【タイムパラドクスゴーストライター】アイノイツキ「消えたキリスト」 (23)

簡単なキャラ紹介

佐々木哲平:
パクッた方。「八丸の後継者」「転生した半天狗」「可愛くないパワーちゃん」「頭漫画村」と異名が多い。

藍野伊月(アイノイツキ):
パクられた方。尊厳破壊の化身にして女神。
学校でイジメに遭う・ヒット作を剽窃される・その剽窃作家にアシ入り・中卒確定・盗作の評価を求められる
・それを褒めさせられる・眼の前でそれを破かれる・手垢付き中古のスケブを渡され家宝に
・三連続巻頭カラーをさせられた末死ぬ(予定)……というジャンプ一不憫なヒロイン。


※話題沸騰中のジャンプ作品「タイムパラドクスゴーストライター」のSSです。

 イツキちゃんの尊厳破壊エロSS書いて心が病んだので、彼女を救うルートも考えてみました。







「凄腕のアシスタント……ですか」

一見冴えない人畜無害に思える彼は我々アシスタント四人を見比べている。

挨拶を終えた後、編集者である宗岡氏が最後の一人を紹介した。

「藍野伊月です! 私も描いていた『ホワイトナイト』を少しでも良くできるよう頑張ります!」

宗岡氏は彼女の描いた原稿を我々に見せた。

他の二人はそのクオリティに驚愕していたが

私は彼女本人がここにいる事自体に驚いていた。

さて、この職場に果たして特異点が見つかるのだろうか……。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1593333648

   #  #  #

「今回の捜査は旧暦の2020年ですか」

「剽窃だ」警部は抑揚の無い電子合成音で言った「タイムマシンが使われている可能性がある」

時空警察の本部に配属された私の初仕事がこれだった。

「本来過去と未来を繋ぐはずの座標が、何故か過去の一点しか観測出来ていない。
 しかし、確かにアイノイツキの作品『ホワイトナイト』が
 過去の全くの別人によって連載開始になっている。
 事実そのようにこの時代の事象が書き換えられつつある……」

アイノイツキと言えば記念館が出来るほどに著名な二十一世紀の漫画家だ。

被害者の訴えに関する資料が眼前のスクリーンに次々と映し出されていく。

一流漫画家の親族の悲痛な叫びが今にも聞こえてきそうだ。

「犯人がこの世界から盗んだ痕跡は今の所発見できていない。
 当面は過去からアプローチをして容疑者を搾っていく方針だ。
 配属されて早々済まないが、向こうで至急調査を進めてほしい」

警視庁がマザーコンピューター管制下に据えられてから

もうずいぶんになるが、彼が故障した事は一度もない。

とはいえ時空警察も存在しない大昔に送り出されるのは若干不安だった。

件の座標と思しき年代を三ヶ月単位で虱潰しに捜査していくのは骨が折れる。

とっくの昔に知性を機械体に移した現代人の私にとって

この支給された有機体のボディはすぐ疲労する不便極まりない代物だ。

ああ、将来もっと精密に座標が特定されれば

このような苦労など無くなるというのに……。

「……! これは……!」

捜査を始めて三年目。体感としては三ヶ月目になる。

たまたま本屋で手にしていた紙媒体の雑誌に「ホワイトナイト」の新連載予告が載っていた。

間違いない、正史よりも十年早いタイミングだ。

名前もアイノイツキではなく「佐々木哲平」と別人の名が使われている。

ペンネームか本名かはともかく、私はこのササキ氏を被疑者としてマークした。

   #  #  #

こうして私は何やかんやでアシスタントとしてササキ宅へと侵入した。

デジタル作画に関する技術は、脳内のチップにダウンロード済みだ。

だがササキ氏は時代を感じさせるアナログ一辺倒であり

非効率的なまでに作画に時間を取られていた。

そうして苦労してできた原稿なのだが、彼は何を思ったのか

それを我々の前でビリビリと破り捨てた。

流石の私も彼の行動原理を理解できなかった。

作品締切までの時間はない、という理由は勿論ある。

だが彼は「盗作している可能性」があるのだ。

それならば原始的なアナログでトレースするだけでいいではないか。

なぜわざわざ手間をかけて盗作に苦悩しているのか。

ともあれ彼の理解不能の行動により、我々は無意味な労働を強いられた。

問題はアイノ氏だ。

彼女が何から何まで自分と同じ発想の作品を発表されている事に、違和感を持たないはずがない。

名前と最序盤のストーリー展開はともかく、そんな偶然が何話も続く訳がない。

しかし未来の自分の作品を、ササキ氏のものとして彼女は賞賛していた。

私はあの時、周囲に時流の歪みが生じているのを観測した。

本来それはタイムパラドクスが起きないようにする

言わば時空の補正なのだが、どうもそれがこの周囲で誤作動を起こしているようだ。

「あの、用って何ですか?」

人目に付かない場所に彼女を呼んだ後

私は時空警察の備品を用いて時空補正を一時的に遮断した。

「あれっ、いつものが……?」

「……。アイノイツキさん、お気づきですか。
 貴女の知的財産であるホワイトナイトが剽窃されています」

我に返ってそれを聞いた彼女は目を見開いた。

「……! どうしてそれを!?」

   #  #  #

この度の災難に遭った当時のアイノ氏の話は誠に悲惨だった。

自身のものと余りにも似通った作品「ホワイトナイト」の連載を知った彼女は

真相を探るべくササキ氏に接触を試みる。

時空の干渉は人の精神にまで影響を及ぼす。

これにより「ササキ氏がホワイトナイトを連載する」時間軸を守ろうと働いた補正により

彼女は心理的コントロールを受けた。

そのため彼女は被疑者であるササキ氏に都合の良い言葉しか話す事が出来なかったようだ。

真相に辿り着くために、苦痛を承知で彼女はササキ氏のアシスタントに応募した。

学校を退学してまでの決断だった。

「……では、ここで貴女が見た原稿は」

「間違いありません。自分が一からネームから描き起こしたものでした」

彼女は肩を震わせてうなづいた。

あの原稿が破られた時、彼女は心の中で何度も泣いていたという。

学校でいじめっ子が原稿を破り捨てた過去を思い出し、声にならない声を叫んだというのだ。

至極もっともであり、同情にたえない。

事情を聞いている間、彼女はシクシクと泣き崩れていた。

不真面目で申し訳ないが、そんな憐れな彼女の姿を見て

私は彼女を救いたいという使命感が熱を帯びていく。それだけ彼女は可憐だった。

出来るだけササキ氏に近寄らないようにと忠告しつつ

まずは入室厳禁の部屋を探ってみる事にした。

しかし、そこは監視の目が厳しい。

一ケ月のうち、アシスタントと一緒に焼肉屋に足を運ぶ日がある。

私はアイノ氏にササキ氏の注意を逸らしてもらって一人こっそりと仕事場に帰ってきた。

もともと流動食に慣れていた私に、非ペースト食は厳しいのでちょうどいい。

「……これか?」

あらかじめ時空の補正を調整した上で件の部屋へと侵入すると

高温の熱で融け合った、一際妖しい機械の塊が目に入る。

最初は前衛芸術かと思っていたが、資料によると

どうやらこれは電子レンジと冷蔵庫と呼ばれるものらしい。

この時代はまだ圧縮解凍及び保冷の技術が乏しく、このように重くて嵩張る機械に頼っているようだ。

とりあえず他にめぼしい物が無いため、それを詳しく調査する事にした。

出来れば押収したいが時空警察もない時代だとそうは行かない。

弄ってみたが、どう見ても粗大ゴミ以上の何物でもなかった。

しかし、落胆していると突然それは動き出した。

電子レンジをそっと開けてみると、探していたあのジャンプが発見された。

発行日を見ると、間違いなく存在し得ない十年後の未来のものだ。

中を覗いたが、ワープホールと思しき物は見当たらない。

どうもこれが転送された後に消えてしまったようだ。

しかし時流の歪曲した痕跡は確認出来た。

恐らく過去に、何らかの電気的衝撃を受けてこの機械周辺の時空が歪んだのだろう。

操作しようとしても電源を断つか開け閉めくらいしか出来ない。

これはこれで最小単位のタイムマシンとして興味深くはある。

証拠物件としてメモリーに記憶し本部へと転送しておく。

しかしこの事を知りながら剽窃していたササキ氏に罪がないとは決して言えないだろう。

「……!」

その時、私はドアの前立っているササキ氏と目が合った。

秘密を暴かれた彼は明らかな困惑を見せている。

「五十嵐さん! 何故ここに……」

彼は私の「仮名」を叫んだ。予想以上に早い帰宅だ。

恐らくこの雑誌が転送される時間帯だったので気になったのだろう。

最早隠し立ては無用だ。

私はスッと立ち上がり、時空警察の電子手帳を提示した。

「……申し遅れました。五十嵐肇、未来での識別コードナンバーはMON28062020。
 貴方に航時法違反その他の嫌疑がかけられています。事情聴取に応じて下さい」

   #  #  #

尋問の必要はほとんど無かった。

神父の前のクリスチャンの如く、彼は自らの罪をあっさりと懺悔した。

「盗作」でなくあくまで「代筆」と言い張る所に自己弁護の過ぎる点も感じるが

好意的に見て罪悪感は多少残っているようだ。

「俺は……どうなるんでしょうか?」

反省し、意気消沈する彼を見た私は、その時少なくとも同情はしていた。

これは無能で才能に乏しい漫画家が出来心で起こした事件と言える。

「時空警察の存在しない世界での出来事ですからね。
 初犯である事も考慮されれば、比較的軽い処断が下されるでしょう」

その時アイノ氏の事を思い浮かべる。

悪意はないとはいえ、彼女の涙の重さを知る者には到底彼を無罪放免には出来そうにない。

「その条件としてはまず、被害を受けたアイノイツキに関する一切の著作権を彼女に返還する事です。
 その後は我々で穏便に処理いたします」

「……! あのっ……! ホワイトナイトは……!?」

「当然打ち切りです。この偶然の産物であるタイムマシンも処分いたします。
 『佐々木哲平版ホワイトナイト』については事件の関係者を除いて
 あの作品に関わった人たちから記憶を抹消します。
 これではじめからホワイトナイトは連載していない存在となります。
 彼女の手に戻り、適切な日に彼女の手で発表されるまでは」

「……ダメだ!」

彼は声を張り上げて反抗した。

何故か彼はこの寛大な処置に納得がいかない様子だ。

「ホワイトナイトは終わっちゃいけないんだ!
 あの作品を大勢の読者が待っている。
 『佐々木哲平の描く』ホワイトナイトの世界を!
 俺は読者の皆を裏切る訳にはいかないんだ!」

「未来にもホワイトナイトの読者は大勢いますよ。
 それに加えて貴方は本来彼女の得るべき名声と財産を掠め取り、犠牲にしています。
 小を捨てて大を採る理屈から言っても、貴方の主張はおかしい」

「だけど彼女がそれを本当に望んでないとしたら!?
 俺には藍野さんの未来を滅茶苦茶にした責任がある!
 それを放棄して手垢の付いたホワイトナイトを返してしまうのは俺のエゴでしかない!
 罪の十字架を背負ってでも、このホワイトナイトを最後まで届ける責務があるんだ!」

「それは貴方の中で完結している身勝手な理屈です。
 盗作を正当化するための言い訳、開き直り以外の何物でもありません。
 こちらが求めている物は自己憐憫を訴える安っぽい涙ではなく、誠意です。
 正当な権利を有する人間に盗品を返すという、目に見える形での誠意」

「……!……」

「いずれにせよ、この制御の出来ない機械は押収いたします」

私が背中を見せたその時だった。

彼が何かを振りかざす影が床に見えた。

私は咄嗟に身を翻したが、右肩にその衝撃を受けてしまう。

彼は尋常じゃない敵意の眼差しを向けたまま、旧式の厚いトレース台を抱えている。

彼は私に二度、三度、と鈍器の洗礼を浴びせた。

アイノ氏の話から私は彼の人柄を誤認していた。

暴力を好まない静かな人物だと思い、普段から武器を除いた最低限の装備で接していた。

話による平和的な解決を図れるものと思っていた。

「俺はッ! 読者の笑顔を守るッ! そのためだったら、何でもやるッッ!」

彼は泣きながら私を殴打し続けた。

周囲にトレース台の破片が生身のちと共に飛び散っていく。

泣きながら相手を殴殺しようとする彼の態度に、背筋が凍る思いだった。

「……先生!?」

間の悪い事に、そこへアイノ氏が帰って来た。

彼女は途中でササキ氏の姿を見失い、戻ってきたのだ。

この惨事を目撃してしまった彼女は、声を必死にあげようとする。

暴行を加えた直後で気が昂ぶっていたササキ氏は、据えた目で彼女を姿を捉えた。

「……ごめん、イツキさん! 許してくれッッ!」

彼は再度半壊しかけのトレース台を持ち上げ、彼女の脳天に向けて振り下ろす。

「ぐっ……! うぅ……!」

咄嗟に私は、転倒した彼女に覆い被さった。鈍器の一撃が背中に当たり、骨が軋んだ。

背中に容赦なく注がれる殴打の嵐雨に、気が遠くなっていく。

「離れて下さい五十嵐さんっ……! このままじゃ、あなたも……!」

「グゥッッ……だ、ダメです……! アイノさんだけは……何としても守ります!」

たとえ自らを犠牲にしようとも、アイノ氏を救いたかった。

しかし脆弱な生身にこのダメージの蓄積は無視出来ない。

「俺は守るんだッッ! どれだけ罪を重ねてもッッ!
 アイノイツキの分までッッ! 一筆一筆、キャラに魂を込めてッッ!
 読者に感動を届けてみせる……ッッ!」

痛みで熱を帯びた背中の向こうで彼は吼えていた。

人畜無害?

全然違う――彼こそ世界で最も唾棄すべき人種だ。

涙でかたどった被害者の仮面を被りながら

その実、謝りもせず息を吐くように悪行を繰り返す悪魔。

気の遠くなる時間の中で意識が薄れるのを感じながら、私はそう思った。

   #  #  #

「――しっかりしろ、MON28062020」

痛む生身の体を、誰かが揺り起こした。

耳に響いたあの悪魔の咆哮はいつの間にか消えていた。

目を開けると、見慣れた灰色のボディをした同僚たちが私を覗き込んでいた。

アイノ氏も一緒だ。

「間に合って良かった。座標を特定してくれて感謝する」

「五十嵐さん……こ、このロボットたちは……?」

アイノ氏は彼らの間に居ながら、好奇と恐れを秘めた目を彼らに向けていた。

この世界ではサイボーグ技術は全く進んでないから驚くのも無理もない。

仲間だと教えて安心させてから、私は痛む体を無理やり起こして周りを見る。

恐ろしいあのササキ氏は地に組み伏したままピクリとも動かない。

恐らく麻酔針を刺されて無力化されたのだろう。

私欲で時空警察に対して凶行を働いた事により

恐らく彼は二十年の冷凍刑に処される事になりそうだ。

「刑期が終わった後、彼は一切の記憶を消されて時空警察の監視下で放逐されます。
 ホワイトナイトどころか自分の出身地すら覚えていない状態なのでご安心を」

私は溜息をついた。未来において、記憶を剥奪されるのは最も残酷な処置だからだ。

元凶であるタイムマシンを見て、同僚たちは

この骨董品のキメラがどうしてタイムマシンになったのか不思議がっていた。

「アイノさん。遅くなりましたが、貴女の作品は元に戻りました」

私はそこにあった未来のジャンプを手渡した。

彼女は笑いながら中身を見ずに我々に返した。

「ありがとうございます! でも、私は読みません!
 きっと私はこの作品よりもっともっとクオリティを高いものを連載してみせます!」

我々は拍手をして彼女を祝福した。クリエイターとはこうあるべきだ。

未来のホワイトナイトをそのままなぞったものよりも

彼女の中で成長しているホワイトナイトを、私も見たかった。

「あの……五十嵐さんはどうなりますか?」

「……。我々は、元の時間軸に戻ります。
 今回の騒動については、先程申し上げた通りです。
 『偽』ホワイトナイトは存在を認知される事なく完全に消去されます、我々の存在と共に」

「……。分かりました。でも多分、私は五十嵐さんの事、忘れないと思います!
 体を張って私を救ってくれた人を、忘れるなんてありえませんから!」

「……! なるほど、困った人だ」

私は笑みを返した。

彼女と私の間には、越えてはいけない時の壁がある。

しかし、今しばらくは、この温かい心の交流に浸るのも悪くはない。

    #  #  #

ジャンプを転送していたのは某放送局の番組プロデューサーだった。

『売れない漫画家の下に大ヒット漫画を送ったらどうなるか』

という趣旨の過激なネット番組を流していた。

ササキ氏の狂った自己弁護論と盗作にかける歪な情熱が映る度、観客は沸いた。

結局この番組はアイノ氏の親族から訴えられ、打ち切りになったという。

冷凍刑に処されたあのササキ氏も、また犠牲者と言えるだろう。

後日、事件を解決した私はアイノイツキ記念館で彼女のデジタル作品を読み耽っていた。

ページを捲る指は画面の上をすいすい進む。

普段漫画は読まないのだが、この作品に対しては思い入れがある。

出来れば紙媒体で読みたかったが、デジタルデータが主流となった現在

それは国立図書館か博物館にしか存在しないため手続きが面倒だ。

だが、作品の出来がそれで左右されはしない。

この手汗握る展開をあのアイノ氏が懸命に書き続けていたと思うと、身を挺して守ったあの苦労が報われる。

「うむ……あずきバーの鈍器になり得る非効率的な固さもいいが
 このスイカバーの優しい味も捨てがたい」

私はスイカバーを手にしてそれらを読み続けた。

発売元のアイノイツキ記念館に頼み込み、ペーストにする前の固体で売ってもらった。

快諾してくれた館長に感謝し、固く食べにくいそれを
特注品である下顎と上顎のパーツを用いて長い時間をかけて咀嚼する。

どうも過去に長く居たため、この形状のアイスが時折無性に恋しくなってしまうのだ。

肉体が完全に機械に変わり、食品のほとんどが流動食化した現代は効率的ではある。

だがあの不便極まりない過去と比べて、何か大切なものをごっそり失っている気がしてならない。

「……おや……?」

私はページを捲る手を止めた。

そこには見覚えのある眼鏡をかけた細身の男性が、ヒロインと結ばれている。

アイノ氏は中性ファンタジーである「ホワイトナイト」がもっとも有名だが

いくつかSFを題材とした傑作中編漫画も残している。

ある男が時空を超える禁忌を犯してまで、ヒロインを窮地から救う――そういう物語だった。

(……。記憶を改竄しても、芸術家のインスピレーションまでは失われないらしい)

私と彼女の記憶は、この読み切り作品という形で蘇ったのだ。

私は目を閉じて美しいアイノ氏の微笑をゆっくりと思い出していた。

修正

>>6の14行目を削除

出来れば押収したいが時空警察もない時代だとそうは行かない。

>>7 >>12 に出てくる五十嵐肇のコードナンバーを" SUN28062020 "に変更

以上です。
冷蔵庫の前で餌付けされたサルのように待ってる哲平の姿が面白かった

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