ルフィ「天下の大将軍に、俺はなる!!」 (2)

フーシャ村、東の大国ゴアの外れにあるこの村にそぐわぬ大軍隊が駐屯していた。近くに控える南の大国との戦争に備えてのことである。 

マキノの酒場

ルフィ「なあ、いいだろ、シャンクス〜」

シャンクス「駄目だ。ガキにゃまだ早い」

ラッキールウ「どうしたんだ?」

「あ、5000将、また近所のガキが戦に連れてってくれって大将軍にだだこねてるんですよ。全く、親を失った子も珍しく無い中で贅沢な悩みだ」

シャンクス「駄目だって言ってるだろ」

ルフィ「嫌だ嫌だ嫌だ!!」

ラッキールウ「…」

シャンクス「この話は終わりだ」

シャンクス「引き上げるぞ」


マキノ「ありがとうございました」



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ラッキールウ「今日もあのガキか…ルフィとか言ったか?」

シャンクス「ああ。毎日毎日よく来る」

ラッキールウ「お頭、何をそんなにためらう?ガキだろうが何だろうが使えるもんは使う。それがあんたのやり方だろう?」

ラッキールウ「戦場に出ればあのくらいのガキだって珍しくねぇんだ。第一少年兵には少年兵の役割ってもんがある」

ラッキールウ「何をそこまでルフィにこだわる?」

ジャンクス「今ルフィを戦場に出せば、早死する」

ラッキールウ「それの何がいけねえんだ?そういうガキは山ほど見てきて今さら」

シャンクス「あいつの眼の輝きを見れば分かる。あいつは7大将軍にも引けを取らない器だ」

ラッキールウ「7大将軍ってあの…」

7大将軍:南の大国の7人の大将軍。一人ひとりが恐るべき強さを誇る、

シャンクス「ああ。まさかこんな田舎であんな逸材に出会えるとは」

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