佐久間まゆ「私の、運命」 (33)

一目惚れ、というのでしょうか。

あの人を見た瞬間、身体中に電気が流れたかの様な感じがして、身体がちょっとあったかくなってドキドキしました。

あのとき私は、運命というものを感じました。そう、この人が私の運命の人。

そして私はその人に言われるがままに、アイドルとなりました。

アイドルというお仕事は、素敵なものでした。

その素敵な世界に導いてくれた彼は、本当に運命の人でした。

そしてその運命の人は

「まゆ!助けて!ホントにヤバい、やばいからホントに!マジ!マジで助けて!!!!まゆっ!!!!」

下半身丸出しで私に助けを求めています。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1601990831

「ゾ、ゾイド!!!!ケツのっ!ケツのゾイドが!ゾイドが抜けない!!!!」

どうやらプロデューサーさんは興味本位でゾイド(動物とか恐竜のロボットのやつ)をお尻の穴に入れてしまい、抜けなくなってしまって、そのままこの事務所まで来てしまったそうです。よく通報されませんでしたね。

事務所にいるのは私だけではありません、ちひろさんはもちろんのこと、他のアイドルもいます。殆どのアイドルが引いてました。もちろん私もドン引きです。

私の近くには私と同じくらいプロデューサーさんが好きな凛ちゃんがいますが、その凛ちゃんでさえ

「ほら、呼んでますよ佐久間さん…佐久間さんいつもプロデューサーは運命の人とか言ってるじゃないですか…」

普段では考えられないレベルの敬語で、私に厄介事を押し付けていました。その時の彼女の表情は、千年の恋がありとあらゆるもので粉砕されたかのようなものでした。

ちなみに、入れたものはセイスモサウルスという首長竜のロボットで、ヤフオクで購入したそうです。
 

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