シャミ子「貴様ぁぁぁぁぁぁ!!裏切ったなぁ!!!!」 (6)

杏里「ええー!ミカンの部屋の掃除ってシャミ子がしてんの!?それもう家族とか恋人じゃん!」

シャミ子「えっ!そういうもんなんですか!?」

杏里「そりゃそうだよ!ご飯と違って掃除なんてしなくても死にゃあしないことをわざわざしてあげてんだもん!」

杏里「仕事でもないのに人のゴミを無償で片付けに行くなんてもうその人の汚いとこも受け入れられるって言ってるようなもんじゃん!」

シャミ子「まさかそんな意味があるなんて知りませんでした…」

シャミ子「で、でもミカンさんの出すゴミって全然汚くないんですよ!ちゃんと綺麗に食べてるから触っても嫌な気持ちにならないし!柑橘類ばっかだから臭くないし!むしろ良い匂いするし!」

シャミ子「何よりミカンさんは否定してましたが、やっぱりミカンさんはわたしにとってはわたしのために転校してきてくれた人だし、一緒に遊んでて楽しいし!それからそれから…!」

杏里「そっかー!シャミ子の本命はミカンだったのかー!あたしとしたことがマブダチとしてリサーチ不足でしたな~!」

シャミ子「あの、ところで杏里ちゃん、我が家はその、壁が薄いので、あんまし大声でしゃべんないで…」

ブッッ!!バァン!ボンッ!

シャミ杏「わっ!」

杏里「えっ…何今の?爆発!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1681833135

https://i.imgur.com/D1tRhmk.jpg

シャミ子「桃の部屋の方からです!行ってみましょう!」

ガチャ

シャミ子「桃ー!なんですかさっきの音は!」

ブシャァァァァァビチャビチャビチャ

シャミ子「ほげぇ!くさっ!」

杏里「えっ!?くっさ!何この部屋!すごい汚いんだけど!本当にちよももの部屋!?」

桃「あっ、シャミ子!」

桃「あっ…それに杏里も来ちゃったんだ…」

シャミ子「あっ、桃!無事でしたか?」

シャミ子「あれっ?どうして闇堕ちしてるんですか!?それになんでそんな臭いんですか!?それからこのそこら中にある汚いのは一体なんなんですか!?」

桃「実はさっきトイレにいたら急に闇堕ちして…」

杏里「(じゃ、さっきの爆音屁じゃん)」

桃「そしたらトイレが爆発した…」

杏里「(じゃあこの周りのやつウンコじゃん)」

桃「闇堕ち状態じゃ魔力のコントロール効かないから体臭もごまかせなくて…」

杏里「(闇ってか肥溜めに落ちた人そうなんだけど)」

桃「というわけでシャミ子、掃除してくれるよね?」

シャミ子「えっ!なんでわたしが!?できれば一刻も早くこの場から逃……退場したいんですけど!」

桃「してくれるよね?」カチャ

シャミ子「なんで刀に手をかけてるんですか!?」

シャミ子「はぁ…しかたありません、お隣のよしみです。杏里ちゃんもやりますよね?」

杏里「え?いや、あたしは肉屋の娘だしキャンセルで。臭い移りして家の売り上げに支障が出たら困るし」

シャミ子「貴様ぁぁぁぁぁぁ!!裏切ったなぁ!!マブダチはどうした!!」

おしまい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom