大体キングスライムとかが出てきだす平原・昼
勇者「というわけだ」
魔法使い「というわけだじゃないよ」
武闘家「ごめんね、魔法使いくん」
魔法使い「マジなの?」
盗賊「俺からも、スマン」
魔法使い「君が貧しい家族のために盗賊してたってのは知ってるけど、俺ァ盗賊以下なの?」
戦士「こんな旅の途中悪いとは思っている!申し訳ない」
魔法使い「そろそろアレだぞ、魔法使いくん泣いちゃうぞ?ドッキリって言って?」
一同「「「「お願いですパーティを抜けてください」」」」
魔法使い「ワンワン!!!!」
盗賊「泣くと鳴くをかけたネタのつもりか?死ぬほどつまんな」
魔法使い「うるさい!」
魔法使い「理由を言いなさいよ理由を」
勇者「うーん、それはなぁ……」
魔法使い「なんだい」
戦士「なんとなく察しとかこう……空気とかほら、あるだろ?」
魔法使い「知りませんねー!!!!行ってもらわないとでてかないからねー!!!!」
盗賊「言おう、奴のためだ」
格闘家「う、うーん」
勇者「仕方ない……じゃあ挙げてくぞ」
魔法使い「おう……挙げてく?そんないっぱいあんの?」
勇者「実力面から行くぞ」
魔法使い「うん」
勇者「魔法使い、お前の覚えてる魔法とかってこれでよかったよな」
ホイミ ベホイミ メラ メラミ ギラ ベギラマ ルーラ リレミト
---------------------------
バギ ザラキーマ メラニン
魔法使い「そうだな。この中央線何だ?」
勇者「それは我々で引かせてもらった」
盗賊「上段の魔法には正直助けられてる」
武闘家「いつもありがとうね」
魔法使い「お、おうこちらこそ……って感謝があるのになぜ辞めさせる?」
戦士「問題は下段だ」
勇者「まずバギから行こうか」
魔法使い「うん、バギね。炎系の家系だから習得大変だった」
勇者「うむ、よく努力してたのは見た。しかし動機が問題なのだ」
魔法使い「え?ん?何のことかな~?」
盗賊「大体はがねのつるぎ売ってるくらいの町で『バギ系の魔法使いって町中でこっそりバギ発生させてパンチラ狙ったり、物を盗んだりするやからもいるそうですよ』という町人の話聞いた次の日から急に特訓始めたよな」
魔法使い「んぉ?ん?そうだっけ?」
戦士「間違いないな」
勇者「まあ全員男パーティだから、そういうえっちな気持ちはわかるがだ、一応魔王倒しに行ってるわけだから、そういう不純な動機はなるべく避けてほしいんだ。故郷の評判にもかかわる」
魔法使い「ぬくくくく……じゃあザラキーマはなぜダメなんだ!強いだろ!」
盗賊「いやフツーに怖い。何で急にザラキーマ覚えた?ザキとかザラキ挟めよ」
戦士「なんか闇を感じるな」
勇者「怖い」
魔法使い「理由弱いだろ!何だそれ!そんなこともあるだろ!勇者も急にギガスラッシュとか覚えるじゃん!今まで剣で切ってたのに急に魔法剣みたいなの出すなよ!」
勇者「あれは別に怖くないし……」
魔法使い「理由弱いィ~!」
魔法使い「メラニンは………これはいいです」
勇者「魔法使いが考案した日焼けする魔法だったな。使いみちがわからん!いらん!」
魔法使い「急にプールとか言っても変な日焼けすぐ消せるとか……あるし……」
盗賊「限定的すぎる」
戦士「使えないな」
魔法使い「ぬっく……コノヤロウ武闘家ァ!黙ってないでテメェも言ってくるなら言ってこいや!」
勇者「いや武闘家は最後の最後までお前の味方して悪口一切言わなかったぞ」
武闘家「ごめん、みんなを止められなかったよ……」
魔法使い「ぶとうかぁ……」
勇者「次は改めてほしいところ行くぞ」
魔法使い「それ一回相談しろよ!何で急に辞めろなんだよ!」
戦士「耐え難くてな……」
魔法使い「ぬぅ……」
盗賊「その1 いきがくさい」
魔法使い「え、待って普通にショック」
勇者「多分やけつく息だせるぞ」
魔法使い「マジ?ハァ~」魔法使い の やけつく息!
戦士「ぐあっ!!!!!」ビリビリ
盗賊「戦士ー!!!!」
勇者「ゆ゛る゛さ゛ん゛」
魔法使い「待て待て!ほらまんげつ草」
戦士「ふぅ…助かった」
勇者「その2 寝息がうるさい」
魔法使い「どうしようもねぇよそれ」
戦士「毎日はきつい」
魔法使い「耳栓しろ!」
盗賊「その3 人の言うことを聞かない、天の邪鬼、社会不適合者」
魔法使い「お前さっきから気持ち辛辣だよな。許さんからな」
戦士「その4 なんか臭い」
魔法使い「いや、あのほら薬草とか持ち歩いてるからね?パクチー嫌いなタイプだろお前」
盗賊「わかっただろ、さよならだ」
魔法使い「くっそ……あーもうわかりました!お前らがそこまで言うならこっちだって願い下げだばかやろうが」
武闘家「うっ…」
勇者「泣くな武闘家」
魔法使い「ぶとうかぁ…」
盗賊「涙がもったいねぇぞ」
魔法使い「ぶとうか?」
魔法使い「もう知らねぇ!もう会わねぇからな!ルーラ!!!!」
勇者「行ったな」
戦士「やれやれ」
武闘家「これでよかったのかな……」
盗賊「いいに決まってる。あいつのためだ」
勇者「あいつのためにも旅を続けよう」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません