思えば…
彼女との出会いは、本屋に置いてある週刊プレイボーイの表紙だった。
東堂「む?なんだ…この女は…」
その表紙に写る彼女はケツはまだまだだったが、高身長で健康そうなスタイル…
なかなかに俺のタイプだった。
俺はその女に釘付けになっていた。
東堂「こんな…こんな女優が日本にはまだ存在していたのか!」プルプル
東堂「こいつはいずれ日本を代表する名女優になる!!」
※芝居ではなくスタイルを見て言っています。
スタスタスタ…
東堂「1冊ください」
店員「はい、ありがとうございまーす」
ーーー以下、東堂の妄想
東堂「なあ、マイベストフレンド。俺また気になる女が出来ちまったよ…」
虎杖「またかよ!ったくお前って奴はタイプの女にすぐみとれちまうんだからよ~」アハハ
東堂「俺って最低な奴かな。あの子にフラれたばっかりだってのに…」
虎杖「いいじゃねぇか。お前はいつだって本気だ。今回だって本気の気持ちなんだろ?」
東堂「!!」
虎杖「人を好きになるのは良いことだ。何も悪くなんかねぇよ」
虎杖「俺はいつでも話聞いてやるよ、東堂」
東堂「い…虎杖ぃ…っ!」ブワッ
東堂「マイベストフレンド!!」ガシィッ!
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ーーー以下、現実
『消防庁のポスターに写る夜凪景』
東堂「…」ジイイィィィッ
東堂「夜凪景…消防庁のポスターにまで進出して、俺も鼻が高いぞ……」シミジミ
東堂「1枚欲しい。だがしかし、盗みなどダメだ…あくまで善良なファンの一人で居なければならんのだ」
夜凪「あのおっきい人またポスターの前で立ってブツブツ言ってる…」
ルイ「お姉ちゃんこっちこっちー!」
レイ「早くー!」
夜凪「はーいっ」タッタッタ
東堂「夜凪…俺は、お前と…」
東堂「握手がしたい!!」ドォンッ
東堂「今どこで何をしているのだ…夜凪景…!!」
※後ろに居ます
夜凪「あっ、今夜カレーなのにルー買ってなかったわ!」
東堂「夜凪景は握手会などはしていない…ならば直接会って『わあ!僕ファンなんです!握手してもらってもいいですか!?』みたいな感じで行けば…」
東堂「む?あれは…」
『スタジオ大黒天』
東堂「夜凪景の所属事務所!!」
東堂「なんということだ…彼女にどこかで会えないかと街を放浪していたらこんな場所に辿り着くとは…」
東堂「これが…運命というやつか!!」
ピンポーン
東堂「…」
ガチャッ
黒山「はいはい、大黒天ですが…」ポリポリ
東堂「あの、わたくし、夜凪景さんの大ファンでして!!」
黒山「は?」
東堂「あの…夜凪景さんと……」
東堂「握手させてください!!」
黒山「…」
黒山「すみません、現在うちの夜凪景は異性との交際は御断りさせて頂いております」バタンッ
東堂「ち、ちっがーうっ!!!」
東堂「そんなんじゃないんだ!俺はただ、純粋に、握手がしたいだけなんだああぁっ!!!」
雪「あの…外から何かおっきな声が聞こえますけど?」
黒山「気にするな、ただ間違い訪問だ」
雪「何ですかその間違い電話みたいなの」
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