今年はコロナウイルスのせいでパーティーどころじゃない

「去年はゆきのんやヒッキー達とカラオケにいったのにな～」

こんな状況じゃどこかに集まったりなんて出来やしない

それでも誕生日おめでとうと優美子や姫菜、ゆきのんや小町ちゃんにいろはちゃん達

奉仕部を通して知り合った人たちがお祝いの言葉とともにプレゼントを手渡してくれた

でも…ヒッキーは…

ヒッキーからも…欲しいなあ…

「由比ヶ浜」

「ひゃぁー！」

「そんなに驚かなくても」

「どっ、どどどどうしたのヒッキー」

「いや、今日は由比ヶ浜の誕生日だからさ、お祝いのプレゼント渡そうと思って」

「ヒッキー…覚えててくれたんだ」

「いや、まあ去年も祝ったからな」

（小町に念を押されてたからなあ～）

「えへへ…本当にうれしい」

「なあ由比ヶ浜、その…一緒に帰らないか」

（えっ！まさかのヒッキーから帰ろうと誘われるなんて）

「うん！一緒に帰ろう」

そして、あたしとヒッキーは歩き出す

「なあ、由比ヶ浜」

「なあにヒッキー」

「来年は…誕生日ちゃんと祝えるといいな」

「うん、そうだね」

来年も…再来年も…その次も…ちゃんとお祝いしてね、ヒッキー