺麗だし、

自画自賛するだけあって若く見える——……っておい

京太郎「>>666

1、照とのことを話す
2、考えていいんですか?
3、菫のことなら考えますよ
4、そのほか自由明記

1+3
ダメなら3のみで


京太郎「菫のことなら考えますよ」

「な、何言ってるんだ! そんなこと言われたって嬉しくなんかないんだからな!」

流石、親子だから似てる

お義母様は顔を赤くしつつ、

隣に座ったまま若干前かがみの姿勢で上目遣いをしてきた

「だが……私もお前のことなら……」

そして近づく——訳が無い

京太郎「あんまりやりすぎると菫に怒られますし、俺も怒りますよ」

「はーい」

まるで子供だ

けれど、実は複雑な思考をしてるんだろうなと思う

俺が自分の不甲斐なさに絶望していた時に手を差し伸べてくれた人なのだから。

「それで?」

そのお義母様が真面目に問う

「悩んでる?」

京太郎「…………」

迷ったが、決断は早かった

京太郎「実は——」

俺は照とのことをお義母様に話した


「なるほどねぇ……」

そう言いながら、

悪戯な笑みを向けてきた

京太郎「なんですか?」

「京ちゃんも罪ねぇ……あんまり誑かしちゃダメよ?
  菫ちゃんが見切ることは多分ないけれど、拗ねちゃうわ」

京太郎「それは……その。すみません」

そんなつもりはなかったにせよ、

思わせたのは俺だからな

「でも照ちゃんも可哀想にね……誰にも頼れず苦しむしかないなんて」

京太郎「でも俺には話してくれたんですよ」

「そうね……貴方があまりにも優しいから。かな」

お義母様は少し考えて俺の顔を覗き込んだ

咲の事とかって話したっけ?


京太郎「………?」

「ねぇ、京ちゃんは照ちゃんをどうやって助けるの?」

京太郎「え?」

どうやって助ける?

俺が首を傾げると、

お義母様は小さく笑った

「お母さんと離れさせて解決? 今のまま我慢させていずれ助ける解決?
  それとも……お母さん側に直談判でもして円満解決させる?」

京太郎「……どれも難しいですね。我慢させるのなんて解決じゃないですし」

かといって親子の絶縁させるなんて、

俺には無理だし、円満解決も他人がとやかく言えるようなものじゃない

京太郎「……答えが、ない」

「ん〜……それじゃぁ絶対に無理かな。助けるなんて」

少し中断

>>670

咲のなんのこと?

>>672 照と咲との仲違いもどきの辺り


>>673

たしか話してないような……


そしてごめん、中断がそのまま終了です

また土曜日かな

照咲の仲違いはどちらにせよ>>668-669で話したってことで


「高校生である貴方にこんな言い方は酷いと思う。でもね?」

お義母様は俺から目を逸らし、

紅茶を一口飲むと続けた

「どうすることもできないようなことは誰にでもあるのよ」

それは菫に対し、

解っていながらもどうしてあげることもできなかったことを

悔やんでいるようにも見えた

京太郎「……菫さんのことですか?」

「えへへ……まぁうん。あの子に注意するとね? 決まって私はあの人みたいになりたいからって言うのよ」

名前すら覚えてなかったくせに。と、お義母様は小さく毒づいて俺を見た

京太郎「なんですか?」

「でも、貴方はできた。私達両親にすらできなかったことを、
  恋人というか、好意の対象で、理想の相手である貴方にはできた」

嬉しそうに笑うお義母様は綺麗だなぁ。と、素直に思う

そんな自分に心でため息をついていると、

お義母様は「だから京ちゃん」と、囁いた


「それが出来たのは貴方が菫ちゃんにとって特別だったから」

はっきりと。しかし間接的な言葉で告げたのだ

俺には照を助けることは出来ないと

京太郎「……そう、ですよね」

俺は照にとってどんな存在なのかは言うまでもない

他の男子や部員よりは確かに良い関係かもしれない

でも、特別な存在では決してないのだ

「けど、何もできないわけじゃないのよ?」

お義母様は俺の心を見透かしたように笑った

京太郎「え?」

「照ちゃんにとって特別で、貴方にとっても身近な人がいるじゃない」


京太郎「それって……」

それは照の妹であり、

俺の幼馴染である咲のこと以外ない

「うん」

俺が気付いたことにお義母様は微笑んで答えた

俺では照を助けることなんてできない

でも、咲の言葉ならきっと照は変わってくれる

けれど照は咲には何も言わないから、

だから俺が必要なのだ

照と咲の架け橋として。

照の無言の中の本音を代弁するために


「気づけたならあとはもう悩む必要なんてないよね?」

紅茶を飲み終え、

お義母様は満足そうに立ち上がった

京太郎「ありがとうございました」

「相談料はまけてあげるわ。お母さんだから〜」

違うならお金取るのかよ……

感謝の気持ちを躱された気がして毒づくが、

すでにお義母様はいなくなっていた

京太郎「……そろそろ部屋に行こうかなぁ」

菫も戻ってこないし、

おそらく部屋にいるんだろう

京太郎「話、聞かれちゃったかな……?」

安価無しはここまで

今日もここまで。できれば明日


菫「遅かったな、京太郎」

部屋に行くと、

菫はベッドに座っていた

京太郎「ええ、まぁ少し話してたんで」

菫「そっか」

菫は俺たちが話してたことを全部ではないにしろ、

一部くらいは聞いたはずだ

それなのに、菫は何も言わない。

聞く素振りも見せず、ただ黙って髪を梳く

サッサッと優しい音だけが空気を揺らす

京太郎「聞かないんですか?」

菫「ああ、聞かないよ」


即答だった

それでいて諭すような暖かさを感じる

あの人が母親だからだろうな

京太郎「やっぱ親子ですね、似てますよ」

菫「私はあんなおちゃらけてないぞー」

櫛を机におき、菫が微笑む

菫「むやみやたらと首を突っ込むのが京太郎だろう?
   私までそんなだったら誰が相手を止めるんだ」

結構ひどい言葉だった気がするが、

否定できなくて苦笑するしかなく、

京太郎「ですね」

そう頷いた


菫「さて、京太郎」

京太郎「はい?」

菫「もう寝るか?」

俺と菫は同室(お義母様の企み)であるため、

片方が寝ないなら電気が消せないのだ

そうでなくても、菫は俺に合わせようと無理をするだろう

菫に言うこと、何かすることがないなら、

大人しく寝たほうが良いかな

安価下

1、菫に照のことを話す(喫茶店〜お義母様との相談全て)
2、菫と会話(内容明記)
3、電話(淡、良子、亦野、和、咲から選択)
4、メール(淡、良子、亦野、和、咲から選択)
5、そのほか行動(明記)
6、もう寝よう


京太郎「すみません、ちょっと電話してきます」

菫「ん、そうか。長くなりそうか?」

京太郎「大事な話なので……ちょっと」

咲に照のことを伝えなくちゃいけない

咲は何も知らない

だからこそ俺が伝える。そう決めた

とはいえこんな時間に電話して出てくれるだろうか?

菫「そっか、じゃぁ——」

瞬間、ふわっと心地よい香りが空気を満たし、

肺を満たし、体を駆け巡る

柔らかい感触が唇から皮膚を刺激してピリッと脳を痺れさせる

京太郎「す、菫……?」

菫「ふふっ、おやすみ」

体温が約1度上がったように火照ってしまったし

おそらく菫は寝れないだろうな

京太郎「おやすみ、菫」


仕返しと言わんばかりに頭を撫でる

お風呂に入ったばかりの匂いが溢れ出す

どこか甘い空気が漂い始め、

俺と菫は顔を見合わせた——が

菫は小さく首を振ると、俺の胸の辺りをつついた

菫「やることあるんだろ?」

お預けを食らったような残念な気分になる

けれどやることがあるのは確かだし、

俺は菫の頭から手を離し、電話するために隣の部屋に移った


安価下コンマ判定

092  咲が出る

1567  発信音のあとに——

84   ちょっと不機嫌咲  


判定>・・・・・4(不機嫌咲さん)


咲「……はい」

あんまり元気のない

強いて言うなら、安眠妨害ゆえの不機嫌さがある声だった

京太郎「えっと……咲。俺だけど」

咲「……少し待っててくださぁい。警察に電話しますぅ」

寝ぼけ声で冷静かつ迅速な防犯対策に移ろうとしたため、

慌てて制する

京太郎「ちょ、違う。京太郎。須賀京太郎!」

咲「きょーちゃん? 京ちゃん……? え、京ちゃん!?」

フォルテッシモ直撃の耳がキーンっと傷んだ


京太郎「さ、咲ぃ……」

携帯を持ちかえ、話をしようと言葉を紡ぐ

咲「あのね京ちゃん、電話してくれたのは嬉しいよ?」

でもね。と、咲の眠そうな声が先へと延びていく

咲「時間、考えて欲しいかな……」

京太郎「うっ……ごめん」

咲「急ぎのことなの?」

京太郎「>>698

1、照のことを話す
2、いや、明日で良いよ。悪かった
3、その他自由明記


京太郎「うん、急用なんだよ。照のことなんだ」

咲「え?」

咲は一瞬で覚醒したのか、

要件を催促するように押し黙った

京太郎「えっとな、照は別に咲のことを嫌ってるわけじゃないらしい」

咲「ほんと?」

京太郎「ああ、嘘じゃない本当だよ咲、照は確かに咲を大切に持ってるよ」

極めて明るく伝える

心配はないと、嫌われているなんていう心配はいらないと

まずはそれを伝える

そのうえで、もっと大切なことを言わなければいけない


照を助けてあげて欲しいと

それができるのは宮永照の妹である宮永咲しかいないと

京太郎「だからさ、咲。照を助けてあげてくれないか?」

咲「助ける?」

電話の先で首をかしげながらクエスチョンマークを浮かべている先でもわかるように、

けれど簡潔に事実を述べる

咲「……そっか。お姉ちゃんそんなこと」

京太郎「だからさ、咲が何とかしてあげて欲しいんだ」

でも、どういうふうに——>>702


1、お母さんと仲良くするようにって
2、母さんと別れるようにって
3、お母さんに直談判してくれ
4、お母さんに直談判するようにって
5、2人暮らししようって
6、そのほか自由明記


京太郎「お母さんに直談判するんだ」

咲「じ、直談判!?」

京太郎「うわぁぁっ」

咲「ご、ごめん京ちゃん!」

京太郎「だ、だから怒鳴るなって……」

治りかけの右耳に持ち替えしてまた声を飛ばす

京太郎「引き離すなんてダメだと思う。だから、ちゃんと話すんだ」

とはいえ、照は自分じゃ話したりはしないだろう

それならば。

京太郎「咲、全国出場決まったんだよな?」

咲「うんっ、当然だよ……って伝えてないっけ?」

京太郎「それなら会場で落ち合おう。俺も照を連れて行くから」

咲「わかった、京ちゃん。ありがとう、おねえちゃんを助けようとしてくれて」

咲は嬉しそうに告げると、眠そうにあくびをした

京太郎「悪い、寝てたんだもんな」

咲「本当だよもぅ、今度からちゃんと考えてよね」

京太郎「あはは、ごめんごめん」

>咲との電話を終えた

>全国大会(団体初日:午後に約束が入りました)

二兎追ってるとなかなか進まないので、

今日はここまでです。お疲れさまでした

>=(体力09(70)、精神10(54)、麻雀82(178)、異能56(185) )

>各キャラ  名前(相手視点関係  好感/信頼)

    本日            前日

>宮永咲(幼馴染 5/7)>宮永咲(幼馴染 4/6)

ST>大星淡(義兄妹 10/10)>大星淡(義兄妹 10/10) 

SP>原村和(恩人 2/3)>原村和(恩人  2/3)

√>弘世菫(恋人 12/12) >弘世菫(恋人 11/11)

>宮永照(信頼 5/7)>宮永照(友人 4/6)

>渋谷尭深(部活仲間 1/2)>渋谷尭深(部活仲間 1/2)

>亦野誠子(部活仲間 0/1)>亦野誠子(部活仲間 0/1)

>戒能良子(弟子 3/2)>戒能良子(弟子 3/2)

>野依理沙(知人 0/1)>野依理沙(知人 0/1)

>小鍛治健夜(弱握者 0/2)>小鍛治健夜(他人 0/0)

能力値底上げ判定

ゾロ目>x3(プロ)x4(異能者x2)x2(努力家)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)

01〜25 51〜75>x6(異能者x3)x2(努力家)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)

26〜50 76〜00>x4(異能者x2)x2(努力家)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)


コンマ判定安価下で京太郎   下2で淡  下3で照   下4で菫




・淡、菫は努力家を抜いた数
・照は努力家、知学を抜いた数x0.2
・ほかの男子部員は京太郎(努力家、知学を抜いた経験値を+)
・和は淡に同じ


普通に基礎経験値忘れた。



コンマ判定

安価下 京>x4(異能者x2)x2(努力家)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)
   下2淡>x6(異能者x3)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)
   下3照>x6(異能者x3)x7(飛ばす日数)x0.2(チャンプの実力)
   下4菫>x4(異能者x2)x7(飛ばす日数)x0.5(知ある者の学)


京(+1344)

淡(+336)

照(+730)

菫(+840)

和(+336)

男(+1344)


男性陣がおかしいな……決めちゃったからにはそのままにするけど


京(麻雀89+異能62 )

淡(87+91)

菫(93+96)

のどか(73+81)

照(+101+97)

モブA(54>46+18>9=55):敵全体-18

モブB(53>44+24>15=59)

モブC(46+19>10=56)

モブD(68>61+18>9=70) :+47P


予定通り個人戦まで飛びます

女子の方はどうするか考えておきます……うん

称号は変更する?安価下〜下3(するかしないかだけ明記)  現在努力家

・京太郎/努力家
経験値が2倍になる

・京太郎/出会い求む青年
誰かと一緒に行動する際、
コンマ次第でやや強要して実行できる(買い物や、帰宅など)

・京太郎/割り切ったゆえの強き心
事件等に巻き込まれたりしても、動揺せず冷静に判断、行動できる
精神減少判定時、減少値を半減する

・京太郎/迷える羊
相手からの問いにははっきりと答えを返せず、
相手の言動の意味を深く考えてしまう。
わっかんねー、すべてがわっかんねーが口癖になる
麻雀においてコンマ+15される

・京太郎/羞恥に苛まれる者
恥ずかしさに負けて、ここぞという時に勝負ができなくなる
相手から積極的に来てくれないと何もできず、
相手が奥手な場合、会話すらままならなくなることもある
だが、ハイテンション時や、勘違い暴走を起こさなくなる。
簡単に言えば草食系男子

・京太郎/期待のルーキー
新人にして、かなりの実力を見せてくれた人に与えられる称号
その肩書きは軽くも重く、期待という圧力に負けてしまうと、
簡単になくなってしまう
しかし、それを力に変えられるのなら、
もっと強くなれる……かもしれない
相手の気迫に対しコンマ判定
勝てば雀力+30 負ければ-30


りょうかい

1、期待のルーキー
2、羞恥に苛まれる者
3、迷える羊
4、割り切ったゆえの強き心

安価下〜下3


>称号を迷える羊に変更しました


ついに個人戦の日が来てしまった

菫「お〜い京太郎、緊張してるのか?」

京太郎「いや、まぁ……」

仲間の力を借りるどころか、

その仲間でさえ蹴落とさなければいけない

そう思うと、緊張とかそういう問題ではない気がする

菫「個人戦は少し辛いかもしれない。
    けど、相手は全力で来るんだ。お前が手加減するのは間違いだぞ」

菫はそんな心を察してか、

隣に座り込むと呟いた


京太郎「……わかってますよ」

そもそも、

俺たちにとってはただの個人戦じゃない

俺と菫で男女ともに王者になるという夢がある

来年はない、今年しかない

だからこそ。

京太郎「俺は怖いんですよ。負けるのが」

菫「……ふむ」

菫は少し考え、俺の頭を撫でた

菫「負ける前から、打つ前から負けたことを考えるな。勝つことも考えるな」

京太郎「え?」

菫「負けることを考えるということは弱気だってことだ。
   勝つことを考えるってことは余裕を持っているということだ」

だから。と、声が続く

菫「弱気になるな、でも、自信過剰にはなるな。ただ1戦1戦に全力であれ。京太郎」


その言葉は菫のこれまでの経験が詰まっていた

そして、部長としての強い気持ちがあった

部長である以上、

菫はチャンプである照と同じかそれ以上に緊張するべきなのだ

菫「わかったか?」

それなのに菫は笑う。平然と

京太郎「安価下」


1、解りました
2、菫は平気なんですか?
3、手を握る
4、抱きしめる
5、そのほか自由明記


俺はそっと菫の手を握った

やっぱりというかなんというか、

菫の手は少し震えていた

菫「……わ、悪いかっ」

京太郎「そんなことはないですよ」

きっと家を出たら無理をするんだろう

平気そうにして、頑張ろうとするんだろう

京太郎「家を出るまでは、このままでいましょう」

家を出たら、そこからが戦いだ


ちょっとカッコつけたのがバレたのか、

菫は小さく首を振ると、

俺の手を振りほどいた

菫「ぇっと……」

菫は躊躇して赤くなりながらも、

何かを言おうとしていたが、声はかすれて消えていった

京太郎「菫……?」

菫「だ、だか、だから……」


言動安価下

1、なんです?
2、そろそろ行きますか?
3、抱きしめる
4、キスする
5、そのほか自由明記


菫「ぁ……」

優しく、でも強く

俺は菫を抱きしめた

黙ったまま、俺も菫も腕を回し相手を抱く

言う必要はなかった

言葉にしなくても、相手が求めていることはわかった

京太郎「出るまでですよ?」

菫「うん」

そこにいるのは部長ではなく、

大会に臨む一人の女の子だった


とりあえずここまで、明日もできれば。


再開の準備に手間取った。

あと、菫との同居の件抜けた……もういっそ同居設定に


ちょっとだけ再開


互いに緊張を解し合い、

俺たちは学校でみんなと集合し、会場へと向かった

全員参加とまではいかず、

俺達男子勢は俺含むAチームの5人

女子は菫たちAチーム+亦野先輩の6人が大会参加となる

とはいえ、

東京に点在する麻雀部のある高校の約半分から同じ数ほど来るとなると、

その総数は半端ない

なおかつ、男子は女子よりも人数が多かったりする

京太郎「男子の試合は多いなぁ」

女子の応援は負けない限り出来そうにないようだ


だからといって負けるわけにはいかない

イコール応援はできない

この解散する前とお昼くらいしか無理……

それはなんだか物足りないなって思う

淡「きょうたろー、頑張ってねぇ?」

京太郎「ああ、頑張るよ。淡も——……う〜ん」

普通に頑張れと言っていいものか迷っていると、

後ろから菫につつかれた

菫「妹を応援してやるのは兄の勤めだろ」

淡「そーだよ! お兄ちゃんは妹なんてどうでもいいのッ?」

仲良くなって調子も良くなってるな……




京太郎「いやどうでも良くはないけどさ」

やっぱり、恋人を置いて応援するというのは気が引ける

しかし、菫に言われたし言葉通りどうでも良くはない

でも、淡だけを応援するのはだめだ

菫もちゃんと応援してあげないとな

照は……まぁ、うん

そんな風に思案していると、

淡がまだかまだかと見つめてきた

京太郎「安価下」

1、頑張れよ、淡
2、よしよし、応援してるぞ(頭を撫でる)
3、全国行けるよう頑張れ、俺も行くから
4、そのほか自由明記


京太郎「全国に行けるよう頑張れ淡。俺も行くから」

淡「もっちろん、私は1位通過するつもりだよ!」

勢いよくブイっと手を突き出し、笑う

その姿と声には緊張は感じられない

さすがといえば流石だ

京太郎「よしよし、応援してるぞ」

そう言って頭を撫でてあげると、

少し頬を赤らめて俯いてしまう

菫「もちろん私も全国に行くつもりだ。そして、この会場に来ているみんなも……な」

淡「うん、判ってるよ。簡単じゃないってことくらい……でも」

淡は言葉を切り、菫を見つめた


淡「私は負けない、負けたくない」

俺の手から離れ、

菫と向き合って淡は宣言した

淡「菫にはもう負けたから、もう負けない。これだけは負けない。負けたくない」

菫「……ふふっ言うじゃないか。私だって夢がある。そのためには負けられない」

2人の睨み合う視線のあいだに今なら火花が見えるような気がした

だけれど、

敵は2人だけじゃない、和や渋谷先輩、亦野先輩

全大会優勝者の照だっている

激戦だと思う。それでも、2人は負けるつもりはないのだ

京太郎「俺も頑張らないとなぁ……」

2人から応援されているし、

なにより、負けたら夢が終わってしまう

俺だけじゃなく、すみれの夢も

だからこそ負けられない

淡「それじゃっ負けないからね、絶対」

そう言い残し、淡は去っていく


菫「私たちも行かないとな……会場は別だけど」

最後の声は少し寂しそうだった

それはそうだ。

会場も別、時間もない

応援はできない、見守ることさえできない

京太郎「……あの、さ。菫さん」

菫「ん?」

京太郎「>>752

1、頑張ってください、俺も頑張りますから
2、信じてください、俺は菫さんを信じてますから(抱きしめる)
3、大丈夫ですよ。信じてください(頭を撫でる)
4、勝ちましょう。淡にも、和にも、先輩たちにも、照にも
5、そのほか自由明記


京太郎「信じてください、俺は菫さんを信じてますから」

そう告げて、抱きしめた

菫「な、ぁ……ぉ、お前こ、ここは……」

会場のすぐそば

誰かに見られる可能性は十分にある

でも、別に悪いことをしているわけじゃない

見せつけることになったって構わない

京太郎「信じてます、菫のこと……菫は?」

耳元でささやき、問う

答えは即答だった

菫「当たり前だ、信じてる……お前が、京太郎が勝つって」

そして菫も抱きしめてきた


安価下コンマ判定

44 イベント

4 男子「ん?」

0 照「……あ」

スルー 菫「そろそろ行こう」

7 菫「ふふっ、私達……バカみたいだな」

ゾロ目  7に同じ

77  イベント


照登場が決まったところでここまで

明日明後日は無理なので出来たら水曜の昼くらいに


諸事情でネット出来なかった、ごめん



少しどころじゃなく忘れてるけど今から再開します


判定=0(照)


いや、誰かが来るとは思っていたけれど、

それがまさか——

照「……あ」

——照だとは思わなかった

もちろんその可能性がなかったわけじゃないが。

菫「照……」

照「なに、してるの?」

見て分かるのかもしれないが、照は俺ではなく菫にそう訊ね、

菫は俺から離れることはなく、

菫「こういうことだ」

そう答えると菫は俺を抱きしめる腕に力を込め、俺たちの抱擁は更に密接になった


照「付き合ってるのかもしれないとは思ってた」

そりゃ喫茶店で不自然なごまかし方したし、

それ以前にだいぶ仲いい姿見せちゃったし、

菫の家に泊まったりもしたし……いや、まぁ。な、うん

照「そっか……おめでとう」

京太郎「素直に祝福してくれるんですね」

照「菫が選んだなら私はそれでいいと思う。部外者が口出しするとロクなことにならないのは基本」

本だ。絶対本から学んだ知識だ、それ

照「私、邪魔だよね?」

菫「……………」

いや、邪魔というか邪魔じゃないというか……

菫が言いたいことがありそうだ


1、黙っておこう
2、ああ、悪い。2人きりにしてくれ
3、俺の彼女は強いぜ、照
4、俺は個人戦を絶対に勝ち抜いてやるからな
5、そのほか自由


安価下2


京太郎「何か伝えたいなら、そうしたほうがいいですよ。 菫」

菫「……そう、だな」

菫は俺の言葉に頷き、

俺から離れると照をまっすぐ見つめた

照「……何?」

菫「私はお前には負けない」

照「………………」

仲が良い2人

そして、エースと部長という部の象徴である2人

菫「勝たせてもらうぞ」

照「恋愛にうつつを抜かしてる菫には負けないと思う」

菫「なっ、れ、恋愛だって大事だ!」


照「愛が必ず勝てるのは物語だけ。ここは現実だから」

あれ?

照はなんだか妙に反抗的というか、

菫に対して挑発しているようだった。

というか挑発していた

菫「やってみなければ解らないだろう?」

照「敗北は一度だけでいい」

菫「そう何度も負けない」

2人がバチバチと火花を散らしているようにも見え……?

照「…………」

京太郎「なんですか?」

照はじぃっと俺を見ると、

照「……京太郎、頑張って」

つぶやいたような小さな声でそう言うと、

照は俺たちから離れていく

菫「な゙っ」

な、名前で呼ばれた!?


菫「きょ、京太郎、照が今京太郎といった気がするんだが」

京太郎「……い、言いましたね」

いつもはフルネームだったりするのに、

今回初めてだったような気がする

菫「……京太郎」

京太郎「な、なんですか?」

菫「とやかく言うつもりはないが程々にしてくれ。な?」

京太郎「なんか盛大な勘違いしてますよ!? 照とは何もないですから!」

いや、まぁ……あったにはあったけど

菫「解った。お前がそう言うなら信じる。照には麻雀でお仕置きだ」

菫はそう言って笑うと、

会場に向かうために踵を返した

去っていく背中。俺は


1、頑張れ、菫!

2、絶対に行くぞ、全国!

3、菫、忘れ物だ(キスをする)

4、黙って見送る

5、そのほか自由明記


安価下


京太郎「頑張れ、菫!」

これが対面してできる最後の応援

菫「……ああ」

それに対し菫は振り返って笑顔で手を振り、

そして俺を指差し、返してきた

菫「京太郎も頑張れ。お前が勝てるように祈っていてやるから」

菫は射抜くような動作を見せると、

そのまま振り返り、そして去っていく

京太郎「SSS……か」

さて、俺も行かないといけないな


安価下コンマ判定(敵判定)


01 弱3

23 弱1 普通2

4 強3

5 普通3

67 弱1 強1 D先輩

89 強2 普通1


やり方失敗した……

判定=9(強者2、普通1)


安価下で相手A

4  1.2 
7  0.7
91  0.75 
0 0.8
23 0.85
5  0.90
6  0.95
8  1.0


安価下2で相手B

4  1.2 
7  0.7
91  0.75 
0 0.8
23 0.85
5  0.90
6  0.95
8  1.0


安価下3で相手C

4  0.8 
7  0.5
91 0.55
08  0.6
23 0.65

56 0.7  
  


相手A 0.75=75+11

相手B 0.95=95+38

相手C 0.65=65+3


ゾロ目ではないから異能は無しということで

異能値はそれぞれ(雀力×(コンマ2桁目÷10)÷2)


京太郎 89+62

相手A 75+11

相手B 95+38

相手C 65+3




A「お願いします」

B「よろしく」

C「お、おねぎゃ……お願いします!」

京太郎「……お願いします」

見た限りオカルトチック……っていうのもアレだが、

そう言った能力的なものを使えそうな奴はいない

とはいえ……この人

B「……………」

落ち着いたほうがいいというのはわかるが、

個人の力が試される場所だし

多少の緊張はやむなしだろう

けれどこの人は何か違う。強いて言うなら貫禄がある……ような気がする


C「えっと……どうすれば」

Cは初心者なのだろうか

手元がおぼつかないし、

初めてやった時の俺みたいだ

C「こ、これ……捨てます」

B「……………」

京太郎「っ……」

卓が進み、俺の時になると彼は見てくる

おそらく警戒されてる……さて……


SSを使う?


安価下2


いや、まずは使わなくてもいい

相手の力量を図るためにも、ここはフェアに勝負だ


コンマ判定

下  京太郎(89+62+15(迷羊))

下2 A(75+11)

下3 B(95+38)

下4 C(65+3)


A(75+11+93) =179

京(89+62+15+7)=173

B(95+38+7) =140

C(65+3+6) =74


(個人専用)

00〜50     2万5千
51〜60     2万
61〜70     1万
71〜80     8千
81〜90     6千
91〜100    5千

101〜120    4千
121〜130    3千
131〜      2千


Bの2千支払い
Cの8千支払い

計1万


6千がAに

3千が京太郎に

1千がBに


A 25000+6000=31000

京 25000+3000=28000

B  25000−1000=24000

C  25000−8000=17000



京太郎「やば………」

B「ちっ」

あいつを警戒しすぎてもう一人が疎かになっちゃったな

必ずしもトップでいなくちゃいけないわけじゃないが

トップは10P、2位は5P 3位は±0P 4位は−3P

となっているし、出来るならばトップに出ているべきだ

A「よしよし」

俺達の探り合いの裏をかいてこの人は確実に上がってくる

このまま勢いづかせるのはまずい

さて、どうするか……


SSを使う? 安価下2

使う場合ターゲット指定(A、B、Cから選択)


京太郎「……………」

仕方ない……か

A「っ!?」

悪いけど狙わせて貰うぞ

暫定トップである以上、

俺がほかの人で和了っても、この人が落なければ

トップになれない可能性がある

なら、それは潰しておくべきだ

京太郎「よし……こい!」


コンマ判定

下  京太郎(89+62+15+50)

下2 A(75+11−50)

下3 B(95+38)

下4 C(65+3)


京(89+62+15+50+86)=302

B(95+38+12)=145

C(65+3+46)=114

A(75+11−50+5)=41


Aが25000

Cが4000

計29000

2位との差が141以上あるため、100%京太郎受け取り


京 28000+29000=57000

B  24000±0=24000

C  17000-4000=13000

A  31000-25000=6000



A「ぇ」

B「なっ」

C「ひぇぇ……」

さすがに一気に追いかけすぎただろうか?

いやあと一巡しかないし、

あながち間違いでもないだろうな……多分

京太郎「まだ終わってませんよ」

なかなか動こうとしない3人に対し小さく言うと、

びくっと体を震わせ、一斉にガチャガチャと動き出した

京太郎「う〜ん……」

戦意喪失させちゃっただろうか


Aはコンマ−40
Cはコンマ−20
Bはコンマ−10


さて、もうSSを使う必要はないかもしれないけど、

最後まで手を抜かないべきかもしれない

京太郎「………………」

悟られないようにほかの3人を見渡すと、

黙々と牌をとり、牌を捨て。と、

まるで機械のように作業していると言っても過言ではなさそうだった

だが、たったひとり、

俺の正面、B高の人だけは一応まだやる気はあるらしい

B「まだ……終われるか!」

京太郎「……………」

この人は本気だ、立ち向かってくるつもりだ。

それならば——


SSを使う? 安価下2

使う場合ターゲット指定(A、B、Cから選択)


京太郎「いいですよ……」

それならば、俺も本気で相手しよう

B「っ!?」

イメージし、視界の中心に相手を捕らえ、

まるで狙撃でもするかのようにブレをなくし、集中し相手を見つめる

その瞬間、彼は少し怯えた目つきに変わってしまった

それもそうだ、俺だって何度も経験したから解るよ、その気持ち

しかも、こんな紛い物じゃなくて本物のSS、白糸台のエース、それにルーキー

あとは和やとーかさんなどなど……怖いと思えるような人と打ってきた

でも俺はくじけなかった、負けたけど負けはせずにここまでのし上がってきたんだ

キリキリと音が鳴っているような気がする

空想の中で俺は弓を片手にB高を狙い定め、その矢を力いっぱい引き絞っていた

B「っ…………」

京太郎「………………」

踏み出せよ、踏み出さなくちゃいけないんだから

B「どうだ!」

そして、彼は牌を卓に叩きつけるように置いた

コンマ判定

下  京太郎(89+62+15+50)

下2 A(75+11−40)

下3 B(95+38−50-10)

下4 C(65+3-20)

京(89+62+15+50+22)=238

B(95+38−50-10+19)=92

A(75+11−40+33)=79

C(65+3-20+9)=57


Aが8000支払い

Cが20000支払い

141以上の差なので100%京太郎




京 57000+28000=85000

B  24000±0=24000

C  13000-20000=トビ

A  6000-8000=トビ


C「もう辞めた……こんなの俺には早かったんだ」

A「っ……こんなのってないよ、あんまりだよ……」

3人のうち2人は完全に戦意喪失し、

俺の試合後に大会を棄権して会場を去っていってしまったらしい


B「……化物かよ、お前」

そして、やはり彼は残った

京太郎「化物って言われるのは心外というか、なんというか……」

でも、その化物相手にトータル-1000って言うのはすごいんじゃないかな、充分

B「お前には勝てないかもしれないけど、ほかのやつに負けるつもりはないぜ」

京太郎「俺も負けるつもりはないですよ」

俺には約束、誓い、夢。

それらがあるし、ある人の願いさえもかかっているのだから

京太郎「トップになりますよ、頑張ってね」

個人戦全国に行けるのは上位3人だしな

俺はB高の人と別れ、次の場所へと向かった


今日はここまで、ありがとうございました



色々忘れててちょっと滞ってしまった……っというか多分ミスがあるかも

SSwiki見やすくしてくれたの誰か解らないけれどどうもです

明日もできれば……


そういえば個人戦も予選とかあったんだっけね……失敗した

とりあえずあと1戦くらいやって、

個人専用の打点確認とかしようかなと思う。あとはシステム確認とか


1日目は予選、2日目本選

50位程度まであるらしいけれど、

京太郎はこの調子ならかなり高い順位になりそうだし、

2回戦目の結果を持ってコンマ判定を作成し、それで予選順位を決めよう


って、形でも大丈夫かな

少し長くなっちゃいそうだ


了解。

あまり時間はないけどせめて1戦終わらせたい


今度の対戦相手

コンマ判定(コンマ=雀力 ゾロ目で能力持ち)

下  D高

下2 E高

下3 F高


能力持ちでなければ、異能値はそれぞれ(雀力×(コンマ2桁目÷10)÷2)


D(91+40)

E(10+0)

F(7+0)


京太郎「……まぁ、あれかな」

よほどなことがない限り、

俺がここで負けることは多分ない

E「よろしく〜」

F「気楽に行こうぜ」

D「………………」

このD高の人さえいなければ、だが

他2人は麻雀が女子にも人気だからだとか、

そう言う理由で始めただけなのだろうし、

今までの人みたいな強そうな感じが全くしない

けれどひとりは違う。あのB高の人に近い感じがする


D「あんたは本気そうだな」

京太郎「ええ、まぁ」

これは俺とこの人の戦いになりそうだ

さて、どうでたものか

SSを使って仕留めるか?

それとも使わずに戦うか?

D「いくぜ、白糸台」

京太郎「ああ」


SSをつかう?安価下

使う場合、的明記


京太郎「…………ふぅ」

息を吐き、

天井の明かりを見つめながら神経を研ぎ澄ませていく

D高には悪いし、

自分で言うのもアレだけど普通じゃない

普通とは少し違う打ち方。確実に狙い撃ち、

そいつから上がることができる

D「ん?」

京太郎「よし」

場は整った、いくぞ!


コンマ判定

下  京(89+62+15+50)

下2 D(91+40-50)

下3 E(10+0)

下4 F(7+0)

京(89+62+15+50+38)=254

D(91+40-50+35)=116

E(10+0+94)=104

F(7+0+75)=82

F=6千

E=4千

=1万

2位との差は138

2位から2割、3位から1割


京太郎+9000
Dに+1000


京 25000+9000=34000

D 25000+1000=26000

E 25000-4000=21000

F 25000-6000=19000



D「っ」

京太郎「っし」

本気でやる俺たちと、

E「けっ何がちになってんだし」

F「ちょーうぜー」

遊びでやるこいつらではやはり違う

しかし、うまい相手に慣れていると、

こういう下手な相手に手こずるらしい。

あの時俺がすみれたちに勝てたのは、

こう言うことも関係あるのかもしれないな



だんだんと進んでいく

D高の人は確かに強い。

狙い撃ちしても、それを取り返して+にまで持ってきた

D「……………」

俺がもしもSSを使えなかったら勝てなかったかもしれない

B高の人も、この人も、、D先輩より強い

でも、俺はもっと強くなくちゃいけないから

京太郎「……負けるわけには」


安価下SSを使う?


使う場合、相手を明記


とりあえずここまで、中断



打点は問題なさそうかな

あとは相手の雀力も考慮してコンマを変更か。

あとは敵の強さがちょっと酷い……何か別のを考えるべきかも


敵の強さとか、何かあればお願いします


再開しますね


D「くそっ……」

D高は少しだけ俺を警戒しながら牌を捨てていく

けれどそんなことは意味がない。

むしろ、自分のマチを変えるようなことをしなければこれは避けられないし、

いまさらマチを変えるなんていう無謀なことは普通しない

D「っ、これか……?」

京太郎「それ、ロンです」

D「ちっ」


コンマ判定

下  京(89+62+15+50)

下2 D(91+40-50)

下3 E(10+0)

下4 F(7+0)

京(89+62+15+50+56)=272

D(91+40-50+79)=160

E(10+0+63)=73

F(7+0+53)=60

F=2万

E=8千

=28000

2位との差は112

2位から1割 3位から1割



京太郎に8割

D高に2割

京太郎+22400

Dに+5600

京 34000+22400=56400

D 26000+5600=31600

E 21000-8000=13000

F 19000-20000(トビ)


F「うへ、飛んじまった」

E「ありあとした」

京太郎「っ……」

確実に詰められたぞ……

さっきよりも確実に和了って、しかも打点をあげてる

そのせいで思ったより取れなかったどころか、

ポイントまで+にされた?

D「調子出てきたんだけど、やっぱアンタ強いな」

D高の人はそう笑って帰っていく

……逃げたみたいなもんだな、これじゃぁ


F高をトバして終了

京太郎+10=20P


安価下コンマ判定

01〜30 10位

31〜50 8位

51〜70 6位

71〜90 4位

91〜98 2位

ゾロ目 1位


20P=コンマに+20


58+20=78

=4位


京太郎「ふぅ……なんとかなった」

D先輩「いやいやいや、大快挙だから」

京太郎「先輩、いつの間に」

D先輩「今さっきだよ。聞いたぞ、お前対戦相手ことごとく飛ばしまくったらしいじゃんか」

嫌な噂が立っていそうでなんか怖いな

とはいえ……

予選順位を見れば、

俺の上にはまだ3人もいるようだ

自分の力を過信しているわけじゃない

だとしても十二分に戦えると思っていた

けど……この上の3人は格が違う

あの2戦目のD高の人も調子が出てきたっていう言葉も嘘ではなく、

あれ以降かなり良かったようで、5位に入ってきている

京太郎「……抜けるか? この人たちを」

明日の本選で3位以内

ちょうど俺の上には3人

京太郎「っ………」

勝てるかどうか不安だった俺は、少しだけ震えてしまっていた


安価下コンマ接触判定


01〜20 照

21〜40 淡

41〜60 マスコミ

61〜80 菫

81〜00 菫、照、淡


ゾロ目で自由


会場からはマスコミに捕まる前に逃げ出し、

俺達男子は白糸台生合流場所に戻って来れた

そして、一晩最初にあったのはやはり——

菫「ん、お疲れ様だったみたいだな。京太郎」

京太郎「はい、なんとか」

菫、淡。そして照

和はどうやらいないようだ……まぁ、色々あるしな

淡「きょーたろー4位って聞いたよ!?」

京太郎「ま、まぁな」

淡のあまりのお声に後ずさりしつつ答える

……というか、なんで知ってるんだ?


照「様子見を頼んでおいた」

京太郎「誰に?」

照「後輩に」

後輩をパシらせたのかこの人……いや、菫たちか?

後輩から評価さがらないと良いけどな

まぁ菫がいかせたならちゃんとした理由がありそうだけど

そうこう考えていると、

背後から怒鳴り声に近い声が聞こえた

「あっいた……もぅ、なんで帰ってるんですかー!」

京太郎「えっ」

怒られた。麻雀の女子部員に

俺は何も悪いことしてないのに

「探しちゃったじゃないですか!」

京太郎「いや、俺聞いてなかったんだけど」

菫「すまない、伝える余裕がなかったんだ」

「あ、いえ、部長が謝ることじゃないです!」

菫の一言で態度を一変させるあたり、

俺と部長では当然だけど見方が違うみたいだ


淡「きょうたろーが4位なんてお姉ちゃんは嬉しいっ」

淡は少しふざけながらそう言って抱きついてきた

京太郎「いや、そんな」

そんなんじゃダメだ

4位じゃ本選では落ちてしまう

全然凄くなんてない

菫「……淡、京太郎も疲れているだろうしあまりひっつくな」

淡「えーっ」

照「予選くらいで疲れるなんて未熟」

京太郎「っ……」

悔しいけど、その通りかもな……


1、このあとどうします?
2、みんなはどうだったんですか?
3、全然ダメですよ、こんなんじゃ本選で残れない……
4、このあと付き合ってくれませんか?
5、そのほか自由明記

安価下2


京太郎「あの、お願いがあるんですけど……このあと付き合ってくれませんか?」

みんなも今日は打ち続けていたのだから、

疲れていないわけがない

それなのにこんなお願いは悪いだろうか

そんな俺をよそに、

菫「ああ、良いぞ」

菫も

淡「もっちろんっ」

淡も

照「良いよ、甘いものが食べたいし」

照も……照……は、なんかちょっと違う気がするけど、

みんな承諾してくれた


照には家には帰りたくない理由があるし、

もしかしたらまた菫の家に来るんだろうか?

淡「それできょうたろー」

京太郎「ん?」

淡「何するの〜?」

そういえば言ってなかったな

聞いてもないのに承諾してくれるとは……

京太郎「えっとですね——」


1、強くなりたいんです
2、喫茶店にでも行きません?
3、菫さんの家に行きましょうか
4、そのほか自由


安価下2


京太郎「強くなりたいんです」

強くなれなくちゃいけない

照「……………」

今日は4位だった

調子が悪かったわけじゃない。

それなのに4位だった

だからきっとこのままじゃ——

菫「私は当然協力するが……どうする?」

淡「私に質問する必要ある?」

京太郎「菫……淡……」

2人は協力してくれるらしい

あとは……俺が照を見ると、照は淡と見つめ合っていた

というか、淡が照を見つめていた

照「…………」

じーっと、じーっと

照「……わ、解った」

淡「先輩もやるって!」

京太郎「お、おう……」

これでいいのか、これでいいのか……なぁ?


菫「場所は学校でも良いんだが……私の家の方が良いか?」

淡「菫の家が大丈夫ならそっちの方が良いかな」

照「……学校に泊まれるなら、菫にいつも迷惑はアレだから学校」

やっぱりダメなのか……

照の変わらない家庭事情に胸を痛めながらも、

団体戦全国大会において約束してある咲との再会がうまくいくことを願うしかなく

仕方がないと解ってはいても無力な自分が少しだけ嫌になる

菫「泊まれないこともない。ただ、その場合部活としてだから……私達全員学校宿泊になるな」

学校に宿泊というワードが魅力的だったのか、

淡の目がキラっと光った

京太郎「どうします?」

菫「……京太郎に任せる。私も両親も迷惑ではないし家で構わないが……」

淡「多数決だよ!」

京太郎「偶数なんだけど」

さて、とにかく……


1、学校
2、菫宅

安価下2


京太郎「俺も学校に宿泊とかしてみたかったり……」

菫「……好奇心か」

菫の少し呆れたため息が聞こえ、

ビクッとしてしまった

俺のわがままで付き合って貰うのに、

好奇心で動くのは不味かったのだろうか?

淡「わーい! がっこーだよ! 今夜ついに歩く麻雀牌のひみつが!」

菫「ないからな。そんなもの」

淡「むーっ菫は夢がないね〜」

菫「夢くらいあるさ。私にだって……まぁいい、手続きはしておくから、先に部室に行っててくれ」

照「解った。ついてきて、2人とも」

京太郎「え」

照「?」

照についていくのは不安なんて言えない


って言っても、

俺達だって生徒だし、問題ない

京太郎「それじゃ、先行ってますね?」

菫「ああ、できれば卓の準備も頼む」

淡「おまかせあれっ!」

照「…………」

照と淡と並んで部室へと向かい、

無事に部室にたどり着くことができた俺達は

菫の指示通り宅の準備を始めた

淡「人のいない部室って新鮮だよね〜」

照「あまり大声は出さないほうがいい。夜だから響く」

淡「は〜い」

全然気にしてないな、先輩の言葉


人のいなくなった学校といっても、

周りの建物がまぶしい位に明るいせいか、これといって怖さはない

これがもしも風越とか清澄だったら

部活のみんなで怪談話とかして盛り上がるんだろうな

照「……4位では本選で落ちる」

そんな俺の思考を遮る現実

照「そんなのは許せない」

京太郎「わ、わかってますよ!」

淡「そうだね〜、菫のためにもこんなところで終わっちゃダメだよ」

そのために協力を頼んだのだから

照「勝てなければ終わり、だから、勝つしかない」

京太郎「そうですね……」

そう、勝てなかったら俺はここで終わってしまうのだ

俺だけじゃなく、菫との夢も……

悩む俺を差し置いて、

コツコツと足音が響き、部室の扉が開いた

菫「許可は取ってきた。やるか、京太郎」

そして一夜漬け特訓が始まった


とりあえずここまで、かな

できれば明日の昼少し前くらいからやるかもしれません


SSはさすがに成否判定付けようかなと思う

照相手に確定とかもちょっと変だし

相手の雀力−自分の雀力

自分のが上回っているなら確定、下回っているなら判定

例:

雀力100の相手に、80の人がSS

そうすると、20足りないので、

コンマが20以上で成功。となる


淡「このメンバーで打つとなんていうか、すごいよね」

京太郎「まぁ……確かに」

菫たちの順位は聞いていないが、

様子を見る限り悪くはなさそうだし、

それを差し置いても照、菫、淡の白糸台の強者が相手だ

和もいるとそれは更に強くなる

しかもその4人+尭深先輩でチームAなのだから恐ろしい

菫「照、本気でやるか?」

照「当然。照魔鏡はもう無意味だけれど、私には力があるから」

照も菫も淡も本気で来るだろう

なら、俺もちゃんと本気で行かないとな……いやそもそも、俺は本気出しても勝てるかどうか……


菫「……………」

淡「……………」

照「……………」

3人とも集中し、

それぞれを警戒して動いているようだ

もしかしたら俺は眼中にないかもしれない

というか、ノーマークだと動きやすくて助かるんだけどな……

とにかく、SSの本物がいるし、気をつけるべきだ


SSを使う? 安価下

使う場合対象明記


照は101-89=12x2=コンマ24以上で成功
菫は91-89=2x2=コンマ4以上で成功
淡は87-89=確定


基本的には使わないメリットはないよ

ただの能力なしでの真剣勝負になるだけ


ただ、能力なしとか格下相手に本気出してボコボコにすると麻雀から消える可能性があるから

そういうところだけかな

安価下  淡(87+91)
安価下2 京(89+62+15-20)
安価下3 照(101+97-20)
安価下4 菫(93+96-20)←これが本物

安価下5(SS)コンマ判定

 6 不発
012 淡 確定
345 照(2桁目が4、8、0以外で成功)
789 京 確定

絶対安全圏により、淡以外-20P

安価下6でダブリー判定

安価下7で連続和了判定

ただし、2桁目が3、5、7 で連続数半減(ゾロ目の場合は無視)

淡(87+91+27)=225x1.5(ダブリー)=337
京(89+62+15-20+91-50)=187
照(101+97-20+63)=241+(5+10+15=30)=271
菫(93+96-20+30+50)=249

淡>照>菫>京


淡「やったぁ! これで明日も優勝間違いなしだよ!」

照「……それは違うと思う。明日の運を今日で使い果たすだけ」

淡「そ、そんなことないよ!?」

菫「やっぱり私も——……」

互いに牽制し合うというか戯れ合っているような感じの照と淡

それとはほとんど対極的に俺は完全敗北の4文字を前に沈むしかなく……ぐぬぬ

菫「……京太郎、経験が違うから仕方がないさ」

菫は優しく宥めてくれた


優しくなだめてくれるのはいいけれども、

菫に狙い撃ちされなければビリじゃなかったというか、なんというか

京太郎「俺でビリ回避しないでくださいよ」

菫「すまん……つい」

ついで射たないで!


1、淡 25000+2400=27400
2、照 25000+1200=26200
3、菫 25000-1600=23400
3、京 25000-2000=23000


淡「そうだ、ねぇみんな」

そして唐突に、淡が手を挙げた

菫「どうした?」

淡「このまま試合形式で打って総合得点トップがビリにお願い事するのはどうかな!」

京太郎「自分がトップだからって……」

完全に調子に乗ってるな、淡のやつ……

いや、でもあいつはあいつで調子に乗れるほどの実力がある

照「今のでフラグが立って貴女は負ける。だからその勝負は受けて立つ」

どうやら照はやる気らしい

菫もむちゃくちゃなことじゃなければ勝手にしろ。とのこと

淡「ねぇ、どうかな?」

笑いながら訊ねてくるのはおそらく、

俺がビリになると確信しているからだろうか


安価下2


京太郎「や、やらないぞ。俺は」

負けるのが目に見えてるし、

それなのにやるのはちょっとアレだし

淡「お兄ちゃんノリ悪いよ〜?」

菫「やりすぎはアレだが、何か追われるものがあった方が良いと——」

淡はいつものように楽しもうとしてそう言ってくるし

菫は少しでも俺のためにと提案してきてくれた

けれど、照だけは

照「駄目」

2人を押さえ込むように呟いた

淡「なんで?」

照「強制は良くない」

照の言葉にそうだな。と、菫は小さき息を吐き俺を見つめた

菫「そもそも遊びをしているんじゃなかったな。すまない」

淡「う〜……正論だけど……」

照「やりたくないことをやらせても何も意味がない。何も変わらない」

淡「う、うん……」

なんかちょっと悪いことをしてしまったような気がする


菫「とりあえずは1戦分やってしまおうか」

淡「りょーかーい」

俺は2人の提案を嫌だと拒絶したのに、

2人は快く引き受けてくれている……

そう考えると、やっぱり受けてあげるべきだったんじゃないか。と、

今更ながら後悔してしまう

そんな俺の思考を、照の捨て牌が立てた音が叩き崩した

照「集中しないとトブかもしれない」

いや、照が飛ばすんだろ!?

おちおち悩む暇もない、というより、悩む必要がないのかもしれない


安価下 SSを使う?

使う場合指定

ヤり返せ菫に!

安価下  淡(87+91)
安価下2 京(89+62+15-20+50)
安価下3 照(101+97-20)
安価下4 菫(93+96-20-50)

安価下5(SS)コンマ判定

 6 不発
012 淡 確定
345 照(2桁目が4、8、0以外で成功)
789 京 確定

絶対安全圏により、淡以外-20P

安価下6でダブリー判定

安価下7で連続和了判定

ただし、2桁目が3、5、7 で連続数半減(ゾロ目の場合は無視

>>909コンマが

菫との能力差4x2=8より上なので成功


一旦中断


再開するよー

淡(87+91+38)=216
京(89+62+15-20-50+50+48)=194
照(101+97-20+96)=274+(5+10+15=30)=304
菫(93+96-20+55+50-50)=224

照>菫>淡>京

1、照 25000+2400=28600

2、淡 25000-1600=25800

3、菫 25000+1200=24600

4、京 25000-2000=21000


結局俺の負けである

京太郎「くそっ、菫が俺を狙うから……」

菫「人を狙っておいてよく言えるな、そんなこと」

照「私の勝ち。貴女の負け」

淡「ま、まだ終わってないもん!」


照「東場は終わった」

淡「勝ち逃げずるい!」

いつの間にか俺のの強くなりたいという願いはどこかへと消えたのか、

照と淡(主に淡)が互を敵視して張り合うものに摩り替わっているようだ

菫「学校に泊まるわけだし、多少長くやっても問題はないが……疲れるぞ?」

淡「じゃぁじゃぁ純粋な麻雀やろうよ! 実力のみで頑張るの!」

淡は俺を見ると、

やろうよやろうよ。と目で催促してきた

照「疲れたし腕が痛い」

菫「そうだな、一体何牌掴んだことか……」

淡「え〜……」


1、あと一局お願いします!(能力無使用)
2、今日は休もうぜ。な?
3、そのほか自由言動

安価下2


2人は疲れていたのに付き合ってくれたんだろうし、

淡も自分が楽しもうとしながら、

俺のタメなのか能力っていうハンデなしに仕様としてくれた

でも、やっぱり疲れているだろう

京太郎「ありがとな、でも今日は休もうぜ。な?」

淡「むぅ……まぁ、きょうたろーが休むならそうする」

淡もわがままを言わずにそう答え、

俺達はさっさと卓を片付けることにした


淡「ねーすみれー今何時?」

菫「自分の携帯で見ればいいだろうに……9時だ」

文句言いつつ見てくれるからだろうなぁ。

菫らしいけど……甘やかしすぎてる気もする

照「シャワー室って使えるの?」

菫「一応許可は貰ったぞ」

淡「流石お姉ちゃん! 私たちが望むことを叶えてくれる!」

菫「そこはせめて部長にしろ」

淡も菫も仲が良い

一時は最悪なことになりかけたけど……でも

照「何笑ってるの?」

京太郎「いや……」

照もきっと大丈夫だ

なんとかしようとすれば、きっと


照「……京太郎」

京太郎「なんです? っというか、なんで名前で呼ぶことにしたんですか?」

照「私の気分」

気分で名前呼びか。

いや、別に悪い気はしないから良いけど

照「それに」

京太郎「はい?」

照「私の秘密を教えてしまえるほどには親しい……はずだから」

京太郎「かもしれないですね……」

喫茶店で抱きしめるとかいう飛び抜けて危ないことしてしまった記憶が蘇ってきて

思わず視線を下げてしまったが、

直ぐに正気に戻らざるを得なかった

淡「シャワー行こうよ、みんなで」

京太郎「うん、それ無理」


淡「えー、私は別にいいよ。見ても」

京太郎「そういう問題じゃないから」

極めて冷静に答えると、

淡は本当は見たいくせに。と呟いた

菫「別に時間をかけちゃいけないとかルールはない。男女で分ければ良いだろう?」

淡「夜の学校で一人シャワーって怖いと思うんだ」

照「一人ずつ入れば公平」

淡「えっと……それは遠慮するかなぁ」


1、菫となら……
2、淡と一緒でも別にいいけど
3、どうせなら照と一緒で
4、いやいや、一人で問題ないんで
5、そのほか自由言動

安価下2


京太郎「菫となら……良いですよ?」

菫「おまっ……」

思わず言ってしまったが、

そういえば、ここにいる2人はすでに俺たちの関係を知ってるのだ

淡「宮永先輩、付き合ってください!」

照「嫌」

淡「あれ!? 独り身なんて寂しいよ!」

唐突に何を言い始めてるんだコイツは……って、

よくよく考えれば俺もかな……菫は固まっちゃったし

照「2人で入っても交際しているなら別に問題ない。朝に邪魔をしたし、今回はちゃんと邪魔はしない」

照はそう言うやいなや、淡を連れて部屋を出ていってしまった


京太郎「あー……」

要らない気を回されたような、そうでもないような……

菫「バカ照……バカ京太郎」

俺までバカって言われたじゃないか、照のせいで

などと思考で逃げつつも、

俺は菫を見つめていた

今日は大会だったからあまり二人にはなれなかった

いや、それはそうなのかもしれないけど……

今は2人だ。言いたいこと、やりたいこと、しておくべきだろう


京太郎自由言動安価下2

俺は照が好きだ、もう別れよう

安価は絶対だろうが

>>937>>940
悪いけれど>>1にある通りなので



京太郎「俺、4位でした」

菫「知ってる」

京太郎「4位じゃダメなのに……」

もしも今日が本選だったら、

俺はもう敗退しているということになる

そうなっていたら、俺たちの夢は……

菫「京太郎……」

京太郎「っ………」

それなのに、菫は怒ることもなく、

そっと抱き寄せてくれた

京太郎「こういうのって普通立場逆なんですけどね……彼氏失格だな。俺」

ふざけた声でそう言うと、

菫の頭を抑える手がわずかに動いた

菫「男だから、彼氏だからと常に強くなくて良いし、かっこよくなくても良いさ」

京太郎「っ……明日は、明日こそは絶対勝ちますから」

菫「……ああ、私も勝つつもりだ」

菫の方が俺よりもずっと難しい位置にいるだろう

照、淡、和、渋谷先輩、その他にもいる

強い相手ばかりなのだから


菫「なぁ、京太郎」

京太郎「はい?」

菫「絶対に勝とう。勝てなくても後悔だけはしないようにしよう」

菫はそう言うと、

俺を抱きしめるその腕に少しだけ力を込め、

夏だが、そんなことは関係ない暖かさがあった

京太郎「……はい」

負けられない、負けたくない。

明日は全力で行こう。

自分の持てるすべての力を使って——勝つ


安価下コンマ判定

44 イベント

4  淡「( ̄∀ ̄)」

0  そのままシャワイベ飛んでお休みイベへ

7  シャワイベに移行

77 イベント


判定=8=0(通常=シャワイベ飛んでお休みイベへ)


京太郎「学校のシャワー室なんて初めて使いましたよ」

菫「基本的に麻雀部も使わないから私も数回程度しか使ってないな」

ドライヤーがないためか、

女の子組は未だかわかない髪をパサパサと払いながら

それぞれ部屋のあちこちに座り込んでいた

照「……少し蒸し暑い」

菫「我慢するしかないな。窓開けたら虫入ってくるし」

一応冷房はあるのだが、

完全な私的利用になるため使用はできないのだ

淡「髪が長いと中々かわかないんだよね」

菫「そうだな」

照「ショート、セミロングをすすめるけど」

淡「ううん、このままが好きだから。照こそ伸ばせば良いのに」

照「……多分、似合わないから」


さっきの2人きりの時間で距離は多少縮まったらしく、

淡は先輩ではなく照と呼ぶようになっているらしい

照が気にしないのを見ると公認だろうか

菫「……もう寝るのか。10時だけど」

淡「いい子のお眠りタイムだねっ」

本当にだよ

俺はこの時間はまだ起きてるぞ

菫たちの反応を見る限り菫達もだろうか

照「早く寝ないと天井のシミがおおきくなるらしい」

淡「え!?」

菫「そ、それはそうだろう……暗くなっていくわけだし、広がるだろ」

菫はたしか怖いの苦手だしなぁ……

さて、まだみんな寝るつもりはなさそうだし


安価下2

1、菫と話す
2、淡と話す
3、照と話す
4、電話(良子、亦野、和、咲から選択)
5、メール(良子、亦野、和、咲から選択)
6、みんなで何かする(明記)


とりあえずここまで

就寝前イベント→寝る場所決め→イベント判定→イベントがあればイベントなければ経験値判定→翌日へ

こんな流れの予定

個人戦の支払いコンマだけど、
上限を131ではなくもう少し大きくします

周りも強くなってきたし、
131じゃちょっと限界があることが発覚したので


01〜60  2万5千
61〜70  2万
71〜80  1万5千
81〜90  1万
91〜100  8千
101〜120 7千
121〜140 6千
141〜160 5千
161〜180 4千
181〜   3千


こんな感じかな

照達との打ち合い見ると


では再開します


菫と話すことにしよう


京太郎「大丈夫か? 菫」

菫「何が大丈夫なんだ? 私になにか問題でもあるか?」

菫はそう返すと俺から視線を外し、外を眺めた

どうやら室内は見たくないらしい

京太郎「いや、なんでもないですよ」

それはさておいて……

照と淡もいるからあまりプライベートな話はできないが、

何か話すことはあるかな


安価下言動自由安価下2

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