神「何もないお前に、価値を与えてやろう」 (2)

男「ほ、本当か」

神「せいぜい、頑張るんじゃな」ポワ

男「うおおおおおおおっ体が光ってる」

神「お前に与えた能力、それは…」

男「うんうん」

神「他人の願いを叶える力じゃ」

男「おげええええ。オレの願いじゃなくて?」

神「お前の願いをかなえたところで、お前の価値があるわけではない。叶えたわしが偉いんじゃ」

男「は?」

神「つまり、お前が誰かの願いを叶えることで、お前が偉くなるんじゃ」

男「う。ん」

神「なんじゃ、その苦虫を噛み潰したような顔は」

男「この世界のどこに苦虫を噛み潰したやつがいるんだ」

神「うざいのおお。なら、赤点のテストが返却されたときのお前の顔じゃ」

男「うざあああ。オレの昨日の出来事を晒すの、まじうざああああ」

神「ほれ、はよ夢から覚めて、この能力を活用するんじゃ」ポコポコ

男「杖で叩くな、うぜえええええええ」



母「せっかく起こしてあげたのに誰がうざいですって」

男「ごめん。寝ぼけてた」

母「しかも二回言ったから、思わず頭叩いちゃった」

男「マジで夢だったのかよ」

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