【スパイファミリー】アーニャ「べーかちょー?」【名探偵コナン】 (54)

ロイド(日本の米花町という町で、最近犯罪が多発しているらしい)


ロイド(万引きにひったくり、強盗に殺人に怪盗に爆弾テロとなんでもありだ)


ロイド(それがひとつの町で集中して起きているという非常事態、裏で謎の組織があんやくしているという情報もある)


ロイド(その原因究明の指令を受け、俺は家族連れを装い米花町にやってきた)

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~米花駅前~


アーニャ「ついたー!」

ヨル「ここが米花町・・・結構賑やかな町ですね」

ロイド「そうですね」








ロイド(見た感じは普通だな、とても犯罪が多発する荒廃都市とは思えんぞ)

ヨル(丁度この町での仕事の依頼を受けた所だったので丁度良かったです)

アーニャ(ちちとははなんかむずかしいことかんがえてる、がんばれ)

アーニャ「・・・・・」キョロキョロ



『あの課長・・・俺に責任押し付けやがって…』


『やっぱり浮気してたのね!あのバカ亭主!』


『ヒヒヒ…次はどこを爆破してやろうか・・・』



『うな重食いてぇ』



『あいつが…あいつが母さんを…』



『俺の金をだまし取りやがって…』



『シェリー・・・綺麗じゃねーか…』





アーニャ「うっ…」フラッ


ヨル「アーニャさん!?」

ロイド「この人ごみの気に当てられたか?」

ロイド「じゃあ僕は銀行で日本円を両替してきますので、2人はここでアイスでも食べててください」

ヨル「わかりました」

アーニャ「ちち!いってらっしゃい!」

ロイド「くれぐれも知らない人についていかないように」

アーニャ「わかった!」


ロイド(本当に大丈夫か?)

~米花銀行~

銀行員「いらっしゃいませー」

ロイド(中にも異常なし…)



バキューン!




銀行強盗「お前ら大人しくしろ!」




キャー!



ロイド(早速来たな、これが米花町・・・)

銀行強盗「さーて、命が惜しかったら動くんじゃねぇぞ…」

ロイド「・・・・・」トコトコ

銀行強盗「おい!そこの外人!聞こえねぇのか!?それとも日本語が…」



フッ



銀行強盗「え、消え・・・」



ゴッ



銀行強盗「」ドサッ


ロイド「聞こえてますよ、貴方のダミ声はね」

アーニャ「ちち、おそいね」

ヨル「そうですね…ん?」



ファンファンファン



アーニャ「くるまがたくさんきた!」

ヨル「銀行で何かあったんでしょうか?」

タタタ…

ロイド「いやーすみません、遅くなりました」

アーニャ「ちち!」

ヨル「何かあったんですか?」

ロイド「ええちょっと…」



??「あの、ちょっといいですか?」

ロイド「え?」

高木「警視庁の高木です」

佐藤「佐藤です、さっきの銀行にいた方ですよね?」

ロイド「ええそうですが…」


ロイド(これがこの国の警察か、事件ばかりで対応に追われてるんだろうな)


高木「先ほどの犯人確保にご協力いただきありがとうございました」

ロイド「いえいえ、たまたまですよ」

アーニャ「ちちすごーい!」

ヨル「強盗って…大変な目に遭ってたんですね」


佐藤「ご家族ですか?日本へは観光に?」

ロイド「ええまぁ…」


アーニャ「ちちかっこよかったー?」

高木「うん、そうみたいだね」



高木(子供か・・・僕も佐藤さんと早く・・・)



アーニャ(このおにーさん、あのおねーさんのことが…)




アーニャ「がんばれ!」

高木「え?」

ロイド(さて、これ以上はこいつらから情報は得られなさそうだな…)

ロイド「では我々はこれで失礼します」

高木「あ、すみません引き止めてしまって…」

ヨル「・・・・・」ペコ




アーニャ「おねーさん!ちゃんとうけいれてあげてね!」

佐藤「え?」


ロイド「おい何言ってるんだ、行くぞ」

ヨル「それで、これからどうしましょうか」

ロイド「そうですね…疲れたからホテルへ…」



キャー! ヒッタクリヨー!



ひったくり犯「へへへ…いただきだぜ!」


アーニャ「ちち!」

ロイド(やれやれまたか、どうなってるんだこの町は)

ヨル「・・・・・」ダッ

ロイド「え、ヨルさ・・・」


トッ


ひったくり犯「」ガクッ



ロイド「な…」

アーニャ「ははすごーい!」

ヨル「あ…これは昔護身術を習ってまして…」

被害者「ありがとうございました!」

ヨル「いえいえ、よかったですね」

由美「いやーあなたやるじゃない!」

苗子「はい!すごくかっこよかったです!」


ロイド(こいつらもこの国の警察のようだが、大した情報は持ってなさそうだな)

由美「じゃ、あたしらこいつしょっぴいて帰るから」


由美(この後チュウ吉とデートだし)


苗子「それでは失礼します」


苗子(この後千葉君と食事だし)



アーニャ(おねーさんたち、はりきってる)

ヨル「しかし怖い町ですね、歩くたびに事件が…」

ロイド「そうですね、アーニャ、勝手にうろつかないよう…」



シーン…



ロイド「いない!?」

ヨル「どこ行っちゃったんでしょう…」

誘拐犯「へへへ、こいつの親金持ちそうだからな、身代金ふんだくってやるぜ!」

アーニャ(アーニャまたつかまっちゃった…どうしよう)



??「いっけえええええええええええええええ!!!!!」




ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!



誘拐犯「え?」



ドゴォ!



誘拐犯「ぐはっ!?」ドサ

アーニャ(どっかからサッカーボールとんできておじさんをぶっとばした!)

コナン「大丈夫?」

アーニャ「う、うん…」


コナン(やっぱりいいとこのお嬢様って感じじゃないな、それとも何かに巻き込まれてるとか…)



アーニャ(こどもなのにすごいことかんがえてる!)

歩美「コナンくーん!」

元太「1人で行くなよなー!」

光彦「いきなりスケボーで飛ばさないでくださいよ」

灰原「それで、その子なの?」

コナン「ああ」



アーニャ(なんかたくさんこどもがきた!)

アーニャ「あ、アーニャをたすけにきてくれたの?」

コナン「君がこれを落としてくれたおかげでね」スッ

アーニャ「がくせーしょー・・・」

歩美「もう落としちゃダメだよ」

アーニャ「うん、ありがとう!」






コナン「なぁ、あの学生証に書いてあったイーデン校って…」ヒソヒソ

灰原「亡国の名門校ね、すごく優秀な子じゃないと入れないわ」ヒソヒソ


コナン(優秀・・・ねぇ)


アーニャ(アーニャばかにされてる!?)

アーニャ「あ!ちちとははがしんぱいしてるからもどらなきゃ!」

歩美「じゃあ歩美たちも一緒に探してあげるよ!」

アーニャ「ホントに!?」

元太「ああ!!なんてったって俺達は少年探偵団だからな」



アーニャ(しょーねんたんてーだん…カッコイイ!)

光彦「ええ、ですから大船に乗ったつもりで任せてください!」



アーニャ「おお…」ジー



光彦(この子可愛いですね…いや僕には灰原さんが!)

歩美(この子可愛いなぁ…コナン君が目移りしないようにしないと!)

元太(うな重食いてえ)



アーニャ(そんなでもないかも)

コナン「それで、君のお父さんとお母さんってどんな人?」

アーニャ「ちちはきんぱつでスーツきてて、はははくろいかみしてる!」

灰原「それだけじゃわからないわね…」


アーニャ「でもひとおおいところいけばわかるかも!」


コナン「え?」

~街中~

アーニャ「よーし、ここなら…」ムムム

コナン「いや、この中から探すのは…」



ロイド「アーニャ、あんな所にいたのか、しかし…」

ヨル「もうこの国の友達ができたんですね」

ロイド「そうですね、水を差すのもアレですししばらく見守りませんか」

ロイド(あの子供達から情報を引き出すかもしれんしな、それにあの眼鏡の子供・・・只者じゃない何かをかんじる)

ヨル「そうですね、あ!私その間にしご・・・と仲間にお土産買ってきていいですか?」

ロイド「いいですよ、アーニャは僕が見てますから」

ヨル「ありがとうございます、それでは行ってきます」



アーニャ(いた!)

コナン「!?」ビクッ

歩美「どうしたの?パパとママ見つかった」

アーニャ「え、えーと…アーニャわかんない」


コナン(いや、その顔はなにか掴んでる顔だろ…)



アーニャ(う、うたがわれてる…でもばれたらちちがふしんしゃあつかいされるかも…)

アーニャ(ここは…)


アーニャ「あ、あれはなにかなー!?」ダッ


元太「あ、逃げた!」

光彦「追いかけましょう!」


コナン「・・・・・」

灰原「どうしたの?」

コナン「いや、誰かに見られてる気がしたんだが…気のせいか」









ロイド(やはりあの子供・・・只者じゃないな)

~一方その頃~

ヨル「ここが毛利探偵事務所ですか」


ヨル「ここにいるんですね」







ヨル「今回のターゲット、毛利小五郎は」

~事務所内~


ガチャ


ヨル「失礼しまーす…」




小五郎「zzz…」グオオ



ヨル「やはり、事前情報通りこの時間は酔いつぶれて寝ていますね」


ヨル「しかし、どう見てもしょぼいおじさんにしか見えませんが」

ヨル「クライアントのあの組織が危険視する程の人物なんでしょうか…」

ヨル「まぁでも仕事なのでとっとと終わらせましょうか」

ヨル「返り血をぬぐう時間も惜しいので毒針を使わせていただきます」ヒュッ



プッ



ヨル「ふぅ、お仕事しゅ・・・」





小五郎「うーん…」


ヨル「りょ!?」

ヨル「そんな…象でも10秒で倒れる毒なのに…」

小五郎「ZZZ・・・」

ヨル「まさかこの人毒に耐性が…」


ヨル「仕方ありません、ここはやはり頸動脈をスパンと…」ヒュン



ガシッ





ヨル「!」

安室「おっと、そうはさせないよ」

ヨル「あなたは…」

安室「毛利探偵の弟子…いや、君にはバーボンと言った方がいいですかね?いばら姫さん?」


ヨル「そうですか、あなたもあの組織の・・・」

安室「いや、僕にとって重要なのはそこじゃない」

ヨル「?」

安室「僕の愛する国で好き勝手はさせないって事さ」

ヨル(何を言ってるんでしょうこの人、しかし只者じゃありませんね…)



コツコツ…



安室「!」



安室「どうやら潮時のようだな、ここは手を引いてもらえないか?」


ヨル「…この借りは必ず返しますよ」



フッ

ガチャ


蘭「ただいまー」

小五郎「ふああ…」


蘭「あれ?お父さん誰か来てたの?」

小五郎「は?」

~一方その頃~


死体「」

アーニャ「あわわ…」

コナン「これは…」



ロイド(まさか、アーニャが逃げ込んだ建物で死体が出るとは…これが米花町か)

目暮「まーた君たちか、毎回毎回・・・」

コナン「ハハハ…」


目暮(やっぱりこの子が死神なんじゃないか?)


アーニャ(このふっちょおじさん、めがねのことわるくいってる!)

コナン「さて、犯人は…」


容疑者A「俺じゃないぞ!」

容疑者B「私でもないわ!」

容疑者C「ぼ、僕がやるように見えますか…?」

アーニャ「・・・・・」


容疑者A(俺はやってない)

容疑者B(私もやってない)

容疑者C(僕がやったってバレませんように)



アーニャ「!」

アーニャ「はんにん!このひとはんにん!」ビシッ

容疑者C「え!?」

コナン「な!?」


目暮「ど、どういうことかね?」

容疑者C「まったく、何を言ってるんですかねこの子」

容疑者C(な、なんでわかったんだ!?)


アーニャ「・・・・・」

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