【シャニマス】シャニP「社員を増やそう」 (46)

※ここ一番の時にGOOD出してパーフェクトライブ取り逃したので初投稿です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1592016867

シャニP(以下P表記)「……」カタカタ

七草はづき(以下、はづき表記)「……」カタカタ

P「……」

はづき「……」

P「…………」

P「…………………」



P(仕事終わらねぇ)

P(終電超えるの今月でもう何回目だ……)

P(アイドルの皆とコミュニケーションを取ってこの業界の人達と触れ合えるのは楽しい)

P(彼女達が輝いて活躍していく姿を見るのはプロデューサー冥利に尽きる……)

P(だけど)

はづき「……」カタカタ

P(20人を超えるアイドル達のスケジュール管理や営業……、流石に社長とはづきさんと俺の3人でやっていくのは大変だな……)

P(今目の前で働いてくれているはづきさん、事務以外に俺と一緒に営業見に行ってくれたりトレーナーもしてくれてるし)

P(社長は社長で俺じゃ出る幕のないお偉いさん方との付き合いや経理、時にはこっそり俺の仕事を手伝ってくれるし)

P(何度もみんなで苦難も乗り越えられてきたしやりがいもある。けど絶対いつか体壊すぞ……)

P(そしたら業務が滞るのは目に見える。俺ははづきさんにも社長にもなれない)

P(逆も然り……なのは俺の思い上がりかもな)

P(…………)


P(うん)

P(283プロも軌道に乗ってきたと思うし、社長にマネジメントや事務の人を増やす提案書出してみよう)

――別の日
シャニP社長とはづきに進言中

天井努(以下、社長表記)「私やはづき以外にもその提案を聞くべき相手はいるだろう?」

はづき「右に同じです~」

P「わかりました」

イルミネーションスターズの場合


P「――という事で人員を増やそうと提案したんだけれど、どう思う?」

櫻木真乃「ほわぁ」

八宮めぐる「うーん……わたし達だけじゃ何とも」

風野灯織「でも確かにプロデューサー達のお仕事多すぎる……かな」

めぐる「確かにね。最初の頃はプロデューサー頑張りすぎてて倒れるかと思ったよ、……今もだね」

真乃「283プロも大きくなってたし、プロデューサーさんの負担が減るのなら」

灯織「そうだね。私達のせいでプロデューサーが倒れるのは嫌かな……」

灯織「……」

灯織「……ついでにプロデューサー、これは個人的な話ではなく業務的な話で」

灯織「人を増やす事で私達の面倒はどうするのですか?」

P「ああ、それなんだが」

P「俺は仕事を探したり色んな企業の人達と交渉したり、営業を重きにした仕事にシフトチェンジしようかなと」

P「アイドル達の直接のマネジメント、まあつまりは3人の面倒は新たな人g「いやどす」

P「!?」


灯織「いやどす」

P「!?」

P「……灯おr「いやどす」

P「…………いや、でも新しい人の採用は慎重n「いやどす」

灯織「いやどす」

P「」

P「……なあ、めぐるや真乃の意k「いやどす」

灯織「私達イルミネーションスターズはその提案断固いやどす」

真乃「!?」

めぐる「!?」

P「」



イルミネーションスターズ、いやどす

※昼食取りに一時間ほど退席します

アンティーカの場合


P「――というわけなんだがどう思う?」

P「イルミネは……いや灯織はいやどすとか……あいつ都民だよな?」

三峰結華「あっはは~、ひおりんは不器用で寂しがりやだからねぇ」

田中摩美々(それは三峰もだと思うんですケド)

白瀬咲耶「うーん、私も寂しいかな……。でもプロデューサの身体が一番だ」

P「おう、咲耶も寂しいのか。勿論みんなとの時間は大切にするぞ?」

咲耶「……うん、そうかい。それなら考えておこうかな」

幽谷霧子「プロデューサーさんがそう言ってくれるなら……わたしは大丈夫です……!」

月岡恋鐘「うちは反対ばい。人を増やす前にうちらがプロデューサーの負担を減らす努力をすればよかとよ!」

結華「そうは言ってもねぇ~こがたん。三峰達が頑張ってもやらなくちゃいけない仕事の量は減らないでしょ?」

結華「そのお仕事の量を新しい人雇って分担していこうって話で」

霧子「わたし達ひとりひとりも、アンティーカとしても有名になってきたから……」

摩美々「お仕事は増えていってるしね~。へn……プロデューサーにいたずらする機会が減るのは悲しいですけどぉ」

恋鐘「むむむ……」

咲耶「まあまあ恋鐘。プロデューサーがいなくなるわけじゃない」

咲耶「その分プロデューサーといる時間を濃密にすればいいだけさ」

恋鐘「むー……。わかったばい、プロデューサーに任せるとよ」

P「ありがとう恋鐘。アンティーカの皆は思ったより大人だな」

摩美々「『思ったより』は余計ですよ~、へんt……プロデューサー」

P「?おうごめんな」

霧子「ふふっ……ところでプロデューサーさん、この前コート貸してくださりありがとうございます」

霧子「クリーニングしてきたので……今お返ししますね」ゴソ…

結華「え、なにPたんきりりんをたぶらかしたの?プレイボーイだねぇ」

P「いや違う!この前のロケ地が思いのほか寒くて。その時の霧子薄着だったから帰りに貸してほしいってな」

P「それから急に暖かい日が続いてさ……俺もすっかり忘れてた。むしろ思い出させてくれてありがとな」

恋鐘(……ロケってあの時?霧子は一回事務所に来とってうちも見たけど、確かちゃんと厚着しとった覚えが)

咲耶「……」

P「おう、クリーニングまで……。色褪せも目立ってないしまるで新品みたいだ!」

摩美々「……」

霧子(……大丈夫だよ)

霧子(宝物……コートさんはあるから)

霧子(後でみんなで共有しよう?)

結華(……お、そうなの?だったらその時に私も持っていこうかな)

結華(プロデューサーの水着!……去年のものだけどね)

結華(それでも洗ってないものだしPたんを感じられるよ~)

咲耶(!?)

咲耶(そんな……そんな指定重要文化財もの……どうやって)

結華(おっとそれは企業秘密で。後でさくやんも一緒に感じる?)

咲耶(いいのなら享受させてくれ……!それなら私、いや私達も持っていこう)

咲耶(いいかな?摩美々)

摩美々(ふふー、コートと未洗濯の水着ならいいでしょう)

摩美々(プロデューサー……変態さん)

摩美々(ううん、変態なごしゅPさまの……合鍵)

結華(!?)

霧子(……!?)

咲耶(摩美々と手を組んでの共同開発さ)

咲耶(たとえ直接会える機会が減ったとしても……これさえあればいつでもプロデューサーを感じることができるだろ?)

霧子(宝物さんの山……)

結華(いやー、流石のアンティーカ。私達ならなんだってできるね)

摩美々(それでも未洗濯ものは貴重だからねー。……どうする?いつもの時間といつもの場所で?)

咲耶(そうだね。それじゃあいつもの私達に戻ろう)

四人((((ニッコリ))))


恋鐘(なんかあっちで咲耶達が変な会議しとるばい)



アンティーカ、プロデューサーの意思を尊重
P(よし、楽しく話せたな)
恋鐘(あ、さっきプロデューサーに渡したお弁当に媚薬入れとこ)

その後は

――放課後クライマックス
杜野凛世「キレそうでございます」

――ノクチル
浅倉透「それじゃあ役所に行って籍も入れよう」

――ストレイライト
黛冬優子「……あんたの考えなら仕方ないわ」

冬優子「ところであんた、IVFと民法772条は知ってる?」



反応は様々で

アルストロメリアの場合


P「――という考えなんだが、三人はどう思う?」

甜花「あう……」

甘奈「うーん……」

P(これを話すのはアルストロメリアで最後だな)

P(途中変な事もあったけど)

P「これは皆に関わることだから一人一人、またユニットとしての意見が欲しいんだ」

甘奈「事務所も忙しくなってきたからプロデューサーさんの提案はもっともだけど……。うーん……」

甘奈「甘奈としては、プロデューサーさんと会う機会が減っちゃうのは悲しいかなぁ……」

甜花「甜花も……。ここまで成長できたのはプロデューサーさんのおかげが大きいかなって……」

千雪「まあまあ、二人とも。気持ちはわかるけれど現実的なお話をしなくちゃだからね?」

P(ナイス助け船、千雪)

P(千雪ははづきさんと仲がいいから事前に聞いているかもしれない。甜花や甘奈も耳を傾けてくれるかな……?)

P「ああ、確かに今はこうやって話せる余裕がある」

P「けどこれからも事務所に来る仕事は多くなっていくだろうし、パンクするのは目に見えている」

P「どうしようもなくなる前に何か手を打っとかなくてはと思ってな」

甜花「あう……」

P(甜花はうん、そうだよな。なんだかんだ言って一番環境の変化に慎重なのはこの子だ)

P(その分決断や自分の意見を形成するのも時間がかかるよな……)

千雪「……考える時間が必要かな?プロデューサーさん、飲み物取ってきますね」

P「それなら俺がやるよ。千雪も考える側だ」

千雪「いえいえ、私がこれには時間がかかると感じてやりたいと思ったんです。少し待っててください」

甘奈「それなら甘奈も行くよ!甜花ちゃん、プロデューサーさんと待っててね☆」タタ…

P「あ、おい甘奈……」

P(甘奈も元気に振る舞っているが……いきなりこんなこと聞いたら悩むよな)

P(自分がいると考えの妨げになるかもしれない、と甜花に気を使ったのかもしれないな)

P(千雪と個別に話したい事もあるかもしれない)

――

P「……どうだ、甜花?」

P「今なら千雪も甘奈もいない。二人に話しにくいことがあったら今なら聞けるぞ」

甜花「……うん」

甜花「ゆっくり考えてる……。思い返せば甜花、プロデューサーさんに依存しかけてるかも」

甜花「送り迎えは当たり前、時々寝られるまでメッセのし合い……。迷子の時はプロデューサーさんが見つけてくれると思っている」

甜花「甜花、苦しくても最後までやる……。でもそれはプロデューサーさんがいてくれたから……!」

P「……甜花」

千雪「……甜花ちゃん。そうだったのね」

甜花「千雪さん……なーちゃん」

甘奈「あはは……」

P(……千雪と甜花、戻ってきたのか)

千雪「プロデューサーさん、お茶です。……少し落ち着きましょう」コト

P「……ああ、ありがとう。千雪」

P「……うん、甘い匂い。味もいいな」

甘奈「えっへへー、甘奈が選んだんだよー」

P「ありがとうな甘奈。……それで甜花」

甜花「……」

P「甜花の気持ちはプロデューサーとしてはなんだかこそばゆいな。ある意味頼られていると」

P「でも俺はこの前の、失敗しても、たとえ後ろになっても、最後までやり遂げた甜花を見て思ったんだ」

P「甜花は俺がいないとと言った。でも俺がその時感じたのは思った時に俺が手を指し伸ばすんじゃなく、甜花が必要と思った時に俺が駆ける方がいいかなって」

甜花「……うん」

P「……なんて、まだ俺も立案しただけだからな。いきなりそんな事言われても、だよな」

P「ゆっくり考えてくれ。もし甜花が許してくれた時、またこの話を出すよ」

甜花「……うん。そっか」

千雪「どう甜花ちゃん。プロデューサーさんが考えていること、わかった?」

甘奈「このお話は甜花ちゃんが一番深く考えちゃうかなーって☆最初にプロデューサーさんと話した方がいいかなって思ったの」

P「……甘奈。やっぱり双子だな」

甘奈「えへへ。この前まで一番が甜花ちゃんだったからね!甜花ちゃんが思っていることは丸わかり☆」

P「流石だなぁ。でもありがとう」

P(……うん、甜花に聞いてほしいことは伝わったかな)

P「さて、甜花ばかりじゃなく千雪や甘奈の話も聞かないとな」

千雪「……」

P「甜花との話を聞いていたらわかると思うが、これはまだ立案段階」

P「だから二人……二人の……」

甘奈「……」

P「二人の……気持……きm……」

P「……」

千雪「……」

甘奈「……」

P(……あれ)

P(眠い)フラ…

甘奈「……どうしたの?プロデューサーさん」

P「……あぁ……眠い……」

千雪「ふふっ、きっとお仕事で疲れたんですね。ゆっくりしてください」

千雪「ちゃんと私達が起こしますから」

P「……そうか……」

P「……じゃあ……少し……横になるよ……」

P(……横になる?人がいる前で?)

P(……いやでも、)

P(あったかい……眠い……)クラ


P(…………)

甘奈「…………」

甘奈「あっ、そーだ。甘奈たちの気持ち伝えてなかったね」

千雪「ええ、そうね。……でも基本は甜花ちゃんと同じなんですよ?」

千雪「私達……ずっと一緒、ですよ……」

千雪「ね?甜花ちゃん」

甜花「……うん……うん!」

甘奈「だからプロデューサーさん、体のこと考えて今はゆっくり休んでね……」


P「……」


――――――
――――
――

――――
――

P「という事で皆の意見を聞いた結果、様々で……」

P「賛成してくれるアイドルもいれば困惑しているアイドルもいる」

P「メンタルやモチベーションにも響くかもしれない。……なので今回の案はいったん保留・見送らせてください」

社長「……そうか。やっぱりだな」

P「すいません、俺が提案したのに勝手に取り下げるなんてことを」

社長「いや、これは私やお前が決める事じゃない」

社長「私達は彼女らを輝かせる役割だ。勝手に決めるのはご法度だ」

社長「それに今回のことで彼女らも気を回してくれるだろう。……実際、少しは楽になっただろ?」

P「……そうですね」

P(結局、俺の案は見送りの形にさせてもらった)

P(社長の言う通り、今回の一件でアイドルの皆は俺達の負担を少しでも減らそうというのが見受けられた)

P(デスクワークは相変わらずだけど……。それでもずいぶん楽になったものだ)

P(……ほんと、皆ありがとな)

P「それで社長。この一件で……じゃないですが、俺ももっと頑張ろうかなと!」

P「せっかくなんで事務所の近くに引っ越しました」

社長「この短期間でか!?真面目というかやる気の方向性が飛んでるというか……」

P(この事言ったらなんかアンティーカの皆が真顔になってたけどな)

社長「……まあいい、お前のそういう所に惹かれたんだ。私も根をあげられんな」

P「ということで社長、業務に戻りますね」

P(さて、今日も頑張るか!!)


――――
――

――

カタカタ…

P「……ふう、今日の分終わり!」

はづき「プロデューサーさんお疲れ様です~」

P「いやあ、この前のこともあってかメリハリがついたというか……。早く終わりましたね」

はづき「ふふっ、今日は愛依さんや咲耶さんが労ってくれてましたね」

P「はは、そうですね。こんなアロマディフューザーまで貰っちゃって……なんだか申し訳ない」

はづき「それだけ親しまられている証拠ですよ~。……それじゃあプロデュ―サーさん、帰りましょうか」

P「そうですね」

P(荷物をまとめて帰路につく)

P(まだたくさんの店が灯りを点けて開いている。ありきたりな光景だけどなんだか久しい気分だ)

P(新居も比較的近いし。いつか帰りに寄ったりもいいな……)




P「ただいまー」

千雪「おかえりなさい、兄さん」

P「ああ、ただいま。千雪」

甘奈「お兄ちゃんおかえりー☆今日は早いね」

甜花「おかえり……。こんなに早いのなら……甜花と一緒にゲーム……する?」

P「ただいま二人とも。いいなぁ、やるかゲーム!」

甜花「にへへ、やった……!」

甘奈「あ、甜花ちゃんずるいー。甘奈も一緒に!」

P(やっぱり帰った時に待ってくれる人がいるといいな)

P(三人は俺の妹たち。昔からずっと一緒だ)

P(今はプロデューサーでみんなはアイドルだけど……、これからもずっとだ)

千雪「まあまずはお風呂ですよ。……兄さん、一緒に入りましょう」

P「ああ、千雪は昔から甘えん坊だな……昔……」

P「……」

P「……昔……前から……?」

甘奈「……お兄ちゃんどうしたの?落ち着こう?」

甜花「お兄ちゃんあっちに行こう……?お茶淹れるね」

P「あ、ああ……。あのお茶は美味しいんだ……甘くて……」

甜花「このあとはづきさんも来るから……ね?」

P「そうか……ありがとう。前……いっしょ……」フラフラ…

甘奈「何があっても、甘奈たちは見捨てないしずっと一緒だからね!」



千雪「そう、ずっと一緒ですよ。プロデューサーさん」

アルストロメリア、幸福論

終わりです。
恋鐘GRADコミュと、とあるTちゃんのpちゃんに名前を刻むYちゃんの本を読んで感動したので書きました。
やっぱりシャニPの婿になりたいなって。次点でマメ丸の種犬。

初投稿ですが変換予測がガバガバだった前作です。今作と(マジで)は関係ありません。
【シャニマス】シャニP「膝枕をしよう」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1591107613/)

依頼出してきます。
駄文失礼しました。

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