【安価】○○オブザデッド (51)

安価で進むゾンビストーリー
見切り発車、ルールなどガバガバで途中変更するかもですがご容赦ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1612704754

まず主人公決めます

【名前】名前
【性別】男か女か
【年齢】15~18
【職業】高校1年生、2年生、3年生のどれか
【性格】どんな性格か
【好き・嫌い】好きなもの嫌いなもの
【詳細】キャラの生い立ちなどプロフィール
【スキル】アタック・ブレイン・サポートの3種類のうち2つ

スキル説明
・アタックはゾンビと戦えて仲間を庇える
・ブレインは咄嗟の機転を利かせて活路を見いだせる、アクシデント解決に役立つ、武器を発見できる
・サポートは回復アイテム所持ができて回復アイテムを発見できる

何となくでいいので2つ決めてください

下1~5 反転コンマ二桁で一番大きいのを採用 募集が5も無ければその中から選びます

書き忘れ
最初は主人公の通う高校が舞台です、安価下

参加者全然いない…出直すか

安価ありがたい
あと10分くらい待って来なければ決定にします

主人公
【名前】鈴木 正人(すずき まさと)
【性別】男
【年齢】18
【職業】3年生 
【性格】陽気なテンプレ関西人
【好き・嫌い】好きなもの:野球 嫌いなもの高いところ
【詳細】物心ついた時から野球好き 野球部のキャプテン 甲子園出場経験ありのカットボールとフォークが決め球のドラフト1位候補
【スキル】ブレイン・サポート

決定しました
次は今後仲間になりうるキャラの安価を募集します

【名前】名前
【性別】性別
【年齢】高校が舞台なので15以上
【職業】生徒以外の場合は実習生、教師など書いてください
【性格】キャラの性格
【好き・嫌い】好きなものと嫌いなもの
【詳細】キャラの生い立ちなどのプロフィール
【スキル】アタック・ブレイン・サポートの3種類のどれか
※すぐ脱落する可能性あり

下1~ 上のテンプレを使ってお願いします、0時過ぎくらいまで募集します

スキルは一つだけでお願いします

【名前】上原 満(かんばる みつる)
【性別】男
【年齢】33
【職業】教師
【性格】ズボラで無気力、マイペース
【好き・嫌い】好き:ビール 嫌い:仕事
【詳細】隠れて煙草を吸ったり援交で学生に手を出しているダメ教師、顎髭が目立つくたびれた男だが、顔立ちは整っている
生徒とは軽口をたたき合う関係で、威厳はないが割と好かれている
生徒からのあだ名は「ウエハラ」、カンバルだと訂正するのが定例
【スキル】ブレイン

0時になったので募集終わります、ありがとうございます
少しずつ始めていきます

エセ関西弁すみません

鈴木正人(以下正人)「……痛っ……!」

正人(……ん……あれ……? 俺、どうなって……ここは保健室か……?)

正人(痛てて……後頭部にコブできてるわ……)


ドンドンドンドン!!!


正人「!?」

正人「な、なんやうるさいな……! ノックはもっと静かに、」

アアアア… ウウウウウ…

正人「うめき声……? 気味悪い、一体誰……が……」

正人(ちょっと待て。そうか、思い出してきた。授業終わって、部活に行こう思って教室から出たら、わけの分からん奴らに襲われたんや)

正人(というか制服着てたし、うちの生徒やんな? いきなり飛び掛かってきて……振り払ったら後ろにおった男子が標的にされて)

正人(首にカブリ)

正人(そうや、そこから始まったんや。何人もの生徒がノロマな動きで近寄ってきて、次々と俺らに噛みつこうとしてきて)

正人(……現実……?)


ドンドンドンドンドン!!!

アアアア… ウウウウウ…


正人(……間違いない。俺のシャツに血がべっとり付いてる。後ろにおったアイツの首から、思いきり噴き出た血が)

正人(俺は近くのダチと逃げた。襲い掛かってくる奴らを振り払いながら下の階に下りたんや。で、廊下が血まみれになってるのに気づかず、転んで頭ぶつけて……)

正人「!!」

正人「そ、そういやアイツは!? 俺と一緒に逃げたはず!」

友人「……う……」

正人「あ……なんや、そこにおったんか。ひょっとして俺を運んでくれたんか?」

正人「おかげで助かったわ。へへっ、どうや? ドラ1確実と言われた野球部キャプテンの体、重かったやろ?」

正人「なんて、言うてる場合ちゃうな。何なんやアイツら、気が狂ってる! 人の首に噛みついてきよったで!」

正人「のろのろした動きの癖に力が強くて振り払うのがやっと、この俺がやで!」

友人「ううう……」

正人「そうそう! おまけにそんな変なうめき声出して、気味悪いわ! あれやな、まるで映画とかで見る……」

友人「ウウウウウ」

正人「……」

友人「アアアア」

正人「な、なあ? お前いつまで机に突っ伏して……」

友人「アアアアアアア」

正人「……」

正人「……お前、まさか……」

友人「ウウウウウ」

正人「そ、そんな……! じ、冗談やろ? いつもの軽いノリで俺を驚かそうと……」

正人(違う、マジや! アイツらと同じ真っ青な顔! ノロい動きで近づいてくる!!)

友人「アアアアアアアアア!!」ガバッ

正人「おい、正気に戻れ!! なんでこんな……!!」

正人(くっ、ありえん! こいつに力比べで負けたことなんてなかったのに、エグい腕力……!)

友人「アアアアアアアアア」

正人(噛みつかれる!!)

正人「すまん!!」ドンッ

友人「ウウウッ」

正人(に、逃げな……保健室を出て、)


ドンドンドンドンッ!!!


正人(ぐっ、そうや! さっきからうるさいこの音、アイツらがドアを壊そうとしてる音か! くそ、どうすれば!!)


バンッ!!


正人「なっ!? ドアが壊れっ……!!」


アアアアアアアアア ウウウウウウウウ


正人「うわああああああああッ」

【探索パート開始】

【★】=■=□=□=☆=☆=☆=□=■=◎=□=□=□=■=■=◇

★:現在地 □:会話マス ■:ゾンビマス ◎:休憩マス !:ハプニングマス ×:アクシデントマス ☆:出会いマス ◇:分岐マス

『ゾンビのアタックパーセンテージ:30%』『ストレス:10%』


探索パート開始します、必ず1マスずつ進む双六みたいなものです
色々複雑ですが説明は進めながらやっていきます

★が主人公の現在地で、次は■に進みます。■はゾンビマスといってゾンビと戦うことになります
戦うといってもコンマとコンマの比較で勝ち負けを判断するだけです

【ゾンビマス】

正人「うわああああああああッ」

正人に何人もの生徒が押し寄せてくる。思わず尻餅をついてしまった正人は震える手足を必死に動かして、四つん這いで生徒たちの脚の間を潜り抜けていく。服を掴まれようがとにかくあがいて出入口へ。

「アアアアアアアアッ」

正人「うわあ!! 離せ!!」

一人の生徒が重くのしかかってきた。大きく口を開けて首に噛みつこうとしてくるそいつの髪を鷲掴み抵抗する正人。


※『ゾンビのアタックパーセンテージ』という項目がありますが、これはゾンビの戦闘力みたいなものです
反転コンマ二桁判定をして上回れば回避することができます、ちなみに一度のゾンビマスにつき2度の判定があります


下1 反転コンマ二桁が30以上なら回避成功

さすがに一回失敗で死ぬ鬼難易度だとまともに進まない
一応ライフあります、5回失敗したら脱落します

アタックキャラがいればこっちのパーセンテージに10%を上乗せできます

【コンマ:19 失敗】

正人「こっのおおおおおおおッ!!」

正人は渾身の力を振り絞り、無理やり生徒を引き剥がして脱出を試みる。だがすぐ目の前には自分と同じように四つん這いで襲い掛かる女子生徒の姿。

「アアアアアアアッ」

正人「マジかよ……!!」

女子生徒が飛びついてきて正人に馬乗りになる。相手が気狂いしていなければスケベ心が働く展開だったろうが、正人は必死に抗った。


下1 反転コンマ二桁が30以上なら回避成功

16だった安価下

【コンマ:13 失敗】

甲子園に行くため、プロ入りするために鍛え上げた筋力を存分に発揮する。やっとのことで女子生徒を振り払った正人は命からがら保健室から脱出することができた。

正人「はあっはあっ畜生……!」

しかし体力は確実に消耗している。休む間もなく血痕だらけの廊下を走り抜ける。今度は滑らないように気をつけながら、周囲を警戒して外を目指す。
こんな奇人だらけの学校にはいられない、外に出て逃げるべきだと正人は決意した。

【ゾンビマス終了】

遅いし今日はこの辺で
主人公すでにヤバい、キツくしすぎたか

【進行度】

【スタート】=★=□=□=☆=☆=☆=□=■=◎=□=□=□=■=■=◇

★:現在地 □:会話マス ■:ゾンビマス ◎:休憩マス !:ハプニングマス ×:アクシデントマス ☆:出会いマス ◇:分岐マス

『ゾンビのアタックパーセンテージ:30%』『ストレス:11%』


1マスごとに進んでいくから次は会話マス
ストレスが11%になってますが1マス進むと1%上昇します。高くなるほど仲間内でギスギスして100%になるとマズいことが起きます
ストレスは他にも会話マスやアクシデントマスでも上昇する場合があります


【会話マス】

正人「うわ」

あることに気づいて脚を止める。正人の視線の先にはノロい動きの生徒たちが所狭しと集まって徘徊している。これでは脱出ができない。

正人(くっそー、どないしよう……!)

柱に身を隠して考える。この廊下を真っすぐいけば玄関にたどり着けるのに、それが難しいとなるとどうすればいいのか。
ふと窓に目を向けた。そうだ、ここから外に出ればいい。思いつくと同時に慌てて窓ガラスに貼り付く。

正人(……マジか……)

いいアイデアだと思ったのだが、外の様子を確認して望みは無残に打ち砕かれる。なんということか、庭にもノロい動きの生徒が徘徊していた。
こうも数が多いと振り払う前に捕まって噛みつかれるのがオチである。正人はがっくり肩を落とす。

外に出る手段はあるのだろうか。というかこいつらは一体何なのか。何が原因でこうなってしまったのか。思考を張り巡らすほど糸が絡みごちゃごちゃになる。
正人の口から吐息が漏れる。

【選択肢】
1:(疲れたな……)
2:(いや、落ち込んでる場合ちゃう)
3:(こうなればヤケクソや。窓をぶち破ろう)

下2 選択次第でストレスゲージが増えたり減ったりします

選択肢?
物を投げて窓割って、その音で敵を引き付けるとかはできない?

>>31
話の進み方的にそういう感じじゃないんだ…でもそっちのがいいのかな、いきなり突破できる可能性あったりしたほうが

申し訳ない、せっかく安価とか考えてもらったけどやっぱり出直していいですか?
すごろくとゾンビ脱出合わない気がしてきた

え?視覚で分かりやすいし進行する側としても管理しやすい、悪くないシステムだと思ったが

>>35
決まったマス数を乗り越えて耐え抜けばゴールか、その時その時で選択肢を選んで確率次第では突破できるしゴールしたりできるのか
どっちかというと後者のが合ってるかな?と思った

一応テスト兼ねて作ったシステムだし最後までいくか…もらった安価キャラすごく動かしたいし

【選択肢:1】

正人(疲れたな……)

いくつかの問題を同時に頭に並べるものではない。今考えるのはたったひとつでいい。どうやって外へ出るか、だ。

正人(そうや! 窓を割ってコイツら引きつけるか!)

数は多いが上手くいけば一か所に集中して、別の窓から脱出できるかもしれない。ずっとここにいると目立つ、迷っている暇はない。
周りを見渡すとガラスを割るのにちょうどよさそうなものを発見する。掃除用具の入ったロッカー。中からモップを取り出すと正人はバットを扱うように、

正人「ふッ」

窓目掛けてスイングした。物の見事にガラスが大きく音を立てて割れる。

「アアアア」

「ウウウウウ」

正人(よしっ!)

外の生徒たちがぞろぞろと割れた窓へ近寄ってくる。腰を屈めて身を隠しながら、正人は急いで十数メートル離れた位置にある窓へ向かう。
もう少しで脱出できる。外に出たら警察と救急車を呼ばなければ。スマホがあれば今ここで連絡できるのだが、鞄は保健室に置いてきてしまった。

正人(さて、外の様子は……と)

目的の位置までやって来るとすかさず窓の向こうを観察する。

正人「…………」

言葉を失ってしまう。どうやらさっきの音は予想を上回る数の生徒たちを引きつけてしまったらしい。突破口が見当たらないほどうじゃうじゃいる。

仕方なく、正人は別の手段を考えることにした。

【ストレス:なし 11%】

現在地を間違ってたから修正

【進行度】

【スタート】=■=□=★=☆=☆=☆=□=■=◎=□=□=□=■=■=◇

★:現在地 □:会話マス ■:ゾンビマス ◎:休憩マス !:ハプニングマス ×:アクシデントマス ☆:出会いマス ◇:分岐マス

『ゾンビのアタックパーセンテージ:30%』『ストレス:12%』


【会話マス】

どうやらさっきの音で校内にいる生徒も引きつけてしまったようだ。何人もの生徒たちが呻きながら廊下でよろめいている。

正人(しばらくここにいるか)

ドアを背にして腰を落ち着ける。1年生の教室。かつて自分も、ちょうどこの教室で授業を受けた記憶がある。

正人(……誰もおらんな)

列が酷く乱れた机。中にはひっくり返っているものもある。置きっぱなしになっている鞄の数々に、床に散乱している教科書や筆箱。
極めつけはいたるところに付着している血痕。全て、ここで何が起きたのかを物語っている。

正人「……」

みんな自分と同じように襲われて逃げたのだろう。ここならば多少は落ち着いて考え事ができる。
一体この学校で何が起きた? なぜアイツらは俺たちを襲う? 間違いなく正気じゃない、なにかの病気か。

正人(俺以外にまともな奴は……)

いないのだろうか。見たところかなりの数の生徒たちが顔を真っ青にして、自分についた噛み跡を気にせず動き回っている。中には重傷の奴もいた。
この学校は生徒の数が多いことで有名だ。流石にそれら全てがああなったとは言い難い。

正人(どこかに隠れてるか、逃げたか)

逃げた奴がいるのなら必ず助けを呼んでくれるはず。正人の中に大きな希望が芽生える。このままここにいても助かるかもしれない。無理に逃げる必要はないかもしれない。

それならば、

【選択肢】
1:大人しくここにいよう
2:もっと安全な場所を探そう
3:こんな場所にはいられない、逃げ道を探そう

下1 選択次第でストレスゲージが増減

【選択肢:2】

もっと安全な場所を探そう。アイツらが入れないような場所に行こう。しかしそれはどこだ? 鍵が無くてもドアをロックできる場所などあっただろうか。
鍵さえあれば、どの部屋にも鍵をかけられる。危険な奴らから身を守れる確率がぐっと上がる。つまり目指すべきは職員室か?

ドンドンドンドンッ

正人「!!」

背を預けていたドアが激しく叩かれる。正人は咄嗟にドアが開かないよう押さえつける。

「アアアア」

「アアアア」

正人「アイツら、なんで急にここを……!!」

おかしくなった生徒たちにも意識はあるのだろうか。正人がいる気配を察知してドアを破ろうとしたのか。それとも偶然か。
そんなことどうでもいい。入ってこられてはマズい。

正人「あ、あかん! 力が、強すぎるっ……!」

正人と張り合うほどの力を持った生徒たちが、こぞってドアを壊そうとしている。長くは持たない。
こうなればここから逃げるしかない、目的地は逃げながら決めよう。正人は覚悟を決めてドアから手を離した。

【ストレス:なし 12%】

【進行度】

【スタート】=■=□=□=★=☆=☆=□=■=◎=□=□=□=■=■=◇

★:現在地 □:会話マス ■:ゾンビマス ◎:休憩マス !:ハプニングマス ×:アクシデントマス ☆:出会いマス ◇:分岐マス

『ゾンビのアタックパーセンテージ:30%』『ストレス:13%』


【出会いマス】

「アアアアアア」

正人「はあっはあっはあっ!」

数多くの生徒たちに追われている正人は進路に危険な奴はいないか確認しながら逃げ回っていた。
いつまでもこのままというわけにはいかない。どこかやり過ごせる場所を探さなければ。

???「おい、こっちだ!」

正人「!!」

その時、突き当りの陰から誰かが身を乗り出して手招きしていることに気づいた。

???「早く来い! 喰われるぞ!」

遠目だが血色のいい肌をしていて、はっきり意識を持ってこっちに話しかけている。自分と同じ正常な人間らしい。
正人は脇目もふらず自分と同じ制服を着ている男子生徒のもとへ急いだ。やがて角を曲がると男子生徒はすぐ傍のドアが開いている部屋へ入っていく。

???「この中でやり過ごすんだ」

言われるがまま正人も部屋に入る。それを確認すると男子生徒はぴしゃりとドアを閉めて身を屈め、置物のように固まる。
正人も倣うようにじっとする。そのうち、追いかけてきた生徒たちがドタドタ騒がしい足音を立てて部屋の前を通過していった。

正人「ふぅ……行ったか」

???「危なかったな」

正人「ああ、でもおかげで助かったわ」

正人は息を整えながら、立ち上がった男子生徒にお礼を言った。

槙原 聖也(まきばら せいや)。この高校に通う生徒で彼を知らない者はいない。成績は常に上位、容姿も良く人望が厚い生徒会長。

正人「おおきに」

聖也「気にしないでくれ、鈴木正人君。生徒を見捨てる生徒会長なんていないよ」

少し垂れた前髪をかき上げて聖也は微笑む。ナルシストの気があることを知っている正人は苦笑する。

正人「……!」

ふと背後に気配を感じて振り向いた。そこには二名の人物がいて正人を見つめていた。

【槙原 聖也(まきばら せいや)が仲間になりました】

出会うメンバーはサイコロで決めてます


【出会いマス】

???「無事でよかったよ」

正人「ご、ごんさん?」

正人は目を見開いた。椅子に腰かけていた男はジャージ姿という動きやすい服装をしており、朗らかな笑顔で正人を迎えた。
黒反田 権(くろたんだ ごん)。この高校の校長を務めている男で放任主義をモットーにしている。しかし責任感は強いため教師や生徒から慕われている。

権「はは、まったく。うちの生徒はどうしても私を校長と呼ばないねぇ」

正人「あっ、すいません」

権「いいんだ。それより怪我はないかな? 奴らに噛みつかれたりは?」

正人「大丈夫です」

権「何よりだ」

大きく頷いてまた朗らかな笑顔を見せる。正人は何故この人はジャージを着てるのだろうと疑問に思っていたが、

権「ああ、この格好か。土いじりをしていた最中でね。スーツを汚すわけにはいかんだろう」

正人「は、はあ」

聞かずとも答えを得られた。

【黒反田 権(くろたんだ ごん)が仲間になりました】


【出会いマス】

???「……」

正人「君は?」

???「あ……えっと」

部屋の隅でじっとしていた女子生徒に声をかけると、ゆっくりとした動きで頭を下げる。

???「初めまして。1年生の春町 佳花(はるまち よしか)といいます。よろしくお願いします」

律儀な自己紹介をされる。顔を上げた彼女の瞳は眠たげで、幼い顔立ちをしている。
可愛い子だな、などと思いつつ正人はつられて自己紹介することにした。

正人「どうも、3年の鈴木正人です」

佳花「知ってます」

正人「え?」

佳花「鈴木先輩、とても有名なので。1年生の女子がよく話してます。カッコいいって」

にこりと笑うその顔はタンポポの花を彷彿させた。見惚れていると、聖也が間に割って入ってくる。

聖也「俺はどうかな」

佳花「?」

聖也「1年生で噂されてるよね。知らない生徒はいないだろ」

佳花「はい、槙原先輩もよく話題になってます」

その言葉を耳にして聖也は何度も頷く。どうでもいいことで張り合うなと正人は密かに思った。

【春町 佳花(はるまち よしか)が仲間になりました】

今回はこの辺で終わります

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