【ヘブンバーンズレッド】茅森月歌「天然ちゃんは稀代の魔術師?」【安価】 (14)

ヘブンバーンズレッドの安価ssです


それは、ある日の午後…
月歌(さーて、今日のフリータイムは何しようか…)

月歌「ん?あれは…」

天音「…」

月歌「お、天然ちゃん。よっす。」

天音「天然ではない。天音だ!お前、どうしてもその名前で呼ぶ気か、しつこいな。」

月歌「あれ、不満なの?天音と天然をかけて…」

天音「何回も嫌といっとるだろ!あと由来もわかっとるわ!前も話したの覚えとらんのか!バカか!」

月歌「ごめんごめん、天然ちゃん。」

天音「天然ではない、天音だ!この稀代の魔術師、天音巫呼を何度も馬鹿にしおって…まあ良い、ちょうど今日の薬は茅森、お前にぴったりだ。被験体になるなら許してやろう。」

月歌「え、まじで?なんの薬?」

天音「飲めば、>>3だ。」

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キャンサーになる

月歌「…すまん。もう一回言ってくれ。」

巫呼「飲んだらキャンサーになる。」

月歌「まじで?蟹になるとかじゃなく?」

巫呼「この稀代の魔術師、天音巫呼を疑うのか?」

月歌「…月歌ちゃん、用事思い出しちゃったー、だから今日はこれで…」

巫呼「おい待て、逃げるな。被験者。今まで何度も薬を試してきたが、お主は大丈夫だったじゃろ。」

月歌「いやいや!さすがに今回はパス!いくらなんでも好奇心でいけるライン越えてるって!てか何でそんなもんを!」

巫呼「不死への研究への過程で、人間が別の生物になれる可能性を見つけたまでだ。」

月歌「薬学でできる範疇越えてない?もはや魔術じゃん!すげー!」

巫呼「実際魔術だからな。当然だ。このすごい魔術が完成するには、被験者が必要だ、だから…」

月歌「それは断る。」

巫呼「何でだ!これの効果を見たくないのか!」

月歌「今までとはリスクがさ…」

巫呼「安心しろ、茅森、キャンサーになってもここには戦えるやつはわんさかいる。それに、運が良いお前のことだ、もしかしたらキャンサーじゃなくて、もっと別の生物になれるかもしれんぞ?」

月歌「全然安心できない上に、別生物になった場合失敗したことになるけど良いの?」

巫呼「あ、そうか…」

月歌「もう、天然ちゃんは…」

巫呼「天音だ!…とにかく茅森、持っていけ、結果も報告するんだぞ!」

月歌「ええー…」






月歌(…受け取ってしまった。とんでもないものを…)

月歌(一人じゃ無理だよな、これ飲むの…よし、>>5に同行してもらおう。)

あげ、安価下

月歌(よし、かれりんに見届けてもらおう…かれりんと一緒なら、何があってもなんとかできる気がするからな。飲む場所は…最悪セラフを使うから、アリーナ前かな…)



月歌「なあかれりん。少し…いいか。」

可憐「月歌さん、どうしたの?いつになく真剣な顔だけど。」

月歌「あたしの最期になるかもしれないから…かれりんに見届けて欲しいんだ。」

可憐「最期…?何をやろうとしているの?」

月歌「詳しいことはアリーナで話すから…とにかく来てくれ。」

可憐「う、うん…わかった。心配だから、付き合うよ。」



アリーナ前
月歌「…よし、ついた。」

可憐「そうだね。…それで、月歌さん、何をする気なの?ただの訓練じゃ無さそうだけど…」

月歌「あたしは今から…これを飲む。」

可憐「何か怪しい液体…それは何?」

月歌「飲むと…キャンサーになる。」

可憐「ええ!?ちょっと待って…そんな物、何でわざわざ飲むの?」

月歌「ごもっともだ。でも何か、あたしはやらなきゃいけない、そんな気がするんだ。」

可憐「そんな気がするって…そんな理由で?ダメだよ月歌さん、命の危険もあるのに…わたし、月歌さんが死ぬのは嫌だよ。」

月歌「かれりん…ありがとな。でも、あたしはやる。大丈夫だ。かれりんと一緒なら、あたしはどこまでも強くなれる気がするから。きっと無事に戻ってこれるさ。」

可憐「月歌さん…でも…」

月歌「信じてくれ。あたしを…でももし万が一、あたしがキャンサーになったら…被害が出るまでに、倒してくれ。かれりん…いや、カレンちゃん、やってくれるよな?」

カレンちゃん「ひ…ひひゃ…ひひゃひゃひゃー!もちろんだ!カレンちゃんに任せるが良い!…だが、お前が死んだら朝倉が悲しむぞ?」

月歌「わかってるさ…だから、死なない!いくぜ、あたしは最強!」
ぐびー!





月歌「…ぐっ!?」

可憐「!!月歌さん!?」

月歌「くう…う、うわーー!」

可憐「月歌さん!!」

月歌「……あれ、おさまった。大丈夫みたいだな。見ろかれりん、あたしは無事だぜ!」

可憐「……いや、月歌さん…」

月歌「…あれ、どうしたかれりん。」

可憐「月歌さん…腕が…」

月歌「腕…?わっ!なんだこれ!?」

月歌(自分の腕が、キャンサーの足のような、黒く、尖ったものになっていた。)

月歌「どうしようかれりん!腕だけキャンサーになった!どうしよう!」

可憐「どうしようって言われても…」

月歌「てか腕だけキャンサーになってしまったら色々と不便が…ぐぅっ!」

可憐「月歌さん、今度は…」

月歌「お、お腹がー!」

可憐「お手洗いならあっちだよ!」

月歌「いや、そうなんだけど…この手だからさ…」

可憐「うん。」

月歌「脱いだり色々と…出来ない訳だ…」

可憐「……」

月歌「…助けてくれ、かれりん…かれりんにしか…無理なんだ…」

可憐「……うん、そうだよね。仕方ないよね…」

月歌「すまない…」




月歌「…ふう、いきなりさんざんだぜ…」

可憐「…うん、そうだね。散々だったね…」

月歌「しかしどうするかな。この腕…時間がたてば戻るかな…」

可憐「だと良いけど…」

月歌「…せっかくだし、何か活かせないかな…これ…」

可憐「えっ?うーん…ゲームは出来そうにないもんね…」

月歌「だよな…うーん、よし、かれりん、>>12でもやってみるか。」

あげ、安価下

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