正月。
僕は特にすることもなく、家でテレビを見ながらのんびり過ごしていた。
『おとっつぁん! 今日はあたい良い子にしてるだろ!』
『良い子だな』
『良い子だからなんか買ってぇー!』
『始まったよ……おめぇ、あれ買ってこれ買ってって言わねぇって約束したろ!』
チューナー「ははは」
prrrrrrrrr……
チューナー「ん? 電話だ」
チューナー「誰からだろう……亜里砂先輩からだ」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira156976.png
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1546340709
ピッ
亜里砂『Bonjour♪ チューナー』
チューナー「あけましておめでとうございます。亜里砂先輩」
チューナー「どうか、しましたか?」
亜里砂『チューナー。キミは今、どこで何をしてるんデスカ?』
チューナー「えっ……家でテレビ観てますけど……」
亜里砂『ちょうど良いデスネ。 今から東奏駅に来てくだサイ』
チューナー「い、今からですか?」
亜里砂『キンキュージタイというやつデス。 10分以内でお願いシマス』
チューナー「えぇっ!? そんな急には……」
亜里砂『出来ないんデスカ?』
チューナー「が……頑張ります……」
亜里砂『では、待ってマス♪』
ガチャッ
チューナー「はぁ……」
チューナー「こ、こうしちゃいられない! 急いで準備しないと!」
チューナー「ホニャは……コタツで丸くなってるし、置いていこう!」
ー20分後ー
亜里砂「遅いデス! どれだけ待ったと思っているんデスカ!?」
チューナー「ハァ……ハァ……す……すみません……」
亜里砂「まったく……チューナーはワタシの騎士失格デスネ……」
チューナー「それで……緊急の用というのは……?」
亜里砂「そうデシタ。チューナー。ワタシは今、とても退屈しています」
チューナー「はぁ……」
亜里砂「なので、特別にワタシをエスコートする許可をしマス。精一杯ワタシを楽しませてくだサイ♪」
チューナー「……えっと、緊急の用ってそれですか……?」
亜里砂「……?」キョトン
亜里砂「他に何があるというんデス?」
チューナー「……帰っても?」
亜里砂「何か言いマシタカ?」
チューナー「いえ……光栄です。頑張ります……」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません