ココア「チノちゃんが不登校!?!?」 (13)

ココア「ふあぁ…今何時?…………8時………え、8時!?」ガバッ

ココア「チノちゃんなんで起こしてくれなかったのー!もー!」タッタッタッタッ…  

ココア「あれ?チノちゃんいない…もう先学校行ったのかな…うーん、朝ごはん食べてる暇ないよもう…諦めていくしかないね…」

ココア「あれ?これチノちゃんの靴……も、もしかしてチノちゃん………!」タッタッタッタッ…

ココア「チノちゃん!!」

チノ「…………」Zzz…

ココア「お、起きてチノちゃん!」

チノ「んっ……あ、おはようございます…ココアさん……」

ココア「おはようじゃないよ!もう遅刻だよ!」

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チノ「学校………」

ココア「ほらはやく!着替えて!」ワタワタ…

チノ「あとから追いかけますから先行っててください……」

ココア「え、で、でも……」

チノ「……着替えるから出ていてくださいってことです」ジトー…

ココア「あ…ご、ごめんね!えへへ…」

… 

ココア「………ちょ、チノちゃんまだー!?」  

シーン… 

ココア「チノちゃん!!ってええ!?」
 
チノ「………」Zzz…

ココア「もう!私先行くからね!」ダッ…

チノ「……すぅ……すぅ………」Zzz…

ココア「もう!チノちゃんのばかっ!」

ココア「チヤちゃんはもういない…!走らなきゃ!」

ココア「はぁ…はぁ……つ、ついた…えっ!もう9時…完全にアウトだよ…………」



先生「こら!遅刻だぞ!」

ココア「ご、ごめんなさいぃぃ!!」

チヤ「……おはよー…」小声  

ココア「おはよっ…」小声  



ココア「でね…チノちゃんが……」

チヤ「徹夜でもしてたのかしら?」 

ココア「そうなのかも、でも私チノちゃんに甘えてたのかな?いつも起こしてもらってたから…」

チヤ「今度からはココアちゃんが起こしてあげてね」

ココア「む、むり……」

ココア「それにチノちゃんがこんな寝てるなんて初めてだしこれっきりだよ!多分」

チヤ「どうかしら…」



チノ「…ん……………ぁ…私……えと…今何時………10時……」

チノ「学校行かないと……」



チノ(身体がだるいです………足が重たい………)

学校 

チノ「……」ソー…

先生「香風!!!遅いぞ!!!!」

チノ「……ごめんなさい………」

先生「ったく……まあお前は成績は優秀だし遅刻も初めてだから今回だけは大目に見てやる」

チノ「…………」

担任の先生「もういいから席につけ」

マヤ(チノどうしたんだろ)
メグ(チノちゃん……)

チノ「………………」



国語の先生「では順番に音読してください」

チノ「…………眠い…」

チノ(………………………)

おい

チノ(…………………)

おい香風…!

マヤ「お、おい…チノー………」トントンッ

チノ「ふぁい!?………あ………」

国語の先生「…香風…お前が居眠りのは……」

チノ「ご、ごめんなさい……」

国語の先生「まあいい、読んでくれ」

チノ「はい…えと……えと…………」

メグ「67pのここだよー…」ボソッ 
 
チノ「あっ……えと…」


…休み時間

チノ「…………」ボーッ…  

マヤ「おいチノー!どうしたんだー?」
メグ「チノちゃんすごいクマだよ!?」

チノ「あ、お二人ともおはようございます……」

マヤ「う、うん…おはよう、ってそうじゃなてさ!どうしたんだよチノ」

メグ「そうだよぉ!チノちゃんが遅刻なんて…」

チノ「その…なんだか身体がダルくて…」

マヤ「えっ!?ね、熱?……」

チノ「い、いえ…そういうのではなく…」

メグ「わかる、わかるよチノ…学校ってだるいものだからな…!」

マヤ「チ、チノちゃんはそういうんじゃないよぉ!」

メグ「えぇ!?じゃあなんだろ…」

チノ「……おふたりとも、申し訳ないです、もう大丈夫なので…心配かけてごめんなさい」

メグ「う、ううん!でもつぎ体育だけど大丈夫?」

チノ「え……」

マヤ「やめといたほうがいいんじゃね?危ないし」

チノ「いえ…やります…これ以上先生を怒らせたらだめですし…」

体育…

チノ「とはいったものの…」

先生「よし次はハードル走だ!」

いちについてよーい! バンッ!

うおおお!!! 
       いくぞー!!

うまく飛べるかなぁ…   面倒くさい…
          はぁ…

チノ「…………………」

マヤ「次チノだぞ…チノ以外はもうスタンバってるぞ…」

チノ「あ…」

チノ(前に出ないと……)

先生「よーい!」バンッ… 

チノ「っ………」ダッ…

チノ「はっ…はっ…………」

先生「おいおい!危ないぞ!もっと助走つけろ!」

チノ「んっ…………わっ!!!」ダーン!  

メグ「チノちゃん!!!」
マヤ「チノ!!!

チノ「痛ッ…………………」

先生「お、おい!大丈夫かっ!?」

メグ「キャッ…足から血が……」

マヤ「私運びますっ!チノ………」

チノ「あ、ありがとうございます……」フラフラ…

メグ「わ、わたしもっ!!」

先生「保健室まで頼んだぞ二人とも!」


マヤ「やっぱ無理だったんだよ今日のチノには…」

チノ「はい………」

メグ「チノちゃん今日は早退したほうがいいよぉ…」

チノ「早退………いえ…平気です……」



こうして私は相対せずに学校で頑張っていた。しかし失敗だらけで…食器は落とすし、居眠りもしちゃうし、ダメダメでした…

先生「今日の授業はここまで、気をつけて帰れよー」

ガヤガヤ…ガヤガヤ………

チノ「……終わった………はぁ…………」

チノ「すいません…今日はもう帰ります…」

マヤ「うん、わかった、ゆっくり休みなよ!」

メグ「それじゃあまた明日ねチノちゃん」

チノ「はい……」トボトボ…

マヤ「…ほんとに大丈夫かな」
メグ「心配だね……」


チノ「……………」フラフラ…

チノ(今日の私…絶対何かがおかしい……どうしてこんな………疲れて……昨日何かありましたっけ……)

チノ(………今は考えても仕方ないですね…速く帰って寝たい……)

チノ(……)ガチャ…

ココア「おかえりーチノちゃん」

チノ(ココアさん……)ホッ…

チノ「た、ただいま…です……」

チノ(ココアさんみるの安心する…)

ココア「チノちゃん今日大丈夫だった?遅刻しちゃった?」

チノ「…はい…遅刻しちゃいました…それに…」

ココア「ん?」

チノ「あ、いえ…何でもないです…」

ココア「あ、あれチノちゃん…脚どうしたの!?怪我したの?!」

チノ「あ、これ………あ、でももう大丈夫なので…」

ココア「そ、そう?でも痛そう……ってあれ?どこ行くの?」

チノ「部屋です…少し横になりますね…」

ココア「う、うん……」

ココア「ラビットハウスは今日休みだしいいっか…」

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