~後藤家~
姫「お父さん、お風呂空いたよ」
可久士「ああ、それじゃお父さんも入ってこようかな」
バタン
可久士「さて…ん?」
可久士「全く姫のやつ、こんなに脱ぎ散らかして…」ガサガサ
可久士「ん?これは…」
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可久士(俺はこの時、とんでもないものを見つけてしまった)
可久士「ひ、姫…」
可久士(ま、まさか姫が…)
可久士(こんな大人っぽいパンツを持っているなんて…)
~翌朝~
可久士「ハァ…」ズーン
姫「お父さん?どうしたの?」
可久士「いや、何でもないよ姫」
姫「そう?私学校行くね」
可久士「あ、ああ、気を付けてな」
姫「うん、行ってきます」タタタ…
可久士「姫…」
~仕事場~
可久士「ハァ…」
志治「先生?どうしたんですか?」
羅砂「なんか今日ずっと上の空だよ~」
芥子「姫ちゃんと何かあったんじゃないですか?」
亜美「あっ馬鹿!」
可久士「うわあああああああああ!!!!!ひめええええええええええええ!!!!!」ガクガクブルブル
亜美「ほら言わんこっちゃない!」
芥子「す、すみません…」
羅砂「姫ちゃんと喧嘩でもしたの?」
可久士「なぁ、わかるか?」
志治「あ、普通に言うんですね」
可久士「娘がエロい下着を持っている事を知った親の気持ちを!」
4人「は?」
志治「なるほどなるほど、そういう事が…」
芥子「一応聞きますけど、先生が買ったわけじゃないんですよね?」
可久士「当たり前だ!俺が姫にそんなもん買う訳ないだろ!」
可久士「できれば高校まで白で通してもらいたいもんだ…」
亜美「それはそれでキモイです」
羅砂「でも姫ちゃんも女の子なんだし、そういうのに興味があってもおかしくないんじゃない?」
可久士「何?君らはあんな布1枚にそんな拘りがあるというのか?」
亜美「それセクハラですよ」
可久士「す、すみません…」
羅砂(そういえば今日派手なのはいてきちゃったな~)
亜美(未だに縞パンなんて言えない…)
十丸院「もう!そんなに気になるなら聞けばいいじゃないですか!」
可久士「何?」
十丸院「こんな大胆な下着パパは認めませんよーってね!」
十丸院「まぁ僕は褐色な女の人が白パンでも全然イケ…」
バキィ!
十丸院「ぐはぁっ!?」ドサッ
十丸院「な、何で…」
可久士「テメェ、姫を何だと思ってやがる…」
可久士「もし聞いて今度から洗濯物別ねとか言われたらどーする!?」
可久士「それは娘の反抗を示す合図なんだぞ!」
十丸院「そんな大げさな…」
志治「まぁ、確かに同じ空間にいて距離置かれるのはちょっと堪えますよね」
・2人で車乗って後部座席に座る
・4人掛けのテーブルで向かい合って座らない
・自分が入った後の風呂に入りたがらない
可久士「だろ!ああ…そう考えたら気になってきた…」ワナワナ
可久士「帰ったら聞いてみるか…いやでもなぁ…」
亜美「結局ハッキリしないんかい」
~後藤家~
姫「ただいまー」
姫「ってまだお父さん帰ってきてないよね」
タタタ…
奈留「姫ちゃーん!」
姫「あ!千田ちゃん!こんにちは」
姫「何かあったの?」
奈留「いや、恥ずかしい話なんだけどね…」
奈留「この間姫ちゃんちで夜中パーティーやったじゃん?」
姫「うん」
奈留「その時お風呂借りたじゃない?その時に…」
奈留「パンツ忘れちゃったみたいでさ…」
姫「ああ、それなら私が預かってるよ」
奈留「あ~よかった」
姫「はいどうぞ」
奈留「ありがとう~なんか汗かいちゃった、ちょっとシャワー借りていい?」
姫「うん、お父さんまだ帰ってこないしいいよ」
奈留「それじゃお言葉に甘えて」
~風呂場~
奈留「~♪」
姫「ここにタオル置いとくね」
奈留「ありがと」
姫「それにしてもこんなに派手なパンツなんて…これもアイドルのたしなみなの?」
奈留「アイドルは見えない所にもこだわりを見せないとね」
姫「そういうもんなのかなぁ…」
姫「あ!牛乳切らしてたんだった、ちょっと買ってくるね!」
奈留「行ってらっしゃ~い」
可久士「気になって早く帰ってきてしまった…」
可久士「姫にあのパンツについて問いたださないと…」
可久士「ああでも嫌われたらどうしよう…」
可久士「姫ー?帰ったぞー!」
シーン…
可久士「あれ?まだ帰ってないのか?」
シャアア…
可久士「こんな早くに風呂?掃除でもしてるのかな?」
ガチャ
可久士「姫ー?」
奈留(全裸)「ふー!いいお湯だった…って」
可久士「・・・・・」
奈留「・・・・・」
姫「ただいまー」
イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
スパーン
姫「!?」
奈留「ハァハァ…」
姫「千田ちゃん?どうしたの?」
奈留「ゴメン姫ちゃん!今日はもう帰るから!お父さんに付き合うならアイドル引退後ねって言っといて!」
姫「え?」
~その夜~
姫「もう、お父さんったらあわてんぼうなんだから」
可久士「ハハ、面目ない…いてて…」
姫「でも許してくれたみたいだからよかったね」
可久士「そ、そうだな…」
姫「私もいつか千田ちゃんみたいなのはくのかなぁ?」
可久士「姫は姫の好きなのでいいんだぞ?」
姫「…うん、そうだね」
可久士(いつか姫も、俺のすることを嫌がるんだろうか…)
可久士(その時までは、姫をめいっぱい可愛がってやるとするか…)
可久士(ま、あの爺さんが送ってきたパンツは履かせないけどな!)
~おわり~
以上になります
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