ｶﾞﾁｬ

静香「冷えたら、みつをかけて」

ﾄﾛｰﾘ

静香「上にアイスクリームを乗せて」

ｶﾎﾟｯ

静香「アイスうどんの完成よ！」

星梨花「わー♪」



ﾊﾞﾀﾝｯ

未来「ちょっと待ったーっ！！」

未来「静香ちゃんのことだから、てっきりうどんアイスを手作りすると思ったのに」

静香「あら、私のはアイスヌードルのレシピの素麺を、うどんにしただけの簡単アレンジよ」

未来「そんなゲテモノヌードルなんてないよ！」



（作者注。本当にあります）

──とりあえず

静香「仕方がないわね。アイスクリームの中にうどんが入っていればいいのね？」

未来「そうだけど違うよ！」

静香「どういうこと？」ｷｮﾄﾝ

未来「あーっ、もーっ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

静香「とりあえず茹で上がったうどんを焼いて、水飴をからめたのでも食べて待ってなさい」

未来「どの道やる気なんだ……」

未来「はぁ……」

ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

未来「あれ？結構おいしい？」



ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ﾎﾟﾘﾎﾟﾘﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ﾎﾟﾘﾎﾟﾘﾎﾟﾘﾎﾟﾘﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

──しばらくして

静香「お待たせ。コンデンスミルクがあったから、簡単手作りアイスだけど出来たわよ」

未来「静香ちゃん……」

静香「ん？どうしたの未来？」

未来「ごめん……」

未来「このおやつうどん食べてたら、お腹いっぱいになっちゃって」ﾌﾟｸﾝ

星梨花「べりー、やみー」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

静香「んもぅ……」

静香「仕方がないわね。事務所の冷凍庫に入れておくから、明日でも食べておきなさいよ」

未来「は、はーい……」ｳﾌﾟ

──だが、その日のうちに誰かに食べられてしまうとは、さすがの静香も想定できないでいた



？「おいしかったよ。ごちそうさま」ﾍﾟﾛｯ

育「ちなみに、固めに茹でたうどんをぶつぶつに切って、プリンの材料と混ぜ合わせてレンジで作ると、タピオカプリンみたいなプリンが出来るよ」

環「カリッと油で揚げて黒蜜をかけたり、そのままレトルトの中華飯の元に入れてもおいしいぞー！」

静香「さすが、うどん。魂の神髄までホレボレするわね！」

未来「静香ちゃんはそれでいいんだ……」



おしまい