しんのすけ「かあーちゃん 腹へったぞー」 (14)

みさえ「はいはい。もうちょっと待っててね。今日はごちそうなんだから 」ルンルン

しんのすけ「ほほう。とーちゃんが昇進したんだっけ」

ひまわり「ごいごーい」

みさえ「ひまちゃんもすごいと思う?それのお祝いよ。ご飯もうすぐできるわよー」

しんのすけ「でもとーちゃんまだ帰ってきてないぞ」

みさえ「そうねー。今日は早いっていってたのに」

しんのすけ「うわぁ 外スッゴい雨降ってるぞー」

みさえ「ええっ。ホントだ。揚げ物してたから気づかなかったわ。パパ傘持っていかなかったのよね」

しんのすけ「オラ、迎えにいってあげるぞー」

みさえ「あら、小学生になったらいい子になったわねーしんちゃん」

しんのすけ「オラ、大人だからー」

ひろし「うわーメチャクチャ降ってきたなー。傘もないし……止むまで待つか……」

男「………………ブツブツ………ボソボソ………です」

ひろし「えっ?」

男「次は………………ボソボソ……です」

ひろし(なんだこいつ気持ち悪い。離れとこ…)

しんのすけ「おおっ!とーちゃん 迎えにきたぞー」

ひろし「しんのすけー、お前一人で迎えにきたのか?とーちゃんのために?」

しんのすけ「えへんっ オラ、大人ですからー。かあちゃんがとーちゃんの昇進祝いにごちそう作ってるから早くかえろー」

ひろし「そうだな。……ところで……とーちゃんの傘は?」

しんのすけ「おおっ! うっかり忘れてたぞ!」

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