朝日奈「苗木は幼児退行っていうのかな、になったんだけど、どうしよう……」

苗木「おねぇちゃんそんなかおしてどうしたの？　どこかいたいの？」

朝日奈「ううん大丈夫だよ苗木、心配してくれてありがとう」

なでなで

苗木「えへへ」

朝日奈「」

朝日奈「こ、これはこのままでも全然平気だよね？」

朝日奈「それに、可愛いし」

苗木「？」

朝日奈「なんでもないよーまことくーん」

なでなで

苗木「えへへ」

朝日奈「とりあえずは部屋に連れてきた」

苗木「うぅん……すぅすぅ」

朝日奈「膝枕するのって、意外と良いかも」

朝日奈「……考えるべきはまことくんのこと」

朝日奈「この状態、ただでさえ優しい苗木が子供になったら無条件で何でも信じる純粋な子になってる」

朝日奈「それは遊んだ後はキスするのが決まりって言ったら信じたから実証済みとして」

朝日奈「こんな状態のまことくんじゃ、いつなにかあってもおかしくない」

朝日奈「みんなにこれをバラすわけにはいかない、でも一人で隠し通すなんて……」

朝日奈「……さくらちゃん、もしさくらちゃんに手伝って貰ったら？」

朝日奈「さくらちゃんは優しいし、きっとまことくんも……」

大神『苗木、夕食だ』

苗木『ひぃっ、こわい、こわいよぉっ！』
大神『……』





朝日奈「……うん、ちょっと厳しいかも」

朝日奈「んー、でも苗木はさくらちゃんと普通に接してたし……」

大神『苗木、夕食だ』

苗木『うんっ！　さくらおねぇちゃんありがとう』

大神『気にするな』

なでなで

苗木『えへへ』




朝日奈「うん、きっと大丈夫、さくらちゃん優しいしまことくんも純粋だし」

朝日奈「……次は、どうやったら他の人と会わせないで済むか」

朝日奈「舞園ちゃんがいたら確実にばれてたけど、もう居ないし」

朝日奈「問題は霧切ちゃんだよね……どうしよう……」

朝日奈「きっと晩御飯の時に、いやもしかしたらもっと早く、苗木がいないことに気が付いたらすぐに探すはず」

朝日奈「私とプールにいたのを知ったら、きっとすぐにここにも来るよね……」

朝日奈「さくらちゃんの部屋に隠れてもらう？　いや霧切ちゃんはさくらちゃんの部屋も見るよね」

朝日奈「……そうだ！」

朝日奈「もしまことくんとエッチしてるように見せれたら、きっと帰るはず！」

朝日奈「こうやって」

ぎゅっ……むにゅっ

朝日奈「あっ……私のおっぱいを揉ませて……」

むにゅむにゅ

朝日奈「んっ、ひゃっ、なえ、ぎぃっ……」

むにゅむにゅ

苗木「うぅん……おねぇ、ちゃん？」

朝日奈「！！」

朝日奈「ふぅ、危なかった」

朝日奈「おっぱい押し付けて気絶させなかったらどうなってたか」

朝日奈「そんなことより、こうすればきっと上手く行くはず」

朝日奈「他の人はきっと大丈夫、なんとかなる」

朝日奈「これで完璧！　これでまことくんを守れる！」




苗木「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん！！」

大神「……苗木、泣くでない」

朝日奈「あれー？」

ガチャッバンッ！

霧切「なにがあったの！？」

朝日奈「あれー？」

霧切「つまり、苗木君はその拍子に幼児退行してしまったのね？」

朝日奈「うん……」

霧切「で」

苗木「んっと、霧切おねぇちゃん？」

霧切「苗木きゅ、コホン、苗木君、貴方は今いくつかしら」

苗木「えっとね、５さい！」

霧切「……そう、朝日奈さん、大神さん、苗木くんは私が預かるわ」

朝日奈「えぇっ、霧切ちゃんが！？」

大神「我は構わないが……朝日奈」

霧切「こう言っては何だけど、朝日奈さんは苗木君をこうした張本人よ、そんなことは有り得ないけれどもしものためにも少し離れた方がいいわ」

朝日奈「……」

大神「……わかった、苗木のこと、任せよう」

霧切「ええ、それじゃあ苗木君、行きましょう」

苗木「？」

霧切（さりげなく繋いだ手がそのままだし手を引かれるままに歩く苗木きゅん可愛い）

霧切（部屋についたけど苗木きゅんから手を離す様子は無いし無邪気な笑顔の苗木きゅん可愛い）

霧切（……連れてきたけどどうしようかしら）

苗木「霧切おねぇちゃんなにしてあそぶの？」

霧切「……響子」

苗木「？」

霧切「響子、って呼びなさい」

苗木「響子おねぇちゃん？」

霧切「……苗木きゅん可愛い」

そして霧切さんがボクを助けるために黒幕を暴き、
脱出して二人で平和に暮らしたんだ


おしまい

幼児化するならちーたんがいい