大学生活後半は就職活動をするのが、一般的な大学生らしい。大学4年の俺も例外ではなかった。
「疲れた……」
その日は大阪にある企業の面接を終えて、飛行機で帰京する為、電車で空港に向かっていた。
『……………快速……空港・………行きです』
電車の車内アナウンスを聞いたのを覚えている
──
1時間ほど経っただろうか?目を覚ました時、ふと車窓を見ると電車は自然豊かな田舎の駅に停車する直前だった。明らかに空港方面とは違う。俺は慌てて電車を降りた。
プラットホームから電車を見ると『………快速和歌山行き』と表示されていた。どうやら電車を間違えたらしい。
「え……?」
というよりここは何処なんだ。電車が出発した駅の周りには民家が数軒と山しかない。電車を慌てて降りたのは悪手だったかもしれない。とりあえず改札口に向かうが人の気配は無い。どうやら無人駅のようだ。
「どうするかなぁ……飛行機はもう間に合わないよなぁ」
搭乗予定の飛行機は金欠学生御用達のLCCだった。LCCは基本的にキャンセル変更不可である。つまり帰京する為には別の手段が必要だった。スマホで調べようと電源ボタンを押す。
【バッテリー不足】
……不幸の連続だった。途方に暮れる俺は、改札口から駅の外を眺めるが、駅前にはコンビニすら見当たらない。あるのは自販機だけだ。
「とりあえずジュースでも飲むか……」
バーのない改札を抜け、駅前の自販機でジュースを買った。ふと流れる風が気持ちいい。
「田舎っていいなぁ」
就活疲れ……そうかもしれない。都会の喧騒から離れたこの場所は、不思議と嫌いではなかった。
──
プップー
その音は駅前に停まっていた車のクラクションだ。運転席には俺と同じくらいの20代前半の女性がいた。
「どうしたの?」
「あっいえ、電車を間違えしまって……この辺りにコンビニってありますか?」
「この辺りにはないかなっ……もしかして空港に向かう予定だった?」
やはりここはかなりの田舎のようだ。彼女に話を聞いたところ、この場所は大阪と和歌山の県境らしい。
「んっと、それじゃあ、空港まで送ってあげる」
「えっ?いいんですか?」
突然の提案に少し悩むが、ここで時間を潰しても無駄なだけだ。
「ぜひよろしくお願いします」
スマホが使えないので、空港に行って空席のある便を探そう。そんな考えとかわいいお姉さんと一緒に車に乗れる。それも狙いだった。なんの疑問もなく助手席に乗り込んだ。
「それじゃ……しばらくおやすみなさいっ♪」
「えっ?……あがっ……」
後方から何者かに首を絞められる。誰か後ろにいる……?な、なんだ……こ……れ…は……首への痛みを感じながら意識が飛んだ。
……
「ちひろさんっ!ありがとうございますっ♪」
そう彼女、並木芽衣子は、後部座席に隠れていた女、千川ちひろとともに男子大学生を拉致したのである。
「いえいえ~お代は頂いているので、長期休暇なのに相変わらず芽衣子ちゃんは物好きですね」
「大学生くらいの男の子が一番美味しいからっ♪」
芽衣子は車を走らせ山の中へと向かった……
──
「う……ここは……?」
知らない天井。まさにそんな言葉があっていた。ログハウスだろうか?そこは6畳ほどの部屋だった。
「はっ!?」
そこで俺の服が全部剥ぎ取られていることに気がつく。もちろんスマホや財布が入ったカバンも見当たらない。
「なんで……」
状況を理解できない。俺は車で空港に向かっていたはずだ。俺は部屋の入口へと向かう
ガチャガチャ
外から鍵が掛けられているようだ。それならば窓は……と思ったが、案の定、外から鍵がされている。外は木しか見えない。山奥のようだ。
「俺、拉致されたのか?」
トントントントン
足音が聞こえる。誰かがこの部屋に向かっているようだ。俺は慌てて窓から離れた。
ガチャ
そこに立っていたのは、俺を拾ってくれた優しいお姉さんだった。それも下着姿である。黒いブラジャーとパンツがとてつもない妖艶さをかもし出していた。
「起きちゃった?大丈夫?」
「えぇ……これは一体……」
「ん~っと、君、可愛いからお持ち帰りしちゃった!」
「……」
このお姉さんが犯人の一人らしい。俺は状況を理解しようとするが、理解が追いつかない。
「逃げないのっ?」
「こんな姿じゃ逃げられないですよ……」
「そうだよねっ❤そんな恥ずかしい姿、見られたら人生終わっちゃうもんねっ☓☓くん?」
なぜ俺の名前を……と考えたが、財布とスマホから俺の名前や自宅住所を得ることは容易いだろう。明らかにヤバい女に個人情報を知られてしまった。
「……」
沈黙を続ける俺に彼女は名乗った。
「私は並木芽衣子!よろしくねっ♪」
並木芽衣子。それが彼女の名前らしい。だがそんな事はどうでもいい。とにかくこの状況から逃れる事を優先したい。だが芽衣子はそれを許さなかった。
ぎゅっと俺に抱きついた芽衣子さんは耳元でつぶやく。
「これからレイプするねっ❤」
とんでもない発言に驚く俺だったが、艶っぽい声に興奮を覚えてしまう。でも……
「イヤです」
冷静にお断りした。知らない女性に連れ去られたのだから当然である。
彼女は少し残念そうな顔をして、そう……とつぶやいた。その時、
ドォン!!!
鈍い感覚が股間に走り、激痛に襲われた。そう金玉を蹴り上げたのである。
「あああああああああああ」
「立場から教えないとねっ❤もう一発……」
「うう……や、止めて……くださ……」
ドォン!!!
「あああああああああああ、痛いいいい」
「いい子にする?」
「する!!しますから!!」
激痛と恐怖……たった二回の蹴りで並木芽衣子に逆らえなくなってしまった。彼女は俺を床にロープで手足を大の字の格好で拘束した。
「いい子になったねっ♪でも緊張してる?」
こんな状況、誰だって恐怖心を覚える。
「ねぇ?キスしたことある?」
「……ない」
「それじゃ童貞なんだ❤」チュウウウウウ
俺が答えようとしたその瞬間、芽衣子が俺の唇を奪った。そうファーストキスである……
「ちゅうー❤ちゅうううう~❤れろぉ~❤❤」
それは大人のキス、ディープキスだった。品のない大きな音を立てて口内を舌がかき回し、お互いの唾液を送り合う。
「ちゆ~うううううう❤❤」
そのキスが俺の思考回路を壊していくそう恐怖から興奮に……
「ぷはぁ~❤わぁ~、もう勃起してる❤カワイイ~」
出会って数時間の女性に犯されている。乗り気ではないが、興奮するのは確かだ。
「次はお口でするね~♪あ~ん」
じゅる❤❤❤❤じゅるるるる❤❤❤❤んっッンンンン❤❤
芽衣子は俺のペニスを咥えフェラチオを開始した。そのフォラはキス同様、品のない大きな音を立てるもので、たっぷりの唾液を使って先端から根本まで均等に刺激を与える。
くちゅう❤❤❤じゅるるンン❤❤んっッじゅううううう❤❤❤❤
ドピュウウウウ
初めてのフェラに耐えられる理由もなかった。芽衣子の口内へ精液を吐き出す。彼女は少し驚いたような表情をしたが、ニッコリと笑い、俺の精液を飲み干した。
「ぷはぁ~童貞クンのザーメン美味しい~私のフェラどうだった?」
「……」
半ば放心状態の俺は何も答える事ができなかった。射精後になって冷静さ取り戻し、恐怖感が戻ってきたからである。しかし身体は素直だった。すでに半勃ちになり次に備えていた。
「ふ~ん、いい感じだねっ❤次は本番いっちゃうから!」
じゅる❤❤❤❤じっッじゅるっじゅる❤❤
芽衣子は再びペニスを咥えフェラを再開する。尿道に残った精液を吸い取っていく。その間にペニスは再び勃起してしまっていた。それを確認した芽衣子はペニスを咥えたまま、器用にブラジャーを外していく。バストは80はあるだろうか、正直とても好みのおっぱいだ。
「ぷはぁ……童貞クンには刺激が強すぎたかなっ❤」
次はパンティを脱ぐ、秘所はつるつるのパイパンだった。女性経験のない俺は芽衣子の女性器に釘付けになる。
「私、下の手入れはしっかりしてるから~」
そう言うと俺に跨り芽衣子は俺を見つめる。
「その怯えた顔好きっ❤これから童貞卒業しちゃうんだからねっ」
芽衣子は腰を下ろしそのまま騎乗位で挿入した。あっけない童貞卒業だった。初めての生挿入。膣の暖かさと柔らかさが不思議だ。
「童貞卒業おめでとうっ♪痛くない?」
「う、うん……」
「それじゃ始めよっか~❤」
芽衣子は腰を上下にピストンさせる。セックスとは思った以上に単純なものだった。だが俺は刺激に耐えるので精一杯だった。
「んっンンン❤❤結構おっきいっ❤❤」
芽衣子の息づかいが荒くなってくる。彼女も感じているんだろうか?喘ぎながらおっぱいが揺れる姿はとても卑猥だ。激しくなるピストンで何度もイキそうになるが、何とか耐える。そんな中、芽衣子は俺に向かって囁いた。
「そろそろ……❤イッてもいいよ?童貞クンにしては頑張ったと思うからっ❤」
ドピュウウウウウ
それが合図だった。膣内へ精液が流れ込むのを感じた。それと同時にコンドームをつけていないという重大な事に気がついた。
「中出ししちゃったねっ❤でも私は満足してないからねっ❤」
騎乗位で芽衣子と繋がったまま二回戦へと突入した。だが俺にはもうそんな体力は残ってなどいない。
「ンッあ❤❤ねぇ❤ちゃんと勃てといてっ❤」
そこからの記憶は曖昧だ。とにかく搾り取られた事しか覚えていない。
……
──
『……市に住む男子高校生が行方不明になってから一週間。有力な手がかりは見つかっていません。警察は事件と事故の……』
部屋にテレビのニュースが流れる中、俺は芽衣子に犯されていた。手足の拘束だけでなく、猿ぐつわもされ彼女を満足させる肉バイブになっていた。
「はぁ❤はぁはぁ❤ふにゃふにゃになってる。ちゃんと勃起させてっ❤❤」
「んっ!!!んん~」
……地獄は終わらない。彼女が飽きるまで犯され続けるのだろう。
もし彼女が俺を犯すのを飽きてしまったら……そんな事を考えながら膣内へ射精した。
(おしまい)
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