同期と恋をした (12)
俺のスペック 20歳 趣味和太鼓 身長168.5
同期 女 20歳 身長俺よりも小さい163くらい
仮に同期を夏鈴とする
俺は前に働いてた会社を辞めて今の会社に入社した。そこで俺は上司に部署の説明などされながら社内を見て回った、その時に目つきは鋭くクールな感じの女性がいた、その時に上司に「あの子は夏鈴さんと言って君と同期だから仲良くね」って言われた。俺は初めて合う女性と上手く話せないのであまり関わらないようにしようと思ってた。
ある日俺が仕事をしていてトイレに行きたくなってトイレに向かうと何やら探し物をしている女性がいた、後ろ姿に見覚えがある。
そう、同期の夏鈴さんだ。俺は夏鈴さんに「何か探してるんですか?」って聞いたら、「鍵を無くしちゃって」って言うもんだから社内を一緒に探した。その時に「あ!あった!」って夏鈴さんが言ったからどこにあったのか聞いたら、服のポケットに入っていたらしい笑
彼女は俺に「あの、ありがとうございました!今度ご飯一緒に行きませんか?」と言われた、生きてて良かったーー!!!と思ったよ。でも、あまり初対面の女性とは上手く話せないから緊張した。
そして、LINEも交換した。そしてさっそくLINEをした、「初めまして俺と言います、よろしくお願いします!」そしたら直ぐに既読がついた「夏鈴です!よろしくお願いします(>人<;)」もうめちゃくちゃ嬉しかった。
そして次の日曜日に11時30分にどこどこに集合ねって感じのLINEを送ったら「はい!楽しみです!」って来た。
そしてついに日曜日になった。俺はオシャレして集合地点に向かった。そして俺が到着して数分後に「お待たせしてごめんなさい!」と笑顔で話しかけてくる女性が来たから俺は一瞬??ってなったでも直ぐに夏鈴だと気づいた。ほんとに20代の女性がオシャレすると変わるんだなって思った。
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そして、ランチを終えて俺はトイレに行ってる時店内に
悲鳴が響いた。急いでトイレから出ると俺が座ってた所に血がついていて、店員や他のお客さんが俺が座ってた所に集まって何か騒いでる、俺も急いで駆け寄ると…
そこには夏鈴が倒れてた。お腹を抑えて。血もでてた…
俺は救急車を呼んだか確認するとまだ呼んでいないらしい
俺は怒りながら周りのヤツらにふざけんなとか言った。幸い救急病院は店の近くだったので俺は夏鈴の傷口を俺の服を破いて止血しながら病院に急いだ。止血しても血が止まらず輸血が必要になった。そして神は俺の事を見捨てていなかった。輸血できるらしい。
俺は「どんなに大量の血を採ってもいいから!俺は死んでもいいから!夏鈴を助けてくれ!」って先生にお願いした。そして無事に手術は終わった。夏鈴はICUに移された。傷口が酷かったらしい。
それから数ヶ月夏鈴は一命を取り留めてまた、普通の生活に戻った。仕事は辞めさせた。俺は夏鈴が心配だったから。夏鈴は「俺くんお仕事頑張ってねチュ」って朝必ずやってくれる。本当に幸せだった。
本当に幸せな生活だった。数ヶ月後、夏鈴が急に家で倒れた急いで救急車を呼んで病院に行った。心筋梗塞だった。数日前にプールに行った事が原因らしい。普段体をあまり動かさない人がプールなどで長く息を止めたり急に激しく動いたりするとなるらしい、俺は自分を恨んだよ。その時夏鈴の両親も来た。夏鈴は助からなかった。
俺は夏鈴のお母さんに「夏鈴は毎日LINEで俺君の事を誇らしげに自慢してたよ、凄くかっこいい人だって、優しい人だって」涙が止まらなくなった、俺は「幸せにしてあげられなくてごめんなさい」って謝ったそしたら「謝らなくても良いんだよ、夏鈴は君と付き合う前までは感情をあまり表に出さない子だったから、俺君と付き合ってから感情をそのまま表に出すようになった、娘は本当に幸せだったよ」ってお父さんが言った。
俺は気づいたら夏鈴の横にいた。顔に布が被せられてる。静かだ。
夏鈴の顔を見る。寝てる顔もすごく綺麗だから今にも目を覚ますんじゃないかって思いながら見つめてた、いや、目を覚まして欲しかった。
俺は夏鈴に話した「俺実はさ2人の記念日に旅行行こうって決めてたんだ、夏鈴が行きたがってた草津温泉、サプライズもするつもりだったんだ夏鈴に喜んで欲しくて、、、夏鈴が居なくなったら俺どうなるんだろうな」1人になるなんて考えたくなかった。
そして、夏鈴の葬儀の日俺は夏鈴の両親に深々と頭を下げた。
そして、葬儀は進んでいった。そして火葬をする時に俺の周りには知らない若い人がたくさんいた、夏鈴の友達かって思ってたら、夏鈴の両親に1つの小さい何かを受け取ったそれは初めて付き合った日に夏鈴から貰ったお揃いのミサンガだった、俺はそれをもらおうとしたけど断った。だって俺の手首にミサンガ巻いてあるんだもん。それにお揃いのミサンガなんだもん、夏鈴の手首にも巻かないとって思ったけど棺桶の中だから、棺桶の上に無理言って置いてもらった。そして釜の扉がしまった瞬間、俺は周りの目も気にせず誰よりも泣いた声を上げて泣いた。周りの人達に慰めてもらった。そして、1人の女性に話しかけられた。彼女は夏鈴と小学校からずっと一緒の幼馴染らしい、彼女は夏鈴に生前毎日俺の話を聞いていたらしい、彼女に「夏鈴は俺さんの事を常に気にかけていましたよ。お仕事も頑張っていて体が心配だ、いつも薄着で寝るから風邪引かないか心配だ」って言っていたのをその時聞いた。
夏鈴が居なくなったのを実感した時は本当に辛かった、死にたいと思った、死んだらまた夏鈴に会えるって思った。そんな事を考えながら家の片付けをすると夏鈴のバックから1枚の紙が出てきた手紙だ、こう書いてあった
俺くんへ
初めて俺くんを見た時一目惚れしました。仕事でミスばかりして慌てる俺くんはとても可愛かったです。そして話してみたいなと思っていました。ある日私が家の鍵を無くした時に一緒に探してくれましたね。本当に嬉しかったです。その時に初めて話しましたね。
そしてLINEを交換した時は本当に嬉しかったです。ご飯も一緒に行きましたね。
そして、私がお店で転んでしまった時、出血が多く俺くんが助けてくれました。本当に嬉しくかっこいいと思いました。
そして告白してくれた時は本当に嬉しかったです、夜景がとても綺麗でした。あなたもとても綺麗でした。2人で暮らし始めた時は本当に嬉しかったし幸せでした。私は俺くんを好きになって付き合って本当に幸せです。これからもよろしくお願いします。
あと少しで2年だね!草津温泉行きたい!!
そう書いてあった
あと少しで2年だね!草津温泉行きたい!!
なんで俺が2年のサプライズで草津温泉を選んだかと言うとこの手紙が落ちてて少し見たからだ、夏鈴には言ってなかったけど。怒るかな。
数日後2年の記念日が来た、記念日は夏鈴の誕生日だから俺は指輪をプレゼントした。そして、夏鈴の墓前に指輪を置いて俺も自分のをはめる。そして、墓前にキスをした。
そして、気持ちい風が吹いたそして目を閉じると瞼の裏に夏鈴の俺が大好きな笑顔が浮かんだ。目を開ける。後ろに背を向ける涙が頬を伝う。俺は夏鈴に涙を見せたくなかったかっこいい姿を見せないと。
また風が吹いた少し暖かい、俺は振り向いて言った、「夏鈴愛してる、大好きだよ」
その時幻聴ではなく聞こえたんだ 、夏鈴の声が
私も愛してる、だいすきだよ
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