詩人のキャンバス (6)
昔詩人がいた
詩人は世界各地の遺跡にメッセージを残してゆく
多くの人がその行為を非難するが、
実際に目にした者の多くに受け入れられる
その詩人は姿をどこにも表さず
いないとさえ言われる。
しかしこの4つの遺跡を見てきた中でそれは共通した精神において書き記されているとわかる
別の人間の悪戯書きのようなものではない
今日は調査のため海外に赴く
また新たなメッセージが発見された遺跡を見に行くのだ
こんなにもわかりやすく気分が高翌揚している自分は遠い目から見ると少し子供のようで、他人なら失笑しかねないが
それはどんな調査をしてもいつ書かれたか詳しく分からないのだ
全ての共通点は全て入り口から入りすぐ右の壁に文が書かれていること
そんなわけで気分的には今にもスキップしそうな気でいるが抑え、いかにも仕事をしにという行く体で飛行船に乗り込んだ
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