なんかRの方に立ってるけどそういう要素はないです。建て直すのもめんどくさいのでこっちでやります。ごめんね。いつ治るのこれ。

なな「……ってわけでノートに『大場純那』と書いてニヤニヤしていた所を純那ちゃんに見られちゃったの！絶対引かれたもうやだ再演したいー！」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

真矢「おや……それは災難でしたね」

なな「『災難でしたね』じゃないよ！真矢ちゃん何とかしてよ！」ｶﾞﾊﾞｯ

真矢「……何故私が？」

なな「はぁ！？何のために今まで餌付けして来たと思ってるの！？」

真矢「餌付け……っ、そういう言われ方は、傷付くのですが」

なな「うるさい！何とかしてったら何とかして！」

真矢「…………」

真矢「餌付け……私はてっきり、大場さんは善意で私にお菓子をくれるのだとばかり……」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

クロ（孤高の首席様はこういう精神攻撃に弱いのね……）

クロ「まぁ……あの子純那のことになると頭のネジが何本か外れちゃうから……別に本気でそう思ってるわけじゃないと思うわよ」

真矢「……本当ですか？大場さんはこれからも私の友達として居てくれるでしょうか……？」

クロ「居てくれるわよ、きっと」

真矢「私と大場さんは友達……！ならば、友達のピンチは何とかしてあげるのが友達！クロディーヌ。力を貸してくださいますか？」ｽｯ

クロ「しょうがないわね……」ｽｯ

真矢「ふふ……聖翔音楽学園のトップ２の演技力。見せる時が来ましたよ……」

真矢「お邪魔します」ｶﾞﾁｬｯ

クロ「お邪魔するわよ」

純那「！？」

真矢「そういえばクロディーヌ？もし私達が結婚したらあなたは『天堂クロディーヌ』ですね？」

クロ「いやいや天堂真矢？あなたが『西條真矢』になるんでしょう？」

真矢「しかし、誰かと結婚した後の姓の話をするのはまったく普通のことですね、クロディーヌ？」

クロ「ええそうね天堂真矢。まったく引く要素のない、普通のことだわ」

真矢クロ「オホホホホ」

純那「……ななに何か言われた？」

クロ「早速バレてるじゃない！」ﾎﾟｺｯ

真矢「どうやら私に脚本の才能はなかったようです」

クロ「だからって、この……っ、だからあんた友達少ないのよ！」

真矢「……っ」ｼﾞﾜｯ

クロ「あああごめんなさい言い過ぎたわだから泣かないで……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

純那「部屋から出てってくれる？」

なな「うう……」ﾒｿﾒｿ

双葉「どうしたばなな」

香子「どうしたんばななはん」

なな「双葉ちゃん！香子ちゃん！」ﾊﾞｯ

双葉「何かあったのかよ？」

なな「それが……じゅんじゅんなななな」

双葉「ふたふたかおかお……なるほど、そういうことか。それならあたし達に任せとけよ！なぁ香子？」

香子「えー？なんでうちらがそないなこと……」

双葉「普段から料理とかばなばいくとかでお世話になってんだからさ。ここいらで恩返ししとこうぜ」

香子「まぁ確かに……ちょっと待ってばなばいくにはお世話になった覚えないで」

双葉「あたしにいい作戦があるんだ……いいか？」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

双葉「おーい星見！」

純那「石動さん。何か用？」

双葉「お前、ななのノート見たんだって？じゃあ『大場純那』っていうのも見たよな？」

純那「え、ええ……それが？」

双葉「あれ、実はあたしと香子のいたずらなんだ」

純那「いたずら？」

双葉「本当はななを驚かせるだけのつもりだったんだけどさ……まさか星見にも見られちまうとは……変な勘違いさせてごめんな」ﾍﾟｺｯ

香子「お騒がせして、えろうすんまへんなぁ」ﾍﾟｺｯ

香子（何でうちがやってないことで頭下げへんとあかんの……？）ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

双葉（でも、これでななは晴れて無罪だ。完璧な作戦だろ？）

純那「……どこに書いた？」

香子「え？」

純那「その『大場純那』って名前を、どこに書いたか覚えてる？」

双葉「そ、そりゃノートに……だろ？」

純那「そうじゃなくて、ノートのどこに書いたかって聞いてるの。上？下？左？右？あなた達が犯人なら分かるわよね？」

香子（……きっ、聞いてへんでこんなこと！）

双葉（くそっ、もう当てずっぽうで答えるしかねぇ！行け！香子！）

香子「えっと……ノートの右端……やったかなぁ？」

純那「残念。見開きど真ん中よ」ﾍﾟﾗｯ

双葉「自己主張激しいなあいつ！」

なな「うう……双葉ちゃん達でもダメだった……」

華恋「どうしたのばなな」

ひかり「ばなな……？」

まひる「何かあったの？ばななちゃん」

なな「華恋ちゃん(バカ)！ひかりちゃん(アホ)！まひるちゃん(ヤンデレ)！」ﾊﾞｯ

まひる「その()の中の注釈全部ばななちゃんにも当てはまるからね？」

華恋「それで、何があったの？」

なな「それが……じゅんじゅんなななな」

ひかり「かれかれひかひか……なるほど、そんなことが」

まひる「かれかれまひまひ……そっか、そんなことがあったんだね……」

なな「相槌でカプ論争しないで」

華恋「それなら私達に任せてよ！私にいい考えがあるから！」

華恋「すいませんでしたぁーっ！」ｽﾞｻｧｯ

まひる「ばななちゃんを許してあげて！」ｽﾞｻｧｯ

純那「！？」

なな（ストレート過ぎない？）

ひかり「文字列でも興奮できるばななを引かないであげて……」

なな（ちょっと！？変な属性足さないでよ！文字列で興奮とかできるわけないでしょちょっと待ってて今やってみるから！）

なな（『純那ちゃん　エプロン』『純那ちゃん　新妻』『純那ちゃん　手練手管』）ｻﾗｻﾗ

なな（……うっひょおイケるわ！ちょっとトイレ行って来ていいですか？）ｶﾞﾀｯ

純那「なな？」

なな「……っ」ﾋﾞｸｯ

純那「……なな？なんで私が怒ってるか分かる？」

なな「私が、ノートに『大場純那』って書いてたから……？」

純那「……そうよ」

なな（ああ……駄目だ。私の学園生活終わった）

純那「何で……じゃ……のよ」

なな「え？」

純那「なんで『星見なな』じゃないのよ！」

なな「！？」

華恋「！？」

ひかり「！？」

まひる「！？」

双葉「！？」

香子「！？」

クロ「！？」

真矢「！？」

キリン「！？」

純那「なんで『大場純那』なんて書いたの！？それじゃ、あなた『大場なな』、『ばなな』のままじゃない！」

なな「え……えっと……？」

純那「今は『ばなな』のままでいいわよ……みんなのばななでもいい。でも、結婚する時は……っ！」

純那「私だけの『なな』になってよぉっ！」

なな「……純那ちゃん！」ｷﾞｭｯ

純那「ななぁ！」ｷﾞｭｯ

真矢「ふふっ……やはり大場さんには敵いませんね。こんなに素晴らしいハッピーエンドを描いてしまうのですから……！」

クロ「えぇ……？」



　　－終わり－

以上になります。

キャラ崩壊のない完璧な物語はもう既に原作がやってるんだからむしろガンガンキャラ崩壊させることこそ二次創作の存在意義では？
真矢様なんか九九組以外に友達居なさそうじゃない？嫌われてるわけではないしむしろ憧れの裏返しなんだけど本人はそのこと気にしてそう。
手練手管って四字熟語なんかエロくない？
皆も少女歌劇SS書こう？

ありがとうございました。