【安価・コンマ進行】モビルスーツ改装記録 (41)

【安価・コンマ進行】モビルスーツ改装記録


宇宙世紀0079、百億を超える人口が半減し、コロニー落下による地球気候の変動といった、甚大な被害を齎らした戦争があった。

後に一年戦争と呼ばれるそれは、兵器開発を加速させ、皮肉にも技術の進歩、そのきっかけとなる。

戦闘機や戦車に代わり、戦争の主役となるモビルスーツ。

彼らが明確に価値を示したのは一年戦争の緒戦--ルウム戦役と呼ばれる戦闘が特に有名だろう--で、その後の戦闘でも、ジオン公国はモビルスーツの性能もあり優勢に立っていた。

その後、窮地を脱するべく始動した連邦軍の『V作戦』により、ジオン軍人に白い悪魔と恐れられた伝説のモビルスーツ『ガンダム』が生まれ、ガンダムの活躍もあり戦局が一変する。

激化する戦争の炎は、世界を飲み込む。

その中にはもう、平和な場所など存在しなかった--。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1604674064

--わけではない。

これからフォーカスされるある連邦軍の基地は、その戦略的価値の無さから、ジオン軍に狙われることは殆どなく、平和な時間を過ごしている。

そして、そんな平和な基地で、ある計画が始まろうとしていた--。

--これは、情熱に燃ゆる整備兵たちと、その熱意に巻き込まれた不運なパイロットの物語。



X計画、始動。

パイロット枠を1人、整備兵枠を3人決定します。
パイロットは2名、整備兵は4~6名募集(集まりによって打ち切り数は変動)し、高コンマから順に選んでいきます。

ゾロ目が出た場合は、そのキャラクターが最優先になります。

テンプレ

名前:
性別:
年齢:
概要:

U.C.0079 10月6日 某地球連邦軍基地


二日前、ホワイトベース隊の活躍により戦場に散ったガルマ・ザビ。

その死を悼む親族がどういった行為に移るのかで、基地ではちょっとした賭けが行われていた。

ある者は親族だけで葬式をする、と答え、ある者は報復のためにコロニーをまた落とす、という洒落にならないことを言った。

そんな話題で持ちきりな食堂には、複数のモニターが備え付けられており、様々な娯楽を提供する。

戦意高揚のためのプロパガンダ、暗い雰囲気を払拭するためのコメディ、世界で起こった出来事を伝えるニュース--『真実を伝える』と喧伝している番組が連邦政府の意向で歪められているのは、皮肉と言えよう--、などなど。

異なるチャンネルを映していたモニターは、ある放送一色に染められる。

『我々は一人の英雄を喪った!!!しかし、これは敗北を意味するのか!?否!始まりなのだ!!!』

ガルマ・ザビの死を悼み、国民の戦意を刺激し、扇動する。

ガルマ国葬と呼ばれるそれは、一人の男の死を利用し、国民を一つに纏める結果を生み出した。

「………」

冷静な表情で、モニターを見ながらカレーを味わうパイロット兵が一人。

名は『ジャック・ラウンド』。

V作戦に携わっていた、元RXシリーズのテストパイロット候補生だ。

残念ながらテストパイロットに選ばれることは無かったが、選ばれた者らの運命を知れば、それが幸運だったことに気付くだろう。

「弟の死すらもダシにして国民を煽るたぁ。こりゃ、流石と言うべきかね?アマカワ伍長」

「流石、と言いたいですが…。家族が亡くなったというのに、こんなことに利用するなんて…。冷酷ですよ」

肯定しつつも、感情を吐露する『ノゾミ・アマカワ』。

家族を喪う苦しみを知る彼女には、眼前の光景は辛いものがあった。

ジーク・ジオン、と叫び続ける異様な光景を目にしながら、昼食の時間は過ぎていった。

同日 司令官室


基地司令官に呼び出されたメカニック、パイロットが、司令官室で一堂に会する。

と言っても、総勢四名と僅かな人数が集まっただけだが。

「来たか。ジルバ・フリクセル大尉、ジャック・ラウンド少尉、リーリア・チチル曹長、ノゾミ・アマカワ伍長」

「「「「はっ」」」」

基地司令官に向けて敬礼をする。

それを横目に、基地司令官は書類の詰まった封筒を机に置く。

封筒には、機密文書『X計画』全容と記載されている。

「『X計画』?聞いたことありませんね」

「当たり前だ。数日前に可決されたばかりだからな」

ジャックの口から飛び出た感想は、基地司令官に即座に往なされる。

「仔細はそれに書いているから、簡潔に言わせてもらう」

封筒をジルバ・フリクセル大尉に渡し、基地司令官はカフェオレを口にする。

実は、彼はかなりの甘党なことで有名なのだ。

「新型モビルスーツを投入し続けるジオンに対抗し、あるプロジェクトが始動した」

「モビルスーツ開発では、我々連邦はジオンよりも遅れている。その差を埋めるべく、現行の機種を改装し、その経験を共有。モビルスーツ開発のノウハウを蓄積し、さらに戦況を優位に持ち込む」

「それが、X計画ですか」

「ああ」

ジルバ・フリクセル大尉の言葉を肯定し、封筒の開封を促す。

そこには、今後配備される予定のモビルスーツが記載されていた。

下1コンマで配備されるモビルスーツを判定します。


01~20:RRf-06『ザニー』
21~55:RGM-79『ジム』
56~70:RGM-79L『ジム・ライトアーマー』
71~85:RGC-80『ジム・キャノン』
86~95:RX-79『陸戦型ガンダム』
96~00:黒いガンダム

数回に分けて配備されるモビルスーツの第一弾は、RGM-79『ジム』。

戦力として配分される機体を分譲してもらう都合上、一度に何機も提供はされない。

とはいえ、ジャブローなどの重要拠点に優先配備される機体を貰える時点で、この計画の重要性は窺い知れる。

「これを、弄っていいんですか!?」

「成果を上げる前提はあるがな」

「………!」

メカニックとしての本分を発揮出来る時が来た。

それが、整備兵らの士気を高揚させる。

「…RXシリーズぅ…」

しかし、嘗ての目標に未だ触れられないパイロットは、ガックリと肩を落とした。

それから、X計画に携わるため四人全員が一階級特進することが伝えられ、階級章も更新された。

資料を確認した後、持ち場に戻るよう命令された彼らは、部屋を出た。

「いやー。しかしまさか、このジオンに目を向けられない基地にモビルスーツが来るとはねぇ」

「だからこそ、なのだろうな。狙われることがないから、気兼ねなく開発に専念出来る」

「フリクセル大…少佐は、元パイロットでしたよね…。どうして、整備兵になったんですか?」

「事情があるのさ」

リーリアの疑問は、微笑したジルバに流される。

「さて、これから俺たちは仕事に取り掛からないといけないわけだが」

「ラウンド中尉は61式からモビルスーツへの機種転換訓練…。まぁ、元テストパイロットだから問題ないか」

「俺たちは通常の業務に加えて、改装計画書を作成する必要がある。まずは、最初の締切である翌週だな」

「頼むから俺を殺すようなゲテモノ作らないでくださいよ」

ジャックの要望に、返答は来なかった。

というわけで、X計画始動です。
主な流れは『計画書提出→評価試験→実戦投入→リザルト』の繰り返しです。
結果が良かったり悪かったりしたら、後々配備されるモビルスーツの品質や戦況に影響が出ます。


まずは計画書提出の安価です。
下4までジム改装のコンセプトを募集します。
今回は最低コンマ以外全て採用で、高コンマから順にジルバ、リーリア、ノゾミの立案となります。

ざっくりコンセプトはこちら。

ジルバ:スピード重視のドックファイト特化型

ノゾミ:長距離用兵装を装備して遠距離にも対応

リーリア:換装システムの採用

ここから装備などを煮詰めていきます。
どういった武装を追加、変更したりするか、または機体をどう調整するかを記載してください。

今度は先着順で、それぞれの改装案につき二つのレスまで採用します。
レスの内容は改装の種類に関わらず、箇条書きで二つまで記入可能です。



ジルバ案

スラスターを増設し、機動力向上
ビームサーベルに代わりビームナイフを二刀流に変更

ジムの換装システムだけは、おそらく箇条書き二つじゃ纏まらないと思うので二つ以上書いて大丈夫です。

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