まおう(5歳)「わたしが、・・えーっと・・まおうだ!」従者「かわいい!!」 (59)

#1 まおうと従者
従者「魔王様!魔王様ーッ!!」

まおう「どうしたの?じゅーしゃ」

従者「とうとう始まり国より勇者が現れたようです」

まおう「ゆーしゃ?なにそれ?おいしーの?」

従者「魔王様・・勇者とは我々魔族を滅ぼさんとする者です」

まおう「・・・・」

従者「どうされました?魔王様?」

まおう「じゅーしゃのいうこと、むつかしくてわかんない!」プンスカ

従者「なっ!?」

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#2 まおうと従者 2
従者「え、えーっとですね、魔王様 勇者とはつまり私達をやっつけにくる悪い奴です!」

まおう「!!・・こわいひとなの?」ガクブル

従者「ええ、とっても恐ろしい者です」

まおう「うちにくるの?わたしをやっつけに?」

従者「ええ、そう・・・ハッ!?」

まおう ウルウル

従者「だだだ大丈夫です!魔王様!私目が必ずやお守りいたします!」

まおう「じゅーしゃー、ほんと?」涙目

従者「よぉーし、天使守るためにレベル上げすっか!!!」パァン!

#3 まおうと従者 3
まおう「うわーーーん!じゅーしゃーー!!どこぉ?」グスン

従者「ふんっ!・・・こ、この声は魔王様!?今行きますぞぉ!!!!」←筋トレ中

従者「ままま、魔王様!いかっ、いかがなされました?!!」ドタドタ ガチャリ

まおう「じゅーしゃー、このおかしのふくろがあかないの・・・」シクシク

?従者「あー、ありますよね開かない時」

#4 まおうと従者 4

従者「いいですか?魔王様、ここで私目があけても良いのですが魔王様の為にならないとおもうのです」グッ

まおう「えっ、じゅーしゃ・・・あけてくれないの?」ウルウル

従者(うっ!?涙目!?何という破壊力・・・たがっ!ここは魔王様の為・・こらえろ私ッッ!!)

従者「いいですが?貴方は魔族の王様なのです、この魔界チップスの袋くろくらいあけないでどうなりましょう!」

まおう「・・・・」

従者「これも魔王様思っての事、分かっていただけますね?」

まおう「・・・うん!わかったじゅーしゃ!わたしやってみるね!!」

従者(魔王様素直かわいい!)

#5 まおうのちから
まおう「よぉーし!わたしはまおうだ!!こんなふくろあけてやるぅ!」

従者「その意気です魔王様!!」

まおう「えーっと、うーんと・・・」シコウサクゴ

従者(悩んでる魔王様もかわいい?誰か!誰か魔界カメラをっっ!!!)ハァハァ

従者(こうやって一個ずつ積み重ねて行ってゆくゆくは父君である大魔王様をこe『チュドーーーーン!!!!!』

従者「・・・え?」ポカ-ン

まおう「じゅ、ひぐっ・・じゅーしゃーぁー、えぐっ・・・おかしなくなっちゃった」グスン

従者(っべーわ、魔界の雷呼んじゃったかぁーそりゃ魔界チップス消炭になるわー!)

#6 まおうのちから 2
従者「♪☆°?%・・・ふぅ、これで城に空いた穴も修復完了ですね」

まおう 「~♪~♪」パリパリ←また買ってもらった

従者(先程の雷、先代であり父君である大魔王様も仰られてたとおり・・・)ジッ…

従者(魔王様の潜在力はかなりのもの、この力を使いこなせればきっと世界を、いや神界までも我等魔族が制する事ができよう)ジ--

「ーしゃ?」

従者(だが今はまだその力も我が軍の情勢なども理解されてはおらん、まぁかわいいからいいんですがね???)

まおう「もう!!じゅーしゃ!きいてるの?!」

従者「えっ?あぁ!申し訳ありません、少し考え事を・・・して、なんの御用ですかな?」

まおう「そんなにずっとみてもおかしはあげないからね!!」フンス

従者「勘違い魔王様かわいい?」

#7 その頃悪役は
?「って誰が悪役じゃ!!ゴラァ!」

?「・・?っといけね、変な声に惑わされちまった」アセアセ

?「さて、本腰居れて仲間探しでもすっか!!」

?「この俺が、魔族どもを駆逐してやる!」キリッ

?「このっ!勇者がっ!!!」

勇者「待ってろや魔王!必ずやこの俺がお前の首を貰い受けるからな!!」

こうしてパクリ勇者は動き出す

勇者「ぱぱ、パクってねーぇし!!ちち、ちがうし!オリジナルだし!!!!」カオマッカ

#8 まおうとおかし
従者「魔王様は本当にお菓子がお好きですね」

まおう「うんっ!」パリパリ

従者(はぁ・・・おかしを食べる魔王様も可愛らしい・・・、だが、あまりお菓子ばかりを与えるのも良くはないな)

従者(ここは一つ、心を鬼にして・・・)

従者「まお「じゅーしゃ!」

従者「は、はい?!」ビクッ

まおう「わたし、ぽ○ちすきだけど、じゅーしゃのことはもーっとだいすきだよ?」

従者「・・・・」

従者「えっ?天使? え?」

#9 まおうとおかし 2
まおう「ふんふーん♪」パリポリ←また買ってもらった

従者(ふぅ、私もあのお方にはつくづく甘い、かつては魔界一の大軍師と恐れられたものを・・・)

従者「それより魔王様、その魔界チップスをえらくお気に入りですね」

まおう「うん!ぽ○ちだいすき!」

従者「はい・・ですが魔王様、あまりポ○チポ○チと言わない方が・・・」(大人の都合ですがね)

まおう「・・そっか・・・あっ!」

まおう「わたしわかったよ!か○びーのぽ○ちのこんそめがすき!」キラキラ

従者「限りなくアウトですが可愛いからよしとしましょう」ホッコリ

#10 従者、考える

従者(魔王様かわあれ程まで魔界チップス、ああもういいでしょうあれ程までポ○チが好きとは)ヤレヤレ

まおう「んー、ぽ○ちはおいしーな!」パリパリ

従者(魔王様があんなに幸せだと私もつい甘くなってしまいます)

まおう「んー、このぽ○ちものすごいおっきいなー」ハム パクパク

従者「・・・・・」

従者(ぽ○ち・・・ぽ○ち・・・ぽ○ち・・はっ!?!!)

まおう「うぅ・・・このぽ○ち、おっきすぎてわたしのおくちにははいりきらないよぉ・・」

まおう「そーだ!なめてやらかくすればいーんだ!」

従者「魔王様アウトです、今度からポ○チはおかしと言ってくださいお願いします」

#11 まおうと噂話
従者「むむむ・・・」

まおう「どーしたの?じゅーしゃ、あたまいたいの?」

従者「あぁ魔王様、お気遣いありがとうございます」

まおう「どーかしたのー?」

従者「ええ、それが始まり大陸の始まり国で前にお話した勇者が活動しているようで・・・」

まおう「こないだいってたわるひとね!」

ーーーー始まり国周辺ーーーー

勇者「っぶぁっくしゅ!!」

勇者「誰か俺の噂してんなぁ?」

勇者「まぁこれも勇者の定めだなぁ!ハッハッハッハ!!!」

旅人子「ねぇ、ママあの人一人で笑ってる!」

旅人母「しっ!見ちゃダメよ!」タタッ

勇者「そこのお前らっ!聞こえてっからな!」

#12 魔物より悪魔

従者「ええ、始まり国周辺の魔物より連絡が来ておりまして」

まおう「うんうん!」

従者「勇者が経験値ゴールド目当てに周辺モンスターを倒しまくってるらしいのです」

従者「そしてタチが悪いのが・・・
ーーーー始まり国周辺ーーーー
ゴブリン「ヒィ!降参だ!見逃してくれ!!」

勇者「あーん?お前半殺しにされてる意味分かってんだろ??持ってる金(モン)全部・・・・
ーーーーーーーーー

従者「魔物を恐喝して金品奪ってるらしいのです」

まおう「にんげんこわいね」プルプル

13 解決ドラっと
従者「あの近辺の魔物の質は確かにあまり良いものでは無いのですが・・・」

まおう「そだねー、ごぶりんさんはよわっちーもんね!」ププ

従者「・・・魔王様、城の警備をしてるゴブリン達が泣いてます」

まおう「じゃあさ!つよいまものをそこにいかせたらいいんじゃないの?」

従者「ですが魔王様、そんな事をしたらクソゲーになっ」

まおう「ちょっとどらごんさん!ここにいってわるいやつをたいじしてきて!おねがいね!!」

ドラゴン「ぐおおおおお!!魔王様の頼み!しかと承った!!」バサッバサッ…

まおう ドヤァ

従者(ドヤ顔する魔王様も可愛い・・・)

#14 飛んで火にいる・・・
ーーーー数分後、始まり国周辺ーーーー
ゴブリン「げぇっ!勇者!?何故こんなところに!??」アセアセ

勇者「うははは!掛かったな!待ち伏せて置いたのさ!!」バッ!!

勇者「飛んで火に入る夏の虫、とはこの事だなぁ!おい!」ニヤニヤ

ゴブリン「キサマ!もう旅立つには十分なレベルだろ!?さっさとこの大陸から出てけよ!!」

勇者「うはは!いつ旅立つかは俺の自由だ!好きにさせてもらうぜ!!」チャキッ

勇者「ーーーいくぞっ!・・・ってなんだこの影?今は昼間・・・」バサッ…バサッ…

ドラゴン「グギャアアアアアア!!!!」バサッバサッ!!

勇者「・・・・・は?」ポカン

#15 結果報告
従者「ドラゴンを送ってからみるみる被害報告が減っております」

まおう「うむうむ!」カチャカチャ

従者「誰もが考える初期街に何故強い魔物を配置しないのか?という疑問があったわけですが」

まおう「あははは!このげーむっていうのおもしろーい!!」ピコピコ

従者「流石ですよ!魔王様!!我々が思っても実行しなかったことをちゃちゃっとやってのける!!」

従者「そこに痺れる憧れるゥ!!!」グッ!

従者(そしてゲームでどうどうと遊びに励む魔王様かわいい?)

メイド(この職場だめだわー)テキパキサッサッ

#16 メイドさん

メイド(始めまして、私メイドと申します)サッサッ

メイド(ここで雇われて魔王様の生活のお手伝いをする役目を持っております)テキパキ

メイド(今も魔王様の散らかしたゴミを片付けて居るのですが・・・)


まおう「これたのしーなぁー♪♪」

従者「・・・・・」ニヤニヤ


メイド「完全に従者殿の魔王様を見る目は変態のソレなのですが・・」


#17 メイドさん に!
メイド(いや、今になって就職先間違えたかなーといささか不安になっております)

メイド(私、出は魔界でも中級の悪魔の家系の出なのです)

メイド(本来私の様な者が魔王様に直接謁見し、尚且つお世話させていただくなど、通常ありません)

メイド(まぁしいて言うなら・・・

求ム!魔王様ノオ世話係!
掃除洗濯家事全般
報酬"タ ク サ ン" "タ ク サ ン"

メイド(これに釣られてしまったのです)ググッ!バキッ!!

#18 メイドさん よん!
メイド(まぁ私が勤務し出してから二人は一度ドラゴンに指示を出しただけで基本的に遊んでいる様にしか見えない)

メイド(従者殿は度々この部屋を出られるが)

メイド(正直魔王というより本当に小さな子どもの様に思います!)キッ!

メイド(あの子供にかの魔王様としての器なのであ『ドッカーーーーン!!!』

メイド「えっ!?何?!敵襲!?!」ワタワタ

メイド「ま、魔王様っ!ご無事ですか!?」タッタッタッ

まおう「あー、めいどさん!どーしたの?」キョトン プスプス

メイド「敵ですか!?まだこの近くに!?」キョロキョロ

まおう「え?ちがうよーわたしがやったんだよ」フンス

メイド「はい?」

#16.17一緒にコピペしちゃった☆
#18はこの文打とうとしてトリに反応しちゃったてへぺろ

#19飛びます、見落としですが欠番ってことでゆるしてくんさい

#20 まおうと従者 5
メイド「ま、魔王様がこれをされたのですか?」アセアセ

まおう「うん!げーむでまけちゃってが、めお・・べら?ってでてきたからどーん!って!」

メイド(訳がわからん)

従者「魔王様ーっ!・・・ご無事で、あっ(察」タッタッタッ!

従者「またですか魔王様!」

メイド(そんなに何回も?!)

まおう「うん!このげーむもういらなーい!」

従者「私が少し目を離した隙に・・・あーぁ、また天井に大穴」ガックシ

従者「そこのメイド、後は頼んだぞ」スッ

メイド「ファッ!?」

#21 おい!絶対求人広告はしっかり目を通せよ?!いいか絶対だぞ!!

メイド「ま、待ってください!従者殿!私はそのような技術は持ち合わせておりません!」

従者「む?何を寝言を、そなたが申し出てきたのではないか」

メイド「ですが!その様なことどこにも・・・」コウコクトリダシ

広告の右下に小さく
(主ナ作業ハ日曜大工ニナルノデ其ノ技術モ)

従者「ほーら、書いてあるでしょう?しっかりと あ、契約の破棄はできないようになってるのでそのつもりで、後は頼みましたよ」ケイヤクショヒラヒラ

ーーーー魔王城屋根ーーーー
メイド「ちくしょー!あのクソインテリ!よくもハメやがって!!」トンテンカン

メイド「こーんな契約!絶対に破棄してや『ガチン!!』ユビタタク

メイド「っーーーーっつーー」ゴロゴロ

メイド(こ こ 、 ブ?ラ ッ ク?だ !)

#22 その頃悪役は 二週目
勇者「っ!だから悪役じゃねぇ!!!俺は勇者だあ!!!・・・ん?」ガバッ!!!

宿屋の主人「旦那さん、朝から元気ですね」スタスタ

勇者「おお、オヤジ!おはよう!!っーんーー!!」ノビノビ

宿屋の主人「よく眠れたかね?」ニコニコ

勇者「ああ・・・」ウツムキ

俺はあの後現れたドラゴンに瞬殺された
始まりの国の周りはかのドラゴンに見張られ人の出入りが全くなくなってしまった
国は今かなりの貧困状態にある
そして、この俺は・・・

宿屋の主人「さ、とっとと働いてツケの分払えよクソガキ」

宿屋の主人は満面の笑みで俺にこう言いやがる ピキピキ

#23 何かこの文のがラノベの主人公っぽいだろ?

まぁ順を追って話すとだな
あのちょー強えードラゴンは
俺がいつまで経っても旅立たずに実家で寝泊まりをし、
周りの雑魚倒して勇者気取ってた事が原因で住み着いたとなり
国の住民、ひいては国王から

国王「お前とっととあの竜倒せよ、それか[ピーーー]」フフン

と言われてしまい
しまいにゃ母からは

母「あなた何処の子?ウチにはあんたみたいなボンクラそうなの養う余裕なんて無いのよ!!」ゴミヲミルメ

とまぁほぼ勘当宣言
実質的に積んでしまったので宿屋で寝床の確保をした
雑魚倒して稼いだ金があったのでそれなりには持ったが
とうとう底を付き
今は宿屋でバイトってわけ、はぁーやれやれだわ

#24 ソロプレイって何か淫靡な響き

ん?#7で言ってた仲間集め?
ああ、そのこと・・
まぁ何というか俺のレベルっていうの?
そこに着いてこれるような優秀な仲間が居ねーのよこの国
マジ人材不足

え?お前の性格のせいではないのか?

おいおい、よしてくれよw
あんな奴らもし向こうからお願いしてきてもお断りだっつーの
大体、俺があんなに頼んだのに全員断りや、あ客だ

勇者「らっしゃーせ!・・ん?」

はぁ、やれやれだわ
こんな辺境の地にわざわざ旅人だわ
よくやるよ全くw?
つーかここ外にドラゴン居るからもう出れねーってのww
こいつざまぁwww
本当、頭悪いわーこいつ

#25 まーた面倒事かよ!

旅人「ふぅ、すまないな先ほど戦闘で少し手間取ってな」

旅人「一晩停めていただきたい」ドサッ

勇者「うす、30Gになりやっす」

旅人「ああ、ではこれを 部屋は何処のを使えばいいかな?」

勇者「あー・・どこでもいいっすよ、空いてる部屋使ってください、ああ!奥の部屋ははダメっすよ」アセアセ

旅人「ああ、心得た」ニッコリ スタスタ

ったく、キザなヤローだわ
俺のいっちばん嫌いなタイプだわ
やれやれ、にしても旅人か
何かよく無いもの運んで来ないといいが・・・な? フッ
そういや、外が騒がしいな?
何かあったのか?
やれやれ、しゃーない見に行きますかっと!

#26 マジで

勇者「ふぅ、何の騒ぎだよっと」スタスタ

宿屋の主人「おぉ!お前か何か外であの忌まわしいドラゴンが倒されとったらしいぞ!!」

勇者「は?いやいやいや、ありえないでしょそれ」

勇者「俺がやって歯が立たなかったんだぜ?この国に太刀打ち出来るやついんのかよ?」ヤレヤレ

宿屋の主人「おお、そういえばお前勇者じゃったの!最初の肩書き」ハッ

勇者「い!ま!も!だよ!!!今も勇者!!!」ピキピキ

宿屋の主人「んなこたぁどうだっていいさ!今日は何てめでたいんだ!まさか旅のお方が国を救ってくださるとは!」

勇者「ん?!待て、誰が救ったって?!」ピクッ

宿屋の主人「ん?なんじゃ、旅のお方じゃよ、ドラゴンの首をアッという間に斬り落としたらしいぞ?」

勇者「ま、マジか!?」

#27 勇者と旅人

旅人「ーーーーふむ」ムズカシイカオ

旅人「ん?」ガチャリ

勇者「お前!この部屋にいたのか」ドタバタ

旅人「おや、君はさっきの宿番の方?僕に何か御用かな?」ニコリ

勇者「俺の名は勇者!この世界を救う者だっ!!」

旅人「!!っ・・君が勇者なのか?!」ガタッ!!

勇者「お、おおう!そうだよ!俺が勇者だ!」タジタジ

旅人「ーーーーふむ、で勇者君がしがない旅人の僕に何の用かな?」

勇者「俺と、・・・俺と勝負しろぉ!!」デデン

旅人「ーー・・・ほう?」ニヤリ

#28 勇者と旅人 2?
ーーーー町の広場ーーーー
旅人「お互い同じこの町の武器を使い相手の武器を奪った方の勝ち、これでいいのかな?」

勇者「ああ、それでいい!後魔法の使用は禁止な」フフン

旅人「ああ、構わないよ じゃ、始めようか」スチャ

勇者(フッフッフッ!俺の作戦にまんまと乗ったなこのキザ野郎!!)シメシメ

勇者(ドラゴンには勝てなかったが、この優男なら勝てるはずだ!)

勇者(どーせドラゴンも運良く『会○の一撃ぃぃ!!』とかが当たったに決まってる)

勇者(今の俺は、まぁ国民の支持は不本意ながらあんまり高くねぇ)

勇者(が、この男はドラゴン退治の当事者で一躍英雄扱い)

勇者(この男を俺が華麗にサクっと倒せば国民も俺の事を見返すはずだ!!)

#29 勇者と旅人 3
勇者(ま、ドラゴン倒す事思えばこんな弱そうな男一人くらい軽い軽い!それに俺にはとっておきの秘策がある)

旅人「じゃあ、・・・始めようか?」

勇者「ああ、いつでもいいぜ!・・・・ってあーーーっさっきのドラゴンがぁ!!!」ユビサシ

旅人「ーーーっ!?」バッ

勇者(フッフッフッ!!俺の勝ちぃ!背中が「背中が」ーは?)

『ガラ空きだな』キィン!!ヒュンヒュンヒュン‥サクッ

#30 決着

勇者「は?おお、俺の剣が」ポスン

旅人「勇者を名乗る以上、決闘で背後から斬りかかるのは感心しないな?」ヒュンヒュンチャキッ

旅人「僕の剣は今君の顔の真横だ、対する君の剣は僕が飛ばしてしまって今持っていない」

旅人「僕の勝ち、でいいのかな?」ニコリ

勇者「クッ!…ああ、完敗だ」

旅人「ーーー・・・」ケンヲミツメル?

旅人「・・・戦法はともかくいい太刀筋だったよ」チャキ

#31 決断

湧き上がるギャラリー
あるものは俺に向けられるブーイング
もう片方は旅人をたたえる賞賛の言葉
何なんだこいつ、唯の旅人じゃねぇぞ
正直卑怯な手を使ったと自覚はある、俺も一応勇者を名乗る身だ
ある程度の剣術の腕に覚えはある、が
その俺が背後から斬りかかったにもかかわらず
奴はまるで俺の思考を読んだかのような、いや反射的にやったのか
どうやらコイツがドラゴンを倒したというのは本当らしい
ここで俺が取る行動は・・・

#32 まおうとメイド
ーーーー久々の魔王城ーーーー
まおう「めいどさーん!めいどさーん!」パタパタ

メイド「はい、何でしょう魔王様」スクッ

まおう「いっしょにげーむしよー!」

メイド「はい、御命令であれば」スチャ

まおう「もーめいどさんはすぐにめーれーっていうよね」プンプン

メイド「いえ、その私は・・」タジタジ

まおう「・・・いっしょに、あそびましょ?ってこと!」

メイド「は、はい!ではお言葉に甘えて・・・」

まおう(めいどさんかわいーな)

#33 まおうとメイド 二品目
まおう「きょうはめいどさんのためにれーすげーむをよーいしました!」テテ-ン

メイド「れいすげぃむとは一体どの様なげぃむなのですか?」

まおう「んとね、んーと・・・ーー」

メイド「?」

まおう「ーーーーうーんっと」アタマカカエ

まおう「うーんっとーーーーあっ!そうだ!」ピコ-ン!

メイド「思い出されましたか?」ニコリ

まおう「めいどさん!わたしおなかすいた!!」キラキラ

メイド「れいすげぃむはどこに行ったのでしょう?」

#34 まおうとメイド 三品目

とりあえずメイドさんがご飯作りました

まおう「ふぅ!めいどさんのつくるごはんはおいしいね!!」

メイド「有難いお言葉です」ペコリ

メイド「して、あの魔王様・・・『れいすげぃむ』とは一体・・・」ソワソワ

まおう「あぁ!そうだったそうだった、れーすげーむっていうのはねぇ!」

まおう「えーっと・・・うーんと・・・」

メイド「ーーー」ワクソワ

まおう「うーんとね・・・えーっ・・・っと」

メイド「はい!・・はい!」

まおう「ーーー・・・・ぐぅ」スヤスヤ

メイド「って寝るんかいッッッ!!!!」ビシッ!!!

#35 まおうとメイド 四品目

メイド「くぅーーーっ!!知りたいっ!『れいすげぃむ』どういった物なんでしょう!?」ワナワナ

メイド「こんな時に知ってそうな従者殿は不在ですしっ!」

メイド(あら?そういえば暫く従者殿を見てない様な・・・)

メイド「ええい!今は『れいすげぃむ』よっ!」

メイド「わ、私気になります!!」

メイド「こういうときは魔界ネットのー魔カペディアでーっと♪」ルンルン カチッカチカチッ

メイド「・・・・」

メイド「そういえば私、こういう魔界機器の使い方疎いのでした・・」ウルウル

#36 ねごと

メイド「あー!気になる気になる!『れいすげぃむ』って何っ!?」

まおう「すぴーすぴー」Zz....

メイド(ま、魔王様なら知っている!ありとあらゆるげぃむに手を出している魔王様なら必ず知ってる!)

メイド「も、もう我慢できない!魔王様に直接聞きましょう!」ガバッ

メイド「魔王様!魔王様!まーおーうーさーまー!!」ユサユサ

まおう「んみゅ・・・んん、・・・」ムニャムニャ

メイド「はっ!魔王様!?」

まおう「ーーーおちろ」カッ

メイド「ふぇ?」カッ!!!

#37 従者、暗躍する

ーーーー魔王城・別室ーーーー
従者「・・・どうやら動き出した様だな」

従者「ドラゴンが倒されたと聞いてまさかとは思ったが・・」ツカツカ

従者「ドラゴンを一撃、なるほど」

従者「勇者よりもマークすべきはこの男・・・か」

従者「まぁまださほど脅威では無いだろう、それにあの男・・・私の推測が正しければ・・・」ニヤリ

従者「まぁ刃向かってくるのなら迎え撃つだけです」

従者「精々あがくといい・・」

ドゴ-ン!!!\フミャァァァァァ!!!!/

従者「む?ああ、あの落ち方は・・・寝言で魔法暴発しちゃう魔王様マジ天使!」キラキラ ガチャリ

#38 星になったメイドさん

ガチャリ
従者「魔王様ー?お身体は無ジッッて!?」ビクッ

まおう「あー、じゅーしゃー、ぐすん」ポロポロ

従者「ま、魔王様?もしかしてその足元に転がってる黒焦げの物体は?」オソルオソル

まおう「んとね、わたしおひるねしてて、おきたらめいどさんがまっくろになってて」グスン

従者(あぁー・・メイド可哀相に・・・ムチャしやがって)

従者「心配しなくても私が治療しますよ、ほら泣かないでください魔王様」ポンポン

まおう ガシッ

従者「え?ま、魔王様?」タジタジ

まおう「じゅーしゃー・・・めいどさん・・なおる?」ナミダメ ウワメヅカイ

従者「治ります、治らなくても私が治します」

#39 ザ○ラル!レ○ズ!死○蘇生!!

従者「・・・癒しの力よ!この者に!」パアアア

従者「リザレクション!!!」キュピピン

まおう「すっごーい!めいどさんもとにもどってくよ!!!」キラキラ

従者「ええ、最上位の回復魔法ですからね」

メイド「・・んっ」パチ

まおう「あーっっ!!おきたよー!!!」

メイド「え?あ、おはようございます魔王様、従者殿」

メイド「私・・・は?」

従者「魔王様の相手をしていて転んで頭をぶつけて気絶していたようですよ?今後は気お付けなさい」ヤレヤレ

メイド「は、はい!」

メイド(・・・この頭に残る走馬灯のような光景と胸につかえるナニカは何だろう・・・)

#40 結局
メイド(私は本当に転んで気絶していたんだろうか?)カンッカンッ!

メイド(あとこの胸に何かがつかえる感じ・・気になる)ガンガン!!

メイド「あっ、この位置だとこの持ち方の方が釘打ちやすいわね!」

メイド「・・・・」ガンッ!ガンッ!

メイド「そしてどうして天井が壊れているのかしら?」カンッ!カンッ!

メイド「・・ここの釘ちょっと曲がっちゃった、やり直そうかしら?」グググッ!

メイド「・・・・」ジャコ!ジ ャコ!


メイド(何か上達してしまってるぅ!?!)

くぅ?疲wwww
取り敢えず書き溜めは終了したのでマッタリ充電してきます

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