【安価】怪異々譚【コンマ】 (38)

大地から瘴気が漏れ出した。

このガス状の瘴気を吸う者は凶暴化し、人々を襲う怪物と成り果てる。

その姿はさながら鬼であり、獣が吸えば魑魅魍魎の妖へと変貌する。

時は「平正」が終わり、新たな元号である「天和」が訪れた時代。

過去に存在した陰陽師や妖狩り一族が世に溢れる妖怪退治時代へと変わる。



世界観くらいしか考えてない。
こっから設定とか安価とか出して組み込んでいこうと思うんだが、素敵設定を持つ方はいらっしゃるかしら?




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よし鬼退治の部隊だな!

まずはその部隊の規模とか兵力数とか決めるぞ。

コンマ↓1×10の数。

退魔師も良いな。
鬼退治の部隊は公務員みたいな感じで退魔師はフリーランサーって感じだな。
安定した収入を得るのなら鬼退治の部隊で個人収益を目指すのなら退魔師ってところか。

人材を育成する学園も良いよな、卒業後は部隊か退魔師となるかを決められるとか。


鬼退治の部隊の兵力数は750名。
一部隊に約57名で最大十部隊存在する。

鬼退治の部隊の人間と鬼に助力する人間が居るってのは内通者かな。
そこらへんは後々掘り下げてみるか。

こうして拾っていくから、よろしくね。

鬼退治の部隊の名前とか戦闘に当たっての武器とか、あと学園に対しても掘り下げていきたい。

取り敢えず主人公を作る。
まだ能力とか特になし。一般人を意識する感じで作っていこう。

主人公の設定とか出してもらってそれをまとめてみる。

なるほど。
じゃあこの時代だと公立は自衛隊とか警察になりたい人間が行って私立は部隊や退魔師の学園になったって感じだな。

あ、設定に矛盾とかあったら適度に搔い摘む感じでいくね。

設定募集とか↓1とかやると、安価外になった凄い良い設定を取り溢してしまう可能性があるからね。

適当に設定を出してもらってそれを組み込んでいくのもアリかも知れない。

そう思ってこういう方法でやってるんだぁ。どうかな?

30代のくたびれたおっさんでも良いし、学園生活を謳歌するのなら少年の方も良いね。

復讐系は設定次第で取り入れるかも知れない。

取り敢えず設定だと

30代おっさん(くたびれた)
復讐キャラ(鬼に両親を殺された)

くらいかなぁ。

キャラクターだと異常な程の変態キャラとか出すのも良いかも。

パピヨンとかゴールデンカムイ全般とか変態度が個性になってるのが良いよね。

鬼の因子ね。
東京喰種のカネキを思い出す。

人間で居たいけど人を食わなきゃ生きられないキャラとか良いよね。

鬼に両親を殺された主人公。
何の因果か鬼の因子を植え付けられ復讐する相手と同じ力を持つ。
鬼を探して十数年、三十代に至る主人公は容姿は少年のままだった。
くたびれた様子の少年は何時しか建立された学園にて収容と言うカタチで入学する。

みたいなのどうよ?

えぇやん。素敵な設定や。

科学との融合か、東京喰種とかゴッドイーターの神機みたいに科学で作られたオカルト武装とかどうだろう。
それを鬼退治の部隊に持たせたりとか。

退魔師も持つ事が出来るけど多額の費用が必要。
鬼退治の部隊だと政府が負担してくれるとか。

あと退魔師では序盤だと武器のクオリティは低いけど自分が倒した鬼を取り込んで強化とか。
鬼退治の部隊だと安定した武器が供給されるけど一部を除いてその武器を使用し続けるとか。

いいね、設定が広がるね。

あとは敵側の鬼の能力とか。

主人公の名前とかも欲しいよね。

そういうもんなのか………

じゃあ取り敢えずSS進行で安価で設定募集とかするか……。


「ハァハァ……クソッ!」

追われている。薄汚れた服を着る少年が必死に逃げている。
背後から追ってくる複数の影から逃れている。

しかし少年は足を止めて振り向いた。
彼の背は壁だった。袋小路の中、彼を追う者が道をふさぐ。

「逃げるのも終わりだ」

黒服の男たち。片手には箱を持ち、もう片方には刃の無い柄を握っていた。


「装甲」

言葉と共に箱型の物質が展開していく。
赤黒い繊維の塊はまるで液体の様に伸びると男のもう片方に握る柄に直結する。

  アカガネ
「〝銅刃金〟」

それは鬼を狩る為に制作された科学の結晶。
鬼を殺す為に鬼を材料とし、鬼の血肉によって作られたそれは鬼を殺す為に作られた。
赤黒き刃で切り裂かれれば、絶命に等しい苦痛を味わう事になる。

「死ね」

鞭の様に伸縮する刃はO-2部隊に属する隊員に配布される基本装備。
幾らか交戦をしている彼にとってその不規則な動きも回避は可能だった。

「ッ死ねるかよォ!」

少年は叫ぶ。そして彼は能力を発動した。
鬼としての能力を―――。



――――少年は伏していた。
複数の隊員を打倒し、精根尽き果てて地面に転がっている。


「どうだッ、クソッ!」


息切れをしながら能力を解除し、少年は曇天の空を眺めていた。
鬼と変わり十数年が過ぎた。見た目は子供だが、中身は三十代の男性だ。


彼がこの様な姿になったのも、全ては一人の鬼が原因だった。
少年は両親を殺された。そして何の因果か、鬼としての力を分け与えられたのだ。

あの鬼に生かされていると思うと反吐が出る。
何時か鬼と出会い、その鬼を殺す為に、少年は今を生きていた。


「……あ?」

だが、今日、この日は少年の命日に変わる瞬間が来た。
重くなった体を起こして、少年は前を向く。
カツンカツンと靴底を鳴らし、此方へと近づく死神の姿が目に写る。

「なんだよ、お前は」

ソレは、少年でも分かる恐怖があった。
生物では無い無機質な存在、生きている様な感覚が感じられない、死者の様な存在。

それが人間である事が不思議な程に、死を纏う男に恐怖を感じる。
ただでさえ連戦であると言うに、その男の無はただ、とにかく、恐ろしい。

(……逃げるか?)

そう考えた瞬間が最後だった。
一瞬、死神の姿が消えた。
かと思えば、目の前に立ち、武器を腹部に向けて貫いている。

それは、見るも見飽きた、隊員が使う銅刃金だった―――。



そして少年は目覚める。
白い天井、柔らかなベッドの上。
そこで眠っていた少年は体を起こして腹痛に顔を歪める。

「ッ」

その声に反応する様に、カーテンの奥から、白い恰好をした医者が現れた。
目が覚めたかい、調子はどうだい、などと当たり前の質問をしてくる。
そして医者は少年が眠っていた事を告げると、名前を伺ってきた。

「俺の、名前?」

自分の名前、そういえば久しく名乗っては無かった。
記憶の底から名前を浮かべると、それを掬って自らの言葉として吐き出す―――。



名前↓1~↓3まで

「神木……神木真作」

名前を口にする。
すると昔、家族と共にしていた記憶が思い浮かぶ。
両親の顔や姉弟の顔が浮かぶと、自然と神木の目尻に涙が浮かんでいた。

「クソッ」

シーツを握り締めて神木は小さく悪態を吐いた。
医者は何を悔しがっているのか分からず、一先ずその場から離れようとする。

「待てっ」

涙を掌で拭きながら神木は医者を呼び止める。
何か質問をしようとしていたが、涙と共に落ちてしまった様だった。

呼び止められた医者は疑問符を浮かべている。
何か言葉を繋げなければ、咄嗟に神木は言葉を繰り出した。


内容↓1~3

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