御坂「永遠のヒーロー達」 (326)

御坂「親愛なる隣人」

御坂「とある科学の蜘蛛超人(スパイダーマン)」

御坂「大いなる力には、大いなる責任がともなう」

御坂「恵まれし子らの学園」

 の続編です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376655419

 御坂「永遠というヒーロー」の書き直しです。投稿した分はほぼ変更なしです
 タイトルをミスってたので、御坂「永遠のヒーロー」というタイトルで立て直したのですが、途中投稿してしまったので消去してもらって立て直したのですが
 立て直した方も消去されちゃったみたいなので立て直しました。ややこしくて申し訳ありません

 ―学園都市―

 夜―



 ウー!ウー!ウー!

黄泉川「あっちに行ったじゃん!急げ!」

 ダダダ!



カメレオン「フフフ・・・こちらの世界の警察はこの程度か・・・このカメレオンをとらえることなどできん。フフフ」

カメレオン「このまましばらくはこっちで稼がせてもらうとするか・・・フフフ」



 バサッ

カメレオン「!?何だ・・・今・・・・・・何か黒い影が・・・」

 バサッ

カメレオン「!?な、何だ!何者だ!」

 バサッ!

カメレオン「!?」



 バサアッ!

カメレオン「う、うあああああ!!!」





 THWIP!

スパイディ「はいはいカメレオンちゃん、ウェブをちょうだいするよ!まったく、こっちに来てまで銀行強盗・・・って?」

カメレオン「――っ・・・あ・・・うう・・・・・・」



スパイディ「・・・カメレオンが・・・捕まえられて放置されてる・・・?・・・・・・どういうことだ?誰がやったんだ?」

>>3

カメレオン:本名ドミトリ・スメルジャコフ。変装の達人で、何ヵ国語もの言語をマスターしている変装名人。
 スパイダーマンの最初のヴィラン(名のあるヴィランで)である。その変装技術はほとんどの場合見抜けないことが多い
 キングピンと権力争いをしたりする犯罪者ヴィラン。大物とはいえないかもしれないが、超ベテランのヴィランである
 オバマ大統領に変装したことも。オバマ大統領が就任した時の特別コミックで、高校時代のエピソード語りでボロがでた
 オバマ大統領がスパイダーマンのファンらしく、特別に描かれたらしい

 ―――――

初春「第二次ウルトロン・ウォーからまだ間もない頃、学園都市でとある不可解な出来事が続いています」

初春「というのもここ数日の間、夜間に行われている犯罪が何者かによって解決されていることです」

初春「夜間に発生した事件現場にアンチスキルやスパイダーマンが到着した頃には犯人が捉えられているのです」

初春「その場に放置されている犯人達は皆、何かおそろしいものでも見たかのようにおびえているのが謎ですが・・・」

初春「スパイダーマンさんによると『誰がやったのか目星はついてる』とのことですが・・・」

 ―――――

スパイディ「――ってことがあったのさ」

黒子「うーむ、ここ4日の間、立て続けに夜間の事件が何者かによって解決されているとは聞いてますが・・・」

初春「で、そのカメレオンという方はどうなったんですか?」

スパイディ「それがさ、やっこさんリードの次元移動装置を盗んで使ってこっちの世界に来たらしいんだ。だから・・・」

ベン「俺達がムッシュムラムラ鉄拳制裁して連れて帰った」

黒子「異世界の悪人がこっちにまで来るのは勘弁してもらえませんでしょうか・・・」

ベン「俺ァもう帰るが、カメレオンの様子がおかしいことだけは伝えておくぜ」

黒子「え?」

ベン「何か知らねえが、ずっとうなされてやがんだ。黒い影がどうのこうのとな。そうとう恐ろしい体験でもしたんだろ」

初春「こわ・・・」

ベン「そんじゃ、俺は帰るぜ」シュゴー・・・

スパイディ「おつー」

黒子「一体何があったのでしょう・・・というか、その夜の自警団員もほっておけませんわ」

スパイディ「とっ捕まえるのかい?」

黒子「ええ、アンチスキルもそういう方針らしいですから・・・」

スパイディ(まっ、大方『向こう見ず』な男だろうけどね・・・)



固法「ところであなた達、ここジャッジメント支部はたまり場ではないって前も言ったわよね?」

スパイディ「もうかたいなあ固法は。固、法だけに」


 ・・・・・・・・・・


 (ここはどこだ?・・・・・・私は今、どこにいる?・・・・・・・・・)



 (見知らぬ世界・・・私は異世界へと来てしまったのだろうか・・・・・・)



 (・・・この街にも犯罪は多く蔓延している・・・・・・放ってはおけない・・・)



 ・・・・・・・・・・

御坂「・・・うーん・・・・・・」

ミサカ10032号「どうかしましたか?と、ミサカは何か尋ねてほしそうなお姉さまに声をかけます」

佐天「御坂さんともあろうお方が悩みですか?」

御坂「何よそれ・・・なんかね、ここ最近妙なことが多いのよ」

佐天「?」

御坂「何か警備ロボが急に止まったり、テレビが一瞬消えたり、電話が一瞬切れたり・・・」

ミサカ「この科学の街でオカルトですか・・・と、ミサカはため息をついてしまいます」フーッ

御坂「な、何よそのリアクション!なんかミョーだなって思ってるだけだから別にそんな・・・」



ウルトロン【本日は午後18時21分頃から雨が降りはじめるぞ!皆、夕方以降のお出かけは傘を持ってけな!】

御坂「・・・ウルトロンもすっかり学園都市の一部ね」

ミサカ「キャラ崩壊とはまさにこのこと・・・と、ミサカはぶっちゃけます」

佐天「そういえば人工衛星にデータがあって、他のコンピューターにアクセスできないって言ってましたけど・・・」

御坂「なんであの巨大モニターには映ってるのかしら?あとラジオの電波」

ミサカ「それはそこだけアクセスできるように設定されてるのです。と、ミサカは補足説明を今更します」

御坂「まあ、テレビ放送とラジオ放送だけなら大丈夫・・・かな」

佐天「今のウルトロンさんならもう悪いことはしなさそうですけどね」



ウルトロン【それじゃあここらで音楽をかけようか。THE ALFEEで、曲は『冒険者たち』。はりきってゴー!】

ミカサ「楽しそうで何より。と、ミサカは平和を堪能します」

 ―夜

スパイディ「今夜こそ、謎の自警団員を逮捕するぞ!」フンス

黄泉川「大丈夫なのかスパイダーマン?相手はすぐに姿をくらますじゃん」

スパイディ「まっかせなさい。アンチスキルからの協力要請があったからにゃ、お給料もらえるんだからがんばるぞ」



<キャー!ヒッタクリー!

スパイディ「!事件発生!事件あるとこにそやつがおる!いくぞ!」THWIP!

黄泉川「あ、待つじゃん!ったく、行くぞ!」ダダダ





ひったくり「へへっ、ちょろいもんだぜ!」タタタ

 バッ!

ひったくり「!?な、なんだあ!」

 CRACK!

ひったくり「ぐえ!」

 ドサッ



スパイディ(!ひったくり犯が倒れてる。そこから遠くへと移動する影!あっちを追うっきゃない!)

 THWIP!

スパイディ「待てー!」

 ビューン



黄泉川「・・・移動が速すぎて追えねえじゃん・・・しょうがない。こっちのひったくりをひっとらえるじゃん」


 タタタッ!

スパイディ(あの身のこなし、間違いない。絶対にあいつだ!)

 THWIP!

スパイディ「射程距離内だ!ウェブでとらえるぞ!」

 THWAP!



?????「っ!・・・しまった!」

スパイディ「さあ、僕の安眠時間を奪うクライムファイターさん、事情を聞かせてくれるかな?」



デアデビル「・・・フフ、さすがだなピーター。捕まえられないとふんでいたが、私も腕が落ちたか?」

スパイディ「そうでもないよ。まったく、追う度にウェブを消費するこっちの身にもなってよね」

>>13

クライムファイター:主に地元犯罪などを専門に解決するヒーローのこと

デアデビル:MARVELのクライムファイターの代表格で、『向こう見ず』の意味の名をもつヒーロー。超能力の類はない人間
 本名マット・マードック。普段(昼間)は弁護士として人々のために活動し、夜はデアデビルとなって悪と戦う。
 幼い頃に視力を失い盲目の生活をしてきたが、父がギャングによって命を奪われたのをきっかけに復讐のために修行する
 その結果、『レーダーセンス』という超感覚を身につけ、視力がなくとも音の反響などで周囲を感知できるようになる
 また、体術、棒術も完全にマスターしており、生身の人間ながらかなりの身体能力をもっている。
 嗅覚で人を判別できたり、味覚で物の成分を判断したりと、視覚以外の感覚は極限レベルまで高いものとなっている
 主な武器に、先端がフックになる杖、なわとびのような見た目の武器を扱う

 ヘルズキッチンを拠点にしており、犯罪王キングピンとは因縁の相手。仲間関係というと、スパイディとは仲がいい。
 他にも多数のヒーローとの交流がある。一時アイアンフィストやブラックパンサーが代役を務めたりしていた
 また、過去に映画化されている。ベン・アフレックが演じたデアデビルはレーダーセンスをわかりやすく表現している
 スピンオフとして『エレクトラ』も制作された

スパイディ「っていうか何でにげるんだ?何かやましいことでもあるの?」

デアデビル「いや、せっかくだから謎のヒーローを演じておこうかなと」

スパイディ「なんだよそれ・・・チュウニビョーか」

デアデビル「にしてもすごいなピーター。私は数日は姿を隠せると思っていたのに、1日目で暴くとはな」



スパイディ「・・・・・・ん?・・・ちょっとまって?1日目?数日前から来てたんじゃないの?」

デアデビル「え?・・・今日の昼にこっちに来たところだけど・・・・・・」

スパイディ「いやいや・・・え?ここ数日の夜間逮捕劇は君じゃないの?」



<キャー!ダレカー!

スパイディ「!事件がまた!?」

デアデビル「ここはヘルズキッチンか?」

スパイディ(もしマードックがその自警団員じゃないなら・・・ホンモノが現れるかも!)

スパイディ「マードック、僕行ってくる!」

 THWIP!

 ビューン



デアデビル「・・・私は行かなくてもいいのか?」

女性「だれかー!」

強盗「しずかにしろ!そのバッグをよこしゃ何も手出しはしないからよ!」

 バサッ

強盗「!?・・・」



?????「・・・」

強盗「っひ・・・なんだあてめー!」ナイフシュッ!

 CRACK!

強盗「っが!?」

?????「二度と犯罪をするな・・・二度とだ!」

強盗「あ・・・あ・・・・・・う・・・」

?????「・・・」

女性「・・・あ・・・あの・・・あなたは・・・・・・」

 バサッ!



女性「・・・と、とんでっちゃった?・・・・・・」





 THWIP!

スパイディ(!・・・強盗らしき人物と女性・・・また出遅れた?・・・いや、何か影が離れていく!追おう!)

 THWIP!



?????(・・・何者かが後をつけている・・・・・・あの身のこなし、普通の人間ではない・・・・・・)


 スタッ

スパイディ(!・・・足を止めた。かんねんしたか)

 チャクチ



スパイディ「さて、クライムファイターさん。君がここ数日の夜行正ヒーローだね?何者だ」





バットマン「・・・・・・私が何者かより、お前が何者かの方が重要だ」

>>17

バットマン:ご存じ最も有名なヒーローの一人にして、闇の騎士。世界最高の探偵。ケープの聖戦士。
 超能力の類は一切持たない生身の人間ながら、極限まで鍛えた肉体と卓越した頭脳と経験、あらゆる道具を駆使して戦う
 本名はブルース・ウェイン。架空の街『ゴッサムシティ』の犯罪と戦っている。昼はウェイン産業の社長、夜はヒーロー
 社長としての財力を使って様々な道具を作っている。特殊車両のバットモービルや形状記憶マントなど多数ある
 幼い頃、両親が強盗に銃で撃たれたことがきっかけでヒーローとなる。そのため本人は絶対に銃を使用しない。

 MARVELコミックのライバル会社、DCコミックの看板ヒーロー。ライバルだけど合同企画とかしちゃうくらいはある
 ゴールデンエイジと呼ばれる時代(第二次大戦前)に生み出されたキャラで、スーパーマンの次に登場したヒーロー。
 その人気は当初からおとろえず、今もなおすさまじい人気。世界一有名なヒーローの一人であると言っても過言ではない
 映画も旧シリーズと、バットマンビギンズからのクリストファー・ノーランがメガホンをとった新シリーズと両方有名
 『生身の人間』であるにもかかわらずどんな敵にも一泡ふかす、絶対に負けないキャラともいわれていたり
 普通の人間ながら、誰も目で追えないスーパーマンを見続けたり、宇宙の果てを見抜いたりするらしい。さすが闇の騎士
 スーパーマンが『人類が描いた夢』と言われるのに対し、バットマンは『人類が描いた理想』とも言われる

 過去にスパイディとバットマンが共演したコミックなどがあるが、このSSでは初対面っていうことで。
 >>1は『NEW52』シリーズから入った者なので、このSSでの設定は基本的にNEW52以降の設定で

スパイディ「・・・どうやら素直な子じゃなさそうだね。見ない顔だな?この世界の住人かい?」

バッツ「お前は何者だ?ここは・・・異世界なのか?」

スパイディ「Uh-oh。僕を知らないの?僕も君を知らないからてっきりこっちの住人かと思ったけど、そうでもないのか」

バッツ「質問に答えろ」

スパイディ「僕が言えた口じゃないけど、そのカッコはないよ。コウモリのコスプレ?狂っちゃってるね、それ」

バッツ「よくしゃべるやつだ」

 CHAK!

スパイディ(!スパイダーセンス!)

 スカッ

バッツ(!・・・この距離で回避した?なんという動体視力だ)

スパイディ「いきなり銃ぶっぱなすなんてやっぱり狂って・・・なんだ?テーザー銃?・・・」

バッツ(これはどうだ)

 KINK! KLINK!

スパイディ「おっと!」ヒョイ

バッツ(!・・・これもかわすのか)

スパイディ「今度はなに?麻酔銃?君ってば能力持ってないただの人間?やっぱコスプレしてるだけの一般人?」

バッツ「・・・」

スパイディ「こんどはこっちだ」

 THWAP!

バッツ「っ!・・・なんだ・・・これは・・・糸?」

スパイディ(・・・この距離でウェブをとっさに腕でガードした。並の人間じゃなさそうだ)

バッツ「っく・・・はがれない」

スパイディ「ま、僕の敵じゃないけど!」ダッ!

バッツ「!」

スパイディ「接近戦で殴り合いしようぜ!」


 VVVEEEEE!

スパイディ「!?ARRRGGGHHH!・・・な、何だ・・・騒音装置?・・・いつの間に準備して・・・」

 PFFT!

バッツ(情報が少なすぎる。下手に動くのは危険だ。ここは一旦引くしかない)

スパイディ「ワイヤーフックガン?逃げる気か!そうはさせな――」

 PANG!

 ボッファアア!

スパイディ「今度はなに!?煙幕?・・・っく!」

 ZIIPPP

スパイディ「待て・・・」



スパイディ「・・・・・・見失った・・・っくそ・・・」

銃使ってるような

 ―次の日



御坂「・・・で、まんまと逃げられたってわけね」

スパイディ「面目ない・・・」

初春「いやいや、そんな気に病むことじゃないですよ。それより、そっちの方が・・・」

デアデビル「なんかすまなかったなピーター。私のせい、ということでもないんだろうが・・・」

スパイディ「ったく、なんてタイミングで来てくれたんだよ・・・」

佐天「で、そのコウモリマンってスパイダーマンさんも知らない人ってことは、やっぱりこっちの世界の人なのかな?」

スパイディ「そう思ったけど、こんなに有名な僕を知らないっていうのも不自然だと思うなあ」

黒子「OH、自分で言っちゃうんですか」

デアデビル「私達の世界のヒーローなら、ほとんどは知ってるはずだしな」

御坂「第三勢力ってやつかしら?」キラーン

佐天「御坂さんがなんかロマン感じてるー」

ミサカ「お姉さまは子供のような純粋さをもっているのです。と、ミサカはお姉さまを弁護します」

デアデビル「まあ何か知らないが私は帰らせてもらうよ。ちょっとピーターを脅かすつもりだったが、それ以上だったな」

スパイディ「ミスリードだけやりに来たのかよまったく」

 シュゴー・・・



黒子「さて、私達はどうしましょうか?そのコウモリ男は夜間しか活動してないようですが・・・」

佐天「ってことは昼間はどこかで隠れてるってことですよね。今のうちに探す方がいいんじゃないですか?」

御坂「そうかもしれないわね・・・それじゃあ手分けして探してみましょう」

黒子「一般人のお姉さまや佐天さんを巻き込むのは気が進みませんわ・・・」

佐天「なにいってんですか!今更私が一般人だなんていわせませんよ!風の流法使いですよ私」

黒子「元、ね」

初春「それじゃ佐天さんと私で探しましょうか」

ミサカ「お姉さまはミサカと一緒に」

黒子「私とスパイダーマンさんはそれぞれ単独で、と行きましょう」

スパイディ「ああ、ローガン見かけたらひっぱってでも手伝わせてやれよ」

>>23
え、このSSで?一応銃じゃなくてテーザー銃だったとかそういう風に書いてるんで、銃は使ってないんだけど

 ―宇宙・・・・・・



????「・・・おかしい・・・オァがない・・・・・・どうなってんだ?コーズのメンバーも見当たらない・・・何がどうなってる・・・」



????「気がついたら日本にいて・・・様子が変だからオァを探してみたものの・・・・・・こりゃ異世界か?」



????「別の宇宙・・・ってとこか・・・・・・まあ地球にいた方が色々と判明するかもしれないし、戻るか。人間はいたしな」



 ビューン・・・・・・

>>26

オァ:宇宙のどこかにある惑星。DCコミックの世界の宇宙の平和を守る宇宙警察の本拠地。
 ガーディアンズ・オブ・ユニバースと呼ばれる宇宙人達が結成し、統括している。あらゆる宇宙人が集まっている場所

コーズ:宇宙警察機構の通称。詳しくは後ほど



佐天「――とは言ったものの、どこをどう探せば見つかるのかしらねー」

初春「情報もなにもありませんからね・・・姿を見た人でも『黒い影』としか言ってませんし・・・」

佐天「なんで夜だけ行動するのかしら?よっぽど姿を隠していたいとか?」

初春「さあ・・・ヒーローって大体は正体を隠すものなんじゃ?」

佐天「そもそもヒーローなのかも怪しいもんだね。悪人を裁いてるんだろうけど法律的にはダメなんじゃないの?」

初春「うーん・・・」

佐天「大体、夜中にコウモリのコスプレした男が出歩いてるってだけでもうね」

初春「あー・・・」





 「コウモリのコスプレ?詳しく聞かせてくれないか?」



佐天「!?うわあっ!?」

初春「び、びっくりしたあ・・・・・・宙に浮いてる人が話しかけてきただけかあ・・・」

佐天(それもよっぽどだけど、あえてなにも言うまい。もう慣れたもんよ)

佐天「あー・・・えと、あなたは?」

初春「緑に発光してるヒーロー?」





グリーンランタン「俺を知らないって?宇宙を守るグリーンランタンさ。テレビや本で見たことあるだろ?」

佐天「・・・いや・・・」

初春「初耳初見です」

ランタン「アッレー?」

>>28

グリーンランタン:DCコミックの看板ヒーローの一人。厳密にはランタンの名は宇宙を守る警察みたいな存在のことを言う
 グリーンランタンというと、『意志』の力によって戦う緑に発光したヒーローのことで、メンバーは宇宙人が大半。
 『意志』を持つ存在なら宇宙人でも微生物でも機械でも星でもランタンメンバーになれるらしい。空も飛べる。
 ランタン達で結成された宇宙警察のことを『グリーンランタン・コーズ』と呼ぶ。本部は『オァ』。
 エメラルドの指輪を装備し、その指輪から『意志』の力を創造できる。思い描いたモノを緑の物体で作りだせる力を持つ
 たとえば、トラックや戦闘機、斧やマシンガンなど、イメージしたものを作りだせる。その力は『意志』の力に比例する
 24時間ごとにエネルギーバッテリーである『ランタン』でチャージする必要がある。

 このSSに登場するランタンはコミックでは二代目のハル・ジョーダン。地球人初のグリーンランタンとも言われる。
 初代グリーンランタンはゴールデンエイジのキャラだが、第二次大戦後のシルバーエイジからは二代目に代代わりした
 しかしそれ以降も初代は登場している。初代ランタンは厳密には正式なグリーンランタンではない。パワーの起源が違う
 二代目ランタンはDCのヒーローチーム、『ジャスティスリーグ』の創設メンバーでもある。けっこう自身過剰気味
 ちなみに、グリーンの他に、イエロー、レッド、ブルー、バイオレット、オレンジ、インディゴ、ブラック、ホワイト
 といった数のパワーとリングが存在し、それぞれ組織を結成している(オレンジとホワイトは例外)。
 各色のランタンが集結し、リングをかかげる熱い熱い展開もあったりする。燃える

 例によってこのSSのランタンはNEW52以降の設定で。

佐天「あなたもスパイダーマンさんの世界の方ですか?」

ランタン「すぱいだーまん?なんだそりゃ。イケてる名前だなそいつあ」

初春「え?スパイダーマンさんを知らない?・・・」

ランタン「君達だってグリーンランタンを知らないだろ?お互いさまさ。それより、コウモリのコスプレした男って?」

初春「あ・・・えっとここ最近、夜に出没してる謎の人物のことです」

佐天「私達、探してるんですけど何か知りませんかね?」

ランタン(・・・絶対にバットマンのことだ・・・・・・俺だけじゃなくあいつもこの宇宙に?・・・探してみるしかないな)

ランタン「いや、俺も何も知らないよ。悪いな」

佐天「なーんだ」

初春「い、いえ・・・ところで、あなたはこの世界の人じゃないんですか?」

ランタン「・・・さあね。それじゃあな」

 ビューン

初春「あ・・・行っちゃった」

佐天「ふーむ、もしかしてあの人もコウモリ男の一味?」

初春「なんで悪役みたいに言うんですか」



ランタン(バットマンのことだ。この状況を把握していて、解決策も考えてるだろう。問題はどこにいるかだが・・・)

 ビューン



 「おい見ろ!緑の男が飛行してるぜ!」

 「かっけー!またスパイディの世界のヒーローか?」

 「どんどんヒーローが現れるなあ」



ランタン(・・・この宇宙はどういう宇宙なんだ?スーパーヒューマンを見てもおどろかないなんて・・・・・・)

ランタン(妙な宇宙・・・世界だ・・・・・・ん?)

 ビューン

ランタン「なんだ?・・・この辺のビルの屋上に・・・無作為に鉄骨やドラム缶が並んでるぞ・・・」

ランタン「それもいくつものビルに・・・・・・っ!もしかして」

 ジョウショウビューン



ランタン「・・・なるほど、高度をあげて見下ろすと『コウモリのマーク』に見えるってか。まるでナスカの地上絵だな」

ランタン「ってことは、このマークの真ん中のビルに隠れてるってことだな」

 ビューン チャクチ

ランタン「・・・使われていない廃ビルってとこか。コウモリの住み家にはピッタリだな」



バッツ「待っていたぞ、ランタン」

ランタン「やっぱりあんただったか。ご丁寧に標識まで示してくれるとはな」

バッツ「かなりの高さからでないと確認できないマークにしておいた。お前なら気付くだろうと思ってな」

ランタン「俺に期待してくれてありがたいが、俺は何も知らないんだぜ?この状況が飲み込めてない」

バッツ「だろうな」

ランタン「ここは異世界なのか?宇宙を探索したが、俺の知ってる宇宙じゃなかった。オァも見当たらない」

バッツ「私もここ数日、情報を集めているが、どうやら異世界で間違いないようだな」

ランタン「お見事、さすが名探偵だぜ。で、その俺でも気付いた事柄以外に何か知ってることはないのか?」

バッツ「ない」

ランタン「は?」

バッツ「ない」

ランタン「ちょっと待てよ。こんなこと言うのイヤだがな、俺はお前ならなんでも解決してくれると思ってたんだぞ」

バッツ「まだ情報が足りない」

ランタン「HA!さっすが世界最高の探偵だ。昼間はビルの中でぐっすり、夜は悪人退治。他にするべきことあるだろ」

バッツ「この世界、この街にも犯罪がはびこっている。放ってはおけない」

ランタン「そうかい。あんたがケチは泥棒とおっかけっこしてる間、俺は宇宙中を捜索して回ってたんだぜ?」

バッツ「ランタン、お前がこの世界に来たのはいつだ?」

ランタン「は?・・・えっと・・・宇宙を飛び回ってたからな・・・地球時間でいうと・・・えっと・・・」

バッツ「・・・」

ランタン「・・・あ!ランタンでリングにパワーをチャージをした回数からして・・・4日前だな」

バッツ「私は5日前だ。1日目は状況の整理、2日目以降は情報集めと犯罪者を捕まえていた」

ランタン「ちょいまち、もしかすると3日前、2日前にも誰かがこの世界に来てる可能性があるんじゃないのか?」

バッツ「ああ、お前の今の情報でその可能性が見えてきた。それより、オァが無いのにリングをチャージできたのか?」

ランタン「あ、ああ。そういえばセントラルバッテリーも無いはずなのにチャージできてるな・・・」

バッツ「また一つ判明したぞ。グリーンランタンのリングは宇宙を隔ててもチャージできるということだ」

ランタン「一般人のお前が俺よりランタンのことについて詳しくなるんじゃねえよ」

>>32

セントラルバッテリー:グリーンランタンの指輪のパワーをチャージするには『ランタン』(灯りをともすアレ)が必要
 ランタンにリングをかかげるとチャージできる。その大本が『オァ』にある『セントラルバッテリー』である。
 宇宙中の『意志』の力がセントラルバッテリーに集まっており、ランタンはここへアクセスしてパワーをチャージする

 学園都市がある世界にはオァが無い設定なのでセントラルバッテリーも無いのだが、宇宙を隔ててもできるってことで

ランタン「それより、ここ日本だろ?俺達スーパーヒーローの名声も日本までは届いていないのか?」

バッツ「いや、この世界には基本的に我々は存在していない。別のスーパーヒューマンはいるらしいがな」

ランタン「そうなのか?そういえば俺がここに来る途中、誰もおどろいた感じじゃなかったな。見慣れてるってことか」

バッツ「私は昨夜、スーパーヒューマンと直接手を合わせたが普通の人間ではなかった。それに頭もきれるらしい」スッ

ランタン「なんだそりゃ?・・・」

バッツ「これはそのスーパーヒューマンが発したものを分析したものだ。蜘蛛の糸のようなものだった」

バッツ「成分を分析したところ、高い粘着性と高度を持っていて数時間は効果が持続する。科学製品で作成されているが」

バッツ「1~2時間の間に自然消滅したが、何で作られているかは分析できた。対策はできる」

ランタン「・・・つくづく思うぜ。あんたは敵に回したくない奴の金メダリストだってな」





 ―――――



佐天「うーん、やっぱりやみくもに探しても見つかるもんじゃないねー」

初春「情報があまりに少ないですからね。さっきの緑の人も何か気になりますし・・・」

佐天「なんだか探偵みたい!私達謎を解いてるって感じがする!」キラキラ

初春「謎が増えてますけどね」

 ヴー ヴー

初春「あ、電話・・・白井さんからだ」

 ピッ

初春「もしもし白井さん?何か判明しましたか?」



黒子【初春、助けてくださいまし・・・】





初春「へ?」


―――――

スパイディ「はあ、やっぱ目撃情報なんてそうそうないなあ・・・こりゃやっぱ夜になるのを待つべきかな・・・お、あれは」



打ち止め「あ!ウェブヘッドー!」

一方通行「蜘蛛野郎じゃねェか。今日も正義のお仕事ですかァ?」

スパイディ「やあ二人とも、今日も元気に二人で一人だね」

一通「あァン?」

打止「何をしてたの?ってミサカはミサカは質問したり」

スパイディ「ああ、コウモリ男を探しててね。君達何か知らないかい?コウモリのコスプレしたマントマン」

打止「言葉だけだと怪しすぎるってミサカはミサカはちょっとビビる」

一通「なンだァそりゃァ?またてめェらの世界の奴か?」

スパイディ「さあ・・・今のところは何もわからなくてね・・・」

一通「はァ?」

スパイディ「何か知らないけど、ここ最近学園都市に不穏な空気がするんだ。君達も気をつけてくれ」

一通「・・・つってもよォ」

打止「今まで散々大変なことになってるから今さらだよってミサカはミサカは返す」

スパイディ「うっひょお僕達迷惑かけすぎ?」



一通「そのコウモリ男ってのァ、どういう奴なんだ?」

スパイディ「夜の間だけ活動してるみたいでね、犯罪者を裁いてるみたいなんだけど昼間はどこかに隠れてるみたいだ」

一通「何だそのダークヒーローかっけェ」

打止「じゃあ昼間に隠れてる場所を探してみようよってミサカはミサカは提案したり」

スパイディ「手伝ってくれるの?」

打止「もちろん!ってミサカはミサカは満面の笑みで答えたり!」

一通「しゃァねェなァ・・・後でてめェと三人で動画とらせろよォ。報酬として」

てか、ポイズンアイビーとかジョーカーとかアンブッシュバグとか着てないだろうな


打止「うーん、こういう路地裏に隠れてそうかもってミサカはミサカは推理したり」

スパイディ「さっすが見た目は子供、頭脳は1万人共有の名探偵」

一通「こンなとこに隠れてたらソッコーばれるだろ。その辺の奴に」

スパイディ「ひどいなあせっかく子御坂が推理してくれたのに」

打止「うう・・・あなたはいつもひどいことを言う・・・ってミサカはミサカはウソ泣きをしたり」

一通「ァ・・・悪かったな・・・そォいゥつもりじゃなかったンだが・・・」

スパイディ「やーいやーい!だまされてらー!」ケラケラ

打止「本気にするなんてチョロイかもってミサカはミサカは大笑い!」ケラケラ

一通「てめェらァ!」

スパイディ「うひゃあ怒ったー!」

打止「逃げろー!ってミサカはミサカはウェブヘッドと走りだすー!」

一通「ふざけンなこらァー!」

 ダダダ



スパイディ「!・・・ストップ!」

打止「え?ってミサカはミサカは急ブレーキ」

一通「あァ?・・・なンだこりゃ・・・・・・」



 「うう・・・」

 「・・・う・・・」

スパイディ「・・・不良がボロボロに痛めつけられてる・・・何があったんだ・・・」

一応ここまでがかけてる分なので、以降はゆっくり更新ということでいきますので
これ更新するのは前はsageてたけど、書く側はsageないべきなのね。他スレ見てて気付いた

>>36
アンブッシュバグが何か知らない・・・やっぱDC初心者なので・・・まあMARVELも原書を買い始めたのも10年もたってないルーキーであるのは変わりないので

簡単にいえばDC版デッドプール。
デスストロークじゃないけど、第四の壁が見えてる人

10年かけてもルーキーという所にこのジャンルの深淵を見た

>>40
やっぱDCにもそういうキャラおるんか。ていうかNEW52がおもしろすぎてそれ以前のも見たくなっちゃう最近。GLおもしろいわあ・・・マジで

>>41
普通はどういうもんか知らないけど、やっぱ原書を見てる人って大人が多い印象だから、10年内はまだ新人くらいかな?って
翻訳本は子供のころから見てたけど、原書はなかなかね・・・翻訳のアルティメットスパイダーマンが最初のアメコミだった。スポーンも見た気がするけどトラウマでした。ハイ

一通「ンだよ。そのコウモリ男がやったンじゃねェのか?」

打止「大丈夫?ってミサカはミサカは声をかけたり」

不良A「うう・・・へ・・・変なカッコした男に・・・・・・」

スパイディ「!それって、コウモリのカッコしてた!?」

不良A「ち・・・違う・・・・・・ウロコみたいなカッコだった・・・」

スパイディ「・・・うろこ?・・・」

不良B「へ・・・変なカッコだったから・・・からかってやったら・・・・・・ボコボコに・・・・・・」

一通「てめェらがちょっかいだしたからじゃねェか」

不良B「そ・・・それにそいつも・・・今にも倒れそうだった・・・から・・・」

打止「それってあなた達が悪いかもってミサカはミサカはちょっとあきれる」

スパイディ「そいつはどこに?」

不良A「・・・そ・・・そこの・・・建物の中だ・・・・・・」

スパイディ「・・・アクセ、子御坂と一緒にここにいて。僕は行ってくる」

一通「ォいォい。そりゃねェぜヒーロー。俺に待ってろだァ?冗談じゃねェぜ。打ち止め、ここで待ってろ」

打止「おィおィ。そりゃねェぜダークヒーロー。ミサカに待ってろだあ?冗談じゃねえぜ。ってミサカはミサカはまねる」

一通「ォィ」

スパイディ「・・・危なくなったらすぐに言うこと聞くんだよ、二人とも。・・・アクセはまあ大丈夫だろうけど」

一通「な?」

打止「ぶー」




スパイディ「・・・ここだね・・・中には誰もいないけど・・・」

一通「おィ、離れンなよ」

打止「うん。ってミサカはミサカは服のすそをひっぱる」

スパイディ「・・・センスに反応はない・・・危険はないみたいだけど・・・・・・」



一通「・・・おィ・・・・・・」

スパイディ「コウモリ男じゃなきゃ一体何がいるってんだ・・・ったく」

一通「おィ!蜘蛛野郎!」

スパイディ「!?・・・何?・・・」

一通「・・・あそこで仁王立ちしてるあの男はなンなンだァ?」

スパイディ「・・・え?・・・・・・」



打止「・・・ウロコみたいな服に・・・三叉の槍をもった・・・男の人・・・ってミサカはミサカはコーディネートチェックする」





アクアマン「・・・・・・・・・」

>>45

アクアマン:DCコミックの有名ヒーロー。本名アーサー・カリー。アトランティスの王。
 三叉の槍(トライデント)を手に持つヒーロー。左腕が失われ、その義手として槍をつけていたりするパターンもある
 また、魚やサメなどとテレパシーで意志疎通ができる。アトランティスの王座をかけて色々問題があったりもする
 アトランティスの王という立場上、地上のヒーロー達と常に協力状態ではない。だがその強さは本物。
 ジャスティスリーグの創設メンバーでもある。設定的にもポジション的にもMARVELのネイモアとかぶってる気がする
 ちなみに『DC VS MARVEL』という両社のヒーロー同士の対決企画では、ネイモアと戦って勝利したらしい。かなり強い

 ゴールデンエイジに登場し、シルバーエイジも減益で登場している。単体でアニメ化もされているらしい
 このSSではNEW52基準なので、手は義手ではない

一通「・・・あのカッコからすると・・・てめェの知り合いだろォ?」

スパイディ「・・・いや・・・知らない・・・また知らないやつだ」

一通「はァ?あンなカッコしてる奴っつったらてめェらのカテゴリーだろォ」

打止「・・・なんか・・・様子が変かも・・・・・・ってミサカはミサカは不安になる・・・」



アクアマン「・・・」フラッ

スパイディ「あ」

 ドサッ

一通「・・・倒れやがったぞ。いきなり」

打止「だ、大丈夫!?ってミサカはミサカは駆け寄るー!」

一通「あ、おィ!あぶねえだろォ!」



スパイディ「おいアンタ、大丈夫か?おい!」

アクアマン「・・・う・・・・・・」

打止「なんか・・・だいぶ弱ってるみたい・・・」

一通「どこもケガしてなさそうだがなァ」

アクアマン「み・・・・・・」

スパイディ「?・・・なんだ?」



アクアマン「・・・水を・・・くれ・・・・・・」

スパイディ「・・・水ゥ?・・・もしかして脱水症状?」

一通「熱中症には気ィつけろォ」

アクアマン「水を・・・水・・・・・・」

打止「ミカサが飲み物かって来てあげるよ!ってミサカはミサカはすぐに自販機を探す!」

アクアマン「あ・・・できるだけ・・・塩分の多めのものを・・・・・・」

一通「注文できるぐれェの元気はあンのな」

打止「塩分?おっけー!ってミサカはミサカは手でオーケーサインをして行く!」





 ・・・・・・・・・・

打止「あった!・・・えっと・・・塩分の多いのって・・・どれか知らないってミサカはミサカは今気付く」

打止「そもそも塩分の多い飲み物ってなんなのか・・・ってミサカはミサカは思案する」

打止「・・・この黄色っぽいのがいいかも!ってミサカはミサカはボタンをピッ!」ガコン

 ・・・・・・・・・・





打止「かってきたよー!ってミサカはミサカはペットボトルを持って走るー!」

アクアマン「おお!ありがとう少女よ!ありがとう!」

一通「急に元気になったなァ。まだ飲んでねェのに」

スパイディ「これで元気になるんだね」

アクアマン「おお!黄色っぽい飲み物!やっと!やっと水分を補給できる!」

打止「さあ、早く飲んで元気になって!ってミサカはミサカは笑顔で手渡す」

アクアマン「ああ!ありがとう!ハハハハハハ!」

 キュ ゴクゴクゴク!

 ダァン!



アクアマン「麦茶だコレ!」

打止「え・・・だめだった?・・・」

一通「おィ、ゼータクいうンじゃねェぞコラ」

アクアマン「ぐ、グムー・・・その通りだ。感謝する少女」

打止「あ、いやいや。ってミサカはミサカは大人の対応をする」

スパイディ「大人か?」

一通「子供だ」

打止「むー」

アクアマン「いや、救世の少女・・・お前は立派な人間だ。俺には理解できる」

打止「えへへー。どーもってミサカはミサカは子供っぽくなったり」

スパイディ「どっちだよまったく・・・・・・・・・っておおい!そうじゃないだろ!」

アクアマン「?」

スパイディ「あんたは何モンだ。僕達の知り合いじゃないし・・・見ない顔だぞ」



アクアマン「私はアトランティスの王、アクアマンと呼ばれる者だ」

打止「あくあまん・・・」

一通「ま、ドストレートなのはやっぱ共通なンだな」

スパイディ「アトランティス?・・・ネイモアの知り合い?」

アクアマン「ん?・・・誰のことだそれは」

スパイディ「それにアトランティスの王?それこそネイモアのことじゃないの?そんなこと言ってるとぶっ飛ばされるぞ」

アクアマン「だから誰だそれは。王を名乗る者がいるというのか?」

スパイディ「んん?・・・」

>>50

ネイモア:MARVELにおける、アトランティスの王。サブマリナーともいう。ゴールデンエイジからの古株の現役キャラ
 戦時中はキャップらと一緒に『インベーダーズ』というチームを結成して活躍していた。空も飛べる万能タイプ
 シルバーエイジ期にはヴィランとして活躍し、その後またヒーローの立場になったり、またヴィランになったりしたり
 世界最初のミュータントと言われたりする時もある(厳密には古代エジプト時代にアポカリプスがいるけれど)
 くるぶしにある謎の羽や、パン一の姿などからちょっとネタキャラに見られがちだったりすることも

ロールシャッハは出るのかな

スパイディ「ねえアクセ、この世界にアトランティスってある?」

一通「知るか」

スパイディ「うーん・・・アクアマンの言う分には僕の世界のアトランティス事情と違うこと言ってるからなあ・・・」

アクアマン「アトランティスは二つとない。お前の言っているのは別の所のことじゃないのか?」

打止「もしかしたらウェブヘッドの世界ともこの世界とも違う世界のことなのかもってミサカはミサカは推理する」

スパイディ「!」

一通「おィおィ、また別の世界が増えるってのかァ?勘弁しろよまったく」

アクアマン「俺は気がついたらこの街にいた。何がきっかけでなぜここにいるのかもわからない」

スパイディ「この世界はあんたの世界とは別、ってことは確定?」

アクアマン「それすらもわからない。ここは日本だろう。俺も馴染みのない地だ。ただ日本に転送されただけかもしれぬ」

一通「・・・」

スパイディ「OKOK、一旦整理しようか。アクアマン、君はアトランティスの王。気がついたらこの街にいた」

アクアマン「ああ」

スパイディ「ここが別の世界か、自分の世界の日本なのかすらもわからない。そういうわけだね」

アクアマン「そういうことだ」

打止「こまったちゃんだねってミサカはミサカはため息をつく」

一通「なンでこんなとこに隠れてンだ?俺達が入ってきた時は仁王立ちしてたよなァ」

アクアマン「話せば長くなるが・・・俺がこの街で気がついたのは3日前だ」

打止「三日も!?」

スパイディ「三日もどこで何してたんだよ」

アクアマン「長くなるが・・・3日前、気がついたら俺はこの街の路地裏にいた・・・・・・」

>>23
今更だけど見直してみたらたしかに銃使ってる風に見えるね。すんません。理解しづらくて。そこは銃だと思ったらテーザー銃でした!ってことで一つ・・・

>>55
シャッハはもちろん書きたい。だけど、ロールシャッハはウォッチメンの世界でなけりゃ魅力が出せない気がするんす個人的に。たぶんあの世界観じゃないと合わない気がする
ハンターハンターにシャッハが出てるSSあったらしいけどハンタ知らないから未読だからなんともいえないけど、よくシャッハを別世界でかけたなあと感心してる(見てないけど
だからこのSSでシャッハさんは難しい、でもできれば書きたい!という風に思ってるのでどうなるかわかりません。青い原子操作マンはますます無しの方向で。御坂達JCだよ・・・

 ~~~~~

アクアマン「・・・・・・う・・・むう・・・・・・ここは・・・どこだ?・・・・・・アトランティスではない・・・地上世界か?・・・」

アクアマン「う・・・なぜ俺がこんな所に・・・・・・とりあえず周囲を散策せねば」

 ・・・・・・

アクアマン「うーむ、どうやら日本のガクエントシという街らしいな・・・周囲は壁で覆われていて出られない・・・」

アクアマン「・・・・・・困った・・・」



アケミ「あ、なんかすごいカッコの人がいるー」

マコちん「もしかしてスパイダーマンの世界の人かも!」

むーちゃん「なんか困ってそうだけど・・・」

アクアマン「!少女達、ここは日本のガクエントシで合ってるな?」

マコちん「へ?・・・はい」

アクアマン「アトランティスはどこにある?」

マコちん「は?」

アケミ「アトランティスって聞いたことあるね・・・なんか古代のなんかの・・・」

アクアマン「ああ、もういい。ここから出るにはどうすればいい?どっちにいけばいいんだ?」

マコちん「えっと、バスで行くとかですかね」

アクアマン「バスか。地上の乗り物には詳しくないがそれでここから出られるんだな?」

マコちん「たぶん」

むーちゃん「お金がいりますけど。日本円って持ってます?」

アクアマン「オカネ!・・・もってない・・・そういえばこの槍以外何も持ってないぞ・・・」

アケミ「そりゃダメだ」

むーちゃん「無賃乗車はできませんよー」

アクアマン「・・・っぐ・・・世話になったな少女達・・・貴重な情報をありがとう・・・」シュン

マコちん「え、どうするんですか?」

アクアマン「・・・別の方法を探すよ・・・」トボトボ

アケミ「背中がものすごくさみしいぜ」

 ・・・・・・

アクアマン「オカネ・・・地上の金貨を稼ぐにはアルバイトというものが手っ取り早いらしいな」

アクアマン「この・・・ファミレスとやらで『アルバイト募集中』という張り紙があるな。よし!」

 カランコロンカラン

店員「いらっしゃいませー」

アクアマン「オカネをくれ」

店員「」

アクアマン「・・・ん?・・・反応が変だな・・・そうか!アルバイトをさせてくれ」

店員「え・・・えと・・・店長と面接を・・・」

アクアマン「面接?俺はアトランティスを治める者として、地上の人間に何を審査されることがあろうか」

店員「いや・・・アルバイトするには面接を後日・・・」

アクアマン「後日?俺は今すぐにでもオカネが必要なのだ!アトランティスへ戻るため!バスに乗るために!」

店員「お帰りください・・・」



 ・・・・・・

アクアマン「むう・・・地上の事情はやはり難しい・・・なぜ後日などと手間のかかることをするのだ・・・」

アクアマン「しかし困ったぞ・・・オカネがないとどうすることもできん・・・無理やり突破することも可能だが・・・」

アクアマン「俺もヒーローの一人だ。そんなことはできん・・・うーむ・・・」



強盗「へへ!たんまり金をいただいたぜ!」タタタ

アクアマン「!」

強盗「銀行ってのは便利だよなー!金を出せといえば簡単に出すんだからよー!」タタタ



アクアマン「・・・今走って行った男・・・銀行でオカネがもらえると言っていたな・・・よし」



 ―銀行

 ウィーン

アクアマン「オカネをくれ」

銀行員「」

ウォッチメンのキャラは禁書とのクロスならみたい、けどあんまDC・マーベル・キャラと絡の共演は微妙だなぁ
他のコミックみたくクロスはやっていないしやっぱ別格ていうか隔絶された作品だし
まぁ2次創作だからいいけど

 ~~~~~

アクアマン「――その後なぜかアンチスキルと呼ばれる連中に追いかけまわされ、この建物で身をひそめることになった」

一通「ド天然か」

打止「もはやそういうレベルじゃないよってミサカはミサカは心配になる」

スパイディ「つまり学園都市から出ようとしてあっちへこっちへしてる間に3日たったと・・・」

アクアマン「ああ」

一通「俺達が来た時の仁王立ちはどゥいゥことだ?」

アクアマン「その少し前にチンピラに絡まれ、返り討ちにしたのだが、水分不足がかなりのレベルまできていた・・・」

アクアマン「フラフラしながらもここに入って身体を休めようとしたのだがお前達が入ってくるのに気がついた」

アクアマン「王としてふがいないカッコは見せられない、と堂々とした立ち構えをしていたのだ」

スパイディ「でもすぐに倒れちゃった・・・と」

アクアマン「そうだ」

一通「なンだこいつァ・・・」



スパイディ(うーん、たぶんアクアマンも別の世界の者なんだろうけど・・・どうしよう)

打止「アクアマンはこれからどうするつもりなの?ってミサカはミサカは今後のスケジュールを聞く」

アクアマン「・・・アトランティスへ戻るつもりなのだが・・・どうやらここは俺の世界ではないらしい」

打止「え?」

アクアマン「俺の世界なら、俺のことは世界に知られているはずだからな。俺達のことを何も知らないのは不自然だ」

一通「自分で言うかァ」

アクアマン「別の世界に来ているというのなら・・・元の世界へ戻る方法を探すまでだ。世話になったな」

スパイディ「どこに行くの?」

アクアマン「ここでじっとしているわけにはいかない。救世の少女、ありがとう。恩は忘れない」

打止「いやいやいいってことだよ!ってミサカはミサカは恩きせがましくない」

アクアマン「お前達にも世話になったな。蜘蛛の男、白髪の・・・男?女か?」

一通「あァン!?」

スパイディ「まあ中性的な顔立ちって言われてるし・・・」

アクアマン「ではな」





スパイディ「ところで、アクセって男だよね?」

一通「男に決まってンだろォが!」

>>63
ウォッチメンのキャラがDCの連載タイトル(バットマンとか)に登場したら絶対ひんしゅく買うだろうからね・・・見てみたい気はするけど、ありえないというかなんというか
今やってる(?)ビフォアウォッチメンもアラン・ムーア本人は反対してたって聞くし、やっぱウォッチメンは本編オンリーだからこそってのがあるのかもね
ビフォア見てないから何ともいえないけど、評判いいみたいでちょっと安心

打止「で、コウモリ男のことはいいの?ってミサカはミサカは蒸し返す」

スパイディ「あ!」

一通「おィ」

スパイディ「しもうたー!アクアマンなら何か知ってたかもしれないのに・・・」

一通「追いかけりゃァいいじゃねェか」

スパイディ「そだね!ちょっくら・・・・・・って、おお!?」



麦野「あ~?・・・スパイダーマンに・・・第一位・・・こりゃどういう組み合わせだい?」

フレンダ「あー!スパイダーマン!こんなとこにいるなんてどういう訳よー?」

滝壺「こういう所にはあんまり近づかないほうがいいと思う」

絹旗「私達暗部の人間が超仕事する場所ですから」

スパイディ「君達は・・・今までなんやかんやで協力してくれてた美少女四人組」

フレンダ「美少女だって~」エヘヘ

絹旗「麦野は超活躍してたりしてますからね。スパイダーマンさん達と」

打止「こんなところになんでいるのー?ってミサカはミサカは人見知りしない」

フレンダ「!この子・・・電気使いに似てるわね・・・」

麦野「ああ、あの時のクローン実験の時の産物ってとこか」

一通「言い方がわりィぞおィ」

滝壺「私達は仕事でちょっと捜索してるの」

打止「捜索?・・・何を?」

フレンダ「それは――」ムギュ

麦野「こらフレンダ。仕事内容を簡単にバラすんじゃないわよ」

フレンダ「むぐぐっ」

絹旗「謎のハッカーを超探してるんです」

麦野「き・ぬ・は・た~!」

滝壺「むぎのがきぬはたに怒るなんて珍しい・・・」

スパイディ「ハッカー?」

麦野「・・・ふー・・・まあ、あんたらなら話しても問題もないかね。さほど重要な問題でもないし」

麦野「ここ数日、学園都市のコンピューターやテレビ、警備ロボが急に止まったりすることがあるのは知ってるかい?」

一通「しらン」

打止「しらん」

スパイディ「シラン」

麦野「」ムカッ

フレンダ「落ち着いて麦野!相手は子供と第一位と蜘蛛超人だよ!」

麦野「・・・・・・それが実はどっかでハッカーが各電子機器にハッキングしてるって話らしくてね・・・そいつを探してるの」

一通「ふ~ン」アタマポリポリ

打止「へェ~」アクビフワ~

スパイディ「ほ~ん」ハナホジホジ

麦野「っしゃらあ!」ドゴオ!

スパイディ「みぞおちへの肘ッ!」グハア!

フレンダ「今のはあんたが悪い訳よ・・・」



絹旗「そのハッカーというのがどこにいるのか超不明なのでこうやって超地道にいそうな所を探しているのです」

打止「もしかしたらコウモリ男がハッカーかもってミサカはミサカは名推理ピキューンする」

一通「お前天才だなァ」

スパイディ「たしかに・・・そのセンはありうるね・・・」

麦野「コウモリ男?」

スパイディ「アクセ、子御坂、君達はむぎのん達と一緒にハッカーってのを探してくれないか」

一通「はァ?」

麦野「はあ!?」

スパイディ「いいよねむぎのん?」

麦野「いいわけあるかあ!こちとらプロのお仕事なんだよ!」

スパイディ「アクセがいたら百人力なんじゃないの?」

麦野「う・・・」

打止「ミサカ達はそのハッカーがコウモリ男かも説を追ってムギ達と一緒にいてってことだねってミサカはミサカは納得」

スパイディ「そゆこと!」

一通「おめェはどうすンだよ?」

スパイディ「さっきのアクアマンを追うよ!じゃ、任せたよ皆!」THWIP!

滝壺「・・・行っちゃった・・・・・・」



絹旗「まあ、とりあえずは超よろしくです」

打止「うん!打ち止めって言うんだよってミサカはミサカは自己紹介する!」

麦野「・・・足ひっぱるなよ」

一通「誰に言ってるンですかァ?」

フレンダ「・・・これって結局、学園都市で一番危ない場所にいる訳よ・・・」




黒子「・・・さて、どうしたものでしょう。コウモリマンの情報はゼロ。代わりに不良を数名こらしめましたが・・・」

黒子「このままでは何の手柄もないまま・・・お姉さまに合わす顔がありませんわ・・・どうしたら・・・・・・」

黒子「・・・あら?何やら公園の方が騒がしいですわね。子供の歓声のようなものが・・・・・・」



子供A「すごーい!葉っぱが人型に切れてるー!」

子供B「落ちてくる葉っぱを剣で斬るなんてすげー!」

子供C「おねえさん侍の人ー?」

????「サムライ?私はアマゾネスの戦士よ」

子供A「あまぞねす?」

子供B「何ソレー?」

????「私を知らないのね。なら教えてあげるわ!」





ワンダーウーマン「私の名はダイアナ。神々の加護を得たワンダーウーマンよ!」

>>89

ワンダーウーマン:DCの有名ヒーローで、世界一有名な女性ヒーローと言っても過言ではないほどの知名度を誇る。
 本名はダイアナ。伝説のアマゾネス一族の姫。ギリシャ神話の神、ヒッポリテの子として泥の中から誕生した
 女性だけの王国で育ったため人間社会のことに興味津々で、初めて触れるあらゆるものに感動する世間知らずのお嬢様
 基本能力が神の子だけあって軒並み高く、怪力、耐久力も高い。空の飛行も可能。剣の腕前も達人レベルである
 腕にはあらゆる飛び道具を弾くブレスレットを装備、ブーメランにもなるティアラを頭に装備している。
 また、触れた者は真実を話してしまう『真実の投げ輪』もある。これは敵の目的を暴くことにも拘束するのにも役立つ

 こちらもNEW52の設定で。
 ちなみにNEW52に際して見た目をリファインされたが、初期稿ではワンダーウーマンは下半身タイツになっていた
 これに読者側から批判がたくさん来て、タイツではなく従来の露出多めの姿に変更されたとか

黒子「・・・あの奇抜なカッコ・・・絶対スパイダーマンさんの世界の方ですわ・・・・・・」

黒子「それにしても、周囲に子供がいるのに剣を振り回すなんて!危険極まりない!ここはジャッジメントとして・・・」



ダイアナ「ほら、これなんてどう?世界地図の形に切った葉っぱよ」

子供A「すっげー!」

子供B「でもこれあってるのかわかんないな」

黒子「そこのお方!」ビシ!

ダイアナ「?・・・私のことかしら?」

黒子「このような場所でそのような危ない刃物を振り回すのは危険です!ジャッジメントとして見過ごせません!」

ダイアナ「あら、この剣のことを言ってるのかしら?私は人間を傷つけたりしないわ」

黒子「いや、事故もありうるでしょうに」

ダイアナ「ありえないわ。でも、あなたの言うことには一理あるわね。子供達に危険な目は合わせられない」スッ

黒子「常識のある方で助かりましたわ・・・」

ダイアナ「さあ人間の子供達、そろそろ家へと帰りなさい」

子供A「はーい」

子供B「またねーワンダーウーマンー」

子供C「ばいばーい」

 タタタ



黒子「・・・さて、あなたお名前は?」

ダイアナ「私はダイアナ。ワンダーウーマンとも呼ばれるわ。あなたは?」

黒子「白井黒子ですの。あなたもスパイダーマンの世界の方ですわね?」

ダイアナ「・・・?・・・ごめんなさい。何のことだかわからないわ」

黒子「・・・え?」

ダイアナ「私はこことは別の場所にいた。気がついたらこの街にいたの。昨日のことよ」

黒子「ちょ、ちょっと待ってくださいまし。スパイダーマンさんの世界の方ではないんですの?」

ダイアナ「そのスパイダーマンという者が誰なのか、私には見当もつかないわ」



黒子(どういうことですの?・・・スパイダーマンさんの世界以外の・・・別の世界の方?・・・そんな・・・)

黒子(いや・・・不思議なことではありませんわ・・・でも・・・未知の別世界の人だなんて・・・コウモリマンももしかすると・・・)



ダイアナ「ねえクロコ!クロコ!」

黒子「っは!な、なんでしょうダイアナさん」

ダイアナ「これ、アイスクリームを売ってるらしいの。アイスクリーム、知ってる?」

黒子「・・・へ」

ダイアナ「私がはじめてアイスクリームを食べた時、あまりのおいしさに感動したものよ。あなたもどう?」

黒子「あ・・・え、えーっと・・・遠慮しておきますわ」

ダイアナ「そう?それじゃあアイスクリームのおいしいのをくれるかしら?」

アイス屋のおっちゃん「あいよ!美人のお姉さん!」

黒子(・・・なんだか世間知らずのお嬢様って感じですわね・・・)

ダイアナ「え?オカネがいるの?・・・」

おっちゃん「そりゃそうさ。うちも家計ってもんがあるからね」

ダイアナ「・・・」

黒子「・・・ダイアナさん、お金は?」

ダイアナ「・・・持ってない・・・」シュン

黒子「え」

おっちゃん「え」

ダイアナ「・・・どうすれば・・・」アセアセ

おっちゃん「あ、いや・・・オマケしてあげるよ」

ダイアナ「!本当に!?」パア

おっちゃん「ああ、美人さんだしな!たまにはいいさ!」

ダイアナ「ありがとう!」

黒子「・・・はァ・・・あの、これ代金お支払いいたしますわ」チャリン

おっちゃん「え?いいよいいよ。俺が勝手にしたことだし」

黒子「私はジャッジメントですの。そうはいきませんわ。私のオゴリということで」

ダイアナ「クロコ!ありがとう!」

おっちゃん「じゃあ、ありがたく受け取ることにするか。・・・あれ?二倍の金額だよ?」

黒子「せっかくですから私の分もいただこうかと」

おっちゃん「!はいよ!」





ダイアナ「おいしかったわねクロコ。色んな種類のアイスクリームがあったけれど、全部味見してみたいわ」

黒子「お腹壊しますわよ。でも、たしかにおいしかったですわ」

ダイアナ「!クロコ!あれは何!?」

黒子「え?・・・あれはクレープを売ってるんですの」

ダイアナ「クレープ・・・まだ食べたことの無い食べ物だわ・・・」ジュルリ

黒子「・・・」

ダイアナ「クレープっておいしい?」ジュンスイナ メ

黒子「・・・ええ、まあ」

ダイアナ「そう・・・いつか食べてみたいわ・・・」アクイノナイ メ

黒子「・・・・・・買って差し上げますわ」

ダイアナ「ホント!?クロコありがとう!」キラキラ

黒子(そんな純真無垢な眼差しで言われると断れませんわ・・・)

ダイアナ「おいしい!なんておいしいのかしら!外の世界にはこんなにも素晴らしいものがあふれてるなんて!」

黒子(結局私も自分の分を買ってしまいましたわ・・・)

ダイアナ「ロックンロール、映画、アイスクリーム、クレープ・・・なんて魅力にあふれてるのかしら外の世界って」

黒子「その外の世界とはどういう意味ですの?」

ダイアナ「私は幼い頃からアマゾンという女人族の世界で暮らしてきたの。人間社会のことはまだ未熟なのよ」

黒子「それって女性だけの社会にいたということですの?」

ダイアナ「そうよ」

黒子(女性だけの世界・・・そこにお姉さまと私が行けば・・・・・・グヘヘヘ・・・)ジュルリ



ダイアナ「あ!クロコ!あれは何?」

黒子「っは!・・・はい何でしょう。・・・あれはたこ焼きという食べ物ですわ」

ダイアナ「たこ焼き・・・」キラキラ

黒子「・・・・・・」

ダイアナ「おいしいのかしら・・・」キラキラ

黒子「・・・買ってさしあげますわ・・・」



 ・・・・・

ダイアナ「クロコ!これはタイ焼きという食べ物らしいわ!」

 ・・・・・

ダイアナ「これは何?かき氷というの?」

 ・・・・・

ダイアナ「焼きそば?とてもおいしそうね!」

 ・・・・・





 プルルル・・・・・・

 ピッ

初春【もしもし白井さん?何か判明しましたか?】

黒子「初春、助けてくださいまし・・・」

初春【へ?】




御坂「――・・・何もてがかりがなーい!」グアー

ミサカ「コウモリ男の手がかりが全然ありません。と、ミサカはため息をつきます」

御坂「このままでは黒子達に手柄を先取りされてしまう・・・」

ミサカ「宝探しではないのですよ。と、ミサカはお姉さまの競争心を静めます」

御坂「ううー・・・誰か知ってる人いないかなー・・・・・・あ、あそこにいるのは・・・」





婚后「まあ、ローラさんはローガンさんに甘えたいのですね」

ローラ「そ、そ、そんなこと、ことないないない」

湾内「あわててますわねー」

泡浮「甘えたい年頃なんですのね」

ローラ「ちがちがう。べつにそんなんなんなんじゃないないない」

婚后「ふふ、隠さなくてもよろしいですのに」

ローラ「・・・」

婚后「まあ、あのような毛むくじゃらで粗暴な方と接するのに抵抗があるのはわかりますわね」

ローラ「え」

婚后「いくら父君でもローガンさんはさすがに色々と抵抗があるでしょうし、もうちょっとしっかりした人に――」



ローガン「おう嬢ちゃん、俺に抵抗があんのか?生皮はいだら素直になるかもしれねえな」SNIKT

婚后「」

湾内「ウルヴァリンさん!」

泡浮「いきなり現れましたわね」

ローラ「ローガンだめ!光子は私の友達、手を出すというならたとえローガンでも容赦しない」SNIKT

ローガン「・・・冗談だよ。爪しまえ。お前のダチにそんなことするかよ。ジョークだジョーク」

婚后「」ブクブク

ローガン「泡吹いてるけどな」

御坂「婚后さん、湾内さん、泡浮さん」タタタ

泡浮「あ、御坂さん。こんにちは」

湾内「双子の妹さんもご一緒ですのね」

婚后「・・・ッハ!御坂さん!」

ミサカ「ローガンさんとローラさんもこんにちは。と、ミサカは律義に言います」

ローラ「うん」

ローガン「おう、どうした。疲れてる顔してっぞ」

御坂「実はね、ここ最近夜になると出没する謎のコウモリ男を探してるんだけど、何か知らない?」

湾内「・・・コウモリ男さん・・・ですか」

泡浮「聞かない話ですわね・・・」

婚后「夜になると出没・・・もしかしてヘンタイさんなのでしょうか?」ゾッ

御坂「あー・・・どうなのかしら」

ローガン「やっぱ何かいやがるのかこの街には」

御坂「え?」

ローガン「ここ最近、嗅ぎ慣れないニオイがしてたんだ。俺の知らねえ奴がこの街にいやがんだな」

御坂「ニオイって・・・」

ミサカ「ローガンさんなら何か知ってるかと思いましたが。と、ミサカはアテがはずれました」

ローラ「ごめんうちの父が役たたずで」ペコリ

ローガン「てめえっ」

御坂「じゃあさ、婚后さんと湾内さんと泡浮さんは何かわかったら連絡してくれないかな」

婚后「もちろんですわ」

湾内「お任せください」

御坂「でも危険な範囲には踏みこまないようにね」

泡浮「お気づかいありがとうございます」

御坂「ウルヴァリンは地道に探しまわって」

ローガン「扱いの差がひでえな」

御坂「ローラは・・・婚后さん達と一緒にいるんでしょ?もし3人に何かあったら助けてあげて」

ローラ「言われなくてもそうする」

御坂「実に安心感のあるボディガードね」

ミサカ「ではミサカ達は捜索を再開しましょう。行くぞローガン。と、ミサカは先輩風をふかします」

ローガン「何の先輩だ」

ミサカ「コウモリ男大捜査線の先輩です。ローガン、確保だ!と、ミサカは映画の影響モロうけます」

ローガン「いまだに思うが日本人ってのは意味のわからんことを時々言うな・・・」

 ―とある廃ビル

ランタン「おいバットマンよ、もう夕方にさしかかるころだぜ。そろそろ外に出てもいいんじゃないのか?」

バッツ「この街の地図を作製している。行くならお前だけで行け」

ランタン「地図?そんなもんいるか。夜中だけ出歩いて、それも泥棒追いながら街の全体図を把握してたってのか?」

バッツ「そうだ」

ランタン「アンタには頭が下がるぜ。そんな状況で記憶した地図なんか役に立つかよ」

バッツ「この街は23の区分があり、ここは第19学区だ。第7学区が人の推移が多く、情報を集めやすい」

ランタン「・・・まいったよ。こうさんだ。アンタに任せるよ。で、俺は何をすればいいんだ?」

バッツ「外を捜索してくれ。我々以外の仲間がこの世界にいる可能性もある。夜には私も行く」

ランタン「目立つ俺が空をとんでりゃ、向こうが見つけてくれるかもしれないからな」

バッツ「そういうことだ。私は夜が明けたらこのビルに戻る。君も朝になれば一旦戻れ。作戦を練る」

ランタン「OK、それじゃあ宇宙のヒーロー、グリーンランタンが日本の街の空を飛びまわるとするか」

 ビューン



バッツ「・・・ん?・・・・・・機械にハッキング?・・・・・・この手法は・・・あいつか」

…DCにハッキング得意なヒーローとかいたっけ?
フラッシュとかヘルボーイにそんなイメージないし

>>78
ハッキングていうと違うのかもしれないけど・・・・・・大目に見てね。後で登場すっから

はーい

御坂「さて、ローガンは別行動、婚后さん達は情報リサーチ、私達はまた地道に捜索ってことだけど・・・」

御坂「こう暑いと何もする気にならないわよね~・・・」アヂー

ミサカ「公園のベンチにどかっと腰かけて親父かよ。と、ミサカは鋭い一言をあびせます」

御坂「こんだけ熱い中炎天下を歩き回るのは冗談ぬきで危険なのよ・・・あんたは熱くないの?」

ミサカ「熱いけど表情に出さないだけです。と、ミサカは倒れそうになりながら言います」フラッ

御坂「ああもう、危ないなあ。ジュースでも飲んで休憩しなさいよ。ホラ、ベンチすわって、影の下で」

ミサカ「お姉さまマジお姉さま。と、ミサカはお姉さまのおせっかいに感服します」

御坂「いちいちひっかかる言い方ね・・・」



<チェイサー! ガコン

御坂「はい、冷えたジュース」

ミサカ「何の悪ブレもなくジュースを手渡すお姉さまマジお姉さま。と、ミサカはお姉さまのキャラを再認識します」

御坂「はいはい・・・」



 MMMMMOOOOOOO・・・・・・

御坂「・・・ん?・・・・・・っ!?あれ!・・・あれって・・・スパイディ達がこっちの世界に来るときにあった・・・」

ミサカ「別世界への次元の通路の渦。と、ミサカはおどろきます」

御坂「何もない空間に急に渦が・・・もしかしたら何かが現れるの?・・・」



 ドサッ・・・

 MMMMMOOOOOOO・・・・・・

御坂「!・・・誰かが出てきて、倒れて・・・渦が消えた・・・」

ミサカ「出てきた人は何者でしょう。と、ミサカはお姉さまと一緒に駆け寄ります」タタタ



御坂「ちょっと!アンタ!大丈夫!?」





フラッシュ「・・・う・・・・・・う~ん・・・・・・ここは?・・・君達は一体・・・」

ドクター・アルケミー「ガタッ」
ウェザーウィザード「ガタッ」
キャプテンコールド「ガタッ」
ヒートウェーブ「ガタッ」
トリックスター「ガタッ」
ミラーマスター「ガタッ」

>>81

フラッシュ:DCを代表するヒーローの一人で、地上最速の男。アメコミを知らない人にも比較的知名度は高い有名キャラ
 本名バリー・アレン。落雷に打たれ、『スピードフォース』という運動エネルギーの塊にアクセスできるようになる
 これにより音速以上で走れるようになった。亜光速でも走れる上、装備を整えれば光速をも超えるスピードを出せる
 が、光速以上のスピードを濫用すると、スピードフォースにのみこまれる。一度バリーはのまれたが、後に帰還した
 バリーは二代目のフラッシュであり、初代はゴールデンエイジのヒーロー。三代目、四代目と他にもフラッシュはいる
 初代のコミックを見て、バリーはフラッシュを名乗るようになったとか。
 また、摩擦熱なども操作できるらしく、超スピードで走っても負担がかからない。人を抱えて走っても大丈夫
 これらを応用して、摩擦熱で炎を出したり、竜巻を起こしたりできる。さらには振動も操作できるので地震も起こせる
 自分を高速振動させて物質を透過(すりぬけ)できたり、透明になったりできる。応用が非常にきく能力である
 本気で走って『死』という概念から逃げ続け、ヴィランにおしつけて逃げ切ったこともあるとか。速いって次元じゃない

 その人柄からかヒーローからだけでなく、ヴィランからも好かれる人物。フラッシュ専門の悪人チームもある。
 そんなフラッシュだが弱点もけっこうあり、走ってるだけなので一般人でも足をひっかけるだけで転ばせられるらしい
 空も飛べないし、怪力を持っているわけでもない。それでも様々な能力の応用と速度で戦うヒーローである
 『NEW52』が始まる前、全ての歴史(一部以外)を全てリセットする大イベント『フラッシュポイント』の主役を務める
 フラッシュと宿敵、リバースフラッシュ(ズーム)との戦いの末、DCコミックの歴史がリセットされた
 このSSのフラッシュもNEW52の設定で、バリーということで

>>82
詳しくないけどそれがローグスとかいうフラッシュファンクラブ?DKRもDKSAも未だに未読なんだよなあ・・・
フラッシュポイントも見てないんだけど、DC初心者の俺からすると『え、DC全体リセットっていう大事の主役がフラッシュなの?』ってなったけど、フラッシュってそんなに重要キャラなのね

>>85
そうそう。
フラッシュが引退すると自分たちも引退してフラッシュが出てくるとまた悪に出戻りするファンクラブ。
X-MENのオメガクラスと同じくらいの能力なんだけどな、こいつら…
すごいよ、コイツら。ある敵にローグスにフラッシュを殺させる作戦で間違って殺しちゃった時、
全員がすっげぇ堕ちこんでたし。

御坂「ここは学園都市よ。・・・まあ別の世界から来たみたいだからわかんないでしょうけど・・・」

ミサカ「やはり異世界の人はハデなカッコです。と、ミサカは異文化交流します」

フラッシュ「別の・・・世界だって?・・・かんべんしてくれよ・・・なんでこんなことに・・・」

御坂「?・・・自分の意志で来たんじゃないの?」

フラッシュ「ああ・・・いつの間にか渦に吸い込まれて・・・気がつけばここに・・・・・・」

御坂「・・・」

ミサカ「キャプテンアメリカさん達の世界からですか?と、ミサカは大事なことを聞きます」

フラッシュ「キャプテン・・・聞かない名だね」

御坂「やっぱり!第三勢力の別世界から!」



フラッシュ「僕はバリー・アレン。フラッシュと呼んでくれ」

御坂「御坂美琴よ。で、こっちは・・・えーっと」

ミサカ「ミサカです。お姉さまの双子の妹です。と、ミサカは話を合わせます」

フラッシュ「よろしくね。ところでさっそくで悪いけど・・・なんで僕ここにいるのかな?」

御坂「こっちが聞きたいわよ・・・あなたの世界はどんな所なの?」

フラッシュ「どんなって言われても・・・僕達が悪人と戦ってるってとこかな」

御坂「結局は似た世界なのね・・・」

フラッシュ「あー、こんなこと聞くのもどうかしてるけど、君達って異世界との交流に慣れてるの?なんでそんな冷静?」

ミサカ「もう慣れた。と、ミサカはぶっちゃけます」

御坂「そうよ。こことは違う世界の人がたくさんこっちに来てるからね」

フラッシュ「なるほど・・・僕はその異世界の連中に呼び寄せられたってことなのかな?」

御坂「・・・うーん・・・どうかしら・・・・・・フラッシュ、コウモリ男のことは知ってる?」

フラッシュ「・・・それってバットマン?」

ミサカ「名前が判明しました。と、ミサカはやっと情報をゲットします」

御坂「バットマン・・・やっぱり直球なのね」

>>86
噂には聞いてるけど全員オメガレベルなの?・・・いいね!それでいてコメディな感じで

だって棒さえ持っていれば天気操作できる奴と、
鏡で異世界に行ったり分身したり相手の目を失明させたり出来る奴、
冷凍銃の扱いがぴか一で強い奴、
賢者の石で女性用下着を純金に出来る奴とか。
…コンビを組めば、どんな所からでも脱出できて町一つ氷河期に出来たり焼け野原にしたり出来るんだもの。

フラッシュ「バットマンもこの世界に?」

御坂「そうよ。私達が今探してるとこなの」

フラッシュ「あー・・・問題でも?」

御坂「まあそういうとこ」

フラッシュ「まいったな・・・街中を走りまわって探すっきゃないか」

ミサカ「それは無茶です。この学園都市はあまりにも広いのですから。と、ミサカは止めます」

フラッシュ「大丈夫さ。僕の足は思ってるより速いから」

ミサカ「いや、そういうことじゃ――」

 ビュン



フラッシュ「これなーんだ」

御坂「!・・・ベンチにおいておいたジュースの缶!」

ミサカ「・・・はええ」

御坂「あなたテレポーターなの?」

フラッシュ「テレポートとはちょっと違うな。僕は足が速いのさ」

ミサカ「速いなんてレベルじゃないです。と、ミサカは驚愕します」

御坂「そのスピードなら学園都市を捜索するのも簡単かもね」

フラッシュ「そゆこと。それじゃあ僕は行くよ」

御坂「あ、ちょっと待って!そのバットマンってのは悪人なの?」

フラッシュ「・・・いや、立派なヒーローだよ。僕達の世界は多くの悪人がいるけどバットマンは人一倍正義には熱い男さ」

御坂「・・・そう。ありがとうフラッシュ」

フラッシュ「こっちこそ、未開の地で右も左もわかんない僕に色々教えてくれてありがとね。それじゃ」

 ビュン!



ミサカ「・・・はええ」

御坂「・・・ヒーロー、か・・・」

あー、アメコミのMAD動画見て泣いてしまった。やっぱアメコミ素晴らしいわ泣けるかっこよすぎ・・・シャッハさんかっけえ・・・スパイディかっけえ・・・

>>89
そういう連中がフラッシュに一泡吹かせるためだけにしか行動しないのがいいよね。ジョーカーもバットマンがいなきゃ何もしないのと同じように

ジョーカーといえば映画ダークナイトの地上波放送版の、大塚ほうちゅうが吹替えしたジョーカーがあまりにもハマリすぎててやばいんだけど賛同してくれる人いるかな?
もちろん、藤原ケイジ版の吹替え、ヒース・レジャー本来の声も素晴らしいけど、ほうちゅう版はなんちゅーか、もう完全にぴったりとジョーカーというキャラにはまってる感じがする
狂った感じとか凄みのある時とか。もともとほうちゅうもダークナイトのジョーカー吹替えしてみたいって言ってたらしいからなおさらなのかな
DVD持ってるけど日曜洋画劇場版だと吹替え変更あるかもって録画しておいて正解だったわ。永久保存版だよ。コマンドーとかみたいに複数吹替えとしてソフトにすべき


 THWIP

スパイディ「うーん・・・アクアマンどこ行ったのかなー・・・結局むぎのん達としゃべってて遅れた訳よ」



佐天「あ、スパイダーマンさーん!」

スパイディ「!佐天、初春」チャクチ

初春「何か進展はありました?」

スパイディ「あー、コウモリ男に関しては何も・・・別の発見はあったけど」

初春「へ?」

佐天「私達白井さんに呼ばれて救援に行くんですよー」

スパイディ「!?何か事件か!?」

初春「いえ、そういう感じではなかったみたいです」

佐天「あ、そういえばスパイダーマンさん、グリーンランタンって人知ってます?」

スパイディ「グリーンランタン?・・・・・・聞かない名前だな」

佐天「やっぱり!」

初春「空飛ぶヒーローみたいな人と出会ったんですけど、スパイダーマンさんのこと知らないみたいだったんで・・・」

スパイディ「もしかして・・・僕達の世界とは違う別の世界の人ってこと?・・・」

佐天「たぶん」

スパイディ(・・・アクアマンに続いてグリーンランタン・・・そしてコウモリ男・・・異世界の連中が急にこんなに・・・)

スパイディ(佐天や初春達は気にしてないみたいだけど・・・これはもしかしたらかなりヤバイことかもしれない・・・)

スパイディ(・・・何か・・・危機感というか・・・・・・嫌な予感がする)

佐天「?スパイダーマンさん?」

初春「どうかしましたか?」

スパイディ「あ、いや・・・僕はもうちょっと情報を集めてみるよ!それじゃね!」THWIP!

 ビューン



初春「・・・何だか様子が変でしたね」

佐天「だね。まあ私達は白井さんのとこ行こうか」

初春「はい」

スパイディ(空飛ぶヒーローグリーンランタン・・・宇宙系のヒーローかな・・・)

スパイディ「っと、一旦このビルの屋上に着地して・・・電話しよう。この次元間通話ケータイで」

 PRRRR・・・・・・

 PI!

リード【もすもす?宇宙忍者ゴームズことリード・リチャーズだよ☆】

スパイディ「あ、リード?僕だけど」

リード【やあピーター!異世界への電話はどうだい?ノイズとかはいってない?ん?】

スパイディ「んなことどーでもいいからさ、コズミック系のヒーローってそばにいない?」

リード【HAHAHA!あいかわらずいきなりの無茶ぶりだなあ君は。おーいジョニー、宇宙系のヒーロー探してくれ】

 <ハア?ナンデオレガ

 <スー、ジョニーガテツダッテクレナイッテ

 <ジョニー!

 <ウヒー!ワーッタヨ!ッタク、スグアネキニチクルンダカラ・・・

 <ドタバタドタバタ・・・・・・



リード【お待たせピーター。ちょうど二人ほどいたよ】

スパイディ「僕から言っといてなんだけどなんでいるんだよ」



ノヴァ【あーもしもし?スパイダーマンか?俺だよ、宇宙一かっこいいヒーローのノヴァだよ!】

スパイディ「やあノヴァ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

ノヴァ【聞きたいこと?かっこよくなる秘訣とか?それは鏡とにらめっこするこったな】

スパイディ「うるせいやい!あのさ、グリーンランタンって知ってる?たぶん宇宙人なんだけど」

ノヴァ【はあ?聞いたことないな。俺みたいにかっこいい奴じゃないと名は知れてないからな】



ロケットラクーン【それなら聞いたことあるぜ】

ノヴァ【うわっ!ラクーン!今俺がかっこいい通話してんだから邪魔すんなよ!】

>>93

コズミック系ヒーロー:宇宙を舞台に活躍するヒーローのこと

ノヴァ:前作にも登場したバケツ頭の人間ロケット。前作のは『スパイディ達の世界にそっくりなパラレル世界』のノヴァ
 こっちのノヴァは『スパイディ達の世界』のノヴァなので別人

ロケットラクーン:アライグマの見た目をした知的生命体。喋るし銃器ぶっぱなすし口の悪いチャーミングなアライグマ
 宇宙の平和を守るチーム、『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』のメンバー。アルティメットMVC3にも参戦
 戦闘能力も高い宇宙一危険なアライグマ

ラクーン【俺達ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーは宇宙を守ってるが、別次元との均衡も守ってんだ】

ラクーン【俺達の本拠点は次元と次元の間にあってな。別の宇宙ってのにも触れる時もたまにある】

ラクーン【そんで、別の宇宙には『グリーンランタン・コーズ』とかいう組織があるってのを聞いたことがあるぜ】

ラクーン【俺も直接見たわけじゃねえけど、グリーンランタンってのは別の宇宙の奴らしいぜ】

ラクーン【しかもかなり強えらしい。何かあっても手は出さねえほうがいいぜ。俺達なら別だけどな】

スパイディ「やっぱり・・・・・・ありがとう二人とも。貴重な情報だったよ」

ノヴァ【まあな!やっぱり俺ってかっこいい!】

ラクーン【何もしてねえだろ】

 PI!



スパイディ「さて・・・・・・これで本格的にやばいことになってきたかもしれないな・・・」

スパイディ「別の宇宙の存在・・・侵略に来たってセンが高いよね・・・ウルトロンにしろドーマムゥにしろそうだったし」

スパイディ「学園都市の世界って・・・なんでこうも狙われるんだろうなあ・・・」

>>95

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:宇宙と次元を守るコズミックヒーローチーム。以下GOGと略す
 リーダーのスターロードの他、ロケットラクーンやガモラ、ドラックス、マンティスといったメンバーがいる
 アベンジャーズなどより人数は少ないが少数精鋭チームといったところ。クエーサーやアダム・ウォーロックもメンバー

 実写映画化も決定しており、『アベンジャーズ』などと世界観を共有してるとのこと。
 アベのラストに登場した『奴』はGOGに登場するという噂。
 『アイアンマン、2、3』『インクレディブル・ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテンアメリカ』『アベンジャーズ』
 といった実写映画シリーズは話が繋がっており、同じ世界での物語。GOGもその世界の中の物語になる
 これら一連のシリーズは『MARVELシネマティック・ユニバース』という、公式の平行世界の一つとカウントされている
 MARVELコミックの世界には、無数の平行世界が存在し、それらに番号が割り当てられている
 たとえば基本的な世界となる主軸世界は『アース616』(もしくは616世界)であり、アルティメット世界はアース1610
 という風に無数の世界が公式で展開されており、シネマティックユニバースもMARVEL世界の一つとして確立している

 だがMARVEL映画の全てがこのシネマティックユニバースに含まれる訳ではない
 旧スパイダーマン三部作やアメイジングスパイダーマン、FF、X-MENなど、ほとんどの作品は含まれないので注意
 映画化権の問題が解消されれば、いずれスパイディやX-MEN達がシネマティックユニバースに合流するかもしれない
 ちなみに、マブカプの世界にまでアース96169と、番号が当てられている

 ―――――

ランタン「さて、どこをどう探せば俺の知り合いに遭遇するのかね」ビューン

 ―――――

アクアマン「・・・・・・どうすれば元の世界へ戻れるのだろうか・・・」

 ―――――



初春「あ、白井さ~ん」

黒子「・・・初春・・・佐天さん・・・」グスン

佐天「ちょ、どうしたんですか」

ダイアナ「この子達がクロコの言っていた友人ね」

佐天「うお!絶世の美人さん!」

黒子「じつはこれこれしかじか・・・」

初春「かくかくうまうま・・・というわけですね」

佐天「別に買ってあげなくてもいいんじゃないですかね?」

黒子「・・・ダイアナさんの純粋な目には負けますわ」

ダイアナ「?」

佐天「ま、それもジャッジメントの仕事ってことですね」

初春「え、うそ」

ダイアナ「そういえば・・・クロコも言っていたそのジャッジメントとは何なの?」

佐天「風紀委員です。簡単に言えば困ってる人を助けて悪人をこらしめるってとこです」

ダイアナ「こんな素晴らしい世界にも悪人がいるというの?」

佐天「ええ、たっくさんいますよ」

黒子「反論できないのがつらいですわ・・・」

ダイアナ「・・・そう・・・なら私が手をかすわ!」

佐天「へ?」



ダイアナ「私は元の世界ではスーパーヒーローなのよ。悪は見過ごせないわ!クロコへの恩返しも含めて悪を退治するわ」

初春「よかったですね白井さん!ジャッジメントの仕事が減りますよ!」

黒子「逆に増えそうな気がしますが・・・というかそんな恩返しなどけっこうですのよ」

ダイアナ「そうはいかないわ。さっそく行ってくるわね!」バッ!

 ビューン



佐天「・・・空を飛んだ・・・」

初春「マントもハイテクスーツもなしで飛ぶのってなんかシュールですね」

 ―――――

絹旗「次はこの廃れた工場を調べましょう」

打止「ハッカーがこんなとこにいるのかな?ってミサカはミサカは疑問に思ったり」

滝壺「案外こういうところで隠れてるものだよ」

麦野「おいおいもう夕方じゃないかい。さっさと見つけてブチのめして帰るわよまったく」

一通「打ち止め、良い子はもう帰る時間だぞォ」

打止「もうっ、ミサカは子供じゃないもん!ってミサカはミサカはプンスコする!」プンスコ

フレンダ「ップ・・・第一位の能力者ってこんなんだった訳・・・」

一通「あァン?」

フレンダ「ごめんなさいなんでもないですごめんなさい」



麦野「・・・やっぱ真っ暗ねこの工場の中」

滝壺「むぎの、私の能力で探そうか?」

麦野「いやそこまでしなくてもいいし、能力者かどうかもわかんないし」

絹旗「!待ってください!あそこで何か光ってます!」

フレンダ「なんか電子機器みたいな光り方・・・あれってもしかしてハッカーのなんかじゃないの?」

一通「・・・おい、てめェら動くンじゃねェ。すでに俺達に銃口を向けられてンぞ」

麦野「!」

フレンダ「・・・何・・・アンドロイド?・・・・・・こっちに銃みたいな腕を向けてるって訳・・・」





サイボーグ「警告だ。それ以上前へ進むなら撃つ。二度は言わないぞ」

ティーンタイタンズの!

>>99

サイボーグ:DCのヒーローの一人で、その名の通り全身が機械になっているサイボーグヒーロー。
 本名ヴィクター・ストーン。事故によって瀕死の重傷を負うが、機械化して一命をとりとめ、サイボーグとなった
 NEW52では異次元の門からの衝撃波を受けて瀕死になり、スーパーヒューマンの研究をしていた科学者の父に助けられる
 が、それまでに父との間柄が悪かった上、勝手に改造されて「最高じゃあ!」というどころか「ふざけるな!」とキレた
 サイボーグとなった自分の身体を嫌がってる節があり、父との仲は悪いまま。それでもヒーローとして悪と戦っている
 本人によると全世界のコンピューターとリンクしており、あらゆるデータが頭に入ってくる。ランタンの通帳の中まで

 NEW52以前の世界では『ティーン・タイタンズ』という10代のヤングヒーローチームのメンバーだった
 が、NEW52に際して、スーパーマンやバットマンと肩を並べ、ジャスティスリーグの創設メンバーになるという大出世
 一番年齢が低いはずだが、すでにタメ口で話し、チームにとって重要なメンバーの一人となっている

 ちなみに、スーパーマンのヴィランに似た名前のキャラがいるのでややこしい

麦野「へえ・・・物騒なことね。あんたが最近学園都市中にハッキングしてるハッカー?」

サイボーグ「・・・語弊があるような言い方だが、そうだ。気がついた時、俺はこの世界にいた。俺の世界とは別のな」

打止「!」

絹旗「どうして超ハッキングなんてしてたんですか?」

サイボーグ「未知の世界の情報を集めていただけだ。何もやましいことはしていない」

麦野「どうだか」

サイボーグ「お前達のことも知ってる。学園都市第4位のレベル5、原子崩しの麦野沈利」

麦野「!」

サイボーグ「他の3人も『アイテム』と呼ばれるチームらしいな。そしてそっちには第1位のレベル5の一方通行」

一通「へェ~、なかなかお勉強してンじゃねェか」

サイボーグ「学園都市のあらゆる電子機器にアクセスしたからな。もはやこの街のことはなんでも知っている」

フレンダ「ま、まさか私達の入浴まで盗撮を!?」

サイボーグ「してない。俺はこう見えてもヒーローと呼ばれてる。そういうプライバシーな部分はノータッチだ」

フレンダ「紳士!」

滝壺「そうでもないと思う」

麦野「まあそんなことはどうでもいいわ。とにかく、この変態ハッカーをぶちのめせばお仕事は終わりよ」

サイボーグ「・・・俺にも仕事がある」

麦野「はあ?」



サイボーグ「アイテムの4人・・・そして一方通行。お前達は決して善人とは言えない過去があるな」

一通「!」

フレンダ「ぎくっ」

サイボーグ「・・・さっきも言ったが俺はヒーローだ。悪は見過ごせない」

麦野「・・・ッハ!それで?あたしらとやろうってのかい?」

サイボーグ「いや、お前達の能力が高いことも知っている。それに、正直過去のことまで掘り返すほど俺は熱心じゃない」

サイボーグ「だが、『悪を絶対に逃さない』男がいる」

麦野「?・・・」



サイボーグ「その男は今から少し前に、俺がこの街にいることに気付いて通信を入れてきた」

サイボーグ「俺もその男がこの街にいるのはさっきまで知らなかったが・・・その男に俺の得たデータを全て送った」

サイボーグ「つまり、その男にお前達の悪行が知れた」

麦野「誰だ?その男ってのは・・・」

サイボーグ「闇の騎士さ。きっとお前達を見逃しはしない」

打止「!それってもしかして・・・ウェブヘッドが言ってたコウモリ男!?」

一通「はァ・・・そういうことか・・・てめェらグルで俺らに挑もうってのか?ずいぶン根性あンじゃねェか」

麦野「どっちにしろあたし達はあんたをブチのめすのが仕事なんでね。ペラペラしゃべってたけど片づけさせてもらうよ」

 BACCCOOOOOOOOOOOOOMMM!

麦野「!?っが!?」

 DOGOOOOOOOOOOMMM!

滝壺「!?むぎの!?」

絹旗「いきなり天井が超破壊されて何者かが超突っ込んできて麦野を超ぶっ飛ばしました!」

フレンダ「な、何!?何な訳!?」

サイボーグ「・・・もう一人、俺の危機と駆けつけてくれたみたいだな。お前らの負けだ」



麦野「・・・っぐ・・・なんだあてめェはァ!」

ランタン「美人な女の子だと思ったが、どうやらネジのとんだやべえ奴みたいだな。せっかく見つけた仲間をやらせるか」

麦野「邪魔すんじゃねえ!」ドオ!

ランタン「おっと!俺のリングはなんでも作れるんだぜ。あんたのビームすら防ぐ盾だってな」BBBEEEE!

麦野「!?・・・あたしの原子崩しを防ぎやがった?・・・しゃくにさわる奴だねえ!」

ランタン「来い!ヒステリービームガール!」

 ―――――

不良「へいへいおじょうちゃん~、常盤台の子~?俺達と遊ばない~?」

ヤンキー「おとなしくしろよ~・・・さわぐと痛い目みるぜえ~」

ミサカ「・・・相変わらず、この街は治安が悪いです。と、ミサカはあきれます」

御坂「ホントにね・・・まったく!」バリバリ!

不良「うぎゃあ!?」

ヤンキー「ぐべべべ!」

 ドサドサッ

御坂「まったく、面倒ったらありゃしないわね」





ダイアナ「そこのサンダーガール!」

御坂「・・・ん?へ?あたし?」

ダイアナ「罪もない人間に電撃をあびせて気絶させるなんて・・・悪は見過ごせないわ!」

御坂「・・・はあ?」

ミサカ「かなりキワドイかっこです。と、ミサカはコーディネートチェックします」

ダイアナ「あなたがこの街の悪人ね!私はワンダーウーマン!正義の裁きよ!」

 ブン!

御坂「!?うおあっ!」

 ガッキイーーーン!



ミサカ「おお、女性の剣に対してお姉さまは砂鉄の剣で対抗しました。と、ミサカは実況します」

御坂「な、なんなのよあんたいきなり!」

ダイアナ「問答無用!」

 キイン!

 ―――――

 ザッ

ローガン「おいそこの魚野郎、ちょっと待て」



アクアマン「・・・俺のことを言っているのか?」

ローガン「お前以外にいるか?見ない顔だな・・・別の世界から来た侵略者ってとこか?」

アクアマン「・・・礼儀を知らんらしいな。俺はアトランティスの王だぞ。わきまえろ」

ローガン「HA!ネイモアが聞いたらさぞご立腹だろうな。どこのどいつか知らんが、妙なことすんじゃねえぞ」

アクアマン「・・・カンに触るヤツだな・・・毛深い動物が」

ローガン「・・・ああ?」SNIKT!

アクアマン「・・・」



 ガッキイーーーン!

ウルヴァリン「サシミにしてやるぜ!」

アクアマン「狩ってやろう!」

 ―――――

スパイディ「さて・・・増援を呼んだところで僕はそろそろジャッジメント支部へ戻ろうかな。色々と判明したし」

 THWIP

 ビュン!

スパイディ「!?スパイダーセンス――」

 DOMMM!

スパイディ「ARGH!」

フラッシュ「うあっ!・・・っく・・・なんだ?・・・急に目の前に何かが・・・」

スパイディ「いてて・・・・・・!・・・何だ・・・あんた誰だ!」

フラッシュ「君かいきなりぶつかったのは。そのカッコからすると、ヒーローかヴィランかだな」

スパイディ「なっ、ぶつかったのはあんたの方だろ!いいがかりするな!」

フラッシュ「む・・・なんだって?」

スパイディ「あんたもしかしてコウモリ男達と同じ別の世界から来たってトコだろ」

フラッシュ「!バットマンのこと?」

スパイディ「やっぱり・・・そうとわかった以上、見逃すわけにはいかないね」

 ザッ

フラッシュ「・・・何をする気だい?足のスタンスを開いて腰を落として・・・」

スパイディ「きみに一泡ふかせて、あらいざらい喋ってもらうよ。侵略者さん」

フラッシュ「・・・ひどい言いようだね。僕だってヒーローだ。君みたいなヴィランはほっとけないよ」

スパイディ「どっちが!」

 THWIP!

フラッシュ、意外とマヌケだからなぁ…

 ―――――

サイボーグ「さて、ランタンが麦野沈利を相手してくれる間、俺は君達を逮捕するとしようか」

フレンダ「っげ」

絹旗「逮捕?私達をですか?それは超できない話です」

サイボーグ「どうかな。一方通行以外なら俺一人でどうとでもなる。データが証明してる」

滝壺「・・・きぬはた、確かにあのアンドロイドの言う通り、私達だけじゃ危ないかもしれない」

絹旗「・・・」

打止「ここはあなたの出番だよ!ってミサカはミサカは鼓舞する!」

一通「・・・はァ~・・・しゃァねェなァ・・・」

サイボーグ「一方通行、下手に動くな。抵抗しなければケガはさせない。お前が抵抗すれば少女3人を攻撃する」

一通「はァ?お前ェそれでもヒーローかァ?三下以下じゃねェか」

サイボーグ「なんと言おうと俺なりの正義――」

 BACCCOOOOOOOOOOOOOOMMM!

サイボーグ「!?」



フレンダ「またなんかがつっこんできた訳よ!」

絹旗「今度はアンドロイドに超突撃しました!」

滝壺「・・・あれって」





アイアンマン「まったく、ピーターに呼ばれたから来てみたものの、少女に脅しをかけるターミネーターか?」

サイボーグ「・・・何だ・・・俺と同じ・・・機械の人間?・・・」

アイアンマン「あいにく、私は中身は人間だがね。君は見る分には機械と一体化しているじゃないか」

サイボーグ「・・・」

アイアンマン「さあ、10代の女の子に銃を向ける輩をこらしめるとしようか」


フレンダ「な・・・なんか大事になってきた訳よ」

滝壺「むぎのは大丈夫かな?・・・そんなむぎのを私は応援してる」

絹旗「さっきアンドロイドが超言っていた『悪を見逃さない男』というのがまだいるかもしれません。超気をつけて」

一通「はァ・・・なンかめンどうになってきたなァ」



アイアンマン「アイアンマンのヴィランにはピッタリだな君は!」BACOM!

サイボーグ「ッグ!」

アイアンマン「アクセラレータ達もいるし、君に勝ち目はないと思うが?まだやるかい?」

サイボーグ「・・・むしろ心配すべきなのは一方通行のことだ。彼が来れば一方通行の身が危ないぞ」

アイアンマン「・・・彼?」

サイボーグ「彼は一方通行の過去のデータを見た。俺が送ったからな・・・絶対に見逃さないはずだ」

サイボーグ「・・・そろそろ日が落ちる頃だ。彼の時間さ」





 バサアッ



     バッツ「夜が来た」

エグい男が来たぞーwwwwww

一通「!」

フレンダ「こ・・・今度はなに・・・」

滝壺「・・・黒い・・・コウモリの・・・」



バッツ「アクセラレータ、だな」

一通「・・・あァ?」

絹旗「フレンダ、滝壺、打ち止め、ここは超危険です。超避難しましょう」

打止「で、でも」

一通「いけ打ち止め・・・こいつァやばィ雰囲気だ」

打止「・・・っ」

滝壺「行こう。ここにいても邪魔なだけ」

打止「・・・うん。ってミサカはミサカはしぶしぶうなずく」

 タタタ・・・



一通「・・・さァて?俺をお探しだったって?俺の過去を知ったンなら、能力だって知ってるだろ?勝ち目ねェのわかる?」

バッツ「・・・能力は知っている。サイボーグに連絡をとい、データをもらったからな・・・だからこそ」



 ブシュウーーー!

一通「!?」

バッツ「対策を練れた」

一通「ガスゥ?こんなもン・・・・・・ッカハ!?ッガ!?」



バッツ「お前の能力はあらゆる攻撃を反射する。だが酸素や重力は基本的に反射していない」

バッツ「ならば有毒物質を酸素に混ぜればいいだけだ」

一通「なッ!?・・・がァッ・・・こっ・・・てめェ・・・・・・カハッ!」



バッツ「学園都市最強だろうと、私の敵ではない」

さすがバッツ

>>112
絹旗は滝壺のこと「滝壺さん」って言うらしいのでミスっす・・・勘弁してくらさい

麦野「どこのどいつか知らないけど、あたしにタックルしてくれた上に能力を防ぐなんてシャクにさわるねえっ・・・」

ランタン「あんたもスーパーヒューマンらしいな。でもな、俺は宇宙の脅威と戦ってるんだ。あんたみたいなのに――」

 ドオ!

ランタン「!」

 VVVVVEEEEEEAAAAAAAA!

ランタン「話を聞かずにまたビームかよ。俺のリングで盾を作れば効かないぜ?何度やっても――」

麦野「これでもかいっ!?」

 オアオッ!

 CHOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!

ランタン「!?っグア!」

 FFFFFSSSHAAAAAAAAZZZZMMM!



ランタン「うそだろ・・・俺のソリッドライトをブチ壊した?・・・なんて威力なんだこのアラサー女・・・」

麦野「」ブチッ

麦野「こんの緑虫がァ!細胞まで全部崩してやんよォ!」

>>122

ソリッドライト:グリーンランタンのリングで作りだす緑のエネルギーが形をとったもの。
 盾にもハンマーにもトラックにも戦闘機にも巨大な手にも機械のようなアーマーにも道にも鎖にもなる。
 その強度は『意志』の力に比例するが、ハルが作りだすソリッドライトの強度はかなりのもの。
 スーパーマンやワンダーウーマンには壊されたこともあるが、基本的にはかなりの強度をもつ。
 ちなみに、黄色い物体には効果がない。
 その割には全身黄色のウェポンマスターという悪人を拘束してたりするので、けっこう大丈夫なのかも知れない

アクアマン「野蛮な地上動物め!」

 SHUNK!

ウルヴァリン「ARGH!」

アクアマン「この矛でお前を八つに裂いて――」

 THUNK!

アクアマン「!?っ何・・・ッグ!」

ウルヴァリン「・・・わりィな魚類・・・俺にはてめえの槍なんぞ効かねえんだよ!」

 SLASH!

アクアマン「GHHH!・・・ック・・・傷が治っていく?・・・お前は魔術の類を扱う者か・・・・・・」

ウルヴァリン「残念ながら生まれつきでな!」ダッ!

アクアマン「ならば心臓に矛を突き立てるまで!」ダッ!

ダイアナ「同じ女として、あなたを裁く!」

御坂「人聞きの悪いこと言わないでよ!もう!」

 キイン!

ダイアナ「っく・・・やるわね」

御坂「あなたが誰か知らないけど、とりあえずおとなしくしてもらうためにちょっと痛い目にあってもらわなきゃね」

 バリッ!

ダイアナ「!身体から雷が?・・・でも」

 K-TANG!

御坂「!?電撃を腕輪で弾いた!?」

ダイアナ「私のブレスレットは飛び道具を弾くのよ!それと」ブンッ

御坂「ッ!?何・・・縄!?」

ダイアナ「答えよ少女!あなたの名を!」

御坂「何よこんな縄なんか!私は御坂美琴・・・!?何これ・・・口が勝手に・・・」

ダイアナ「悪事を話しなさい!」



御坂「私は・・・私のせいで・・・大勢の・・・命が・・・1万もの命が失われた(勝手に話しちゃう!・・・妹達のことを・・・)」

ダイアナ「!」



ミサカ(・・・お姉さま・・・・・・)

御坂「私に責任があった・・・全部私のせい・・・私がやったも同然・・・(っく!何なのこれ・・・それはもう・・・解決したのに)」

ダイアナ「もういいわ。あなたをたたきのめす。そして、この世界の法であなたの悪事を裁いてもらいなさい!」

御坂「っ!」

スパイディ「まったくハデハデなカッコだね!人気者になろうって魂胆だろうけど、その座は譲らないよ!」ブン

フラッシュ「っと、口の減らない奴だね。ハルよりしゃべる奴なんてそういないだろうに」ビュン

スパイディ「!速い!」

フラッシュ「こっちだよ」SLAP!

スパイディ「っ!」

フラッシュ「こっちこっち」SLAP!

スパイディ「くそっ!ちょこまかと・・・クイックシスコンかお前は!」ブン!

フラッシュ「おっと。僕に君のパンチなんて当たらないよ」



スパイディ「このっ!」ブン!

フラッシュ「たとえ」ビュン

                           フラッシュ「君に」ビュン

        フラッシュ「手が6本あっても」ビュン

                                           フラッシュ「指一本」ビュン

   フラッシュ「触れられないよ」ビュン



スパイディ「ああもうっ!だからスピードスターはヤなんだよ!」

>>130

クイックシスコン:クイックシルバーのこと。DC VS MARVELでフラッシュと対決したが、音速は光速には勝てなかった

手が6本あっても~:スパイディは過去に、能力を打ち消そうとして研究して特殊な治療薬を作ったことがある。
 が、逆に能力が促進してクモのように腕が6本になった。その後何とかなったものの、腕6本の姿はけっこう不気味
 マンスパイダーとも言われている。が、その名はクモが人間のようになった別のキャラ(大昔の)ともかぶる

フラッシュ、意外と楽に対処できるんだろうけどな…地面にウェブ撒くとか

アイアンマン「何だ!?アクセラレータの苦悶の声!?」

サイボーグ「バットマンのお出ましだ。俺はあんたがバットマンの邪魔しないように邪魔するだけだ」

アイアンマン「アーマー、アクセラレータの状況はどうなってる?」

アーマー【一方通行の体内に毒素が侵入している模様です。生命活動に支障はありませんが・・・】

アイアンマン「それでもピンチだ!すぐに助けにいく!」

サイボーグ「そうはさせない!ホワイトノイズ砲をくらえ!」

 SKRRREEEEEEEEEEEEEE!

アイアンマン「何ッ!?AAARRRGGGHHHHHHHHH!」

アーマー【警告・警告・超音波攻撃を受けています。対応システム起動】

アイアンマン「GHHHH!何だ・・・超音波攻撃だと?・・・やってくれたな。今度はこっちの番だ!」

 ZZZAAAAAAAAAKKK!

サイボーグ「!?グアアッ!」

アイアンマン「リパルサーブラストにどこまで耐えれるか実験だ!ターミネーターをターミネートしてやる!」

>>133

ホワイトノイズ砲:サイボーグの腕が変形して超音波を発する武器。花のように開いて武器が展開する
 他にも両腕がガトリング砲のように変形したりもする。サイボーグの身体は生体金属のように変形している節がある
 ターミネーターT-1000みたいな液体金属ほどではないものの、多少は形が変化しているっぽい

一通「ぐゥ・・・てめェ・・・ぜってェ・・・ブチ・・・のめしてやる・・・・・・ッカ」

バッツ「下手に抵抗するな。お前を警察につき渡す」

一通「・・・おらァ!」ドン!

 バオ!

バッツ「っ!地面を伝って衝撃を・・・・・・!?・・・立ちあがった?・・・」

一通「俺が酸素を反射しねェからっつったなァ・・・だが体内の毒素のベクトルを操作して体外に出すことはできンだよォ」

バッツ「・・・なるほど。便利な能力だな」

一通「ずいぶンなめたマネしてくれたなァ!てめェの能力がなンだろォと一方通行に勝てる能力かァ!?あァ!?」ドン!

 バオ!

バッツ「っく!」

一通「腕の一本や二本くらいは覚悟してンだろォな!?ぶちえぐってやンよォ!」



 SKREEEEEEEEEEEE!

一通「!?ッギャガァァァァァ!?」



バッツ「騒音装置の改修版だ。音も反射してないんだろう」

一通「ッガ!?・・・あ・・・頭がッ・・・」

バッツ「能力は演算を行って行使するとのことだ。脳に揺さぶりをかける。この状態で演算ができるか?」

一通(こッ・・・こいつッ・・・やべェ!・・・とンでもなく・・・・・・)

音は切れるんですがそれは。

…まぁSSだから気にしないけど

サイボーグ「機械が相手なら、俺の敵じゃない!」BRATATATATATAT!

アイアンマン「腕がバルカンに変形だって?ずいぶんロマンたっぷりじゃないか!」バシュシュ!

サイボーグ「グアッ!・・・小型のミサイル・・・くそっ・・・どれだけ武器を搭載してるんだ・・・」

アーマー【外部からのハッキングを受けています。目前の相手からです】

アイアンマン「何?・・・ッフ、このアイアンマンのアーマーをハッキングしようとしてるっていうのか?」

サイボーグ「(っく・・・バレたか・・・)・・・今のうちに降参したらどうだ?」

アイアンマン「残念だが、私のアーマーに取り入ることは不可能だよ。逆にこちらがやってやる」

サイボーグ「っ!?・・・俺の頭の中に・・・侵入しようとしてるのか!」BEEP!BEEP!

アイアンマン「今のうりに降参したらどうだ?」

サイボーグ「・・・だが、残念だったな」

アイアンマン「何?」

アーマー【アクセス失敗。サイボーグのシステムへの侵入は不可能です】

アイアンマン「なんだって?私のスーツでも侵入できない機械なんて・・・」

サイボーグ「どうやらお互い、コントロールの奪い合いはできないみたいだな」

アイアンマン「・・・なら、分解してから組み直してやろう」

サイボーグ「やれるもんなら――」



 BBBLAAAAACCCOOOOOOOOMMM!!!

アイアンマン「!?」

サイボーグ「!?」





御坂「・・・っぐ・・・うう・・・・・・」

ダイアナ「立ちなさい。まだこれからよ」



アイアンマン「御坂!?」

サイボーグ「ワンダーウーマン!建物を壊しながら・・・戦っていたのか・・・」

>>136
!?・・・・・・マジすか・・・いや、なんか会話とかしてるから『無意識では』反射しないんだと思ってた

>>138うるさいとか思ったらすぐに反射してたよ。(禁書五巻参照)ただ、確かに普段は除外してないね。

反射しないもののリストを作ってその反射しないものだけ。だからすぐに切り替えれる

フラッシュ「ほらほらほら」WHAM!

スパイディ「GHHっ・・・調子にのっちゃってまあ・・・」

フラッシュ「捕まえてごらん。光を捕まえられるならね」



 THWAP!

フラッシュ「!」

 THWAP!THWAP!THWAP!

フラッシュ「おっとっと、クモの糸かい?僕に当たるもんか」ビュン

 THWAP!THWAP!THWAP!

スパイディ「クモの糸だけど・・・クモの巣さ!」

 グッ!

フラッシュ「!?なにっ!?・・・糸だらけで・・・足が捕まった!?」

スパイディ「君が勝手に動きまわるから、糸を張り巡らせれば勝手にかかってくれると思ったよ。ウェブ・センスさ!」

フラッシュ「しまった!」

スパイディ「クモの巣にかかった蝶はどうなるか知ってる?いくぞ!」

 WHAM!

>>139
そうなのか・・・ああ、そういえば打ち止めの声も聞こえてなかったな・・・ま、まあ今回はいきなりの超音波ってことで、切り替えする間もなかったってことで

あとスパイディ対フラッシュの戦いを>>132がズバリ言いあてたからびびった

 SHUNK!

ウルヴァリン「GGGGGAAAAAAAAAAAAAA!」

アクアマン「心臓を突き刺した・・・もはやお前は――」

 ガシッ

アクアマン「!?」

ウルヴァリン「まだ・・・いけるぜ」

アクアマン「なっ!?」

 THUNK!

アクアマン「AAARRRGGGHHHHH!」

ウルヴァリン「魚の開きにしてやる!」

アクアマン「っぐ!うおおおおお!」

 ブオン!

ウルヴァリン「!?槍を俺に刺したまま放り投げるだと!?」

 SHUAM!

ウルヴァリン「グアッ!」





フラッシュ「グハッ!」

スパイディ「いくら足が速くてもウェブにかかれば手も足もでないね!」WHAM!

フラッシュ「そうはいくか・・・自分を超振動させて・・・」ブオオオ

スパイディ「!?」

フラッシュ「糸を透過して脱出!」ビュン

スパイディ「何だって?そんなのありかよ!」

フラッシュ「もうひっかからないぞ」

スパイディ「ちぇっ・・・こうなったら別の――」



 ゴン

スパイディ「ッカ」

ウルヴァリン「っべ」

フラッシュ「え」

 ドサ・・・・・・



フラッシュ「・・・なんか毛むくじゃらのおっさんが降ってきて、クモ男と頭ぶつけて倒れちゃった・・・」

一通(まずい・・・いきなりの超音波だったせいで音のシャットダウンも間に合わなかった・・・しかも・・・)

 SKREEEEEEE!

一通(グゥゥ!・・・音を遮断しようにも・・・演算に集中できねェ・・・グアッ・・・)

バッツ「降伏しろ。これ以上は脳にダメージが残るぞ」

一通「・・・ンだとォ・・・そうは・・・いくか・・・よォ!」

バッツ「!?・・・何をする気だ」



一通(俺ァ負けねェ・・・集中しろ・・・集中・・・ガキを守るためにも・・・こンなとこでこンな奴に負ける訳にはいかねェ・・・)

一通(それに・・・こいつが俺を倒そうとしてンのは・・・あの実験のことで、だ・・・なンの関係もねェこいつなンかに・・・)

一通(こんな奴にあの実験のことでとやかく言われるなンて我慢できねェ!あれは俺の手でケジメつけンだよォ!)

バッツ「!・・・目つきが変わった」



一通「てめェなンぞに!俺の過去を蒸し返す権利はねェンだよォ!」

 フッ

バッツ「!?」

一通「・・・音を遮断したぜェ・・・・・・もう超音波なンか効くかよ」

バッツ「なんという集中力・・・意地というやつか」

一通「てめェはマジでぶちのめす!」バッ!

バッツ「!」



一通「ぶっ散れェ!!!」

アイアンマン「御坂!大丈夫か!?」

御坂「う・・・アイアンマン?・・・どうしてここに・・・」

アイアンマン「君がぶっとんできたからだろ。大丈夫か?」

御坂「ええ・・・なんとかね・・・でも・・・もう手加減しないわ!」

アイアンマン(この子頑丈すぎじゃね?)

アイアンマン「ところで、あちらの美女は一体?」

御坂「あたしをぶっ飛ばしてきた奴よ!」

アイアンマン(最近の女性はなんでこうも強いんだ)



ダイアナ「サイボーグ?あなたもこの世界に?」

サイボーグ「ああ、バットマン達もいる。それより、今は前の奴らを相手しよう」

ダイアナ「あの機械のような人間?」

サイボーグ「そうだ」



御坂「で、あっちの機械みたいな人間は何?」

アイアンマン「一言でいうと敵だな。アクセラレータやミス麦野達を捕まえるだのやっつけるだの言ってる」

御坂「・・・なるほどね。じゃあ・・・とにかく今はこのうっぷんを晴らさせてもらおうかしら!」

 バリバリバリ!

サイボーグ「!電撃!?」

ダイアナ「下がってサイボーグ!」

 K-TANG!K-TANG!

アイアンマン「おいおい、あの美女が君の電撃を弾いてるぞ」

御坂「もう!」

ランタン「女だからって手加減はしないぞ!」

麦野「!?」

 BAMMMMMMMMMMMMMMMMM!

麦野「ッ!・・・緑の光でトラックを作ってぶつけるなんて・・・やってくれんじゃなのさあ!」

ランタン「ビームの塊で盾のようにガードしやがった・・・なんて奴だ」

麦野「腹に風穴空けてやんよお!」

 ドアオ!

ランタン「!まずい!バリアを――」

 VVVVVVVAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!

ランタン「ッグァ!」





一通「ぶっ散れェ!!!」

 BBBLAAACCCOOOOOOOOOOOOOOMMM!!!

一通「!?」

バッツ「ランタン!?吹き飛ばされてきたのか!?」

 ドシャ!

ランタン「っぐ・・・・・・うう・・・あの女・・・もう手加減しねえぞ!」



麦野「ハデにぶっ飛んだじゃねえか緑虫!まだ終わってねえぞおいい!」

バッツ「ランタン!無事か!」

ランタン「どけバットマン!俺の相手はあの女だ!」

一通「おィ原子崩し・・・あのコウモリ野郎は俺がバラバラにすっからよォ・・・手ェだすなよ」

麦野「はあ?あんな奴眼中にねえっての!あの緑虫の顔面消し飛ばすからなあ!」

new52以前のアクアマンってなんか人格破綻者とか色々いわれてネタにされてるけどなにがあったの?

御坂「機械が相手ならあたしの出番よ!」バッ

サイボーグ「!?なんだあの少女・・・手をこっちに向けて・・・」



御坂「超電磁ウェイーーーーーブッ!」

 グググググ・・・・・・

サイボーグ「!?なんだ!?身体が動かない!?」

ダイアナ「サイボーグ!?」

アーマー【御坂さんの手から超強力な電磁波が放たれています】

アイアンマン「また妙な技を・・・手に砂鉄の剣を握って・・・」

御坂「この剣の刃はチェーンソーみたいに動いてるのよ!どんな金属だろうと・・・斬れる!」

サイボーグ「う、動けない!」



御坂「超電磁!ざぁーーーん!」

 ズバア!!!

サイボーグ「AAARRRGGGHHHHHHH!!!」

ダイアナ「サイボーグ!」

アイアンマン「・・・超電磁斬・・・アーマー、あの技かっこいいから記録しておけ」

アーマー【言われなくても】



ダイアナ「おのれ!悪人ミサカ!よくもサイボーグを!」

御坂「こんどはあんたか!もうやられないわよ!」バリバリバリ!

ダイアナ「!?拳に雷をまとった!?」

御坂「ライトニング!フィンガァーーー!!!」

 バリバリバリ!!!

ダイアナ「AAARRRRRGGGGGGHHHHHHHH!!!」



アイアンマン「アイアンクローで電撃を顔に直接あびせるとは・・・あの子どんどん多彩になってくな」

>>149
俺は詳しくないから知らないけど、そもそもアクアマンってゴールデンエイジからの古株だけど20年以上個人タイトルがなくて人気がなかったキャラらしい
そのことをけっこう公式でネタにもされてるらしいよ

ウルヴァリン「GHH・・・なんて野郎だ・・・この俺を放り投げるとは・・・・・・ん?・・・ピーター?」

スパイディ「」

フラッシュ「またわかんないことになってきたな・・・」



 THOOOM!

フラッシュ「!」

アクアマン「まだまだだぞ野獣・・・・・・フラッシュ?お前もこの世界にいたのか」

フラッシュ「アクアマン!よかった!やっと知り合いに会えたよ」

アクアマン「ところで・・・これはどういう状況だ?」

フラッシュ「あの獣みたいなやつが吹っ飛んできて、僕と戦ってたヴィランとごっつんこしちゃったんだ」

アクアマン「ああ、俺が投げてやったからな」



ウルヴァリン「おいピーター!おい!」

スパイディ「」

ウルヴァリン「俺のアダマンチウムの頭と激突したからな・・・こりゃけっこうヤバイかも」

スパイディ「」



フラッシュ「さて、あっちの野獣さんもヴィランなのかい?」

アクアマン「さあな。だが気にくわんやつだ。お前が戦っていたというヴィランもまとめて叩きのめそう」

フラッシュ「・・・僕の方はもういい気がするよ」



スパイディ「」

>>153

俺が放り投げてやった~:アクアマンは巨大豪華客船を持ち上げるほどの怪力の持ち主でもある

麦野「おらおらおら!逃げてんじゃねえぞこらァ!」ドオドオドオ!

ランタン「この!グリーンランタンをなめるな!」

 PEEERRRAAAAA!

麦野「!?うおッ!?原子崩しを跳ね返した!?」

ランタン「ソリッドライトの特別製ミラーだ!まだまだこっからだぞ!」

 DAAAAAMMMMMMMMMMM!

麦野「っが!・・・でっかいハンマー・・・だと・・・」グフッ

ランタン「泣いてもしらないぞ!」

麦野「誰が!」ドオア!

ランタン「AGGHHHHHHHH!」

麦野「小便もらすなよ!」ドオドオ!

ランタン「ッグ!」



一通「しゃらァ!」バオウ!

バッツ「グアッ!・・・っく・・・やはり能力を使われると面倒だ・・・」

 ガンガンガン!

バッツ「!鉄骨を捻じ曲げて・・・」

一通「てめェの能力でこれを防いでみろよォ!」

 ブオン!

バッツ「!っく!」

 ドガシャーン!



一通「はァ~?ただ普通に避けただけだとォ?」

バッツ「・・・危なかった」

一通「てめェ無能力者かァ!?そンなンでこの一方通行に挑もうってかァ!?ふざけンじゃねェぞおいィィィ!」ドン!

 バオウ!

バッツ「AGHHH!」

一通「なめンじゃねェぞこらァ!」

サイボーグ「うう・・・っく・・・やってくれたな・・・」

ダイアナ「GHHH・・・やるじゃない・・・だけど、私達はヒーロー!悪人には決して屈さないわ!」

サイボーグ「その通りだ。俺達は『ジャスティスリーグ』!悪に負けたりしない!」



御坂「フン!何がヒーローよ!いきなりつっかかってきて剣をふりまわして――」

アイアンマン「ちょっと待った!・・・そちらの美女・・・御坂が悪人だって?どういうことだい?」

ダイアナ「しらばっくれてもダメよ。私の『真実の投げ縄』はウソをつけないわ」

アイアンマン「御坂が悪人なはずがないだろう。どこが真実だ。いくら絶世の美女でも容赦しないぞ!」

御坂「・・・アイアンマン」



ダイアナ「この子は1万もの人命を奪ったと語ったわ。そんな人を放っておけというの?」

アイアンマン「・・・それって・・・過去の実験のことかな?」

御坂「そうよ・・・勝手にしゃべらされて、誤解されてるっぽいわね・・・まあ間違ってはいないけど・・・」

アイアンマン「その実験のことなら資料でも見たし、妹とも実際に会ってる私から言わせてもらうと――」

サイボーグ「その実験なら俺も知ってる。2万近くのクローンを作ってレベル6への進化を促すとか・・・」

アイアンマン「なら話は早い。御坂は悪くないことも知ってるだろう」



ダイアナ「・・・そうなのサイボーグ?」

サイボーグ「・・・どうだろうな。見方によっては御坂美琴のせいでもあるが、1万人の命を奪ったのは御坂美琴ではない」

ダイアナ「え」

御坂「ほら!」

ダイアナ「で、でも真実の投げ縄が・・・」

アイアンマン「それは御坂が自分でそう感じていただけだろ。責任を感じていたのを、間にうけてしまったのでは?」

ダイアナ「え」

御坂「ほらァ!」

ダイアナ「・・・で、でもこの子は一般市民に電撃を浴びせていて・・・」

アイアンマン「不良にナンパでもされて、追い払っただけじゃ?」

御坂「そうよ!」

ダイアナ「え」

>>

ジャスティスリーグ:DCコミックのヒーロー達のチーム。MARVELのアベンジャーズのようなもの(厳密には違うけど)
 スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン、フラッシュ、アクアマン、サイボーグのメンバー
 が、これはNEW52のメンバーであり、旧世界ではサイボーグではなく、マーシャンマンハンターというキャラだった
 これら7人のメンバーが創設メンバーであり、後に多くのヒーローが加入、脱退を繰り返している
 NEW52においては創設メンバーの7人以外はリーグに参加させない意向だったが、後に色々あって再編成している
 新メンバーを参加させない理由は、一時マーシャンマンハンターをメンバーに入れたが、内情を探って裏切られたから
 (この辺の経緯は>>1は詳しくないのですが、原書の方では理由が明かされているのかもしれません)

 ジャスティスリーグのメンバーは人々から『現世の神々』と称される存在である。一人ひとりが神の化身とも称えられる
 一般人からすればスーパーヒーロー達は神のような存在とも言えることの表れだと言える

黒子「こ・・・これは・・・何やら騒がしいからと来てみれば・・・なんということですの!」

御坂「!黒子!」

ダイアナ「クロコ!」

御坂「え」

黒子「お姉さま!ダイアナさん!これは一体何事ですの!」

ダイアナ「え・・・えと・・・このミサカミコトという悪人をこらしめて・・・」

黒子「お姉さまが悪人!?何をおっしゃってるのですか!?」

ダイアナ「え」

黒子「確かにお姉さまは犯罪スレスレアウト行為をたくさんしたりナンパ追い払うために感電させる危険人物ですが・・・」

御坂「おい」

黒子「ですがダイアナさんの言うような悪人ではありませんわ!絶対に!お姉さまはヒーローですわよ!」

御坂「っ・・・それは言いすぎ」



ダイアナ「・・・えっと・・・つまりミサカは・・・悪人じゃないってこと?」

御坂「そうよ」

ダイアナ「・・・」

御坂「・・・」

ダイアナ「・・・」

御坂「・・・」

ダイアナ「ごめんなさい」

御坂「あれだけやっておいてふざけんなっ!」

アイアンマン「まあまあ御坂・・・この美女も悪気があったわけじゃ・・・」

御坂「あんたどっちの味方なのよ!」

アイアンマン「美人」

御坂「このドワオ!」

ダイアナ「本当にごめんなさい・・・何と詫びればいいのか・・・」

黒子「とりあえずお姉さまと私を女人族にご招待して・・・」

御坂「ふざけんなあ!」バリバリバリ!

黒子「スパァーーークゥ!」ビリビリビリ!

DCとMARVELだとヒーローの見方が違う感じがするよね。MARVELはどこまでいってもヒーロー、超人の域。人気者のFFでさえ
DCではヒーロー=神の化身みたいな感じなのかな。スーパーマンとかが神みたいなのは理解できるけどバッツとかも神みたいな感じだし・・・
とりあえず、シャザムがすっきゃわ。シャザム!って叫ぶのがいいねwそれこそ神のパワーが起源だし

御坂「まったく・・・ま、これで誤解は解けたかな?」

ダイアナ「ええ・・・本当に・・・ごめんなさい」

アイアンマン「だがまだこちらの問題は解決していないがね」

サイボーグ「ああ」

御坂「!忘れてた」

黒子「こちらはどういう具合ですの?・・・」

アイアンマン「このターミネーターがアクセラレータ達をやっつけようとしてるんだ」

御坂「!」

サイボーグ「御坂美琴が悪人ではないとしても、一方通行やアイテムのメンバーは悪であることは違わないだろ」

ダイアナ「!悪人がいるのね!私がこらしめて――」

黒子「ダイアナさんはおとなしくしていてくださいまし」

ダイアナ「・・・あう」

サイボーグ「なぜお前達は犯罪者に加担するんだ。俺も過去の犯罪歴を蒸し返すほど正義にうるさいわけじゃないが・・・」

サイボーグ「バットマンは絶対に犯罪者を見逃さない。こそどろでもカツアゲでも。俺はそれに協力するだけだ」

サイボーグ「知らないはずはないだろう。一方通行達の過去を。当事者の御坂美琴がいるんだからな」

御坂「・・・」

アイアンマン「本当にふざけたことを言う奴だな・・・お前はまだ新米か?だったら教えてやろう」

サイボーグ「・・・?」



アイアンマン「いいかよく聞け。ヒーローなら『誰々が言うから』とか『誰々ならこうする』だとかで行動するな」

アイアンマン「自分の考えをもって行動しろ。バットマンだか何だか知らないが、そいつの部下なのかお前は?」

アイアンマン「そうならそうするべきなのかもしれない。だが、お前は自分の意見じゃなく他人の意見で動いている」

アイアンマン「そんなのはヒーローじゃない。ロクに調べもせず、データだけで全てを決めるなんて三流のすることだ」

アイアンマン「お前がロボットではなく人間だと言うなら、その目で判断しろ!アクセラレータはもう悪人じゃない!」

アイアンマン「データ上のものだけで判断するのなら、それこそコンピューターと変わりないぞ!わかったか!」



サイボーグ「っ・・・・・・」

ダイアナ「・・・サイボーグ」





サイボーグ「・・・俺は・・・ロボットじゃない・・・人間なんだ・・・ヴィクター・ストーンだ」

でももう悪人じゃない、って言ってもある程度の罰は受けないといけませんよね。
そう、つまりコイントスという公平な判断で罰を(ry

サイボーグ「時々思うんだ・・・俺は機械化した人間ではなく、自分を人間と思いこんでる機械なんじゃないかと・・・」

サイボーグ「・・・だが違う・・・俺は俺だ!ヴィクター・ストーンなんだ!」

アイアンマン「なら答えは簡単だ。お前がその眼でアクセラレータ達を見て判断するんだ。データだけでなくな」

サイボーグ「・・・・・・っ」

御坂「・・・なんか知らないけど、とにかく戦う必要はもうないのよね?」

サイボーグ「・・・ああ・・・・・・」

ダイアナ「・・・ごめんなさい、ミサカ、メタルマン・・・」

アイアンマン「気にするな。私はアイアンマン。どうだい?この後高級日本料理を食べながら親交を深めるというのは?」

黒子「こらトニーさん」

ダイアナ「そんなことより、そのアクセラレータと言う人間達が危険なのでは?」

御坂「え?」

サイボーグ「!・・・そうだ。バットマンと戦っているんだった」

>>168

「表なら・・・お前の頭は無事だ・・・・・・裏なら・・・不運と思え」

アクアマン「!・・・おい、よく見たら・・・フラッシュ、お前が戦っていたという男は・・・」

フラッシュ「?」

アクアマン「蜘蛛の男じゃないか!こいつはヴィランじゃないぞ!」

フラッシュ「へ?」



ウルヴァリン「ああん?てめえピーターを知ってんのか?」

アクアマン「黙れ野獣。貴様のことなど話していない」

ウルヴァリン「てめえっ・・・」SNIKT

スパイディ「」

フラッシュ「それよりその人、全然意識がないんだけど、いいの?」

ウルヴァリン「この魚マンが俺を投げたせいだ」

アクアマン「黙れ。お前などどうでもいいが、蜘蛛の男にはかりがある。放ってはおけない」

アクアマン「蜘蛛の男!しっかりしろ!」バッシィ!

スパイディ「ッブエ!」

フラッシュ「気付けのビンタ一発」

ウルヴァリン「首が吹っ飛ぶぞおい」

スパイディ「ッハ!?・・・う、う~ん・・・・・・あ、アクアマン?」

アクアマン「気がついたか」

スパイディ「一体何が・・・あ!スピードスターと戦って・・・」

アクアマン「そちらの野獣がお前の頭に激突して気を失っていたのだ」

スパイディ「なんだって!おいローガン!」プンプン

ウルヴァリン「おいサカナくん、ふざけんじゃねえぞてめえのせいだろうが」

アクアマン「貴様が悪い」

ウルヴァリン「あぁ!?」

アクアマン「なんだ!」

フラッシュ「やめなよお二人さん。全然状況が飲み込めないから一旦落ち着こう」

スパイディ「このスピードスターはアクアマンの知り合いなの?」

アクアマン「ああ、フラッシュだ。俺の仲間の一人だ」

フラッシュ「で、こっちのクモ男はアクアマンの知り合い?」

アクアマン「そうだ。この世界で困っていた俺を助けてくれた人間達の一人だ」

スパイディ「スパイダーマンさ」

フラッシュ「ヴィランじゃないの?」

スパイディ「それはこっちのセリフだよ。君がいきなりつっかかってくるから」

フラッシュ「え、ちょっかいだしたの君じゃないか」

スパイディ「えェー?」

アクアマン「どちらが手を出したか知らないが、争う理由などない。スパイダーマン、お前もヒーローなのだろ?」

スパイディ「まあ職業は」

アクアマン「俺達が戦う必要などない。フラッシュ、それでいいな?」

フラッシュ「・・・ああ、そういうことなら」

スパイディ「なら仲直りだね」スッ

フラッシュ「握手?ハハ・・・子供のケンカじゃあるまいし・・・・・・」

フラッシュ「・・・でも・・・まあ悪くないかな」スッ

 ガシッ

フラッシュ「仲直りだ。スパイディ」

スパイディ「ま、その気になれば僕が勝ってたけどね」

フラッシュ「ハハ、その前に目を回すだろうよ」



ウルヴァリン「おい待て。この魚類と俺の勝負はまだついてねえぞ」

アクアマン「まだいたのか貴様」

スパイディ「まあまあローガン。アクアマンは悪い奴じゃないよ」

ウルヴァリン「俺が個人的に気にいらねえんだ」

アクアマン「それは俺も同じだ」

フラッシュ「なんだ、気が合ってるじゃないか」

アクアマン「フラッシュ、いくらお前でもその冗談は笑えないぞ」

フラッシュ「Uh-oh」

麦野「ぴゅんぴゅん飛びまわりやがって!バッタかい!?」

 ドオドオドオドオ!

ランタン「っく!」

麦野「そっちからケンカふっかけといてなんだその逃げ腰はよォ!」

ランタン「この俺が逃げるか!」

 ビュン!

麦野「!」

 BBBLAAACOOOOOOOOOMMM!

麦野「っぐう!」

ランタン「こんだけ近距離ならそのビームもマトモに使えねえだろ!」

麦野「なめんなあ!」

 ドガッ!

ランタン「っ!?・・・ッグ、なんて女だ・・・格闘もできるってのか?」

麦野「っ・・・なんて頑丈な人間だい!」

ランタン「俺だってスーパーヒーローだ!ヴィランに負けるか!」

 BACOOOM!

麦野「っが!」

ランタン「美人に手を上げるのは俺の性に合わないが、お前は別だ!」

麦野「うっせえんだよ!何がヒーローだ!ガキか!」

ランタン「正義は勝つ!」





 「正義とは力じゃない」

 グイッ!

麦野「!?(後ろに引っ張られて・・・)」

 グイッ!

ランタン「!?な、なんだ!?」



キャプテンアメリカ「正義とは相手をねじ伏せるものではない。真実を見据え、正しいことを成すことだ」

麦野「っ!・・・キャ、キャップ・・・」

キャップ「二人とも頭を冷やせ」

ランタン「なんだお前は。星条旗で作ったパジャマ?イイ趣味してるじゃないか」

麦野「こらぁ緑虫ィ!てめェなんつったあオラぁ!」

ランタン「」ビクッ

キャップ「よすんだ麦野くん。君達は互いに誤解している。麦野くんは悪人ではないし、この男も敵ではない」

麦野「・・・」

ランタン「悪人じゃないだって?サイボーグと戦おうとしてたぞ。俺の仲間とな」

キャップ「トニーから連絡を受けて、状況は理解している。君は・・・君の名は?」

ランタン「俺を知らないくせにしゃしゃりでてくるんじゃない」

麦野「てめェこらマジドタマぶちのめすぞおいっ!」

ランタン「」ビクッ

キャップ「私はキャプテン・アメリカ。麦野くん達の味方だ。そして君の敵でもない」

ランタン「・・・俺はグリーンランタンだ。そっちのムギノってやつにさんざん危ない目にあわされたが?」

麦野「お互い様だろ」

キャップ「ランタン、麦野くん達と戦う必要はない。君もヒーローなんだろう?落ち着いてくれ」

ランタン「・・・・・・確かに、状況をよく理解せずに勝負をふっかけた気もするが」

麦野「まさにその通りだろうが!あの機械野郎が私達が犯罪者だとかぬかして、てめえが飛んできて・・・」

キャップ「麦野くん、君も落ち着くんだ。こういう時はお互いに歩みよることが重要なんだ」

麦野「・・・キャップがそう言うなら・・・」

ランタン(なんだこの男・・・ヒステリックビーム女をおとなしくさせやがった・・・タダもんじゃねえ)

キャップ「まず、グリーンランタン。君は異世界のヒーローということで間違いないか?」

ランタン「ああ、そうさ。俺はこことは別の宇宙の者だ」

麦野「・・・キャップの世界とは別?」

キャップ「どうやらそうらしい。私達の世界と違う世界・・・なぜこの世界に?」

ランタン「俺も知らない。気付いたらこの宇宙にいた。できるもんならうちに帰りたいけどな」

麦野「帰れ」

キャップ「君の仲間達も来ているらしいが」

ランタン「俺が知ってる限りじゃバットマンとサイボーグだけだ。あいつらも俺と同じジャスティスリーグの一員だ」

キャップ「トニーからの連絡では、ワンダーウーマンという女性もいるとか言っていたが」

ランタン「そうなのか?ジャスティスリーグのメンバーがこの宇宙にいるってことなのか?・・・」

麦野「何だそのジャスティスリーグってのは」

ランタン「世界を救うスーパーヒーローのチームだ。世界最強のチームさ」

キャップ「」ムッ

キャップ「世界最強のチームはアベンジャーズだ。それより、君のチームには何人のメンバーがいる?全員この世界に?」

ランタン「おいおい、なんだよアベンジャーズって。俺達リーグが最強さ。メンバーは7人だが、全員いるかどうか――」

キャップ「最強はアベンジャーズだ」キリッ

ランタン「っ・・・あのな、ジャスティスリーグは現世の神々って言われるくらい――」

キャップ「アベンジャーズだ」

ランタン「・・・リーグは――」

     キャップ「 ア ベ ン ジ ャ ー ズ だ 」



ランタン「・・・まあ・・・今はそういうことにしとこうか」

キャップ「じゃあ、とりあえず君の仲間に会いに行こう」

麦野(キャップの凄みマジかっけえ)

バッツ「っぐ・・・」

一通「ほらほらほらァ!散々苦しめてくれたお礼はまだまだこンなもンじゃねェぞォ!」

バッツ「お前は・・・1万以上の人命を奪った・・・・・・見過ごすわけにはいかない」

一通「・・・・・・黙りやがれ。何もしらねェくせに!」

バッツ「何も知らない。知りたくもない。人の命を砂を払うかのように奪うような者のことなど」

一通「っ!てめェェェ!」

 バッ!

 KAッ!!!

一通「!?っくァ!?スタングレネード!?」



 バン!

一通「!?」

 バン! バン! バン!

一通「何だ・・・見えねェ・・・何してンだァ!」



バッツ【ここは廃れた工場の中だ。お前がいる場所を隔離した。密閉空間だ】

一通「!?マイクでしゃべってやがンのか!?どこだ・・・どこにいンだァ!」

バッツ【そこの外だ。お前があれこれとベクトルを操作してる間に、装置をその部屋に設置しておいた】

 シューーー・・・

一通「!?何を・・・」



バッツ【隔離されたその場所から、酸素をなくす】

一通「!?」

バッツ【命までは奪わない。だが、裁きを受けるべきだ。意識を失うまでに罪を数えておけ】

一通「てッ!てめェ!・・・っ」

バッツ【大声を出すと意識を失うのが早くなるだけだ】

一通「くそがっ・・・こンなとこ・・・すぐにブチ壊して・・・っ・・・」

バッツ【すでに酸素量が少ない。もう演算もできないだろう】

一通「っく・・・う・・・こ・・・の・・・・・・」

一通【っか・・・さンそ・・・が・・・・・・ッ・・・】

バッツ「・・・どんな悪人だろうと、私は負けない。決して」

一通【・・・っァ・・・・・・】

バッツ「私は負けない」



打止「やめて!」

バッツ「!」



フレンダ「ちょ、ちょっと打ち止めちゃん!やめなってば」アセアセ

バッツ「・・・さっきの・・・」

打止「彼は悪い人じゃない!やめてあげてってミサカはミサカは訴える!」

バッツ「・・・・・・君は・・・確かクローン関係の者だとデータにあった。なぜ君がアクセラレータをかばう」

打止「だって彼はもう十分苦しんだ!もうひどいことはしない!いい人になったってミサカはミサカは弁護する!」

バッツ「・・・」



打止「彼はミサカを助けてくれた!自分の命をかえりみずに!ミサカだけじゃなく妹達皆を守ろうとしてくれてる!」

打止「あまのじゃくだから自分では悪党と思ってるかもしれないけど、罪をつぐなってる!悪い人なんかじゃない!」

打止「誰にでも消したい過去はある。でも彼はその過去を受け止め、つぐない、ミサカ達を守るために戦ってくれてる!」

打止「彼もヒーローなんだよ!少なくともミサカにとっては立派なヒーローなの!」

打止「だから・・・もうやめて!彼を解放してあげてってミサカはミサカは大声で言う!」



バッツ「・・・・・・・・・」



一通【っ・・・・・・っ・・・】

バッツ「・・・そうだ。君の言う通りだ」

 PI!

 バンッ!

フレンダ「!扉が開いた!」



一通「ッハアッ!!!ッハアー!ハアー!・・・ハアー!・・・・・・」

バッツ「・・・私が間違っていた」

一通「かはっ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・」

打止「大丈夫!?ってミサカはミサカは急いでかけつける!」タタタ

一通「はあ・・・打ち止め・・・ここは・・・あぶねェぞ・・・・・・」

打止「もう大丈夫だよってミサカはミサカは胸をなでおろす」

一通「・・・はあ・・・?」



バッツ「アクセラレータ」

一通「!」

バッツ「・・・私が間違っていた。君は・・・過去の贖罪をしているのだな。この子の言葉が私に届いた。君の真の姿が・・・」

一通「・・・」

バッツ「私も頑固になっていた。君の過去の罪をとがめ、やみくもになっていた。すまなかった」

バッツ「改心した者の過去のことまで蒸し返すようなことはすべきではない。本当に・・・すまなかった」

一通「・・・てめェ・・・謝ってすむことだと――」

打止「もうやめて。この人も悪い人じゃないんだよってミサカはミサカは仲直りさせる」

バッツ「君はヒーローだ。この子にとってヒーローだというなら、そのことは決して揺らぐことはない」

一通「・・・ヒーローだァ?俺が?・・・俺はそンなンじゃねェ・・・・・・そンなンじゃねェンだよ!」





バットマン「ヒーローはどこにでもいる。特別なことをしなくても・・・
      絶望に震える子供の肩に毛布をかけ、世界の終わりじゃないと励ますことができる者のことだ」



一通「!!!」

バッツ「・・・立てるか?」

一通「・・・・・・あァ」

打止「大丈夫?ってミサカはミサカは気づかう」

一通「おゥ・・・わりィな・・・てめェのおかげで助かったぜ・・・・・・」

フレンダ「ま、結局、雨降って地固まるって訳よ」

バッツ「外へ出よう。夜明けは近いからな」

一通「・・・太陽の光浴びて酸素いっぱいすいてェ」





アイアンマン「どうやら、私達の出番はなかったみたいだね」

御坂「助けに行こうとしたんだけど・・・行かなくてもいいって言われて・・・」

サイボーグ「中でバットマンを打ち止めが説得していたからな。口を出すべきじゃないだろ」

ダイアナ「まったく、バットマンも早とちりね」

御坂「ッ」

黒子「ダイアナさん・・・」ホロッ

麦野「あの第一位があんなフラフラに・・・何したらそうなるの」

絹旗「あのコウモリさんは超すごいんでしょう」

滝壺「そんなあくせられーたを私は応援してる」

ミサカ「え、意外と応援してるのですね。と、ミサカはちょっとびっくり」

ランタン「バットマン怖かっただろ。普通の奴なら二度と立ち直れないぜ」

フラッシュ「ホントにバットマンもこの世界にいたんだ・・・ていうかリーグのほとんどがいるね」

アクアマン「これは一体どういうことなんだ?なぜ俺達はこの世界でそろっている?」

ウルヴァリン「じゃあ帰れ魚」

スパイディ「こらコウモリ男さん!この前はよくもやってくれたね!もう!」プンプン



バッツ「・・・」

打止「なんかすごいぞろぞろ揃ってるってミサカはミサカはあぜんとする」

フレンダ「私だけ打ち止めちゃん追いかけてきたからね。皆外で待ってたって訳よ」

一通「なンでこう皆集まるんだよ」

キャップ「さて、一旦落ち着いた所で君達、別世界のヒーロー達がなぜこの世界にいるのか理由を探ろう」

ランタン「それだぜ。どういうことだ?なんで俺達がこの世界に?」

フラッシュ「僕は今日、いきなりこの世界にいたよ。あ、もう日付変わってるか」

御坂「私その場にいたわ」

バッツ「どういう状況だった?」

御坂「えっと・・・何もないとこに渦ができて・・・フラッシュが倒れてでてきた」

ミサカ「あれはスパイダーマンさん達がこの世界に来る時と同じような渦でした。と、ミサカは振り返ります」

アクアマン「俺達もそうやって来たのだろうか?」

ダイアナ「私は覚えてないわ」

アイアンマン「じゃあ思いだせるようにエステでマッサージを受けよう。いいトコ知ってるから――」

黒子「皆さん知らぬ間にこの世界に来てたみたいですね。そうなったことに何か心当たりは?」

サイボーグ「ないな・・・」

スパイディ「もしかしたら何者かの陰謀かもー」

ウルヴァリン「勘弁しろよ・・・ったく」

麦野「またドーマムゥとか?」

一通「マジで勘弁しろよ」

バッツ「もし何者かの手でこの世界に送り込まれたのだとすると、事が起こるのは近いぞ」

スパイディ「え?どうしてさ」

バッツ「おそらくだが、我々リーグのメンバーをこの世界に送りこむのが目的かもしれない。あとは1人だけだ」

滝壺「その一人って?」

バッツ「『明日の男』さ」

滝壺「?」

絹旗「その人が来たら、敵が超行動を開始するんですか?」

バッツ「おそらく」

フレンダ「結局、もう時間はないって訳ね」

打止「じゃあ早く対策を考えないと!ってミサカはミサカはあせる!」

御坂「そう焦ることもないわよ。まだ夜中だし、そんな急に――」





 VVVVVVVVVOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMMMMMMMMM!!!

御坂「!?なっ、何っ!?」

バッツ「すさまじい衝撃音だ!」

アイアンマン「アーマー!今のは!?」

アーマー【分析中・・・】



サイボーグ「・・・アイアンマン、分析は必要ない・・・あれが衝撃音の正体だ」

フラッシュ「なるほど、あいつならこういうこともありうるね」

ランタン「なんでそんな平然としてんだバリー・・・俺はもうあいつと戦うのはいやなんだがな」

アクアマン「それは皆同じだ」

ダイアナ「今度はこの世界を奪いに来たのね」

バッツ「・・・」





     ダークサイド「我はダークサイド」

>>186

ダークサイド:DCを代表する大物ヴィラン。主にスーパーマン、もしくはジャスティスリーグのヴィランとして登場する
 アポコリプスという星の王族の二男として生まれた『ニュー・ゴッズ』と呼ばれる神の種族の一人。
 オメガフォースという伝説のパワーを手に入れ星の支配者となる。最終目的は宇宙を支配して自分の思う世界を作ること
 目から『オメガエフェクト』というビームを撃てる。超強力なビームで、一撃でスーパーマンを戦闘不能にできるほど
 しかもジグザグに起動を描き対象を追尾する。さらに物体の分解、転送、再構築などもできる超性能ビーム
 他に『ブームチューブ』というゲートを扱える。時空間を移動できるゲートで、サイボーグも学習して使用している
 単純にパワー、スピードもかなり高く、スーパーマンを圧倒するほど。グリーンランタンの攻撃もほぼ無傷だった
 さらにはテレパシー、テレキネシスなども使える。DC最強レベルのヴィランとも言われるほどの強さである

 NEW52のジャスティスリーグ、最初の敵。ブームチューブを使って異世界から侵略してきた。
 旧シリーズではシンプルすぎる見た目だったが、NEW52に際してリデザインされ、カッコイイ感アップ
 ちなみに、支配者なのに星の民からは支持されていたりするカリスマっぷり

MARVELはある程度読んだんだけど、DCはバットマン以外まったく分からん
初心者にお薦めの物って何かあります?

>>188
このSS見てくれてるなら『ジャスティスリーグ:誕生』っていう翻訳本がすげーおすすめ。過去作でも紹介したけどこれはガチでおすすめなので
設定も一新(一部以外)されてるから、むしろ初心者向けにされてるので簡単に見れるはず。つか俺もこの本がきっかけでDC買うようになった



あ、このSSまだまだ長くなりそうですわ・・・まだ折り返しくらいかも・・・すんまへん

リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメンのも出して欲しいなー

キャップ「・・・ダークサイド・・・」

御坂「どー見ても悪党よね」

バッツ「正解だ」

ダイアナ「奴は私達の世界を侵略しにきたことのある悪人よ。この世界をも狙おうってことかしらね」

一通「はァ?」

アイアンマン「・・・見たことある気がする・・・まあ、そいつが来たらもうどうしようもないけどね」

黒子「へ?」

ウルヴァリン「ああ、俺も同じこと思ってたぜ」

フラッシュ「ダークサイド、なんでこの世界にいるんだ。僕達を転送させたのもお前かい?」



ダークサイド「我は全ての宇宙を支配するため・・・『奴』と手を組んだ」

アクアマン「・・・奴?」

サイボーグ「ダークサイドが手を組む奴がいるというのか?」

バッツ「何者だそいつは。答えろ」



     「我だ」



 CHHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMMMM!!!



スパイディ「っ!?また衝撃音!?」

麦野「もうっ!今度は何!?」





サノス「我こそ、全能の神、サノス」



スパイディ「」

アイアンマン「・・・もうどうしようもないな」

ウルヴァリン「似てると思ってた奴がなんでくるんだ・・・」

>>193

サノス:MARVELを代表する超大物ヴィランにして、MARVEL最強クラスの強さをもつ。時と場合によっては宇宙一の座にも
 土星の衛星タイタンで生まれた『エターナルズ』という種族の一人。この種族は一種の神のような種族である。
 日本においてもマブカプシリーズに登場したり、有名な『インフィニティ・ガントレット』関連で比較的知名度も高い
 フルパワーハルク等と互角以上のパワー、星を壊すほどの攻撃にも普通に耐える耐久力、強力なエネルギー攻撃の他に、
 ギャラクタスすらひるむほどのテレキネシス、分子操作、難攻不落のテレパシー耐久などこれでもかというくらいの性能
 さらには超がつくほどの天才で科学技術もとんでもなく高い上、とんでもない策略家。ほぼ隙がない強さをもつ
 しかも根性もやばく、アニヒラスという異次元の侵略者率いる超大艦隊のど真ん中でアニヒラスと真っ向から対話したり
 『インフィニティ・ガントレット』というなんでもできる手袋を用いてMARVELの歴史的イベントの主役を務めた
 『MARVEL THE END』という『もしも最終回を描くなら・・・』という最終話(の一つ)のラスボスと主役もこなしたことも

 見た目がダークサイドと似ていることでも有名。
 というのも、サノスをデザインしたアーティストが、ダークサイドにインスパイアされたかららしい(真偽は微妙)
 死の化身であり、女神『デス』にベッタベタにホレている。しかし振り向くどころかシカト決め込まれてるほど
 デスの気をひきたいという理由だけで『全宇宙の半分の生命を消した』。でもガン無視された。それでもめげない
 サノスのテレパス(精神力)耐性の異常な強さはここから来てるのかもしれない・・・


 ~~~~~

デッドプール「YAHYAHYAH!俺ちゃんだよ!そうだよデッドプールちゃんだよ!需要たっぷり、デップーだよ!」

デップー「ちょっちここで補足説明っつゥーか色々追加説明しちゃう訳よォ~!書ききれないほど多いからなアメコミ!」



デップー「>>194で説明してるサノスちゃんだけど、こいつがどんくらいヤバイゴリラか語っちゃおうっていう俺ちゃんの優しさという暴力を見せてやるぜい!
 日本じゃ宇宙ゴリラだのブタゴリライモだのファイナルスペース脳筋ゴリラだのとか言われてるけどなあ!こいつめっちゃやべえんだぞ!もらすなよ!
 上記で説明した『インフィニティガントレット』っていうのはね、『インフィニティ・ジェム』っていう宇宙を司る魔石6個を集めて装備した手袋なのサ
 『魂』、『力』、『空間』、『時間』、『現実』、『精神』をそれぞれ司ってるジェムなんだけど、この手袋、装備したらガチでなんでもできる武具だ
 どれくらいかってと、指パッチン一回で全宇宙の半分の生命を消すくらい。うん、上記の『デスちゃん振り向いて俺ってばこんなにすごいぜ作戦』の話だね
 んで、その後ヒーロー、ヴィラン連合が『サノスやめて!やめないとやっつけちゃうぞミッション』を決行するけど、まあ返り討ち
 それからは宇宙の神的存在、コズミックビーイング達も出てきてさあ大変!サノスと戦うけどブチのめされるンだ。ギャラクタスも。
 『全生命を統括する、宇宙そのものとも言えるコズミックビーイング』のエター二ティも負け、サノスはエター二ティの代わりに宇宙最高位に
 すさまじい成りあがりストーリーだけど、その後もすったもんだあって・・・というのが『インフィニティ・ガントレット』っていうイベントなのさ
 実はこれ、ウィキペディアに記事があってあらすじもけっこうしっかり書いてるから、文字だけだけど内容は見れるぜ。日本の皆!ぜひウィキれ!」



デップー「っつゥー具合に、無限手袋の話が有名すぎて『ガントレットなきゃサノスは宇宙ゴリラwwwww』ってイメージもなきにしもあらず
 しかし手袋なくてもサノスはハンパないの。そもそも無限ジェムを集めるのも、それぞれ宇宙の超存在をタイマンでぶちのめして手にいれてるし
 素の状態で宇宙でも上位のステータスなんだからな。勘違いするな。でも色々弱点みたいなのも・・・ホレた女にブッチくらってるからね完全な
 そりゃおめえ、振り向くどころか一声もかけないからねデス。それでもめげずにがんばるサノスマジ努力家。
 っま、そんなデスは俺ちゃんにベタボレしてるんですがwwwwwwwwwwwwうっはwwwwwwwwwwサノスマジスマソwwwwwwwwww
 その結果、宇宙ゴリラサノスは嫉妬ゴリラサノスになって俺に『デスに二度と会えないように』不死にしたんだ。
 それでもデスと会ってるけどwwwwwwwwサノス意味ナサスwwwwwwwwwwwww
 あとね、サノスって心のどっかで『負けること』を求めてるらしいわ。なんなん?かまってちゃんなだけ?
 なんか宇宙支配するくらい強くなってもそれを止めてもらうために無意識に弱点や勝てるポイント作ってるんだって。頭おかしいね。周りにも言われてる
 さ、ここらで・・・と言いたいとこだがまだゴリラサノスの話は重要なのがあるんだ。長いからここで一旦切るべ」

デップー「おう!2レスもゴリラの説明とかどうかしてるぜ!まあいいや!サノスってすごいからね!宇宙ゴリラだからね!」

デップー「無限手袋で宇宙やべえな強さを手に入れたサノスだったけど、その後色々あって農夫することになった。え、何それ
 なんか平和に畑耕す農夫になっちゃったの。うん、やっぱ頭おかしい。ちなみにサノスのセリフ「我こそ、全能の神、サノス」ってセリフ上に書いたけど
 全能って打ったら『全農』って一発で出たわ。さすが宇宙農夫。かんろくがちがうね!すげえや!」



デップー「長くなるからそろそろ>>194で説明した『MARVEL THE END』の話するわ。マーベルの最終回っつゥーよりサノスの最終回だけどなぶっちゃけ
 簡単に説明すっと、宇宙規模のやばいヴィランが出てきて、皆どうする!?状態になって、サノスもヒーロー達と一緒に宇宙を守るためにがんばるの
 で、『宇宙のすべて』とも言えるパワー、『ハート・オブ・ザ・ユニバース』っていう全農の・・・また全農ってなったわwwwwww
 全能のパワーを手に入れるんだサノスが。で、事件の根本のヴィランをやっつけちゃうの。敵の攻撃全部受けて挑発プレイして倒すっていうね。もうね
 このHOUパワーって現実を操作するコズミックキューブや無限手袋を合わせたよりもすごいパワーなんだって
 で、サノスはそのヴィランがやった破壊したものを全部治した訳。全能だからできるのさ。なんでもできるからね
 そしたら今度はコズミックビーイング達が『サノスって昔色々問題あったよね?あいつにあのパワーはやばいじゃん?』ってことでサノス退治に踏み出す
 これにマーベルの全ヒーロー、全ヴィラン総出+コズミックビーイング連合がサノスに挑む。これ、サノス以外の全キャラってことだわ
 スパイディからギャラクタスまで。さらにはエター二ティ、そしてMARVELの最高位の裁判長とも言える『リビングトリビューナル(生ける審判)』までいるの
 これ全部サノスは消し去っちゃったわけ。問答無用で。まあこれ、サノスは悪いことしてないのに皆が勝手に決め付けて倒そうとして返り討ちにされただけだけど
 このハートオブユニバース・サノスはMARVELどころかアメコミ全体の中でも最上位とも言われるくらいだわ。まだ上はいるらしいけどね。何この業界
 結果的に、異空間にいたから消えなかった『アダム・ウォーロック』ていう、サノスのライバルというかダチ的なキャラが、虚無空間の中のサノスに語りかける
 全部消えて虚無空間にいるサノスに色々語って、全部戻すように促すんだ。で、あと一人だけ消えてなかった存在がいたのさ・・・そう・・・
 サノスの愛するデス。デスはサノスのオールデリートの範囲外だった・・・そして、デスはサノスに一言・・・・・・

 『ありがとう、愛する人』

 そう言って、サノスに口づけをした・・・初めての言葉、初めての口づけ・・・さのすはそりゃもうポカンよ。タイムポカン。
 それで全てを悟ったのか、サノスは全てを元に戻した。かくして色々あった宇宙も無事、元通りになったのサ。
 これがMARVELの最終回の一つ。ちなみインフィニティ・ガントレットの話とこの話を書いてるライターは同じ人。サノスへの愛がすごいね」



デップー「そんなこんなでサノスさん。最近っつーか今年、イベントを担当されてるそうで。インフィニティってイベント。多いなインフィニティって
 確か5月1日に、無料でコミックを配布する『フリー・コミックデイ』っていうのがあるんだけど、そこでサノスの個人タイトルも配られたらしいぜ。
 『サノス・ライジング』ってタイトルの表紙のサノスメガかっけえ。なんか最近サノスひゅーちゃーされてる気がすんの俺だけ?
 大ヒット映画『アベンジャーズ』で顔見せして、今後の映画にも登場するから露出多いのかな。俺ちゃんの映画もあんのになんで?
 ちなみサノス公式でもおもちゃにされてることがあるぞ。サノスの実験で5体の分身的なのが登場した話があんだけど・・・
 フリーザ第三形態並に頭でかいサノスとか、ギャラクタスと融合したサノスとか・・・おふざけ?って感じ。ギャラクタスとサノスのフュージョンとかもうね」



デップー「さ、俺ちゃんのスペースゴリラ説明はここまでにしとくべな。言うまでもないけどこれで全部じゃないし、ミスや間違いもあるので気をつけてな
 あと、俺ちゃんの出番はこれだけじゃない・カ・モ・ネ・はぁと」

 ~~~~~

御坂「またなんかゴツイのが!」

黒子「今度はなんですの!?」

キャップ「・・・奴はサノス、我々の世界の強敵だ」

一通「またかよォ」

絹旗「本当にキャプテン達の世界には超面倒な奴が超多いですね・・・」

キャップ「否定できないね」

バッツ「・・・ダークサイドが手を組んだというのは、君達の世界のヴィランとか・・・」



ダークサイド「そうだ。我は異次元世界を探索していたサノスと偶然出会った」

サノス「我が目的は大いなるパワー。ダークサイドの目的は強力なエネルギーを持つ者を手に入れること」

ダークサイド「我らは互いの目的を補えるということで協定を結んだ。ジャスティスリーグをこの世界に送ったのも我だ」

サノス「この世界には大いなるパワーを持つ人間が多くいる。キャプテンアメリカらが入り浸るのも好都合だった」

ダークサイド「サノスの世界の者達は、この世界の者達のパワーの成長を促すとのこと。異世界者との交流は効果がある」

サノス「ダークサイドの宿敵をこの世界に集め、2つの異世界者との交流がこの世界の者をさらに成長させるはずだ」

ダークサイド「まだ日は浅いが、もう十分だ。この世界の強力なパワーを持つ者を我が支配下におく!」

サノス「そして我らは偉大なるパワーを手に入れるのだ!」



スパイディ「ゴリラのローテーショントークでスケールのでかいこと言っちゃって・・・」

ランタン「つまりはこの世界の能力者達を拉致しようってのか!俺達の世界の時と同じように!」

サイボーグ「そうはさせないぞ。また異次元へ送り返してやる」

麦野「成長してるってことは、ぶっとばされる痛みもアップしてるんだろ?歯ァくいしばれよな」

一通「クモ野郎達と俺達は何度もてめェらみてェのをぶっとばしてンだ。覚悟しろォ」

スパイディ「やだアクセはずかしいわん」

御坂「これだけのヒーローを相手に、勝てるはずないじゃない!行くわよ!」

キャップ「ようし、アベンジャーズ・・・」

バッツ「キャプテン、我らジャスティスリーグもいる。アベンジャーズではないが」

キャップ「おっと、そうだったな。それじゃあ・・・」



キャップ「HEROS ASSEMBLE!!!」

>>192
今更ながらそのリーグなんちゃらって映画の『リーグ・オブ・レジェンド』のことなのか!アメコミ原作って今知ったわ

新バットマンがベン・アフレックに決まったそうだけど、当然、ノーラン版のダークナイトシリーズのバットマンとは別設定なんだろうなー
まあ下手にノーラン版の世界をつなげるのもコケそうだし、ダークナイトシリーズはあれで一つの世界にしておくべきだもんね。早くも批判されてるけどベンバッツ

スパイディ「いっくぞー!」

サノス「邪魔だ」

 BACOOOOOOMMM!

スパイディ「」

御坂「スパイディ!」

ウルヴァリン「気をつけろよ!奴ァ宇宙でも上から数えた方が早いくれえに強いぞ!」

一通「規模でかすぎなンですけどォ」

ランタン「だったら宇宙警備員の俺の出番だぜ!」ビューン!

麦野「緑の巨大な宇宙船みたいなのを作って・・・」

ランタン「くらいやがれ!」

 BAMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM!

サノス「・・・フン」

麦野「ぶつけても全然効いてないじゃないか!」

サノス「失せろ」

 ZZZZZZAAAAAAAAKKKKK!

ランタン「グアッ!」



一通「青いゴリラ退治なンてそうそうねェよなァ!」ドン!

 バオウ!

ダークサイド「ヌ・・・やはり最強の能力を持つ者・・・興味深い」

一通「!?びくともしねェ!」

アイアンマン「じゃあびっくりさせようぜ!」

 FFFSSSHAAAAAAAAZZZZ!

ダークサイド「・・・」

アイアンマン「びっくり。全然効いてないぞ」

一通「てめェなにがしてェンだ!」

御坂「レールガンならどうかしら!?」

 ドオッ!

 GGGOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

ダークサイド「っ・・・フフ・・・やはり・・・貴様等のパワーは価値があるな」

御坂「・・・っち、ほんと頑丈ね」

アイアンマン「私の時は微動だにしなかった奴を後ずさりさせるなんて、御坂のパワーはどうなってるんだ?」

サノス「面白いな超電磁砲。お前は最も異世界者との交流時間が長いらしい。そのパワーは計り知れない」

御坂「それはどーも」

スパイディ「僕ってば御坂の役にたってたのね」

御坂「何よ今更」

サノス「そう、超電磁砲の他にも3人ほど、長時間の交流があった者がいる。そこにいる空間移動者と・・・あの二人だ」



御坂「!!!???」

一通「おィ・・・ありゃなンだ?」

アクアマン「宙に渦のようなものが・・・その奥に別の世界が見える」

ダークサイド「あれこそ我が世界、アポコリプス」

麦野「空が赤い上に今にも壊れそうな世界じゃないか・・・」

ウルヴァリン「・・・それより、あの世界にいるあの二人は・・・光の柱のようなものの中に・・・」




初春【・・・・・・・・・】

佐天【・・・・・・・・・】



スパイディ「初春!?佐天!?」

ウルヴァリン「なんであの二人が異世界に・・・」

サノス「すでにあの二人は捕らえておいた。あの光の柱は自由と意識を奪い、拘束するものだ」

スパイディ「なんであの二人を!」

サノス「今はパワーを持っていないが、かつて強大なパワーを持っていたらしい。その痕跡が見られる」

スパイディ(・・・学園でX-MENと訓練して得た能力のことか・・・・・・)

サノス「奴らには素質がある。一度大きなパワーを得た者の器は大きなものだ。ダークサイドが部下としてほしいらしい」

ダークサイド「そう、大きなパワーを持つ者を我が配下に――」

 GGGRRRAAAAAGGGGGGOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMM!!!

ダークサイド「!?」



アイアンマン「御坂のレールガン!?それもなんて威力だ!」

フラッシュ「ダークサイドが大きく後退した!」



御坂「あんた達・・・・・・私の友達を返しなさい!!!」

ダークサイド「ぬうう・・・」

サノス「ほう、すさまじいパワーだ。だが、あの二人は帰らぬぞ」

 バッ!

サノス「!」

スパイディ「悪いけど、僕だって頭にキテんだ。その顔殴らせてもらうぜ!」

 BACOM!

サノス「っ・・・・・・その程度のパワーで我に挑むというのか?」

スパイディ「たとえ僕のパワーがお前に通じなくても」

 WHAM!

スパイディ「たとえこの腕が折れても」

 DOCOOOM!

スパイディ「初春と佐天を返すまでお前を殴り続ける!」

サノス「っく・・・邪魔な虫がっ」

 THUNK!

サノス「ヌ!?」



ウルヴァリン「俺もトサカにきてるぜ。ダチを奪われたらそりゃそうだよな!」

 SLASH!

サノス「っ!貴様等!」

 THOOOOMMM!

スパイディ「うあっ!」

ウルヴァリン「っぐう!」



キャップ「!二人が吹き飛ばされた!」

サノス「貴様らは邪魔なだけだ!ここで消す!」BOOOOOOO・・・

スパイディ「!」

キャップ「まずい!ピーターを狙っている!ブラストを放つ気だ!」

滝壺「っ!・・・何・・・この信号は・・・?」

フレンダ「滝壺?どうしたの?」

滝壺「とても強い反応が・・・『来る』」

絹旗「サノスの超ブラストでは?・・・」

滝壺「違う・・・東北東から・・・・・・すごいスピードで・・・」



 VVVVVVVOOOOOOOOOOOOOO・・・・・・

サノス「消えよ!」

ウルヴァリン「ピーター!」

御坂「スパイディ!」

スパイディ「っ!」



フレンダ「!?何アレ!空から何かが!」

麦野「鳥だ!」

一通「飛行機だァ!」



バッツ「いや、違う」





 KRAKKABATHROOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!



サノス「っ!!?」



バッツ「スーパーマンだ」





スーパーマン「I'M SUPER MAN」

これカタカナに直せばどういう擬音なんだろうか

>>208

スーパーマン:世界最初のヒーロー。DCコミックを、アメコミを代表する世界一有名なスーパーヒーロー
 『マン・オブ・スティール(鋼鉄の男)』、『明日の男』、『未来から来た男』などとも言われる。超人の代名詞
 地球人ではなく、惑星クリプトンから来た宇宙人で、滅んでしまったクリプトン最後の一人。本名はカル=エル
 両親の手でクリプトンを脱出ポッドで脱出し、地球に到着。アメリカのカンザスにあるスモールビルという町に落ちる
 そこでケント夫妻に拾われ、大事に育てられる。地球人としての名はクラーク・ケント。
 大人になってからは架空の都市『メトロポリス』にある新聞社で記者として働きながら、スーパーマンとして活躍する
 記者のクラークが電話ボックスに入ってスーパーマンになって飛び出てくる場面は誰もが何かしらの形で知ってるはず
 能力として、とてつもない怪力、飛行能力、かなり高い防御力、めちゃ速いスピードなど軒並み高スペック
 目から熱線のビーム、『ヒートビジョン』を撃て、口から超低温の液体窒素、『スーパーブレス』も出せる
 さらにはあらゆるものを透視する『Xレイ・ビジョン』など、最初のヒーローながらあらゆる能力を備えている

 これらの能力はクリプトン人が地球の太陽(黄色い太陽)の光をあびるとスーパーパワーを得られることで使えるもの
 逆にクリプトンにあった太陽(赤い太陽)の光では、地球での地球人のように何ら普通の人間になるらしい
 弱点もそれなりにあり、特に『クリプトナイト』という物質が最大の弱点。そばにあるだけでほぼ行動不能になるほど
 クリプトナイトはスーパーマンを攻略する際には度々使われる。また、Xレイ・ビジョンは鉛だけは透視できない
 それでもスーパーマン=最強という概念が定着しており、『宇宙最強の男』がキャッチコピーの一つなほど
 正直もっと強い奴はいるらしいが、スーパーマンが最強といっても正しくはないかもしれないが間違いではない

 NEW52に際して、特徴的な赤パンツを撤回され、スーツも微修正された。それだけでもかなりスッキリしてかっこいい
 ジャスティスリーグの創設メンバーでもあり、チームの中心役の一人。バットマンとは親友同士の仲である
 このSSのスーパーマンもNEW52の設定で
 

>>209
俺も謎wアメコミの効果音そのまま書いてるから・・・ちなみにこのスーパーマンの音は『ワールド・ウォー・ハルク』でハルクがアイアンマンをぶんなぐった音
普通にローマ字読みすると意味不明だよね

フラッシュ「スーパーマン!遅いぞ!」

アイアンマン「スーパーマンだって?そんなヒーローもいたのか」

バッツ「ジャスティスリーグの最後の一人だ。日付が変わり、朝日が昇ろうとしている。今日、この世界に来たのだろう」



スーパーマン「大丈夫かい?君はヒーローのスパイダーマン、だってね」

スパイディ「あ、ああ。サンキューね。でもどうして僕のことを?」

スーパーマン「僕はついさっきこの世界に来た。最初は何がなんだか理解できなかったけど、バットマンから通信がきた」

スーパーマン「この状況を一通り聞いて、ここへ急行したのさ。バットマンは僕が今日ここに来るのを知っていたらしい」

バッツ「一日ずつ我々がこの世界に転送されていた。そこからスーパーマンが今日来るだろうと推測するのは簡単だ」

サイボーグ「俺がずっとレーダーを張ってたのさ。スーパーマンのエネルギーは強力だからすぐに感知したぜ」

絹旗「滝壺さんがいってた超信号っていうのは・・・」

滝壺「うん、あの人。今もすごい信号を感じる」

フレンダ「AIM力場じゃないけどそういうの感知できる訳ね」

麦野「何か知らないけど援軍ってことよね」

ダイアナ「そうよ。誰よりも強力な助っ人よ」



サノス「ぬう・・・貴様・・・」

スーパーマン「さて、君も悪党らしいな。僕が・・・いや、僕達が相手だ。かかってこい」

ダークサイド「クリプトン人。来たか。お前は我が物だ・・・今度こそ貴様のパワーをいただく」

スーパーマン「そうはいくか」

バッツ「行くぞジャスティスリーグ!」

アクアマン「ランタン、掛け声でもいっておけ」

ランタン「ああ!JUST GOT THIS!(一丁行くか!)」

フラッシュ「一丁行くか?もっとマシなのないのかい?」

サイボーグ「そんなことどうでもいいだろ。いくぞ!」

ダイアナ「覚悟しなさいダークサイド!」



アイアンマン「彼らだけに戦わせるわけにはいかんなスティーブ」

キャップ「ああ、アベンジャーズ!・・・と言いたいとこだが、ソーもハルクもいないな」

アイアンマン「さっきから通信を試みてるが、異世界との通信をシャットされているみたいだ」

一通「おィおィ。パワーハウス二人がいなきゃダメですってかァ?俺達もいンだろォが」

麦野「そ、そうよキャップ!私も一緒に戦うから!」

ウルヴァリン「戦闘向きな奴だけで戦うべきだぜ」

スパイディ「ああ、奪われた姫二人を助けだす!」

キャップ「そうだな・・・いくぞ!皆!」

御坂「覚悟しなさいサノス!」

サノス「来るがいい!ヒーロー達!」

>>213

JUST GOT THIS~:『ジャスティスリーグ:誕生』でグリーンランタンが掛け声として言ったセリフ
 アベンジャーズのように決まり文句がないのだろうか

黒子「わたくしも初春と佐天さんを救うために何かしなければ・・・しかし、あの異次元まで空間移動はできませんわ・・・」

打止「ミサカ達は見ているだけの方が身のためだねってミサカはミサカは妥協する」



ダークサイド「貴様等はここで始末する!」

 CHOOOOOOOOOOOOMMM!

アクアマン「ARGH!」

サイボーグ「なんてパワーだ!」

ダークサイド「クリプトン人以外は邪魔なだけだ!」

バッツ「どうかな」

ランタン「ソリッドライトのパワーをくらえ!」

 BBBBBZZZZZAAAAAAKKK!

ダークサイド「効くものか・・・」

 VVVVZZZZZEEEEEEE!

ダイアナ「!目からビーム!」K-TANG!

フラッシュ「僕を追跡してる。追いつけるもんか!」ビューン!

スーパーマン「僕達は以前、お前と戦った時よりも結束している。負けるものか!」



アイアンマン「ユニビーム!」FFFFSSSHHHAAAAAAAAAZZZ!

麦野「原子崩しビーム!」ドオドオ!

一通「一方通行ビームゥ!」バウオ!

サノス「効かぬわあ!」

 CHOOOOOOOOOOOOOMMM!

一通「任せろォ。奴の攻撃を反射すっぜェ」

 ドアッ!

サノス「!何っ」

キャップ「勉強不足だったなサノス。一方通行くんの能力がある限り、お前は勝てないぞ」

スパイディ「そうだそうだ!アクセの能力にお前はかてないぞー!」

一通「よせやい照れるぜェ」

ウルヴァリン「ッヘ、流石学園都市最強だな」

御坂「さっさと二人を解放しなさい!」

 バリバリバリッ!

サノス「っ・・・・・・やはり・・・強大なパワーを持つ物は邪魔だ・・・」

麦野「ヘイ緑虫!鏡を!」

ランタン「ああ!?わかったぜ!」カッ

フラッシュ「ソリッドライトで鏡を無数に作った?・・・何を」

麦野「いくわよォ!」

 ドオドオドオドオ!

 キュインキュインキュインキュイン!

 バオバオバオバオ!

サノス「っ!何!」

ダークサイド「あらゆる角度からのブラスト攻撃!?」

バッツ「ランタンの鏡でビームを反射してるのか」

フラッシュ「縦横無尽に攻撃ってことだね」



ダイアナ「ミサカ!手をかすわ!」

御坂「ええ!いくわよ!」バイバリバリバリバリ・・・

サイボーグ「!御坂美琴が電気エネルギーを凝縮している」

御坂「超電磁ボール!」

 ブオッ!

サノス「!う、動けぬ!」

サイボーグ「電気の塊がサノスの動きを封じた!」

ダイアナ「くらいなさい!」

 SHUNG!

キャップ「ワンダーウーマンが剣でサノスを・・・」

 グググ・・・

キャップ「斬りきらず、途中で剣を上向きに変えて・・・」

 SHUNG!

キャップ「Vの字に切り上げた!」

 SHUNG!

キャップ「!まだ斬りきらず、また剣の向きを変えて・・・下に斬り落とした!」

 SHUNG!

キャップ「また上向きに変えて切り上げて・・・これは『Wの字斬り』だ!」





フレンダ「なんか攻撃役と実況役に分担してるみたいって訳よ」

滝壺「そんな皆を応援してる」

サノス「7人のレベル5・・・想像以上のパワーだ・・・だが、こちらにも手はある」

御坂「なに?レベル5対策ってわけ?」

サノス「その通りだ」



 ガクンッ

御坂「っ!?」

麦野「っ!?」

一通「っ!?」



フラッシュ「どうした?3人とも?」

御坂「・・・な・・・何・・・能力が使えない・・・・・・」

フラッシュ「!?」

麦野「原子崩しが出ない・・・何しやがった!」

サノス「我が作った装置で貴様等のパワーを奪った。7人のレベル5全員のな。その分時間はかかったが」

一通「!」

スパイディ「能力を奪った!?そんなこと・・・」

サイボーグ「不可能だ!学園都市の能力者の能力は、パーソナルリアリティの脳内演算によるもの・・・つまり」

アイアンマン「エネルギーの塊などではない。奪うというようなものではないはずだ」

サノス「我の作った装置ならば可能だ」

ウルヴァリン「ふざけてるぜ・・・」

麦野「・・・でも・・・ホントに使えないわよ・・・」

サノス「装置はダークサイドの次元にある。破壊は不可能だ」

一通「くそが・・・」

ダークサイド「装置は一つではない。もうひとつとある装置がある」

 BOOOM・・・

打止「!?」

黒子「な、なんですの!?」

滝壺「私たちの目の前に・・・渦が・・・」



御坂「!?黒子!?」

麦野「滝壺の前に渦が・・・まさか!」

ダークサイド「強大なパワーの痕跡がある者、レベル5に近い能力を持つ者、特殊な能力を持つ者、3人を奪う」

一通「!!!」



 BOOOM!

黒子「!」

打止「!」

滝壺「!」

 MMMMM・・・・・・



フレンダ「3人が渦に吸い込まれて・・・消えちゃった!」


 ~~~~~

デップー「あーん!黒子と打止と滝壺ちゃんどうなっちゃうの~!?ごめんちゃいなんか状況理解しづらくて。書いてる方もがんばってるのよ・・・大目に見てちょ
 さあそんなとこで第一回チキチキ!デップー主催スーパーマンとバットマンについて知ってること言っちゃおう大会~!ドンドンパフパフ♪」



デップー「もはや知らない人はいないほど有名なキャラ、スーパーマン。ぶっちゃけけっこう最近までスーパーマンって日本でいうもも太郎的なもんだと思ってたわ
 まさか現在進行形でマンガやってるなんて知らなかったぜい。普通気付くけどなアメコミ見てたら。
 ドリフのコントとか日本のマンガとかでもパロディされるほど有名ってすごいよな!Dr,スランプのスッパマンとかがそうだよな!
 実はキン肉マンの第一話にもパロディがあって、ピーピーマンって名前で出てるんだぜ。「あのね、今ね、マントクリーニングに出してるの。だから飛べないの」って言ってたわ確か
 厳密に言うとマントで飛んでるわけじゃないんだけどな!あとスパイディのパロキャラもおったわ。スーパイダーマンだったかな?
 つかキン肉マンって初期はウルトラ兄弟の末っ子って設定だったんだぜ!そのうち消えたけどな。やっべ話脱線しまくりじゃん修正修正カミソリカーブっと
 映画とかでもパロディされてるのが多いぜスーパーマン。『メガマインド』っていうアニメ映画は設定的にもほぼスーパーマンそのまま
 ただ主役が『ヒーローじゃなくて、それを倒そうとする悪人』っていう面白い観点だ。一見の価値ありかもよ?ぶっちゃけ挿入歌が俺好みなのが強いけど
 実はあの有名な日本のマンガ、『パーマン』もスーパーマンのパロディって知ってた?バードマンの名前が元はスーパーマンだったらしいぜ
 スーパー星から来たスーパーマンがスーパーヒーローを育てるって設定で、半人前だから『パーマン』だったっていうらしいべ。でもDCの訴えで変更したみたい
 あ、そーいえば俳優のニコラス・ケイジが子供にカル=エルって名前つけたのが有名だな。キラキラネームっつうのかな?
 本人の俳優としての名前も、MARVELのルーク・ケイジからとってるっていう生粋のアメコミファンなんだゼ。ゴーストライダーの役もらえてヤッタネ!
 っつゥー具合にスーパーマンったらネタの宝庫なの。さすが最初のヒーローだぜ!日本の黄金バットとかの方が先らしいけどどうなのかな?
 ちなみスーパーマンの初版のコミックが1億7千万以上の値がつくらしい。ほ、ほしい!
 取り壊し中の家の壁の中からそのコミックが出てきて一攫千金って実話もあるらしい。す、すげえ!まさにアメリカンドリーム!ちがうか!」


デップー「さ、今度はバットマンの話いこか。めちゃ長いわこれ。バットマンといえばスーパーマンとの合同映画が決まったらしいねまたスーパーマンの話かよ!
 その新バットマン役の俳優がベン・アフレックになったらしいぞ。『ザ・タウン』とか『アルゴ』の人って言ったらピンとくる?
 『デアデビル』で主演したっつった方が早いか。デアデビルもバッツも生身の人間でクライムファイターっていう共通点・・・これは偶然?
 まあ、なんか知らんがもう批判きてるらしいけどな。変えろって俳優を。デアデビルの演技がダメだったとからしいけど、俺ちゃんは別に気にならぬス
 ヒース・レジャーも最初は批判されてたけど、フタあけてみたらご存じの通り、完全にドドドハマリだったもんね。なんとかなるんじゃね?
 ちなみ過去にはジョージ・クルーニーもバットマンやってたんだぜ?マスクしててもクルーニーって一目で気付くけどな」



デップー「ほいじゃここらで話の腰を折るのをやめるか!まだまだSS長いこと続くからね!」

 ~~~~~

御坂「サノス!ダークサイド!黒子達を返しなさい!」

サノス「フ・・・能力を失ったレベル5がいくらすごんでも何にもならんぞ」

御坂「っ・・・」

サノス「貴様等のパワーは奴らや他の者を強化するのに利用してやる。お前らをなぜ捕らえないと思う?」

ダークサイド「7人の能力を全て融合させ、さらなる強大なパワーを作り、それを捕らえた者たちに注ぐ」

ダークサイド「お前達は、その様をじっくりと見ているがいい。そのために、あの渦で異次元が見えるようにしてある」

アクアマン「何と悪趣味な奴らだ・・・友人達の苦悶の様子を見せつけると言うのか!」

ダークサイド「より強力な力を得られるのだ。その後、貴様等レベル5も、他の能力者も捕らえ、そのパワーを注ぐ」

ダークサイド「今捕らえている5人は実験だ。うまくいけば、お前達も同じように強化してやる」

ダイアナ「外道め!」



一通「ふざけンなァァァ!」

アイアンマン「!?アクセラレータ!?」

 ガッ!

一通「っぐ!」

ダークサイド「・・・能力を失ったお前の拳が、我の身体にダメージになると思うか?」

一通「うっせェ!」

 ガッ!

一通「っ!」

ダークサイド「やめろ。お前の腕が痛むだけだ。意味がない」

一通「黙りやがれェ!あいつを!打ち止めを返しやがれこらァァァ!!!」

 ガシッ

一通「!?腕をっ・・・」



 KRAKK!

一通「グアアアアアッ!」



サイボーグ「一方通行の腕が折られた!」

キャップ「まずい!全員一方通行くんを助けるんだ!」

スーパーマン「その少年を離せ!」BACOOOOOMMM!

ランタン「この青ゴリラめ!」DOCOOOOOOMMM!

ダークサイド「ぬゥ・・・」

キャップ「一方通行くんから離すんだ!サノスも同様だ!」

アイアンマン「アクセラレータに近づけるな!」ZZZZAAAAAKKK!

ウルヴァリン「この野郎!」THUNK!

スパイディ「ウェブで綱引きだ!このやろっ!」



一通「っま・・・待ちやがれ・・・・・・打ち止めを・・・・・・」

バッツ「アクセラレータ、奴らは皆が引き離してくれた。その腕ではもはや戦闘は不能だ。後方へ下がるんだ」

一通「うるせェ・・・てめェも他の奴らも関係ねェ!ガキを助けなきゃなンねンだ!」

バッツ「その状態では死ぬだけだぞ!」

一通「だったらどうだってんだ!」



バッツ「なぜそこまで意地を張る」

一通「意地なンか張ってねェ!」

バッツ「あの子にどうしてそこまでこだわる」

一通「知った風な口をきくな!」

バッツ「私と君は似た者どうしだ」

一通「似てなンかいねェ!」

バッツ「限りなく遠いように見えて、限りなく近しい」

一通「コウモリのカッコしてる奴と俺がか!?」

バッツ「ある種の狂気だ」スッ・・・

一通「!?(マスクを脱いで・・・・・・)」





ブルース「私の名はブルース・ウェイン」

一通「ブルース・ウェインって誰だよ」

ブルース「私が10歳の頃、両親が強盗に撃たれ、目の前で命を奪われた。それ以来、私は悪と戦う道を歩むことを決めた」

ブルース「君は過去に大きな犯罪を重ねた。私が戦う悪人の道を歩いていた」

ブルース「君は学園都市で最強の能力を持つ。私は何の能力ももたない人間だ。対極にいると言っても過言ではない」



ブルース「だが、グラスの中がバーボンでも泥水でも、私達に大差はない」

ブルース「君があの子を守るために、心を入れ替えて戦うヒーローとなった。私も君も、ヒーローなんだ」

ブルース「そして、能力を失ってもなおあの子のために立ち向かう姿を見て確信した。私も君も、芯は同じだと」

一通「・・・」

ブルース「マスクを脱ぎ、素顔を見せたのは私も君と同じ、人間であることを見せるためだ」

ブルース「同じ人間だ。そして、同じ信念を持っている。だからこそ言える・・・今は落ち着くんだ」

一通「打ち止めをさらわれて黙ってろってのか・・・」

ブルース「やつらもすぐには手を出さない。レベル5の能力を合わせるのに時間がかかるはずだ。それまでに救いだす」

ブルース「あの子を助けても、君がいなければ意味がない。あの子には君が必要なんだ」

一通「・・・っ」

 スッ・・・

バッツ「私はマスクをかぶり、バットマンとなって悪と戦う。ブルース・ウェインとバットマンを切り替えてな」

バッツ「だが君は素顔のまま、悪と戦い、大切なものを守っている。その点を・・・私は称賛する」

バッツ「策は必ずある。必ずラストオーダーを救いだす。そのために、今は落ち着いてくれ」

一通「・・・・・・どうやって救う?」

バッツ「この世界にはヒーローがたくさんいる。大丈夫だ」

>>223
あんまり文句は言いたくないけどさ
これの「誰だよ」ってようはDC世界ではお騒がせセレブとして有名なブルースを知らない
イコール宇宙に上がってすっかり世間知らずのアホの子になったハルを表すギャグだから
一方さんのリアクションは不適切だと思うんだが

>>228
あ、あれギャグだったのか!けっこうまじめな感じかと思ってた・・・何も考えずただあのやりとり書いてみただけですごめん何も考えずに
あと、一通の能力の制限とか何も考えてなかったし、各キャラの状態から見てとある世界でいつの時期のころかとかそういうの何も考えてないので・・・矛盾もあるかもしれませんわ
ま、まあ過去作でもそういうのいっぱいあっただろうし・・・ごめんなさい・・・

ちょっと今後の展開を考えなおすので更新遅くなります。鋼鉄の男公開までに完結させたいけど・・・
一応元の予定では御坂がスーパーマンのパワー得てスーパー御坂になっちゃうとかだったけど、今までそういう展開もうさんざやったし、いらないよね!
ソーによってパワーアップした時はゲッターのパロディだったけど、スーパーマンでのパワーアップはマジンカイザーのパロディしようと思ってた。ぶっちゃけそれだけしか考えてなかった

一通「・・・ヒーローねェ・・・その通りだな」

バッツ「たまには他人を信じるのも悪くはない」

一通「マスク脱いで本名明かすなンてすっからてっきり誰でも知ってる奴かと思ったが、あンたもただの人間なンだな」

バッツ「そういうことだ。・・・彼女達が捕らえられている異次元世界へはサイボーグのブームチューブで行ける」

サイボーグ「現在ダークサイドとサノスはキャプテン、ウルヴァリン、アイアンマン、リーグの皆が抑えてくれている」

サイボーグ「ブームチューブでゲートを開くが、誰が行く」



御坂「私が助けに行くわ。能力が使えない今の私じゃ・・・ここにいても何もできないもの」

麦野「はあ?あたしの役だろそういうのは。あんたみたいなお子様には危なすぎるわ」

御坂「ちょっと、こんな時にまでそんなこと・・・」

バッツ「君はだめだ」

麦野「は!?」

バッツ「君はケガをおっているだろう。気付かれないと思ったか?」

麦野「う・・・」

御坂「え、そうなの?」

サイボーグ「肋骨が3か所折れている。おそらく、ランタンとの戦闘の時のものだろ」

麦野「・・・ッチ」

バッツ「アクセラレータも腕が折れている。言うまでもなくダメだ」

一通「・・・」

 THWIP! チャクチ

スパイディ「僕が行く。御坂とは戦い慣れているし、正直あのゴリラズ相手じゃできることは少ないし」

御坂「スパイディと私で行くわ。バットマンは指示役としてここに残らないと」

バッツ「・・・ああ。レベル5の能力を解放もせねばならない。君なら何かとできるはずだ」

サイボーグ「能力を奪ったサノスの装置も、その異次元世界にあるはずだ。任せるぞ」



一通「・・・超電磁砲・・・ガキを助けてやってくれ」

御坂「もちろんよ」

 BOOOOOM・・・・・・

サイボーグ「いけ!二人とも!」

スパイディ「行くよ御坂!」

御坂「ええ!」

 シュン シュン



スーパーマン「だあ!」

 SPACOOOOOOOOMMM!

ダークサイド「っ!」

キャップ「とああ!」

 GAAANNNGGG!

ダークサイド「ぬっ」

アイアンマン「パワー全開だ!」

 BBBLLLACCCOOOOOMMM!

サノス「おのれ・・・」

アクアマン「こっちだ侵略者!」

 ZANNNGGG!

サノス「グオ・・・」

フラッシュ(サイボーグがブームチューブでスパイディと御坂を送った。サノスとダークサイドに気付かせちゃだめだ)

フラッシュ「こっちだゴリラデュオ!」ビュン!

サノス「・・・・・・(何か企んでおるな)」

 ―アポコリプス―

スパイディ「ワーオ・・・荒れてる世界だなこりゃ・・・でも機械の建物みたいなのがいっぱいあるな・・・」

御坂「空が赤い・・・いえ、世界そのものが燃えてるみたい・・・・・・初春さんと佐天さんはどこ?」

スパイディ「あの高台の上だ!つかまって!」

 THWIP!



 チャクチ!

御坂「初春さん!佐天さん!」

初春「・・・・・・・・・」

佐天「・・・・・・・・・」

スパイディ「光の柱の中につかまってる。早く助けだそう!」

 グググ・・・

 バリィン!

御坂「っと!大丈夫!初春さん!佐天さん!」

初春「・・・っ・・・うう・・・」

佐天「ここは?・・・御坂さん?スパイダーマンさん?」

初春「どこですか?・・・ここ・・・」

スパイディ「無事で何よりだよ。ここはヴィランの世界でさ、君達はさらわれちゃったってこと」

初春「ええ~!?」

佐天「いつのまに・・・そういえば急に目の前に渦が現れて・・・」

御坂「とにかく、ここから出ましょう。でも黒子達はどこに?・・・」

スパイディ「御坂は初春と佐天をつれて元の世界に戻ってくれ。僕はあとの3人を探す」

御坂「スパイディ・・・」

スパイディ「きっと3人もここのどこかにいるはずだ。任せてくれ」

御坂「・・・ええ」




御坂「この渦がブームチューブよ。元の世界への道」

初春「すみません・・・ご迷惑をおかけして・・・」

御坂「何言ってるのこんな時に。さ、行って」

佐天「え、御坂さんは?・・・」

御坂「私は残るわ・・・ああは言ったけどスパイディだけには任せてられない。一方通行と約束もしたし」

初春「・・・大丈夫なんですか?いくら御坂さんでも・・・こんなえたいの知れない場所で・・・」

御坂「大丈夫よ。任せて。さあ、二人は行って」

初春「・・・はい」

佐天「絶対戻ってきてくださいね!」

御坂「もちろんよ」




 ―――――

サノス「!貴様等・・・アポコリプスへ向かったな!」

アイアンマン「気付かれた!」

サノス「ブームチューブを使ったか・・・ならば!」VVVOOO・・・・・・

フラッシュ「!エネルギーを腕にためて・・・サイボーグ!危ない!」



 BOOOOOM・・・・・・

初春「っはあ!ホントに元の世界だ!」

佐天「あれ?これどういう状況?・・・」

バッツ「大丈夫か二人とも。話は後だ・・・スパイダーマンと御坂は?」

初春「ふたりはまだ――」

麦野「おい!危ねえ!」

バッツ「!」



 VVVOOOOOOOOOOMMM!

サイボーグ「AAARRRGGGGGGHHHH!」

バッツ「サイボーグ!」

フレンダ「サノスのブラストがサイボーグにあたっちゃった訳よ!」

麦野「!ブームチューブが閉じたわよ!」

サイボーグ「ぐあ・・・・・・ぶ、ブームチューブが・・・開けない・・・」

一通「!?」

一通「おィ!ゲートが使えねェ!ってのか!ふざけンじゃねェぞ!まだガキも超電磁砲もクモ野郎も戻ってねェぞ!」

サイボーグ「ッグ・・・だめだ・・・ブームチューブの座標固定とゲート維持ができない・・・」

一通「くそっ!」

バッツ「システムそのものは無事なのか?」

サイボーグ「ああ・・・サノスの攻撃は直撃していなかったからだが、それでももう操作は・・・」

一通「俺にさせろ!」

サイボーグ「!?」

一通「よくわかンねェが何とかすりゃゲートは開けるンだろ!俺が計算してやっから操作させろ!」

サイボーグ「し、しかし座標固定なんて人間にできるものじゃない・・・アポコリプスの位置を特定して計算しなければ・・・」

一通「ごちゃごちゃうっせェンだよ!ようするにその世界の座標を見つけだしてあとは計算するだけだろ!」

サイボーグ「アポコリプスへのゲートを開くための座標データはさっきの攻撃で使えなくなったんだ・・・わかるか!?」

サイボーグ「無数の次元世界から一つの特定世界を見つけるなんて、宇宙の中で砂粒を見つけるようなものだ!」

一通「だからァ!うっせェンだっての!俺に任せろっつってンだろォ!さっさとしやがれ三下ァ!」

サイボーグ「っ・・・ええい!なら任せる!」

 バシュ! ウィーン

サイボーグ「俺の腕をコンピューターの操作盤にした。これで計算しろ」

一通「あァ!」





ダークサイド「クリプトン人よ・・・貴様等の負けだ。素直に降伏しろ」

スーパーマン「まだそんなことを言うのか。僕達ヒーローが何人いると思ってる。負けるはずがない!」

サノス「いいや、負ける」

スーパーマン「!?」

サノス「このサノスが策を一つや二つしか用意していないと思ったか」



 BOOOOM!

 BOOOOM!

 BOOOOM!

アクアマン「!何だ!?空中に無数の渦が・・・」

アイアンマン「これは・・・異次元ゲートが多数発生している!それも・・・学園都市中に!」

サノス「ダークサイドの配下の者を呼び寄せた」



 『FOR DARKSEID!!!(ダークサイド万歳!!!)』

絹旗「超無数の怪物が現れてます!」

フレンダ「な、何これー!」

 『SKREEEEE!』

麦野「おらあ!」ドゲシ!

 『ッ!・・・』ドサッ

フレンダ「あ、ありがとう麦野・・・」

麦野「能力が使えなくても身体は動くからね。それより、こんなのが学園都市中にいるなんてヤバイんじゃないの」

サイボーグ「!・・・」

一通「おィてめェ、あのザコ連中を退治しなきゃならねェとか今思ったろ」カタカタカタ

サイボーグ「ああそうだ!早く計算を終わらせてくれ!やつらをなんとかしないと・・・」

一通「ほっとけ、大丈夫だ」カタカタカタ

サイボーグ「何だって!?お前っ・・・なんて薄情な――」

一通「この街の奴らはこォいうのに慣れっこなンだよ。なめンじゃねェぞ。だから大丈夫だ」カタカタカタ

サイボーグ「ッ・・・」

初春「そうです。ウルトロンの時もドーマムゥの時もこういうことがありました。でも皆乗り切りました」

佐天「3度目ともなると・・・さすがに慣れるよね」



 ―――――

 『FOR DARKSEID!』

婚后「このっ!」ドオ!

 『SKREEEEEEE!?』

湾内「水を槍のように形作って・・・えい!」ザン!

 『REEEEEE!』

泡浮「重いものでぺしゃんこですわ!」ドゴンッ!

 『GAAAAAHHH!』

ローラ「大丈夫?皆。もし危なかったらすぐに呼んでね。それまでは・・・」

 THUNK!

 『ッ・・・』ドサッ

ローラ「街の人を守るためにも、がんばって戦いましょう」

婚后「ええ!」

キャップ「サノス!今すぐ配下の者達を撤退させろ!」

サノス「それは聞けぬな。学園都市には能力者が多数いる。それらを配下として強化すると、先ほど言ったはずだ」

ダークサイド「我が配下とし、全てを支配するための駒とする」

スーパーマン「っく・・・僕が皆を助けにいく!」

アイアンマン「いや、スーパーマン、それは無用だ」

スーパーマン「え?」

アイアンマン「この街の人達は、君が思ってる以上にタフさ」



フレンダ「あわわ・・・ここは安全な場所を探して隠れるのが正解って訳よ」

絹旗「私は超戦います。麦野達だけに任せられません」ダッ

フレンダ「ええっ!?ちょっと絹旗~!」

ミサカ「ミサカも行きます。と、ミサカは絹旗さんの後を追って雑魚と戦いに行きます」ダッ

フレンダ「ああもうっ!なんで皆そんなことする訳よ!」

佐天「フレンダさんは行かないんですか?」

フレンダ「そりゃ私は勝てそうにない戦いはしないって訳よ・・・」

佐天「・・・何ですかそれ・・・」

フレンダ「何って・・・絹旗みたいに根性もないし、麦野みたいな身体能力もないから、私は傍観決め込むってわけよ」

佐天「でも麦野さん達と一緒に戦ってきたんですよね?だったら戦えるんじゃないですか?」

フレンダ「そりゃアイテムの一員だし・・・でも」

佐天「だったら戦いましょう!私も手伝います!」

フレンダ「はあ!?そんなの危ないだけよ!」

佐天「スパイダーマンさんがいつも言ってました。自分が何かしないことで、誰かが犠牲になるなんてたえられないって」

フレンダ「っ・・・」

佐天「フレンダさんにできることがあるなら、私も手伝います。だから戦いましょう!学園都市のために!」

フレンダ「・・・もうっ!わかったわよ。結局・・・私も流されやすいタイプって訳ね・・・」

バッツ「その言葉を待っていた」

フレンダ「うおあっ!?コウモリマン!いきなり後ろから声かけないでよ!」

バッツ「フレンダ、君はあらゆる道具の扱いに長けているとサイボーグのデータに書いてあった」

フレンダ「え・・・ああ、まあ」

バッツ「君なら、これを扱えるだろう」PI!

佐天「?腕のとこのボタンを押した?・・・」



 バコオン! ドコオン!

フレンダ「な、なんか破壊音がしながら何かこっちに来る感じが・・・」

 BROOOOOOOOOOMMM!

佐天「!お、おっきな戦車みたいな車!?」

バッツ「『バットモービル』だ。この世界に転送された時、私はこれを運転していたためモービルごと転送されたらしい」

バッツ「整備して待機させておいた。君なら説明書なしでも操作できるだろう」

フレンダ「これを使って街中の怪物どもをやっつけろって訳!?」

バッツ「あまり傷つけずに車庫に戻しておいてくれ」

佐天「行きましょうフレンダさん!」フンス!

フレンダ「なんであんたノリ気な訳よ!」

佐天「さあさあ!助手席は私が乗るから!」フンス!

フレンダ「もう・・・わかったわよ!」ノリッ



フレンダ「えっと・・・ここのスイッチを入れて・・・これがモニター操作の・・・」

佐天「うわーうわー!かっこいいー!」

フレンダ「いくわよ」

 BRRROOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!



フレンダ「思ってた以上に速いって訳よォー!」

佐天「ヒャッホーウ!最高だぜェーい!」

>>239

バットモービル:バットマンの乗る特殊車両。バットマンの代名詞ともいえ、かなり古くから登場している
 年代に応じて様々なタイプがありセダンやホットロッドもある。『ダークナイト・リターンズ』にて戦車タイプも登場
 映画のダークナイトシリーズでも戦車のようなモービルが使用された。このSSではこのイメージで
 ちなみに、バイクのバットサイクルや、バットコプター、バットロケットなど色々乗り物がある

フレンダ「ええっと・・・ここでキャノン砲が撃てるみたいね。涙子、だっけ?まかせるって訳よ」

佐天「ええっ!キャノン砲!?」

フレンダ「私は運転と他のシステムとか色々することあるから。ほら、そのボタンを押したら撃てるって訳よ」

佐天「よ、よーし!いきますよー!あの雑魚の怪物めがけて!」

 『SKREE?』

佐天「ファイア!」

 BOOOOOOOOOOOOMMM!



佐天「す・・・すごい威力!」

フレンダ「ひえ~・・・こんなもの乙女が扱うもんじゃないね・・・」

 BRRROOOOOOOOMMM!

フレンダ「とりあえず街中を疾走するから、涙子は撃ってって訳よ!」

佐天「なんかシューティングゲームみたい!」

 BOOOMMM!

                  DOOOOOMMM!

      BOOOOOMMM!

   DOOOOOOMMM!

                BOOOOOOMMM!

佐天「撃墜スコアはいただきよ!」



 「うわああ!」

 『FOR DARKSEID!』

フレンダ「!民間人が怪物に襲われそう!涙子!」

佐天「そうはさせないわよ!」

 BOOOM!

 『GUGYAッ!』



 「あ、ありがとうー!」

フレンダ「何とか助けられたって訳ね・・・でもあの距離で怪物だけを狙撃って、涙子ってスナイパーの才能あるかも」

 BOOOMMM!

「サンキュー!助かったぜー!」

 DOOOOMMM!

「ありがとう!向こうにもたくさんいるからやっつけちゃって!」

 BOOOOMMM!

「かっこいいー!」



フレンダ「・・・」

佐天「へへへ。何だか人助けって感じですね」

フレンダ「・・・私、今までヤバイ敵と戦うのなんて誰かがやってくれると思ってた訳よ。麦野みたいに強い誰かが・・・」

フレンダ「でも、私にもできること、やるべきことってあるのね。こうやって感謝されるなんてあんまりなかった訳よ」

フレンダ「涙子には感謝しなきゃね。あなたが奮いたたせてくれなきゃ、結局、何もせずふるえてただけだったかも」

佐天「フレンダさん・・・」

フレンダ「さあ!行くわよ涙子!私は弱虫じゃないって訳よ!」

佐天「はい!いっくぞー!」





絹旗「超窒素ぱーんち!」ドゴーン!

 『SKREEEEEE!』

絹旗「っく・・・倒しても次々と・・・超キリがないです」

 『GYAAAAAAAAA!』

絹旗「!しまった!超背後――」

 SLASH!

絹旗「っぐ!」

絹旗「このっ!」ドゴン!

 『GUAAAッ・・・』

絹旗「・・・っく・・・私では超力不足なのでしょうか・・・」

初春「絹旗さん!大丈夫ですか!」

絹旗「!・・・飾利・・・でしたね。あなたは能力が超低いはずです。安全な場所へ超避難していてください」

初春「私はジャッジメントです。それに御坂さんの妹さんも一緒です」

ミサカ「ミサカも微力なれど電気使い。役にたたないことはないと思います。と、ミサカは自分を持ち上げます」

絹旗「気持は超ありがたいですが・・・」

初春「それと、策を持ってきました」

絹旗「・・・?」



 BBBBBEEEEEE!

 『GYAAAAAA!』

絹旗「!周囲の怪物達が熱線で超倒されました」

スーパーマン「初春くん、言われた通り来たぞ」

絹旗「超スーパーマンさん!?」

ミサカ「初春さんの策とはスーパーマンのことですか?と、ミサカは策というかなんというか・・・と思います」

初春「スーパーマンさんはヴィランの二人と戦うのに重要な戦力なので少ししか時間がありません。ですが・・・」

スーパーマン「絹旗くん、君の能力は窒素を使うものだと聞いた」

絹旗「あ、はい」

初春「さっきバットマンさんに色々聞いたんです。絹旗さんの能力のこととかスーパーマンさんの能力とか」

初春「スーパーマンさんは液体窒素をものすごく噴き出すスーパーブレスという能力があるそうです」

絹旗「え・・・」

初春「スーパーブレスを全部纏えば、絹旗さんは無敵です!」フンス

ミサカ「スーパーマンさんのパワーを得るといっても過言ではありません。と、ミサカはちょっと過言だった気もする」

スーパーマン「準備はいいかい?絹旗くん」

絹旗「ちょ、ちょっと超待ってください!スーパーマンの強力な窒素なんて、私に超操作できる自信はありません!」

スーパーマン「大丈夫だ。君なら・・・できる」

初春「絹旗さん、がんばってください!」

絹旗「う・・・で、でも」

初春「スーパーブレスを纏えれば・・・絹旗さんは多くの人を救えます!学園都市のために、人々のために・・・がんばって!」

絹旗「・・・わかりました。超がんばってみます」

初春「!」パアア



スーパーマン「では・・・スーパーブレス」

 BBBBBOOOOOOOOO!

絹旗「っ!・・・っく・・・」

ミサカ「スーパーブレスが絹旗さんの周囲で・・・全身を覆っていきます。と、ミサカはあぜんとします」

絹旗「・・・あ・・・頭がクラクラします・・・超・・・負荷が・・・・・・っく」

初春「がんばってください絹旗さん!」

絹旗「っく・・・・・・」



初春「スパイダーマンさんからの受け売りの言葉ですが・・・」

初春「楽な状況で勝つことは誰にでもできます。大事なのは、本当に厳しい状況で勝つことなんです!」

初春「あきらめないで!自分の力を信じるんです!」

絹旗「っ!」

 シュオオオ・・・・・・



初春「!すごい!」

ミサカ「絹旗さんが目に見えるほどの超窒素に包まれています。と、ミサカはまたもやあぜんとします」

絹旗「ありがとうございます。初春さん、御坂さんの妹さん、スーパーマン」

スーパーマン「フ・・・がんばってくれ。僕はダークサイド達と戦いに戻るよ」ビューン

初春「絹旗さん・・・大丈夫ですか?」

絹旗「初春さんのおかげで、超がんばれました。この超すごい窒素パワーで雑魚共を超殲滅してきます!」

 ギューン!

初春「!動きも速い!」

ミサカ「スーパー絹旗さんですね。と、ミサカはボーゼンとします」





 「うああ!やめろ怪物め!」

 『SKREEEEEEEE!』

<ソコマデダー!

 『RE?』

絹旗「超ターボスマッシャー窒素ぱーんち!」

 ドギャルルルオオオオオ!

 『GYAAAAAAAAAAA!』

 「!す、すごい!怪物をパンチでえぐり倒した!あ、ありがとう!君・・・能力者?女の子なのにすごい・・・」

絹旗「いえ、それほどでも。次は超あっちです!」ギューン!



 「キャアー!」

 『FOR DARKSEID!』

絹旗「超窒素マーシャルアーツきーっく!」

 ドギャゴア!

 『GUGYAAAA!?』

 「!・・・あ、ありがとう!」

絹旗「いえいえ、まだまだ超行きますよー!」ギューン!



絹旗「超窒素!」バコーン!

絹旗「スーパー!」バコーン!

絹旗「絹旗スペシャル!バコーーーン!



 「ありがとう!超窒素さん!」

 「助かったぜ!サンキュー!」

 「すごいぞ!スーパー少女だな!」

絹旗「・・・こうやって見ず知らずの人々からの感謝の言葉というのも、超いいものですね・・・」

絹旗「飾利が叱咤してくれたおかげで、超やる気が出てきた・・・スーパーマンと御坂妹さんと飾利のおかげですね・・・」

絹旗「・・・さあ!学園都市中の皆を助けに行きますよ!超絹旗が!」ギューン!

スーパーマン「ヒートビジョン!」BEEEEE!

ダークサイド「オメガエフェクトと勝負するか」ZZZEEEEE!

 VVVOOOOOOOOOMMM!!!

ウルヴァリン「なんてエネルギーのぶつかりあいだ」

アクアマン「野獣!見ているだけならば街の者を助けに行け!」

ウルヴァリン「なんだとこの魚類野郎が!俺はこのゴリラを仕留めてやる!」THUNK!

サノス「っぐ!」

アクアマン「ッフ、なら俺もだ!」SHUNK!

サノス「ぬっ・・・このサノスに刃を立てるとは!」CHOOOOOOMMM!

ウルヴァリン「グアッ!」

アクアマン「っく!」



麦野「この雑魚モンスター共が!ウチに帰りな!」ドガス!

 『SKREEEEE!?』

麦野「肋骨が折れてる程度で私が戦えないと思ったら大間違いよ!おらあ!」ドゴ!

 『GUEEEッ!』



サノス「(・・・レベル5が向こうにいるな・・・)貴様等、我がブラストを受けきれるかな?」

ウルヴァリン「っく・・・やべえぞ魚類。早く立て。サノスの攻撃がくるぞ!」

アクアマン「ああ・・・」

サノス「くらえ」

 VVVVVVEEEEEEEEEEAAAAAAAA!

ウルヴァリン「かわせ!」

アクアマン「あたるか!」

サノス「フハッ!かわしたな!その先に何があるか見てみろ!」

アクアマン「!?あれは!」

ウルヴァリン「しまった!」



麦野「!」

アイアンマン「まずい!麦野ー!」



 VVVVVOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMM!!!



麦野「っ・・・・・・?・・・!・・・」

ランタン「無事か・・・ムギノ」

麦野「み、緑虫・・・」

ランタン「まったく、能力が消えたってのにまだ戦おうなんてな。お前らしいぜ」



キャップ「グリーンランタンが麦野くんを守ってくれたか」

ダイアナ「ランタンのリングのバリアはさすがね」

サノス「・・・フン、ならば!」

 ZZZZZZZZEEEEEEEEEEEEGGGGGGGGGGGG!!!

アクアマン「!さらに強力なブラスト攻撃を!ランタン!」



ランタン「!俺の後ろにいろムギノ!」

麦野「!」



 DDDDOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMMMM!!!

麦野「うわあっ!」



ウルヴァリン「!・・・あの緑野郎・・・バリアでブラストを防いだが・・・押し返されそうになってるぞ!」

サノス「無駄だ。そのブラストは貴様では防ぎきれぬ」



ランタン「ぐ・・・グググ・・・・・・」グググ

麦野「・・・緑虫・・・あんた・・・」

サノス「無駄なあがきだ」

ランタン「・・・IN BRIGHTEST DAY, IN BLACKEST NIGHT,(明るき陽の下でも、暗き闇の中でも)・・・」グググ

サノス「貴様程度が宇宙を語るなど肩腹痛い」

ランタン「NO EVIL SHALL ESCAPE MY SIGHT(どんな悪もこの眼差しから逃れることはあたわず)・・・」グググ

サノス「・・・ム?」

ランタン「LET THOSE WHO WORSIP EVIL'S MAIGHT,(邪悪な力に見入られし者達よ)・・・」グググ



ランタン「BEWARE MY POWER(恐れよ我が光)・・・
                       ・・・GREEN LANTERN'S LIGHT!!!(グリーンランタンの光を!!!)」



 D O O O O O O G G G O O O O O O O O O O O O O O O O O O O M M M M M !!!

サノス「な、なんだと!」

スーパーマン「ランタンのパワーがサノスのブラストを打ち消した!」

フラッシュ「・・・ハル・・・」



ランタン「俺はグリーンランタン。『意志』の力が俺の力だ。・・・てめえらなんぞに負けるはずがねえだろっ!」

サノス「っ・・・」

麦野「・・・グリーン・・・ランタン・・・」

ランタン「ムギノ、無事だな。俺は・・・お前を守ろうとする『意志』が、俺のパワーを大きくしてくれた」

麦野「・・・」

ランタン「・・・すまなかったな。何も知らずにケンカふっかけて・・・そして、ありがとうよ」

麦野「・・・ふん・・・それはお互い様でしょ・・・ごめん。ありがとう」

ランタン「・・・さあて!ちょっくら俺の『意志』のパワーで奴らをぶっとばしてやるぜ!」

 ビューン!

サノス「!」

ランタン「くらいやがれ!」

 THOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!

サノス「グアッ!」

アイアンマン「!すごいパワーだ!」

アクアマン「パワーが上がったな。それでこそジャスティスリーグだ」



 ガラガラ・・・

サノス「ヌウ・・・面白い」

ランタン「さっさとムギノ達の能力を解放しやがれ!」

ダークサイド「サノス・・・能力者は器・・・我が配下にするために消してはならないと言ったはずだぞ」

サノス「・・・我が全能の力を得れば、いくらでも再生させられる。気にすることはない」

ダークサイド「だめだ!能力者は我が配下にする。手をだすな」

サノス「・・・フン」

ランタン「痴話げんかは終わったか?いくぜ!」

ミサカ「初春さん、一方通行やバットマン達の所へ戻りましょう。と、ミサカは提案します」

初春「ですね。絹旗さんも街中の怪物退治に行きましたし・・・」

 『GAAAAAAAA!』

初春「!危ない!」

ミサカ「!」

 ズバア!

 『GA・・・』ドサッ

ミサカ「・・・?」



神裂「無事ですか?お二人とも」

ステイル「この状況下で君達二人だけとは、危ないね。キャプテンさん達は?」

初春「!ドーマムゥの時にいた・・・神裂さんとステイルさん!」

ミサカ「あの後皆で写真をとったりしましたね。と、ミサカは過去作での交流があったことを示します」

初春「キャプテンさん達はこの事件の黒幕のヴィラン達と戦ってます。お二人は?」

神裂「流石にこの大混乱の中、何もしない訳にはいきません」

ステイル「あいつも、な」

初春「?」





一通「・・・ハア・・・ッ・・・」カタカタカタ

サイボーグ(・・・なんという集中力だ。腕が折れて肩腕でボードをすさまじい速度で打ちこんでる・・・)

サイボーグ「大丈夫か?・・・無理をするんじゃ――」

一通「悪ィが黙っててくれ・・・気がちる」カタカタカタ

サイボーグ「・・・ああ」



ダークサイド「アポコリプスの座標を探っているな・・・そうはさせん」

 VVVVVZZZEEEEEE!

ウルヴァリン「!目からビームだ!」

ダイアナ「まずい!サイボーグ達を狙ってる!」



サイボーグ「!おい!一方通行!」

一通「!」



 キュアン!



上条「・・・ふう・・・間一髪ってやつだな」

サイボーグ「!?・・・オメガエフェクトを・・・打ち消した!?何だこの少年は!」

一通「・・・へ、さすがァ・・・ピンチに駆けつけるヒーローさんだなァ」

サノス「ダークサイドのオメガエフェクトを打ち消すだと・・・」

スーパーマン「何者だ彼は・・・」

アイアンマン「彼はイマジンブレイカーさ。どんな能力だろうと彼には効かないぞ」

ダークサイド「・・・我のパワーを・・・フフ・・・フフフ・・・ほしい!ほしいぞそのパワー!」



バッツ「ハ!」ZOK!

 『GUAAAAA!』ドサッ

バッツ「アクセラレータの知り合いか?」

上条「上条当麻だ。スパイディ達が戦ってるって聞いたから駆けつけたぜ!・・・見当たらないが」

サイボーグ「スパイダーマンと御坂美琴は異次元世界に閉じ込められた」

上条「はい!?」

サイボーグ「だから今、こうやって俺のコンピューターを使って一方通行が脱出の糸口を探している」

一通「そゆこった」カタカタカタ

上条「そうか・・・俺の右手なら、あのゴリラみてえな奴の能力を打ち消せる。また奴が攻撃してきても俺が守ってやるぜ」

一通「・・・どォも」カタカタカタ

バッツ「私も周囲の怪物どもを近づけさせないように戦う」WHAM!

 『GUE!』



サイボーグ「・・・学園都市のデータは洗ったつもりだったが・・・君のような能力者がいたなんて知らなかった」

上条「上条さんは無能力者ですからね。右手が異能力を無効化できるってだけで後は何の取り柄もないぜ」

サイボーグ「!?・・・無能力者なのに・・・この危険の渦の中心にやってきたというのか!?」

上条「そゆこった」

サイボーグ「お前は・・・死ぬのが怖くないのか?」



上条「怖いさ。それに誰かが死ぬのも怖い。だけど俺の右手は守ることにかけては一級品だからな」

上条「この右手で誰かを守れるなら、やるしかねえだろ。たとえとんでもねえ敵が相手でもな。だからここに来た」

サイボーグ「・・・」

上条「大いなる力には、大いなる責任がともなう。ってな!」



一通「・・・っへ」カタカタカタ

サイボーグ「・・・この世界にも・・・ヒーローはたくさんいる・・・本当だったな」

 ―アポコリプス―

スパイディ「いた!見つけた!」THWIP!



黒子「・・・」

滝壺「・・・」

打止「・・・」

スパイディ「3人とも初春と佐天の時みたいに光の柱に拘束されてる・・・今出してやるからな」

 グイ グイ グイ



スパイディ「皆、無事かい?」

黒子「・・・う・・・うーん・・・」

滝壺「・・・ここは?」

打止「なんか渦に吸い込まれて・・・気がついたらここにいたってミサカはミサカは昔を振り返る」

スパイディ「昔っていうほど前じゃないけどね」

御坂「スパイディ!」

スパイディ「!御坂!帰ったんじゃ・・・」

御坂「アンタ一人じゃ危なっかしいからね」

スパイディ「うへえ」

黒子「・・・やっと意識がハッキリしてきましたの。えと、あなたは滝壺さんで、そちらが打ち止めさんでしたわね」

滝壺「ドーマムゥの時に皆で写真とった時のこと覚えてるんだね」

黒子「ええ。打ち止めさんは確かお姉さまの妹さんの・・・」

打止「そういうことだよってミサカはミサカは皆までいうな」

御坂「とにかく、ここから脱出しましょう。こんな気味悪い世界とっととオサラバよ」

滝壺「待って・・・あっちの方に強力なAIM力場を感じる」

スパイディ「あ、もしかしてレベル5の皆の能力を奪った装置があるんじゃ・・・」

御坂「そっか、それもあったわ。黒子、滝壺さんと打ち止めを連れて元の世界へ戻って。ゲートは向こうにあるわ」

黒子「お姉さま達は?」

御坂「自分の能力を奪い返しに行くのよ」

滝壺「AIM力場がバラバラなのに、安定しようとしてるみたい。7つの力場が混ぜあっていくよ」

スパイディ「そいやサノスがレベル5の能力を混ぜて、強力なパワーにして君達に注ぐとか言ってたね」

黒子「とにかく、ここから早く出ましょう。お姉さま、スパイダーマンさん、早く戻ってくださいまし」

御坂「ええ」

スパイディ「能力を解放させたらすぐに戻るよ」

黒子「では、滝壺さん、打ち止めさん、つかまってください」

 シュン



 シュン

黒子「この辺りとおっしゃっていましたが・・・」

滝壺「どこにも渦なんてないよ」

黒子「・・・もしやサノスとダークサイドに見抜かれて封じ込められたのでしょうか・・・」





 ―――――

一通「ここを・・・これが・・・こっちにきて・・・あとは・・・この計算を・・・・・・」カタカタカタ

サイボーグ「・・・(すごい。本当にアポコリプスの座標を見つけて、ブームチューブを安定させるぞ・・・)」

一通「はァ・・・っく・・・はァッ・・・」カタカタカタ

 ―――――



打止「大丈夫だよ。ってミサカはミサカは二人を安心させる」

滝壺「え?」

黒子「なぜ言い切れるんですの?何か考えが?」

打止「ミサカ達には、いっぱいヒーローが味方についてくれてるんだよ。絶対になんとかしてくれるはずだよ」

 ―――――

一通(あと・・・あとわずか!)

 ―――――

打止「それに、彼が何とかしてくれるってミサカはミサカは確信してる」

 ―――――

一通「できたァ!後はゲートを――」

サイボーグ「まて一方通行!今の状態でブームチューブを開くと君にも衝撃が――」

一通「ンなこたァ関係ねェ!開けるぞ機械野郎!」

 ―――――

打止「絶対に、なんとかしてくれる」



 BOOOOOOOOOOOOOOOOM!!!

滝壺「!」

黒子「っ!・・・う、渦が突然開きましたわ!」

一通「グアアアアアアア!」BOOOOOOO!

上条「一方通行!」

サイボーグ「グッ・・・ブームチューブの向こうに3人がいる!早くこっちへ!」



打止「ほらね」

滝壺「すごい」

黒子「早く行きましょう!」

 シュン



 シュン

黒子「っと、戻ってこれましたわ!」

サイボーグ「ブームチューブを閉じる!」バチン!

一通「ッ!・・・ハア・・・ハア・・・・・・打ち止めァ・・・無事かァ・・・」

打止「無事だよ!それよりあなたの方が危ないかもってミサカはミサカは気づかう」

一通「ぐ・・・こンなンどォってことねェよ・・・」

滝壺「そんな一方通行を私は応援してる。ありがとう」

黒子「・・・何やら負担をかけてしまっていたみたいですわね・・・申し訳ありませんの・・・」

一通「気にすンなっての・・・ガキのついでだ」

黒子「なっ」

打止「えへへ、ありがとうってミサカはミサカは感謝の意を述べる」

バッツ「捕らえられた3人は無事戻ってこれたな。後はスパイダーマンと御坂だけだ」

上条「二人はどうしたんだ?」

滝壺「レベル5の能力を解放するために残ったよ」

上条「マジか・・・大丈夫なんだろうな・・・」

黒子「大丈夫ですわ」

上条「え?」

黒子「お姉さまとスパイダーマンさんですのよ。絶対に大丈夫ですわ」

サノス「ぬう!?3人も解放されただと!?」

アクアマン「残念だったなサノス!」SHUNK!

ダイアナ「あなた達の悪だくみなんてうまくいきっこないわ!」ZANG!

サノス「ッグ!おのれ!」THOOOOOOOOOM!

ダイアナ「っく!」

サノス「・・・まだ二人はアポコリプスにいるようだ・・・ダークサイド、ここは任せる。我は残りの二人を始末する」

キャップ「!何だと!」

ダークサイド「貴様がここでこやつらの相手をしろ。アポコリプスは我が領域、貴様の出る幕など・・・」

サノス「レベル5の能力を奪った装置は我が作ったものだ。奴らはそれを解放しようとしている」

サノス「貴様があの装置を扱えるか?下手をすれば装置が壊れて能力が解放される。貴様の配下に注ぐパワーが失われる」

ダークサイド「ぬう・・・」

サノス「そういうことだ。我は行く」BOOOM

アイアンマン「!異空間ゲートを開いた!?」

スーパーマン「そうはさせるか!」BBBEEEEE!

サノス「フ・・・我がいなくてさみしいか?ならとっておきの策を使おう。ダークサイドだけでは不安なのでな」

 シュン

ウルヴァリン「渦に入って消えやがった・・・ッチ」

ダークサイド「・・・(サノスめ・・・くえん奴だ)」

キャップ「とっておきの策と言ったいたが・・・何をする気だ」

 BOOOOM・・・

フラッシュ「!?また渦が・・・異次元への渦から何かが出てくる!」





ドゥームズデイ「PWWWWWRRRRRRRRR!!!」

>>256

ドゥームズデイ:DCコミックを代表する大物ヴィラン。スーパーマンを倒したことでも有名な超強いキャラ
 厳密には相打ちになったのだが、あのスーパーマンを倒したということは当時読者には衝撃だったらしい
 25万年以上前にある惑星で究極の生物を作るための実験により生み出された怪物。スーパーマンと互角以上の性能をもつ
 核爆発にも耐えられる防御力、比類なきパワーと、骨状の突起物を身体から出して攻撃できる。突起物からは毒もでる
 さらに、斬り落とされてもすぐに再生する。DNAごと滅んでも再生し、その度に学習して強くなる。まさに究極生物

 NEW52では今のとこドゥームズデイは出てないので、このSSでは『超強い怪物』といった感じで。リーグの面々も初見
 サノスが別の異次元世界から引っ張り出してきた伏兵といった感じで

アクアマン「なんだこのごつい怪物は!」

フラッシュ「他の雑魚怪物とは何か違う感じがするよ」

ドゥームズデイ「PWWWWWRRRRRRR!」

ウルヴァリン「!」

 BOOOOOOOOOOOOCOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

キャップ「ローガン!」

ダイアナ「なんてパワーなの!?」

ダークサイド「・・・サノスめ・・・こんなものを隠していたか」

スーパーマン「僕が相手だ!」

ドゥームズデイ「PPPPPPPWWWWWRRRRR!」

 FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!!!





 ―アポコリプス―

スパイディ「この装置か?これが能力を奪ってる装置?」

御坂「たぶんね。これを壊せば他の皆の能力も戻るわけね」

スパイディ「よーし、僕がぶっこわしてやっから――」

 ZZZAAAAAAKKK!

スパイディ「ARGH!」

御坂「スパイディ!?」



サノス「そこまでだ。その装置に触れるな」

御坂「!サノス!?」

スパイダーマン「グ・・・身体が・・・動かない・・・・・・」

サノス「さて、少し話をしようか。ミサカ ミコト」

御坂「っ・・・」

サノス「貴様は何のために戦う?我が・・・ダークサイドの配下になれば今まで以上のパワーを得られるのだぞ」

御坂「・・・何を言いだすのかと思えば・・・」

サノス「貴様のパワーは素晴らしいものだ。あのパワーはもっと大きなものを支配するに値する」

サノス「学園都市などと、あんなつまらぬ世界で小競り合いをするようなことに使うのはもったいないものだ」

サノス「我と共に全てを支配すべきだ。貴様等の世界も腐っている。人間同士で泥の塗り合いをしているだけだ」

御坂「・・・」

スパイディ「御坂・・・耳をかすな!」



サノス「よりよき者が全てを支配すれば悪は消え、素晴らしい世界になるとは思わないか?我らがその資格を持っている」

サノス「貴様や他の能力者達は、あらゆる世界を素晴らしい世界に作りかえることができるぞ。こんな所でくすぶるな」

サノス「我は強力なテレパス能力が使える。が、貴様には言葉だけで十分に理解できるはずだ。我の言うことの偉大さが」

サノス「我の手をとれ。貴様が言うのであれば、学園都市の世界も素晴らしき世界に作り変えよう」

サノス「これは悪行ではない。素晴らしい世界を作るための、崇高なる行いだ」



御坂「ばーか」

サノス「」



御坂「あのね、よりよい世界とか何だとか、そんなもの知ったこっちゃないわ。私は自分の友達と世界を守るだけよ」

御坂「もちろん、全ての人間が素晴らしいとは言わないわ。それでも、学園都市はとっても素晴らしいところよ」

御坂「アンタ達に奪わせたりしない。私の友達も、私達の大いなる力もね」

スパイディ「それでこそ御坂だぜ・・・」



サノス「・・・もうよい。ならば・・・しばらく考えなおすといい」

サノス「どことも知れぬ、異世界でな」

 BOOOOOOOOOOOOOOM!

御坂「!?」

スパイディ「御坂の前に渦が・・・御坂ァーーー!」

 シュン

ダークサイド「邪魔だあ!」DOCOOOOM!

アクアマン「グアッ!」

ダイアナ「おのれ!悪人め!」

ダークサイド「黙れアマゾネスめ」VVVZZZZZEEEEE!

ダイアナ「AHHHH!」

フラッシュ「超振動を拳に集めて・・・地震パンチだ!」DDDGGGGGOOOOOOMMM!

ダークサイド「ッグ!」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRR!」DOGOMMM!

スーパーマン「GHHH!」

アイアンマン「何だこの怪物は!リパルサーで焼き切ってもすぐに再生するぞ!」ZZZAAAKKK!

ウルヴァリン「親近感わくな!」THUNK!

ランタン「だったら弱点教えろ!」DAMMMMMMMMMM!

ウルヴァリン「そんなもんねえ」

ランタン「だろうと思ったぜ。ま、グリーンランタンの前じゃ弱点なんて関係ないがな!」DOOOOOMMM!

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWRRRRRRR!」



バッツ「雑魚がっ」ZOK!

 『GAAAAA!』

麦野「おらあ!」ドガ!

 『GYAAAAA!』

黒子「サイボーグさん、ブームチューブはまた開けられますの?」

サイボーグ「一方通行が座標とチューブの固定計算を済ませてくれた。あとは任意で開けられる」

黒子「では今一度ゲートをあけてくださいまし。お二人が帰るのが遅いですの」

サイボーグ「またあの世界に戻る気か?」

黒子「いえ、滝壺さんの能力ならお姉さま達の位置をつかめるそうですの」

滝壺「みさかの力場は以前に記憶してるから、世界が繋がれば位置は把握できる」

サイボーグ「なら、開けるぞ」

 BOOOOM・・・

滝壺「・・・」

黒子「滝壺さん、どうですか?」

滝壺「・・・みさかがいない。あの異次元世界のどこにもいない」

黒子「!?」

スパイディ「サノス!御坂を・・・どこにやった!・・・」

サノス「吠えるな。貴様の動きは封じている。今我は最後の策の準備で忙しい」

スパイディ「ふざけるなよ・・・どこにやったって聞いてるんだ!」

サノス「さあな。我も知らぬ、いずこかの別次元世界へと飛ばした」

スパイディ「な・・・なんだって!?」





 ―――――



御坂「・・・う・・・う~ん・・・・・・ここは?・・・どこ?」

御坂「・・・なんか・・・世界そのものが暗い感じだわ。夜だからっていうのもあるんだろうけど・・・空気というか、雰囲気が」

御坂「街並みは・・・アメリカみたい。ちょっと昔の・・・でも、何か・・・今にも・・・終わりそうな世界」



 「終末の日は近い」



御坂「!?・・・誰?・・・」





ロールシャッハ「それは俺のセリフだ。お前は誰だ」

>>261

ロールシャッハ:DCコミックの作品、『ウォッチメン』に登場するヒーロー。作品内の狂言回し。主人公の一人である
 本名はウォルター・コバックス。何の能力ももたない普通の人間だが、精神面は誰よりも強靭なものをもっている
 ソフト帽をかぶり、トレンチコートを着たカッコで、顔は白の布地に黒いインクをこぼしたようなマスクをしている
 その黒い模様は常に不規則に変化している。インクが何に見えるか診断する『ロールシャッハテスト』が名前の由来
 『ロールシャッハ記』という日記をこまめに書いており、常に日記を持ち歩いて事件解決の経緯などを書いている
 一切悪人に容赦しない性格で、情報を吐かせるために指を次々と折って尋問する。冷蔵庫の中に潜んで待ち伏せしたり
 身体能力も人間だが、『絶対に妥協しない』精神は他のどのキャラクターよりも強固なものだといえる
 また、ガスでフックを飛ばすワイヤーガンだけを装備しているが、武器などは現地調達、もしくは素手で戦う
 昼間は素顔で『終末の日は近い』と書かれたプラカードを抱えて歩きまわっている
 極右翼主義者だが、下記の件から子供には優しい

 かつて少女誘拐事件を捜査している時に真相に近づき、犯人の家に侵入した際、犯人が少女を犬に食べさせたことを知る
 その瞬間、人間と神と世界に絶望し、全てを善と悪に割り切るようになった。犯人と犬の頭を包丁でかち割って・・・
 ロールシャッハテストの白と黒のように、善と悪の二つのものごとに区別することで精神を保っている
 その精神は狂気とも言え、以降は悪人には一切容赦しない徹底的な性格になった。
 たとえ結果的に世界が滅びることになろうとも、決して自分の正義を曲げず、絶対に妥協しなかった

 この『ウォッチメン』という作品は、『ダークナイト・リターンズ』と並び、アメコミ史上最高傑作とも言われている
 映画化もされており、今もなお根強い人気をもっている。その中でもロールシャッハは特に人気が高い
 スーパーマンやバットマンらの世界とは別の世界の物語であり、現実世界を舞台にしているため、他作品との絡みはない
 もし、実際にヒーローがいたら・・・というコンセプトの物語とのこと。時代は冷戦まっただ中で核戦争まで秒読みの時代
 そんな荒廃した世界での、ヒーロー達の活躍を描いた作品。明るくハデなアメコミとは全く異なる作品である

シャッハさんやっぱ需要あるのね!最近レスが少なくてもう見てくれてる人いないのかと不安になってたわ・・・
まあ、ごちゃごちゃしすぎてわけわからん感じになっちゃってるもんね・・・反省してます

ちゃんと見てるよ!




打止「お姉さまがいないの!?ってミサカはミサカは焦る!」

滝壺「私達がいた異次元世界には見当たらない・・・完全に・・・」

黒子「そんな・・・」

サイボーグ「・・・もしかすると、サノスの手でさらに別の異次元世界へ飛ばされたのかもしれない」

黒子「!?」

一通「・・・」

打止「そんな!どうやって帰ってくるの!?ってミサカはミサカはオロオロする」オロオロ

一通「俺がまた座標を探してやンよ。機械野郎、もっかいやっぞ」

サイボーグ「・・・無理だ。さっきは『アポコリプスという世界』の座標を探していたからこそ見つけられた」

サイボーグ「それもかなりとんでもないことなんだが・・・しかし今度は『どの世界』かわからない」

サイボーグ「何を探せばいいのかもわからないのに探しようがあるわけがない」

一通「っく・・・」

黒子「そんな・・・そんなのって!」



滝壺「私に任せて」

黒子「!?滝壺さん?」

滝壺「みさかの力場は記憶してる。がんばればみつけられるかも」

上条「でもどうやるってんだ。異次元世界ってのは無数にあるんだろ?・・・そんな中からどうやって・・・」

滝壺「むぎの」

麦野「おらあ!邪魔だ雑魚が!・・・なんだい滝壺」

滝壺「体晶ちょうだい」

麦野「・・・ほら」ポイ

滝壺「ありがと。これがあれば私の能力を増強させられる」

黒子「で、でも・・・」

滝壺「さっき、つかまってた時にちょっとだけすごいパワーを感じたの。たぶん、レベル5の能力の塊・・・」

サイボーグ「そういえば奴らはレベル5の能力の塊を君達に注ぐと言っていたな・・・」

黒子「完全ではなかったにしろ、それが少しは滝壺さんに流れていたということですのね?」

滝壺「おかげで私の能力が強くなってる。たぶん短期間だけど」

上条「今なら別次元でさえも御坂の位置を特定できるってんだな!?」

サイボーグ「座標さえわかればブームチューブで道は開ける」

黒子「・・・滝壺さん・・・お任せしますわ」

滝壺「任せて」サムズアップ

>>267―269
ありがとう・・・ありがとう!
詳しくは考えてないけど、ウォッチメン世界はまあ本編前になりますかね。シャッハさんいるし
元はスパイディと合わせようと思ってたけど、やっぱアメコミヒーローとシャッハさんが会うのはちょっと・・・って思って
御坂だと日本人だから少しヤバイかとも思ったけど、まだ子供だから大丈夫だよね

御坂「・・・え・・・えと(何この人・・・マスク?なんかうねうねしてて・・・怖い)」

ロールシャッハ「・・・」

御坂「た、たぶん信じてもらえないと思うけど、私は別の世界から来たの。こことは違う世界から・・・」

ロールシャッハ「・・・」

御坂「元の世界に戻らないといけないの!私の友達やヒーロー達が戦ってる!悪人から私達の世界を守るために!」

ロールシャッハ「・・・」

御坂「何か知らない?異次元世界への道とか・・・どうしても・・・戻らなきゃ!皆ががんばってるから!」



ロールシャッハ「別の世界・・・HUH・・・お前は別の世界のヒーローなのか?」

御坂「・・・え」

ロールシャッハ「俺はこの腐った世界で、自分の正義を貫くために活動しているヒーローだ。お前はどうだ?」

御坂「・・・」

ロールシャッハ「犯罪がはびこり、ゴミ溜めでしかないこの世界と、お前の世界はどう違う?」

ロールシャッハ「世界は曖昧だ。俺のマスクのように、常に変わっていく。見る者によって形は変わる」

ロールシャッハ「俺のマスクの模様が何に見える?お前にはこの世界はどう見える?お前の世界はどう見えた?」

ロールシャッハ「結局は白と黒のインクのように、決して交わらない二つの概念しか存在しない」

ロールシャッハ「お前の世界は、救う価値があるか?」




滝壺「っ・・・」ギギギギギ・・・

黒子「だ、大丈夫ですの?・・・」

打止「無理に能力を増強させてるみたい・・・ってミサカはミサカは不安になる」

一通「・・・」

麦野「・・・」





ランタン「猛獣は檻に入ってな!」ガシャーン!

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRR!」

キャップ「ランタンが檻を作って閉じ込めたぞ!今のうちに攻撃だ!」

アイアンマン「最大出力!リパルサーブラスト!」FFFSHHHAAAAAAAZZZ!

ドゥームズデイ「PPPWWWRRRRRR!」BAGOOOOOMMM!

ランタン「!俺の檻を壊しやがった!」

フラッシュ「超高速で回転して、竜巻攻撃だ!」BOOOOOOOOOOO!

アクアマン「俺も手をかすぞ!」SHUNK!

スーパーマン「ダークサイドめ!いい加減あきらめろ!」BACOOOM!

ダークサイド「ヌウ!」

ダイアナ「HA!」SHUNK!

ウルヴァリン「うらあ!」SLASH!





滝壺「・・・・・・見つけたッ・・・別の次元世界で・・・見つけた」

黒子「!ホントですの!?」

サイボーグ「座標は!?すぐにブームチューブを開く!」

御坂「・・・私はヒーローなんかじゃない。ただの人間よ・・・特別な能力を持った、ただの子供・・・」

ロールシャッハ「・・・」



御坂「でも、そんなことどうでもいい」

御坂「私の持つ力は人を助けられる。大いなる力・・・だからこそ、人を救う責任がある」

御坂「確かに私の世界にも悪っていうのはあるわ。それもたくさんね・・・でも、あなたの言うように腐った世界じゃない」

御坂「ロクでもないけど、素晴らしい世界よ。いい人もたくさんいるし、素晴らしいこともたくさんある」

御坂「あなたはこの世界が白と黒にしか見えないみたいだけど、私の世界は、私には虹色に見えるわ」

御坂「いい人や悪人や改心した人や・・・色んなものひっくるめて、私の世界はとても素晴らしい世界・・・」

御坂「・・・ヒーロー達が守ってくれてる・・・少しでも力を貸してあげたいの。ただの子供の私でも、できることはある」



ロールシャッハ「ヒーローとは信念を持つ者だ」

御坂「!」

ロールシャッハ「たとえどんな力を持っていようとも、何もしなければただの生ゴミだ」

ロールシャッハ「自分の信念を持ち、それを貫く者がヒーローだ」

御坂「・・・」

ロールシャッハ「お前の信念は何だ?友人を救うことか?悪人を裁くことか?」

ロールシャッハ「俺の信念は正義の遂行だ。自分の正義を貫く」



     ロールシャッハ「たとえその結果、世界が滅ぶことになろうとも、俺は絶対に妥協しない」

御坂「・・・私・・・私は・・・・・・」

ロールシャッハ「・・・」



御坂「甘いことだとわかってる・・・でも、私は自分の手が届く人を皆助けることよ。友人も、悪人でも・・・」

ロールシャッハ「・・・甘いな」

御坂「そうね・・・十分理解してるわ・・・でも・・・昔はとんでもない悪人だった奴も、今じゃヒーローみたいになってるわ」

御坂「私は可能性を捨てたくない。悪人が悪のままだと決めつけて、落ちるのをそのまま見過ごしていたくないの」

御坂「私の命を狙った相手でも、高い場所から落ちそうになれば手を伸ばす・・・・・・それが私の信念よ」



ロールシャッハ「・・・HUH・・・お前もヒーローだ。目を見ればわかる。その目は本当の信念を持った者だ」

御坂「・・・」

ロールシャッハ「俺のような信念を持つ者、お前のような信念を持つ者、それぞれ価値観は違う」

ロールシャッハ「それが世界だ。けして決まった形などない。全てが違い、全てが曖昧だ」

ロールシャッハ「お前は・・・自分の信念を貫け・・・」

 クルッ スタスタ・・・

御坂「えっ、ちょっと!どこ行くの!?何か知らないの!?別の世界への道を!」



ロールシャッハ「Behind you(お前の後ろだ)」

御坂「っえ!?」



 BOOOOOOOOM・・・

御坂「!ホントだ!渦が・・・帰れる!(偶然?この人は一目みてこれが異次元への道って気付いたの?)」

御坂「あ、あの!ありがとう!私も・・・ヒーローなのよね。私・・・がんばる!皆を救うためにがんばってみる!」

 シュゴオオオ・・・・・・





ロールシャッハ「・・・」

 スッ・・・



『ロールシャッハ記 1985年 7月26日
 この腐った世界とは違う、異世界のヒーローと出会った。そのヒーローは少女だ。まだ年端もいかない少女・・・
 俺はなぜ異世界の存在をすぐに受け入れられたのだろうか。自分でもわからないが、感じたのだ。
 世界は見る者が感じる様に姿を変える。黒インクの模様のように、雲のように、影のように・・・
 俺が見たその少女は、異世界からの訪問者だと感じた。だから疑うこともなかった。異世界への道も同様だ
 少女は信念を持っていた。俺とは反対の信念を。ヒーローも世界と同様決まった形を持たない。信念はそれぞれ異なる
 きっとあの少女は・・・自分の信念を貫き通すだろう―――                           』

>>281

Behind you:ロールシャッハが事件の真相を探っている際に情報を知っているであろう人物の家に忍び込んだことだある
 その家の冷蔵庫の中にビールの箱(段ボール)の切れ端に『お前の後ろにいる』と書いておいた。
 その人物が振り返る間もなくロールシャッハがつかみかかり、事情聴取を始めた
 ちなみに、原作では『BeHinD you』と書かれている。
 大文字と小文字がめちゃくちゃになっているのはロールシャッハの狂気を表現しているとか
 また、.¬ г.みたいな文字を残す。これはロールシャッハのマスクの模様を表現している

見てくれてる方々ホントにありがとうございます
書いてから気付いたけど、御坂の言うことって矛盾してますね・・・悪人でも助けるって言ってますが、それは麦野とかのことということでひとつ

 シュゴオオ・・・

御坂「っ・・・戻ってきた!ここは学園都市!」

黒子「おねえさまあああ!無事でしたのおおお!」

滝壺「・・・はあ・・・はあ・・・」

麦野「大丈夫かい?」

滝壺「うん・・・」

黒子「滝壺さんのおかげでお姉さまのいる世界を見つけられたんですのよ!」

御坂「そうなの・・・ありがとう、滝壺さん」

滝壺「私も助けてもらったから、これでおあいこ・・・」

一通「おィ・・・蜘蛛野郎はどうなったんだ?」

御坂「っあ!」





 ―アポコリプス―

サノス「さて、準備は整った」

スパイディ「それは・・・何の装置だ!」

サノス「フフ・・・この我がなぜダークサイドと手を組んだと?頂点とは常に一人なのだ」

スパイディ「・・・?」

サノス「複数の次元世界をつなげ、融合させれば・・・どれほどのエネルギーが発生すると思う?」

スパイディ「!」

サノス「これはいくつもの次元を、このアポコリプスの次元世界に吸収させる装置だ。ダークサイドは知らぬ」

サノス「この装置のエネルギーにはレベル5の7人のパワーを『薪』としてくべる。安心しろ、これはきっかけにすぎない」

サノス「装置を起動してもレベル5のパワーは失われない。鍵のようなものだ。そのパワーはいくらでも利用できる」

スパイディ「ダークサイドを裏切るつもりだったのか・・・」

サノス「我ほどの策略家ともなれば、そういうものさ」

スパイディ(っく!そんなことさせられないが・・・身体が動かない!)

サノス「さあ、始めようか」



 THOOOOOOOOOOOOOMMM!

サノス「!?何っ!」

スパイディ「サノスが吹っ飛ばされた!?」



フラッシュ「相手の摩擦をゼロにして押しだしただけさ。超高速でね!」

スパイディ「フラッシュ!」

フラッシュ「あんまり遅いもんだからサイボーグのブームチューブを通じてこっちに来たんだ。さあスパイディ!」

スパイディ「あ、動けるぞ。ようし!このレベル5のパワーを吸収してる装置をぶっ壊す!」

 WHAM! ZOK! KRAKK!

 バチバチバチ・・・ BOOOOOOOOOOOOOM!

フラッシュ「やった!エネルギーみたいなのがバラバラになって散っていく!」





 ―――――

 ブン!

御坂「!」

 ブン!

麦野「お」

 ブン!

一通「・・・戻った・・・ぜェェェ」

バッツ「フラッシュとスパイダーマンがやってくれたか!」

 ―――――



サノス「ヌウ・・・貴様らあ・・・」

スパイディ「そんじゃ超スピードでとんずらしようぜフラッシュ!」

フラッシュ「ああ!掴まれ!」

 ビュンッ!

 ビュン

フラッシュ「終点到着でーす」

スパイディ「ずいぶん久々に戻ってきた気がするよ」

御坂「スパイディ!フラッシュ!」

打止「フラッシュが連れて帰ってくれたんだねってミサカはミサカは賛美する!」

フラッシュ「さあ、受賞式はまだだよ。サノスも戻ってくるだろう。あとは奴らをやっつけるだけだ!」

スパイディ「ああ、レベル5の三人衆、行けるかい?」

一通「誰に聞いてンですかァ?」クビゴキゴキッ

麦野「骨が折れてる程度で私達があきらめる訳ないっしょ」ユビパキポキ

御坂「ぶちかましてやるわよっ!」



 BOOOOM・・・

サノス「貴様らぁぁぁ・・・」

スーパーマン「!サノスが戻ってきた!」

キャップ「何やらご立腹のようだ」

ダークサイド「・・・」



スパイディ「さて、試合再開といこうか!」ザッ

キャップ「ピーター、戻ったか」

アイアンマン「流石、親愛なる隣人だよ」

ウルヴァリン「ヒーロー連合の再結集だな」

ランタン「バリー、お手柄だったな」

フラッシュ「レベル5の3人が戻ったよ」

アクアマン「ほう、ならば100人力だな」

サイボーグ「俺だってヒーローだ。戦ってやる」

バッツ「雑魚の相手はもう十分だ。私も前線で戦う」

スーパーマン「バットマンの眼があれば奴らの弱点などお見通しだな。僕のX-レイビジョンよりもすごいからな」

ダイアナ「これだけのヒーローを一度に相手にするのは、さすがに無茶なんじゃないかしら?ダークサイド」

上条「上条さんも盾役だけどがんばりますよ!」

黒子「私もジャッジメントとして!がんばりますの!」

麦野「ヒーローね・・・私もそれにカウントされるのかしら?」

一通「・・・さァな」

御坂「私はただの人間。それでもあきらめない。この世界と友達を守ることを!私も麦野も一方通行も皆ヒーローよ!」



ダークサイド「・・・面白いぞ・・・イマジンブレイカーとクリプトン人・・・貴様等のパワーは我がものだ」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRRRRRR!」

サノス「来い!ヒーロー!!!」

ウルヴァリン「おい魚類、俺を投げれたよな?」

アクアマン「ああ」

ウルヴァリン「俺を奴らめがけ放りなげろ。あのバケモンめがけてな」

アクアマン「・・・任せろ!」

 ガッ!

ウルヴァリン「いくぜ!ファストボールスペシャル!シーフード風だ!」

アクアマン「黙れ野獣!」

 ブオンッ!

 SHUUUUUUNNNNNKKKKK!

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRR!」

黒子「怪物の腹部を貫通しましたわ!」

ランタン「ムギノ!いくぞ!」

麦野「あいよ!おらおらおらおら!」ドオドオドオドオ!

ランタン「メルトダウナー!ミラージュだ!」

 キュインキュインキュインキュイン!

 ドアドアドアドア!

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWRRRRRRR!」

ダークサイド「っぐお!?」

サノス「っ!なんてパワーだっ・・・」



御坂「どうやら7人の能力を混ぜようとしたことで一時的にパワーがアップしてるみたいね。逆効果だった訳よ!」

 バリバリバリバリ!

ダイアナ「ミサカ!電撃をちょうだい!」

御坂「はいよ!」

ダイアナ「剣に電撃を纏って・・・サンダーブレードよ!」

 GGGRRRAAAGGGAGGGOOOOOOOOOOOMMM!

ダークサイド「ARRRGGGHHHHH!」

サイボーグ「アイアンマン!エネルギーをかしてくれ!」

アイアンマン「私をエンジン代わりにするっていうのか?まったく、いくぞ!」

 キュオオオオオ!

サイボーグ「ハイパーオメガブラストだ!くらえ!」

 DOOOOVVVVVVVVVAAAAAAAAAAAAAAOOOOOOOOOOO!!!

サノス「GGGAAAAAAAAAA!」

ダークサイド「消えろっ!」VVVVVZZZEEEEE!

アクアマン「!オメガエフェクト!」

 キュアン!

上条「この上条当麻がいる限り、てめえらの能力なんぞ意味はないぜ!」

ダークサイド「っ・・・」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRRR!」

上条「ひえっ!純粋暴力は勘弁してくださいー!」

 ドバオ!

上条「!」

一通「まったくよォ、こォいうのは俺に任せろやヒーローさんよォ」

上条「一方通行!怪物のパンチを反射したのか!」

サノス「アクセラレータ!貴様は邪魔だ!」ZZZZZAAAAAAKKKKK!

 ッ!

 FOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!

サノス「GHHHHAAAA!」

一通「この俺にブラスト攻撃たァ、賢いとはいえねェなァ・・・反射反射ですよォ」

サノス「っぐ」

一通「てめェらまとめてえぐり散らしてやンよォ!」

 ドアオ!

サノス「GHHHH!」

ダークサイド「AAAAAAAA!」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRRR!」

一通「・・・ッチ、あのバケモンはすぐに再生しやがる」

バッツ「ならば、傷口に爆弾を仕込む」KLINK!KLINK!

 BOOOOOOM! BOOOOOOOM!

ドゥームズデイ「PPPWWWWWWRRRRRRRRR!」

一通「やるねェコウモリ野郎ォ」

バッツ「君こそな」

ダークサイド「貴様等ァ!」VVVVVZZZEEEEE!

黒子「こっちですわ!あててみなさい!」シュン シュン シュン

上条「すげえ!白井の奴、空間移動でオメガエフェクトを振り切ってる!」

 シュン

 ZZZZZEEEEEE!

サノス「AAAAARRRRRGGGHHHHHH!」

ダークサイド「っ!」

ダイアナ「追跡するオメガエフェクトをサノスにぶつけた!」

御坂「やるじゃない黒子!」

スパイディ「フラッシュ!スーパーぐるぐる巻き大作戦だ!」

フラッシュ「OK!僕の背中に乗って!」

 ビュンッ!

 THWIP! THWIP! THWIP! THWIP! THWIP!

御坂「!フラッシュが超スピードでサノスとダークサイドと怪物の周囲を走りまわって、スパイディは糸を・・・」

サノス「っ!」

ダークサイド「ぬ!」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRR!」

 THWIP! THWIP! THWIP! THWIP! THWIP!

スパイディ「さあ!普通のウェブなら簡単にちぎれるであろう君達でもこんだけぐるぐるにしたら時間かかるだろ!」

フラッシュ「今だスーパーマン!」

スパーマン「だああああああああああああ!」

 BBBLAAAAACCCHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

上条「スーパーマンの全力パンチ!」

キャップ「とあああああああああああ!」

 GGGAAAAAAAAAANNNNNNNGGGGG!

黒子「キャプテンさんの全力盾ぶん殴り!」

ダークサイド「ヌオオオオ!」ブチブチブチ!

スパイディ「あーん!ウェブがちぎられたー!」

ダークサイド「貴様等ァ!」

 BOOOOOOMMM!

ダークサイド「ARGH!」

御坂「!何!?」

黒子「砲撃!?」



フレンダ「フレンダ&涙子タッグの帰還って訳よ!」

佐天「離れた距離だけど撃ちまくるよー!」

ミサカ「車内にはミサカ達も乗ってます。と、ミサカは状況を説明します」

打止「さ、さすがに6人はぎゅうぎゅうかも・・・ってミサカはミサカは思わず本音が・・・」

滝壺「外よりここの方が安全だよ」

初春「御坂さーん!白井さーん!皆さーん!がんばってくださーい!」



麦野「フレンダ・・・ハハッ、やるねェ!」

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWRRRRRRR!」グオ!

麦野「!」

<アブナーイ!

 DOCOOOOOOOOOOOOOMMM!

麦野「バケモンをぶっ飛ばした!?・・・ってアンタは」

絹旗「大丈夫ですか?麦野」

麦野「絹旗!?そのパワーは・・・」

絹旗「絹旗ではありません・・・私は超絹旗です!スーパー窒素スマッシュ!」

 BACOOOOOOOOMMM!

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRR!」

御坂「すごいパワー!」

ダークサイド「くっ・・・邪魔な虫が・・・何匹集まろうと・・・」

 ボオオオオオ!

ダークサイド「!?」

 ズバズバズバ!

サノス「AAARRRGGGHHHHH!」

上条「!イノケンティウスと・・・唯閃!?ってことは!」



ステイル「私達も来ましたよ。キャプテン!」

神裂「スパイダーマン、援護に来ました」

上条「神裂!ステイル!」

ウルヴァリン「ッヘ、こりゃ大所帯だぜ!」

バッツ「これが最後の忠告だ。ダークサイド、サノス。降伏しろ」

キャップ「これ以上は無意味だ」



ダークサイド「・・・GHHHHH・・・・・・」

サノス「・・・もはや最後の手だ」

スパイディ「!?」



 ZZZZZZZZZZZZVVVVVVVVVVVVVVOOOOOOOOOOOOOOOOO!

御坂「な、何!?地震!?」



サノス「この世界と複数の世界をアポコリプスと融合させる!」

スーパーマン「何だって!?」

ダークサイド「サノス!貴様何をする気だ!」

サノス「ダークサイド、貴様の世界も我がパワーの一部になるのだ。光栄に思え」

ダークサイド「貴様・・・謀ったな!」

スパイディ「ハッタリだ!複数の世界を融合させる装置は起動にレベル5のパワーが必要だって!」

サノス「違う。貴様があのパワーを奪った装置を破壊したことで全ての準備が整ったのだ」

スパイディ「!」

サノス「あの時、あとはパワーを解放してエネルギーを放つことで装置が起動する状態だった。言ったはずだ。鍵だと」

サノス「つまりパワーを注ぐといことではなく、パワーが放つエネルギーが起動に必要だったのだ!」

ウルヴァリン「おい、どういうことだ?」

アクアマン「どうなるというのだ!」

フラッシュ「この世界と、他の複数の世界がアポコリプスと融合して、それが強大なパワーになってサノスのものになる」

アクアマン「なんだと!」

スーパーマン「今すぐその装置を壊さなくては!」

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWWRRRRRRRRRRR!」GGGGAAAAAZZZZZ!

スーパーマン「AAARRRGGGGGHHH!」

アイアンマン「っく!こっちはこっちで手が離せない!」



スパイディ「サイボーグ!ブームチューブで僕をあの世界へ!」

サイボーグ「!本気か」

スパイディ「僕がきっかけになっちゃったんだ!僕が責任をとる!」

フラッシュ「それなら僕が走って・・・」

スパイディ「ダメだ!僕がこのバケモノ達相手にできることは少ない。僕が抜けても問題はないさ。君はここで戦え」

フラッシュ「っ・・・」

スパイディ「それに、さっきも言ったが僕の責任だ!」

サイボーグ「なら開くぞ!」

 BOOOOOOOM!

スパイディ「とうっ!」

 シュゴオー・・・

サノス「させるか!」ZZZZZEEEEE!

サイボーグ「AAAAAARRRRRGGGHHHHHHHHHHHH!」BOOOOM!

フラッシュ「!?おいサイボーグ!ブームチューブの渦が閉じたぞ!」

サイボーグ「ッグ・・・ぐあ・・・・・・だ、ダメだ・・・ブームチューブのシステムが完全に破壊された・・・」

フラッシュ「!?」

 ―アポコリプス―

スパイディ「うう・・・なんて状況だ!まるで嵐だよ!いくつもの世界がぶつかろうとしてるんだな・・・」

スパイディ「早く装置を見つけて破壊しなければ!御坂達の世界が滅んでしまう!」

 THWIP!



 ―――――

キャップ「それではピーターはまた閉じ込められたのか!?」

サイボーグ「今度は完全にシステムが壊された・・・もう・・・・・・」

御坂「大丈夫よ!」

サイボーグ「!」



御坂「スパイディはどんな困難だって乗り切ってきた。絶対に大丈夫よ。私達は、今目の前にいるヴィランを倒す!」

一通「おうよォ!」

麦野「そゆこったなあ!」

サイボーグ「・・・何度もおどろかされるな。君達には」

ダイアナ「これがこの世界のヒーロー達なのよ」

アクアマン「違いない。俺達と並ぶヒーローだ」

ランタン「そりゃいいすぎじゃねえか?」

フラッシュ「いいや、十分すごいよ。そうだろ?ハル」

ランタン「・・・まあな。本音を言うとそうだな」

バッツ「喋ってる暇があるなら、さっさとやっつけるぞ」

スーパーマン「何か策が?」

バッツ「向こうがとっておきなら、こっちもとっておきだ」



ダークサイド「サノス!貴様は消し去ってくれる!だが、奴らを倒した後でな!」

サノス「フン、吠えるがいいダークサイド。我は貴様など恐れぬわ」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRRR!」



バッツ「行くぞ!」


スパイディ「ううっ!・・・この世界にいるだけで身体がバラバラになりそうだ・・・」

スパイディ「この世界を中心に複数の次元世界が集まってるなら・・・この世界に装置があるはずだ!」

スパイディ「絶対に・・・あきらめるもんか!」



 ―――――



サノス「貴様等に面白いことを教えてやろう!今スパイダーマンはアポコリプスで装置を探しているのだろうが・・・」

サノス「もし奴が装置を壊せたとしても、奴はバラバラに引き裂かれる!」

御坂「!」

一通「なンだと!?」

サノス「アポコリプスに複数の次元が融合しつつある。それを強制シャットすれば、アポコリプスはバラバラになる!」

ダークサイド「何ィ!?」

サノス「複数の次元が元に戻るが、その反動で、中心にあるアポコリプスは次元空間にバラバラに散るだろう!」

麦野「それじゃあ・・・その中心にいるスパイダーマンは・・・」

サノス「次元空間にバラバラにまかれるだろう!」

ダイアナ「・・・そんな・・・・・・」

アクアマン「何とか・・・何とかできないのかサイボーグ!」

サイボーグ「ブームチューブは完全に使えない・・・俺にはどうにもできない!」

ランタン「っくそ!そんな!」

ダークサイド「貴様ァ!もはや今すぐに貴様を始末する!」

 DOGOOOMMM!

サノス「!」



フラッシュ「仲間割れだ!」

バッツ「今だ。今のうちに全力の攻撃を奴らに撃ちこむ」

アクアマン「蜘蛛の男はどうなる!」

バッツ「・・・彼を信じるしかない。我々は我々のできることをする。彼もヒーローだ。信じろ」

サノス「血迷ったかダークサイド!今は奴らを――」

ダークサイド「黙れ!わが世界を貴様の賭けに使いおって!」



バッツ「JUSTICE LEAGUE!FINAL STAGE!!!」

サイボーグ「変形開始!」ガキョンガキョンガキョン!ウィーン!バシュ!バシュ!

バッツ「ランタン!アンカーを!」

ランタン「おっしゃ!」カッ!

ダイアナ「行くわよアクアマン!」

アクアマン「ああ!」



ダークサイド「この外道め!」

サノス「!来るぞダークサイド!」

ダークサイド「!」

ダイアナ「HA!」ZAAAAAGGG!

アクアマン「もうひとつ!」ZZZAAAGGG!

ダークサイド「AAARRRGGGGGHHHHHH!」

サノス「ダークサイドの両目に剣と矛を!?」



バッツ「スーパーマン!ヒートビジョンを!」

スーパーマン「ああ!いくぞサイボーグ!」

 ZZZZZEEEEEEE!

サノス「!?サイボーグが変形して・・・巨大な砲身になっている!?スーパーマンのパワーが注がれて・・・」

サイボーグ「エネルギー充填完了だ!いつでも撃てるぞ!バットマン!トリガーは任せた!」

バッツ「ああ!ランタン!衝撃を抑えるアンカーの強度は大丈夫か!」

ランタン「ああ!サイボーグをがっしり地面につないでるぜ!」

バッツ「フラッシュ!二人を!」

フラッシュ「ああ!」ビュン

 ビュン

サノス「!ダークサイドの目に剣と矛を突き立てていた二人を猛スピードで連れて離れた!?」



バッツ「今だ!吹き飛べダークサイド!」

 KLIK!



D O O O O O V V V V V V V V V V V A A A A A A A A A O O O O O O O O O!!!

ダークサイド「GGGGGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

 DOOOVVVVVVAAAAAAAAAAA!

キャップ「我々はあっちの怪物だ!ローガン!行くぞ!」

ウルヴァリン「ああ!」SNIKT!

ドゥームズデイ「PPPPPWWWWWRRRRRR!」

キャップ「ファイナルジャスティス!」

 WHAM!ZOK!KICK!DOCOM!BACOM!

黒子「キャプテンさんが怪物をボコボコに殴りまくってますわ!」

キャップ「ハ!」

 ブオン!

上条「上へ抛りなげて・・・」

 ガシッ!

上条「掴んで・・・」

キャップ「FALLEN!(落ちろ!)」

 DOOOOOOOOOOM!!!

上条「地面に叩きつけたァー!」

黒子(・・・実況ですわね・・・)

ウルヴァリン「次は俺だぜ!YEAAAAA!」

 SLASH!SLASH!SLASH!ZANG!ZANG!ZANG!

黒子「ローガンさんが怪物を斬りまくって・・・」

ウルヴァリン「ウェポンXだぜ!」

 ZANG! ZZZAAAAANNNNNNGGGGGGGG!!!

黒子「Xの字に斬り裂きましたァー!」

上条(・・・実況だな・・・)

アイアンマン「最後は私だ!アーマー!マキシマムレベル!アイアンアベンジャー!」

 BBBLLLAAACCCCCHHHOOOOOOOOOOOMMM!

黒子「トニーさんが猛スピードで怪物に突撃して・・・」

アイアンマン「FFFUUUUUUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

 VVVVVSSSHHHAAAAAAAAAAAAAAAAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!

上条「胸部から超極太のビームをぶちかましたァ!」

黒子「ダークサイドの方へぶつけて、ジャスティスリーグの皆さんの攻撃を同時に受けさせたァー!」



上条&黒子(何で実況をしてるんだろ・・・)

御坂「私達はサノスよ!」

麦野「おうよ!」

一通「てめェらのベクトルをパワーアップさせて、互いの能力を相乗させてやらァ!」

御坂「そんなこともできるの?」

一通「俺ァ学園都市最強の一方通行だぜェ?任せろやァ!」

麦野「ッハ!いいね!超電磁砲と原子崩しを一方通行が混ぜ合わせるってんだね!やってやろうじゃない!」

一通「いくぜェェェ!」



 ヴァリヴァリヴァリヴァリヴァリ!!!

サノス「!?なんだ・・・このエネルギーは!」

御坂「サノス!覚悟なさい!」

サノス「!」

麦野「さんざ迷惑かけてくれやがって!ぶっ飛ばしてやんよお!」

一通「俺達ヒーローの力見せてやんぜェ!」

御坂「アンタだったら、これ喰らっても生きてるでしょうね・・・だから、容赦しないで撃つわ!」



御坂「私達の世界を!友達を守るためにあなたを倒す!それが私の信念よ!」



御坂「超電磁!」

一通「一方!」

麦野「崩し!」

 ドオン!!!

 ドバオ!!!

 ギュオオオオオ!!!



   ド   ワ   オ   !!!

サノス「AAAAARRRRRGGGGGGGHHHHHHHHH!!!」

 DDDDDOOOOOOOOOOOOOOOOOOGGGGGGGGGOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!



黒子「!サノスとドゥームズデイとサノスが・・・一か所に!」

 VVVVVVAAAAAAAARRRRRRRRRRAAAAAAAAAA!!!

上条「!?何だ・・・なんか・・・・・・あれは!?」





 ―――――

 GGGGGGGGGGLLLLLLLAAAAAAAAAA!!!

スパイディ「この世界が崩壊する前に・・・何とか・・・!あった!」



スパイディ「この装置を壊せば・・・御坂達の世界も他の世界も元に戻る!」

 GGGGGGGGGGLLLLLLLAAAAAAAA!!!

スパイディ「うわっ!・・・あ、足場が崩れて・・・っく!」

 GGGGGGGGLLLLLLLLAAAAAAAAA!!!

スパイディ「っく!」THWIP!

スパイディ「装置にウェブをくっつけて・・・思いっきりぶっ壊してやる!」

 GGGGGGGGGGGLLLLLLLLAAAAAAAA!!!

スパイディ「!が、崖の下に・・・うわああああ!」



 ―――――

ダークサイド「AAAAAARRRRRGGGGGGGGGHHHHHHHHH!」

バッツ「なんだ!すさまじいエネルギーが合わさって・・・何か異変が起こるのか!?」

スーパーマン「まさか!僕はダークサイドのオメガエフェクトを受けた・・・もしかすると!」

ダイアナ「オメガエフェクトには次元移動の効果もあると!」

サイボーグ「俺の中にはアポコリプスの座標が記録されている。もしかして・・・」

アクアマン「スーパーマンのヒートビジョンをエネルギーにしたサイボーグの攻撃で、アポコリプスへの道が開くのか!」

ランタン「バリー!道が開いたらすぐにスパイダーマンを助けに行くんだぞ!」

フラッシュ「言われなくてもそのつもりさ!」

サノス「AAAAARRRRRRGGGGGHHHHH!何と言う・・・パワーだ!レベル5の合体攻撃・・・こ・・・このままでは!!!」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRR!!!」

ダークサイド「GGGGGGAAAAAAAAAA!!!」



 ―――――

 GGGGGLLLLLLLAAAAAAA!

スパイディ「っぐ・・・うう・・・・・・ぜ、全身の骨が・・・折れて・・・っく・・・・・・」

スパイディ「・・・そ・・・装置・・・・・・もう少しで・・・手が届く・・・・・・」

 ズリッ・・・ズリッ・・・

スパイディ「・・・っぐ・・・地面を張って・・・装置に・・・・・・と、届いた・・・」

スパイディ「・・・うう・・・この基盤を・・・操作して・・・」カタカタカタ

スパイディ「世界の融合を・・・・・・強制シャットだ・・・・・・」カタカタカタ

スパイディ「あ、後はこのボタンを・・・」

 GGGGGGGLLLLLLLAAAAAA!

スパイディ「!岩が落ちてきてっ・・・AAARRRRRGGGHHHHH!」

 ―――――

サノス「AAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

ダークサイド「GGGAAAAAAAAAAA!!!」

バッツ「ゲートが開くぞ!フラッシュ!準備はいいな!」

フラッシュ「ああ!」



御坂「・・・スパイディ・・・・・・」

 VVVVVVVVVVVOOOOOOOOOOOOOOAAAAAAAAAAAAAAAA!!!

スーパーマン「開いた!」

フラッシュ「いま――」



 ―――――

スパイディ「・・・グ・・・・・・うう・・・このボタン・・・だけ・・・・・・それで・・・世界は救える・・・」

 グググ・・・・・・

スパイディ「僕は・・・負けない・・・・・・負ければ・・・世界は救えない・・・・・・」

 スッ・・・

スパイディ「この手が届けば・・・世界を救えるっ・・・・・・」



スパイディ「御坂達を・・・救えるっ!!!」



 ―――――

サノス「GGGHHHHHHHAAAAAAA!!!あ、アポコリプスへ!押しだされ――」

ドゥームズデイ「PPPWWWWWRRRRRRR!!!――」

ダークサイド「AAAAAAAAA!!!こ、こんな――」

フラッシュ「いくぞスパイデ――」



 ―――――





          スパイディ「勝ったよ御坂!」




               ッッッッッ

フラッシュ「うわっ!?」

ランタン「ゲートの奥からすさまじいエネルギーが!?」

スーパーマン「フラッシュが押し返された!」

キャップ「まさか・・・ピーター!」



御坂「スパイディーーーーー!!!」



     カ     ッ     !!!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・






一通「・・・・・・どォなった?・・・」

ウルヴァリン「・・・サノスもダークサイドもあのバケモンの匂いも消えた・・・アポコリプスへ消えたんだろう」

黒子「スパイダーマンさんは!?」

ウルヴァリン「・・・・・・」

アイアンマン「・・・おそらく、装置を破壊してくれたんだろう。この世界の揺れも収まったからな・・・」

キャップ「アポコリプスに融合させられようとした世界は救われた。この世界も・・・」

麦野「・・・スパイダーマンはどうなったのさ・・・」

キャップ「・・・」

上条「そんな・・・」

神裂「」

ステイル「神裂が意識を失った・・・」



御坂「・・・・・・スパイディ・・・・・・・・・」




 ―――――

初春「異世界からジャスティスリーグの皆さんが私達の世界に来て、ダークサイドとサノスとの戦いが終わりました」

初春「あれから2日・・・スパイダーマンさんがどうなったのか、誰にもわかりません」

初春「学園都市は相変わらず、タフなようです。皆さん元気に元の活気を取り戻してきています」

初春「でも、スパイダーマンさんが消えて、胸にポッカリ穴が開いたみたいな感じです・・・」

初春「リーグの皆さんが元の世界へ戻る装置をトニーさんが持ってきてくれたので、もう元の世界へ帰るそうです」

初春「私達、やっと仲良くなれたのに・・・でも、仕方ないことです」

初春「そして今日・・・リーグの皆さんが元の世界へ帰る日です」

 ―――――




キャップ「諸君には感謝している、ジャスティスリーグ。おかげで、多くの命が救われた」

スーパーマン「それはお互い様さ。正義の遂行は僕達の役目でもあるからね」

フラッシュ「君達はこの世界に頻繁に来ているらしいけど・・・僕達はそうはいかないね」

ウルヴァリン「どうしてだ?」

サイボーグ「俺達の世界には次元移動装置なんてない。最新技術の塊の俺ですら不可能だ」

アイアンマン「ブームチューブが直ったらできるんじゃないのか?」

サイボーグ「・・・どうだろうな。俺はブームチューブを自分の世界内での空間跳躍にしか使っていなかった」

サイボーグ「行き先を別次元なんてできるかわからない。アポコリプスへは行けるが・・・」

アイアンマン「この世界の座標を記録しておけば、いつでも来れるだろう」

サイボーグ「・・・できるかどうかわからない。また来れるとは約束できない」

アイアンマン「可能性はゼロじゃないさ。お前ならきっとできる。まあ、無理に来いとは言わないがね」

サイボーグ「・・・アイアンマン」

アクアマン「その通りだサイボーグ。野獣はともかく、アイアンマンが言うならきっと可能さ」

ウルヴァリン「てめえ・・・まだやろうってのか?」SNIKT

アクアマン「・・・フ、冗談さ。お前も立派な戦士・・・ヒーローだったな。ウルヴァリン」

ウルヴァリン「・・・ッヘ」

アクアマン「ありがとう。異世界の戦士よ」

ウルヴァリン「そうだな、魚類」

アクアマン「貴様!」

ウルヴァリン「ハハハ、いつでも来い。ケンカなら買うぜ」

アクアマン「・・・フ」

フラッシュ「そうだね、きっとまた来れるよ。やることは山積みだし、可能性は低いけど」

佐天「皆さんは会いに来るのが難しいんですね・・・」

初春「でも待ってますよ。いつでも、いつまでも」

黒子「学園都市はいつでも大歓迎ですわ」

フレンダ「結局、お別れなんてさみしい訳よ・・・」

バッツ「フレンダ、私だってそうさ。だからお土産にバットモービルを置いていこう」

フレンダ「ほ、ほんとに!?」

バッツ「また新しく作ればいいだけだ。それに君なら有効に使えるだろう」

フレンダ「あ・・・ありがとう!」

絹旗「スーパーマン、あなたのおかげで超人の役に立てました。ありがとうございます」

スーパーマン「あれは君の力だよ。僕はきっかけでしかない。君なら僕の力なんてなくても、もっと立派になれる」

絹旗「・・・それは・・・身長も超立派になるでしょうか?」

スーパーマン「え?・・・ハハハ!もちろんさ!」

絹旗「ありがとうございます!」

滝壺「皆さみしそうだけど、さみしくなさそう」

バッツ「?それはどういう意味だ」

滝壺「お別れはさみしいけど、きっとまた会えるからさみしくないのかもしれない」

バッツ「・・・そうだな。君も立派だったぞ滝壺。君のおかげで御坂を未知の世界から救いだせた」

御坂「そうよ滝壺さん、本当にありがとう」

滝壺「こっちこそありがとう」

ミサカ「互いに感謝の気持ちがいっぱい飛び交ってます。と、ミサカはありがとうのぶつけあいを目の当たりにします」

打止「サイボーグ!ありがとう!あなたと彼のおかげで助かったねってミサカはミサカは何度も感謝の気持ちをいう」

サイボーグ「本当に頑張ったのは一方通行だ。君のために全力でがんばっていた」

打止「えへへー」

一通「・・・」

バッツ「アクセラレータ、すまなかった。そして、ありがとう」

一通「それはもういいってのォ。俺だって・・・感謝してンだからよォ・・・ヒーローだなンてな・・・」

バッツ「君は立派なヒーローだ。過去は君を縛るだろうが、そんなことはもはや関係ない。私も今回そう学んだ」

一通「互いに色々あったってこったなァ」

バッツ「そういうことだ。ダークヒーロー」

一通「・・・やっぱなンかヒーローってのはむずがゆいな」

ランタン「ムギノ、ありがとな。お前のおかげで俺の『意志』は強くなったぜ」

麦野「・・・肋骨折られたけどな」

ランタン「それはすまなかったって。お前だってさんざん俺を攻撃しただろ?」

麦野「・・・まあね・・・・・・サノスの攻撃から守ってくれて・・・ありがとな」

ランタン「お?ムギノもやっと素直になったか?」

麦野「勘違いすんな!私はキャップのファンなんだからな!」

ランタン「・・・はあ・・・あの星条旗マンが宇宙警備隊の俺よりかっこいいなんて・・・やっぱムギノは変わってんな」

ダイアナ「ランタン、最後くらいマトモなこと言えないの?」

御坂「まあいいじゃない。最後くらい、笑っていたいわ」

ダイアナ「・・・ミサカ、勘違いして勝負をしかけてごめんなさい」

御坂「私にも非があったのは否めないし、もう過ぎたことよ」

ダイアナ「あなたのような強い戦士と戦えて・・・立派なヒーローと戦えて光栄だわ」

御坂「ありがとう。私も同じよ」

フラッシュ「今回の事件は僕達リーグにも大きな成長になったね」

御坂「?」

フラッシュ「たくさんのヒーローの生きざまを見て、勉強になったよ。スパイディや君達のね」

御坂「フラッシュ・・・」



スーパーマン「さて、そろそろ帰ろうか」

ランタン「そうだな。俺達が留守の間、きっと俺達の世界はてんやわんやだぜ」

アクアマン「アトランティスがまた荒れているかもしれんな・・・やることは山積みだ」

サイボーグ「ブームチューブでの次元移動の改良もな。これが一番重要だ」

ダイアナ「皆・・・ありがとう。迷惑をかけてしまったわね・・・ここにいる皆に謝罪と感謝の気持ちをささげるわ」

フラッシュ「もちろんスパイディにもね。大丈夫、きっと彼なら戻ってくるさ」

バッツ「・・・・・・感謝する学園都市」



 MMMMMMOOOOOO・・・

アイアンマン「さあ、この渦の中へ入るだけだ。お別れだな」

スーパーマン「そうだね。・・・それじゃあ、皆さよなら」

ランタン「あばよっ」

アクアマン「我らの世界に来るのも悪くないぞ」

サイボーグ「危険だけどな」

ダイアナ「また会おう。偉大なるヒーロー達」

フラッシュ「僕達のこと忘れないでね」

バッツ「さらばだ」

 シュゴオー・・・

御坂「・・・行っちゃったわね・・・」

キャップ「・・・さあ、私達も帰ろう」

ステイル「え!キャプテンさん達も!?」

キャップ「もしかすると・・・ピーターが元の世界に帰ってるかもしれないしな」

ウルヴァリン「次元空間にバラバラにされてなきゃな」

黒子「笑えない冗談ですのよ」

ウルヴァリン「・・・すまねえ」

アイアンマン「では、ローガンはここに残ると言っている。私達は帰ってリードと一緒にピーターを探すよ」

打止「任せたよシェルヘッドってミサカはミサカは想いを託す」

一通「あの蜘蛛野郎にはまだまだやってもらいたいことがあンだよ。絶対に連れ戻せ。絶対だ」

アイアンマン「・・・ああ」

キャップ「では」

 シュゴオー・・・・・・



麦野「・・・さって、私達も帰ろうかね」

絹旗「今回の戦いでのダメージはちょっとやそっとでは超癒せませんからね」

御坂「アンタ達も、ありがとね。おかげで助かったわ」

麦野「・・・はいはい」

滝壺「むぎのはツンデレ」

フレンダ「まったく素直にありがとうって言えばいいだけなのにね~」

麦野「うっさい」

滝壺「それじゃあ皆、ありがとう。またね」

フレンダ「それじゃ、バットモービルで帰るって訳よ」ピ!

 ブロロロロローン!

絹旗「超すごいです!ボタン一つでやってきた!」

滝壺「これに皆で乗るのもけっこうきつい」

初春「私達6人も乗ったから大丈夫ですよ」

佐天「フレンダさん、また乗せてくださいねー」

フレンダ「はいよー」

麦野「じゃあね」

 ブロロロロローン!

上条「そんじゃ、俺達も帰りますわ。インデックスが腹すかして待ってるだろうし」

ステイル「我々も帰るぞ神裂」

神裂「」

ステイル「あーもう・・・きっとスパイダーマンはすぐに帰ってくるさ」

神裂「・・・無事でしたらね・・・・・・」

御坂「大丈夫よ。そんなに悲観的にならないで。なんてったってスパイディなんだから」

神裂「・・・・・・そう・・・ですね」

御坂「うん!」

上条「んじゃな皆。熱中症には気をつけろな」

ステイル「ほら、行くぞ神裂」

神裂「はい・・・・・・」



一通「・・・俺達も帰っぞォ」

打止「そうだね。負荷もだいぶあったんだから安静にしてないとねってミサカはミサカは優しさで包み込む」

ミサカ「ミサカも一緒に行かせてください。と、ミサカは同行させてほしい気持ちでいっぱいです」

一通「はァ?」

ミサカ「ミサカも病院で検査を受けるからです。と、ミサカは理由を述べます」

一通「そうですかァ」

黒子「しっかりと身体を休めてくださいまし」

佐天「打ち止めちゃんばいば~い」

打止「ばいば~いってミサカはミサカは手をブンブン」

御坂「え、いつの間にそんな仲良くなったの?」

初春「バットモービルに乗ってましたので」

一通「じゃァな。またなンかあったら・・・呼べや」

御坂「・・・・・・皆解散しちゃったわね」

黒子「これで元通りってことですわね。・・・スパイダーマンさん以外は」

初春「・・・大丈夫ですよ。きっとひょっこり戻ってきますって」

佐天「そうだよね。家に帰ったらソファーでくつろいでいたりするかも」

ローガン「なんだそりゃ。まあ、奴ならありうるかもな」



御坂「・・・私は信念を貫けたのかなあ・・・・・・」

黒子「・・・お姉さま?」

御坂「・・・・・・どっかの世界に送られた時、その世界のヒーローに言われたの。ヒーローとは信念を貫く者だって」

御坂「私は自分の手の届く人を助けるっていう信念を語ったわ。友達も・・・たとえ悪人でも助けるってね・・・」

御坂「今にして思えば・・・矛盾してるわね。悪人をぶっ飛ばして、誰かを助けるなんてね」

佐天「御坂さん・・・」

御坂「・・・ダークサイドとサノス達をぶっ飛ばして、初春さんや佐天さん、黒子達を助けだして、この世界も救えた」

御坂「・・・・・・手の届く限りは助けたと思う。でも・・・・・・スパイディは・・・」

ローガン「お前の手が届く範囲じゃなかった。それは仕方がねえことだ」

御坂「・・・」

ローガン「何でもかんでもできると思わねえこった。お前はできる限りのことをした」

ローガン「それに・・・あいつを信じるのも、悪くはねえんじゃねえか?」

御坂「・・・・・・そうね・・・」

黒子「・・・さて、それじゃ皆さんでジャッジメント支部に戻ってお茶でもしましょう!」

初春「固法先輩がまた怒鳴りそうですねー」

佐天「まあいいじゃん。皆のたまり場ってことで」

御坂「スパイディが帰ってくるのを気長に待ちますか」

ローガン「奴ならクッキーとホットチョコがありゃ、匂いを嗅いでやってくるだろうぜ」



<キャー!ゴウトウヨー!タスケテー!



黒子「!初春!事件ですわ!」

初春「ジャッジメントの出番ですね!」

佐天「ここはサイクロン佐天さんも行きますか!」

初春「ええっ!」

御坂「ごちゃごちゃ言ってる間に犯人が逃げるわよ!行きましょう!」

ローガン「ったく、この街も大概だな!」

 タタタタタ・・・・・・





強盗「おい!騒ぐんじゃねえ!ぶっぱなすぞ!」

女性「やめて!撃たないで!」

強盗「さっさと財布と金目の物を――」



 THWIP!

黒子「あそこですわ!」

初春「あれ?何か様子が・・・」

佐天「待って!あれって・・・」

御坂「まさか!」



強盗「っ!?なんだあ!?銃に・・・糸・・・まさか!」

 KRAKK!

強盗「グアッ!」

 ドサッ・・・・・・

女性「あ・・・ありがとう!ありがとう!」





スパイディ「どうってことないさ。僕はあなたの親愛なる隣人、スパイダーマンだからね!」

御坂&黒子&初春&佐天『スパイダーマン!!!』



スパイディ「ん?やあ皆!元気してた?」

御坂「なっ!元気してた?じゃないわよ!アンタ・・・今までどこに・・・・・・」

黒子「というかあの状況で無事だったんですの!?」

スパイディ「うん。なんか融合しようとしてた世界がバラバラに戻っていって、それに引っ張られていっちゃったみたい」

スパイディ「その先が偶然にも僕の世界でさ、そりゃもうびっくりしたよ。ボロボロだったし、しばらくは休んでたんだ」

スパイディ「なんだかんだ言って元の世界に戻るのって久しぶりだったから家でゆっくりしてたんだ。2日ほど」

スパイディ「長い間メイおばさんにも会ってなかったし、ちょーっとくらい休んでてもいいかなーってね」

スパイディ「時間の差異とかはタイムマシンなり魔法なりで何とでもなるし、久々の休暇をのんびりしてたよ」



御坂「・・・ふ、ふざけんなあ!」バリバリ!

スパイディ「パァーカァー!」ビリビリ!

御坂「どんだけ心配したと思ってんのよ!次元空間にバラバラにされたかと・・・」

黒子「しかも家でのんびりしていたなんて・・・呆れてものも言えませんわ」

ローガン「ッヘ、こいつらしいこったぜ」

スパイディ「ええっ!?何その対応!皆ひどくない!?」

初春「そりゃ皆さんすっごい心配してたし・・・こっちの気も考えてください」

佐天「御坂さん!もっと電撃を!」

御坂「スパイディ~~~ッ!」

スパイディ「ひええ!勘弁してくれ~!」

御坂「待ちなさーい!」



 ~おわり~

 ~おまけ~



 ―ジャッジメント支部

初春「そういえば御坂さんが言ってた別の世界のヒーローってどんな人なんですか?」

御坂「うーんそうねえ・・・顔がうねってた」

初春「え」

佐天「なにそれこわい」

御坂「でもね・・・なんかすごいのよ。精神的にっていうのかしら。ある種人間を超越してたわ。考え方が」

黒子「ニーチェが『ツァラトゥストラかく語りき』で提唱した、精神的超人といったところでしょうか」

佐天「なんすかそれ?」

初春「何だか難しいですね」

御坂「まあ、その人もヒーローなのよ」

佐天「そうなんですか?」

御坂「そうよ。自分の信念を持ったヒーローよ。もう会うこともないでしょうけどね・・・」

初春「へえー」

御坂「ジャスティスリーグの皆も、あのヒーローも、それにスパイディの世界のヒーローたちも・・・ずっとずっと」

御坂「永遠のヒーロー達」

御坂「ってことよ」

佐天「なんでそんな区切っていうんですか」

黒子「まあ、その永遠のヒーローとやらは・・・」



スパイディ「」プスプス

黒子「お姉さまの電撃でこんがりですが」

御坂「やりすぎちゃったかな」



 ~おわり~

これにて完結です。DCかじっただけなのに登場させたかったので書きましたが、しっかり内容を考えて書くべきだと勉強になりました。
ごちゃごちゃして理解しづらくなっちゃったのはかなり反省しています・・・もし続編がまだ書けるならシンプルにしようと思います。1作目くらいの
続編は全然考えてないので、しばらく書かない、もしくはもう書かないかもしれません。ご了承ください。一応ヴィランは案はあるけど・・・話が・・・
途中での応援レスにはとても励まされました。本当に感謝してます

それでは、ここまで見てくれた方、レスしてくれた方、サポートしてくれた方、応援してくれた方、本当にありがとうございました!

あ、それとサイボーグがやたら周りに奮起させられてる感がありますが、サイボーグはまだ新米ってイメージだったんで
本来はそんなキャラじゃないのかもしれないのでご注意を

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