暦「あれ忍……お前太ったか?」阿笠「儂じゃよ」(17)

暦「って、なんだこの小汚いおっさんは!?」

阿笠「ふむ、儂が開発した[入れ替わりマシーン]のせいじゃな」

暦「は? た、確かに博士らしいなりをしてるな……」

暦「それにしても、なんで忍と入れ替わったんだ」

阿笠「そいつの一人称が”儂”だったからじゃよ」

阿笠「ランダムに入れ替わることのできる装置じゃが、条件も設定できるんじゃ
    儂が一人称が一緒の人間と設定したんじゃ」

暦「容姿ごと入れ替わるのか……厄介なもの作りましたね」

阿笠「敬語なんて使うんじゃない、儂はもうお前の下僕じゃよ」

月火「お兄ちゃーんおふろー」

暦「わかった」


  ・・・


阿笠(それにしても吸血鬼とは、考えられんな)

暦(ははは、科学じゃ片付けられない世界もあるんだよ)

阿笠(影の中に生きるとは、まだまだ世界も摩訶不思議なことだらけじゃっと」

阿笠「いい湯じゃ~」ザバァー

暦「狭いからどけよ」

阿笠「すまんの~」

阿笠「どれ、儂の背中を流してみんか少年?」

暦「いやだね、背中もでけーし」

阿笠「儂はこう見えても由緒ある吸血鬼じゃぞ、わっはっは!」

暦「声もでけーな、わかったよ」

阿笠「助かるわい……ふ~いい気持ちじゃ」

暦「全身隈なくきれいにしてやるよ」ゴシゴシ

暦(きったねー背中だな…)

阿笠「すまんの~」

暦「おら、全身隈なくきれいにしてやるよ!」シコシコ

阿笠「ちょっ、少年よなに、ふぁぅ…!」

暦「僕の名前は阿良々木だ!」シコシコ

阿笠「しゅみましぇん、噛みましたぁあぁあぁぁぁん!」ビクッ

暦「違うわざとだ」シコシコ!

阿笠「ひゃっ、ひゃみみゃしタァァあぁあん!」ビクビクッ

暦「わざとじゃない?」シコシコ!!

阿笠「我がありゅじシャマァァああぁぁああぁぁっぁぁあ!!!!」ドピュッビュルルルッルンーー

阿笠「う、うぅっふん…///」ビクンビクン

暦「っち、はえーな。話にもなんねぇよジジィ」

阿笠「これから4649///」

暦「まぁ、これからは切っても切れねぇ縁だ。よろしくな」

暦(はぁ……)

阿笠「はぁん///」

  ー数日後ー

暦「あっ、机にあったお菓子がない!?」

阿笠「儂じゃよ」ゲップ

暦「これ以上太ってどうすんだ百貫デブ」

阿笠「腹が減ったんじゃよ、何も食べさせて貰ってないし…」

暦「忍はドーナツが好きだったけどな」

阿笠「儂も大好きじゃ」

暦「じゃあ行くか」


 ・・・


阿笠「あっつー…溶けるぞこれは、身体が熱いぞ」

暦「そりゃ太っても腐ってても吸血鬼だからな」

阿笠「影に入れてくれ…」

暦「きったねーから嫌だ、我慢しろ」

阿笠「暑いの~」

  ーミスドー

暦「いざって時に役に立たなかったらまずいからな、
  10個買ってやるよ」

阿笠「おぉ、良心的じゃな」

暦「ほら、選べよ」

阿笠「少年が選んでいいぞ、儂は今研究中で大変じゃからの」

暦「」イラッ


 ・・・


暦「ほらよ」

阿笠「全部ハニーディップか」

暦「勝手に肥えやがれ」

阿笠「ふむ…ふむ…」ムシャムシャ

 
 ・・・


阿笠「10個はさすがに飽きるの…」

暦「てめーがなんでもいいって言ったからだろうが」

阿笠「でも、でもいろいろ選べるだろうに」

暦「…おい、一緒にトイレ行こうぜ」

阿笠「またエロ同人みたいにめちゃくちゃにするんじゃろ?///」

暦「喜んでるようじゃしつけになんねーな、帰るぞ」

阿笠「ぶー…」

※IDかわったけど<<1です


 ー数日後ー


暦「そろそろ血をあげないといけない頃か」

阿笠「このままでは死んでしまうじゃろうな」

暦「何が哀しくてこんなクソデブじじぃに血ぃ吸わせなくちゃならないんだ…」

阿笠「すまんの~」

阿笠「儂今研究頑張ってるから。絶対に暦くんを救う発明品を作るからの」

暦「…っち、期待しないで待ってるよ」

暦「…ほら」

阿笠「じゃあ、吸うぞ?」カプッ チュー…

阿笠「っ…んぅ……ぅんほぉ──ぁぅん…」

BGM:君の知らない物語(Cメロ~)


暦「これほどまでに忍が良かったと想ったことはない…」

阿笠「っ…んぅ……ぅんほぉ──ぁぅん…」

 (どうしたい~♪ 言ってごらん~♪)

暦「なんでよりによって忍が入れ替わったんだ…」

阿笠「っ…んぅ……ぅんほぉ──ぁぅん…」

 (心の声がする~♪)

暦「”儂”が一人称のジジィなんていくらでもいるじゃないか」

阿笠「っ…んぅ……ぅんほぉ──ぁぅん…」

 (君の隣がいい~♪)

暦「ほんと、勘弁してくれよ…」

阿笠「っ…んぅ……ぅんほぉ──ぁぅん…」

 (真実は残酷だ~♪)

阿笠「っ…んぅ……ぅんほぉ──ぁぅん…」

 -数日後-


阿笠「出来たぞ暦くん! 儂の快感を調整できるリモコンじゃ!」

暦「僕の影の中で何を作ってるんだお前は」

阿笠「はっはっはっはー!」

暦「陰部の快感度MAX」ピッ

阿笠「おっ?」ブルン

暦「」サワッ

阿笠「ぉぅふぁ…!」ビクッ ビュルルルー

暦「確かに楽しめそうだ」サワサワサワサワッ

阿笠「ぁぁあぁぁぁっぁああぁっぁーーーー!!!!」ビュルビュルルッビュルルルン

阿笠「ぅ…ぃえへ」ビクンビクン


 ・・・


 その後阿良々木・阿笠コンビは怪異をドン引きさせていき、
 見事事件を解決していきましたとさ。





                  おしまい

むしゃくしゃしてやった
後悔はしていない

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