コスチュームはお洗濯がしやすいものがいい。学生の時の友達が言っていたっけ?その時はよくわかってなかったし、青羽ちゃんはそれでいいよと頭を撫でられたことを覚えている。
私は最近、その言葉の意味が分かってきました。
「着ながらしちゃダメだってあんなに言ったのに!Pさんのばかー!」
「ごめんなさい!!」
男の人の...その、液ってなかなか取れないんですね。
それなのにPさんったら昨日もあんなにがっついて、作ったばかりのセーラー服を......痴漢されてる女子高生みたいにって言った私も悪いかもしれないけれど。それだとヤメテって言ってもやめてくれないよね。いや、私は悪くないです。
「でも、青羽さんが痴漢してるみたいにどうかって言ったから...」
「汚れないように丁寧に脱がしてからシてください」
「そんな無茶な!?」
Pさんも思い出したみたいで反論してきたけど知りません。そうです。立ちながらしたからいけないんですよね。
ちゃんと優しくベッドに運んでくれたらよかったんです。それだと痴漢じゃないかも。
「と、とにかく!Pさんが悪いんです!あんまり汚すならセッ...性交渉は禁止ですよ、禁止ー!」
「そんなぁ!?」
まだ何か言いたそうにしているPさんが口を開く前にお気に入りのエプロンを着けてキッチンに向かうことにします。
その後ろでPさんが何か呟いている。
「そう言いながら裸エプロンしてるんだもんなぁ。そういう青羽さんも悪いと思うんだけど...」
...とりあえず、ブラとパンツは着ることにしました。
「あら、美咲ちゃん。新しい衣装?」
「あ、お疲れ様ですこのみさん!えへへ~そうなんですよ~」
お昼過ぎに新しい衣装を作っていたら、このみさんが後ろで興味津々にこちらを見ていた。
相変わらず小さいけれどセクシーなこのみさん。いろんな衣装が似合いそうで羨ましい。
私がランドセル背負ってみたらPさんは何て言ってくれるかな?...Pさんが変な趣味に目覚めたら困るからやめておこう。
「美咲ちゃん?なんか失礼なこと考えなかったかしら?」
「そ、そんなことありませんよ~!あ、そういえばこのみさんは着てみたい衣装ってありますか!」
勘が鋭いです。あのアンテナのおかげでしょうか。とりあえず話を逸らすことにしましょう。
「着てみたい衣装?そうね~ やっぱりセクシーな衣装よね!!」
「セクシー、ですか」
「そうよ! まあ、今の私でも十分セクシーだけど。なかなか気が付かない男の子たちもいるみたいだしね!」
なるほど、セクシーですか。う~ん、水着というのは安直ですよね?
最近だとスパイみたいな体のラインが出るのがセクシーだっていいますけれど、
このみさんだと可愛くなっちゃうかも。セクシー、セクシーかー。あ、そうだ!
「それならサキュバスとかどうでしょう!おいしそうな男の子...っていうのいいと思いませんか!
水着みたいに安直にならずに胸元も開けますし、それにワンタッチで脱げるようにしてもそれっぽくて違和感ないです!実用性もたっぷりです!」
「み、美咲ちゃん?」
思いついたままを伝えてみたけど、このみさんは微妙な表情。あれ?何かおかしかったかな?
「どうですか。セクシーですよ~」
「うっ、そんないい笑顔で返されると辛いけど、それはさすがにアウトじゃないかしら?セクシー通り越してエロよ。エロ」
...確かに。このみさんの言葉で正気に戻ったけど、みんなに着てもらうのはちょっと。
Pさんとお付き合いをし始めてから、Pさんが喜びそうとか、Pさんが見たらとか考えすぎてる気がします。
「あ、あはは~ このみさんの言う通りですね。うっかりしてました」
「ていうか、実用性とか口走ってなかった? ねぇ美咲ちゃん。あなたプロデューサーと変なことしてないわよね?
お姉さんは美咲ちゃんをピュアな子って信じてるんだけど。ねぇ何で目を逸らすの?美咲ちゃん?美咲ちゃん!?」
ごめんなさいこのみさん。私、このみさんが思ってるような子じゃないです。
「ということで、お帰りなさいPさん!ごはんにします?お風呂にします?そ、れ、と、も~」
サキュバス姿で帰ってきたPさんを迎える。仕方ないよね思いついたら作ってみたくなったんだもん。
Pさんといえば口をあんぐり開けたまま上から下まで私を眺めていたけど、大きく首を振って咳ばらいをした。
気を取り直したみたい?
「ちなみにごはんってなんですか?」
「サキュバス美咲のごはんです。Pさんをいただいちゃいます!」
私からPさんを気持ちよくするのはあんまり得意じゃないけど、コスチュームの力でなんとかならないかな?
「なるほど、お風呂は?」
「お風呂でPさんを洗ったりするのは初めてですけど頑張ります!」
自分の体で洗ったりするんだよね?貧相な私の体でも大丈夫かな?
「そして、最後のはやっぱり...」
「えっと...サキュバスな私でも良かったら、Pさんがめ、召し上がって下さい!」
ちょっと恥ずかしかったかも。Pさんも笑ってくれないし。どうしよう。
「あ、そうだ聞いてください!この衣装は実はワンタッチで脱げたり他にも...「ごめんなさい」...え?」
急にPさんに謝られた。なんだろ?今日は気分じゃなかったのかな?
朝のこと怒ってるのかな?それだったら私もちょっと悪かったかもしれないし謝らないと...あら?いつの間にか目の前にPさん。
「あの、ごめんなさいって...?」
「たぶん衣装、汚しちゃいます」
「へ?あの、だからこれ脱げますから。ね?Pさん聞いてます?わぁ!?まさかここでするつもりですか!?
待って、待ってくださいー! あ~れ~!」
これ、洗うことになったら大変なのにー!!
やっぱり次からは洗いやすいものにしようと思った。
終わり。
美咲ちゃんって衣装作るとき絶対自分のも作ってますよね!
コスチュームはお洗濯がしやすいものがいい。
#pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13866956
いろいろなコスチュームプレイし放題ってわけか
乙です
>>1
青羽美咲(20)Ex
http://i.imgur.com/N78dpoq.png
>>5
馬場このみ(24)Da/An
http://i.imgur.com/FKjgCr1.png
http://i.imgur.com/OT60pMH.jpg
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません