里香「私はいつ消えてしまうか分かりませんので、 今ここにこうして認めます。」 (2)

里香「ねえ祐一」 祐一「何里香?」

それはあるちょっと暖かくなってきった春の日の事だった。病院は基本的に退屈だ。だから僕は大抵屋上にいる。

よく夏目さんや谷崎さんがタバコを吸いに屋上に来る時もある。その日は友人が貸してくれたコミックや小説も

あらかた読み終わってしまったのでゲームソフト(これも山西の推薦したクリアしてもうやらなくなったが質は保証するとの事)
で電源を入れカセットを本体に差し替えようとした時だった。
里香が不意に声を掛けてきた。

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