【けいおん!】田井中律は勇者である【結城友奈は勇者である】 (5)

かつて、世界は空から降りて来た謎の生物に襲われた
人々は恐怖に負けそうなあの時
勇者が現れた......
怪物から人々を救う四人の勇者......

これは四国に代々伝われていた物語
神世紀になってからもう200年以上経っていた

今にも、神樹様に選ばれて勇者になった穢れなきの少女たちがいた
そしてその中に、今までと違う力を持つ勇者がいた

神世紀284年、少女「田井中律」は
勇者に選ばれた.......

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1568730704

#鬱展開注意

#日本語おかしいのどころがあったら教えてほしい

#死亡シーンがあります

#原作より黒い展開があります

私はいつもこんな夢を見た

{五人の勇者は白い化け物に立ち向かう夢}

{二人の少女はサソリに殺された夢}

{黒い髪の少女は仲間を庇うために化け物に殺された夢}

{一人で最後の戦いに立ち向かう金色か黄色かの少女の夢}

{暗部として人を殺すための勇者の後悔の夢}

{産まれた直息を止めた、赤ちゃんを抱いていた夢}

どれも実感を感じえる夢だった
サソリと化け物に殺された夢は、受けた攻撃の部位まで痛みを感じえる

しかし、どの夢の最後は
ピンク色の人に会える、私は次の勇者だったことを

......こんな夢を見ていた私は、勇者になれることなく10歳になった......

神樹館
神樹様の名前冠した小学校の名前
入学したのは大体有名の家系しか入れないこの学校は

この私、田井中律が入ってきた......
上里家の養子になって、乃木家の息子を守るための仕業なんでしょうか

元の名前も許されて、それ程私を見放した証拠なんだろう?

......できれば、聡と家族の墓に参りたいのに......

「りっちゃん~腹減った~」

しゅー~っと私肩を掴んだ女の子は
クラスメイトの平沢唯だった
乃木家の分家、平沢家のお嬢様
そんな彼女は自分の身分を認識できず、それは誰も簡単に友達になれる性格持っているせいか?
......ちなみに、昨日転入してきたばかりなんだよ

律「もう少し昼だから、頑張れよ」

唯「むゥ~」

律「......仕方ないね」

私はポケットからチョコレートを取り出して

唯「おう!?」

律「いただきま~」

唯「りっちゃん!?」

律「......冗談ですよ~」

唯「あげるの?! やった!!」

平沢唯、彼女はいつも授業の途中で眠ってしまうボケキャラみたいに見えますが
{なぜか}授業も聞かずにテストにいい点を取れる天才の能力を持っている
時には一般人に見えない運動能力も見せた

まるで神に愛された子供みたいね

「律! 宿題はまだ先生に渡せなかったのか!?」

律「やべぇ!」

この子は秋山澪、乃木家の養子だった
勇者になれる伝人はないために私と同じ孤児院から連れ出したんだ

......同じく、乃木家の息子の護衛役として育ってられた

律「澪! 宿題を見せて!」

澪「いやよ! 自分でやりなざい!」

律「もう終わりだ、この先生めちゃ厳しいのに!」

澪「自業自得よ......教えるから、どこか分からないか教えて」

唯「......おいひい~え? 宿題?」

唯「」

唯「みおちゃん!!!!! 宿題貸して~!!」

澪「唯まで~!?」

律「......あれ?」

-来る......

頭から声が、共に来たのは頭の痛みだった

澪「どうした!?」

律「頭が、痛い」

唯「あれ? みんなはどうして喋れないの?」

授業始まるまであと3分くらいあるはずなのに
クラスの皆は何も話していない

そして、まるで
時間が止っていたように
みんなは先の動きのままに静止していた

律「えッ?」

-勇者に選ばれた貴女達に、力を......

{ピーピー~!!!!}

入学してきた時に貰った携帯はアラームを鳴れていた

樹海化警報って、書いていたですか

澪「ひィ」

澪「律、私たちは」

唯「えッ? うそ」

律「どういうこと? 何か知っているか!?」

澪「勇者、私たちは勇者に選ばれた」

律「えッ?」

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