浦安鉄筋家族×ジョジョ3部のクロス物語
これはアヌビス神を拾ったのが春巻だったら?というお話です。
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春巻「お腹すいたちょー……。ここは一体どこちょー?」キョロキョロ
キラッ
春巻「りゃん?何か光ったちょー。食べ物かホイ?」
アヌビス神(ククク……愚かな人間が近づいてきたぜ……)
春巻「まあー!カッコいい刀が落ちてるリャーン!」ウキウキ
アヌビス神(そうだ……おれは素晴らしい刀だ!拾え!拾うんだ!)
春巻「抜いてみるマオ」スラッ
アヌビス神(抜いたな!まずはこの男を乗っ取ってや……)
春巻「武士になった気分だちょー!」ブンッ ボキッ
アヌビス神(あああああああああああああ!いきなり先端を折りやがったこいつーっ!!)
春巻「リャン?先っぽが折れたちょー」キョトン
アヌビス神(ちくしょーっ!さっさとこいつの心を乗っ取ってやるッ!)
春巻「まあいいちょー!カッコいいから拾っていくマオ」スタスタ
アヌビス神(わたしの聞こえるか……?)
春巻「リャン?誰か何か言ったちょー?」キョロキョロ
アヌビス神(おれの名は「アヌビス神」のカード。冥府の神、墓地のしゅ……)
春巻「ちょらぁぁあー!誰も居ないのに声が聞こえるちょみー!幽霊だみゃおー!怖いちょー!」ブンブンッ
アヌビス神(ちょ、おま、お、落ち着け!落ち着けってオイッ!むやみやたらにおれを振り回すんじゃねぇー!)
春巻「あっちいけちょー!」ブンッ ガンッ ボキッ
アヌビス神(あああああああああ!またこいつ先端を折りやがったぁー――っ!!)
春巻「みゃおー!ここから逃げるちょー!」オタタタタタタ
アヌビス神(だぁーッ!逃げるならおれを捨てていけぇーッ!さっさと透過能力使っておくんだったぁぁああーッ!)
―コム・オンボ―
春巻「走り回ってたら変な所についちゃったちょー」キョロキョロ
アヌビス神(くそっ!今度こそ、こいつの心を乗っ取ってジョースタ達に近づかねーと!)
春巻「喉が渇いたちょりそー。あそこの川で水を飲むチェン」
アヌビス神(落ち着け……落ち着くのだ春巻よ……)
春巻「ちょー!あそこで何か売ってるホーイ!でかい川があるマオー!」ウロウロ
アヌビス神(春巻よ……よく聞くのだ……)
春巻「でっかいターバン巻いてる人がいるリャーン!ふねふねー!」チョロチョロ
アヌビス神(だぁぁぁああーッ!おれの話を聞け貴様ぁぁぁあああー――ッ!)
春巻「誰か何か言ったちょー?」キョロキョロ
アヌビス神(おい、今度はビビるなよ?いいなッ!ビビるなよ!?)
春巻「ホイ?」キョトン
ポルナレフ「承太郎のヤツどこへ行った?」キョロキョロ
アヌビス神(お、アレはポルナレフ……!丁度いい獲物がいたぜッ!)
春巻「ぽるなれふ?」
アヌビス神(そうだ。まずはあの煙突のような髪型の男に近づくのだ……!)
春巻「なんだか強そうな人だちょー。怖いちょー!」ブルブル
アヌビス神(大丈夫だ……おまえは剣の達人だ……おまえは誰よりも強い……!)
春巻「誰よりも強い……」
アヌビス神(そうだ……なんでも切れる!)
春巻「わかったちょりそー……!」ギラリ
アヌビス神(ようし、これでこいつの心を乗っ取ったも当然……)
春巻「オレの拳法でやっつけてやるちょー!」スチャッ
アヌビス神(そうだ……わたしを使って殺……え?拳法……?)
春巻「ふっふっふっ……」スタスタ
アヌビス神(え……?だ、大丈夫だよな……?これ、乗っ取れてるよな……?)
ザッザッザッザッザッ……
ポルナレフ「おい。随分と肝っ玉がでかいじゃあねーか……」
春巻「ふっ……」ニヤリ
ポルナレフ「名のりな」
春巻「オレの名は春巻だマオ……!お前を倒す男だリャン……!」ザッ
ポルナレフ「見た目に反して男っぽい敵じゃあねーか。かかってきな。その刀が武器なんだろ?」ザッ
ポ ル ナ レ フ VS バ カ
春巻「ふっ……!はちょぉおおおーっ!」スラッ ジャキィィン
ポルナレフ「……?」
春巻「行くちょりそー」バッ
ポルナレフ(え……?な……なん……?え……?なんだこいつ……何か変とかチャチなレベルじゃあ断じてねえ……)
春巻「はちょぉー―――っ!……リャン?」ボタボタボタ
バ ン ッ
ポルナレフ(構えがド素人だとかいう前に……ナンで刃の方を手で握ってんだよ……!?)
春巻「ぎゃああああー――っ!」ブシュー―ッ
ポルナレフ「えっ?え……?え……?」
アヌビス神(おい!おい!おいぃぃー――ッ!なんで刃の方を握ってんだテメェーッ!逆に難しいだろォー――ッ!!)
春巻「なんと言う素早い剣捌きだちょー……!全く見えなかったマオ……!」ゴクリッ
ポルナレフ「いや、おい、まて……待てぇッ!お前が勝手に自爆したんだろーがコラァッ!」
アヌビス神(敵に同調するとは思わなかったぜ……)
春巻「ふっ……ならばこちらはそれ以上に素早い攻撃をすればいいだけだちょりそー!」スチャッ
ポルナレフ「聞けよ、人の話……」
春巻「はちょぉおおおおおおー―――ッ!」ブンブンブンッ
ポルナレフ「うおッ!こいつ刀をヌンチャクのように振り回してやがる……!」
バキグシャ ボキグシャ
ポルナレフ「……まあおれに全く当たってねーし、刀がどんどん削れてるけど」シラー
アヌビス神(何でまた先端が削れてんだよォオオ!透過能力は!?何でおれの意思で使えないのォ!?)
春巻「ぬううッ……!この攻撃をかわすとは、さすがだチェン……!」グシャボキッ
アヌビス神(頼むゥゥウ!春巻、早く透過能力を使ってくれェェェ!何で自分じゃ使えねーんだよォー――ッ!)
ポルナレフ「いや、だからかわすとか以前に……あっ」
くるくる ブスリッ
春巻「あらきー!」ブシュー
ポルナレフ(欠けた刃の部分が顔面に突き刺さってやがる……。こいつ……ひょっとして……馬鹿……?)
春巻「痛いちょー!誰か破片をとってくれリャーン!!」ジタバタ
ズルッ びたーん
春巻「ひろひこー!」グシャ
ポルナレフ「……」ポカーン
春巻「りゅりゅりゅりゅりゅりゅ~」ガタガタガタ
アヌビス神(や、やったァー―ッ!こいつが転んだ拍子に手から刀が離れたぁぁああー――ッ!)
春巻「ふっ」ペッ
ガシッ
アヌビス神(やめろぉー―ッ!おまえは掴むなぁぁああ!もう掴まなくていい!いいからッ!やめてぇぇぇええええ!!)
春巻「これは刀一つだけでは敵いそうにないリャン……!」
ポルナレフ「いや、そういう問題じゃなくておま……お前……」
春巻「はちょー!」ボキッ
アヌビス神(ああああああー――ッ!おれを真っ二つに折りやがったコイツッ!コイツゥゥウウウ!!)
二 刀 流 バ カ 春 巻
春巻「フフフ……これで二刀流になったチェンッ!」スチャ
ポルナレフ「いや、だから……お前……気づいてねーのか……?」
春巻「ホイ?」キョトン
ポルナレフ「だからよ……刃の部分を握ってるから……血が出てるんだっての……」
春巻「ちょらああああああー――っ!」ブシュー―ッ
ポルナレフ(こ、こいつ……本物だ……!正真正銘……モノホンの……馬鹿だ……!)
春巻「痛いリャーン!」ブンッ ポイッ
くるくるくるー
春巻「ホイ?左の刀が消えたちょー!」キョロキョロ
アヌビス神(オメェーが自分で放り投げたんだよォー――ッ!上を見ろ、上を!!)
春巻「一体どんな技を使ったんだちょー!」ビシッ
ポルナレフ「いや、おま……お前……。マジで言ってんの……?……あっ」
ブスリッ
春巻「じょじょー!」ブシュー―ッ
ポルナレフ(自分で投げた刀が頭に突き刺さってやがる……)
アヌビス神(ああああああああー!もうコイツやだぁぁぁああああああー―――ッ!!)
春巻「痛いちょー!誰か抜いてリャーン!」ドタバタ
ポルナレフ「お、おい……そっちには柱が……あっ」
ぐしゃーん
春巻「ちゃりおっつー!」
ポルナレフ「……」
春巻「痛いちょー……」ボタボタボタ
ポルナレフ「お、おい……大丈夫か……?」
アヌビス神(ポルナレフー――ッ!早くそいつから刀を取り上げてぇぇぇええー――ッ!頼むぅうううううー――ッ!)
春巻「もう嫌だホーイッ!」オタタタタタ
アヌビス神(オレのセリフだ馬鹿野郎ー―――ッ!)
ポルナレフ「あ、テメェッ!逃げるんじゃ……。ま、いっか別に……」
春巻「あいつ強いホーイ!誰か助けてくれちょちょー!!」オタタタタ
アヌビス神(もう俺を捨ててくれぇぇえええー――ッ!頼むから放っておいてくれぇえええー―ッ!)
春巻「こんな刀を拾ったのが間違いだったちょー!」
アヌビス神(お前の存在の方が間違ってんだよバカヤロー――ッ!)
春巻「こんな刀捨ててやるホーイ!」ブンッ ブンッ
ぴゅう~~~~~~
アヌビス神(やったぁー―ッ!ついに捨てられたぁぁあああ!助かったァー―――ッ!)
アヌビス神(頭に刺さった方も捨てられて……これでやっと自由になれるぜぇええええー―――ッ)
アヌビス神(あ……れ……?何か前方に何か見え……あ、川だ)
ぼっちゃ~~~~ん
アヌビス神(ああああああああああああああああああああああああ!!!!)
ブクブク……
ゴボゴボゴボ……
ちん
アヌビス神―再起不能―
―終―
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