戸塚「正直、八幡と付き合うのかと思ってたよ」 (5)


※久しぶりなんでキャラ違うかも


戸塚「由比ヶ浜さんだけど」


八幡「なんでそうなるんだ? 俺と由比ヶ浜とかあり得ないだろ」


戸塚「いいの? 由比ヶ浜さん幸せにできるの、近くの人では八幡だけだと思ってたけど」


八幡「同じ奉仕部としては祝福すべきだろうな」


戸塚「由比ヶ浜さんに彼氏できたけど、嫉妬とかしないの?」


八幡「ま、少しはな。悶えそうだが、俺も男なんだって思い知らされた」


戸塚「あはは。その方が健全だし、いいんじゃないかな?」


八幡(……絶対、嫉妬なんてしないと思ってたけどな)


八幡(意外と俺も普通な高校生になってたわけだ)

戸塚「そもそもお似合いだから妬む気にもなれないか」

八幡「…………」

戸塚「さて。ぼくも頑張らないとね」

八幡(俺はあの日、雪ノ下を選んだ)

八幡(その事をまちがいだなんて思ってはいない)

八幡(……のだが)

八幡(由比ヶ浜が俺に向ける眼差しに友情以外のものが無くなって寂しいと思ってしまう)

八幡(もう応える資格も権利もないのに……)

八幡(あの日、自分から放棄したのに……)

八幡(何故今になって、それを惜しく思ってしまうのだ!?)

八幡(俺は由比ヶ浜に何を求めていたのだろう。彼女の門出を祝えなくなるくらい、何を欲していたのだろう)

八幡(誰か教えてくれないか――)

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