【オクトパストラベラー】トレサ「私が伝説の商人になった理由」 (13)

キャラ崩壊注意

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トレサ「大人な女性ってのに憧れる」

アーフェン「どーした?急に」

トレサ「ハンイットさんもプリムロゼさんもオフィーリアさんも、なんかオトナって感じがしていいなーって」

アーフェン「オフィーリアならお前と大して歳変わらないだろ」

トレサ「歳に差がないのに、なんかすっごい差が有る気がするのが問題というか」

アーフェン「あー・・・。でもなんで俺にそんな話をしに来たんだ?」

トレサ「男目線でどうなのかなーって思って。オルベリクさんは朴念仁っぽいし、テリオンさんはムッツリスケベっぽいし、無自覚天然タラシ学者は問題外だし・・・」

アーフェン「ひでぇ言われようだな・・・」

トレサ「で、この際童貞くさいけどアーフェンでもいいか、みたいな」

アーフェン「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわっ!!」

トレサ「ムキになって否定するのが怪しい・・・。ま、それはともかく、大人な女性になるのってどうしたらいいんだろ?」

アーフェン「大人な女性、ねぇ」

トレサ「あたしってやっぱり子供っぽいかな?」

アーフェン「う~ん、子供っぽい・・・っつーか」

トレサ「つーか?」

アーフェン「『まいどっ!』とか、敵を倒したときの腰に手をあててふんぞり返るポーズとか、傭兵呼んだときの『お金に糸目はつけないわっ!』とか・・・」

トレサ「?」

アーフェン「大人な女性を通り越して、市場のおばちゃんっぽいんだよなぁ、お前の場合」

トレサ「んなぁっ!!だぁれがおばちゃんよ!」

アーフェン「商人としては活気があっていいのかもしれんが、大人の女性っつーと物静かで落ち着いてるもんだろ?」

トレサ「うぐっ、・・・た、確かに、三人とも落ち着きがあるもんね~」

アーフェン「オフィーリアとか落ち着いてるよな。まぁ神官だってのもあるだろうけど」

トレサ「そっか~、あたしとの違いはそれか~」

アーフェン(それだけでは無いと思うが・・・)

トレサ「男の人ってオフィーリアさんみたいなタイプ好きそうだよね」

アーフェン「まあな、清楚で可憐、おまけに優しくて面倒見が良いと来てるからな。包容力があるっつーか」

トレサ「胸か、胸でしょ、やっぱ胸なのね!」

アーフェン「んなこたぁ言ってねぇ!・・・いや、まぁ、あれは確かに、その・・・うん」

トレサ「やはり胸、かぁ」

トレサ「・・・」ペタペタ…

トレサ「ま、その事は置いとくとして」

アーフェン(・・・置いとくのか)

トレサ「あたしとしてはハンイットさんみたいなタイプに憧れるなぁ~。クールで理知的、みたいな?」

アーフェン「それでいて奥に熱いものを秘めてるって感じがな。憧れるっての、分かるぜ」

トレサ「でも大人の色気っていうとやっぱプリムロゼさんよね」

アーフェン「まぁ踊り子だしな。でも、その華やかな見た目と、悲壮な決意を秘めた表情とのギャップがまた魅力的というか・・・」

トレサ「・・・そんなこと言って、アーフェンいっつもプリムロゼさんの脚ばっかり見てるじゃん」

アーフェン「な、ななな何を言い出すんだいきなり!?!そ、そそそんなことは無いz

トレサ「いや、バレバレだし。プリムロゼさんも『別に見たっていいけど、バレてないと思ってチラチラ見てくる感じがすごく童貞っぽい』とか言ってたし」

アーフェン「」

トレサ「他の男性陣が見ないから余計目立つんだろうけど」

アーフェン「・・・・・・見ないのか?」

トレサ「オルベリクさんは紳士だし」

アーフェン「それは分かる」

トレサ「テリオンさんも全然見ないわね。まぁあの人の場合、その辺がムッツリスケベっぽいんだけど」

アーフェン「見なきゃ見ないでこんな事言われんのかよ・・・」

トレサ「無自覚クソ天然タラシ学問バカは無自覚クソ天然タラシ学問バカだし・・・」

アーフェン「お前、サイラスとなんかあったのか!!?」

トレサ「あ、そうだ。無自覚クソ天然タラシ学問バカといえば・・・」

アーフェン「その呼び方やめてやれ」

トレサ「ちょっと前に女子四人で話してる時、『あいつホ○じゃね?ww』って言ったらね」

アーフェン「たとえ思ってても言うなぁっ!!そんな事!!」

トレサ「オフィーリアさんがすんごい食い付いてきてね」

アーフェン「・・・は?」

トレサ「美形でモテるのに女に興味無い感じがすっごく妄想が捗るとかって言い出して」

アーフェン「はぁっ!?ちょ、ちょ、えっ!?オフィーリアが?いや、・・・えぇっ???」

トレサ「本気で分かんなかったっぽいハンイットさんが『どういう事だ?』って聞いたら、嬉々として懇切丁寧に説明しだして。めっちゃ早口で」

アーフェン「マジか・・・おい」

トレサ「ハンイットさんドン引きしてた」

アーフェン「そら引くわ。・・・最近あの二人なんか距離あると思ってたらそのせいか」

トレサ「ちなみに[サイ×アー]か[アー×サイ]かで悩むって言ってた」

アーフェン「おい待て俺もかよ!!!」

トレサ「あ、でもね。ほら、最近テリオンさんバトルジョブを踊り子にしたじゃん」

アーフェン「ああ、スキル的に盗賊と相性良いとか言ってな。あんな無愛想な踊り子も居ねぇと思うが」

トレサ「あの格好を見てなんかビビッときたみたいで、『[サイ×テリ]キタ━(゚∀゚)━!!』ってリアナさんへの手紙に書いてたよ」

アーフェン「故郷の親友宛に何書いてんだよ!」

トレサ「リアナさんからは『アーフェン総受け本キボンヌ┌(┌^o^)┐』って手紙来てたみたいだけど」

アーフェン「あっちも同類かっ!!ってかなんだ本て?」

トレサ「オフィーリアさんが妄想を書きつらねたBL小説が、フレイムグレースの女性神官の間で回し読みされてるとかって」

アーフェン「『教会の腐敗』が別次元過ぎるっ!!」

トレサ「あと・・・」

アーフェン「もういい!この話題はよせっ!話を戻すぞ」

トレサ「えーっと・・・なんだっけ?」

アーフェン「お前が大人な女性に憧れるって話だろっ!!」

トレサ「あ、そうだった。アーフェンは?誰か憧れる人とか・・・・・・って、そっか、居るんだっけ、例の恩人さん」

アーフェン「おうっ!・・・でもそうだな、オルベリクの旦那にもちょっと憧れるかな」

トレサ「オルベリクさん?」

アーフェン「なんつってもあの強さだよな、鍛え上げられた体から繰り出される剣の一撃は、まさに剛剣の名にふさわしいっつーか」

トレサ「ふむふむ」

アーフェン「それにいざって時には皆を守る楯として、敵の攻撃を受けてくれるだろ?あれグッとくるっつーか・・・なかなか出来る事じゃないぜ」

トレサ「うんうん」

アーフェン「旦那に守ってもらってばかりで、俺にできんのは薬で傷を癒すこと位なのが情けねぇがな」

トレサ「なるほどなるほど。つまり、オルベリクさんの鍛え上げられた体にグッときて、癒してあげたい。ってことね!」

アーフェン「んっ???」

トレサ「しかもオルベリクさんが受け・・・つまりこんな感じ・・・

オルベリク『なんとか片付いたようだな・・・うっ』

アーフェン『大丈夫か?旦那。これを使いな』

オルベリク『すまんな、助かる』

アーフェン『なぁに、いつも守ってもらってんのは俺の方だ、傷を癒すくらいさせてくれ』

オルベリク『フッ、お前の薬にはいつも助けられているからな、俺の方こそ頼りにしている』

アーフェン『・・・・・・でもよ、出来れば心も癒せたらって、そう・・・想ってるんだぜ・・・』

オルベリク『・・・アーフェン////』

アーフェン『旦那////』

・・・みたいな!!」

アーフェン「お前・・・!!感染してんじゃねぇかぁぁっっ!!!」

トレサ「う~ん、でもこれじゃイマイチ受け感が無いわね。そうなると・・・

アーフェン『こいつを使いな』

オルベリク『すまんな』ゴクッ

オルベリク『ふう。・・・ん?なんだ?急に眠気が』

アーフェン『・・・すまねぇな、旦那』

オルベリク『アーフェン、お前、まさか!』

アーフェン『あんたが悪いんだ、いつまでたっても俺の気持ちに気付いてくれねぇから・・・』

オルベリク『くっ、よせ!』

アーフェン『大丈夫、すぐに“目覚める”さ』

オルベリク『アッー!』

・・・って感じね!!」

アーフェン「ダメだ・・・・・・つける薬がねえ!!」

トレサ「あぁっ、せっかく思い付いたこの話、誰かに伝えたいっ!」

アーフェン「おいやめろ」

トレサ「やはり本にして出版・・・」

アーフェン「ほんとやめろ!」

トレサ「・・・はっ!そうか!同じように趣味で話を書いてる人同士が、お互いに売り買い出来るような場を作れば良いんだ!!これは・・・商売と薔薇の匂いがするっ!!」

アーフェン「変なもん嗅ぎ当てんな!」

トレサ「早速オフィーリアさんとプリムロゼさんにも話を書いてもらわないと!」

アーフェン「もう一人感染者居たぁっ!!」

トレサ「あ、ちなみにプリムロゼさんは[アー×テリ]推しね。『熱血バカとクール系ぼっちの組み合わせはベタだけど萌える』だって」

アーフェン「頼むからいちいち俺絡めんのほんとやめてぇ!!」

トレサ「よぉし、やるぞぉ!良い風吹いてるっ♪」


──こうして開催されたオルステラ初の同人誌即売会は大成功を収め、トレサは伝説の商人として歴史にその名を刻んだ──

ーーendーー

以上になります

トレサがアーフェンだけ呼びすてなのをみて、この二人たしかに気が合いそうだよなぁ・・・と思って書き始めた・・・のだが、



なんでこうなった

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