「ねぇ、空手で帰すのも何だし、ちょっと寄っていかない?」
雫は時行が観光に行けない事を伝えに魅摩に会った。
魅摩は目当ての若君ではなく恋敵の彼女が来たので少し残念に思いながらも、彼女を邸宅へと誘った。
邸宅とはいうものの、京の各所に存在する佐々木道誉の別荘である。
流石に本邸規模ではないが、一瞥して明らかに庶民のそれとは一線を画す豊かな風情を備えている。
そこに雫は単身潜り込んだ。
まさか普請を終えたばかりの今上の暗殺計画が露見した訳ではないだろう。
まして昨日今日計画した尊氏暗殺の漏洩など皆無だ。
(……何かしら企んでいる……)
相手の眼を見た雫は女の勘を働かせたが、最終的についていく事を選んだ。
理由は一にも二にも時行のためだ。佐々木道誉の屋敷に入る機械など滅多にある事ではない。
別邸だとしても、何かしらの情報があるだろう。それを得た上で帰れば、これからの時行の利になるに違いない。
足を踏み入れた邸宅の様子を雫はしきりに物色していった。ふと前を向くと、魅摩の姿がない。
一体、どこへ消えたというのか?
「……なぁに、キョロキョロしてんの?」
気がつくと雫は背後から魅摩に抱きつかれていた。巫女服の脇より差し入れられた手が雫の玉肌を滑っていく。
そして服裏に隠れている薄胸に触れた。まだ膨らみを知らないそこに慎ましく座った突起が指先と軽く擦れた。
「……何ですか、露出魔。いきなり……ッ……?」
雫は無礼な行為を振り解くため、腕を挙げようとした。
しかし、乳突が布と擦れた途端、芯を痺れさせるようなむずむずとした恥感を覚え、力が削がれてしまった。
服の下でその可憐な突起は小さな身を更に強張らせ、ツンと布地を持ち上げている。
「フフフ……どうしたぁ、田舎巫女?」
魅摩は抱きついたまま、雫の微乳を愛でるように下から撫でていく。
既にあの妙感は乳先だけではなく、雫の慎ましい胸全体に広がっていた。
その原因が、相手の愛撫にあると知った時には遅かった。
優しい少女の柔らかな掌に愛される度、彼女の胸はジンと卑熱を帯び、ますます淫らに昂っていく。
普段のものとは明らかに異なる、未知の恥悦に小さな巫女は身を拗じらせて幾度も悶えた。
「貴女……! し、神力を……ッ!?」
「んん? 何の事かなぁ?」
愉快げに口端を吊り上げた魅摩は、更に嬲るように雫の乳先を攻め立てていった。
「んあッ……! やぁッ……、そんな……!」
魅摩は人差し指で雫の乳尖をピンピンと弾いてみせた。
琵琶の音にも優る快い調べが、石を投じた水面のように波紋を幼肢へ響き渡らせていく。
「随分とまた気持ち良さそうだね、淫乱巫女?」
指腹で押し込むように乳尖をクリクリと苛めると、雫のはぷくぅとその乳尖をゆっくりと膨らませて押し返し、抗おうとした。
魅摩の指が徐々に湿っていくと、それと共に雫の漏らす吐息も露を纏い始めていく。
僅かな胸乳の膨らみを下からしごくように揉まれると、彼女はもう極楽の気で臓腑を満たしたかのような陶酔に陥った。
間違いない――佐々木魅摩は神力を使っているのだ。
「お前のイカサマにはしてやられたよ。面白かったけど、負けは負けだからね。
多少は意趣返しをしておかないと、こっちも気が収まらないんだ……」
なんと――魅摩は指先に宿した神力で、かの勝負の報復をしているのだ。
「んぅ……!」
その時、雫は振り向きざま魅摩の頭を手前に抱き寄せ、その麗しい美唇を吸った。
優勢だった彼女はいきなり攻勢に出た雫のそれをまともに食らった。
蠱惑的なまでに柔らかな同性の接吻を受け止めた彼女は、一瞬思考が止まった。
「何を……んぅ……!」
「ちゅッ……んむ……!」
雫はそのまま手を魅摩の頭に添え、唇を離そうとしなかった。
朱色の甘い亀裂を縫うようにして巫女の小さな舌が蛇の如く淫らに潜り込んできた。
(んぅ……これは……神力……!?)
熱い口づけを受けていた魅摩は、体心が綻んでいくかのようなクラクラとする心地に陥った。
巫女の口から流し込まれていく、温かく甘美な唾蜜。
それと共に、まだまだあどけなさの残る魅摩の肢体は、奥からじんと急速に火照っていった。
むず痒くも抗い難い、その妙な淫感は体に張り付いたかの如く中々払い除けられない。
「んッ……ちゅぷ……んふぅ……!」
魅摩と熱く唇を重ね合わせた雫は、更にその舌先で相手の皓歯の列を端から端まで幾度もなぞりながら、舐り攻め続けた。
双六の場でもそうだが、この歳不相応な技巧を彼女は果たしてどこで手に入れたのか。魅摩は不思議でならなかった。
「くっ……やってくれるじゃない……!」
「……ッ……! んぁぁ……!」
雫の袴の脇にある穴から、魅摩はまたも無遠慮に手を差し入れる。
彼女の手はたちまち秘すべき乙女の園を探り当てた。
その恥窪に指を添え、そのまま撫で愛でると、まだ破られてもいない彼女の逢坂の関からは
本人すらも知らない淫熱を帯びた本気汁が、しとどと降りてきた。
「はぁッ……はぁッ……どうした、随分と濡れているじゃないの?」
「んんッ……! ……この……」
雫は目を光らせて一瞬の隙を突き、魅摩の上着を脇から中央へとずらすように掴んだ。
薄着の彼女は下に満足な布など全く当てていない。
小さくも膨らみを帯び始めた愛乳には、慎ましく無垢な色をした乳尖がツンと澄ましていた。
奇抜な婆娑羅娘の内面を象徴する、等身大の戸惑いがそこに秘められていた。
「……ひぁんッ……!?」
「……んむぅ……、お返し……してあげる……!」
雫は唇を相手の乳へと押し付けて舌を這わせていった。
神力を宿した唾蜜が、舌筆によってペロペロと塗り込まれていく。
あっという間に光沢を纏った魅摩の乳先は、驚くほどその感度を増していった。
そんな乳尖を、巫女は差し出した舌で責め立てていく。
夏を思わせる舌の熱烈な踊りに釣られ、魅摩の乳身は白肌に仄の下に仄かな血色を滾らせ、熱く火照っていった。
「お前のイカサマにはしてやられたよ。面白かったけど、負けは負けだからね。
多少は意趣返しをしておかないと、こっちも気が収まらないんだ……」
なんと――魅摩は指先に宿した神力で、かの勝負の報復をしているのだ。
「んぅ……!」
その時、雫は振り向きざま魅摩の頭を手前に抱き寄せ、その麗しい美唇を吸った。
優勢だった彼女はいきなり攻勢に出た雫のそれをまともに食らった。
蠱惑的なまでに柔らかな同性の接吻を受け止めた彼女は、一瞬思考が止まった。
「何を……んぅ……!」
「ちゅッ……んむ……!」
雫はそのまま手を魅摩の頭に添え、唇を離そうとしなかった。
朱色の甘い亀裂を縫うようにして巫女の小さな舌が蛇の如く淫らに潜り込んできた。
(んぅ……これは……神力……!?)
熱い口づけを受けていた魅摩は、体心が綻んでいくかのようなクラクラとする心地に陥った。
巫女の口から流し込まれていく、温かく甘美な唾蜜。
それと共に、まだまだあどけなさの残る魅摩の肢体は、奥からじんと急速に火照っていった。
むず痒くも抗い難い、その妙な淫感は体に張り付いたかの如く中々払い除けられない。
「んッ……ちゅぷ……んふぅ……!」
魅摩と熱く唇を重ね合わせた雫は、更にその舌先で相手の皓歯の列を端から端まで幾度もなぞりながら、舐り攻め続けた。
双六の場でもそうだが、この歳不相応な技巧を彼女は果たしてどこで手に入れたのか。魅摩は不思議でならなかった。
「くっ……やってくれるじゃない……!」
「……ッ……! んぁぁ……!」
雫の袴の脇にある穴から、魅摩はまたも無遠慮に手を差し入れる。
彼女の手はたちまち秘すべき乙女の園を探り当てた。
その恥窪に指を添え、そのまま撫で愛でると、まだ破られてもいない彼女の逢坂の関からは
本人すらも知らない淫熱を帯びた本気汁が、しとどと降りてきた。
「はぁッ……はぁッ……どうした、随分と濡れているじゃないの?」
「んんッ……! ……この……」
雫は目を光らせて一瞬の隙を突き、魅摩の上着を脇から中央へとずらすように掴んだ。
薄着の彼女は下に満足な布など全く当てていない。
小さくも膨らみを帯び始めた愛乳には、慎ましく無垢な色をした乳尖がツンと澄ましていた。
奇抜な婆娑羅娘の内面を象徴する、等身大の戸惑いがそこに秘められていた。
「……ひぁんッ……!?」
「……んむぅ……、お返し……してあげる……!」
雫は唇を相手の乳へと押し付けて舌を這わせていった。
神力を宿した唾蜜が、舌筆によってペロペロと塗り込まれていく。
あっという間に光沢を纏った魅摩の乳先は、驚くほどその感度を増していった。
そんな乳尖を、巫女は差し出した舌で責め立てていく。
夏を思わせる舌の熱烈な踊りに釣られ、魅摩の乳身は白肌に仄の下に仄かな血色を滾らせ、熱く火照っていった。
「やぁんッ……! はぁぁ……ッ!」
ぬめった乳尖を雫の舌が左右に打って苛め抜く。するとジンとした甘美な痺れが魅摩の全身をそれこそ舐めるように駆け巡って止まらない。
「くっ……! この淫乱巫女が……ッ!」
「……んうぅ……!」
魅摩も負けてばかりはいられない。溝をなぞっていたあの秘指をそのまま滑るように根元まで幼巫女の姫穴へと潜り込ませる。
言うまでもなく神力を纏ったその指はゆっくりと襞を嬲り、魅了し、神に仕える少女の内から犯していった。
「……ああッ……! んッ……! ……ッッ……!」
股に力を込めて悶える雫を嘲笑うかのように、魅摩はその魔指でしきりに抜いては挿してを繰り返していく。
小半刻も経たないうちに、そこは遊女の岡場所と見紛うほどに濡れ返ってしまった。
クチュッ……ヌリュッ……チュプッ……。
耳もはにかむような少女の蜜音が穴奥から奏でられ、そのまま夕闇へと溶けていく。
「んぁぁ……! くッ……! いやぁッ……!」
「んっく……! はぁん……! んう……!」
神魔の力に愛された少女二人は、それぞれの舌や指を用いて、互いの肢体を己が支配下に降らせようと嬲り合う。
神力を纏ったそれらが互いの牝肉をどこまでも愛で嬲るにつれて、感度は際限なく増していった。
それはいたいけなかの少女たちに不釣り合いなほどに艶めかしい法悦を添えた。
体の隅々に渡るまでその逸楽は染み渡り、やがて尻尾に火を付けた牛のように暴れ狂っていった。
これはもう、女の合戦だった。
一人が一の谷から怒涛の速さで攻め立てると、相手は壇ノ浦を波立たせて蹂躙していくのだ。
そうした自らの体は、最早主人の事すらも霞の向こうへと忘れてしまった。
ただただ浅ましく快美に耽溺し、知らず知らずのうちに相手の愛撫を恋しがり、その身を秘かに委ねている。
そのような痴態に陥りながらも、少女たちは白旗を決して振らなかった。
あくまで相手の本陣を陥落させようと躍起になって攻め立て続ける。
「んッ……! そんな……!」
魅摩の乳先と麗唇は、相手の唇舌により酩酊にも似た火照りを纏っている。
最早感覚すらも甘く痺れてしまい、気を許せばそのままゆっくりと微睡みかねないほどの夢心地になっていた。
「あッ……ああッ……! もぉ……私……ッ!」
一方で雫も無事ではない。
魅摩の妖猥な指に散々苛め抜かれた結果、その恥奥は蜂の巣を切ったかのように蜜を垂らしている。
襞という襞が絶え間なく蠢き、花孔は相手の痴指の到来を恋しがっている――まるで主人に傅く侍女のように。
そのような有様だから、二人の体はもうすっかり蕩け切って、ますます熱く狂っていった。
互いの身体を攻めに攻め立てた美少女二人は、やがてそれぞれの蜜肢に珠のような汗を滲ませたまま、とうとう快頂を仰いだ。
閃光が幾度も瞬き、脳裏を白く惚けていくのを覚えると、最早立っていられなくなった。
どちらからともなく姿勢を崩し、彼女たちは縺れるように体を重ね合わせた。そうして心地良い冷たい床に解けていく。
互いの身に染み込んだ香を嗅ぎながら、服を乱し、可愛らしい乳を浅ましく晒し、二人が二人、いつまでも痴息を弾ませていた。
「はぁッ……はぁッ……、ホント、中々……婆娑羅じゃないの、あんた……」
「んッ……一緒に……ふぅ……しないでくれる……」
# # #
「はぁッ……はぁッ……♪」
その夜、少女たちは灯火の陰に隠れるようにして密かに結ばれた。
互いの想い人には決して漏らさない事を条件にして、どうしようもなく猛り火照った自らの肢体を相手に重ね、慰めていく。
神力合戦により失神しかねない際まで感度を高め合ったのだ。最早触れただけで濡れる身体の恥熱は中々収まる気配を見せない。
互いが互いに責任があるとし、最後まで面倒を見るしかなかったのだ。
「んうぅ……♪」
「あふ……んッ……♪」
美しい顔立ちをした牝童二人は、互いに口づけを交わし、密着し合った。
唇の柔らかさ、淫らに絡む舌の滑らかさ、唾蜜の温もり――そして小さな鼻先で混じり合う悩ましい吐息。
その接吻は男と女がするものよりも長く、そして底知れぬほどに深かった。それこそ沼地のように沈み、相手の根にまで絡みつくような危うさに充ちていた。
二人はどちらからともなく両手の指を相手の指に交互に編み込んでいった。そして、童女特有の、あの柔らかな肉腿へと秘かに花溝を重ねた。
「んぅ……♪」
「……ッ……あはぁ……♪」
擦り上げた時の愛しい感触に魅入られた二人は、一層肌と肌とを重ね合わせたまま、双腿をあどけない蜜でしっとりと濡らしていった。
小さな小さな彼女たちの萌芽は、浅ましいその摩擦を受けてぷっくりと膨らんでいく。
朱みと共に瑞々しい弾力を帯びていったそれは、強かに腿肉を刺激し、互いを恥奮させていく。
「んうぅ♪ はぁッ……やぁん……♪」
「んッ……♪ だ、ダメぇ……♪」
幼い肌が重なり合ってから果たしてどれほどの時間が経っただろうか。
燈火の油も少なくなりつつある中で、雫も魅摩も道理も覚束なくなり、ただひたすらに目先に在る恥悦を貪り続けている。
前後に滑る腰は一層早く激しいものとなっていった。纏っていた芳しい牝汗は玉となって丸みを帯び始めた体を伝わっていく。
少女たちの乳尖は、まだ目覚めたばかりの青い歓びを内に詰めている。
小さいが確かな強張りが重なり合うと、それぞれ相手のを押し返そうとする。
弾けるように滑った途端、二人は互いの麗唇から酷く艶めかしい声を漏らし、訪れた恥悦を享受する。
鼓動が伝わるくらいに二人は薄い胸乳を密着し、どちらからともなく擦り合わせ、乳首の蜜感を貪っていった。
「ああッ……雫……!」
「魅摩……私……もう……!」
互いの唇端から分かち合った天露が卑しく垂れ溢れ、下顎を伝う。
吐息が重なり、境すらも消え行く中で、美少女二人は互いの蜜肢に雷閃にも似た強かな痺れを覚えた。
絡み合った指同士に力を込めたまま、お互いの恥唾を啜る。自分と他人、肉と肉の狭間すらも曖昧になり果て、二人は一つに溶けていく。
どこまでも甘美な恥感を感受しながら、蜜悦を求め貪り、人目を忍んで小さな天女は共に快天へと昇っていった。
以上です。
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