【艦これ】赤城「加賀さんがガチ凹みしています……」 (47)

キャラ崩壊注意



赤城「ボクカワウソとのハグタイムが終了した、あの日からずっと――!」









(´・ω・`)「……」ショボーン










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提督「あの日からだと?」

提督「もう2週間経ってるのに?」

赤城「心の傷はなかなか癒せないんですよ」

提督「それで、俺に頼みがあるっていうのは、もしかしてこの事か?」

赤城「はい、是非頼みたいことがありまして」

提督「ほほう、さすが一航戦だな。俺の説得コマンドに注目するとは」

赤城「いえ、そちらは微塵もアテにしていません」キッパリ

提督「辛辣!」

提督「えー? じゃあ俺になんの用だよー?」

提督「提督、やる気ダダ下がりなんですけどー?」プクー

赤城「加賀さんに機嫌を直してもらうため、これを着ていこうと思います」

着ぐるみ「ぺたーん」

提督「なるほど、代わりに自分にハグしてもらおうというわけか」

赤城「はい」イソイソ

赤城「えっとサイズは……大丈夫ですね」

提督「コレまさか赤城の手作りか?」

赤城「はい、見よう見まねで作りました」

提督「上手だなあ」

赤城「では提督、背中のチャックをお願いします」

提督「用事ってこれかよ!?」

提督「こんなの、通りすがりの暇人にやってもらえよなー」ジジジ...

赤城「ですので、お願いしました」

提督「思いっきり書類作業中だっただろいい加減にしろ!」

赤城(着ぐるみmode)「どうですか?」

提督「バッチリだ」

提督「手作りの割にはずいぶん出来が良いじゃないか」

赤城(着ぐるみ)「最後に微調整をして……」ガサゴソ

ボクカワウソモドキ「完璧ですね!」

提督「まあ、機嫌直してもらうには十分だろ」

ボクカワウソモドキ「では参ります!」トコトコ

提督「がんばれー」ノ

ボクカワウソモドキ「もしもし、そこのお嬢さん」

(´・ω・`)「?」

ボクカワウソモドキ「やあ! ボクカワウソ(モドキ)!」

(´・ω・`)「……」

加賀「……ああ、赤城さんね」

ボクカワウソモドキ「どうですか、可愛いでしょう?」

ボクカワウソモドキ「今ならいくらでもハグし放題ですよ!」

加賀「……」

加賀「……ごめんなさい、いまは気分が乗らなくて……」

ボクカワウソモドキ「えっ」

加賀「また今度お相手するので……」

ボクカワウソモドキ「はい……」

(´・ω・`)「……」

ボクカワウソモドキ「では、また……」

(´・ω・`)「……」

ボクカワウソモドキ「……」トボトボ

ボクカワウソモドキ「……」トボトボ

提督「……」

ボクカワウソモドキ「……」

提督「……」









ボクカワウソモドキ「詰みました……」orz

提督「えええー!?」ガビーン

ボクカワウソモドキ「もうダメだ……おしまいだあ……!」orz

提督「いやいや! まだチャンスはあるって!」

ボクカワウソモドキ「……自分で言うのもなんですが、加賀さんって、私には甘いじゃないですか」

提督「本当に自分で言うのもアレだな!? 事実だけど!」

ボクカワウソモドキ「その私がこんな扱いを受ける時点で、もう勝機は潰えました……」

提督「諦めるなよ! 絶対なんとかなるって!」

提督「俺がそれを証明してやる!」ダダダ

ボクカワウソモドキ「ま、待ってください提督!」

(´・ω・`)「……」

提督「どうした、加賀?」

( ・`ω・´)「 は ? 」

提督「赤城が心配していたぞ?」

( ・`ω・´)「 は あ ? 」

提督「残念かも知れないけれど、そこは大人だから切り替えて――」

( ・`ω・´)「 は あ ? ! 」

提督「……」

( ・`ω・´)「 …… 」

提督「……」トボトボ

( ・`ω・´)「 …… 」

(´・ω・`)「……」

提督「……」トボトボ

ボクカワウソモドキ「……」

提督「……」

ボクカワウソモドキ「……」









提督「非力な私を許してくれ……」orz

ボクカワウソモドキ「よしよし」ナデナデ

提督「あれほどとりつく島がないとは……」

提督「まさか上官相手に不条理なキレ方はしないだろうという、俺の見通しは甘すぎた……」

提督「赤城はそれを分かっていて、俺を止めたんだろう?」

提督「ハハッ……お前の助言を聞いていれば、こんな思いをせずに済んだのにな……」

ボクカワウソモドキ「提督……」









ボクカワウソモドキ「あの、チャックをお願いします」クルリ

提督「そっちかよチクショウッ!!」ジジジ...!

赤城「ふう~……」ヌギヌギ

赤城「娑婆の空気は最高ですね」

提督「場の空気は最悪だがな」

赤城「そう! そうですよ! どうしていっちゃうんですか!」プンスカ

赤城「見てください! ションボリしていた加賀さんが、今度はイライラし始めています!」





( ・`ω・´)「……」イライラ





提督「参ったな……」

赤城「今の加賀さんは剃刀のように、出会う人を傷付けますよ!?」

提督「ま、まあ、誰も近付かなければそれで――ん?」





翔鶴「あら、加賀さんじゃないですか」トコトコ

瑞鶴「こんなところで何してるの?」トコトコ





赤城「ああ! 五航戦のお二人が!」

提督「翔鶴ーッ! 瑞鶴ーッ! 早く逃げろーッ!」

( ・`ω・´)「……」イライラ

瑞鶴「ちょっと、そんなところに突っ立ってたら、他の人の邪魔になるじゃない」

瑞鶴「ねえ、聞いてるの?」カタトントン

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←瑞鶴

瑞鶴「ぶべらっ!」バタリ

瑞鶴「びえーん!」シクシク

翔鶴「瑞鶴!?」

翔鶴「ちょっと! 瑞鶴に何をするんですか!?」

翔鶴「瑞鶴は何もしていないでしょう!?」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←翔鶴

翔鶴「たわばっ!」バタリ

翔鶴「うえーん!」シクシク

瑞鶴「翔鶴姉!?」

瑞鶴「翔鶴姉になんてことするのよ加賀さん!?」

瑞鶴「ビンタされるようなこと、何もしてなかったじゃない!?」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←瑞鶴

瑞鶴「ぶべらっ!」バタリ

瑞鶴「びえーん!」シクシク

翔鶴「瑞鶴!?」

翔鶴「ぶちましたね!? 二度もぶちました!」

翔鶴「私だってぶったことないのに!」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←翔鶴

翔鶴「たわばっ!」バタリ

翔鶴「うえーん!」シクシク

瑞鶴「翔鶴姉!?」

瑞鶴「あああー! もう我慢ならないわ!」

瑞鶴「これ以上はいくら加賀さんでも許さないんだから!」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←瑞鶴

瑞鶴「ぶべらっ!」バタリ

瑞鶴「びえーん!」シクシク

翔鶴「瑞鶴!?」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←翔鶴

翔鶴「たわばっ!」バタリ

翔鶴「うえーん!」シクシク

瑞鶴「翔鶴姉!?」

瑞鶴「私たちが何をしたって言うのよ!?」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←瑞鶴
 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←瑞鶴

翔鶴「二度もぶった!」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←翔鶴

瑞鶴「このお!」

 _, ,_
( ゚д゚)スカッ! ←瑞鶴
  ⊂彡 ε=(`Δ´)シュッ!! ←加賀
 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←瑞鶴

翔鶴「瑞鶴!?」

翔鶴「これ以上は許しません!」

 _, ,_
( ゚д゚)スカッ! ←翔鶴
  ⊂彡 (((((`Δ´)シュッ!! ←加賀
 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←翔鶴

瑞鶴「こらーっ!」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←瑞鶴
  ⊂彡☆))Д´) ←翔鶴

翔鶴「うえーん!」シクシク

瑞鶴「ああ! ごめん!」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡☆))Д´) ←瑞鶴

瑞鶴「自業自得!」バタリ

瑞鶴「びえーん!」シクシク

翔鶴「うえーん!」シクシク

( ・`ω・´)「……」









提督「大変だ! 翔鶴たちが混乱してる!」

赤城「早く二人を助け出さなくては……!」

提督「誰かー! 助けてくれー!」

提督「出来れば人助けのうまそうな子ー!」

浜風「ど、どうしましたか?」ヒョコ

雪風「誰かの泣き声が聞こえます!」ヒョコ

赤城「わあ! 絵面のすごい安心感!」

提督「二人とも! 早急に五航戦をここへ救助してくれ!」

浜風「分かりました! 行きましょう姉さん!」ダダダ

雪風「雪風、よく分かりませんが出撃です!」ダダダ

雪風「翔鶴さん、こちらへどうぞ!」

翔鶴「うう……」グスッ

浜風「瑞鶴さん、早く逃げましょう!」

瑞鶴「あ、危ない!」

 _, ,_
( ゚д゚)パァン!! ←加賀
  ⊂彡ε=(>_<)ボヨヨーン!! ←浜風

浜風「スナップのきいた鋭いビンタ……胸部装甲がなければ轟沈でした」

瑞鶴「くっ」ギリッ...!

雪風「翔鶴さんと瑞鶴さんを救出しました!」ビシッ

提督「でかした!」

瑞鶴「な、何よあのモンスターは!?」

赤城「それは浜風さんのことですか? それとも加賀さんのことですか?」

瑞鶴「加賀さんの方よ!!」

赤城「加賀さんは……ハグタイムが終了した現実を、今も受け入れられなくて……」

提督「まったく、しょーもない理由だろ?」ハハハ




瑞鶴「ハグタイムが……終了した……!?」ガクッ...

翔鶴「な、なんてこと……!」ブワッ

浜風「ううっ……加賀さん、可哀想に……!」グスッ

雪風「雪風が……雪風がそばにいれば、こんなことには……!」ツー...



提督「あるえー?」

提督「いやいや、お前ら大袈裟すぎないか?」

提督「たかがハグタイムが終わっただけだぞ?」

提督「それをそんな、この世の終わりみたいなk――」

瑞鶴「提督さんには分からないよ!!」クワッ

提督「」ビクッ

瑞鶴「ハグタイムが……女の子にとって、どれだけ大事なことか……!」

瑞鶴「男の子の提督には!! 分からないでしょうねえ!!」ダンッ!!

提督「……そうなの?」

翔鶴「はい」コクコク

浜風「大事ですね」コクコク

雪風「なかったら死にます!」

提督「そこまで!? 超大事じゃん!!」

赤城「だから一大事なんですよ!!」

霧島「くっ……まずいことになりましたね……!」

提督「霧島! どういうことだ?!」

霧島「私はそばにいたので、その現場を目撃していました」

霧島「加賀さんのガチ凹みの様子を、他の人は『ないわー……』くらいにしか捉えていなかったようですが、私には分かりました」

霧島「あれは間違いなく――」



加賀『ハグできないこの世界に意味はありませんが私には赤城さんがいるので地球を滅ぼすのはもう少しだけ待ちましょうハーほんまクソやでこの世界は』



霧島「――という顔でした……!」ガクガク...

提督「(お前の頭が)ヤベーじゃん!!」

提督「ハアッ!? なにそれ!? アイツ世界滅ぼす気なの!?」

提督「バカいうな! たかが一艦娘にそんなことが出来てたまるか!」

霧島「ですが、あれをご覧ください」



(´・ω・`)「……」

(´・ω・`)「地球を消し飛ばすまで残り5分……」

(´・ω・`)「あと5分もすれば、この世界の未練はもうなくなるわ……」

(´・ω・`)「ハーほんまクソやでこの世界は……」

(´・ω・`)「……」



提督「(地球の未来が)ヤベーじゃん!!」

赤城「なぜ関西弁……」

提督「知らないうちにこの世界の運命が決まろうとしてるじゃねーか!」

霧島「私も方々の手を尽くし、準備はしていました」

霧島「しかし……あと少しというところで……ピューロランドが閉園に……!」

翔鶴「こ、コロナウィルスの影響が……!」

浜風「あ……あああ……!」ガクッ

提督「なんてこった! 営業再開まで2週間はあるぞ!?」

赤城「そこまで待ってもらうことは……さすがに、出来ないでしょう……」

瑞鶴「お……終わった……」










ガンビアベイ「……あれ? カガ? What's wrong?」ヒョコ









「「ガンビアベイ(さん)!!」」

提督「おいバカやめろ! ビンタされるぞ!?」

浜風「いえ、アメリ艦独特の能天気さで、怒るのも躊躇われるハズです!」

瑞鶴「だからって、あの子に何が出来るっていうのよ!?」

翔鶴「……今は信じましょう」

提督「翔鶴……」

翔鶴「どうせ残り3分で世界が終わりますから」ウフフフフフフ

瑞鶴「やばっ! 翔鶴姉が壊れ始めた!」

翔鶴「ゆっくりねんねできたらいいですね~」ウフフフフフフ

雪風「翔鶴さん! 寝たらダメです! 牛さんになります!」

赤城「ガンビアベイさん……!」

(´・ω・`)「……」

(´・ω・`)「ええ」

(´・ω・`)「ハグタイムが……終わってしまったの……」

ガンビアベイ「Oh! What's that!」

(´・ω・`)「……」

ガンビアベイ「……」

(´・ω・`)「……」

ガンビアベイ「……」



ガンビアベイ「!」ティン

ガンビアベイ「……」カキカキ

ガンビアベイ「……」カキカキ

ガンビアベイ「……」ヨシッ

ガンビアベイ「カガ、Look please♪」つ□

(´・ω・`)「?」





ボクカワウソの絵





「「!?」」

瑞鶴「いや……え? いやいや……ええ?!」

浜風「まさか……あのフリップに描かれたクリーチャーを、ボクカワウソと言い張るつもりですか……!?」

提督「やめろー! 早まるなー!」

赤城「あら信濃、お久しぶり」ウフフフフフフ

翔鶴「来世の一人称は『余』が良いわねー」ウフフフフフフ

瑞鶴「ギャー! 赤城さんも壊れちゃったー!」

雪風「あ! み、見てください!!」










( ゚Д゚)「!?!?!?!?」ガタッ!!



「「!?!?!?!?」」








ガンビアベイ「『カガ、この間はSorry』」つ□

( ゚Д゚)「いえ、たどり着けなかった私も悪かったわ……」

ガンビアベイ「『次はいつになるか分からないけれど、また会える日は来るよ!』」つ□

( ゚Д゚)「本当に……本当に来るのかしら……?」

ガンビアベイ「『Off course! カガがいい子にしてたらね!』」つ□

( ゚Д゚)「い、いい子にしているわ!」

ガンビアベイ「『それならNo problem! また今度会おう!』」つ□

( ゚Д゚)「ええ! 会いましょう!」ノ

ガンビアベイ「ふうー」シマイシマイ

加賀「……はっ!」

加賀「あれ……あの子は一体……?」キョロキョロ

ガンビアベイ「帰りました!」

加賀「そう……」

加賀「それなら仕方ないわね」スッ

加賀「では、私は自主練習しに行くわ」スタスタ

ガンビアベイ「Be careful」ノ

ガンビアベイ「ふう……」

ガンビアベイ(カガ、やっぱり思い詰めていたみたい……)

ガンビアベイ(でも元気になったみたいだから、All OK!)

ガンビアベイ(やっぱりみんな元気なのが一番だよね)ニコニコ

提督「ガンビアベイ」ヌッ

ガンビアベイ「ヒッ!」ビクッ

ガンビアベイ「……あ、Admiral! ビックリした~……」

提督「おめでとう」パチパチ

ガンビアベイ「What!?」

赤城「おめでとう」パチパチ

翔鶴「おめでとう」パチパチ

瑞鶴「おめでとう」パチパチ

浜風「おめでとう」パチパチ

雪風「おめでとうございます!」パチパチ

霧島「おめでとう」パチパチ

ガンビアベイ「え、あ……えっと……」










ガンビアベイ「……Thank you?」

「「FOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!」」











ナカノヒトに、ありがとう



コロナウィルスに、さようなら



そして、全ての提督達(アドミラル)に



おめでとう









ガンビアベイ「意味が分からない!!」ガビーン!!



おわり

以上です、ありがとうございました。

要約

拗ねる加賀さんが可愛かったです。

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