ペトラ「兵長!指示を!!」(24)



※ネタバレ注意※


オルオ「やりましょう!あいつは危険です!!」

グンタ「俺達がやるべきです!」

エルド「ズタボロにしてやる…」

エレン「………?!」

エレン「リヴァイ兵長?!」

リヴァイ「………」


オルオ「……っぁぁああああ!指示待ってらんねぇぇぇええ!!」グァッ!!

エレン「えっ?!オルオさん?!!」

エルド「落ち着け!オルオ!」

グンタ「何ゴソゴソしてる?!手綱握れ!!」

ペトラ「ちょっとオルオ!何する気?!!」

オルオ「決まってんだろ!こういう時はなぁ!」

オルオ「緑の甲羅を使うんだよ!!」バッ!!


エレン「み、緑の甲羅?!」

オルオ「おお!マリオカート必需品だ!」

エルド「ゴール直前の直線で当てて嫌がせしたり…!」

グンタ「赤甲羅が当たらないように後ろに投げたりするアイテムか!!」

ペトラ「それを!それをどうするの?!」

オルオ「決まってんだろ!」

オルオ「後ろに投げるんだよ!!」


ブンッ!!!ヒュン……!


女型「………」ヒョイッ


エレン「避けたぁぁああああ!!」


オルオ「ぎゃぁあああ!失敗したぁああ!!」

ペトラ「三個!三個じゃないの?!」

オルオ「三個だったら最初から出してるわぁあ!!」

エルド「クッソ…!置けたら踏んでくれたのか?!」

グンタ「なんでスーパーファミコン仕様じゃないんだ!」

オルオ「置けねぇもんは仕方ねぇだろ!」

エレン「どうするんですか?!もうそこまで来てますよ!!」

ペトラ「こうなったら仕方ない…!」

エルド「なんだペトラ!何かあるのか?!」

ペトラ「任せて!こういう時はねぇ…!」

ペトラ「かりんとうを使うのよ!!」バッ!!


エレン「か、かりんとう?!」

ペトラ「そう!見てよこの形!」

エルド「…こういってはなんだが…!」

グンタ「…う、う○こみたいだな!」

オルオ「絶対踏みたくねぇ…!」

ペトラ「そう!それを利用するのよ!」

ペトラ「踏みたくないから避けるはず!!」


ブン!!バラバラバラ…


女型「………」ブチブチブチ!


エレン「踏んだぁぁああああ!!」


ペトラ「なんで?!なんで平気で踏めるの!!」

エルド「よく考えたらあいつは仲間も踏んでいる…!」

グンタ「つまり既に色々踏んでいる!」

オルオ「クソ…!クソはもう怖くないってか!!」

ペトラ「クッソ…!あいつ許さない!」

エレン「どうするんですか?!もうそこまで来てますよ!!」

エルド「こうなったら仕方ない…!」

グンタ「なんだエルド!何かあるのか?!」

エルド「おう!こういう時はなぁ…!」

エルド「ドラム缶を使うんだ!!」バッ!!


エレン「ド、ドラム缶?!」

エルド「ああ!お邪魔アイテムドラム缶だ!」

グンタ「坂道で上から転がして嫌がせしたり…!」

オルオ「相手に投げてダメージを与えたりするのか!」

ペトラ「今日はどうやって使うの?!」

エルド「今日はなぁ!転がすんだ!」

エルド「踏んづけて盛大に転けてもらう!」


ブン!!!ゴロゴロゴロ…!


女型「………」バィン!


エレン「蹴ったぁぁああああ!!」


エルド「サッカーしろだなんて言ってねぇええ!!」

グンタ「すごい勢いで飛んでったな!」

ペトラ「クッソ…!なんて空気読めない奴なの!!」

オルオ「ゴルフならホールインワンしてたかもしれねぇな!」

エレン「どうするんですか?!もうそこまで来てますよ!!」

グンタ「こうなったら仕方ない…!」

オルオ「なんだグンタ!何かあるのか?!」

グンタ「ああ!少し危険だが…!」

グンタ「ガソリンを使うんだ!!」バッ!!


エレン「ガ、ガソリン?!」

グンタ「そうだ!危険物第4類第1石油類だ!」

オルオ「難しくて何言ってんのかわからん!」

ペトラ「つ、つまりガソリンなんだよね?!」

エルド「それをどうするんだ?!」

グンタ「それはなぁ!溢すんだ!」

グンタ「ヌルヌルして転ぶはず!!」


ブン!!!ジャバジャバ…


女型「………」バシャバシャ


エレン「華麗に走ったぁぁああああ!!!」


グンタ「慌てるな!まだ手はある!!」

オルオ「なんだって?!」

ペトラ「流石グンタ!!」

エルド「そこに痺れる!憧れるぅ!!」

エレン「一体どうするんですか?!」

グンタ「このマッチで火をつけるんだ!」

グンタ「火が伝って奴も燃えるはず!」


シュ!ポィ!!ボボボ…!


女型「……!」


エレン「火がこっちまで来たぁぁああああ!!」


グンタ「ぎゃぁあああ!予想外だぁああ!」

オルオ「なにやってんだ!」

ペトラ「火事になっちゃうじゃない!!」

エルド「とりあえず離れよう!」

エルド「全速力で走るぞ!!」


女型「………」フミフミ


エレン「あ…空気読んで火を消してくれてる…」


ペトラ「さっきの私の言葉で傷ついちゃったのかしら…」

オルオ「何を馬鹿な…巨人だぞ…?」

グンタ「そうだよな…うん」

エルド「とりあえず…今のうち逃げよう…」

エレン「…そうですね…」


こうして無事に逃げ切った俺達は、捕獲場所まで女型の誘導に成功。

最後まで指示を出さなかった兵長は、必死でバナナを食べていたそうだ(皮を集めるため)

滑らせて転ばせたかったのに…そう呟く兵長を見て、先輩達は笑いながら慰めていた。

短いけど、終わりです

アニメの女型が怖くて現実逃避して書いた

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