男子「あっ消しゴムが……」コロコロ
もこっち（しめた！よし、消しゴムを拾ってあげてそれを皮切りにお話しよう！）ﾊﾞｯ
しかしもこっちのポケットには穴があいていた。
消しゴムに手を伸ばそうとした瞬間、ポケットの穴からスパゲッティが溢れ出し床を汚した。
消しゴムはスパゲッティまみれになった。
もこっちは上着を脱いでスパゲッティを吹こうとするが、到底吹ききれる量ではなく、
恥ずかしさのあまり教室から逃げ出した
もこっち「ああ……学校では失敗した……本屋でマンガでも買ってかえろ……」
店員「500円になります」
もこっち（うおっ！よく見たら超イケメン！や、やばい……おち、おちつけ……！落ち着いてサイフを出すんだ……！）
もこっちはポケットの中にスパゲッティが入っていたことを忘れていた。
サイフを取り出そうとすると、スパゲッティも一緒にポケットから溢れ出し、地面に落ちた。
店内の全員がそれを唖然とした顔で見ていた。もこっちはお金を払い、本をもらうと、
店内から走って逃げ去った。
もこっち「もう……なんで私にばっかりこんなこと……」
もこっち「ん？あれ？ ない!ポケットに入れてたはずの財布がない！」
もこっち（あわててた走ったからサイフを落としたんだ！ど、どこに……！）
男「お嬢さん、これ落としましたよ」
もこっち
男は手に一握り分のスパゲッティを掴んでいた。もこっちのポケットにスパゲッティを押し込むと
ニコリと笑い会釈して帰っていた。しかし、もこっちのポケットには穴が開いていたので、
穴からスパゲッティが零れ落ち、地面を汚してしまった。
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