北条加蓮「奈緒に『お前に言われたくねーよ』って言わせる」 (13)

※ご注意です
キャラ崩壊気味です
板橋ハウスのパロディです。



---ある日、事務所にて



凛「……」スマホぽちぽち

加蓮「……」奈緒の髪くるくる

奈緒「……」ゲームピコピコ



加蓮「暇だね」

凛「うん」

奈緒「まーなー」



加蓮「…奈緒に」

加蓮「奈緒に、『お前に言われたくねーよ』って言わせた方が勝ちね」

奈緒「何でそうなるんだよ」



凛「ふふっ、そう来ると思ったよ」

奈緒「予測できてたの? ホントに?」

加蓮「気合は十分ってところだね」

奈緒「いるかなぁ…気合…」

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凛「奈緒の2曲目のソロ曲のさ」

奈緒「うん」

凛「NAO Beatiful Painってあるじゃん」

奈緒「Neoな? 楓さんじゃないんだから」

凛「すごくカッコいいよね」

奈緒「そ、そうか? 照れるな」

凛「なんかこう、重低音の中に、奈緒のよく通る声が聞こえてさ。すごく奈緒らしさが出てるよ」

奈緒「恥ずかしいな…でも、ありがとな」

凛「ふふ、でもこんな歌を歌うなんて、奈緒ってさ」



凛「すごく、"蒼"いよね」

奈緒「お前に言われたくねーよ」



凛「あれ、さっきありがとうって」

奈緒「いや、褒めてくれたのは嬉しいけど、蒼いってなんだよ」

奈緒「うちのプロダクションで最青を狙える凛に青いって言われたらおしまいだよ」

凛「奈緒」

奈緒「ん?」

凛「青じゃなくて、"蒼"だから」

奈緒「いやわからんわからん」

加蓮「奈緒さー」

奈緒「うん」

加蓮「今朝、朝ごはん何食べた?」

奈緒「えー? えっと確か…コンビニのおむすびかな」

加蓮「へー。昨日の夜ご飯は?」

奈緒「えーっと、比奈さんと飯行ったから…近所のファミレスでドリア食べたよ」

加蓮「ふーん」

凛(ちょっとジェラってる)



加蓮「昨日の夜はドリア、今朝はおむすびかぁ」

奈緒「何だよ」

加蓮「いや、バランスがちょっと…」

奈緒「バランス?」

加蓮「うん、炭水化物ばかりだなって。そんなんじゃ太るよ?」

奈緒「お前に言われたくねーよ」

奈緒「加蓮の今朝のご飯は?」

加蓮「コンビニのフライドポテト」

奈緒「昨日の晩飯は?」

加蓮「ファストフードのフライドポテト」

奈緒「昨日の昼飯は?」

加蓮「覚えてないけど、多分ポテト」

奈緒「どう考えてもお前の方が太る食生活してるだろ」

加蓮「でもアタシ太らないし~」

奈緒「許せねえ…」

加蓮「あと、コンビニのおにぎりの事を『おむすび』っていうの、可愛いね、奈緒」

奈緒「か、関係ないだろ!」

凛「私も思った」

奈緒「うううううるさいなあ!」///

加蓮(可愛い)

凛(可愛い)

奈緒「ったくもー…」ピコピコ

凛「奈緒、さっきから何やってるの?」

奈緒「えー? ゲーム」

凛「対戦ゲーム?」

奈緒「まあ、そうだな」

凛「相手、知ってる人?」

奈緒「まぁ……うん」

凛「プロデューサー?」

奈緒「っ! べ、別に誰だっていいだろ」

凛「へー、やっぱりプロデューサーとゲームしてたんだ」

奈緒「そ、そうだよ。悪いかよ」

凛「いや、良いんだけどさ」

加蓮(奈緒はいいけど、プロデューサーが真っ昼間からアイドルとゲームしてるのはよくないと思う)

凛「それ、初心者でも遊べるの?」

奈緒「え? まぁ操作方法さえ分かりゃ遊べると思うけど」

凛「そう……ねえ、奈緒」

奈緒「ん?」

凛「代わって」

奈緒「え? ゲームをか?}

凛「うん。私もプロデューサーと遊びたい」

奈緒「ちょ、ちょっと待ってな。いまこのマッチだけ終わったら……」

凛「代わってよ~~~~~」ユサユサユサユサ

奈緒「わあああああああなんだなんだなんだ」

凛「私もプロデューサーと遊びたい~~~~」ユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサ

奈緒「わああああわかったわかったわかったよ」

凛「ふぅ。ありがと」

奈緒「お、おう…」

凛「ふふっ、それにしても、真っ昼間から一緒にゲームだなんて」

凛「奈緒って、ほんとプロデューサーのこと好きだよね」

奈緒「お前に言われたくねーよ」

奈緒「それを言うためにだだっこみたいなフリしたのか」

凛「勝ちに貪欲だから」

奈緒「そもそもさっきからアタシ結構言ってるけど、こういう場合はどっちが勝ちになるの?」

凛「考えてなかった。加蓮、どうなるの」

加蓮「オーディエンスに委ねられるかな」

奈緒「オーディエンス」



奈緒「とは?」

加蓮「考えるんじゃない、感じるのよ」

奈緒「何も感じられんわ」



奈緒「それはそうと、ゲームする?」

凛「する」

凛「結構面白いね、これ」

奈緒「だろ? 凛もインストールしようぜ」

凛「考えとくよ」

奈緒「それやらないやつだろー」ムズッ

奈緒「はっ…はっ…」



奈緒「へくちっ!」



加蓮「あれ、奈緒、寒い?」

奈緒「ああ、いや…」

加蓮「冷房効かせすぎたかな、ごめんね」

奈緒「いや、むずっときただけ。大丈夫だよ」

加蓮「季節の変わり目だから、体調崩さないように気をつけてね。拗らせると長引くから」

奈緒「ああ、ありがとな」

加蓮「うん……」

奈緒「……ん?」



加蓮「あれ?『お前に言われたくねーよ』は?」

奈緒「言わねぇよ」



加蓮「そこはほら『体調崩すのはいっつもお前やろがい!』って返して貰わないと」

奈緒「体調心配してくれた友達に対してお前に言われたくねーよって返すと思ったのか? サイコだろ」

加蓮「最高にサイコなステップ踏んでShow Time?」

奈緒「誰がダンシングデッドだ」

凛「奈緒」

奈緒「なに?」

凛「私が『奈緒は下がってて』って言ったら、『おい、何する気だよ』って返して貰っていい?」

奈緒「おい、何する気だよ」

凛「ちょっと、まだだよ?」

奈緒「純粋な疑問だよ」

凛「いいからいいから。行くよ? んんっ!」

凛「ふふっ、奈緒は…下がってて」

奈緒「ええ…。んんっ!」

奈緒「お、おい…凛、何する気だよ!?」

加蓮(ノリノリだ)



凛「ここは私が食い止める」

凛「奈緒は先に帰ってて。大丈夫、すぐ追いつくからさ」

凛「奈緒のその傷…。重症だよ。もう戦える状態じゃないでしょ?」

奈緒「お……」

奈緒「お前に言われたくねーよっ…!」

奈緒「お前の傷だって…身体の穴から向こう側が見えそうじゃんかっ……!」

奈緒「だから…」



奈緒「二人でさっさとこいつを倒して、二人で帰るぞ…!」

凛「奈緒……」

凛「ふふっ、それでこそ奈緒だよ」

凛「覚悟してよね…加蓮!」

加蓮「え、あたし悪役なの?」

奈緒「ここで終わりだ……加蓮ッ!」

加蓮「ふっふっふ…ボロボロのアイドルが増えたところで、運命は変わらないわ!」

奈緒+凛「「うおおおおおおおお!!!」」






奈緒「じゃないのよ」






おわり

以上となります。



ここまで読んで頂きありがとうございます。
奈緒に「じゃないのよ」って言って貰いたい一心でした。すみませんでした。
後ほどHTML依頼致します。

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