ジュン「ご、ごめんなさい…」ｽﾞｷｽﾞｷ

みう「うん、しらなかったんだからしょうがないよね」

ジュン（そう思うなら殴るのやめてほしいな…）


合田「滝川さん、ちょっと」


みう「はーい」


ﾀﾀﾀ…

ジュン「いてて…」

都「おーおー、派手にやられたなぁ」

ジュン「ねぇ、コブになってない？」

あかね「なってないようですね」


絢香「まさかクリステルがあんなにアグレッシブだったなんてね…」

麗華「ちょっとでも気分害したら手が出るとかどんだけよ…」

あかね「本人に自覚がないところが怖いですね」

絢香「リーダーとしてちゃんと注意したら？」

麗華「先日それでアッパーカット喰らって盛大に宙を舞った私を忘れたの？」

都「ああ、あれはおもろかったなぁ」

絢香「エリザベス、あんたは…」






ニコル「ああ…あれこそが私の追い求めていたみうよ…」ﾊｧﾊｧ

都「ヤバいことになっとるな」

あかね「新たな扉を開いたようですね」

絢香「あいつ5回くらい殴られてるからね、異常よ」

あかね「ですが顔は狙ってこないからまぁ大丈夫でしょう」

麗華「仕事にも支障は出てないみたいだけど…」

ジュン「これもみうちゃんが心を開いてくれたってことなのかなぁ？」

都「カオスすぎるわ」

桜「あはは…」



桜（私まだ一度も殴られてない…）

ニコル「ハァハァ…ちょっと更衣室入ってパンツ履き替えてくるわ」

ジュン「漏らしちゃったの？」

都「他にも出たんやろ…色々」



あかね「あそこまで堂々と言えるのはすごいですね」

絢香「そういうあんたは何でヘルメット被ってるのよ…」

あかね「自衛です」

みう「ただいま」

桜「あ、おかえりみうちゃん」

あかね「おかえりなさい」

みう「あ、ごめんねあかねちゃん、今朝ニコルちゃん殴り飛ばした時にタイムカードの奴壊しちゃって」

あかね「いえ、いいんですよ、私が勝手に持ってきた物ですし」

みう「で、でも…」

あかね「そうですね…けじめというのなら諭吉さんを数枚…」

みう「そ、そんな…私今そんなに手持ち…がっ！」


ﾄﾞｺﾞｫ


あかね「ガフッ…」ｶﾞｸ

麗華「は、腹パン…」

都「ヘルメット意味ないやんけ！」

あかね「ごめんなさい、やっぱり弁償とかはいいです…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

みう「あ、ありがとう…」


絢香「もうほとんど狂犬じゃないの…」

桜「あれってそんなに痛いの？」

都「当たり前や！ソファー1人で持ち上げる腕から繰り出されるんやで！」

都「ウチもこの間わさび入りたこ焼き食わしたら泣きながら喰らってもうたわ」

桜「そ、そうなんだ…」

桜（そんなにすごいのかな…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ


ニコル「あら、帰ってきてたの？相変わらずシケた面ね」

みう「ご、ごめんなさい！」ﾄﾞｶッ

ニコル「グフッ！」ﾋﾞｸﾝ


ニコル「あああああああああっ！！！！！いい！！！！！」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

桜（あそこまではいかないけど、喰らってみたい…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ｺﾞｺﾞｺﾞ…

都「あ、壁ちゃんが唸ってるで」

絢香「スカウターでクリステルの戦闘力計ってくれるの？」

都「絶対58万超えてるやろ」



ｺﾞﾄﾝ




【滝川みうと、藤間桜、休み】

桜「え…」

みう「これって…」

都「まぁ、特別休暇って奴ちゃう？」

ジュン「そうそう！2人でゆっくりしてきなって！」


桜「そうだね、行こみうちゃん！」

みう「う、うん…」


ﾀﾀﾀ…

～みうの部屋～

みう「いいの？折角の休みなのにどこへも出かけなくて…」

桜「うん、みうちゃんとのんびり過ごしたくてさ」

みう「桜ちゃん…」

桜「それでお願いがあるんだけど…」

みう「何？」





桜「私を殴って」

みう「え！？」

桜「だって私だけ全然殴ってくれないし…」

みう「そ、それは私カッとなるとつい手が出ちゃって…」

みう「桜ちゃんじゃそういう気持ちになれないっていうか…」

桜（他の人ではなるんだ…）


桜「もう！そんなこと言うみうちゃんなんて嫌い！」

みう「！」ﾌﾟﾁ


ｺﾞッ


桜（ああ、こんな感じなんだ…）ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

桜「う、う～ん…」ﾊﾟﾁ

ジュン「あ、気が付いた」

桜「あれ、私…」

あかね「みうさんに殴られて気絶してたんですよ」

みう「ご、ゴメン…」


桜「ああ、そっか…」

ニコル「ああ…私も気絶するくらい殴られたいわ…」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

絢香「あんたは黙ってなさい」

都「ま、無茶もほどほどにしときや」

麗華「いつか本当に問題になっちゃうわよ」

みう「す、すみません…気を付けます…」

桜「まぁまぁ、でもみうちゃん、次からはなるべく気絶しない程度に殴ってね」

みう「そ、それは…」









みう「ムズイよ」

壁（いつか私も殺されてしまうかもしれませんね…）


～おわり～