八幡「陽乃さんと付き合って今日で一年か…」 (14)

八幡(最初はからかっているものばかりだと思っていた。陽乃さんから告白されるなんて…)

1年前 クリスマス

陽乃「ねぇねぇ比企谷くん、何か面白いこと言って?面白いことが言えないなら愛の告白でもいいよ?」

八幡「あの…用事ないんなら帰っていいっすか?プリキュアのクリスマスSPあるんで?」

陽乃「比企谷くんは年上のお姉さんは嫌いかなぁ?」

八幡「いきなり…どういう…」

陽乃「も~まどろっこしいのはやめるわ」

八幡「?」

陽乃「比企谷くんのこと好きになっちゃった」

八幡「はい?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1577890447

陽乃「なにその顔!可愛すぎるんだけど」

八幡「これってドッキリですよね?」

陽乃「君の好きな言い回しで言えば、私にとっては本物のつ・も・り」

八幡「…仮にそうだとしても無理ですよ」

陽乃「なんで?」

八幡「俺と雪ノ下さんじゃ釣り合いませんし…それに」

陽乃「本当は知ってるよお姉さん 比企谷くんの一番になれないことは~でも何かスッキリした」

八幡「何か勘違いしてません?」

陽乃「ん?」

八幡「俺も雪ノ下さんのこと好きですよ?女性として」

陽乃「からかわないで」

八幡「何か思い込みしてませんか?ふつうなら雪ノ下か由比ヶ浜を選ぶんじゃないかって そりゃ最初はふたりで悩みました」

八幡「でも俺は年上のお姉さんが大好きなんで…陽乃さんがいいかなぁって結論に辿り着きました」

八幡「本能には逆らえないってことですよ まぁそれはいいとしてやっぱり釣り合うかどうかの心配が…」

陽乃「別に釣り合わなくたっていいんじゃない?ふたりが幸せなら」

八幡「そんな乙女らしいことを言うなんて思いもしませんでしたよ。」

陽乃「じゃあ私たち恋人ってことでいいの?」

八幡「まぁその…こんな俺でよければ付き合って欲しいです。ただ俺から言うのはおこがましいんですが人に嘘をついても俺には嘘つかないでください」

陽乃「うん」

八幡(ってな感じで半ば勢いで付き合い始めたんだったな)

1月

陽乃「ねぇ比企谷くん 今日はどこに行きたいの?」

八幡「あの…すごい気持ち悪いこと言っていいですかね?」

陽乃「いつも言ってるから慣れたよ」

八幡「はぁ…真面目に言うと今日は陽乃さんの行きたい所に俺も行きたいです。」

陽乃「ふふっ 本当可愛いね」

八幡「そりゃどうも」

陽乃「じゃあ今日はたっぷりその気持ちに甘えさせてもらうね♪」

サイゼ

八幡「なんで寄りによってここなんですかね?」

陽乃「だって大好きでしょ?比企谷くん」

八幡「まぁサイゼは陽乃さんと同じくらい好きですけど」

陽乃「でもその上に小町ちゃんがいるんでしょ?お姉さん、ちょっと嫉妬しちゃうかなぁ」

八幡「好きのジャンルが違いますからね そもそも」

陽乃「ふ~ん でもまぁ小町ちゃんに勝てるわけないか」

八幡「その陽乃さん…俺は決してシスコンではないですけど、同じくらい好きです。陽乃さんのことが」

陽乃「シスコンじゃんそれ」

八幡「そういうあなただって似たようなものでしょ?」

陽乃「そういえば私たちが付き合うって言った時 あのふたり驚いてたね」

八幡「まぁそりゃそうですよ」

陽乃「でも比企谷くんは私で本当に良かったの?やっぱり雪乃ちゃんか由比ヶ浜ちゃんの…」

八幡「そもそも最初に告白してきたのはあなたなのにその理屈はおかしくないですかね?」

八幡「その嘘まみれな俺なんで信じてもらえないかもしれないですけど、陽乃さんのことはちゃんとというか好きですよ。」

陽乃「ギュってしていいかな?」

八幡「フライデーがいそうなのでまた今度に…」

陽乃「でもありがとう♪じゃあ食べよっか」

八幡「はい」

2月

陽乃「比企谷くん、今日は何の日か知ってる?」

八幡「2月14日 変哲もない日ですけど?」

陽乃「はい!これっ愛情いっぱいこもったチョコだぞっ♪」

八幡「ありがとうございます。」

陽乃「ホワイトデーのお返しは別にマンションとか期待してないからね?」

八幡「ハハハ…」

陽乃「比企谷くん」

八幡「はいっ?」

陽乃「キスしていいかな?」

八幡「…はい」

3月

八幡「陽乃さん、これバレンタインデーのお返しです。」

陽乃「開けていいかな?」

八幡「どぞっ」

八幡「その、俺流行りのものとか分からないんでいらなかったら捨ててください」

陽乃「や~だもうっ!一生大事にする!何なら一緒に火葬するよ!」

八幡「ん?なんで泣いてるんですか?ひょっとして金属アレルギーとか?」

陽乃「比企谷くん…素敵なネックレスをくれたお礼にお姉さんの大事なもの あ・げ・る」

八幡「それはどういう?」

陽乃「本当は分かってるくせに~」

八幡「いいんですか?理性の化け物も本能の化け物になるかもしれませんよ?」

陽乃「きて」

このあとめちゃっくす

台所

由比ヶ浜母「今夜はスッポン料理かしら♪」

由比ヶ浜父「楽しい夜になりそうだね♪」

すまん。誤爆した……orz

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom