穂乃果「はあ…」絵里「あら、どうしたの?」 (11)

穂乃果「いや…なんでもないよ」

絵里「これ見よがしにため息ついて何言ってるのよ」

穂乃果「はあ…絵里ちゃんは凄いね。ロシアの生活が長いのにこれ見よがしなんて言葉出てくるもんかね。本当にロシア人?」

絵里「ハーフだけど」

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穂乃果「クウォーターでしょ?何?ボケたの?」

絵里「先に穂乃果から仕掛けたんじゃない」

穂乃果「そう。まあ、良いけどさ」

絵里「で?ため息の原因はなんなの?」

穂乃果「絵里ちゃんに言ってもなぁ」

絵里「何よそれ?」

穂乃果「多分絵里ちゃんには分からない悩みだよ」

絵里「そんな事ないわよ。話すだけでも楽になるかもしれないし」

穂乃果「はあ…絵里ちゃんは良い人だねぇ。私も絵里ちゃんみたいないい女になりたかったよ」

絵里「いい女って…」

穂乃果「いやね、今朝顔を洗ってる時にふと鏡を見たらさおでこにニキビが出来ててさ」

絵里「なあに?もしかして、ニキビで悩んでたの?穂乃果も女の子ね」

穂乃果「違うよ。ニキビが出来てるからまじまじと自分の顔を見てたんだよ。そしたら…気がついちゃったんだよ」

絵里「気がついた?」

穂乃果「私って言う程可愛くないんじゃって」

絵里「はあ…そんな事?」

穂乃果「そんな事って…美人には分からない悩みなんだよ!」

絵里「大丈夫よ。穂乃果は可愛いから」

穂乃果「それ!それだよ!それ!」

絵里「え?」

穂乃果「子供の頃からお店に来る人に可愛い可愛いって言われてそれを間に受けて育って来たからさ。内心、自分の事可愛いんじゃないかって思って生きて来たんだよ」

絵里「別に…本気で言ってるんじゃないの?」

穂乃果「違うんだよ。あの人達の可愛いって孫に対する可愛いと一緒なんだよ。美少女で可愛いって事ではないんだよ」

絵里「いや…ん~…穂乃果は愛嬌あるし。見積もりが高すぎたんじゃないの?どれくらい自分の事を可愛いと思ってたの?」

穂乃果「ぶっちゃけ1000年に1人くらいの…」

絵里「なるほど。…ちょっと見積もりが高いわね。そんな人は中々いないから」

穂乃果「いや…絵里ちゃんは橋本環奈レベルだと思うよ?」

絵里「そ、そう?」

穂乃果「うん。って言うか自分でも分かってるでしょ?自分が美人だって」

絵里「いや…そんな…」

穂乃果「謙遜はいいって。海未ちゃん真姫ちゃん絵里ちゃんってのはμ'sのバース掛布岡田な訳じゃん?」

絵里「また分かりにくい例えを…まだ生まれてないでしょう」

穂乃果「そんな海未ちゃんと別方向にと言うかある意味μ'sの中でエース級の女の子のことりちゃんに挟まれて当たり前の様に自分も可愛いと思って…はあ…私はなんてアホなんだろう」

絵里「うん。アホって所は否定しない」

穂乃果「否定しようよ!」

絵里「まあ冗談は半分にしておいて」

穂乃果「全部にしよう。アホは全部冗談にしよう」

絵里「穂乃果は可愛いって!自信持ちなさいよ」

穂乃果「本当?」

絵里「ホント!私が保証するわ」

穂乃果「そっかぁ。じゃあ、私は美少女だって自信持って良いんだね?」

絵里「いや…だから…自信を持てとは言ったけど…」

穂乃果「言った!確かに言った!」

絵里「極端過ぎるのよ」

穂乃果「極端…え?美少女ではないって事?」

絵里「そうは言ってないけど。ちょっとね、飛躍し過ぎるのは。1000年に1人ではないからね?」

穂乃果「じゃあ、何年に1人くらいなの?」

絵里「……4、5年」

穂乃果「4、5年!?300分の1じゃん…」

絵里「何をどう計算したらそうなるのか分からないけど…。まあ…ほら?数年に一度の時点でそこそこ何だから」

穂乃果「じゃあ、絵里ちゃんは何年に1人なの?」

絵里「え?私?」

穂乃果「そう。絵里ちゃん」

絵里「私は別に…1年に」

穂乃果「ダメだよ。それはダメ。真面目に」

絵里「50年に一人くらい…」

穂乃果「やっぱり自分の事美人だと思ってるんだ」

絵里「言わせたんじゃない」

穂乃果「でも思ってるんでしょ?」

絵里「いや…」

穂乃果「本音で!」

絵里「思ってるわよ!えーそうよ。私は美人よ!美人でスタイルも良いわよ!50年に1人ってのもまだ遠慮して言ってるわよ!橋本環奈にだって負けてないと思ってるから!」

穂乃果「ほら見たことか!やっぱり思ってるんじゃん。そんな人に私の気持ちなんて分かるわけないよ。薔薇にタンポポの気持ちなんて分かる訳ないんだよ」

絵里「あなたねぇ…良い加減にしなさい!!そうやって卑屈になって慰めて貰いたいの?穂乃果は可哀想ねって言って貰えれば満足?」

穂乃果「そんな事は…」

絵里「くだらない事言ってないであなたは胸を張ってればいいの!あなたは私達のリーダーなんだから」

穂乃果「絵里ちゃん…」

絵里「分かった?あなたがそんなんじゃ私達は誰について行けば良いの?」

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