【ファンキル】レーヴァテイン「マスターの子供を産みたい」【ファントムオブキル】 (579)

このスレはAndroid/IOS/DMMで配信中の【ファントムオブキル】のssです

このSSは以下の要素を含みます
・天上編設定
・キャラ崩壊注意

ロンギヌス「えっと、あの、もう一度言ってもらっていいですか?」

レーヴァテイン「え、今ので伝わらなかったの?」

ロンギヌス「いえ、念のため、お互いの認識に齟齬があったらいけないので・・・・」

レーヴァテイン「だから、マスターの子供を産みたいんだって」

ロンギヌス「うーん、聞き間違いじゃなかったみたいですね」

レーヴァテイン「さっきからはっきり言ってるじゃない」

ロンギヌス「ちなみに誰が?」

レーヴァテイン「私が」

ロンギヌス「ですよねー」

ロンギヌス「つまるところ、レーヴァテインさんはマスターと結婚して幸せな家庭を築きたいってことですか?」

レーヴァテイン「え、なにそれ」

ロンギヌス「えっ?」

レーヴァテイン「マスターと結婚するとかありえないし」

ロンギヌス「え、ええっと?」

レーヴァテイン「あのマスターと結婚とか、絶対うっとうしい。1年で離婚する」

ロンギヌス「はぁ。でもマスターの子供は?」

レーヴァテイン「産みたい」

ロンギヌス「うーん?」

ロンギヌス「えっと、話をまとめると、マスターと恋仲になりたいとか夫婦になりたいとかそういうわけでもなく、ただただ子供が産みたいということであってますか?」

レーヴァテイン「最初からそう言ってるでしょ」

ロンギヌス「ま、まあレーヴァテインさんの主張はわかりました。では、どうして私に相談を?」

レーヴァテイン「消去法」

ロンギヌス「えっ」

レーヴァテイン「他に話す相手がいなかったから、消去法」

ロンギヌス「なぜでしょう、ものすごく納得がいきません」

レーヴァテイン「はぁ、めんどくさいなぁ。一から説明するね」

レーヴァテイン「まず、こんなこと他のキル姫・・・・まあファーストキラーズ以外に話せるわけがない」

ロンギヌス「まあ、なんだかんだ私たちも付き合い長いですしね。後輩たちにこんな姿を見せるわけにもいきませんし」

レーヴァテイン「そう。んで、まずアルテミス。絶対に怒る」

ロンギヌス「まあ、アルテミスさんならそうでしょうね」

レーヴァテイン「次にフライクーゲル。絶対うざい」

ロンギヌス「確かに、あのテンションだとレーヴァテインさんとはあわないでしょう」

レーヴァテイン「パラシュもアルテミスと同じような理由で除外」

ロンギヌス「まあ、そうですね」

レーヴァテイン「それで、マサムネも無理でしょ。まずはお付き合いからとか絶対言われる」

ロンギヌス「マサムネさんは古風というか、そこがいいところではあるんですけども・・・・」

レーヴァテイン「ティルフィングは個人的に嫌」

ロンギヌス「そ、そうですか?」

レーヴァテイン「あとデュリンが高確率で側にいるから絶対うるさい。口出ししてくる」

ロンギヌス「まあ、そうなるでしょうね」

レーヴァテイン「その点ロンギヌスは、とりあえず話は聞いてくれるし説教もしないしめんどくさいことがない」

ロンギヌス「あの、私褒められてるんでしょうか?なんだかものすごく都合のいい女扱いされているような・・・・」

レーヴァテイン「褒めてるよ」

ロンギヌス「なぜだか釈然としません」

レーヴァテイン「それで、最初の話に戻るんだけどさ。マスターの子供を産みたいの」

ロンギヌス「はぁ」

レーヴァテイン「どうすればいいと思う?」

ロンギヌス「正直、少し困惑していますけど・・・・ちなみに、このことをマスターには?」

レーヴァテイン「言ってるわけないでしょ」

ロンギヌス「ですよねー」

レーヴァテイン「そんなこと言ったら頭の心配されるだろうし。絶対うざい」

ロンギヌス「私も正直どこかで頭を打ったんじゃないかって思ってますよ」

レーヴァテイン「そういうことだから、方法を一緒に考えて欲しいの。もちろん他言無用で」

ロンギヌス「えっと、イヤだと言ったら?」

レーヴァテイン「えっ」

ロンギヌス「えっ」

レーヴァテイン「・・・・・・・・」

ロンギヌス「・・・・・・・?」

レーヴァテイン「こ、断るの?私、見捨てられるの?」

ロンギヌス(あ、もしかして私が断るって言う発想が無かったんでしょうか)

レーヴァテイン「・・・・・・・・」

ロンギヌス「だ、大丈夫ですから!見捨てたりしませんから!」

レーヴァテイン「そ、そう?よかった、本当に一人で考えて行き詰った結果の相談だったから・・・・・」

ロンギヌス(レーヴァテインさんがここまで弱気になるなんて・・・・)

レーヴァテイン「それじゃあ改めて、どうしたらいいと思う?」

ロンギヌス「そうですね、やっぱり子供を産むとなるとマスターに感知されないようにというのはものすごく難しいと思います」

レーヴァテイン「やっぱり、そう?」

ロンギヌス「はい。・・・・・あ、一応聞きますけど子供の作り方は知ってますよね?」

レーヴァテイン「流石にバカにしすぎ。それぐらい知ってる」

ロンギヌス「まあ、そうですよね。念のために確認しただけなんで」

レーヴァテイン「○○○○でしょ」

ロンギヌス「はっきり言われなくても私もわかってますから!」

レーヴァテイン「具体的に言うと男の○○○と女の×××を」

ロンギヌス「そこまで説明されなくても私もわかっていますから!」

レーヴァテイン「大声出さないで、うるさい」

ロンギヌス「相談を受けているのにこの言われようですか」

ロンギヌス「一つ質問なんですが、マスターとそういう行為をすることに関しては抵抗はないんでしょうか?」

レーヴァテイン「はぁ?そんなことしたらマスターにバレるでしょ」

ロンギヌス「えっと、つまりマスターとそういうことをしたいわけでもないと」

レーヴァテイン「うん」

ロンギヌス「清いお付き合いをしたいとかそういうわけでもない」

レーヴァテイン「うん」

ロンギヌス「でも子供は?」

レーヴァテイン「産みたい」

ロンギヌス「うーん」

レーヴァテイン「正直、ものすごく都合がいいことを言ってるっていう自覚はあるの」

ロンギヌス「いえ、都合うんぬんよりももっと別の問題があるような気がするんですが」

レーヴァテイン「でも、子育てはちゃんとやるから」

ロンギヌス「あっ、思ったより未来に話が飛んでますね」

レーヴァテイン「最近はシングルマザーも多いみたいだし、ラグナロク協会はそういう支援も充実してるし」

ロンギヌス「いえ、そういう問題ではなくてですね」

レーヴァテイン「いざとなったらヴァナルガンドあたりに話せば手伝いもしてくれるだろうし・・・・」

ロンギヌス「まあ、それはそうでしょうけど・・・・」

レーヴァテイン「でも、それもこれもマスターの子供を産まないことには始まらないのよ」

ロンギヌス「スタートラインを間違えてる気がするんですよねー」

ロンギヌス「うーん・・・・レーヴァテインさんは、マスターのことが嫌いなんですか?」

レーヴァテイン「は?そんなわけないじゃない。嫌いな相手の子供を産みたいとかわけわからない」

ロンギヌス「ですよねー」

ロンギヌス(なんだかんだレーヴァテインさんがマスターと仲良くしてツンデレしてるのは知ってますし)

レーヴァテイン「だからと言って好きってわけでもないけど」

ロンギヌス「ちなみに、私とマスターだとどっちの方が好きですか?」

レーヴァテイン「マスターに決まってるじゃない」

ロンギヌス「知ってましたよ、ええ」

レーヴァテイン「だって、私レズじゃないし」

ロンギヌス「私も違いますよ!」

レーヴァテイン「えっ、そういう質問してくるってことはてっきり・・・・って思ってたんだけど」

ロンギヌス「あくまでも友人としてって意味ですからね。私にそっちの趣味は一切ありません」

レーヴァテイン「よかった、ロンギヌスのロンギヌスで私のレーヴァテインが狙われてたらどうしようかと」

ロンギヌス「割と今最低なこと言ってますからね。あと私のキラーズをそういう表現で扱うのはやめてください」

ロンギヌス「マスターのことは嫌いじゃない、むしろ好き。そして子供を産みたい。だけど恋人とか夫婦になりたいわけじゃない」

レーヴァテイン「そう」

ロンギヌス「・・・・・本当に、そうなんですか?」

レーヴァテイン「なによ」

ロンギヌス「レーヴァテインさん。正直に答えてください。あなたは本当に、マスターの子供だけ産めればそれでいいんですか?」

レーヴァテイン「・・・・・別に、いいし・・・・・・・・・」

ロンギヌス「本当に?」

レーヴァテイン「しつこいなぁ、いいって言ってるでしょ」

ロンギヌス「・・・・・・ここには、私たちだけしかいませんよ。誰かに聞かれることもないです」

ロンギヌス「レーヴァテインさん、これが最後です。あなたの本音を、聞かせてください」

レーヴァテイン「っ!」

レーヴァテイン「・・・・・りたい」

ロンギヌス「え?」

レーヴァテイン「私だって、本当はマスターのお嫁さんになりたい!でも、私じゃダメなの!」

ロンギヌス「それは、どうして?」

レーヴァテイン「だって私は、ずっとマスターに迷惑をかけてきて、今も、すっごく迷惑なことばかり考えてる」

レーヴァテイン「こんな私に、マスターと結婚したりする資格なんて、ない」

ロンギヌス「それだけ、ですか?本当に?」

レーヴァテイン「・・・・・それに、私たちはキラープリンセスだから。マスターが不幸になる」

レーヴァテイン「マスターは優しいから、きっと私のことも受け入れてくれると思う。それは、ロンギヌスだってわかってるはず」

レーヴァテイン「でも私たちキラープリンセスは一般人からは受け入れられない存在。私だけならともかく、マスターまで奇異の目線で見られてしまう」

レーヴァテイン「私は、私の、私なんかのわがままで、マスターを不幸にしたくない」

レーヴァテイン「でも、やっぱりダメ。私、マスターのことが、好き。好きで好きでたまらないの」

レーヴァテイン「だから、せめて子供だけでもって、そう、思って・・・・」

レーヴァテイン「・・・・・ごめん。無理だよね、こんなこと。時間取らせちゃって、ごめん」

ロンギヌス「・・・・・無理だなんて、誰が決めたんですか」

ロンギヌス「どうして、そこで諦めるんですか!どうしてその想いを押しつぶそうとするんですか!」

レーヴァテイン「だから、それは」

ロンギヌス「マスターが不幸になる?そんなの、誰が決めたんですか!あなただって知っているでしょう!?マスターが、どんな人なのかぐらい!」

レーヴァテイン「そんなこと知ってる!知ってるから、私は・・・・!」

ロンギヌス「ならば、わかっているでしょう!私たちのマスターは、そんなことぐらいはねのけるぐらい強いんだって!わかっているでしょう!あの人の強さを!」

レーヴァテイン「・・・・わかってる、わかってるってば・・・・わかってる、けど」

ロンギヌス「・・・・・本当は、怖いんですよね。マスターは優しい。でもそれは、私たちキラープリンセスの誰に対しても」

ロンギヌス「もし、マスターに受け入れてもらえなかったら、あまつさえ拒絶されたら・・・・」

レーヴァテイン「そんなこと、私は耐えられない」

ロンギヌス「でも、今のままじゃ押しつぶされてしまいますよ」

レーヴァテイン「じゃあ、どうしたらいいの・・・・・!」

ロンギヌス「・・・・・それは、レーヴァテインさんがわかってるんじゃないですか?」

レーヴァテイン「・・・・・・・・」

レーヴァテイン「・・・・・そう、だよね。うん。今のままじゃ、だめ」

ロンギヌス「はい、そうです」

レーヴァテイン「・・・・・決めた。私、自分に正直に行動する」

ロンギヌス「ふふ、よかったです。悩みが解決したみたいで」

レーヴァテイン「うん。そうだよね、子供が産みたいなら夜這いすればいいんだ」

ロンギヌス「そうそ・・・・・え?」

レーヴァテイン「ありがとう、ロンギヌス。私、ちょっと準備してくる」

ロンギヌス「え、あ、はい」

レーヴァテイン「ロンギヌスに相談してよかった。また、なにかあったらよろしく」

ロンギヌス「は、はぁ」










ロンギヌス「・・・・・これで、よかったんでしょうか?」








ロンギヌス「あ、マスター。お疲れ様です、どうしました?」

ロンギヌス「え、私ですか?さっきまで懺悔のようなものを聞いていたところですよ」

ロンギヌス「それにしても・・・・ふふ」

ロンギヌス「いえ、なんでもないです。・・・・・きっと今夜は大変でしょうから、覚悟しておいてくださいね」

ロンギヌス「いえいえ、こっちの話です。あ、そうだ。マスター、一緒にお茶でも飲みませんか?」

ロンギヌス「折角来てくれたんですし、私もマスターとゆっくりしたいです。・・・・なんて」

ロンギヌス「・・・・・じゃあ、お任せしちゃっていいでしょうか」

ロンギヌス「はい。それじゃあおねがいしますね」

ロンギヌス「パパさん」サスサス

ファンキル4周年記念に書いてみました。SS速報VIPでスレ立てしたんですが、立てた時点でこっちに飛ばされてました。
直接的な性表現は避けてるんですが・・・・。産むっていうとこがひっかかったんですかね。
ロンギヌスとレーヴァテインと天沼矛が好きです。レヴァとぬぼこは覚醒したから覚醒ロンギはよ。
ロンギヌスは一応全種類集めてます。キルコレロンギは型の関係上進化させてませんが、それ以外は☆6運用してます。
マナロンギも竜ロンギもキルコレロンギも水着ロンギも黒ンギも海上ロンギもさくらロンギもガブロンギも水着黒ンギも大好きです。
ファントムオブキル4周年おめでとうございます









マサムネ「主君の子を孕みたい」






ロンギヌス「・・・・・えっと?」

マサムネ「どうすればいいだろうか」

ロンギヌス「あの、ごめんなさい。もう一度言ってもらえませんか?」

マサムネ「む、聞こえなかったのか?ならばもう一度言おう」

マサムネ「拙者は、主君の子を孕みたいのだ」

ロンギヌス「うーん、聞き間違いであってほしかった」

マサムネ「この度、レーヴァテインがめでたくも懐妊したと聞いた」

ロンギヌス「そうですね。マスターに身に覚えはないそうですけど」

マサムネ「ああ。だがレーヴァテインは主君の子と言い張っている。そして、その瞳に嘘はなかった」

ロンギヌス「まぁ本当の事ですし」ボソ

マサムネ「それを聞き、拙者も主君の子を孕みたいと、そう思ったのだ」

ロンギヌス「ああ、そういうことなら納得できます」

マサムネ「どういうことだと思っていたのだ?」

ロンギヌス「いえ、どこぞの誰かさんみたいに関係とかどうでもいいから子供だけ産みたいとかこじらせてないかなって」

マサムネ「ああ、それはない。拙者は子を孕むのが目的ではないからな」

ロンギヌス「はい、普通はそうだと思います」

マサムネ「拙者は妾になりたいのだ」

ロンギヌス「」

ロンギヌス「あの、順を追って説明してもらえません?」

マサムネ「うむ、いいだろう。レーヴァテインが主君の子を孕んだとなれば、あの主君のことだ。是が非でも責任をとると言い出すだろう」

ロンギヌス「そうですね、実際に言ってるみたいですし」

マサムネ「レーヴァテインの方も主君を好いていることぐらい色ごとに疎い拙者にもわかる」

ロンギヌス「ですよねぇ。バレバレなんですよねぇ」

マサムネ「だから、あの二人が結ばれるのは時間の問題だろう」

ロンギヌス「まあ、そうなりますよね」

マサムネ「その上で主君の子を孕みたいのだ」

ロンギヌス「その飛躍がわからない」

ロンギヌス「あの、念のため聞いておきたいんですけど、マスターと恋人になりたいとか結婚したいとかそういう願望はないんですか?」

マサムネ「ないな」

ロンギヌス「本当に?」

マサムネ「ああ」

ロンギヌス「建前はそれくらいにして本音は?」

マサムネ「先ほども言った通り、拙者は妾になりたいのだ」

ロンギヌス「えっと、それはレーヴァテインさんに遠慮してとかそういうのがあってですか?」

マサムネ「いや、全く関係ない」

ロンギヌス「おっと、これはさらにわからなくなりましたよ」

マサムネ「拙者は主君の一夜の過ちから孕んでしまうも、冷遇され最終的に決して帰らぬ主君を待ち続ける・・・・そんな妾になりたいのだ」

ロンギヌス「理想の妾像が歪み過ぎてませんか?」

マサムネ「もちろん産んだ子に不自由をさせる気はない。こうみえても貯蓄はあるし、少なくなれば異族の討伐をすればいいさ」

ロンギヌス「そこは大前提なんですね。あ、いやいいことだとは思うんですけれども」

マサムネ「ああ。拙者の性癖に子を付き合わせる気は毛頭もない」

ロンギヌス「性癖って言いました!?今性癖っていいましたよね!?」

マサムネ「そこでだ、ロンギヌス。どうすれば主君は拙者を冷たくあしらうような一夜の過ちを犯してくれるだろうか」

ロンギヌス「要求がハードすぎるんですよねぇ」

ロンギヌス「えっと、ちなみにどうして私に話したんですか?」

マサムネ「消去法だ」

ロンギヌス「えっ」

マサムネ「これも順を追って説明しよう。まずこの話は竹馬の友たるファーストキラーズの面々ぐらいにしか話せない」

ロンギヌス「竹馬の友って・・・・まあ付き合いは長いですけれども」

マサムネ「ああ。当たり前だがこんなことを、例えばムラマサに話してみろ。ドン引きされるに決まっている」

ロンギヌス「私もドン引きしていますけどね」

マサムネ「それ以外でも、そうだな・・・・例えばエロースなんかは、『夜マスターのベッドにお邪魔すればいいんですよ』とか言うに決まっている」

ロンギヌス「言いそうですね、エロースさんなら」

マサムネ「そして、当然ながらレーヴァテインには話せない。話せたとしても、まともに取り合ってくれないだろう」

ロンギヌス「レーヴァテインさんならそうですよね。めんどくさいの一言で一周されそうです」

マサムネ「そして無論、アルテミスとパラシュも無理だ。拙者が言うのもなんだが、あの二人は固いからな」

ロンギヌス「私、マサムネさんも固い人だと思ってたんですけど」

マサムネ「フライクーゲルは・・・・そもそも話ができない。拙者にはヤツが使う言葉は難解すぎる」

ロンギヌス「ルーゲルさんですもんね・・・・いえ、なんでもありません」

マサムネ「そしてティルフィングには個人的に相談したくない」

ロンギヌス(ティルフィングさん、嫌われてるんでしょうか)

マサムネ「従って、まともに話を聞きドン引きしてもなおかつ話に付き合ってくれるのはロンギヌスくらいというわけだ」

ロンギヌス「ドン引きされるのはわかってたんですね」

マサムネ「無論だ」

ロンギヌス(きっと私ってすごく都合のいい女なんだろうなぁ)

マサムネ「主君に気遣われず、無責任に子を孕まされるにはいったいどうすればいいのか。それを考えたい」

ロンギヌス「でも、あのマスターですよ?無理じゃないですか?」

マサムネ「我が主君を愚弄するか!」

ロンギヌス「むしろ褒めてるんですけど!?」

マサムネ「主君はやればできる主君だ!きっとなんらかの手段を用いればなんとなるはずなのだ!」

ロンギヌス「むしろマスターを愚弄してるのはマサムネさんの方だと思います」

マサムネ「正直、めんどくさい性癖だとはわかっている。だが拙者は、それでも成し遂げたいのだ。無残に捨てられる妾を!」

ロンギヌス「熱く語るテーマじゃないと思うんですけどねぇ」

マサムネ「そのためには主君の子を孕まねばならない。さあ、ロンギヌス。どうする!」

ロンギヌス「まるで私がするみたいな言い方やめてもらえませんか」

マサムネ「ただとは言わん。トマトのしぼり汁は持って来た。さあ、存分に飲むがいい」

ロンギヌス「あ、ありがとうございます」

ロンギヌス(お礼があるだけレーヴァテインさんよりマシなのかなぁ。性癖はレーヴァテインさんの方がマシだけど)

ロンギヌス(ていうか、これ見た感じ・・・・本当にトマトを絞ってきたもののような・・・・まあでもトマトジュースには変わりないよね)

マサムネ「では酌をしよう」

ロンギヌス「あ、わざわざありがとうございます。マサムネさんは飲まないんですか?」

マサムネ「そんなおぞましいもの飲めるわけないだろう」

ロンギヌス「あ、もしかしてこれ私バカにされてます?」ノミマスケド

マサムネ「トマトには毒があると聞いている。ロンギヌスは聖槍の力で打ち消せるのかもしれんが、拙者は元は名もなき一振りの刀。そのような力はない」

ロンギヌス「こんなところで真面目古風キャラを出してこないでください」トマトニドクハナイデス

ロンギヌス「それでですね、マサムネさんの欲求を満たす方法についてなんですが」

マサムネ「うむ」

ロンギヌス「夜這いじゃだめなんですか?」

マサムネ「それでも主君は責任をとると言い出すだろう」

ロンギヌス(まあレーヴァテインさんに対してもああだからそうなるだろうなぁ)

ロンギヌス「かといって、襲わせるって言うのもダメですよね」

マサムネ「仮に一時的に理性を飛ばせたとしても、主君は後に悔いることになるだろう。そんなことは望んでおらぬ」

ロンギヌス「じゃあ、むしろこちらから襲うというのは?」

マサムネ「・・・・というのは?」

ロンギヌス「マスターが責任を取りたくなくなるぐらいに襲い倒せばあるいは・・・・」

マサムネ「・・・・・どうだろうか。やはり、同じことになる気がする」

ロンギヌス「そもそもマスターは私たちを捨てるような、いわゆるゲス男になれる人じゃありませんからね」

マサムネ「それ自体は喜ばしいことなのだが、拙者とはかみ合わないのだ・・・・っ!」

ロンギヌス「本当に、難儀ですね」

ロンギヌス(私どうしてこんなこと真面目に考えてるんだろう)

ロンギヌス「・・・・ではむしろ、性癖の方を変えてみる、というのはどうでしょうか」

マサムネ「・・・・なんだと?」

ロンギヌス「生まれ持った性癖、これを変えるのは正直難しいと思います。ですが、マスターの性格を変えるよりはずっと簡単なはずです」

マサムネ「しかし、それは」

ロンギヌス「一度、普通の恋愛をやってみませんか?マサムネさん」

マサムネ「普通の、恋愛?」

ロンギヌス「はい。もしかしたらそこで、今まで自分の性癖と考えていたこととは相反するものが出てくるかもしれません」

マサムネ「しかし、拙者はすでに歪んだ刀。そのようなこと・・・・」

ロンギヌス「やってみないとわかりませんよ。歪んだ刀だって打ち直せば元に戻ります。マサムネさん、今一度考えてみてください」

ロンギヌス「今まで、マスターと一緒にいる時間は、楽しくなかったですか?マスターと何かをするときは、心が弾みませんでしたか?」

マサムネ「それ、は・・・・・」

ロンギヌス「相談はここまでにしましょう。・・・・・これからどうするかは、マサムネさん次第です」

マサムネ「・・・・・うむ、そうだな。感謝する、ロンギヌス。必ずや、いい報告をしてみせよう」

ロンギヌス「がんばってくださいね。応援してますよ」

―後日―

ムラマサ「フォルカス、助けてください・・・・お姉ちゃんが、おねえちゃんがぁぁ・・・・」

フォルカス「え、あの、何が?」

ムラマサ「さっき、マスターの服を直したから、部屋まで届けに行ったら」

マサムネ『さあ、主君!拙者を思い切り踏みつけてくれ!一思いに!容赦なく!そして欲望のまま犯しつくしてくれ!』

ムラマサ「ってぇぇ・・・・」

フォルカス「あ、えっと・・・・・あ、ロンギヌスさん。すいません、ちょっといいですか?」

ロンギヌス「はい。なんでしょう」

ムラマサ「ロンギヌスさん、お姉ちゃんが、変態になっちゃって・・・・・」

ロンギヌス「え?あー・・・・・」









ロンギヌス(これ、私のせいなのかなぁ・・・・・・)










ロンギヌス「あ、マスター。どうですか?レーヴァテインさんとは」

ロンギヌス「いえ、別に責めてるわけでも怒ってるわけでもありませんよ?」

ロンギヌス「そもそもけしかけたの私ですし」ボソッ

ロンギヌス「いえ、なんでもないですよ。それで、今日はなにかあるんですか?」

ロンギヌス「何もないなら、一緒にお話ししませんか?私も、祈りの時間は終えましたので」

ロンギヌス「はい、なにから話しましょうか。いろいろありますけど・・・・そうですね」

ロンギヌス「やっぱり、この1ヶ月で二人も子供ができたことについて、ですかね」

ロンギヌス「・・・・・それで、どうですか?」

ロンギヌス「三人目も、できそうですか?パパさん♪」サスサス

何故か続けてしまいました。初期のキル姫の素で狂ってる感じが結構好きです。ラブリュスミョルニルの戦闘後セリフとか。
あとレヴァの中二病感も好きです。
「これが世界の終わり・・・・なんてね(笑)」とかいってレヴァに蹴られたい。








アルテミス「わんわんわん」






ロンギヌス「・・・・・え、ど、どうしたんですか?アルテミスさん」

アルテミス「どうかしら」

ロンギヌス「はい?」

アルテミス「私はこれでマスターのペットになれるかしら」

ロンギヌス「」

ロンギヌス「えっと、アルテミスさんはいったいどうしたんですか?」

アルテミス「ああ、ごめんなさい。まずはタイトルコールからだったわね」

ロンギヌス「タイトルコールって・・・・」

アルテミス「私、マスターのペットになりたいの」

ロンギヌス「いえ、それはなんとなく察しはついてますが」

アルテミス「それで、ペットと言えば犬だから、雌犬になる練習をしてたんだけど・・・・」

ロンギヌス「とてつもない努力の方向音痴だと思いますよ」

アルテミス「えっ」

ロンギヌス「どうしてそれで驚くんですか」

アルテミス「ま、まさかマスターは猫派だったの?」

ロンギヌス「そういうことではなく」

アルテミス「そんな、じゃあ私のあの辛く苦しい特訓の日々はいったい・・・・」

ロンギヌス「暇なんですか」

アルテミス「ゴールドラッシュ遠征(お小遣い稼ぎ)の合間を縫っての訓練が・・・・」

ロンギヌス「暇なんですね」

アルテミス「そういうロンギヌスはどうなの」

ロンギヌス「暇です」

アルテミス「セブンスキラーズの面々もそうだけど、最近は後輩たちの実力もしっかりついてきているから私たちが駆り出されることが少ないじゃない」

ロンギヌス「そうですね。ここのところ大きな任務も入ってきてないみたいですし、マスターもみんなに実戦経験を積ませられるように考えながら隊を組んでいるみたいです」

アルテミス「ここぞという重要な局面では私たちが呼び出されるのは、マスターからの信頼を得られているようで嬉しいけど・・・・」

ロンギヌス「そのここぞという場面がないから暇なんじゃないですか」

アルテミス「だから、この際完全にマスターのペットになればいいんじゃないかと思って」

ロンギヌス「やっぱりその飛躍がわからないですね」

アルテミス「私は、マスターのペットとして調教されて命令されて欲望の捌け口にされたいの」

ロンギヌス「多分一番最後だけが望みなんですよね」

アルテミス「ああ、ご主人様、愚かなアルテミスに罰をお与えください」

ロンギヌス「私は今でもぶん殴りたい気分です」

アルテミス「マスターの指揮棒で私の弓をしならせてっ!」

ロンギヌス「マスターが奏官と呼ばれることはありますけど、あなたの言っていることは理解できません」

アルテミス「わんわんわん!」

ロンギヌス「アポロンさんに引き取ってもらいましょうか」

アルテミス「待って」

アルテミス「そもそも、私がこんなことを始めたのにはきっかけがあるのよ」

ロンギヌス「はい」

アルテミス「事の発端はそう、先々週ぐらいのことだった」

ロンギヌス「マサムネさんに感化されたんですか?」

アルテミス「同じファーストキラーズのマサムネが、マスターに踏まれて喜んでいる姿を・・・・え、どうしてわかったの?」

ロンギヌス「いえ、なんとなく・・・・」

アルテミス「もしかして、ロンギヌスもマスターのペットに」

ロンギヌス「それはありませんから安心してください」

ロンギヌス「ちなみに、毎度のことながらどうして私に相談したんですか?消去法ですか?」

アルテミス「ええ、消去法よ」

ロンギヌス(私っていったい・・・・)

アルテミス「まずレーヴァテインは相談相手には向いてなさすぎる」

ロンギヌス「でしょうね」

アルテミス「マサムネに話したらライバルになる可能性がある」

ロンギヌス「そこは心配しなくていいんじゃないかと思います」

アルテミス「パラシュは・・・・何言ってんだお前みたいなことになりそうね。こちらの言っていることを理解してもらえない可能性があるわ」

ロンギヌス「私はアルテミスさんもまともだと思ってたんですけどね」

アルテミス「そしてティルフィングには個人的に相談したくない」

ロンギヌス(やっぱりティルフィングさん嫌われてるのかな)

アルテミス「そしてフライクーゲルは・・・・うん、無理」

ロンギヌス「心中お察しいたします」

アルテミス「そうなるともうロンギヌスしかまともな相談相手がいなくって」

ロンギヌス(毎度ながらファーストキラーズの皆さんって濃い面々ばかりですよね)

ロンギヌス「エロースさんとかアフロディーテさんじゃだめだったんですか?」

アルテミス「あの2人ビッチ臭いし」

ロンギヌス「今すぐあの二人に土下座してきてください」

アルテミス「あのやらしい胸で何度マスターを誘惑したことやら」

ロンギヌス「あなたが言わないでください」

エンヴィ「引きちぎりますよ」

アルテミス「でもマスターのハートを射止めるのは私よ」

ロンギヌス「弓だけに?」

アルテミス「え、何言ってるの?」

ロンギヌス「やめてくださいそんな目でみないでください」

アルテミス「それで、どうしたらマスターは私をペットとして飼ってくれるようになるのかしら」

ロンギヌス「無理だと思います」

アルテミス「もう首輪とリードは用意してあるというのに」

ロンギヌス「無理だと思います」

アルテミス「ちゃんと健康診断も受けて血統書も持っているわ」

ロンギヌス「無理だと思います」

アルテミス「・・・・これはもう獣刻されるしかないのでは」

MAI「一応ここ天上編設定なのでその話は無しの方向でおねがいします」

アルテミス「あっ、ごめんなさい」

モラルタ「まったく、勘弁してくれよなー」

ベガルタ「その辺ちゃんと考えてくれないと困る」

ロンギヌス「誰ですかあなたたち!?」

アルテミス「はぁ、マスターの子種を私にプラントしてほしい・・・・」

ロンギヌス「さっき言われたこと覚えてます?」

アルテミス「ロンギヌス、マスターは犬派か猫派どっちか知ってる?」

ロンギヌス「マスターはインコが好きですよ」

アルテミス「!?」

ロンギヌス(ヴァナルガンドさんとシストルムさんに詰め寄られてた時の回答ですけど)

アルテミス「そ、そそそんな、私、インコにならないといけないだなんて・・・・」

ロンギヌス「その諦めない精神を別の方向に向ければ最高なんですけどね」

アルテミス「・・・・こうなったら、犬でも猫でもない、雌豚になるしか」

ロンギヌス「インコはいいんですか?」

アルテミス「ええ。今はいいわ。付け焼刃のインコなんかをマスターに見せるわけにはいかないから」

ロンギヌス「はぁ」

アルテミス「それに私、マスターからいつ雌豚と呼ばれてもいいように雌豚になる訓練だけは欠かしてないのよ」

ロンギヌス「随分と前から暇だったんですね」

アルテミス「例えアクアディアブロに捕まっていてもイメージトレーニングを怠ることはなかったわ」

ロンギヌス「そんな余裕があったなら自力で脱出してくださいよ。大変だったんですから」

アルテミス「異族との戦闘中でミスをしてしまった時もその場で雌豚になる覚悟をしていたわ」

ロンギヌス「あのときミスした瞬間両手両足をついたのはそういうことでしたか助けに入った私の苦労を返してください」

アルテミス「でも、マスターは一度たりとも雌豚と呼んでくれなかった」

ロンギヌス「呼ぶわけないんですよねぇ」

アルテミス「だからこそ、私は雌豚としての実力を発揮する!だからロンギヌス、見ててちょうだい。私の雌豚っぷりを!」

ロンギヌス「帰っていいですか」

アルテミス「グッグッグッ、ググッ、フゴッフゴゴッ」

ロンギヌス「うわぁ・・・・」

アルテミス「どうかしら、ロンギヌス」

ロンギヌス「思っていたよりリアルで引きました」

アルテミス「ありがとう、やっぱり最初からこれで勝負しに行くべきだったわね」

ロンギヌス(これ、私に相談する必要あったのかなぁ)

アルテミス「それじゃあ行ってくるわ。次に会う時は、私はもうあなたの同僚じゃない」

アルテミス「マスターのペットとして、会うことになるでしょう」

ロンギヌス(今日の夕飯どうしましょうか)

―翌週―

レーヴァテイン「アルテミスが気持ち悪いんだけど」

ティルフィング「あの、何かあったんですか?悩みがあるならいつでも聞きますよ?」

アルテミス「ヘッヘッヘッヘッ」

ロンギヌス(結局犬に落ち着いたんでしょうか)

フライクーゲル「ドッグになりきってるつもり?」

パラシュ「もしかして、アポロンと遊んであげているのかい?」

マサムネ「そうだとしたら、真面目故に全力でなりきっているのだろうか」

レーヴァテイン「はあ、バカみたい」

ティルフィング「なるほど、アルテミスは妹思いですね」

アルテミス「わんっ!」

ロンギヌス(しかもご丁寧に首輪までつけて・・・・)









ロンギヌス(マスターはハムスター派なのに・・・・)







ロンギヌス「あ、マスター。お買い物ですか?」

ロンギヌス「ドッグフード・・・・・あ、はい。みなまで言わなくてもわかります」

ロンギヌス「・・・・・きっと、アルテミスさんも疲れているんですよ。だからあんな奇行に走ったんだと思います」

ロンギヌス「彼女を受け止めてあげられるのはマスターだけです。私も、可能な限りはお手伝いしますから」

ロンギヌス「いえ、おれいなんてそんな・・・・・あ、そうだ。一つ質問が」

ロンギヌス「マサムネさんとは、どうなりました?」

ロンギヌス「・・・・いえ、だから別に怒ってなんかいませんって。ただ気になるだけですよ」

ロンギヌス「あ、それともう一つ」

ロンギヌス「4人目はいつになりそうですか?パパさん」サスサス

3Dモデルを自由に見れるってことでMAIちゃんを上から覗いたんです。でもあの服、微妙にチューブトップっぽい感じになってました。
期待したのに!期待してたのに!!
ところで他の異族のユニット化はまだですか?






ティルフィング「マスターと濃厚種付けセックスがしたいです」




ロンギヌス「伏字使いませんか?」

ティルフィング「あ、すいません。つい、興奮してしまって」

ロンギヌス「それで、その、いきなりどうしたんですか?」

ティルフィング「はい。実は、ロンギヌスに相談があるんです」

ロンギヌス(他のファーストキラーズの皆さんから相談されないティルフィングさんからの相談ですか、不安だなぁ)

ティルフィング「レーヴァテイン、マサムネ、アルテミス。皆が知っているだけでもう3人も、マスターの子供を妊娠しています」

ロンギヌス「そうですね、おめでたいことです」

ティルフィング「なのに!まだ!」

ロンギヌス「!?」ビクッ

ティルフィング「メインヒロインの私が妊娠していないってどういうことなんでしょうか!」

ロンギヌス「そんなこと言われましても」

ティルフィング「私もマスターの子供を妊娠したいです!」

ロンギヌス「はぁ」

ティルフィング「だからこそ、マスターと濃厚イチャラブ種付けセックスをしたいんです!」

ロンギヌス「大声で言うのやめません?」

ティルフィング「これでパラシュやフライクーゲルにまで先を越されたら私はどうしたら・・・・」

ロンギヌス「どうもしなくていいと思います」

ティルフィング「これは由々しき事態だと思います。メインヒロインとして!」

ロンギヌス「はぁ」

ティルフィング「だからこそ、マスターと子作りをするための方法を相談しようと思いまして」

ロンギヌス「他の三人みたいに自分から迫ればいいんじゃないですか?」

ティルフィング「甘い、甘いですよ、ロンギヌス。今日のデュリンのチョコぐらいに甘いです」

ロンギヌス「え、食べたんですか?」

ティルフィング「・・・・・・・ナ、ナンノコトデショウカ」

ロンギヌス(そういえばティルフィングさんってデュリンさんのチョコを勝手に食べる常習犯第一位でしたね)

ロンギヌス「それで、どうして私に相談しに来たんでしょうか。やっぱり消去法ですか?」

ティルフィング「え、よくわかりましたね」

ロンギヌス(落ち着け、落ち着け私。私は皆の最後の砦、最後の希望、そう考えるんです)

ティルフィング「まあ前述の通りレーヴァテイン、マサムネ、アルテミスに相談なんかできませんし」

ロンギヌス「まあ、そうですよね。でもアドバイスをもらうという手も」

ティルフィング「パラシュは恥ずかしがって話にならなさそうですし」

ロンギヌス「私もそうなると思わなかったんですか」

ティルフィング「フライクーゲルは日本語が通じませんから」

ロンギヌス「通じますよ?」

ティルフィング「そうなるともうロンギヌスしかいないってことです」

ロンギヌス「そう、なんでしょうか?」

ロンギヌス「別にファーストキラーズから選ぶ必要はないんじゃ・・・・特に、ティルフィングさんにはデュリンさんがいるじゃないですか」

ティルフィング「デュリンは今朝食べる分のチョコが無くなってご立腹なので」

ロンギヌス「おいしかったですか?」

ティルフィング「はい、とっても・・・・・ナ、ナンノコトデショウカ。ワタシサッパリワカリマセン」

ロンギヌス「あとで土下座してくることをお勧めします」

ロンギヌス「それで、どうしてマスターに自分から迫るのはダメなんですか?」

ティルフィング「それはもちろん、私がメインヒロインだからです」

ロンギヌス「はい?」

ティルフィング「メインヒロインというのは主人公の告白を待つもの。自分から告白するヒロインは負けヒロイン確定ですから」

ロンギヌス「つまり、マスターの方から告白して欲しいということでしょうか」

ティルフィング「はい、そういうことです」

ロンギヌス(乙女ってことなんでしょうか。ちょっとふてぶてしいですけど)

ティルフィング「つまり、マスターの方から夜のお誘いをしてほしいってことですね。どうしたらいいでしょうか?」

ロンギヌス「う~ん、やっぱり難しいと思いますよ。私たちの隊にはたくさんのキル姫が所属していて、みなさん魅力的な方ばかりですから」

ティルフィング「えっと、それがどういう・・・・」

ロンギヌス「つまり、マスターがティルフィングさんだけを特別扱いするということはないと思われます」

ティルフィング「そんな、私メインヒロインなのに・・・・」

ロンギヌス「メインヒロイン感でいったらレーヴァテインさんも相当ですし、やはり待っているだけでは無理だと思いますよ」

ロンギヌス(レーヴァテインさん、結局の願望はお嫁さんになりたいでしたからね)

ティルフィング「でも私、自分から行くだなんてはしたないことできません・・・・」

ロンギヌス「今日の発言を全部思い出してから言ってください」

ティルフィング「だって私は清楚系メインヒロインなのに、マスターの中で私のイメージが崩れてしまいます」

ロンギヌス「私の中ではすでに粉々になっていますけどね」

ティルフィング「それだけはダメなんです!私がメインヒロインであるためにも!」

ロンギヌス(もしかしてこのメインヒロイン連呼が嫌われてる原因なんじゃ)

ロンギヌス「ティルフィングさん的な理想ってどんな感じなんですか?」

ティルフィング「え?そうですね、やっぱりことに持ち込む前にはなにかしらのハプニングが欲しいですね」

ロンギヌス「ハプニングって」

ティルフィング「二人きりで遠征に行った帰り、突然降り出した雨に近くの小屋に駆け込むふたり」

ロンギヌス「どうして都合よく小屋があるんですかね」

ティルフィング「突然の雨で濡れた服を乾かすため、お互いの姿を見ぬよう服を脱ぎます」

ロンギヌス「はぁ」

ティルフィング「しかし雨に濡れた体は冷え切っていて、私の方がついかわいらしいくしゃみをしてしまいます」

ロンギヌス「『かわいらしい』って単語は必要なんですか?」

ティルフィング「そこでお互いに冷えた体を温めるために、ベッドに入って抱き合うわけです」

ロンギヌス「えぇ・・・・」

ティルフィング「お互い意識しないようにしているものの、だんだんと気分が高まってきて、マスターから」

『ごめん、もう俺我慢できない』

ティルフィング「って言われちゃって」

ロンギヌス(これいつまで続くんでしょうか)

ティルフィング「マスターが寒さと不安に震える私の下着を脱がせて、マスターのバイブスと私のキラーズを結合する準備が自然と整っていて」

ロンギヌス(そういえば、マスターのお部屋の電球が切れそうだったような・・・・後で買いに行こうかな)

ティルフィング「『きれいだよ、ティルフィングの胸』『ま、マスター、あまりじろじろ見ないでください・・・・』」

ロンギヌス(今日の料理当番は誰でしたっけ。トマトが入ってるといいなぁ)

ティルフィング「『ごめん、俺こういうのはじめてでさ』『マスター・・・・私もです。お互い、はじめてですね』」

ロンギヌス(まだ時間かかりそうですし、電球は明日にしましょうか)

―3時間後―

ティルフィング「『あ、マスター。今動きましたよ』『ほんと?聞かせて欲しいな』『ふふ、どうですか?赤ちゃんの音、聞こえますか?』『ああ。感じるよ、俺たちの結晶を』」

ロンギヌス「zzz」

ティルフィング「こうして、私はマスターと結ばれて、幸せな家庭を・・・・聞いてますか、ロンギヌス」

ロンギヌス「・・・・・ん、終わりましたか?」

ティルフィング「いえ、これから子育て編を」

ロンギヌス「ティルフィングさん」

ティルフィング「はい、なんでしょう?」

ロンギヌス「妄想も大概にしてください」

ティルフィング「え?」

ロンギヌス「あなたがそうやって妄想だけを追い求めている限り、現実になることはありません」

ロンギヌス「レーヴァテインさんもマサムネさんもアルテミスさんも、自分から動いてマスターの子を授かっているんです」

ティルフィング「で、でも、私はメインヒロインで・・・・」

ロンギヌス「メインヒロインだからといって胡坐をかいているから先を越されているんじゃないですか」

ティルフィング「うぐっ」

ロンギヌス「今のままだと永遠に子作りなんてできませんよ。シユウさんやネスさんの方が早く産むことになりますね。断言できます」

ティルフィング「そんな、あのお子様たちに負けるはずが!」

ロンギヌス「メインヒロインがどうとか、関係ないでしょう。ティルフィングさん、あなたはどうしたいんですか。あなたがしたいことは何なんですか」

ティルフィング「わ、私は・・・・・私は、マスターとイチャラブ濃厚種付けセックスがしたい!」

ロンギヌス「じゃあ、もうすべきことはわかっていますね?」

ティルフィング「はい!ありがとうございます、ロンギヌス。あなたに相談してよかった」

ロンギヌス「いえいえ、いい報告が聞けるよう待っていますよ」

ティルフィング「あ、そうそう。参考までに」

ロンギヌス「?」








ティルフィング「ロンギヌスはどういう風にして迫られたんですか?」







ロンギヌス「はぁ・・・・はぁ・・・・・」

ロンギヌス「こ、怖かった・・・・バレてたんですね、ティルフィングさんには」

ロンギヌス「・・・・・ふぅ。ちゃんと相談に乗っていてよかったです。もしてきとうな返事をしていたら今頃・・・・・負けはしませんけど、お腹の子が危なかったかも・・・・」

ロンギヌス「あ、マスター。いえ、ちょっと疲れただけです。気にしないでください」

ロンギヌス「ありがとうございます。ですが、本当に大丈夫ですから」

ロンギヌス「まだまだ予定日までは遠いですから、多少動いたぐらいじゃ問題ありませんよ」

ロンギヌス「・・・・とはいえ、少し目立ってきましたね。元がやせ型な分、余計に」

ロンギヌス「できれば、秘密にしておきたいです。なにがあるかわかりませんから・・・・」

ロンギヌス「・・・・・一緒に対策考えてくれますか?パパさん」サスサス

明日明後日は忙しいから更新できないかもです。パラシュクーゲルはもうちょいお待ちを。
更新できそうならします。
聖鎖されても大きくならないロンギヌスの胸が好きです。もちろん大きくなったぬぼこの胸も好きです。
シタお姉ちゃんのヒモになりたい。






パラシュ「マスターの子供を産みたいんだ」




ロンギヌス「夜這いすればいいと思いますよ」

パラシュ「ええっ!?」

ロンギヌス「マスターが眠ってる間にさくっとやっちゃってください。睡眠薬はいりますか?」

パラシュ「いやいやいや、ちょっとまってくれ」

ロンギヌス「今日の料理当番は・・・・メギドさんですね。私の方から頼んで代わってもらいましょうか」

パラシュ「ま、待った!ストップだ!あまりにも話が早すぎてついていけない!」

ロンギヌス「えぇ・・・・」

ロンギヌス「どうせパラシュさんも消去法で私のところに相談をしに来たんですよね?」

パラシュ「え?ま、まあそうだけど・・・・」

ロンギヌス「レーヴァテインさんはまともな相談相手にならないからダメなんですよね?」

パラシュ「えっ、まあ、そうだね」

ロンギヌス「アルテミスさんにはこんな話をしても話が進まないからダメなんですよね?」

パラシュ「まあ、アルテミスは風紀に厳しいしね」

ロンギヌス「マサムネさんも同じ理由でダメ」

パラシュ「あの、ロンギヌス?」

ロンギヌス「ティルフィングさんは個人的に嫌なんですよね?」

パラシュ「え、どうしてわかったの?」

ロンギヌス「フライクーゲルさんは相談相手としてはテンションが高すぎて疲れそうだから嫌なんですよね?」

パラシュ「そ、そうだね、うん。そうだよ」

ロンギヌス「そしてファーストキラーズ以外の面々にこんな相談を持ち掛けることもできないから私に持って来たんですよね?」

パラシュ「な、どうしてわかったんだ!?」

ロンギヌス「いいかげん慣れました」

パラシュ(どうしよう、ロンギヌスがやさぐれてる)

パラシュ「それで、ええっと、夜這いだっけ?どうしてそれが?」

ロンギヌス「レーヴァテインさんはそれを実行して上手くいきましたので」

パラシュ「えっ!?」

ロンギヌス「ですからパラシュさんもさくっとやっちゃいましょう」

パラシュ「いやいやいや、僕の一世一代の決心の末の相談をそうも軽く扱わないで欲しいな」

ロンギヌス「あ、ごめんなさい。つい・・・・」

パラシュ「それで、夜這いはレーヴァテインがもうやっているんだろう?じゃあダメだ」

ロンギヌス「はぁ」

パラシュ「そうだな・・・・・じゃあ、マスターのペットになるというのはどうだろうか」

ロンギヌス「それはもうアルテミスさんがやってます」

パラシュ「」

パラシュ「え、じゃあ、この前のアレは・・・・」

ロンギヌス「アルテミスさん自身の意思でなされたものです」

パラシュ「アポロンと遊んでいたとかそういうのでもなく」

ロンギヌス「アルテミスさんがやりたいからやっていたものです」

パラシュ「あの首輪は」

ロンギヌス「アルテミスさんが自腹で買ったものです」

パラシュ「・・・・・うわぁ」

ロンギヌス「パラシュさんも同じ道を歩もうとしているんですよ?」

パラシュ「いや、その、なんていうか、僕が想像していたペットとは違うような、そこまでガチになるつもりもないかな」

ロンギヌス「まあその方が賢明だと思いますよ」

パラシュ「ていうか、もうレーヴァテインやアルテミスはもうマスターと・・・・」

ロンギヌス「お二人とも懐妊されてますよ」

パラシュ「えっ」

ロンギヌス「ついでにいうとティルフィングさんとマサムネさんも」

パラシュ「えっ、じゃ、じゃあ、マスターの子供を妊娠していないのは」

ロンギヌス「パラシュさんとフライクーゲルさんだけですね」

パラシュ「」

ロンギヌス「パラシュさん?大丈夫ですか?」

パラシュ「い、いや、ごめん。ちょっと僕には衝撃が強すぎて・・・・」

パラシュ「その言い方だと、ロンギヌスももう?」

ロンギヌス「はい。ほら、この服、マタニティドレスですよ」

パラシュ「うわ、ほんとだ!気付かなかった!珍しい服だなとは思ってたけど」

ロンギヌス「ていうか、レーヴァテインさんが妊娠していることは結構噂になってるはずなんですけど・・・・」

パラシュ「最近はシユウと訓練ばかりしていたから、あまり他の姫と一緒にいることがなかったからかな」

ロンギヌス「ああ、そうなんですね。私はこんな体なので最近は訓練にも討伐にも行ってませんから、余計に噂に敏感になってたのかもしれません」

パラシュ「でも、結構噂になっていたってことはロンギヌス以外もたくさん知っているんだろう?」

ロンギヌス「はい、そうですね」

パラシュ「・・・・・・これって、ひょっとしてマズい状況なんじゃないかな」

ロンギヌス「?」

パラシュ「僕らファーストキラーズは、うぬぼれではなく隊の中で一番強いと思っている」

ロンギヌス「そうですね。潜在能力ならセブンスキラーズのみなさんや、そのほかの皆さんも十分ですけど・・・・」

パラシュ「初期からいた、ということで実戦経験も僕らが一番だ。力の差を技や連携で覆すということに関しては僕らの右に出る者はいないだろう」

ロンギヌス「はい」

パラシュ「そのファーストキラーズのうち、5人が妊娠していて動けないとなると・・・・今大きな事件が起きたら・・・・」

パラシュ「噂になっているってことは、もしかしたら外にも話が漏れているかもしれない。それをよく思わない協会の者もいるかもしれないし・・・・」

ロンギヌス「そのときはブラックキラーズのみなさんやエンシェントキラーズのみなさんがいるから大丈夫ですよ」

パラシュ「」

パラシュ「じゃあ、僕らの存在意義って・・・・」

ロンギヌス「後進育成、ですかね」

パラシュ「一時期遅れを取っていたとはいえ、今はもう負ける気はないけど・・・・うーん」

ロンギヌス「・・・・パラシュさんが、何にこだわっているのかわからないです」

パラシュ「何にこだわっているか、か。おかしいのかな、僕は」

ロンギヌス「はい?」

パラシュ「・・・・・誰だって、愛しい人の一番になりたいと思うものなんじゃないのか」

パラシュ「僕は、マスターの一番になりたい。独占をしたいというわけじゃないけれど、一番に愛して欲しいんだ」

パラシュ「マスターにとっての一番であるには、隊でも一番でないといけない。だから、かつてブラックキラーズに完膚なきまでに打ちのめされたときは、必死に訓練した」

パラシュ「もちろん、マスターを守りたいという気持ちもあったけれど・・・・でもそれ以上に、マスターにとって一番頼れる存在でありたいと思っていたからだ」

パラシュ「過ぎた願いなのかもしれない。でも僕は、一番を目指さざるをえないんだ。そうじゃないと、僕が納得できないから」

ロンギヌス「・・・・・・」

パラシュ「マスターのナンバーワンでなくていい。オンリーワンでいいんだ。マスターにとっての唯一の存在、僕はそうありたい」

パラシュ「だから、二番煎じじゃダメなんだ」

ロンギヌス「・・・・・・ごめんなさい、パラシュさん」

パラシュ「えっ?」

ロンギヌス「私、パラシュさんがそこまで真剣に相談をしにきていると思っていなくて・・・・」

ロンギヌス「他の人もそうだったんですけど、消去法で選ばれたってところに若干腹が立っていたんです」

パラシュ「そうだね、僕もそんなこと言われたら・・・・うん、腹が立つ、かな」

ロンギヌス「この人たちは『仕方なく』私のところに来ているんだなーとか、別に私じゃなくても話ができる相手だったら誰でもいいんだろうなーって」

ロンギヌス「でも、思い直しました。消去法というのは、そのほかに選択肢がなくなった末、最後に掴む藁なんだって」

ロンギヌス「私も、本気でパラシュさんの相談に乗ります。パラシュさんがマスターの一番になれるよう、応援します」

パラシュ「え、いいの?ロンギヌスも・・・・」

ロンギヌス「私は、一番最初にマスターの子を授かりましたから。もうそれだけで十分です」

パラシュ「えっ」

ロンギヌス「一緒に考えましょう。マスターの一番になる道を!」

パラシュ「えっ、あっ、うん。よろしく」

パラシュ(僕の知ってるロンギヌスはもっと奥手だったはずなんだけど)

パラシュ「ドM路線はマサムネがやってるんだよね?」

ロンギヌス「はい。純愛路線はティルフィングさんが」

パラシュ「ファーストキラーズ以外の姫とも被らないように考えないと」

ロンギヌス「マサムネさんの裏のドS路線はどうでしょうか?」

パラシュ「それはアダマスハルパー姉妹が強すぎる。初心ドSと真性ドSのどちらも姉妹でカバーしてるから」

ロンギヌス「なるほど。じゃあパラシュさんの持ち味を生かした高潔僕っ娘路線を突き進むのが一番でしょうか」

パラシュ「僕っ娘のライバルはウコンバサラかな。高潔はエクスカリバーもか」

ロンギヌス「王子様路線だとダーインスレイヴさんと被りますから、そこは要注意ですね」

パラシュ「じゃあこういうのはどうだろうか。僕はインド生まれだから、インド人のイメージを前面に押し出して」

ロンギヌス「インド人のイメージというとヨガでしょうか?腕を伸ばしたり火を吹いたり?」

パラシュ「あとはカレーと踊りとかかな?」

ロンギヌス「じゃあいっそ―」

・・・・・・

シタ「なにやら向こうで不穏な話をしていますね。しかも話の方向が暴走しているような・・・・」

ミトゥム「ねーちゃん、インド人って腕が伸びたり火を吹けたりするのか?」

シタ「・・・・・ノーコメントで」

―翌日―

パラシュ「・・・・・・・・」

ロンギヌス「・・・・・・・・」

パラシュ「なにやってたんだ、僕たち」

ロンギヌス「いわゆる、トランス状態っていうものでしょうか」

パラシュ「・・・・・・はぁ。もう媚薬で襲われる路線で行こう。とりあえず子供作ろう」

ロンギヌス「それでいいと思います。頑張ってください」

パラシュ「うん。悪かったね、長く付き合わせちゃって」

ロンギヌス「いえ、気にしないでください。私は応援してますよ」

パラシュ「うん、ありがとう。それじゃあ行ってくる」

ロンギヌス「はい、いってらっしゃい」

ロンギヌス「・・・・・・・・・あっ」







ロンギヌス「媚薬で襲われるのは私がもうやったって言い忘れました・・・・」






ロンギヌス「マスター、昨日はどうでした?」

ロンギヌス「パラシュさんとのことですよ。・・・・・いえ、だから別に怒ってないんですって」

ロンギヌス「私は、むしろ嬉しく思っています。マスターは、私たちを分け隔てなく愛してくれているんだって」

ロンギヌス「私たちキラープリンセスは世間から忌み嫌われる存在。だからこそ、マスターに精神的に依存してしまいます」

ロンギヌス「そしてマスターは、私たちみんなを受け入れてくれる。だからこそ、安心できるんです。なにがあろうと、私たちはマスターと共にあれると」

ロンギヌス「あ、でも」

ロンギヌス「私と2人きりの時は、私が一番じゃないと嫌ですよ?パパさん」サスサス

今日は更新できないと言ったな?すまん、ありゃ嘘だった。ていうか、思ったより早く用事が終わったので更新しました。
明日は本当に更新できるかどうかわからないです。できたらします、って感じです。
ネスに杖でたたかれたい。杖で叩かれてめちゃくちゃ痛がる素振りをしておろおろするネスに嘘だってあかして弱弱しくポカポカされたい。
ネスチャンネスチャンイタイイタイキモチイイ







フライクーゲル「マスターの恋人になりたいの!」





ロンギヌス「あ、ちょっと待ってください」

フライクーゲル「ホヮッツ?」

ロンギヌス「ここじゃなんですので、私の部屋でお話しましょう。お菓子もありますよ」

フライクーゲル「ソゥグゥッド!準備がいいね、ロンギヌス!」

ロンギヌス「いえ、慣れてますので」

フライクーゲル「?」

―ロンギヌスの部屋―

ロンギヌス「それじゃあ、そっちに座ってください」

フライクーゲル「サンキュー、ロンギヌス」

ロンギヌス「いえいえ。えっと、タイムカードはどこでしたっけ」

フライクーゲル「えっ」

ロンギヌス「ありましたありました。よっと」ガチャン

フライクーゲル「ロンギヌス、タイムカードって?」

ロンギヌス「これ切らないと時給が出ないんですよね」

フライクーゲル「時給!?」

ロンギヌス「はい。あ、日給2万ゼニーです」

フライクーゲル「結構高い!」

フライクーゲル「えっと、ロンギヌス?どうして時給が?ワークなの?」

ロンギヌス「そうですね、話すと長くなるんですけど」

フライクーゲル(そんなに込み入った事情があるのかな)

ロンギヌス「最近相談に来る人が多いのでマスターに話したらお給料だすよって」

フライクーゲル「短っ!」

ロンギヌス「お茶やお菓子も経費で出してくれることになってますので、気にせず食べてくださいね」

フライクーゲル(相談する相手間違えたかな)

ロンギヌス「それで、マスターの恋人になりたいんでしたっけ?」

フライクーゲル「うん・・・・・でも、マスターにはもうワイフがたくさんいるし、ハードかなって・・・・・」

フライクーゲル「それでもワタシ、マスターの恋人になりたいの!」

ロンギヌス「じゃあ夜這いしましょうか♪」

フライクーゲル「ホヮッツ!?」

ロンギヌス「既成事実さえあればマスターのことですから一発ですよ」

フライクーゲル「何を言ってるのロンギヌス!?」

ロンギヌス「あ、夜這いはお好みじゃないですか?じゃあ媚薬か睡眠薬か」

フライクーゲル「何をさせようとしているの!?」

ロンギヌス「ちなみに、一応聞きますけどどうして私に相談しようと思ったんですか?消去法ですか?消去法ですよね?」

フライクーゲル「なんでそこまで消去法をアピールするのかわからないけど、ロンギヌスならシリアス(真剣)に考えてくれるって思ったからだよ?」

ロンギヌス「えっ」

フライクーゲル「えっ」

ロンギヌス「しょ、消去法じゃないんですか!?」

フライクーゲル「なんでそんなにサプライズしてるの!?」

ロンギヌス「レーヴァテインさんは話を聞いてくれなさそうだから嫌だったとかじゃないんですか!?」

フライクーゲル「違うよ!?」

ロンギヌス「マサムネさんパラシュさんアルテミスさんは真面目だからこんなこと言っても仕方ないとかじゃないんですか!?」

フライクーゲル「3人ともシリアスに話せばちゃんと親身になって聞いてくれるよね!?」

ロンギヌス「ティルフィングさんは個人的に嫌だから話したくないんじゃないんですか!?」

フライクーゲル「ホワィ!?ティルフィングのこと嫌いなの!?」

ロンギヌス「その他の皆さんにはそういう話をし辛くて言ってないんじゃないんですか!?」

フライクーゲル「違うよ!?」

ロンギヌス「そんな、選択肢がすべてなくなったときの最後の藁が私じゃないなんて・・・・・!」

フライクーゲル「ロンギヌスは自分を卑下しすぎじゃない?」

フライクーゲル「もちろん、ファーストキラーズのみんなも、隊の他のみんなも、ワタシがシリアスに話せばちゃんと聞いてくれるってわかってる」

フライクーゲル「それでも、相手の気持ちになって一緒に考えてくれるのはロンギヌスだって思ったから、ワタシはロンギヌスに相談しようと思ったの」

ロンギヌス「ふ、フライクーゲルさん・・・・・」

フライクーゲル「・・・・・・ノー、かな?」

ロンギヌス「いえ、そんなことありません!ああ、私、今人生で三番目ぐらいに嬉しいです!」

フライクーゲル「そこまで!?」

ロンギヌス「どの方も私に相談を持ち掛けてくるときは消去法で選んできた人ばっかりだったので・・・・」

フライクーゲル「そ、そっか」

ロンギヌス「わかりました。私、誠心誠意フライクーゲルさんの相談を受けます!」

フライクーゲル「お、オーケー。よろしく・・・・(ちょっとテンション高すぎない?)」

ロンギヌス「念のため確認しますが、恋人になりたいんですよね?」

フライクーゲル「イエス、そうだよ」

ロンギヌス「マスターの子供だけを産みたいとかそういうわけじゃないですよね?」

フライクーゲル「べ、ベイビーはまだ早いと思うよ。そういうのはちゃんとお付き合いしてマリィしてお互いのことをよく知ったうえで・・・・」

ロンギヌス「マスターの妾になって冷たく捨てられたいとかペットになって調教されたいとかそんなわけでもないんですよね?」

フライクーゲル「ホヮッツ!?何言ってるの、キミ!?」

ロンギヌス「マスターに選ばれて当然だとか媚薬を盛って襲われたいとかそんなことも考えてませんね?」

フライクーゲル「ノーノォーウ・・・・」

ロンギヌス「ああ、なんてまともな人なんでしょう!やっと、やっとです!」

フライクーゲル(やっぱり相談相手間違えたかな・・・・)

ロンギヌス「すいません、取り乱しました」

フライクーゲル「ダイジョブダイジョブ、ノープロブレム!」

ロンギヌス「他のファーストキラーズのみなさんはそうだったんで、つい嬉しくて」

フライクーゲル「えっ」

ロンギヌス「ではまずフライクーゲルさんの恋愛観から」

フライクーゲル「ちょっと待って、他のって、えっ?えっ?」

ロンギヌス「どうしました?」

フライクーゲル「え、ちょっとウェイト・・・・・え、そんなにアブノーマルばっかりなの?」

ロンギヌス「はい」

フライクーゲル(割とみんなの事リスペクトしてたのに)

ロンギヌス「では改めて、まず恋人になったとして、キスはいつぐらいにしますか?」

フライクーゲル「へっ?き、キス!?」

ロンギヌス「はい、キスです」

フライクーゲル「そ、それは、その・・・・・・や、やっぱり、1ヶ月ぐらい経った後のデートとかじゃないと、ダメかなって・・・・」モジモジ

ロンギヌス「て、手をつなぐのは!?」

フライクーゲル「に、2週間ぐらい?あ、や、やっぱり1週間!」

ロンギヌス「おお・・・・・」

フライクーゲル「そのリアクションはなんなの!?」

ロンギヌス「ちなみに、子供の作り方って知ってます?」

フライクーゲル「え、そりゃあもちろん・・・・・」

ロンギヌス「コウノトリは運んで来ませんしキャベツ畑からは産まれませんよ?」

フライクーゲル「わかってるよ!」

ロンギヌス「じゃあ、念のため聞かせてもらっていいですか?」

フライクーゲル「えっ!?そ、それは、え~と・・・・・」

ロンギヌス「わからないのなら、別に・・・・」

フライクーゲル「そうじゃなくて!そ、そういうのって、あんまり外でトークすることでもないし・・・・」モジモジ

フライクーゲル「で、でもわかってはいるよ!」

ロンギヌス「ちゃんと具体的に、わかりやすく、さぁ!」

フライクーゲル「ええっ!?えっと、えっと、そ、その・・・・」

フライクーゲル「ボソボソボソボソ」

ロンギヌス「・・・・ごめんなさい、聞こえませんでした。もう一度言ってもらっていいですか?」

フライクーゲル「だ、だから!××××だって!」

ロンギヌス「ちなみにそれは付き合っていつぐらいにしますか?」

フライクーゲル「ええっ!?そ、そんなの、結婚してからしかダメでしょ!?結婚初夜って言うし・・・・」

ロンギヌス「神よ・・・・・この世にはまだ救いがあったんですね・・・・!」

フライクーゲル「ロンギヌス、大丈夫?疲れてるの?」

ロンギヌス「ごめんなさい、こんなにもピュアな姫がまだこの隊に残っていたなんて・・・・」

フライクーゲル「むしろ皆の方が心配なんだけど」

ロンギヌス「他の皆さんなんてとりあえず性交のことしか考えてなくて・・・・」

フライクーゲル「頭痛くなってきた・・・・」

ロンギヌス「フライクーゲルさんはこの世界の宝です!」

フライクーゲル「一回落ち着いて、お願いだから」

ロンギヌス「こほん、取り乱しました。ごめんなさい、つい感動しちゃって・・・・」

フライクーゲル「う、うん。ワタシが相談してるんだし、いいよ」

ロンギヌス「それでですね、フライクーゲルさん。マスターと恋人になるのは難しくありません」

フライクーゲル「えっ?」

ロンギヌス「目先のライバルはレーヴァテインさんかもしれませんが、まあ彼女はひねくれ者ですからまだまだ大丈夫だと思います」

フライクーゲル「あの、どういう」

ロンギヌス「いいですか、フライクーゲルさん。マスターは今まともな愛に飢えています」

フライクーゲル「そうなの?」

ロンギヌス「はい、やれ踏んでくれだのやれペットにしてくれだのと言う人ばかりでしたからね。さすがのマスターも食傷気味です」

フライクーゲル(他のみんなが怖い)

ロンギヌス「ですから、フライクーゲルさんの気持ちを正面から伝えてあげてください。マスターは、それが一番喜んでくれます」

フライクーゲル「そっか・・・・正面から、だね。マスターにもヘァピィになってほしいから、そうしなきゃだね」

フライクーゲル「サンキュー、ロンギヌス。やっぱりロンギヌスに相談してよかった」

ロンギヌス「私も、フライクーゲルさんから相談を受けられてよかったです。今日この日に感謝を」

フライクーゲル「アイシンクソゥ、私もそう思うよ。それじゃあ、善は急げだね。恋する魔弾ことフライクーゲル、マスターのハートを打ち抜いてくるよ!ワタシのワンマンショーを期待してて!」

ロンギヌス「はい!がんばってください!私、応援していますから!本気で!全力で!」









フライクーゲル「マスター、ねえ聞いて。ワタシ、マスターのことが、ずっと―」








ロンギヌス「で、どうですか?マスター。フライクーゲルさんとのその後は」

ロンギヌス「・・・・・えっ、もう致しちゃったんですか?どっちから?あ、マスターから・・・・」

ロンギヌス「・・・・マスター、ひどいですっ!フライクーゲルさんは、人類の宝だったのに!それをこんな、こんなに早く・・・・・・!」

ロンギヌス「それで、どうでした?フライクーゲルさんは、幸せそうでしたか?」

ロンギヌス「・・・・・なら、よかったです。私、個人的にすごく応援してますから。フライクーゲルさんのこと」

ロンギヌス「さて、それはそれとしてですが・・・・・」

ロンギヌス「そろそろ二人目、作りますか?あ・な・た♪」

一応、これで終わるつもりだったんですけど・・・・・え、まだやった方がいいですか?
やるとしたら上でも言ってるようにエンシェントブラックあたり?
それとも後日談とかいりますかね?反応見て書くか終わるか決めようと思います。
神器の天沼矛を射程2にしてくださいお願いします。ダグダは2なのにぬぼこが1なのは酷いと思います。
盾持つ関係で速さ遅くなるんだからせめて射程を広げてください・・・・・






フォルカス「お手合わせをお願いします」




ロンギヌス「・・・・・・へ?」

フォルカス「ロンギヌスさんが戦線に復帰できるようになったと聞きました。ですから、お手合わせをお願いします」

ロンギヌス「あの、まあいいんですが・・・・」

フォルカス「じゃあ早く」

ロンギヌス「あの、もうすぐミルクをあげる時間なのでそれがおわってからにしてください」

フォルカス「え、あ、はい」

フォルカス(ここ一年ぐらいのこと。ファーストキラーズの先輩たちが、全員妊娠した)

フォルカス(私たちキラープリンセスは、戦うことで初めて価値が生まれる存在。だからこそ、強くあらねばならない)

フォルカス(それなのにマスターはファーストキラーズ全員を妊娠させて、産休を取らせて・・・・)

フォルカス(思いあがっているんじゃないかしら。自分たちは強くて、誰にも負けないんだって思ってるんじゃないのかしら)

フォルカス(だから、そんな戦闘からかけ離れた行為すら行ってしまう)

フォルカス(・・・・・その鼻っ柱叩き折ってやるわ。ロンギヌスさん、まずはあなたから―)

フォルカス「が、はっ・・・・・」

フォルカス(一撃すら、入れられなかった・・・・私の攻撃がすべていなされて、そして私自身は一撃で・・・・・)

ロンギヌス「ふぅ、これで満足ですか?」

フォルカス(な、なぜ、どうして?一年も戦いを放棄していたロンギヌスさんが、どうしてここまで・・・・・)

ロンギヌス「フォルカスさん、ちょっと肩に力が入り過ぎですよ。一度マスターに行って長期休暇でも」

フォルカス「っ!どうして、あなたは・・・・・!」

ロンギヌス「フォルカスさん?」

フォルカス「・・・・・そんなことをしたって、私は強くなれません」

ロンギヌス「そ、その、休憩も大事だと思いますよ?」

フォルカス「・・・・・お手合わせ、ありがとうございました」

ロンギヌス「あ、フォルカスさん!・・・・・・行っちゃった」







ロンギヌス「マスターのバイブスとの繋がりが強くなったから私も強くなったって言った方がよかったよね・・・・」






フォルカス「はっ!せやっ!はぁっ!」

フォルカス「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」

フォルカス(ダメ。何度やっても、今のロンギヌスさんに勝てるビジョンが見えない)

フォルカス(私はこの1年、いや、これまでもずっと、セブンスキラーズの一員として、その名にふさわしい鍛錬を積んできたはず)

フォルカス(かつては強い異族に怯んだりもしていたけれど、今となってはそんなことは全くない)

フォルカス(なのに私は、あの人に届かない。いったいどうして・・・・・)

アスカロン「あ、いたいた。フォルカスー!」

フォルカス「アスカロン、どうしたの?」

アスカロン「ちょっとフォルカスを探してたんです。相談したいことがあって」

フォルカス「相談?」

アスカロン「はい。ここではなんですし、私の部屋で聞いてもらえませんか?」

フォルカス「まあ、いいけど・・・・」

―アスカロンの部屋―

フォルカス「それで、相談って何?」

アスカロン「はい、実は私・・・・・」







アスカロン「マスターの性奴隷になりたいんです」

フォルカス「」






フォルカス(え、今この子なんて言ったの?マスターの、え、何?)

アスカロン「それで、どうしたら」

フォルカス「ちょっと待って、よく聞き取れなかったからもう一回言ってもらっていい?」

アスカロン「あ、はい。私、マスターの性奴隷になりたいんです」

フォルカス(聞き間違いじゃなかった)

アスカロン「それで、どうしたらいいかなって」

フォルカス「あの、性奴隷って」

アスカロン「性奴隷って言ってもただの性奴隷じゃなくてですね、こう、マスターがムラっときたらTPO関係なしに犯してもらえるようなそんな性奴隷になりたくて」

フォルカス「そのただの性奴隷っていうのを知らないんだけど」

アスカロン「でも、私そこまで高望みはしません。なんなら完全に便器扱いでもオナホ扱いでもいいんです」

フォルカス「アスカロン、頭打った?」

アスカロン「別に打ってませんよ?」

フォルカス(今までこれほどまでに親友が怪我をしていることを望んだことはなかったでしょうね)

フォルカス「あの、まずどうしてそんなことを?」

アスカロン「ほら、ファーストキラーズの先輩たちも皆子供ができたし、私たちセブンスキラーズも孕まされていい頃なんじゃないかなって思って」

フォルカス「言っている意味が分からないわ」

アスカロン「それで、どうせ妊娠するならマスターの性奴隷になりたいなぁって思いまして」

フォルカス「それもわからないわ」

アスカロン「本当にただの性奴隷でいいんです。高望みはしないから、いつでも好きなように性欲を処理できる道具扱いしてもらえればそれで」

フォルカス「やっぱりわからないわ」

アスカロン「おねがいします!こんなこと、フォルカス以外に相談できないんです!」

フォルカス「むしろ私以外に相談して欲しかったんだけど」

アスカロン「・・・・フォルカス、そのお菓子おいしいですか?」

フォルカス「ええ、とっても」

アスカロン「そうですか。それ、結構高かったんですよ」

フォルカス「ほーん」

アスカロン「それでですね、フォルカス。相談なんですが」

フォルカス「他をあたって頂戴」

アスカロン「お菓子食べたのに!?」

フォルカス「あなたもこの前私の部屋のお菓子食べたじゃない。お相子でしょ」

アスカロン「そうでした・・・・・私のバカバカ!なんであの時我慢できなかったの!フォルカスに借りを作れて有無を言わさず相談に乗ってもらえると思ったのに!」

フォルカス(私の親友が腹黒いようでバカだった件)

フォルカス「とにかく、私はそういう話題に興味はないし、何も思いつかないから他をあたって」

アスカロン「そこをお願いします!後生です、後生ですから!」

フォルカス「嫌」

アスカロン「成功したあかつきにはフォルカスも一緒に性交しましょうってマスターにお願いしますから!」

フォルカス「その一言で協力する気がマイナスになったわ」

アスカロン「ええ、どうしてですか!?一緒に三角木馬に乗りましょうよ!」

フォルカス「あんたバカでしょ。さっきから思ってたけどバカでしょ」

アスカロン「考えてみてください!朝起きたら寝起きの口を便器にして貰って、昼もその気になったらいつでもオマンコつかってもらって、夜には体中の穴という穴を使ってもらえるんですよ!?」

フォルカス「伏字を使いなさい」

アスカロン「マスターのザーメンを全身からくまなく取り入れることができるんですよ!?」

フォルカス「伏字を使え」

アスカロン「マスターのおちんぽミルクをお風呂上りに飲ませてもらえるんですよ!?」

フォルカス「伏字っ!!!」

アスカロン「ね、いいと思いません、フォルカス!」

フォルカス「ばっかじゃないの、あんたばっかじゃないの」

フォルカス「はぁ、ほんっとうに頭痛くなってきた・・・・・」

アスカロン「あ、バファリン飲みます?」

フォルカス「頭痛の種はアスカロンなんだけどね」

アスカロン「それで、どうしたらいいかなぁ」

フォルカス「プラカードでもかかげて歩けば?」

アスカロン「っ!」

アスカロン(なんという・・・・・・・・天才的、悪魔的・・・・・・・・発想っ・・・・!)

アスカロン(マスターの外堀を・・・・・・埋めるっ・・・・・・!そうすることによって、認めざるをえない状況をっ・・・・・・!)

アスカロン「さすが、地獄の騎士といわれるだけはありますね、フォルカス」

フォルカス「え、本当に実行するの?」

アスカロン「はい。私はこれからプラカードを作るための材料を買ってきます。よかったらフォルカスも」

フォルカス「お断りよ」

―後日―

ロンギヌス「あぁ・・・・・・」

[マスター専用おちんぽ奴隷]アスカロン「~♪」

フォルカス「・・・・・・・・・・」

デュランダル「さすが、ティルフィングさんの後輩ですわね」

ミトゥム「なあねーちゃん、前が見えないんだけどー?」

シタ「ミトゥムちゃん、あれは見てはいけません。目が腐りますよ」

フォルカス(私のせいじゃない、私のせいじゃないはずよ・・・・・・)







アスカロン「あ、マスター♪おはようございます、このザーメン便器に朝のおちんぽミルクを」

フォルカス「伏字を使えっっっっ!!!!!」

ロンギヌス(ティルフィングさん、そんなとこまで伝授しなくても・・・・)







フォルカス「もう、なんなのよ・・・・・」

ロンギヌス「フォルカスさん」

フォルカス「ろ、ロンギヌスさん・・・・・」

ロンギヌス「一緒に、ご飯でも食べに行きませんか?」

フォルカス「私は、別に・・・・・」

ロンギヌス「これからきっと、他のセブンスキラーズの皆さんからも相談を受けると思うんです」

フォルカス「っ!?どうして、私がアスカロンから相談を受けたって」

ロンギヌス「私も、そうでしたから」

フォルカス(そっか、この人もあの地獄を・・・・・いえ、6人分だからアレ以上の地獄を味わっていたのね)

フォルカス(なら、強くなるのも納得だわ。肉体面はともかく、精神面は特に鍛えられ)

ロンギヌス「あとでフォルカスさんの分のタイムカードも作ってもらいますね」

フォルカス「結構です」

なんか続けられそうだったので続いてしまいました。バファリンは天上世界にも普及してる優れもの。
氷槍は変態から逃れられない。







フォルカス「お手合わせしてもらえませんか?」





フォルカス「おねがいします、レーヴァテインさん」

レーヴァテイン「・・・・・・ねぇ」

フォルカス「はい、なんでしょう」

レーヴァテイン「それ、おしめ代えてる人間の前で普通言う?」

フォルカス「あっ、す、すいません、配慮が足りなくて・・・・」

レーヴァテイン「はぁ、別にいいよ。これ終わって寝かしつけたら行くから」

フォルカス「あ、ありがとうございます!」

フォルカス(ファーストキラーズの一人、レーヴァテインさん)

フォルカス(普段は怠惰だが、その潜在能力は隊の中でも随一)

フォルカス(そして、二番目に早くマスターの子を出産した姫)

フォルカス(武器で考えると槍と剣で私が有利だけれど、属性で考えると氷と雷で向こう側が有利)

フォルカス(私がいかにうまく攻撃を捌き、相手に攻撃を喰らわせるか。勝敗はここにかかってくると思う)

フォルカス(アスカロンが妊娠してしまった今、私がその穴を埋めないと。そのためにも、強くなる必要がある)

フォルカス(・・・・・負けられない)

レーヴァテイン「おまたせ」

フォルカス「いえ、大丈夫です。お時間取っていただき、ありがとうございます」

レーヴァテイン「別にいいよ。他の姫が育ってくれれば、私も楽できるから。将来投資ってやつ」

フォルカス「それでは、さっそくお手合わせを」

レーヴァテイン「おっけ。やるわよ」

フォルカス「・・・・・・」

レーヴァテイン「・・・・・・あ、剣忘れた」

フォルカス「・・・・・・待ちますから、取ってきてください」

レーヴァテイン「あ、いや、ちょっとまって。たしかこのあたりに・・・・・」

レーヴァテイン「あったあった」

フォルカス「そ、それは!」

レーヴァテイン「これはいつも持ち歩いてるからさ。これでいいよ」ガラガラ

フォルカス「子供をあやす用のガラガラじゃないですか!」

レーヴァテイン「そうだけど」

フォルカス「ふざけないでください!私は真剣に―」

レーヴァテイン「だから、これでいいって言ってんの」

レーヴァテイン「だって私、強いしね」

フォルカス「っ!減らず口をっ!」

フォルカス「一撃で決める!『シャイングラース』!!!!」

フォルカス(当たる!)

レーヴァテイン「・・・・・・甘いね」ガラッ

フォルカス「なっ!?」

フォルカス(ガラガラで、弾かれた!?)

レーヴァテイン「舐めてるのはそっちの方だよ。ファーストキラーズ、舐めんな」

フォルカス(蹴りのラッシュがっ!距離を取って、間合いを!てか、武器!武器は!?使わないの!?)

レーヴァテイン「踏んできた場数も、くぐってきた死線の数も違う。私はあなたを舐めてるんじゃない」

レーヴァテイン「『これがあれば勝てる』って判断して戦ってるだけ」




スコーン




フォルカス(・・・・・あ、れ、私、は・・・・・)

フォルカス(そ、そうだ・・・・・レーヴァテインさんに手合わせをお願いして・・・・・)

フォルカス(最後の、記憶は・・・・・なにかが、頭に当たって・・・・・)

フォルカス(・・・・・・え、もしかして、ガラガラ?頭に当たったのって、ガラガラ?)

フォルカス(私、ガラガラに負けたの?こっちは臥龍槍『闘牙』を持ってたのに?)

レーヴァテイン「あ、起きた。大丈夫?」

フォルカス「・・・はい、大丈夫です」

レーヴァテイン「肩に力が入りすぎ。だから周りが見えなくなってる。一回休暇でももらってくれば?」

フォルカス「・・・・・・そんなもの、必要ありません。お手合わせありがとうございました。お先に、失礼します」

レーヴァテイン「・・・・・はぁ。そんなに焦ってたら勝てるものも勝てないよ」

フォルカス「はっ!はぁっ!」

フォルカス「・・・・・・・ふぅ」

フォルカス(私は、ガラガラに負けた・・・・・屈辱なんてものじゃない。私の実力は、ガラガラ未満ということになる)

フォルカス(・・・・・認めてなるものですか。絶対に、リベンジを果たす!)

フォルカス(・・・・・・・でも、正直勝てるイメージが全くないのも事実)

フォルカス(あの鋭い蹴り・・・・・私の手を狙っていた。武器が持てなくなったら、私は戦えない)

フォルカス(だから必死で手を守ろうとしていたところを。攻撃された)

フォルカス(・・・・・あら?これって詰んでないかしら)

フォルカス(手をガードしようとしたら頭を、それ以外をガードしようとしたら手を、攻撃しようとしたら捌かれる)

フォルカス(・・・・・・・どうやって勝てばいいのよ、これ)

グリモワール「あ、いたいた、フォルカス」

フォルカス「・・・・・グリモワール?どうしたの?」

グリモワール「・・・・・・今、周りに誰もいないわね?」

フォルカス「ええ。一体何が・・・・」

グリモワール「ちょっと話があるの。他人に聞かれたくない内容だから、そうね、場所も移動しましょ。ワタシの部屋まで来て」

フォルカス「?」

―グリモワールの部屋―

フォルカス(そういえば、グリモワールの部屋に入るのは初めてね。クロピヨのぬいぐるみ、、クロピヨのクッション、クロピヨの・・・・クロピヨグッズばかりじゃない)

グリモワール「悪いわね、来てもらって。どうしても他人に聞かれたくないことだから」

フォルカス「いえ。それにしても、あなたが私に話なんて珍しい」

グリモワール「別にいいでしょ。・・・・・同じ、セブンスキラーズなんだから」

フォルカス「それもそう、かしら」

フォルカス(思えば、私たちセブンスキラーズは特段交流があるわけでもないわね。ファーストキラーズの人たちは週二ぐらいでお茶会してるみたいだけど)

フォルカス(連携、というところを考えるとそういうのも大事なのかしら)

グリモワール「それでね、フォルカス。話していい?」

フォルカス「いつでもどうぞ」

グリモワール「じゃ、じゃあ・・・・・えっと、ワタシ・・・・」







グリモワール「マスター専用の子作り便器になりたいの」





フォルカス「・・・・・・・あの、ごめんなさい、もう一回聞かせてもらっていい?」

グリモワール「だから、ワタシはマスター専用の子作り便器になりたいんだって!二回も言わせないでよ!」

フォルカス「あの、それってどういう意味で・・・・・」

グリモワール「ええ、そんなこともわからないの?仕方ないわね、教えてあげるわ」

フォルカス(向こうから頼んできたはずなのになんでこんなに上から目線なのかしら)

グリモワール「マスター専用の子作り便器っていうのは、マスターが子供を作るためだけに無責任に××してくれる存在になるってことよ」

フォルカス(あっ、よかった。伏字使ってくれた)

グリモワール「ことの発端はそう、2ヶ月ぐらい前のこと」

フォルカス(勝手に語り始めた)

グリモワール「あのにっくきデカイクーゲルの胸が、さらに大きくなっていたのよ!」

フォルカス(デカイクーゲルって・・・・)

グリモワール「しかもデカテミスとかデーカテインとかもデカくなってたし!」

フォルカス(それ言いたいだけじゃないの?)

グリモワール「マサムネはデカムネに、ティルフィングはデカフィングに!」

フォルカス(マサムネさんだけ直球ね)

グリモワール「そしてパラシュとロンギヌスも貧からちょい貧ぐらいまでになっていたわ!」

フォルカス(正直違いが判らなかった)

グリモワール「こいつらに共通してるのはそう、妊娠したってことよ!」

フォルカス「はぁ」

グリモワール「つまり、ワタシはマスター専用の子作り便器になればどんどん胸が大きくなるってこと!具体的に言うとDぐらい!」

フォルカス(夢見すぎでしょ)

グリモワール「だからマスターがワタシを見るだけで子作りしたくなるような案が欲しいのよ」

フォルカス(自分で考えて欲しい)

グリモワール「もしかしたら自分で考えろとか思ってるかもしれない。でも、無理だったの・・・・・」

フォルカス「珍しいわね、グリモワールが弱気になるなんて」

グリモワール「だって、ワタシには胸がないから!誘惑できないのよ!」

フォルカス(誘惑=胸ってところが子供ね。発想は子供じゃないけど)

グリモワール「こんな胸がパイズリもできないし!」

フォルカス「その情報必要あった?」

フォルカス「あのマスターのことだし、雑食そうだからいけるんじゃないの?」

グリモワール「だって!ワタシが水着を着てても可愛いよしか言ってくれないのよ!?」

フォルカス(自慢か)

グリモワール「今すぐ襲いたいよって言ってくれないのよ!?」

フォルカス「言うわけないでしょ発情女」

グリモワール「本当にワタシの身体が魅力的なら、すぐにでもマスターはバイブスをビンビンにしてキラーズと共鳴させるはず!」

フォルカス「バイブスってそういうのじゃないから」

グリモワール「だからこそ、どうにかしないといけないのよ!」

フォルカス「はぁ、もうめんどくさい・・・・」

グリモワール「ええっ!?」

フォルカス「身体にマスター専用便器とか書いて裸でマスターの部屋で待機してれば?」

グリモワール「!?」

フォルカス「さすがにマスターも裸だと何も反応しないってことはないでしょうし」

グリモワール「あ、悪魔・・・・・・悪魔だわ・・・・・・そんな発想が出来るなんて、さすが地獄の騎士・・・・・」

フォルカス「むしろあのド変態な考えでそこまで至らなかったのは不思議なんだけど」

グリモワール「・・・・・わかった。そこにペンがあるから、書いて!」

フォルカス「え、私が?」

グリモワール「さあ、早く!」

フォルカス(なんでこんなことになったんだろう)

―翌日―

フォルカス(あれ、あっちでグリモワールとケーリュケイオンが喧嘩してる)

グリモワール「どうしてあんたがあそこにいたのよ!おかげでワタシがもらう分が少なくなったじゃない!」

ケーリュケイオン「はぁ?私が先にいたのに、あなたが後から来たんでしょうが!マスターとラブラブ子作り大作戦しようと思ってたのに!」

カドケウス「ケーリュケイオンに出し抜かれたケーリュケイオンに出し抜かれたケーリュケイオンに出し抜かれたマスターは私のモノマスターは私のモノマスターは私のモノ」

フォルカス「・・・・・・・・・・・・」







フォルカス「目的は果たせたからいいんじゃ・・・・・?」





ロンギヌス「フライクーゲルさんがあれだけ純情派なのに、グリモワールさんはなぜ・・・・・」

フォルカス「この隊って変態しかいないんですか?」

ロンギヌス「一部には純愛派純情派もいますよ。それこそフライクーゲルさんとか、シタさんとか」

フォルカス「一部しかいないのが不思議でなりません」

ロンギヌス「私の知ってる中で一番危ないな~と思ったのはカドケウスさんとラブリュスさんですかね。トライデントさんが大変そうでした」

フォルカス「・・・・・もしかして、天沼矛も被害に遭ってるんじゃ」

ロンギヌス「梓弓さんとか八咫鏡さんは濃いみたいですね」

フォルカス「この隊もうやだ・・・・・」

ロンギヌス「陰毛が」

フォルカス「その情報必要ですか!?」

ロンギヌス「冗談です」

昨日は寝落ちしてました。今日は寝落ちしてませんでした。
できるだけ脇役でもいいから色んな姫をしゃべらせたい所存。でも資料が少なくてキャラや口調が把握しにくいというのが・・・・
もっと姫同士の会話を増やしてくだちい。じゃないと正直辛いものがある。
ロンギヌスとフォルカスとぬぼことトライデントを一堂に集めて会話させてみたい。

―おまけ―

シタ「・・・・・・ということで、子供を作る時はちゃんとお互いに愛がないとだめなんです。わかりますか?ミトゥムちゃん」

ミトゥム「ねーちゃん、怖い、怖いって!」

シタ「まったく、どこの誰に影響を受けたのか知りませんが、突然マスターの子供を産みたいだなんて・・・・・」

シタ「私でもまだなのに」ボソッ

ミトゥム「でも、ミトゥムはマスターのこと結構好きだし、マスターも・・・・・ど、どうなんだろう?」

シタ「そうです。それが普通の反応です。ですから、まずはお互いの気持ちを確かめてからお付き合いを」

ミトゥム「確か、ダモクレスが言ってた!好きかどうかっていうのは子供を作りたいかどうかだって!」

シタ「ええっ!?」

ミトゥム「つまり、マスターにミトゥムと子供が作りたいかって聞けばいいんだな!待ってろよマスター!」

シタ「え、ちょっと、ミトゥムちゃん!待ちなさい!ミトゥムちゃん!」

シタ「あの痴女・・・・・絶対ただじゃおきませんからね!ミトゥムちゃん、待ってー!!!」

初期ヴァナルとシユウとアフロのキャラクエ進めてなくて資料が全然ないことが判明。
明日明後日は朝早いししばらく更新できないかもです。
できそうならまた更新します。





フォルカス「お手合わせしてください」




マサムネ「・・・・・・・」

フォルカス「・・・・・・・」

マサムネ「あー、見ての通り拙者は子を寝かしつけているところだ」

フォルカス「はい」

マサムネ「だからだな、これが終わったらとなるが、それでいいか?」

フォルカス「はい、大丈夫です」

マサムネ(最近の姫は遠慮を知らないのか・・・・?)

フォルカス(レーヴァテインさんにガラガラでやられて早一か月)

フォルカス(未だにロンギヌスさんにもレーヴァテインさんにも勝てるビジョンが見えない)

フォルカス(だから今回は、ファーストキラーズの中でも一番勝てそうなマサムネさんに挑むことにした)

フォルカス(武器、属性。どちらを取っても私が有利)

フォルカス(とはいえ、油断はしない。相手は百戦錬磨のファーストキラーズ。余裕を持って戦える相手ではない)

フォルカス(全力で、倒す・・・・・・!)

フォルカス「ぐふっ・・・・・」

マサムネ「ふむ、こんなところか。拙者もまだまだ鈍ってはいないな」

フォルカス(見通しが甘かったとか、そんなものじゃない。強さの次元が違う。勝負にすら、ならなかった)

マサムネ「どうだ、何か掴めただろうか。拙者は加減が苦手故、全力をもって相手をしたのだが」

フォルカス(攻撃が見えなかった・・・・いや、動いたことすらわからなかった)

フォルカス(なぜ、どうして、こんなに強いの・・・・・?)

フォルカス(・・・・・・・)

フォルカス(まったく、ダメ。あれほどの強さをどうすれば手に入れられるのか、思いつかない)

フォルカス(努力だとか、鍛錬だとか、そんなもので手に入る強さじゃない)

フォルカス「グリモワールも妊娠したみたいだし、ケーリュケイオンとかミトゥムも・・・・・」

フォルカス(これ、放っておいたら隊の全員が妊娠するんじゃないのかしら)

フォルカス(最近は大きな戦闘もないし、やっぱりみんな気が抜けてるんじゃないのかしら)

フォルカス(私が、しっかりしないと・・・・・!)

ヴァナルガンド「あ、フォルカスさん。探しましたよ~」

フォルカス「ヴァナルガンド。どうしたの?」

ヴァナルガンド「ちょっとフォルカスさんにご相談がありまして~。臭いをたどってきたんです」

フォルカス(嫌な予感がする)

ヴァナルガンド「ここじゃなんですし、私の部屋に来ませんか?」

フォルカス「まあ、いいけど」

フォルカス(この二ヶ月ぐらいで他のセブンスキラーズの部屋に行くことが増えた気がする)

フォルカス(アスカロンとグリモワールの変態話に付き合ってるだけだけど)

―ヴァナルガンドの部屋―

ヴァナルガンド「どうぞどうぞ。これ、マスターからもらったお菓子なんです~」

フォルカス「ありがとう。いただくわ」

フォルカス(このお菓子・・・・・この前シユウが大量買いしてたのと同じね。もしかしてシユウ→マスター→ヴァナルガンドっていう順番なのかしら)

ヴァナルガンド「それで、ですね。こんなこと、他人に相談するのもどうかと思うんですけど・・・・」

フォルカス「じゃあしなくていいんじゃない?」

ヴァナルガンド「でもでも、1人で考え込むのはもう限界で~」

フォルカス(めんどくさい)

ヴァナルガンド「その、ですね」










ヴァナルガンド「私、マスターのママになりたいんです~」







フォルカス「は?・・・・・・・は?」

ヴァナルガンド「やっぱり、一番はマスターを産むことだと思うんですけど、さすがにそんなことはできないので~」

フォルカス(ヤバいヤバいヤバイ。アスカロンとグリモワールはなんとか言ってることが理解できなくもなかったけど、今回は本当に理解できない)

ヴァナルガンド「こう、マスターのママになっておっぱいをあげたり、一緒に遊んだり、お勉強を教えたり・・・・・」

フォルカス「そ、それは今のマスター相手じゃだめなの?」

ヴァナルガンド「それでもいいんですけど~、マスターってほら、世話焼きさんじゃないですか」

ヴァナルガンド「だからこう、私の理想の息子とはちょっと・・・・・」

フォルカス(理想が歪み過ぎてる)

フォルカス「ええっと、つまり、あれ?ヴァナルガンドはマスターと赤ちゃんプレイをしてママルガンドになりたいってこと?」

ヴァナルガンド「いえ、そういうことではなく」

フォルカス「じゃあどういうことなのよ」

ヴァナルガンド「私はマスターのママになりたいんです!赤ちゃんプレイだとかそんなものは望んでいません!」

フォルカス(誰か通訳連れてきて)

ヴァナルガンド「生まれたころからわんぱくなマスターはずっとママ、ママって私の元をついて回って、外食なんかよりもママのご飯が食べたいなんていう息子に育って・・・・・」

フォルカス(これ、末期じゃない?)

ヴァナルガンド「反抗期になっても嫌いになり切れないからかわいいツンデレ君になっちゃって、大人になっても困るとすぐママを頼ってきて・・・・・」

フォルカス(今まではとりあえずマスターけしかえてればいいかなって思ってたけど、今回は絶対けしかけちゃだめだ。マスターの自由と尊厳的に)

ヴァナルガンド「そしていつのまにかママのことを一人の女として意識しちゃうんです。ああっ、ダメですよ、マスター。私たちは親子なんだから・・・・いや、僕もう我慢できない。もう、マスターったら、しかたないわね・・・・」

フォルカス(これ、いつ終わるのかしら)

ヴァナルガンド「ほら、マスターの大好きなおっぱいですよ。あなたは小さい頃からずーっとこればっかりでしたね」

フォルカス(こっそり部屋を出てもバレないんじゃないかしら)

―5時間後―

ヴァナルガンド「ママは、あなたを産めて幸せだったわ・・・・・そんな、ママ!僕を残して逝かないで!ママは、ずっと、あなたと、いっ、しょ・・・・・」

フォルカス(ついに永眠した)

ヴァナルガンド「というのが理想なんですけど、どうでしょうか?」

フォルカス「・・・・・うん、いいんじゃないかしら」

ヴァナルガンド「そう?やっぱりそうですよね!よかった~」

フォルカス「ただ、逆パターンはダメなの?」

ヴァナルガンド「逆パターン?」

フォルカス「マスターがパパで、あなたが娘」

ヴァナルガンド「!!!!!」

ヴァナルガンド「つ、つまり、私がマスターに甘えて、ずっとついて回って、パパと一緒のお布団で寝たい?」

フォルカス「言語が崩壊してるけどそういうことなんじゃないかしら」

ヴァナルガンド(まさかの・・・・・・逆っ・・・・・・・・!立場を・・・・入れ替えるっ・・・・・・・・!)

ヴァナルガンド「さすが地獄の騎士ですね・・・・・流石の発想です」

フォルカス「それ流行ってるの?」

ヴァナルガンド「・・・・・・こうしちゃいられません」

フォルカス「え」

ヴァナルガンド「すぐに準備をしませんと!乳児服と、幼児服と、おしめと、あれとそれと・・・・」

フォルカス「全部自分で用意するつもりなの?」

ヴァナルガンド「マスターにご迷惑はかけられませんから!」

フォルカス(赤ちゃんプレイは迷惑って考えないのね)

―翌日―

ヴァナルガンド「パーパ♪わたし、あれたべたい!」

ミョルニル「マスタ!私も食べたい!ミョルニルちゃんにも買って!」

アポロン「うわぁ・・・・・お姉ちゃんもそうだったけど、強い人ってみんなああなのかな・・・・」

ヤグルシ「強くなるってことは、もしかしたらいろんなものをなくしちゃうのかもしれないね」

アポロン「ボク、強くならなくていいや・・・・・・」

ヤグルシ「ヤグも・・・・・・」

フォルカス「・・・・・・・・・・・・」






フォルカス(幼児服が絶望的なまでに似合ってない・・・・・・)




フォルカス「・・・・・・・もしかして、マスターってかなり危ない人なんじゃないかしら」

フォルカス「アスカロンとかグリモワールとかヴァナルガンドとか、ヤバイのばっかり相手してるし・・・・・」

フォルカス「うん、距離を置こう。私は変態じゃない、私は変態にならない」

フォルカス「私はマスターの子供を妊娠しない、私はマスターとそういうことをしない」

フォルカス「例え隊の全員が孕もうとも、私が最後の砦になってみせる」

フォルカス「さて、そうと決まればまた訓練ね。次は誰に相手してもらおうかしら・・・・?」

やっほい!そろそろネタが尽きそうだよ!変態ネタってどうすればいいの!助けてカリスちゃん!
シユウはすでに決まってるけどムラマサがまだ思いつかないんだよなぁ・・・・・マジでどうしよう。
レーヴァテインの横乳をつつきたい。

―おまけ―

シタ「ミトゥムちゃんが妊娠したミトゥムちゃんが妊娠したミトゥムちゃんが妊娠したミトゥムちゃんが妊娠した」

カドケウス「ケーリュケイオンが抜け駆けしたケーリュケイオンが抜け駆けしたケーリュケイオンが抜け駆けしたケーリュケイオンが抜け駆けした」

シェキナー(雰囲気が危ない二人と相席になってしまいました。この状態では隊の風紀がどうのとか言えません)

シェキナー(ていうか風紀云々の私は学園のときだけで天上編の私は時間に厳しいぐらいだったような気もします)

シェキナー(さて、今は食事の時間。4人席にシタとカドケウス、そして私と・・・・)

アスカロン「マスターは私というものがありながら他の女のうつつを抜かしてばかりで本当に仕方ないですねマスターは優しいから他の姫は勘違いしているのかもしれないですけれどマスターとずっと一緒にいるのは私だと決まっているんですよ?今はまだ戦いが終わっていないから見逃してはいますが」

シェキナー(こっちもこっちで危ない気がします。というよりもっと危ない気がします)

シェキナー(これはもう、現状を知っている私がマスターをお守りするしかありませんね。最近は夜にマスターの部屋に侵入する不埒者も多いようですし、私が警備をしないと。しかし窓から来られる可能性もあるから・・・・・)

シェキナー(そうですね。マスターの部屋でマスターをお守りすればいいんです。そうと決まれば今日からマスターのお部屋の警備を申し出ましょう)

ブラフマーストラ(あっちの席は邪念が渦巻いてるわね・・・・・)






フォルカス「お手合わせを・・・・」




アルテミス「よちよち、そうでちゅね~、パパがいなくて寂しいでちゅね~」

アルテミス「でも、パパはおちごとなんでちゅ~。いっちょにまって・・・・」

フォルカス「・・・・・・失礼しました」

アルテミス「待ちなさい。待って、お願い」

フォルカス「いえ、私は何も見ていません。今日私はここに来ていません。オーケー?」

アルテミス「気を遣うってレベルじゃないじゃありませんか!手合わせですよね?ぜひともやらせていただきましょう!」

フォルカス「いえ、本当に大丈夫ですので。ええ」

アルテミス「記憶が飛ぶまで相手しますから覚悟してください」

フォルカス(生きて帰れるかな)

フォルカス(まあまあ、大丈夫。いくら強いと言っても、相手は弓。接近すれば攻撃は出来ない)

フォルカス(それに、今のアルテミスさんは頭に血が上っているはず。冷静になれば対処できる)

フォルカス(落ち着け、落ち着け私。クールになるのよ。私は氷属性、クールな女)

フォルカス(決して油断せず、気を張り詰めろ。この人は私が余裕を持って戦える相手ではない)

フォルカス(さあ、準備はできたわ。行くわよ!)

フォルカス「」キゼツ

アルテミス「はぁ・・・・はぁ・・・・ちょ、ちょっとやりすぎちゃったかしら」

アルテミス「冷静になって考えたら、ノックの音に気付かなかった私も悪いんだし」

アルテミス「・・・・・・でも、フォルカスってこんなに弱かったかしら」

アルテミス「前はもう少しいい動きしていたような・・・・」

アルテミス「私がマスターのバイブスとの繋がりが強くなったから、そう感じるだけ?」

アルテミス「・・・・・いや、違うわね。明らかに『弱く』なっている」

アルテミス「わからないわね、一体何があったのかしら」

フォルカス「・・・・・・間合いを詰めれば大丈夫だと思っていた自分が甘かった」

フォルカス「普通に弓で殴られた。矢じゃなくて弓で」

フォルカス「しかも結構執拗に頭を狙われた気がする」

フォルカス「今回の敗因は・・・・油断、なのかしら」

フォルカス「ファーストキラーズの人たちと手合わせをすればするほど、実力差を目の当たりにしてしまうわ」

フォルカス「この差は、いったいどうすれば埋められるのかしら・・・・」

フォルカス「身重のアスカロンとグリモワール、ヴァナルガンドの分も戦わなくちゃいけないっていうのに・・・・」

アフロディーテ「いたいた、探しましたわ、フォルカス」

フォルカス「帰れ」

アフロディーテ「えっ」

アフロディーテ「そんな、突然ひどいです。少しぐらい話を聞いてくれても」

フォルカス「あ、そういうことならちょっと待ってもらってもいいかしら?」

アフロディーテ「え、ええ。構いませんが」

フォルカス「ちょっとタイムカード切ってくる」

アフロディーテ「タイムカード!?」

フォルカス「ロンギヌスさんの言った通りだった。これは給料もらわないとやっていけない」

アフロディーテ「えぇ・・・・」

―アフロディーテの部屋―

フォルカス「それで、どういう話なの?肉便器になりたいの?性奴隷になりたいの?」

アフロディーテ「私をアスカロンさんやグリモワールさんと一緒にしないでください!」

アフロディーテ「あの二人のそれは美しさに欠けます。私はそんなものになりたいわけではありません」

フォルカス「なるほど。じゃあマスターを産みたいとか?」

アフロディーテ「フォルカスさんが何をおっしゃっているのかわかりませんが、そのような願望はありません」

フォルカス「よかった」ホッ

アフロディーテ「私の悩みは、そう。最近、マスターの部屋の監視が厳しいことですわ」

フォルカス「マスターの部屋の、監視?」

アフロディーテ「はい」

アフロディーテ「最近はマスター相手に夜這いだのなんだのが増えているようで、部屋の出入り口だけならまだしも、窓や部屋の中、クローゼットの中にまで監視がされています」

フォルカス「クローゼットの中・・・・」

アフロディーテ「先々週も扉を強行突破しようとしたシタさん、窓から侵入しようとしたカドケウスさん、なぜかずっと部屋にいたシェキナーさん、クローゼットに潜んでいたアスカロンさんが捕まりました」

フォルカス「マスターの部屋のプライバシーって・・・・」

アフロディーテ「どうやら全員仲良く懐妊したそうです」

フォルカス「マスターって本当に見境ないのね」

アフロディーテ「ついでにシタさんを捕まえたブラフマーストラさん、カドケウスさんを捕らえたルーンさん、シェキナーさんを抑え込んだヴァジュラさん、アスカロンさんを発見した(同じ場所に隠れようとした)セファーさんも懐妊したそうですよ」

フォルカス「本当に見境ないのね!」

アフロディーテ「今日は扉前にレシェフさん、窓付近に雑賀さん、部屋の中にリットゥさんが配置されていますの」

フォルカス「暑そうね」

アフロディーテ「自主的に」

フォルカス「それ配置されてるっていうの?」

アフロディーテ「私1人ではこの炎属性包囲網を突破することは出来ません」

フォルカス「断る」

アフロディーテ「ええ、そういうと思っていました」

フォルカス「じゃあ、もういいかしら。私は訓練に・・・・」

アフロディーテ「ここにマスターが遠征中に履いていたパンツがあります」

フォルカス「はあ?」

アフロディーテ「これをプレゼントしますから」

フォルカス「いや、いらない」

アフロディーテ「なっ!?」

アフロディーテ「ほ、本気で言っているのですか!?」

フォルカス「当たり前でしょ」

アフロディーテ「わかりました。では歯ブラシもつけましょう」

フォルカス「いらないって」

アフロディーテ「くっ、ならば靴下!」

フォルカス「だからいらない」

アフロディーテ「こうなったら秘蔵の・・・・」

フォルカス「だからいらないってば」

アフロディーテ「アルテミスさんの指南書を」

フォルカス「さあ、話を続けましょうか」

アフロディーテ「変わり身早いですね」

アフロディーテ「そう、つまり最近はマスターの使用済みの物が手に入りにくい状態なんです」

フォルカス「すごい、こんなに詳しくまとめて・・・・・」

アフロディーテ「最近じゃ出汁も薄れて、出涸らし状態になってしまっていますの」

フォルカス(接近してきた相手への対処法が、武器ごとに・・・・なるほど、だから私の槍も・・・・)

アフロディーテ「つまり、あたらしい供給が必要です。そこで、マスターのお部屋にある古いものを新しいものと交換するわけです」

フォルカス(ファーストキラーズの人たちの戦い方の癖とか、得意なこと苦手なことも全部わかりやすくまとめてある・・・・)

アフロディーテ「そのために、一度フォルカスさんに待機している姫たちの相手をしてもらって、その隙に私がという寸法です」

フォルカス(私たちセブンスキラーズのデータも・・・・さすがは射手、細かいところまで見ているのね)

アフロディーテ「マスターは今執務室に行っているはずですから、マスターがいない今がチャンスです」

フォルカス(私のクセ・・・・これ、気付かなかったわ。こんな癖が・・・・)

アフロディーテ「そういうわけです。お願いしますね」

フォルカス「え、ああ、うん。わかった」

―3時間後―

フォルカス「死ぬかと思った」

アフロディーテ「ありがとうございます、フォルカスさん。これで1週間は持ちますわ」

フォルカス(全員目の色変えて攻撃してきてヤバかった。この隊って頭おかしいのしかいないの?)

アフロディーテ「フォルカスさん、こちらはフォルカスさんの分です。どうぞ、お納めください」

フォルカス「当身」

アフロディーテ「うっ」

フォルカス「・・・・・さて、と」






フォルカス「マスター、アフロディーテが自分を好きにしていいって言ってたわ。はい、確かに渡したから。眠ってる理由は・・・・・察してあげて。じゃあ確かに渡したから」






―翌日―

アフロディーテ「私が間違っていましたわ」

フォルカス「はぁ」

アフロディーテ「マスターの口づけで優しく起こしてもらい、そのままマスターの愛を享受することで実感しました」

アフロディーテ「アスカロンさんやグリモワールさんは、マスターの愛を受け取っていただけなのだと」

フォルカス(愛って言うか、性欲?)

アフロディーテ「美しさに欠ける、と言ったことを訂正させていただきます。アレはとても美しいものです」

フォルカス(私には理解しかねるけれど)

アフロディーテ「マスターの硬く、大きくそそり立ったアレはまるでギリシャ神話の英雄の彫像のようで」

フォルカス「あっそう」

アフロディーテ「私の目が、ついつい釘付けになってしまいました。キラープリンセス皆に愛され、文字通り愛を注ぐアレはとても美しい・・・・」

フォルカス「ほーん」








アフロディーテ「でもヴァナルガンドさんの行動はよくわかりませんでした」

フォルカス「でしょうね」






フォルカス「・・・・なんですか、マスター。話しかけないでください」

フォルカス「正直言って、気持ち悪いです。本当、盛りのついた犬みたいに・・・・」

フォルカス「犬はアルテミス・・・・って、そういうことじゃなくて」

フォルカス「やめてください。触らないでください。妊娠するじゃないですか」

フォルカス「教会に訴えますよ。それが嫌ならすぐにどこかに行ってください」

フォルカス「ああ、この前の給金?・・・・・そこに置いておいてください」

フォルカス「・・・・全く。私まで狙ってるのかしら。信じられない」

フォルカス「はぁ、もっとまともな人は隊にいないのかしら・・・・」

マスターの種が百発百中なのはキラーズとバイブスが強く共鳴しているからだと思います。
今日はおまけ無いです。
ネタバレ:次回はメインヒロインが出る






ティルフィング「手合わせをしましょう」




フォルカス「えっ、あっ、えっ」

ティルフィング「さあ、善は急げですよ。すぐに準備です」

フォルカス「え、あの、ティルフィングさん?どうして?」

ティルフィング「それは私がメインヒロインだからです。メインヒロインは自分から出向くものです。じゃあ行きますよ」

フォルカス「あの、私これからお願いしに行こうと思ってて」

ティルフィング「ならちょうどよかったですね行きますよ」

フォルカス(怖い)

フォルカス(ティルフィングさん・・・・マスターが最初にあったキラープリンセスで、自称記憶喪失)

フォルカス(お昼になるとデュリンのチョコを食べる癖があり、マスターに高確率で見つかっている)

フォルカス(そして、メインヒロイン。このメインヒロインというのが何を表しているのかわからないけど、アピールがすごい)

フォルカス(聞くところによるとファーストキラーズの人たちはティルフィングさんをあまりよく思っていないらしい)

フォルカス(とはいえ、結構な頻度でお茶会をしたり最近はママ友になっているのか井戸端会議をしているところも見かける)

フォルカス(・・・・・さて、ここまでの情報はマスターが持っていた記録書みたいなのに書いてあったこと)

フォルカス(そこに戦闘に関する情報は一切載っていなかったから、本当にマスターって役に立たないわね)

フォルカス(他の姫に対する情報も趣味とか好きなものとか出身地とか、なぜか3サイズとかばかり。3サイズは本当になんで知ってるの)

フォルカス(私が彼女について知っていることは、一つ。恐ろしく強いということ、それだけ)

フォルカス(私、生きて帰れるのかしら・・・・)

フォルカス「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

ティルフィング「あれ、もう息が上がっちゃったんですか?」

フォルカス「な、なんのっ・・・・!」

ティルフィング「疲れているのか、動きが遅くなってますよ。そんな攻撃じゃ、かすりもしません」

フォルカス(もともとかすりもしていないくせに・・・・!)

フォルカス(ティルフィングさんは、一切攻撃してきていない。そして、こちらの攻撃が一切当たらない)

フォルカス(お互いにダメージはないけれど、ティルフィングさんが最小の動きで避けているのに対して私は普通の動きをしているから、疲労の蓄積も段違い)

フォルカス(なんで、どうして、当たらないのよ・・・・・どうして、そんなに避けられるの・・・・・)

ティルフィング「では、そろそろ終わりにしましょうか。『ヘブントゥキル』!!」

フォルカス「なっ、はや」

フォルカス「・・・・・・?痛く、無い?」

フォルカス(いや、攻撃されていない。あのティルフィングさんが、攻撃をすべて外すなんてありえないもの)

フォルカス(・・・・なぜ、外したの?)

ティルフィング「フォルカス。あなたも薄々感じているんじゃないでしょうか。自分が弱くなっていることを」

フォルカス「!!!」

ティルフィング「以前編成を組んだ時のあなたは、もっといい動きをしていたし、もっと力強かった」

フォルカス「そんな、こと・・・・」

ティルフィング「だけど、その事実から目を背けたくて、ひたすらに訓練を続けている。私たちに手合わせを挑んで、相手が強いから仕方ないと納得しようとしている」

フォルカス(なに、なんなの!?どうしてそんな見透かしたように・・・・・!)

ティルフィング「私たちファーストキラーズが強くなっているのは事実です。それは、マスターのバイブスとの繋がりが強くなったから」

フォルカス「やめて、ください」

ティルフィング「キラーズとバイブスが共鳴することによって、私たちキラープリンセスは強くなる。それはあなたも知っているでしょう」

フォルカス「やめ、て」

ティルフィング「逆に、バイブスとの共鳴が弱くなるほど、私たち自身も弱くなる。それは、訓練で埋められないほどの差がでてしまう」

フォルカス「やめて!」

ティルフィング「フォルカス。マスターと距離をおけば、苦しむのはあなたなんですよ」

フォルカス「違う!そんなはずがない!私は、私は!」

ティルフィング「・・・・・ちょっと、言いすぎちゃいましたか」

ティルフィング「でも、そろそろ現実と向き合わないといけませんから」

ティルフィング「なぜ私たちが強いのか。それは、マスターが私たちを愛してくれているから」

ティルフィング「そして、私たちもマスターを愛しているから。お互いの愛が共鳴するのに相まって、キラーズとバイブスも共鳴していく」

ティルフィング「マスターが私たちのことを戦闘以外で細かくまとめているのは、マスターが私たちをキラープリンセスじゃない、1人の女の子としてみようとしているから」

ティルフィング「そしてそれは、私たちキラープリンセスが心の奥底で最も望んでいること。だからこそ、私たちはマスターのために強くなる。マスターのために戦う」

ティルフィング「そしてマスターは、そんな私たちを・・・・」







ティルフィング「・・・・・・苦しんでいるのは、あなただけじゃないんですよ。あなたが苦しんでいるのと同じぐらい、マスターも―」






フォルカス「はぁっ、はぁっ、はああっ!!!」

フォルカス(違う、弱くなってなんかいない。そんなはずがない。そんな、はずが・・・・)

フォルカス「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

フォルカス(日に日に、訓練できる時間が短くなっている。すぐに疲労がたまる。身体が重い)

フォルカス(武器が、だんだんと重くなってきている。この槍、こんなに重かったっけ)

フォルカス(・・・・・・)

「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

フォルカス(・・・・・声?誰かしら。向こうの方から?)

シユウ「んっ、ますたー・・・・・ますたー・・・・・」スリスリ

フォルカス「」

フォルカス(・・・・・オーケー。私は何も見ていない。私は何も知らない。それでいいじゃない、フォルカス)

フォルカス(ええ、そうよ。少女はそうやって大人になっていくものなの。シユウも成長しているってこと。そうよね)

シユウ「んっ・・・・・?あ、ふぉるかす!ねえ、きいて!」

フォルカス「やめて、話しかけないで、私はここに来ていないから」

シユウ「ね、ねえ、ふぉるかす。シユウ、おかしくなっちゃったの」

フォルカス「ん?」

シユウ「きいて、くれる?」

フォルカス「え、ええ。えっと、ここじゃなんだから、私の部屋でどうかしら」

シユウ「うん!」

―フォルカスの部屋―

フォルカス「それで、おかしくなったって?」ピッ

シユウ「うん。なんか、ちょっとぐらいまえからずっとおかしくて・・・・・」

フォルカス「おかしいっていうのは、どんな感じなのかしら」

シユウ「えっとね、ますた~がちかくにいると、むねがどきどきしてくるの。それで、からだがあつくなってきて、きゅ~ってなって・・・・・」

フォルカス「ふむふむ」

シユウ「それで、ますた~とあそびたくてもあそべなくて、でもでも、シユウはますた~ともっとあそびたくて・・・・」

フォルカス(体の成長に心が追い付いていない、って感じかしら。この話は私じゃなくてアスクレピオスとかに任せるべきじゃないかしら)

フォルカス「ねえ、シユウ。その話を聞くのは、私よりももっと適任がいると思うの」

シユウ「そうなの?」

フォルカス「ええ、そうよ。だからすぐにアスクレピオスのところに」ガチャ

ダグダ「アスクレピオスが妊娠したんだって」

芭蕉扇「エロースも懐妊したと聞きましたわ。正妻である私もそろそろ・・・・」

ダグダ「ダグダもそろそろグダグダグダじゃないとこ見せないとな~。やっぱおっぱいでアピールするべき?」

バタン

フォルカス「ごめん、なんでもないわ。話を続けましょうか」クルッ

シユウ「?」

フォルカス(頼みの綱だったアスクレピオスまでもマスターの毒牙にかかっているとわかった今、シユウを正しく性教育できるのは私だけ)

フォルカス(フォルカス、今のあなたは保健の先生よ。私がやらずしてだれがやるのよ。ええ)

シユウ「それで、このまえますた~がハンカチおとしてて、それをかえそうとおもったの」

フォルカス「ええ。いいことね」

シユウ「でも、シユウ、そのときなんでか、ハンカチのにおいをかいじゃって」

フォルカス「うん?」

シユウ「そしたら、なんかおなかのおくがすっごくあつくなってきて、あたまがふわふわしてきて」

フォルカス「そ、そうなの」

フォルカス(臭いフェチ・・・・・なのかしら?)

シユウ「それで、おまたもあつくなってきちゃって、じぶんでさわったらすっごくきもちよくって」

フォルカス「え、ええ」

シユウ「ねえ、シユウ、びょうきなのかな?もうなおらないのかな?」

フォルカス「いいえ、違うわ、シユウ。それは病気じゃない。それはあなたが大人になっていっている証拠よ」

シユウ「ふぇ?」

フォルカス「まだ、身体と心の成長スピードに差が出ていて苦しいけど、これから心が大人になっていくの」

フォルカス「シユウはその途中なの。だからそれは、病気じゃない。心がこれから立派な大人になる準備をしているのよ」

シユウ「・・・・でも、シユウわるいこだから、りっぱなおとなになれない・・・・」

フォルカス「どうして?」

シユウ「だってシユウ、まだますた~にハンカチかえしてないから・・・・さびしくなるとにおいをかぎたくなっちゃって、かえせなくて・・・・」

フォルカス(ああ、なんて、なんて純粋なの!今までの変態共とは大違い!)

フォルカス(性奴隷になりたいとか便器になりたいとか産みたいとか言ってこないし、マスターの下着を盗んだりしない!まともな姫!)

フォルカス(まだこの隊にもまともな姫は残っていたのね!ダモクレスとかに見つかる前でよかった!あれに見つかってたらとりあえず××××って言いだすから!)

ミトゥム「へっくちゅ!」

ダモクレス「へくちゅん!」

ネス「まったく、節制をしないで好きなものばかり食べるからそうやって風邪を引くんですよ。その点私は・・・・は、は、はくちゅん!」

シタ「あらあら、かわらいしいくしゃみですね♪」

ネス「こ、これは、何かの間違いです!」

ダモクレス「えーっ、ネスが言ったことと違うよ~?」

ミトゥム「動けないから寒いんだっ!もっと動きたい!」

シタ「だーめ。おなかに赤ちゃんがいるんだから、大人しくしてるんですよ。うふふ」

フォルカス(さて、あとはどうするか・・・・まずは性教育よね。子供の作り方とかから教えて)

シユウ「あと、この前あふろでぃーてから」

フォルカス「なにをもらったの!?」

シユウ「・・・・・ま、ますた~の、パンツ・・・・」

フォルカス「ああもう!あの変態は!」

シユウ「そしたら、もうぜんぜんとまらなくなっちゃって、さっきまで・・・・」

フォルカス「大丈夫、大丈夫よシユウ。あの変態は私が粛清しておくから」

フォルカス(シユウには正しい道を歩ませないといけないわ。私が、私が導くのよ。シユウを正しい大人へと)

\  悩める乙女の声を聞きつけて    /
 *      \ メインヒロイン参上です!! /*
  *  ( \/ /_∧   <./|   /| +     /\___
   + ..ヽ/ /Д`/⌒ヽ  / .| / /     /    //
。     / /\/ ,ヘ  i   ̄ > \_/ * /____//
      し' \_/    i  />      ̄ ̄ ̄ ̄
   +     i⌒ヽ  ./   ̄>__  + 。    ..|| |::
     /⌒ヽ i  i  \(    .|/  / /\  + .|| |::
 *  ..i    | /ヽ   ヽ  *∠__/   ̄ +  *..|| |::
     ヽ ヽ| |、 \_ノ  >   <>  *    || |::
  。    \|  )  ̄  ./V   *     。   .|| |::
____  .ノ ./⌒)∧ /  ..+_________||___
  。  / し'.ヽ ( .∨    /\________|__|

    //    し'  / /\ + ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        ↑
     ティルフィング


フォルカス「ここ三階なんだけど!?」

ティルフィング「シユウ、あなたの悩みはすぐに解決します!」

シユウ「え、そうなの?」

フォルカス「だめっ!その人の言葉を聞いちゃだめ!」

ティルフィング「マスターとセックスしましょう!」

フォルカス「伏字を使えっ!」

シユウ「せ、セックス?」

ティルフィング「はい!マスターのオチンポをシユウのオマンコの中に入れて中出しセックスです!」

フォルカス「余計なことを言うなッ!」

シユウ「そ、そんなことできるのか?」

ティルフィング「私たちキル姫の身体はマスターのオチンポを受け入れるように出来てるんですよ!」

フォルカス「あなただけです黙ってください!」

アスカロン「シユウ、あなたも私と一緒にマスターのオチンポ奴隷になりましょう!マスターも喜びますよ!」

フォルカス「どこから湧いた!」

ティルフィング「連れてきました」

フォルカス「やめろっ!アスカロン、あなたまだ妊娠中でしょうが!」

アスカロン「オマンコが使えなくてもアナルと口が空いていますから」

フォルカス「そういう問題!?あと伏字っ!」






ティルフィング「このままマスターと4Pです!さあ、行きますよ!」

シユウ「うん!よくわからないけど!」

アスカロン「あ、フォルカスも一緒に来ます?」

フォルカス「お断りよっ!!」





フォルカス「あああ、私は、救えなかった・・・・」

フォルカス「変態共の魔の手から、シユウを救うことができなかった・・・・・」

フォルカス「今頃シユウはマスターに身体を蹂躙されているんだわ・・・・・」

フォルカス「他の、他の無垢な姫たちを集めないと!マスターの手に堕ちる前に!」

フォルカス「そのためには、マスターの部屋にあるノートをとってこないと・・・・・!」

フォルカス「そうよ、フォルカス。この隊を守れるのは、私だけ。私がここを守るのよ!」

フォルカス「・・・・・・ていうか」

フォルカス「割れたガラスを片付けてから行け!!!」

―おまけ―

ラブリュス「ラブリュスちゃんは~、マスターの赤ちゃんなら産んでもいいかなーって思ってるよ」

ケラウノス「やっぱり、はじめてはみんなでマスターに可愛がってもらったほうがいいって。そう思わない?トライデント」

ミョルニル「なになに?マスタと遊ぶの?」

トライデント「ふ、複数はどうかとおもうかな・・・・」

ラブリュス「あ、ラブリュスちゃん的には~、はじめてはコスプレしながらがいいかな!」

ミョルニル「私はマスタとおふろでいっぱい遊びたい!」

トライデント「あ、あはは・・・・・」

トライデント(マスター、もうしわけ~・・・・トライデントじゃみんなを止めれそうにないよ~・・・・)

梓弓「この姿勢が松葉崩しです。この姿勢だと通常よりも深く挿入してもらえるんですよ。これはうしろやぐらという姿勢から・・・・」

八咫鏡「なるほどなるほど。妾も早く実践してみたいの」

与一「この前与一がこっそりみたときは、マスターの大きさはこれぐらいで・・・・」

草薙剣「な、なに!?こんなものが余の中に入るのか!?は、入りきるのか!?」

天沼矛(あれってどう見てもおっきくなったときの・・・・どうしてそっちを知ってるんですかね~?)

八咫鏡「草薙、びびっておるのか?びびっておるんじゃな?」

草薙剣「な、なにを!余がこの程度で怖気づくはずがないじゃろう!」

天沼矛(あなた様、ごめんなさい。わたしも、あなた様のモノにちょっと興味を持ってしまいました)

この後マスターは13Pしました。
次回はムラマサ編の予定。マサムネもムラマサも頭文字がMなんですよねぇ。だから何だという話ですけれども。
獣刻ミストルティンをリーダーにして天上ロンゴミアント、シタ、ウコンバサラのパーティーを組みたい。あと一人募集。






フォルカス「お手合わせを」




パラシュ「・・・・・・フォルカス。君のことは、みんなから聞いているよ」

フォルカス「パラシュさん、お手合わせを、お願いします」

パラシュ「いつまでも意地を張り続けていても、君が苦しいだけだ」

フォルカス「お手合わせを」

パラシュ「・・・・・ティルフィングは言わなかったみたいだけど、僕は言わせてもらうよ」

フォルカス「パラシュさん、お願いします。お手合わせを」

パラシュ「君は一人で苦しんでいるつもりかもしれない。だけど、それと同じくらいにマスターも苦しんでいるんだよ」

フォルカス「・・・・あのマスターが、そんなはず」

パラシュ「ない、だなんていうつもりはないよね。君だってマスターの人となりは知っているはずだ」

パラシュ「だから僕は」






パラシュ「マスターを苦しめる君を、始末する気で闘ろうじゃないか」





フォルカス(パラシュさん・・・・・・ファーストキラーズ唯一の斧使い)

フォルカス(斧を生かした豪快な攻撃も、他の姫にはできないような細やかな攻撃もできる人)

フォルカス(そして、私の槍は・・・・・相性が、悪い)

フォルカス(属性的な相性はない。だから、不利なのは私)

フォルカス(・・・・・それでも、負けるつもりはない)

フォルカス(死力を尽くす!)

パラシュ「じゃあ、はじめようか」

フォルカス「よろしくおねがいします」

パラシュ「隠者の紫(ハーミット・パープル)!!!」

フォルカス「は?」

パラシュ「茨を伝わる波紋!紅薔薇の残酷な波紋疾走(オーバードライブ)!!!」

フォルカス「ちょ、ちょっと待ってください!」

パラシュ「うん?」

フォルカス「なんですかそれは!?なんで手から茨が・・・・・」

パラシュ「気付いたらできるようになっていたんだ。使えるものは使わないとね」

フォルカス「それはまずいですよ!版権的に!」

パラシュ「えぇ・・・・仕方ないな。じゃあ」

パラシュ「ダーティ・ローズ!」

フォルカス「待って、待ってください。お願い、待って」

パラシュ「なんだい?さっきから。手合わせを頼んできたのは君じゃないか」

フォルカス「それはお空の人の技じゃないですか!ていうか、どうしてそんなのが出せるんですか!」

パラシュ「え?これくらいならみんなやってるんじゃないかな?」

フォルカス「これくらいって・・・・」

パラシュ「ほら、僕たちって基本固有結界出せるじゃないか」

フォルカス「こ、固有結界?」

パラシュ「ほら、ティルフィングだって謎の武器が色々落ちている空間に移動したり、レーヴァテインも荒野に穴をあけて巨大な剣を召喚したりするだろう?」

フォルカス「いや、それはそうですけど」

パラシュ「だから僕もこれくらいできて当然さ。ほかのファーストキラーズが出来るんだ、僕に出来ない道理はない」

フォルカス(すごく納得いかない)

パラシュ「じゃあ、いいかな?続けるよ」

フォルカス「わ、私だって!『フロートシースピア』!!」

パラシュ「・・・・・・・」

フォルカス「・・・・・・」

パラシュ「・・・・・・・?」

フォルカス「な、ど、どうして・・・・・出せない、の・・・・・?」

パラシュ「水着じゃないからじゃないかな?」

フォルカス「そんなはずがっ!『シャイングラース』っ!!」

パラシュ「・・・・・・・」

フォルカス「・・・・出せ、ない。私の、奥義が・・・・・」

パラシュ「こちらから、行かせてもらうよ」

パラシュ「『紅薔薇の残酷な棘』!!」

フォルカス「!!!」

フォルカス「・・・・・奥義が、出せなくなってる?」

フォルカス「そもそも、あの奥義はどうやって身に着けたんだっけ」

フォルカス「確か、ええっと・・・・・」

ムラマサ「・・・・・・探したましたよ、フォルカス」

フォルカス「ムラマサ?いったいどうしたの?」

ムラマサ「今日は、ステキな日ですよね。花が咲いている、小鳥たちもさえずっている」

フォルカス「ムラマサ。ごめんなさい、今は話を聞いている余裕が無くて―」

ムラマサ「・・・・アスカロンが、妊娠した」

フォルカス「え?」

ムラマサ「グリモワールも、ヴァナルガンドも」

フォルカス「そんなの、知って」

ムラマサ「アフロディーテも、そして、シユウも」

フォルカス「・・・・・・?」

ムラマサ「もはや、子を孕んでいないのは拙者とフォルカスのみ」

フォルカス「あの、いったいなにが・・・・相談ならまた後日に」

ムラマサ「孕んだ5人は皆、『フォルカスに相談した』と、そう言っていた」

フォルカス「話が見えないんだけど、ムラマサ?」

ムラマサ「フォルカス。あなたと話してからなんです。あの5人が妊娠したのは」

フォルカス「え?」

ムラマサ「そしてそれを皮切りに、どんどん妊娠している姫が増えていっている。このままじゃ隊が壊滅する。戦える者が少なくなっていって、いずれは・・・・・」

フォルカス「そんなの、わかって」

ムラマサ「フォルカス。あなたは・・・・・・」









ムラマサ「 こ の 隊 を 崩 壊 さ せ よ う と し て い る ん じ ゃ な い の か ? 」







シュピンッ!!

フォルカス「なっ!?」

ムラマサ「・・・・・外したか」

フォルカス(危なかった、一瞬反応が遅れていたら、首を飛ばされていた!)

フォルカス「誤解よ!私にそんなつもりは毛頭もない!それはマスターが」

ムラマサ「アフロディーテは、フォルカスに気絶させられてマスターに引き渡されたと聞いた」

フォルカス「うっ、そ、それは・・・・・」

ムラマサ「フォルカス。あなたが主君を嫌っていることは普段の態度から目に見えてわかる」

ムラマサ「なのになぜ、主君に他の姫をけしかけるのか。嫌いな相手に、親友をたきつけるような真似をするだろうか?」

ムラマサ「・・・・わざと、だったんじゃないのか?フォルカス!」

フォルカス「くっ!お、重い!」

フォルカス(ムラマサの剣が、こんなにも重い・・・・!属性も、武器も、私が有利のはずなのに!受け止めるだけで精いっぱい!)

ムラマサ「どうやら先日も、隊の姫たちに声をかけていたそうだな」

フォルカス「それは、マスターの魔の手から守ろうと」

ムラマサ「嘘だな。お前が集めていたのは、何も知らない無垢なものたちばかり。何も知らないからこそ、まとめてけしかけようとしてたんじゃないのか?」

ムラマサ「まあ、それも失敗に終わったようだが」

フォルカス「違う!私にそんなつもりはない!私は、ただ・・・・・・この隊を、守りたくて・・・・・」

ムラマサ「なら、なぜ隊を崩壊させるようなことをした!なぜ戦えないものを増やす!」

フォルカス「そ、それは」

ムラマサ「主君の優しさを利用して、主君に仇を成すなど・・・・・そのような狼藉、このムラマサが見逃しはせぬ!」

ムラマサ「拙者はムラマサ!セブンスキラーズの一人にして、ファーストキラーズマサムネの妹!」

ムラマサ「主君を、この隊を守るため、フォルカス!あなたを討つ!」

ムラマサ「今日は本当にステキな日だ。こんな日だからこそ、あなたみたいな謀反人は」







ムラマサ「鬼火で燃えてしまえばいい」





フォルカス「熱っ、熱い!」

フォルカス(どうしたの!?最近は武器以外で攻撃するのが流行ってるの!?)

フォルカス(それに、なんだか今日はパロが多い!無理矢理ねじ込んでる感あるし!)

フォルカス(誤解を、誤解を解かないと!私に、そんなつもりはないんだって!)

フォルカス(でも・・・・・)

ムラマサ「はぁっ!せいやぁっ!!!」

フォルカス(強い、強すぎる!)

ムラマサ「・・・・・・随分と弱くなったな、フォルカス。お前は、本当にフォルカスなのか?私の知っているフォルカスは、もっと強かった!」

フォルカス(弱くなった?そんな、はず・・・・・・)

ムラマサ「はあっ!」

フォルカス(!!!)

カラン

ムラマサ「・・・・・どうした。武器を拾わないのか」

フォルカス「・・・・・私は、弱く、なったのかしら」

ムラマサ「どうした?そんなの、見てわかる通りじゃないか」

フォルカス「ずっと、ずっと鍛錬しているのに・・・・・強くならない。それどころか、日に日に力が弱くなっていく」

フォルカス「私は、いったい、どうして・・・・・」

ムラマサ「そんなこと、決まっている。マスターに謀反を起こそうとしても、キラーズとバイブスの共鳴が弱くなるだけ。あなたの言葉で確信した。やはり、あなたは・・・・・」

フォルカス「・・・・・」

ムラマサ「せめて、苦しまずに逝かせてやろう」

ムラマサ「・・・・・さらばだ」





ロンギヌス「それはダメですよ、ムラマサさん」



ムラマサ「!?」

ムラマサ(振り下ろした刀が、槍の切っ先で受け止められて・・・・・)

ロンギヌス「マサムネさんからムラマサさんの様子がおかしいと聞いていましたが・・・・・こんなことになっているとは」

ムラマサ「ロンギヌス殿。そこにいるフォルカスは、謀反を」

ロンギヌス「違いますよ。フォルカスさんは、ただ相談に乗っていただけです」

ムラマサ「・・・・・・は?」

ロンギヌス「アスカロンさんはもともと性奴隷志望でしたし、グリモワールさんも便器志望でした」

ムラマサ「え?え?すいません、言ってる意味がわかりません」

ロンギヌス「ヴァナルガンドさんは・・・・・うん。アフロディーテさんの件は先々の被害を減らせたと考えると効果はあったと思います」

ムラマサ「あの?」

ロンギヌス「シユウさんにいたっては完全にティルフィングさんとアスカロンさんのせいです。すでにパラケルススさんに頼んでオシオキしてもらっていますから気にしないでください」

ムラマサ「え?あの、ロンギヌスさん?」

ロンギヌス「・・・・・フォルカスさん」

フォルカス「ロンギヌス、さん」

ロンギヌス「マサムネさんに詳しく説明してあげてください。一から十まで」

ロンギヌス「マサムネさん、これからフォルカスさんが言うことに嘘偽りはないと、私ロンギヌスが保証します。そのうえで、聞いてあげてください」

ムラマサ「そ、そこまで言われたら・・・・・」

ムラマサ「」

フォルカス「どう?今までこういう相談を受けていたんだけれど」

ムラマサ「・・・・・・も」

フォルカス「も?」

ムラマサ「もうしわけございませんでしたっ!今すぐ、今すぐ腹を切ってお詫びしますから!解釈をお願いします!」

フォルカス「ま、待ちなさい!ロンギヌスさん、止めてください!ちょっ、力つよ」

ムラマサ「自分勝手に決めつけて誤解したあげく、友を手にかけようとするなど・・・・・末代までの恥です!死なせてください!」

ロンギヌス「当身」

ムラマサ「うぇっ」バタン

ロンギヌス「はぁ・・・・マサムネさんを呼びますか」

ロンギヌス「大丈夫ですか、フォルカスさん」

フォルカス「いえ・・・・・ありがとうございます」

ロンギヌス「・・・・・フォルカスさん。マスターとは」

フォルカス「・・・・・そう、ですね。私は、マスターを避けています。だから、マスターとの繋がりが薄くなって、弱くなってしまっている」

フォルカス「わかっています。わかっているんです。でも、それを認めたくなくて・・・・・・」

フォルカス「相談にのったというのも、マスターから自分を遠ざけたいがための理由だったのかもしれません。どうして、そんなことをするのか・・・・・まだ、わからないですけれど」

ロンギヌス「・・・・・・フォルカスさんは、マスターのこと、嫌いですか?」

フォルカス「・・・・・・・嫌い」

フォルカス「そんなわけ、ないじゃないですか。あの人のことを、嫌いに、なれるわけないじゃないですか」

フォルカス「私は、私はっ・・・・!」

ロンギヌス「その言葉が聞けたら十分です。そうですね、もし悩みがあるのなら・・・・・フライクーゲルさんに相談してみるといいと思いますよ」

フォルカス「えっ?」

ロンギヌス「きっと、あの人がファーストキラーズの中で一番まともな姫ですから。きっと、力になってくれます」

フォルカス「あの、ロンギヌスさんは」

ロンギヌス「私は媚薬使って襲ってもらったのであまり参考にならないかと」

フォルカス「」






フォルカス(知りたくなかった・・・・・・尊敬してたのに・・・・・・)




フォルカス「・・・・・あれは、ムラマサ?」

ムラマサ「ます・・・・じゃなくて、しゅく・・・・でもなくて、ご主人様!おねがいします!オシオキしてください!」

フォルカス「え?」

ムラマサ「ご主人様の逞しい刀で卑しいムラマサめを貫いてください!腫れあがるまでお尻を叩いてください!」

フォルカス「・・・・・・・」

ムラマサ「拷問器具一式は用意しました!これをお使いください!どうぞ!すでに亀甲縛りは完了しております!」

ムラマサ「もちろん、自分で縛りました!器具は通販で!このギロチン台とかおススメです!どうぞ、使ってください!」

ムラマサ「ええっ!?オシオキしてくださらないのですか!?」

ムラマサ「・・・・・・・もしや、放置プレイ!?それはそれであり!むしろフェイバリット!」

フォルカス「ムラマサ・・・・・・」

フォルカス(やっぱり、カエルの妹もカエルなのね・・・・・)

次回でセブンス変は終わりかな。ティルさんとアスカロンがどうなったかはご想像にお任せします。
セブンスが終わったらブラックかエンシェントか・・・・・ネタが足りたらいいな。
こう、セブンスはファーストの強化方面で(一部を除く)いったつもりですけど、ブラックはともかくエンシェントはまじで全く別のネタを考えないと。
あと、念のため。私は変態じゃありませんヨ。







フォルカス「お願いがあります」




フライクーゲル「珍しいね、キミがワタシにお願いだなんて。ロンギヌスとかに言うものだと思ってた」

フォルカス「そのロンギヌスさんに勧められて来たんです。フライクーゲルさんが適任だと」

フライクーゲル「オーケー、そう頼られちゃ邪険にはできないね。それで、お願いってなんのことかな?」

フォルカス「・・・・・フライクーゲルさんは、マスターの子供を妊娠したこと、どう感じましたか?」

フォルカス「・・・・・マスターの子供を産むということ、それについて詳しく教えて欲しくて」

フライクーゲル「なるほど。そういうことなら・・・・フォローミー。ワタシの部屋までついてきて」

フォルカス「え?は、はい」

「おぎゃあ!おぎゃあ!」

フォルカス「ええっと、ふ、フライクーゲルさん、今この赤ちゃんはなんで泣いてるんですか!?おなかが空いたんですか!?」

フライクーゲル「落ち着いて、フォルカス。この泣き方は気持ち悪い時・・・・まあ、オムツの交換だね。やり方はわかる?」

フォルカス「い、いえ」

フライクーゲル「それじゃあ教えるね。まずは赤ちゃんのオムツを外して・・・・」

フライクーゲル「赤ちゃんのミルクは人肌までぐらいまで冷ましてから飲ませるの。じゃないと火傷しちゃうでしょ?」

フォルカス「なるほど、そうですね」

フライクーゲル「まあ、ワタシは普段母乳をあげてるけど・・・・・」

フォルカス(フライクーゲルさん、以前より胸が大きくなってる・・・・?)

フライクーゲル「バストばっか見すぎだよ、フォルカス」

フォルカス「はっ、す、すいません」

フライクーゲル「まあ、実際に妊娠して胸が張ってるから大きくなってるってのはあるかな。2,3年もすれば元に戻るよ」

フォルカス「へぇ、そういうものなんですね」

「きゃっきゃっ♪」

フォルカス「ちょ、ちょっと、私の髪を引っ張らないで!」

フライクーゲル「はいはい、ダメだよ、ベイビー。持つのはこっち」

「?」

フライクーゲル「・・・・・よっぽどフォルカスのことがお気に入りみたいだね」

フォルカス「そんなぁっ!もうっ、離してっ!」

「きゃっきゃっ♪」

フライクーゲル「・・・・・どうだった?今日一日」

フォルカス「つ、つかれました・・・・・」

フライクーゲル「まあ、体力が落ちてる状態だとちょっとキツかったかな」

フォルカス「・・・・・フライクーゲルさんは、いえ、ファーストキラーズの人たちは、みんなあれを毎日やっているんですよね」

フライクーゲル「ノンノン。ファーストキラーズだけじゃない。世の中のお母さんたちはみんな、こんなことやってるんだよ」

フォルカス「疲れないんですか?」

フライクーゲル「そりゃあ、疲れるよ。夜泣きで起こされるときもある。こっちがいくら辛くても向こうはお構いなし」

フライクーゲル「でも、ね」

「zzz」

フライクーゲル「この寝顔を見るとね、全部吹っ飛んじゃうんだ。だから、ワタシたちは最高にヘァピィなんだよ」

フォルカス「そう、ですか」

フライクーゲル「それに、マスターも遠征とかが無かったら絶対にヘルプに来てくれるしね。こっちから押しかける時もあるし」

フライクーゲル「マスターだけじゃない。他のファーストキラーズのみんなも、他のみんなも、困った時は力を貸してくれる」

フライクーゲル「だからワタシは、ここで、この場所で、マスターの子供を産めてよかったと思ってるよ」

フォルカス「・・・・・フライクーゲルさんは、幸せそうだった」

フォルカス「いや、幸せなんだ。あの人は、マスターの子供を産めて」

フォルカス「・・・・私たちキラープリンセスに、普通の人間のような幸せは手に入らない」

フォルカス「私たちは戦うだけが存在価値だって、勝手に思ってた」

フォルカス「でも、ロンギヌスさんも、レーヴァテインさんも、マサムネさんも」

フォルカス「アルテミスさんも、ティルフィングさんも、パラシュさんも」

フォルカス「みんな、普通の人間のような幸せを手にしている。もちろん、キラープリンセスとしての職務は放棄せずに」

フォルカス「きっと、私たちキラープリンセスを普通の女の子として受け入れてくれるだなんて、マスターぐらい。そう思うわ」

フォルカス「どうして私が、頑なにその幸せを否定していたのか。今までは、わからなかった」

フォルカス「だけど、今ならわかる。私が何をしたかったのか」

フォルカス「何のために、他の姫をマスターから遠ざけようとしていたのか」

フォルカス「いや、正しく言うと」

フォルカス「マスターを、他の姫から遠ざけたかったんだ」






フォルカス「ね、マスター?」





マスター「ーーーっ!ーーーーっ!」ジタバタ

フォルカス「ごめんなさい、マスター。あまり動かれたり、声を出されたりしたら困りますから。拘束させてもらいました」

フォルカス「ねえ、マスター。私、すごくすっごく寂しかったんですよ」

フォルカス「だって、マスターは他の姫に構ってばかり」

フォルカス「他の姫には手を出すのに、私には一切手を出してこない」

フォルカス「だから、手を出さざるを得ない状況にしてみました」

フォルカス「ここは、誰にも知られていない、私の秘密の特訓場所です」

フォルカス「アスカロンにも、ロンギヌスさんにも教えていない場所」

フォルカス「ねえ、マスター」








フォルカス「私、あなたのことが好きです。愛しています」









フォルカス「だから」









フォルカス「私とこの場所で、永遠を過ごしましょうね、マスター」







フォルカス「なぜ、こんなことをするのか?だなんて・・・・マスターを愛しているからに決まっているじゃないですか」

フォルカス「それと、私どうやら独占欲が強いみたいなんです」

フォルカス「だから、マスターが他の姫と仲良くしているところを見たくなくって」

フォルカス「・・・・そうですね。まずは、その眼。眼をえぐり取りましょうか」

フォルカス「そうすれば、マスターが最後に見た姿は私になるでしょう?だからマスターの目に永遠に残り続けるのは私です」

フォルカス「なら、手もいりませんね。マスターが最後に触れたのが私になるんですから」

フォルカス「足も必要ない。耳も、鼻も。口は、必要ですね。そこは残しておきましょう」

フォルカス「大丈夫です。私が一生お世話しますから。お世話の仕方は、もう学びました」

フォルカス「とはいえ、マスター。このまま仮に他の姫にこの場所を嗅ぎつけられたら、私はやられてしまいます。ですから、マスター」








フォルカス「子作りしましょ♪」








フォルカス「あっ、あっ、やっ、ちょっ、マスター、待って、ダメっ、それ以上は、あっ、あっ」

フォルカス「私が、わる、かった、から、や、だめ、いっ、」

フォルカス「あああああっ!!!」

フォルカス「あ・・・・・・・・」

フォルカス「え、ま、まだ?も、もう5回目で、ま、マスター?」

フォルカス「わ、私、もう無理だから、おねがい、や、やめ」

報告書
マスターがフォルカスによって誘拐されたのだが、捜索隊を組む前にマスターは自力で戻ってきた。
どうやらフォルカスはマスター相手に子作りを要求したとのこと。あのマスターは12人を相手にしても平気なほどの絶倫マスター相手に一人で立ち向かおうなど無謀すぎたようだ。
マスターは股から精液を垂らしていたフォルカスを背負い、普通に玄関から戻ってきた。
その後、マスターを心配して部屋を訪ねたダーインスレイヴと方天画戟、タスラムに加え途中から入ってきたヤグルシとアポロンも足腰が立たなくなるまで犯された模様。
マスターの子を妊娠した姫はもれなくキラーズとバイブスの共鳴によって超強化されており、最近では赤子用のガラガラでミノタウロスを討伐してしまうとのこと。

MAI「つきましては、しばらくはこちらの隊に近づくのはやめて、というか他の異族たちには我々の隊の担当地区に入ってこないことを」

MAI「ひゃっ!?だ、誰ですか!?あ、ま、マスター?え、ええっと、こ、これはですね、その、こ、故郷への手紙みたいなもので」

MAI「あ、あの、べ、別に隊を裏切ってるとかそういうわけでもなく、ていうかむしろ他の姫の手を煩わせないようにと」

MAI「あ、あの、マスター?め、目がこわいんですが・・・・ど、どうしてそんなに手をわきわきさせて・・・・・」

MAI「あ、えーと、はい」

MAI「・・・・・・優しく、お願いしますね」

ロンギヌス「バイブスとキラーズの共鳴によってキラーズが強くなるなら、バイブスもまた然りですよね」

エンヴィ「それがわかっていたから、私たちは手を出していないんです。1人でマスターを満足させられるぐらいには体力をつけないといけませんから」

フォルカス「身に沁みました・・・・・色んな意味で・・・・・」

ロンギヌス「キラーズが共鳴すれば、マスターとのえっちも1対1でできるようになりますよ。体力も強化されますので」

エンヴィ「えっ」

フォルカス「その1回目が・・・・・」

ロンギヌス「まあ、私の場合一番最初だったのでマスターもまだそこまで・・・・・いや、マスターは最初から絶倫さんでしたよ。次の日は立てませんでした」

エンヴィ「羨ましいし、妬ましいけど・・・・・まだそうなる勇気がありません」

フォルカス「ていうか、ロンギヌスさん性格変わりましたよね。前より物おじしなくなったというか、おどおどしていないというか」

ロンギヌス「私も一児の母ですから、娘に情けない所は見せられないとか、まあいろいろありますけど・・・・・」

ロンギヌス「ファーストキラーズの皆さんの相談がやっぱりメンタルを鍛えてくれたというのがあると思います」

フォルカス「私はゴリゴリ削られたんですけど。しょっぱなから爆撃を喰らった気分だったんですけど」

エンヴィ「・・・・・・他のブラックキラーズが、一体どんな性癖を持っているのか・・・・・とりあえず、私には相談しに来ないで欲しいです」

フォルカス「無理ですよ、氷槍はその運命から逃れられませんから」

天沼矛「いっしょにおかしな人たちのお話を聞きましょう~」ヒョコッ

トライデント「自分の話ってこんなに届かないんだなって知ろう!」ヒョコッ

エンヴィ「やめてください、不吉なことを言わないでください」

スロゥス「あ、いたいた。エンヴィ」

エンヴィ「えっ」

フォルカス「あー・・・・」

スロゥス「ごめん、ちょっと相談があるから、エンヴィ借りていい?」

ロンギヌス「どうぞどうぞ。あ、エンヴィさん。これ、タイムカードです。渡しておきますね」

エンヴィ「わかりました、はぁ・・・・・・・」

フォルカス「がんばってください。本当に」

というわけで、セブンス編これにて完結?
エロイの書いてみたいなー、とか思ったけど、よく考えたら私未経験なので無理でした。
力量とかその他諸々もあるけど、経験が無いから書けないんだ。うん、そういうことにしよう。
次回があるかどうかは未定ですが、ブラックとエンシェントをできたらなと思っています。
どちらにせよとりあえず、しばらくは来れないと思います。その間にネタを練っておかないと。特にエンシェント。
ロンギヌスは俺の嫁。ぬぼこは娘。レヴァは妻。これに異論は認めない。






スロゥス「マスターの子供を産みたいんだけど」




エンヴィ「はぁ」

スロゥス「・・・・・・・」

エンヴィ「それで?」

スロゥス「それだけ」

エンヴィ「はい、わかりました」

スロゥス「・・・・・・・」

エンヴィ「・・・・・・・」

スロゥス「話が進まないんだけど?」

エンヴィ「えっ」

スロゥス「おかしい。レーヴァテインはこれでうまくいったって聞いたのに」

エンヴィ「レーヴァテインはあなたじゃないですか」

スロゥス「黒くない方よ」

エンヴィ「わかってますけど」

スロゥス「なら言わせないでよ・・・・はぁ、めんどくさ」

エンヴィ(面倒なのは私の方なんですが)

エンヴィ「そもそも、私に相談するのは間違いだと思いますよ。私が背負っている業は知っているでしょう」

スロゥス「それがどうかしたの?」

エンヴィ「私が背負う業は『嫉妬』。仮に他人にアドバイスして、それが上手くいったとしたら羨ましくて殺してしまいそうです」

スロゥス「私も面倒だけどさ、一応形式って言うのがあるじゃない。このまま私が夜這いしにいっても面白味も何もないし」

エンヴィ「あなたは何を言っているんですか」

スロゥス「それに、私はあっちと違ってお嫁さんになりたい願望はないし」

エンヴィ「はぁ」

スロゥス「私は妻になりたいの」

エンヴィ「は?殺しますよ?」

スロゥス「なに、やろうっての?」

スロゥス「まあ、お嫁さんっていうのも魅力的なんだけどね。だけど、私は家事できないし、覚える気もない」

スロゥス「だから私が稼ぐからマスターが家のこと全部やってくれればいいと思ってる」

エンヴィ「ちなみに、稼ぐ方法は?」

スロゥス「ゴールドラッシュ」

エンヴィ「ですよね」

スロゥス「あとは金のデュリン像を売りさばいたり」

エンヴィ「最近は謎の妖精の像もあるみたいですね」

スロゥス「拾ったトランプが20万で売れた時はさすがにびっくりした」

エンヴィ「この世界貨幣価値がインフレしすぎな気がします」

エンヴィ「まあマスターの妻になるのはいいとして、具体的なプランはあるんですか?」

スロゥス「なんとかしてマスターから襲わせて責任を取らせればいいと思ってるんだけど」

エンヴィ「だとしたらあなたは40番目ぐらいの妻になりそうですね」

スロゥス「そっちは41番目?」

エンヴィ「39です」

スロゥス「殺すわよ?」

エンヴィ「やれるものなら」

スロゥス「『黒式・獄雷鎖』」

エンヴィ「『黒式・誅戮ノ穿』」

スロゥス「ちっ、仕留めそこなったか」

エンヴィ「それはこちらのセリフです」

スロゥス「それで、都合のいい媚薬とか頭ぶっとぶ感じの薬とか持ってないの?」

エンヴィ「持ってたら使っています」

スロゥス「だろうと思った。そういえば、あんたじゃない方のロンギヌスは持ってるって噂なんだけど」

エンヴィ「・・・・・・・」

スロゥス「・・・・・・・」

スロゥス「まさかの返り討ち」

エンヴィ「バイブスとキラーズの共鳴がここまで強いとは。2対1の不意打ちでやられるとは思ってませんでした」

ロンギヌス「まあ私は絶対先制のスキル持ちですから、不意打ちは意味ないですし」

ロンギヌス「あと、媚薬はもうないです」

スロゥス「は?」

ロンギヌス「ハルパーさんとアダマスさんに渡した分で最後なので、新しく手に入れるとなると・・・・」

エンヴィ「そもそも、どうやって手に入れたんですか?」

ロンギヌス「通販で」

スロゥス「通販で売ってるものなの?」

ロンギヌス「確か、いつもニコニコ黒奏通販とかいうもので紹介してました」

スロゥス「なにやってんのアイツ」

エンヴィ「ニコニコとかいう言葉がもう合いませんね」

ロンギヌス「ラグナロク協会も資金難で大変みたいですよ」

スロゥス「それで通販とかやらされてるんだ・・・・」

エンヴィ「私たちがこっちにきたから今ニートみたいなものですしね、あの人」

※ロンギヌスは子供の世話をしに戻りました

スロゥス「媚薬がないとなると、目的が達成できないんだけど」

エンヴィ「行きたくないですけど、黒奏官のところに行って入手ルートだけ調べますか?」

スロゥス「めんどくさい。却下。行ってくれるなら別だけど」

エンヴィ「行きたくないので却下です。ここのぬるま湯環境に浸かっているとあそこのブラック環境には戻れません」

スロゥス「ブラックキラーズなのにね」

エンヴィ「うまいこと言ったつもりですか?」

スロゥス「そういうつもりで言ったんだと思ったんだけど」

エンヴィ「まあ多少は意識してましたが」

スロゥス「だろうね」

エンヴィ「プライドさえ投げ捨てれば、妊娠にこぎつけられるんでしょうけど・・・・」

スロゥス「どこに投げ捨てる?」

エンヴィ「例の湖でいいんじゃないでしょうか」

スロゥス「じゃあ呼び出すか」

エンヴィ「はい」

レーヴァテイン「なに物騒な話してるのよ」

エンヴィ「出ましたね、妻二号」

スロゥス「何しに来たの、妻二号」

レーヴァテイン「二号を連呼するのやめて」

レーヴァテイン「なんかロンギヌスから悩める子羊がって話を聞いたから、笑いに来ただけ」

「だー!」

スロゥス「子連れで?」

エンヴィ「かわいい・・・・」

レーヴァテイン「当たり前でしょ。私とマスターの娘なんだから」

エンヴィ「いいな、赤ちゃん・・・・・私も・・・・・」

スロゥス「それで、笑いに来たって・・・・わざわざ?」

レーヴァテイン「そう。ほんと、あのマスターのことわかってなさすぎて笑えるよね」

スロゥス「ふん?」

レーヴァテイン「あのマスターに上下の概念はないんだから、プライドを捨てるとか言ってる時点でおかしい」

レーヴァテイン「妻二号とか呼ばれたけど、マスターからすれば全員が一号なの。二番目はいなくて、全員が同率で一番」

レーヴァテイン「で、プライドがどうの言ってたけど・・・・・本当にそうなの?」

スロゥス「めんどくさいだけ」

エンヴィ「ほっぺやわらかい・・・・・あっ、笑った。今笑いましたよ・・・・え、何か言いました?」

レーヴァテイン「同じロンギヌスとは思えないぐらい話を聞いてないよね」

エンヴィ「今忙しいので後にしてもらえますか」

「だ!」

レーヴァテイン「・・・・・別にいいけどさ」

レーヴァテイン「・・・・・あんたたちさ、怖いだけなんじゃないの?」

スロゥス「なにがよ」

レーヴァテイン「業がとかなんだとかも言っててさ、結局それを言い訳にしてマスターに近付けないふりをしてるだけなんでしょ」

レーヴァテイン「本当は、ただおびえてるだけなのに」

スロゥス「・・・・・うるさいなぁ」

レーヴァテイン「マスターにもし嫌われたらとか、業によってマスターを傷つけたらとか考えてるんでしょ」

スロゥス「・・・・・・それは、そうかもね」

スロゥス「いくらマスター自身が私たちのことを受け入れても、私たちがマスターを受け入れられない。・・・・いや、受け入れてはいけない」

スロゥス「だからこんな、めんどくさいこと考えてるっていうのに・・・・・」

レーヴァテイン「ま、勝手にすればいいと思うけど・・・・」







レーヴァテイン「あんまり私のマスターを見くびらないでよね」






スロゥス「・・・・一つ、訂正して」

レーヴァテイン「なに?」

スロゥス「『私の』マスターだから。あんたには渡さない」

レーヴァテイン「欲しければ奪い取ってみれば?できるならね」

スロゥス「・・・・その挑発、乗ってあげる。じゃあね」

レーヴァテイン「はいはい。・・・・・・らしくないことしたかな」

ロンギヌス「いえ、とってもよかったと思いますよ」

レーヴァテイン「ロンギヌス、いつから?」

ロンギヌス「今戻ってきたところです。・・・・・・・・・・」

レーヴァテイン「・・・・・・・・・・」

エンヴィ「こっちのおもちゃの方が好きなんですか?」

「や!」

エンヴィ「じゃあこっち?」

「あぶー!」

エンヴィ「なるほど。じゃあこっちで遊びましょうか。・・・・・あ、終わりましたか?」

レーヴァテイン「・・・・ねえ、私が言うのもなんだけどさ、それでいいの?」

エンヴィ「はい。私にも私の計画があるので」

ロンギヌス「ちなみに、どんな計画なんですか?」

エンヴィ「一番最初はロンギヌスにとられたからもう無理ですけど、一番最後なら狙えますから」

ロンギヌス(嫉妬のエンヴィさんが今まで動かなかったのは、そういう理由が・・・・なるほど)

エンヴィ「ロンギヌスさん、あとであなたの子供にも会わせてもらっていいですか?」

ロンギヌス「はい、大丈夫ですよ」

エンヴィ「ありがとうございます」

セブンスの個性が強すぎてさらに過激なのはできないなと思いました。
こんな感じでファーストがブラックを説得していく感じになる・・・・・のかな?セブンスの後だと薄味に感じるかも。
新しい覚醒キャラはまだですか。待ってるんですが。ミトゥム様の覚醒はまだですか。

―おまけ―
コイカツでロンギヌス作ってみた
https://imgur.com/a/41wX4KF.jpg

リンクミスった
https://imgur.com/cJiAdiP.jpg







ラース「主君の子を孕みたい」





エンヴィ「はい、いいと思いますよ」

ラース「うむ」

エンヴィ「・・・・・・」

ラース「・・・・・・」

エンヴィ「・・・・・・?」

ラース「そ、相談がある。聞いてくれないか」

エンヴィ「嫌です」

ラース「なっ・・・・・!?」

ラース「我々は同じブラックキラーズとして苦楽を共にした盟友だろう!話しぐらい聞いてくれていもいいのではないか!」

エンヴィ「『嫉妬』の私に相談に乗れとか拷問ですか殺しますよ」

ラース「あいや、決して自慢などをするつもりはない。あくまでも同僚として、話を聞いてほしいだけなのだ」

エンヴィ「・・・・・・しかたありませんね。貸し1ですよ」

ラース「うむ。後日でよければ質のいいトマトを扱う飯屋に連れて行こう」

エンヴィ「ちなみにそれは誰から聞いたんですか」

ラース「主君でござる。エンヴィに頼みごとをしたいと言ったら教えてもらえた」

エンヴィ「殺す」

ラース「ま、待て!遠回りになったのは認めるが、内容が内容故直接主君に相談できるわけでもないだろうに!」

エンヴィ「あなたがそれを言わなかったらマスターはきっと私を連れて行ってくれたに違いありません。その機会を奪ったあなたは死ぬべきです」

ラース「いや、主君はロンギヌスを連れて行くと言っていたが」

エンヴィ「ロンギヌス殺す」

ラース(『憤怒』の拙者よりも怒りの沸点が低くないか・・・・・?)

ラース「我々キラープリンセスは武器・兵器であり、人ではない。故に、主君からの寵愛を賜るなど決してあってはならないこと」

ラース「・・・・・・かつては、そう思っていた」

ラース「だが、我らが主君はそうは考えてござらん。我らを個人として尊重し、人として接していらっしゃる」

ラース「そんな主君の元に来ることができたのだから、拙者自身も主君からの寵愛を賜りたい。故に、今回相談をしたしだいだ」

エンヴィ「なるほど。どこぞの誰かさんみたいに妾になって冷たく捨てられたいとかそういう願望はないと」

ラース「ああ。それと、あいつのことは言うな」

エンヴィ「結果としてはただのマゾヒストに納まったからいいじゃないですか。名前を呼んではいけないあの人と違って」

ラース「それもどうかと思うのだが・・・・・あとヴァナルガンドをそういう扱いにするのはやめてやれ」

ラース「主君は我ら全員に等しくその愛を注いでくれている。拙者は主君を独占したいわけでも、一番に愛して欲しいわけでもないのだが・・・・」

ラース「いかんせん、背負っている業が『憤怒』だ。子を成した後、はたしてうまく育てることができるのだろうか。それが一番の心配なのだ」

エンヴィ「子供を作る方法とかは?」

ラース「夜に主君の部屋に寝間着姿で向かえば大丈夫だという話を聞いている」

エンヴィ「あまり間違っていないというのがなんとも・・・・改めて、マスターの見境のなさを感じます」

ラース「そういうな、エンヴィ。そんな主君だからこそ、我らもこうやって争わずに子を孕むなどということを考えることができるのだ」

ラース「その懐の深さに感心はすれど憤りを感じることなどないではないか」

エンヴィ「あなた本当に『憤怒』の業を背負ってるんですか?」

ラース「元より拙者は主君に対して怒りを向けたことはない」

エンヴィ(これなら別に相談するまでもないんじゃ)

ラース「とはいえ、主君相手と子を相手にするのでは別だ。時には子を躾ける時もあるだろう」

ラース「果たして拙者は、そのときになって憤怒を見せずに叱ることができるのだろうか。怒りに任せて物を言ってしまわないだろうか」

ラース「そんな不安が、ぬぐい切れないのだ」

エンヴィ「それは・・・・難しいですね。憤怒の業を背負っているいないに関係なく、そういった親もいるわけですし」

ラース「・・・・・それに、甚だ遺憾であり認めたくはないが拙者はあのマサムネと一応同一の存在だ」

ラース「だから、もしかしたら拙者の持つ遺伝子のどこかにマゾヒスト・・・・のそしつが存在するやもしれん」

エンヴィ「え?」

ラース「もし、我が子がその性質を受け継いでしまったら、拙者はどうすればいいのだ・・・・!」

エンヴィ「杞憂だと思いますが」

ラース「拙者が叱れば叱るほど、それを快感に変えてしまうような子になってしまったら、拙者には手の付けようがない!」

エンヴィ「それはどんな人でも手に負えない存在です」

ラース「現にムラマサは主君がいくらしかりつけても拷問器具を持ち歩くことをやめず、むしろその場で使わせようとする始末!」

エンヴィ「やっぱりセブンスキラーズって頭おかしいですね」

ラース「エンヴィ!どうにかして、拙者の内から被虐趣味の性質を消し去る方法はないだろうか!?」

エンヴィ「無茶を言わないでくださいよ・・・・」

エンヴィ「そもそもラースさんにマゾの気質があるとは思えません。ですから問題はないかと」

ラース「・・・・・・今、周りに人はおらぬな?」

エンヴィ「ええ、どうかしました?」

ラース「エンヴィ。其方がそう思ってくれていることは非常に嬉しい。だが、拙者はその信頼を裏切ることになってしまう」

エンヴィ「は?」

ラース「・・・・・先日の事だった。主君の元に異族退治の報告に行ったときのことだった」

エンヴィ「たしか、異族があまりにも多くて取り逃がしてしまったとかいう話でしたっけ」

ラース「うむ。その時の先導は拙者であったが故、報告も拙者が行った」

ラース「たとえ相手の数が多かろうと、任務をこなせなかったのは拙者の責任だ。甘んじて罰を受けると主君に進言したのだが、主君にそのようなつもりはないと言われたのだ」

エンヴィ「マスターでしたらそういうでしょうね」

ラース「だが、それでは拙者に納まりがつかぬと言ったところ、主君は拙者にデコピンをしてくださった」

エンヴィ「おっと、雲行きが怪しくなってきましたね」

ラース「その時に、感じてしまったのだ。・・・・・主君が罰を与えてくれる喜びを」

エンヴィ「話の流れから、大方予想はしてましたが・・・・・」

ラース「だが、拙者はマサムネやムラマサのようになるわけにはいかぬ。主君に心労をかけてまで己の性欲を満たすつもりはないのだ」

エンヴィ「今の言葉を隊のみんなに聞かせてあげたいですね」

ラース「だが、それとは別にこの気質が子に受け継がれやしないか。受け継がれずとも、理不尽な怒りを子に向けてしまうことないだろうか」

ラース「・・・・・それが、心配なのだ」

エンヴィ「なるほど。だ、そうですが、そこのところどうなんですか?マサムネさん」

マサムネ「む、気付かれていたか」

ラース「なっ!?」

マサムネ「隠れて聞いていたことについては謝罪しよう。だが、ラースよ。其方は一つ勘違いをしている」

ラース「勘違い、だと?」

マサムネ「其方は主君が罰を与えてくれたことに喜びを感じたのではない」

ラース「なに?」

マサムネ「叱るという行為は相手を思いやる心があってこそだ。其方に与えられた痛みは、主君がかけていた信頼そのもの」

マサムネ「故に、主君からの信頼を文字通り肌で感じることができた。其方の喜びはそこにあるのだ」

ラース「そう、なのか?いや、そうなのかもしれないな・・・・・」

マサムネ「それに・・・・・拙者はただの被虐趣味ではない」

ラース「?」

マサムネ「主君に事を頼もうとすると、主君は必ずと言っていいほど申し訳なさそうな顔で行為をしてくれる」

マサムネ「踏んでくれと頼んで全力で踏み抜くわけではなく、痛みを与えども傷がつかぬようにするその主君の思いやりに興奮するのだ!」

ラース「なっ・・・・・!」

エンヴィ(これ割と最低なこと言ってますよね)

マサムネ「座ってくれと頼むとできるだけ体重をかけないようなす割り方を模索する」

マサムネ「叩いてくれと頼むと痕が残らぬように叩き方も場所も考慮してくれる」

マサムネ「拙者はそんな主君の気遣いに愛を感じている!だから興奮するのだ!」

ラース「そ、そうか・・・・・主君の、愛を・・・・・肌で・・・・・」

エンヴィ(あ、これはまずい方向ですよ)

マサムネ「もちろん痛みにも興奮するがな!」

エンヴィ(やっぱりこの人どうしようもないんじゃ)

ラース「そうか・・・・・・それこそが、愛か・・・・・!」

エンヴィ(ラースさんが何かに目覚めてしまったようですけれど、私には関係ありません。ロンギヌスはクールに去ります)

マサムネ「そうとわかればやるべきことは一つ!」

ラース「ああ」

「「主君の愛を賜ろうではないか!」」

エンヴィ「・・・・・・あ、マスター。お疲れ様です」

エンヴィ「あの、お疲れのようですけれど・・・・・・ああ、なるほど」

エンヴィ「例の件の事後処理をしていらしたんですね。・・・・・本来なら、私たちが負うべき責任なのに」

エンヴィ「この隊の者たちがのびのびと過ごしていられるのは、ひとえにマスターのおかげです」

エンヴィ「私たちキラープリンセスが各方面に頭を下げたところで、非難を受けるだけ。それを先頭に立って受け止めているマスターは、本当に大変だと思います」

エンヴィ「部下の責任は上司の責任、ですか。・・・・そんなことを簡単に言ってしまうから、この隊のキル姫はわがまま放題なんですよ」

エンヴィ「・・・・・・それを、信頼の裏返しと捉えますか。ええ、きっとそうなんでしょうね」

エンヴィ「だからこそ、私たちはマスターを裏切るような行為はしません。それは、マスターが私たちを信頼してくれているから」

エンヴィ「だから、もし疲れがたまっていたりだとか、そういうことがあったらおっしゃってください」

エンヴィ「私が力になれることはなりますから。・・・・・・日給2万ゼニーで」

エンヴィ「冗談です。またなにかあったら言ってください。私たちは、マスターが相談してくれるととても嬉しいんですから」

エンヴィ「ロンギヌスにだけ相談、というのは無しですよ?私にも相談してください。じゃないと・・・・・」

エンヴィ「私、嫉妬してしまいますからね。マスター」

今回のグングニルの淘汰の仕様については遺憾の意を表明せざるを得ない。
それはそれとして、新テュルソス色っぽいですね。覚醒させたいですね。足りないですね。
今のところ一日一回ステージが各キャラにつき40弱回できるから、淘汰値が60超えてると安心していいでしょう。
メダル販売も込みこみで見ると淘汰値が50あればいいので、とりあえずは覚醒予定ミトゥム様とシタおねーちゃんを50まで上げたいところ。
現在ロンギヌスの淘汰値が低めではありますが、覚醒がくるまでには溜まってることを願いたい。






ラスト「きゃんきゃんっ!」




エンヴィ「・・・・・・・?」

ラスト「どうでしょうか。今のは、犬っぽかったでしょうか?」

エンヴィ「え、ええ。まあ」

ラスト「よし・・・・・あとは犬の動きをマスターすれば、マスターのペットに・・・・・」

エンヴィ「すいません、この隊はペット禁止なので保健所に連絡させていただきますね」

ラスト「そんな規定が無いのぐらい知ってますよ」

エンヴィ「これから進言してきます。経費もかさみますし」

グリモワール「それはダメ!」

ミネルヴァ「に、ニケはペットじゃないですから!相棒ですから!」

ティルフィング「デュリン・・・・・寂しいですけど、保健所でも元気にしてくださいね」

デュリン「あたしをペット扱いしてんじゃないわよ!」

エンヴィ「どこから湧いたんですかあなたたちは」

ラスト「私、マスターのペットになりたいんです」

エンヴィ「マスターのペット枠はアルテミスさんとシストルムさんとタスラムさんでいっぱいですよ」

ラスト「何のために手足が2本ずつあると思っているのですか。一本ずつリードをつなぐためですよ」

エンヴィ「それって牛裂きじゃあ・・・・・・」※両手足それぞれに縄をくくりつけて四方に牛を走らせて身体を裂く死刑法

ラスト「最終的に家畜になるのもありですね」

エンヴィ「そういう意味じゃないんですが」

ラスト「マスターに乳しぼりをされるだなんて・・・・考えただけで興奮してきます」

エンヴィ「今すぐ保健所に行きましょうか」

ラスト「そうね、やはりペットではダメ。家畜にならなくては、私の業は納まらない」

エンヴィ「色欲ってそういうものでしたっけ」

ラスト「家畜になってマスターに種付けされて、膨らんだお腹を垂らしながら乳しぼりをされるんです・・・・」

エンヴィ「なぜでしょう、驚くほど嫉妬心が湧きません」

ラスト「決めました。私はブラックキラーズを卒業します」

エンヴィ「はぁ?」

ラスト「そして私はモノクロキラーズに」

エンヴィ「冗談ですか冗談ですよね冗談であってください」

ラスト「いえ、私は本気です」

エンヴィ(とりあえずラストさんは全世界の白黒じゃない牛に土下座すべきだと思います)

ラスト「さっそく白塗りのペンキを買いに」

エンヴィ「待ってください。今来ている服を白くするつもりですか?」

ラスト「ええ。それがなにか?」

エンヴィ「少なくともペンキで塗るのは間違っていると思います」

ラスト「・・・・・そうですね。やはり肌に直接」

エンヴィ「そういうことじゃありませんよ脳みそ豚野郎」

ラスト「豚ではありません!牛です!」

エンヴィ「牛でもないと思います雌豚野郎」

ラスト「ああ、でもそうですね。家畜になる前に、家畜小屋を作らないと」

エンヴィ「家畜になるのは確定なんですね」

ラスト「ええ。ただのペットでは芸がありませんから」

エンヴィ「アルテミスさんは玉乗りしながら弓を射るみたいですよ」

ラスト「そういう芸ではなくて」

エンヴィ「シストルムさんはどこからか狩ってきた異族をマスターの前に咥えて持ってきますし」

ラスト「猫ですか」

エンヴィ「タスラムさんは滑車を回して発電しています」

ラスト「ハムスター?」

エンヴィ「ところでここに滑車と玉と異族が」

MAI「こ、子供だけは・・・・お腹の子供だけは、勘弁を・・・・・」

ラスト「全部混ぜるのやめません?あと妊婦には優しくしましょう」

エンヴィ「でも彼女、スパイですよ」

ラスト「近くに手ごろな山ってありましたっけ」

MAI「ひいぃっ!」

エンヴィ「さて、家畜小屋を作るといっても、どうするんですか?土地は?費用は?」

ラスト「ゴールドラッシュ遠征を100周ぐらいすれば大丈夫でしょう」

エンヴィ「嫌です」

ラスト「だからちょっと手伝って・・・・・どうして言う前から断るんですか」

エンヴィ「こういう時に巻き込まれるのは相談役の常だとロンギヌスさんに伺ってましたので」

ラスト「私には近距離の攻撃手段がないから、周回するの厳しいんですよ」

エンヴィ「弓で殴ればいいじゃないですか」

ラスト「マスターのバイブスと共鳴してたらそれもありなんですけどね。まだそこまで力がありません」

エンヴィ(冗談で言ったつもりなんですけど事と次第ではできるんですね・・・・)

ラスト「いいことを思いつきました」

エンヴィ「どうせろくでもないことですよね」

ラスト「私室を家畜小屋に改造すればいいじゃないですか」

エンヴィ「相部屋のプライドさんに怒られますよ」

ラスト「彼女も話せばわかってくれるはずです」

エンヴィ「この世には話してもわからないことがあるんですよ」

ラスト「私が彼女を説得すればいい」

エンヴィ「巡り巡って私に被害が回ってきそうなのでやめてください」

ラスト「じゃあどうすれば・・・・・あ、近くに手ごろな山って」

エンヴィ「やめましょう。ね?」

ラスト「何か、何かいい手段はないものでしょうか。このままだと本気で自分の部屋に藁を敷き詰めるしかなくなってしまいます」

エンヴィ「諦めた方がいいと思いますけど・・・・」

アルテミス「そこで諦めてどうするの!」

エンヴィ(またキチガイが増えた)

ラスト「私に諦めるつもりは毛頭ありません。そこのまな板が勝手に言っているだけです」

エンヴィ「殺す」

ラスト「できるものなら」

アルテミス「それはともかく、マスターの家畜になりたいというのなら、いい場所があります」

エンヴィ「は?」

ラスト「なんと」

アルテミス「私も一時期雌犬に限界を感じ、雌豚になろうとしていたときがありました」

アルテミス「そのときに見つけた場所が、そう」

アルテミス「マスターの部屋です」

エンヴィ「」

ラスト「なっ、それはさすがに失礼では?」

エンヴィ「まことに不本意ながらラストさんに同意します。頭沸いてるんですか淫乱犬野郎」

アルテミス「ありがとうございます。ですが、こう考えてみてください」

アルテミス「わざわざ家畜小屋までマスターに来させるなどという行為をさせなくて済むと」

ラスト「!!!」

アルテミス「外部などにスペースを取ってしまうと、マスターがわざわざ足を運ばなくてはなりません」

アルテミス「しかしマスターの部屋であればそう、マスターがわざわざ外に出ずとも自然と世話が可能になります」

アルテミス「しかもマスターの部屋は最近広くなったので多少使う程度は全く問題もありません」

ラスト「なるほど!」

エンヴィ「部屋にずっと居座られるのはマスターもさすがに迷惑なんじゃ・・・・」

アルテミス「部屋の南側に便器スペースと犬小屋とハム小屋と猫ケージがありますからその周辺に陣取ってはいかがでしょうか」

エンヴィ「あ、すでに居座ってるんですね」

ラスト「ありがとうございます。ではさっそく藁を集めてきます」

アルテミス「ちゃんといちど蒸すなりして滅菌してから使うんですよ。マスターの部屋に菌を持ち込んだら承知しませんからね」

ラスト「それくらいは承知しています」

エンヴィ「・・・・・・・・・・」

エンヴィ「・・・・・・あの、マスター?これは、なんでしょうか」

エンヴィ「イヌミミ・・・・・なのは見ればわかりますが。私にもペットになってほしいんですか?」

エンヴィ「マスターが望むのなら、別にいいですけど・・・・・」

エンヴィ「あ、そういうわけではないんですね。いえ、最近またペットが増えたと聞きましたので」

エンヴィ「あと、これどうぞ。私の部屋の合鍵です」

エンヴィ「余計なものは置いていませんから、プライベートで一人になりたいときは使ってください」

エンヴィ「私は、部屋にいることの方が少ないですから」

エンヴィ「お金を貯めているんです。だから、遠征に何度も行っていて」

エンヴィ「・・・・・わかりました。マスターがそういうなら、しばらくは休みます」

エンヴィ「でも、私も買いたいものがあるので・・・・・・やっぱりしばらくしたらまた再開しますよ」

エンヴィ「とても、欲しいものですから。頑張りたいんです」

エンヴィ「理解していただけて嬉しいです。では、今日はこのあたりで。おやすみなさい、マスター」

やっぱりセブンスがアレすぎてインパクトに欠ける気がする。
ティファレトをつついたら行いを全て受け入れてくれるって言ってくれた。邪念が混じってても許された。つまりもうやることは一つしかない。
ティファレト様に次郎のラーメン大全マシマシを受け入れて欲しい。






グリード「マスターのお嫁さんになりたいんです」





ティルフィング「ならマスターと濃厚種付け孕ませセックスをしましょう!」

グリード「・・・・・・へ?」

ティルフィング「ですから、濃厚種付け孕ませセックスです。マスターにいおいしく召し上がってもらうんですよ」

グリード「えっと、ごめんなさい。その濃厚豚骨脂マシエックス?って何なんでしょうか」

ティルフィング「えっ」

グリード「えっ?」

グリード「ということでマスターと濃厚豚骨脂マシエックスを食べればお嫁さんになれるらしいので、詳細を求めているんですが・・・・」

エンヴィ「濃厚豚骨脂マシエックス?」

グリード「はい。ティルフィングがそう言っていました」

エンヴィ「話を聞くところによると、ラーメンかなにかなのでしょうか」

グリード「だとは思うんですけど、ティルフィングの方も詳しく教えてはくれなかったので」

エンヴィ「気になりますね」

グリード「はい」

エンヴィ「一つ仮説を立ててみました」

グリード「なんでしょう」

エンヴィ「濃厚豚骨脂マシエックスを一緒に食べるとお嫁さんになれるということは、それほどまでにおいしいものである」

エンヴィ「つまり、お嫁さんに毎日作ってほしくなるほどおいしいのでついついプロポーズしてしまうというものじゃないのでしょうか」

グリード「なるほど!」

エンヴィ「となると、詳しい話を調査する必要がありそうですね」

グリード「そうですね。ありがとうございました、後は自分で探してみます」

エンヴィ「いえ、折角ですしお手伝いしますよ」

グリード「え、いいんですか?」

エンヴィ「はい。どうせなら私も味わってみたいので」

グリード「そうですね。強欲の業に懸けて必ずや濃厚豚骨脂マシエックスを手に入れて見せましょう!」

タスラム「濃厚豚骨脂マシエックス?なんだそれ?」

エンヴィ「どうやら、とてつもなくおいしいものではないかと考えているものです」

グリード「それをマスターと食べるとお嫁さんになれるそうなので」

タスラム「ふーん、濃厚豚骨脂マシ・・・・・・あっ、そういえば、それに似たようなのは知ってるぞ」

グリード「本当ですか!?」

タスラム「ああ。今から食いに行くか?」

エンヴィ「そんな気軽に食べに行けるものなんですか?」

グリード「エンヴィ、考えても見てください。気軽に食べられるものじゃないと、マスターから毎日求められないでしょう」

エンヴィ「なるほど、それもそうですね」

タスラム「じゃあいくぞ!こっちだ!」

「ニンニク入れますか?」

ティファレト「ニンニクヌキヤサイマシマシアブラマシカラメでお願いします」

フェイルノート「ニンニクアブラマシマシヤサイヌキで」

カシウス「全部チョイマシで」

エンヴィ「ここで例のモノが?」

タスラム「多分な。ちゃんとニンニク入れますかって聞かれたらさっき言った順番に答えるんだぞ」

グリード「わかりました」

「ニンニク入れますか?」

エンヴィ「ヤサイマシマシニンニクアブラマシカラメで」

タスラム「ヤサイニンニクマシマシアブラチョイマシで」

グリード「ヤサイマシニンニクヌキアブラマシで」

エンヴィ「これで目的のものが手に入るんでしょうか?ちょっと違う気が・・・・・・」

タスラム「でもこれくらいしか似たようなの知らないしなー」

グリード「野菜が山みたいですね。いただきます」

※タスラムは二軒目に行きました

エンヴィ「確かにおいしかったですけど、毎日食べたくなるようなものではありませんでしたね」

グリード「毎日食べたら、胸焼けしそうです・・・・・」

エンヴィ「しかし、ヒントは掴めました。やはり濃厚豚骨脂マシエックスというのはラーメンのことなんではないでしょうか」

グリード「そもそも、エックスというのが気になっていたんですよね。エックスというのは、もしかしてエキスのことなんじゃないでしょうか」

エンヴィ「となると、ラーメン用のエキス?」

グリード「一度ラーメンから離れた方がいいのかも。もう一度ティルフィングに話を聞きに行きましょうか」

エンヴィ「やはり、それが一番の近道ですね」

ティルフィング「え、いや、ラーメン?何の話をしているんですか?」

エンヴィ「え、あなたがグリードさんにしたんじゃないんですか?」

ティルフィング「いえ、私はグリードがお嫁さんになりたいというから、濃厚種付け孕ませセックスを提案しただけですけど」

エンヴィ「えっ」

グリード「?」

エンヴィ「・・・・・全然違うじゃないですか!」

グリード「あれ、違いました?おいしく食べてもらうとか言っていたから、そういうものかと」

エンヴィ「えっ」

ティルフィング「えっ」

グリード「えっ?」

ティルフィング「つ、つかぬことを聞きますけど、子供の作り方って知ってます?」

グリード「もちろんです」

エンヴィ「ちなみに、どうやって?」

グリード「そ、その、き、き、・・・・ちゅーをしたらコウノトリがキャベツ畑から運んできてくれるんですよね」

ティルフィング「・・・・・」

エンヴィ「・・・・・」

グリード「えっ?な、なにか間違っていました?」

ティルフィング「エンヴィ、ちょっとこっちに来てください」

エンヴィ「はい」

グリード「えっ?えっ?」

ティルフィング「流石のメインヒロインの私も、彼女に真実を告げるのは残酷な気がしてきました」

エンヴィ「とはいえ、このまま放っておいたらマスターの毒牙にかかってしまうのは事実でしょう」

ティルフィング「その前に卒倒したりしてしまいそうな・・・・恥ずかしさのあまりマスターに危害が加わってもまずいですし、ちょっとずつ性知識について質問していきますか」

エンヴィ「そうですね。場合によっては性教育をするという方針で行きましょう」

グリード「あの、どうしました?」

ティルフィング「いえいえ、なんでもありません。あ、ちょっと質問いいですか?」

グリード「え?は、はい」

ティルフィング「オチンポって知ってます?」

エンヴィ「ちょっとずつって言いましたよね?」

グリード「オチン、ポ?」

ティルフィング「オチンチンだとかチンコだとか言われる男性器のことです」

グリード「お、おちんちん!?てぃ、ティルフィング、外でそういう話はしちゃだめですよ!」

エンヴィ「よかった、それくらいは知っていましたか」

ティルフィング「ちなみに、なんのためにあるのかって知ってます?」

グリード「え?そ、それは・・・・・お、男の人が、おしっこを・・・・」

ティルフィング「性知識がゼロですね。黒奏官は何をやっていたんですか」

エンヴィ「アレが性教育なんてするはずがないでしょう」

ティルフィング「膣ってわかります?」

グリード「膣?」

エンヴィ「女性器のことです」

グリード「???」

ティルフィング「オマンコ、オマンマン、このあたりでどうでしょうか?」

グリード「そ、そんなこと言っちゃだめですって///」カァァ

ティルフィング「エンヴィ、私なんだか心がいたくなってきました」

エンヴィ「奇遇ですね、私もですよ」

グリード「あの、大丈夫ですか?体調が悪いならまた今度に・・・・」

ティルフィング「いえ、これは私がやり遂げないといけない問題なんです・・・・・決意を、決意を固めろ、私・・・・・」

エンヴィ「神よ、私にどうか真実を告げる残酷さを与えてください・・・・・・」

グリード「そ、そんなになことなんですか?」

ティルフィング「はい・・・・・心して聞いてください」

グリード「・・・・」ゴクッ

ティルフィング「まず、子供はコウノトリが運んで来るわけじゃありません!」

グリード「・・・・・・へっ?またまた、そんなわけ」

ティルフィング「その証拠に、あそこで歩いているシタとミトゥムを見てください!」

シタ「マスターの赤ちゃん・・・・・・生まれてくるのが待ち遠しいですね」

ミトゥム「ねーちゃんはまだ先だろ?ミトゥムの方が一か月ぐらい早いからな!来週ぐらいが予定日だぜ!」

ティルフィング「お腹が大きいでしょう?赤ちゃんはあそこに入っています!」

グリード「!?!?!?!?」

グリード「お、お腹の中に、どうやって入れたんですか!?」

エンヴィ「入れたというよりは、お腹の中で大きくなった感じですね」

ティルフィング「まあ挿れてはいますけど」

エンヴィ「そういう話ではなくて」

その後も、ティルフィングとエンヴィによりグリードへの性教育は続いた

ティルフィング「私たちのオマンコのこの部分、この穴にマスターのオチンポが入るわけです」

グリード「こ、こんなところに・・・・痛くはないんですか?」

エンヴィ「初めては痛いと思いますけど」

ティルフィング「私たちは戦闘中の動きが激しいから大抵膜はすでに破れてるから、大丈夫だと思います」

とてつもない苦難の道を乗り越え

グリード「む、無理です無理です!こんな大きいものお腹に入れたら、死んじゃいます!」

ティルフィング「大丈夫です。マスターは優しくしてくれます」

ついに

ティルフィング「―と、こうやってマスターのザーメンの中の精子と私たちの卵子が合体して子供になっていくわけですが・・・・」

グリード「・・・・・・・・・・・・」

エンヴィ「顔が茹でだこみたいに真っ赤ですね」

グリード「よ、世の中の人たちは、こんなエッチなことをして子供を・・・・・・」

ティルフィング「はい。我々の母であるエイレーネも中出し孕ませセックスをしたんですよ」

グリード「清純なる女神まで・・・・!」

エンヴィ「あなたの目の前にいるティルフィングももうやってますけどね」

ティルフィング「そろそろ二人目も欲しいです」

グリード「わ、わ、わ」

エンヴィ「わ?」








グリード「私にはこんなこと出来ませんっ!!!!失礼しました!!!!!」





エンヴィ「・・・・逃げちゃいましたね」

ティルフィング「時間が必要なんです。事実を受け入れる時間が」

エンヴィ「そうですね。あの純真無垢なグリードさんには、今回の話は刺激が強すぎたんでしょう」

ティルフィング「しかしながら、いつかは教えなければいけなかったこと。このタイミングでよかったのかもしれません」

エンヴィ「そうかもしれませんね」

ティルフィング「それにしても、エンヴィはあまりツッコんでくれないので面白くないですね」

エンヴィ「私は挿れられる側なので」

ティルフィング「うまいっ!」

―後日―

グリード「あの、マスター・・・・その、ありがとう、ございました」

グリード「私、子供の作り方を、この前知ったばかりで、とっても汚いものだと思ってて・・・・」

グリード「でも、そうじゃないんですね。こうやって、お互いに愛を確かめ合える、素敵な行為だと知りました」

グリード「まだあまり慣れませんけど、でも、わ、私、いっぱい練習しますから」

グリード「それと、料理の練習も、掃除も、洗濯も、全部がんばりますから」

グリード「だから、私を、マスターのお嫁さんにしてくださいっ!」

グリード「・・・・・ほ、本当ですか?本当にいいんですか?」

グリード「ああ、よかった・・・・・本当に、嬉しいです・・・・・これからも、よろしくおねがいします」

ガラッ

ティルフィング「マスター!ドスケベ種付けセックスしましょう!」

グリード「!?」

メインヒロインの辞書に自重と隠語と伏字という文字はありません。
ロストラグナロク編は・・・・・・キャラがつかめてないのがなんとも。中身がガラッと変わってるのもあって、正直厳しいです。
AS極振り意地っ張りガブロンギにスカーフ持たせて地震と逆鱗打たせたい。






グラトニー「マスターに愛されたいんだ」





グラトニー「正直、すごく虫のいい話だとは思っている」

グラトニー「かつてボクらはマスターを、そして隊の者たちを殺そうとした」

グラトニー「そんなボクらを受け入れてくれるだけでも感謝しきれないほどだ」

グラトニー「その上、愛して欲しいだなんておこがましいにもほどがある。傲慢の業を背負っているわけじゃないのにね」

グラトニー「だけどもボクはもう、マスターの愛を求めずにはいられないんだ」

グラトニー「・・・・・・どうすれば、いいのかな」






ダモクレス「そんなの簡単だよ!愛さえあれば大丈夫!」




グラトニー「えっと、つまり?」

ダモクレス「こっちが愛する気持ちがあれば、向こうだって愛してくれるよ!」

ダモクレス「だって、クレス達のマスターだよ?あのマスターなんだよ?」

グラトニー「な、なるほど・・・・・でも、やっぱり自信がないんだ」

グラトニー「ボクは、はっきりいって女らしくない。大喰らいだし、胸もなければ口調も、武器も女らしくない」

ダモクレス「そんなもの、愛があれば関係ないよ!」

ダモクレス「グラトニーはどうしてマスターを愛してるの?筋肉があるから?口調が男らしいから?イケメンだから?」

ダモクレス「違うよね。マスターは別にムキムキじゃないしカッコいいこと言うわけじゃないし、顔が特別いいわけじゃないよね」

グラトニー「・・・・・それは、マスターを侮辱してるのかい?」

ダモクレス「違うよ。クレス達のマスターの良さは、そんなところにあるんじゃないよねっていうこと」

ダモクレス「愛っていうのは、その人自身に捧げるものなの。それは相手の長所だけを見てるわけでもなく、短所ばっかり見てるわけでもない」

ダモクレス「両方ひっくるめて、まるごと愛するの。だから相手の容姿も、趣味嗜好も、性格も、全部愛の前には等しく無価値なんだよ」

ダモクレス「ちょっと言い方は悪くなっちゃったけど、マスターを愛してるって気持ちさえあれば問題ないんだよ!」

グラトニー「そう、なのかな」

ダモクレス「そうそう!そうと決まれば、すぐに」

エンヴィ「待ってください」

グラトニー「うん?やあ、エンヴィ。どうしたんだい?」

エンヴィ「どうしてダモクレスさんに相談してるんですか?エンシェント編はまだなんですよ?」

ダモクレス「あははっ!何言ってるかわからないけど、愛さえあれば問題ない!」

エンヴィ「あなたは黙っててください」

グラトニー「どうして、って言われても。彼女は七元徳の1つである『愛』を司るエンシェントキラーズじゃないか」

グラトニー「今回のボクの相談内容からして、彼女に相談するのは普通だと思うんだけど」

エンヴィ「流れっていうものがあるじゃないですか!お約束って言うのがあるじゃないですか!」

グラトニー「えぇ・・・・」

エンヴィ「一番最初に私に相談を持ち掛けて冷たくあしらわれつつもなんだかんだ最後まで話に付き合って最後にファーストキラーズの面々に説得されて変態の道を歩むんでしょうが!」

グラトニー「『嫉妬』の業を持つ君にこういう相談を持ち掛けるのは自殺行為だと思うんだけど」

エンヴィ「確かに前回のグリードはいきなりティルフィングさんに話を持ち掛けていましたけれど、あれはティルフィングさんがメインヒロインだからこそ許される型破りな行動です」

エンヴィ「××××に伏字が入らないのもティルフィングさんとその後輩であるアスカロンさんの特権なんです!」

グラトニー「君はよく恥ずかしげもなくそんなことを叫べるね!?」

エンヴィ「スロゥスさん、ラースさん、ラストさん。三人とも真っ先に私に相談を持ち掛けてきたお約束がわかっている人たちでした」

グラトニー「はぁ」

エンヴィ「そんな彼女たちはすでに懐妊しています。グリードは養育費をある程度溜めてから改めて子作りするそうです」

グラトニー「強欲とはいったい」

エンヴィ「愛がほしけりゃ××××、という流れに持っていくんでしょうが!」

ダモクレス「それは違うよ!」反論!

エンヴィ「!?」

ダモクレス「それは愛じゃなくてただの性欲。愛を求めてるんじゃなくて性欲の捌け口を探してるだけ」

ダモクレス「たしかに、性行為っていうのは愛を確かめる行為ではあるの。でも、それだけじゃないよね」

ダモクレス「身体を重ね合わなくても、愛っていうのは確かに存在する。性行為がなくても、愛は感じられるの」

ダモクレス「エンヴィも、グラトニーも。マスターの愛は十分に感じてるよね。だから、もうやることは一つ。こっちも愛をお返しするだけなんだよ」

エンヴィ「・・・・・・・・・・」

グラトニー「・・・・・・・・・・」

エンヴィ「そう、ですね。私、ティルとかフィングとかつく姫の思想に軽く染まっていたのかもしれません。マスターが私たちを愛してくれているのなんか、明白なのに」

グラトニー「・・・・そうだね。それにきっと、マスターはボクたちの愛を受け止めてくれるんだろう。あのセブンスキラーズさえ受け入れているんだから」

エンヴィ「ええ。性奴隷アスカロン、肉便器グリモワール、監禁フォルカス」

グラトニー「クンカーアフロディーテ、無知シユウ、ドエムラマサ。そして」

「「ヴァナルガンド」」

ダモクレス「いや、あれは愛ではない」

エンヴィ「!?」

グラトニー「!?」

エンヴィ「あれ?でもダモクレスさんって>>160>>218あたりで結構ヤバい人扱いだった気が」

ダモクレス「風評被害だよ!だってクレスまだ処女だもん!」

グラトニー「えっ」

エンヴィ「えっ」

ダモクレス「あっ・・・・・・これ、内緒だよ?」

※ダモクレスは恋愛小説を買いに行きました

グラトニー「さて、愛を伝えるといっても、ストレートに言うのは、やっぱり恥ずかしい、かな」

エンヴィ「そうですね。こういう時は、プレゼントを渡して、その中にラブレターを入れたりするといいそうです。タスラムさんが言っていました」

グラトニー「意外な所から話が来ているね。そして意外な交友関係だね」

エンヴィ「先月から偶に暇を見つけてはラーメンを食べに行っている仲です」

グラトニー「そして意外な内容だね。今度ボクも連れて行ってよ」

エンヴィ「その時は十分にお腹を減らしておくことをおすすめします」

グラトニー「ボクが『暴食』の業を背負っていると知っての言い草かい?」

エンヴィ「余計なお世話でしたね。さて、ではさっそくプレゼントの中身とラブレターをしたためましょうか」

パラシュ「おや、なんだか楽しそうなことをしてるね」

グラトニー「パラシュ、ちょうどよかった。君はおいしいクッキーの作り方を知っているかい?」

パラシュ「え?」

エンヴィ「実はですね」カクカクシカジカ

パラシュ「ああ、そういう流れが・・・・じゃあ隠し味にこれを入れるといいと思うよ」

グラトニー「それは、バニラエッセンスか何か?」

パラシュ「媚薬」

エンヴィ「」

グラトニー「」

パラシュ「ていうかそもそも、ボクはエンヴィにこれを渡しに来たんだよ」

エンヴィ「え、私にですか?」

グラトニー「エンヴィ、キミは・・・・・」

パラシュ「ロンギヌスから君とスロゥスが欲しがっていると聞いてね、ボクの方で入手できたからお裾分けに来たんだ」

エンヴィ「ああ、そういえばそういうこともあったような気が」

グラトニー「君たちはいったいなにをやっているんだ」

パラシュ「黒奏通販が営業中止になるからって、最期に大量買いしたんだ」

エンヴィ「ああ、黒奏官がまた無職に・・・・」

グラトニー「元マスターがそんなことしてることに驚きなんだけど」

パラシュ「風邪の噂によると次は黒奏縫いっていう裁縫教室を始めるみたいだよ」

エンヴィ「迷走してますね」

パラシュ「じゃあ渡すものは渡したから、ボクは戻るよ。マスターとうまくいくことを願っているからね」

グラトニー「・・・・行ってしまった。で、これが残ったわけだけれど」

エンヴィ「あ、これは私が持ち帰りますので気にせずにグラトニーさんはこのまま続けてください」

グラトニー「・・・・・・・正直、ボクは他の姫に比べて、一歩・・・・いや、十歩も二十歩も出遅れている感が否めない」

エンヴィ「え?」

グラトニー「ダモクレスはああ言ってくれたけれど、やっぱりボクもマスターの愛を身体で直接感じたいんだ。そして、懐妊したい」

エンヴィ「・・・・・・では」

グラトニー「うん。そのためにも、おいしいクッキーを。そして、そのクッキーに仕込む!」

エンヴィ(そういえば、パラシュさんやロンギヌスはどうやって媚薬をマスターに摂取させたんでしょうか)

―後日―

グラトニー「マスターに平らげられてしまったよ」

エンヴィ「はぁ」

グラトニー「あのクッキーを全部おいしいって言って食べてくれて、そのままボクも食べられたんだ」

グラトニー「あの激しくボクを求めようとするマスター・・・・あれこそが愛だって教えられたよ」

グラトニー「今日をもって暴食は卒業だ。ボクは食べる側じゃなくて食べられる側に回りたい」

エンヴィ「・・・・・・」







エンヴィ「一回死んでみませんか?」

グラトニー「ええっ!?」







―おまけ―

ダモクレス「~♪」

ドサドサッ

ミストルティン(あ、だ、ダモクレスさんが本を落として・・・・・あ、い、行っちゃった。気づかなかったんでしょうか)

ミストルティン(どうしよう、届けないといけないですよね・・・・・ほ、他の人に頼んで・・・・・)

ミストルティン(えっと、この本を・・・・ん?)

『基礎から学ぶ、恋愛必勝講座!』
『はじめての恋愛!愛しの彼に振り向いてもらう方法100』
『これであなたも恋愛マスター!』

ミストルティン(・・・・・・彼女の名誉のために、この本はこっそり届けましょう)

本屋の袋って結構破れにくいそうです。旅行に行く際は多めに持っていくといいって昔テレビで見た気がする。
エンシェントから先行して処女クレスが出てきました。次回のプライドはどうしよう。
清純路線をグリードがやったから、フライクーゲルの後を追わせるのも・・・・・。
MAIちゃんにスパイ容疑をかけて拷問ックスしたい。

自分用おさらいメモ
ロンギヌス:媚薬、相談役
レーヴァテイン:夜這い
マサムネ:ドM
アルテミス:ペット
ティルフィング:メインヒロイン
パラシュ:媚薬
フライクーゲル:恋愛

アスカロン:性奴隷
グリモワール:肉便器
ヴァナルガンド:幼児退行
アフロディーテ:クンカー
シユウ:無知
ムラマサ:拷問フェチ
フォルカス:独占、相談役

スロゥス:普通
ラース:Mへの目覚め
ラスト:家畜
グリード:コウノトリさん
グラトニー:愛されたい
プライド:未定

さて、プライドをどうしようかな






エンヴィ「おかしいですね」




エンヴィ(今までのファースト~セブンスの流れだと、そろそろプライドさんが相談に来ていてもおかしくない時期です)

エンヴィ(フライクーゲルさんにも最近プライドさんが相談に来ていないか確認しましたし)

エンヴィ(となると、やはりまだ動いてないだけなんでしょうか)

エンヴィ(しかしながら、プライドさんだけは元がよっぽどのド変態でない限りイロモノにならないのは面白くないですね)

エンヴィ(フライクーゲルさんはグリードさんに次ぐピュアなキル姫ですし、彼女に説得されたらむしろまともな道を歩んでしまいそうです)

エンヴィ(そうなると私の『変態共に囲まれて食傷気味のマスターに普通の女の子で接して癒しちゃうエンヴィちゃん』作戦がうまくいきません)

エンヴィ(ですからぜひともプライドさんには変態の道を歩んで欲しいのですが・・・・)

エンヴィ(おや、あそこにいるのは・・・・)

プライド「あとは、あれと、これと・・・・・あっ、これ買い忘れてる」

エンヴィ(噂をすればなんとやらですね。私の主義には反しますが、少し声をかけ・・・・・)

エンヴィ(!?!?!?!?)

エンヴィ「ぷ、プライドさん!?」

プライド「ん?ハロー、エンヴィ。どうしたの?そんなにサプライズして」

エンヴィ「ぷ、プライドさん、そ、その、その」

エンヴィ「そのお腹はなんですか!?」







プライド「あ、言ってなかったっけ?ワタシ、今妊娠してるの」ボテッ





エンヴィ「え、ええ!?い、今何ヶ月ですか!?」

プライド「8か月ぐらいかな。あまり目立つのは嫌だから外には出なかったんだ」

エンヴィ「な、なんですって!?」

エンヴィ(一番遅いと思っていた彼女が、誰よりも早く妊娠していただなんて!)

エンヴィ「え、ええっと、つかぬことをお聞きしますがどんなふうに・・・・」

プライド「どんなふうにって言われても、普通だよ?普通にデートして普通にえっちして」

エンヴィ「そこのところを詳しく。そこのカフェでどうでしょうか。ご馳走しますよ」

プライド「じゃあ、折角だしいただこうかな」

エンヴィ「なんだか遅くなってしまいましたが、まずはご懐妊おめでとうございます」

プライド「センキュー。でも、意外だね。『嫉妬』の業を背負うエンヴィがそうやって祝ってくれるだなんて」

エンヴィ「私にもいろいろと思うところがあるんです。それで、どんなふうにマスターと子作りしたのかを詳しくですね」

プライド「オーケーオーケー、そう焦らないで。まずなんだけど、ここ1、2年ぐらいでいろんな姫が妊娠してるのは知ってるよね?」

エンヴィ「ええ、当然です。既に出産した姫もちらほらいますしね」

プライド「そう。ワタシたちの隊には空前のマタニティブームがあったわけ。で、ワタシはちょっと焦ったの。このままこの流れに取り残されていいのかって」

エンヴィ「それが、いつ頃の話ですか?」

プライド「だいたい1年ぐらい前かな。そこから、ワタシはしばらくゴールドラッシュ遠征に明け暮れた」

プライド「マスターの子供を妊娠したら、しばらくは戦えないからね。戦えなかったらお金が入ってこない」

プライド「自分のための物も、子供のための物も買えなくなる。もちろん、マスターに言えば工面してくれたんだろうけど・・・・」

プライド「マスターはいっぱい子供作りすぎてお財布がサッドでベァッドだったからね。あんまり迷惑はかけられないよ」

エンヴィ「な、なるほど」

エンヴィ(今のブラックキラーズの中で業に忠実なのってラストさんぐらいじゃないでしょうか)

プライド「他人の不幸は蜜の味だけど、マスターの不幸はワタシのヘァピィじゃないからね」

プライド「それに、これは巡り巡ってワタシにも帰ってくる問題だし。ってことでしばらく貯金をベリィ~がんばったの」

エンヴィ「なるほど、グリードさんみたいな・・・・」

プライド「それで、目標額がとりあえず貯まったからマスターのとこにいって、デートして、ちゅちゅっとやっちゃったわけ」

エンヴィ「ものすごく健全な道を歩んでるじゃないですか」

プライド「そういえば、スロゥスもラースもラストもグラトニーも今マタニティーなんだっけ?」

エンヴィ「え、ええ。そうです」

プライド「グリードは婚約してるみたいなものだし・・・・・エンヴィ、君は嫁き遅れだね」

エンヴィ「はぐ!?」

プライド「ハハハ!いい顔だね!そういうサッドな顔、ワタシだ~い好きだよ!」

エンヴィ(訂正します。プライドさんはやっぱりプライドさんでした)

エンヴィ(こうなってしまうと、もはや私がしり込みしている理由はないのでは)

エンヴィ(本当にマスターの一番最後になろうと思ったら、この先に続くであろうエンシェント編も経なければなりませんし)

エンヴィ(正直、現実的ではありません。なにより、私の『嫉妬』がそれを許さない)

エンヴィ(・・・・・・パラシュさんからいただいた、この媚薬。使ってしまいましょうか)

エンヴィ(そうすれば、私は・・・・・)

「ハァイ、隣、空いてる?」

エンヴィ「ええ、大丈夫ですが・・・・フライクーゲルさん?」

フライクーゲル「やっ。恋する魔弾ことフライクーゲルだよ」

フライクーゲル「あんまり、ヘァピィって感じじゃなさそうだね」

エンヴィ「・・・・・ええ、そうですね」

フライクーゲル「それって、ブラックキラーズのみんなが妊娠したのと関係ある?」

エンヴィ「・・・・知ってたんですか?プライドさんのことも」

フライクーゲル「オフコース。1年ぐらい前に相談を受けたから、アドバイスはしたよ」

エンヴィ(なるほど、『最近』は相談されてなかったわけですか)

フライクーゲル「ワタシはロンギヌスに相談してマスターと、そういう関係になった。もしエンヴィがそれを望むなら、ワタシもヘルプしたいと思ってる」

エンヴィ「私に、ですか?どうして・・・・」

フライクーゲル「ワタシは、みんなのヘァピィを見たいから。いや、ワタシたちは、かな。ね、プライド」

エンヴィ「えっ?」

エンヴィ(フライクーゲルさんの視線の先には、プライドさんが柱の陰に隠れるように立っていました)

プライド「気付かれてたんだ。ワタシも隣に座るね」

エンヴィ「は、はい」

エンヴィ(ダブルクーゲルさんに挟まれているこの状況は何なんでしょう)

フライクーゲル「ロンギヌスから聞いたんだけど、世の中にはいろいろと拗らせちゃってるキル姫たちが多いみたい」

フライクーゲル「やれ子供だけほしいだのやれ妾になりたいだの・・・・・一応聞くけど、エンヴィはそういうのじゃないよね?」

エンヴィ「・・・・・はい。私は、マスターの一番になりたいんです」

エンヴィ「マスターに一番愛されたい、私だけを見て欲しい。視線も情欲も、全て私だけに向けて欲しい。そう思っています」

エンヴィ「この『嫉妬』の感情は、マスターとの相性が悪すぎる。だのに、私はマスターを好きになってしまった」

エンヴィ「・・・・・・どうすれば、いいんでしょうか」

プライド「別に、そのままでいいんじゃない?」

エンヴィ「え?」

プライド「今のサッドな顔してるエンヴィは見ていて楽しいし・・・・」

フライクーゲル「プライド、茶化すのはノーノォーウ」

プライド「ソーリーソーリー。ただ、一番になりたいっていうのはベァッドなことじゃないと思うんだよね」

エンヴィ「それは、どういうことでしょうか。この隊のみんなは、争うことも少なく・・・・」

プライド「だって、一番になりたいって、独占したいって思い続けてたら、その分自分を磨けるわけでしょ?」

プライド「マスターの視線を独り占めできるように、思うだけじゃなくて行動するのが君でしょ?」

エンヴィ「・・・・わた、しは」

フライクーゲル「イン・エディション、マスターは君が無理して変わった姿を見たくはないはずだよ」

エンヴィ「!」

フライクーゲル「ワタシたちのマスターは、今の、ありのままのワタシたちを愛してくれている。だから、自分を押さえつけるようなことをすると、マスターがサッドになっちゃうよ」

プライド「ワタシたちはマスターに救われた。マスターだからLOVEを感じてる。そんなマスターには、隠さないLOVEをぶつけないとね」

エンヴィ「・・・・・そう、ですね。私、なんだか思い違いをしてたみたいです」

エンヴィ「勝手な想像で、勝手に憶病になっていました。だから、相談役みたいな格好をして、『自分にはまだ早い』と自分に言い聞かせてたんだと思います」

エンヴィ「でも、違いますね。早いも遅いもない。私は知っている」

エンヴィ「私が、誰よりもマスターを愛しているということを!私が『一番』マスターのことが好きだということを!」

フライクーゲル「ソーグゥッド!その意気だよ!」

プライド「ハハハ!グゥッドな顔になったじゃん!でも、マスターを一番に愛してるのはワ・タ・シ。プライドだよ!」

エンヴィ「『嫉妬』の私に愛の深さで勝とうだなんて『傲慢』が過ぎますよ、プライド」

フライクーゲル「それじゃ、ワタシはそろそろ部屋に戻るね。愛しのベイビーが待ってるから」

プライド「ワタシもそうしようかな。明日はマスターに愛妻弁当を作ってあげなきゃだから、今日は早めに寝なくちゃ」

エンヴィ「お二人とも、ありがとうございました」








エンヴィ「あなたの視線、いずれは独り占めしてみせます。だから、マスター。他の姫なんかじゃなく、ありのままの私を見てください」






ロンギヌス「それで、無事懐妊したと」

エンヴィ「はい。やっぱり、『嫉妬』の私が我慢することは無理だったみたいです。でも、これでよかったんだと思います」

ロンギヌス「私もそう思います。だってエンヴィさん、今すごく晴れ晴れとした顔になってますよ」

エンヴィ「ロンギヌス、あなたにも感謝しています。相談役、という役職を持たなかったら、きっと私は今も指をくわえていただけだと思います」

エンヴィ「たくさん相談をされる中で、他の姫たちの行動をする姿を羨ましいと思っていました。私が動けたのは、その嫉妬があったから。『嫉妬』が私の一番の活力ですからね」

ロンギヌス「ふふ、でもマスターの一番は私ですよ?」

エンヴィ「一番早かっただけで、マスターの一番なわけじゃありませんからね」

ロンギヌス「さて、どうでしょうね」

エンヴィ「ふふ」

ロンギヌス「うふふ」

エンヴィ「・・・・・ん?あれは、ダモクレスさん?あの人にもお礼を言いたいですね」

ロンギヌス「あ、本当ですね。もう一人は、ラグナロクさんでしょうか。どんな話を・・・・・」










ラグナロク「私、マスターの子供が産みたいの」

ダモクレス「飛ばし過ぎじゃないかな!?」









To be continued・・・

ブラックキラーズ編、これにて終了!次回はプライドだと言ったな?すまん、ありゃ嘘だった。ま、本人は出てきて活躍してるんで許してくれ。
ちなみにエンヴィさんは一歩拗らせるとフォルカスルートでした。拗らせたエンヴィがフォルカスともいえる。あれ、エンヴィって誰のブラックキラーズだったっけ?
次回から恐らくエンシェント編が始まりますが、お察しの通り相談役はダモさんです。
エンシェントはセブンスとは別方向で吹っ飛ばすつもりなので、覚悟のほどよろしくおねがいします。







ラグナロク「マスターの子供を産みたいんだけど」





ラグナロク「どうすればいいと思う?」

ダモクレス「ど、どうすればって、やっぱりいろいろと過程を飛ばし過ぎじゃないかな。子供っていうのは愛の結晶だから、もっとこう」

ラグナロク「そういう一般論は聞いてないの。我が真なる願いに過程なんか必要ない」

ラグナロク「マスターの子を産むという結果、結果さえ得られればいいの。過程にも方法にもこだわらないわ」

ダモクレス「そ、そうなんだ」

ダモクレス(なんでそんな状態でクレスに相談してくるの!?)

ラグナロク「レーヴァテイン、スロゥス。同じ『レーヴァテイン』のキラーズを持つ二人が、すでにマスターの子を孕んだ」

ラグナロク「となれば、次は私が妊娠する番だと思うんだけど」

ダモクレス「えっと、妊娠に順番があるかどうかはわからないけど、ラグナロクはマスターを愛してる?」

ラグナロク「愛、してる?」

ダモクレス「愛してるのだったら、後はこっちからも愛を示すだけでいいの。だって、マスターはクレスたちのことをずっと愛してくれてるんだから」

ラグナロク「マスターを、あいしてる・・・・マスターを・・・・・」

ラグナロク「うふ、うふふ、うふふふふ」

ダモクレス「!?」ビクッ

ラグナロク「ええ。確かに私はマスターを愛してるわ」

ダモクレス「そうだよね。だったら」

ラグナロク「具体的にどれだけ愛しているかって言うと、マスターの頭の先からつま先まで起きてから眠るまで眠ってから起きるまで24時間365日じっと見ていられるほど。マスターの行動の一挙一動全てを細やかに詳細に目に焼き付けマスターの声を音をどれだけか細くとも耳で反響させ味も香りも感触もわたしの中に取り入れたいと思っているの。やっぱり好きな人のことは何でも知りたいじゃない。でもやっぱりマスターにもプライベートっていうのがあるから、それを邪魔するつもりは毛頭もないわ。あくまでも私が勝手にマスターのことを知りたいだけ。マスターのことを知るのにマスターの気分を害するなんてことは言語道断だもの。私が『裏切り』のキラーズを持つからなのかもしれないけど、決して人には裏切られたくないという想いがあるの。もちろんマスターが私を裏切るなんてことは森羅万象天地万物全てが逆転しようともありえないことではあるのだけれど、もしかしたら何かの拍子に私自身がマスターを裏切ってしまうということが素粒子レベルで存在しているかもしれない。そう思うとマスターの全てを知ることでより深く愛することができて裏切ろうなんて気持ちが兆が一にも怒らないようにしようと思って。最近はマスターの呼吸数とか心拍数も記憶して記録するようにしているの。今のマスターはどうやら平常時と同じく1分間に72回鼓動を打っているわ。つまり今マスターはとても落ち着いているということ。マスターが落ち着いていられる環境を私たちが作れているということを示しているわね。じゃあマスターが落ち着いていられる環境とはどういうものかというと隊のみんなが特別争うこともなく大きな悩み事があるわけでもない平穏な状態を保っていることが必要十分条件であるわね。それでマスターの子供の話に戻るんだけど私がマスターに子供を産みたいですって直接言ったらきっとマスターは性交してくれると思うの。でもそうするとマスターは私を孕ませたと責任を感じてしまうと思うのよ。それは私にとっても望ましくないことで、私の欲望にできるだけマスターを巻き込みたくはないのよ。だからマスターに気付かれないようにマスターの子供を孕んで産んで育てようと思ってるわ。あ、ちゃんと妊娠してても隊のためにひいてはマスターのために働くことはやめないし、子供ができても隊のことを最優先にするつもりではあるの。とはいえ子供の方をほったらかしにするつもりもなくて子育てプランと教育プランはちゃんと考えてあるわ。父親を明かすつもりはないからそこは不便をかけてしまうかもしれないけれど、寂しくないように兄弟はちゃんと作ろうと思ってるの。一姫二太郎とかいうし、上は女の子、下は男の子の姉弟だったらいいわね。やっぱり子供を産むとしたら女の子と男の子両方欲しいけど、マスターに迷惑を掛けずに育てるとなると3人ぐらいが限度かしら。子供がある程度大きくなってきたらペットを飼うのもいいわね。犬でもいいし猫でもいい。子供たちと仲良く触れ合えそうな動物を買いたいと思ってるわ。ああ、話が逸れたわね。結局何が言いたいかって言うと私はマスター愛してるの。マスターの全てを知りたいのと同時にマスターに一切の迷惑を掛けたくないと思うほどに。だからといって他の姫を非難するつもりもないわ。愛の形は様々だと思っているし、マスターからの愛を享受したいって思うのも当然のことだもの。でも私はもう十分にマスターから愛をもらっているし、これ以上望むなんてばちが当たってしまうわ。そもそもの話として私がマスターを愛するようになったのはこの隊に引き入れてもらってからのことが発端なんだけど、マスターって普段からすごく私たちのことを見ているって知ってるかしら?もちろん知ってると思うんだけど、マスターは私が隊に入ってから悩んでいることをずっと気にかけてくれていたのよ。エンシェントキラーズとしてマスターの隊に入ったはいいけれど、かつての仲間たち・・・まああなたたちと離れ離れになってしまったことから、私は絆を作るのがすごく怖かったの。でも、マスターはそんな私の本当の想いを看破してくれたの。その時、気付いたのよ。これは運命の選別だったんだと。私が共にいるべき人間の選別。私はこの人なしでは生きていけない。私はこの人と共にあらねばならない。それがわかったあのとき、このラグナロクはマスターに仕えマスターにすべてを捧げなければならないとそう思ったわ。私のすべてを使ってマスターに奉仕をして私の総てを用いてマスターの為になり私の全てをつかってマスターを愛さなくてはならない。だってマスターが私の心の奥底にあった無限の闇から救い出してくれたのだから。私はマスターの為に生き、全てにおいてマスターを優先し、マスターの為に命を使い、マスターが望むのならこの体を差し出そうと思ったわ。全てをマスターの為に捧げようと思えるほどに私はマスターを愛しているの。だってマスターだけが私のことをわかってくれるのマスターだけが私の子と理解してくれるのだから私もマスターのことを知ってわかって理解しないといけないのよ。それが義務であり私が生きる意味でもあるとそう思っているわ。ただ未だにマスターの遺伝子情報については詳しく知ることができていないのよ。だからこそ私の遺伝子と掛け合わせて知ろうとも思っているのだけれど、それとは別に単純に好きな人の子供を産みたいって言う気持ちもちゃんとあるのよ。ただその過程にこだわらないって言うだけで。過程にはこだわらないとは言ったけれど、マスターに迷惑が掛からないようにするというのが大前提なんだけれどね」

ラグナロク「まあそういうわけだから、マスターの子供を産む方法、一緒に考えてくれないかしら」

ダモクレス「・・・・・うん、そうだね!(思考停止)」

ダモクレス(これは、愛、なんだろうけど・・・・重すぎるよ~っ!)

ダモクレス(バレずに子供作りたいって、要はバレないようにえっちしたいってことでいいんだよね?)

ダモクレス(マスターの精子だけを身体に取り入れられればそれでいいとかそんなこと言わないよね?)

ダモクレス(そもそもクレスだってまだ処女なのにラグナロクにこんな相談されてもどうしたらいいかわからないよ!)

ダモクレス(でも、ラグナロクだって散々に悩んで来てるんだもんね)

ダモクレス(ちゃんと真剣に考えないと。マスターがクレス達のことを考えて愛してくれるみたいに)

ダモクレス(クレスが目指す『愛』はそこ!マスターの愛!)

ダモクレス(・・・・・とりあえずこっちから質問するのはやめておこうかな。話が長くなりそうだし)

ダモクレス「えーっと、まず子供っていうのは男の人の精子と女の人の卵子が合体して、つまり受精卵になってそれが着床することでできる。これは大丈夫?」

ラグナロク「ええ、もちろんよ。マスターの精子は今まで他のキラープリンセスが散々妊娠していることから、ものすごく元気だっていうこともわかっているわ」

ダモクレス「そ、そうだね。それで、ラグナロクの最終目的が子供を産むことだから、とりあえずマスターの精子が必要なんだけど・・・・」

ラグナロク「それをどうするかよね。ダモクレスなら持ってるんじゃないの?」

ダモクレス「へっ?」

ラグナロク「ていうか私、それを期待してあなたに話したんだけど」

ダモクレス「ど、どういうこと?」

ラグナロク「だってあなたって四六時中暇があればマスターと××××してるんでしょ?」

ダモクレス「」

ラグナロク「ダモクレスは朝食にパンとマスターのしぼりたてミルクを、昼はマスターのソーセージを食べて夜はお腹いっぱいになるまでマスターの白湯を飲むって聞いただけど」

ダモクレス「」

ラグナロク「そんなあなたなら、マスターの精子ぐらい持ち歩いているんじゃないかと思って」

ダモクレス「」

ラグナロク「だから、もし余ってるなら分けて」

ダモクレス「ゴ、ゴメンネ、ラグナロク。クレス、ソウイウノモッテナインダ」

ラグナロク「ど、どうしたの?なんだか片言になって」

ダモクレス「ダイジョウブ、キニシナイデ」

ダモクレス(え、クレスってそういう風に思われてたの?みんなからそんなにエッチな子だと思われてたの?)

ダモクレス「えっと、それでなんだけどね。ラグナロクがマスターに迷惑かけたくないっていうのは確かにわかるの」

ラグナロク「あら、そうなの?」

ダモクレス「ウン。でも、マスターは迷惑かけてほしくないのかな」

ラグナロク「それは、どういうこと?」

ダモクレス「だって、クレスたちのマスターはどの姫と一緒にいても楽しそうだよ。世話したがりのシタも、わがままなシユウも。どれだけ迷惑をかけても怒らないの」

ダモクレス「いや、怒らないんじゃない。きっと楽しんでるんだよ。迷惑を掛けられるってことをね」

ラグナロク「でも、私は・・・・・」

ダモクレス「それに、マスターは子供ができたことを何度も喜んでる。どの姫でもそう、すっごく喜んでるんだよ」

ダモクレス「ねえ、ラグナロク。マスターの子供を産んでさ、マスターに知らせないのと、マスターに知らせるのと。どっちの方が、マスターが喜ぶかな」

ラグナロク「それ、は」

ダモクレス「クレスはね、相手を喜ばせたいっていう気持ちが愛だと思うの。そしてそれは、悲しませたくないっていう気持ちでもあると思う」

ダモクレス「ね、ラグナロク。一度考え直してみようよ。本当に、ただ子供を産むだけでいいの?違うよね」

ラグナロク「・・・・・そうね。結局、私は独り善がりでまたマスターを裏切ろうとしていた。マスターが本当に望んでいることは、そうじゃないってわかってるはずなのに」

ダモクレス「そうやって悩むのも、『愛』だよ」

ラグナロク「そうなのかもしれないわね。さすが、『愛』を司るダモクレスだわ」

ダモクレス「やっぱり、愛さえあれば問題ない!じゃあ、行こう!マスターのところへ!」

ラグナロク「ええ。早速、行ってみるわ。私の想いを、伝えてみようと思う」

ダモクレス「うん!がんばってね、ラグナロク!」

ダモクレス「・・・・・・こ、こんな感じでよかったんだよね?」

ダモクレス「はぁ、説得できてよかった~。恋愛講座の本に子供だけ産みたい人の話なんて書いてなかったし」

ダモクレス「でも最後はなんとかなったし、これでいいはず!」

ダモクレス「やっぱ愛を伝えるのって大事だよね!言葉でも、形でも!」

ダモクレス「言葉でも・・・・・・」

ダモクレス「・・・・・・」

ダモクレス「ラグナロクの想いって、あれ、だよね・・・・・・?」

ダモクレス「ちょ、ちょっと心配だから見に行こうかな・・・・」








ラグナロク「マスター、突然だけど、私あなたのことを愛してるの。だから子供が欲しいと思ってるの。子作りしてくれないかしら?もしマスターが迷惑だって言うのなら身を引くけど、マスターはきっと私のことも愛してくれるって信じてるわ。それで、子供を作る話なんだけど、やっぱり子供は3人ぐらいは欲しいと思うわ。マスターの仕事や立場の関係上、あまり子供たちに構ってあげられる時間は少ないと思うの。だから子供たちが寂しくないように姉弟を作ってあげた方がいいと思うのよ。他の姫の子供も姉弟と言えなくはないと思うけど、やっぱり純粋な血のつながりって言うのはあると思うし―」






ダモクレス「・・・・・・」

ダモクレス「ま、マスターなら、大丈夫だよね!きっと、うん!」

ダモクレス「愛さえあれば問題ない!」

ダモクレス「・・・・・・たぶん」

純愛っていいですよね。相手を純粋に想って愛するのって素晴らしいですよね。
今回の総文字数4428文字です。大学の課題レポート5枚分ぐらい?
次回はネスかシュッツかLQかで行こうと思ってます。
覚悟はいいか?俺はできてる。






エルキュール「お願いがあるんです」





ダモクレス「なになに?クレスに何かご用事?」

エルキュール「はい。ちょっと・・・・・あれ?服変えました?」

[縦セタ]ダモクレス「あ、えっと、うん。いろいろあって」

エルキュール「わあ、なんだか人妻っぽいですね!すっごくエロイです!」

ダモクレス「エロっ・・・・・!?」

ダモクレス(どうして!?肌が見えないような服にしたのに!?)

ダモクレス「ま、まあそれはいいや。それで、クレスに何をお願いしたいの?」

エルキュール「それなんですが、ちょっとここでは言いにくいので私の部屋まで来てもらえませんか?」

ダモクレス「いいよ!」

エルキュール「いい返事ですね!お願いします!」

レーヴァテイン「・・・・あっちの空間、うるさい」

ティルフィング「縦セタ・・・・・確かにあれはエロイですね。今度はアレを着てマスターと新婚セックスでもしますか」

エロース「新婚さんごっこもいいけど、愛人ごっこもいいと思いますよ。ということで新婚ごっこをするときは言ってください。私、隣の部屋で声を聴きながらオナニーしてますから」

ティルフィング「壁一枚挟んで浮気されてる設定で行くんですね。あとで交代もお願いします」

レーヴァテイン「こっちもこっちでうるさい」

―LQの部屋―

エルキュール「これを見てください」

ダモクレス「わぁ、なになに!?・・・・・なにこれ、マスター?」

エルキュール「はい!等身大1/1マスター石像をただいま製作中なんです!」

ダモクレス「すごいね!・・・・でも、どうして裸なの?」

エルキュール「え?こういう像って裸じゃないですか?」※ヘラクレス像など古代ギリシャの像は大体全裸。エルキュールはヘラクレスのフランス語形。

ダモクレス「そ、そうかな?そう、かも?」

エルキュール「はい、そうなんです!だからそれはそれでいいとして、問題は・・・・」

ダモクレス「は?」

エルキュール「股間部分がまだ作れてないことなんですよ!」

ダモクレス「」

エルキュール「それで、ダモクレスなら細かい形から陰毛の本数までこと細やかに覚えていると思うんです」

ダモクレス「」

エルキュール「だから、製作を手伝ってもらいたくて」

ダモクレス「」

エルキュール「ダモクレスは何度もマスターの逸物を見ているはずですからね。大丈夫だと思います」

エルキュール「・・・・・あれ?どうしたんですか?」

ダモクレス「く、クレスはそういうのつくるのにがてだからおてつだいできないとおもうなー」

エルキュール「大丈夫です。教えます!愛さえあれば問題ありません!」

ダモクレス「そ、そうだよね、愛さえあれば・・・・・・・」

ダモクレス(愛があってもわからないものはわからないよっ!)

ダモクレス(そもそも、なんでエルキュールはこんなもの平気な顔して作れるの!?恥ずかしくないの!?)

ダモクレス(しかもよく見たらこのマスター、石像なのに肌の細かいシワとかも全部掘られてるし・・・・)

ダモクレス(本当に細かすぎだよ!なんでここまでできるの!?なんでそんなのわかるの!?)

ダモクレス(クレスもマスターのことは愛してるけど、さすがにここまでは・・・・・)

ダモクレス(ううん、こんなので弱気になってちゃダモクレスの名折れだよ。七元徳の『愛』を司るダモクレスがこんなところで負けちゃいけない!)

ダモクレス(例え想像でも、マスターを再現してみせる!)

エルキュール「というわけで、これで削っていきますよ」

ダモクレス「はーい・・・・・斧っ!?」

エルキュール「柱をも破壊できるこの斧なら、石を切り出すぐらい簡単です!」

ダモクレス「クレスは剣だよっ!?」

エルキュール「そういうと思って剣も用意しておきました!」

ダモクレス「準備がいいね!?じゃあやるよ!」

エルキュール「はいっ!」

―2時間後―

ダモクレス「・・・・・・」

エルキュール「・・・・・・・・・・」

石の残骸「」

ダモクレス「全然うまくいかない・・・・・剣で石を削るとか無理だよ・・・・・」

エルキュール「諦めてはいけません!希望を捨ててはいけないんです!希望は前に進むんですよ!」

ダモクレス「せめて普通の道具使おうよ!ノミとか!金づちとか!ていうか買ってくるよ!」

エルキュール「あ、はい」

ダモクレス「持ってきたよー」

エルキュール「わあ、早いですね!」

ダモクレス「マスターが持ってたから借りて来たの」

ダモクレス(ついでにちょっと資料を参考しようか迷ったのは内緒。さすがにそんな勇気はなかったけど)

エルキュール「えっ、こ、これ、マスターのなんですか!?」

ダモクレス「うん、そうだよ?」

エルキュール「ということは、ついでに資料の確認もしてきたというところでしょうか。さすがダモクレスです!」

ダモクレス(迷ったけどしてないよ!?)

―5時間後―

ダモクレス「・・・・・・・・・・」

エルキュール「・・・・・・・・・・」

つ円形の棒

ダモクレス「クレス、なにつくってるんだろう・・・・・」

エルキュール「落ち込まないでください、ダモクレス!時間はまだまだあります!」

ダモクレス(本当に今やってることが愛なのかどうかわからなくなってきたよ・・・・愛ってなに・・・・)

ダモクレス「そういえば、どうしてこんな像を作ろうと思ったの?すっごい大変だったよね、これ」

エルキュール「はい!それは、マスターが希望の象徴だからです!」

ダモクレス「えっ?」

エルキュール「私たちのマスターは、知っての通りこの隊にいるキラープリンセスをまとめている存在です」

エルキュール「そして、悩めるキル姫たちの悩みを片っ端から解決していってくれています」

エルキュール「また、マスターは私たちキル姫が普通の女の子として過ごせるように尽力してくれています」

エルキュール「その姿はまさに希望!私たちキラープリンセスにとっての希望の象徴が、私たちのマスターなのです!」

ダモクレス(クレス的にはあれは『愛』だと思うんだけどなぁ)

エルキュール「そしてその希望を、私たちは後世へと伝えなければなりません」

エルキュール「そこで思いついたのが、このマスター像です」

エルキュール「古代ギリシャでは英雄たちの勇姿を石像にして残していました」

エルキュール「人々の希望の象徴である英雄は、みんなその姿を遺されているんです」

エルキュール「つまり!マスターの姿も石像という形で残すべきなんです!」

ダモクレス(なるほど、そのとおりなの・・・・かも?)

エルキュール「そしてひいてはマスターの生き方を規範にするよう民衆にも呼びかけないといけませんね」

ダモクレス「えっ?」

エルキュール「希望の象徴であるマスターの生き方を規範にすれば、世の中は希望にあふれるに決まっています」

エルキュール「また、毎日みんなでマスターの像を拝むようにしましょう。そうすればマスターの尊大さがわかるはずです」

ダモクレス「それはもう『希望』じゃなくて『信仰』の域に達してないかな?フライシュッツの方だよね、それ」

エルキュール「『信仰』は人々の『希望』になるので問題ありません!」

エルキュール「ん?ならラグナロク協会なんていらなくないですか?」

エルキュール「不確かで理不尽な神なんかよりマスターを崇め奉るように訴えかけるべきなんじゃないでしょうか?」

エルキュール「そのためにも像を完成させないといけませんね!ということでダモクレス、続きをおねがいします!」

ダモクレス「それは違うよ!」反論!

エルキュール「!?」

ダモクレス「マスターはマスターだけど神様なんかじゃない!」

ダモクレス「マスターはクレスたちにとっては希望かもしれないけど、普通の人間にとってはそんなの関係ないの」

ダモクレス「マスターがクレスたちの希望になるのは、マスターがクレスたちを愛してくれているから!」

ダモクレス「エルキュールはどうなの?マスターのこと、愛してる?」

エルキュール「もちろんです!神を愛するかのように、マスターを愛しています!」

ダモクレス「でもそれは、マスターの『希望』じゃないよね」

エルキュール「・・・・・へっ?」

ダモクレス「マスターは、クレスたちに普通の女の子になってほしい」

ダモクレス「普通の女の子として、クレスたちと接したい」

ダモクレス「でも、エルキュールがマスターのことをそんな風に想っちゃうと、普通の女の子としては接せなくなるよ」

エルキュール「!」

ダモクレス「そんなの、愛じゃない。クレス達がやらなきゃいけないのは、普通の女の子としてマスターを愛すること」

ダモクレス「だからそれを、神様になんてしちゃいけないんだよ。エルキュール」

エルキュール「・・・・・ダモクレス」

ダモクレス「?」

エルキュール「私、感動しました!」

ダモクレス「へっ?」

エルキュール「そうですね。私は『希望』を司るエンシェントキラーズ、エルキュール。その私が、マスターから希望を奪うなんてこと、あっちゃいけません」

エルキュール「この像も、私が一人で完成させないと」

ダモクレス「え?そ、そうなの?」

エルキュール「はい。これが、私の希望の形であるのは変わりありませんから」

エルキュール「そしてこれは、私の愛の形でもあります」

エルキュール「だからこそ、マスターの希望を・・・・・いや、希棒を自分で完成させないと!」

ダモクレス(うん、これで解決・・・・・だよね?)

エルキュール「ということで、早速マスターのところに行ってきます!」

ダモクレス「へっ?」







エルキュール「マスター!マスターの希棒を見せてください!じっくり、ねっとり、詳細に!」





ダモクレス「・・・・・・」

ダモクレス「セーターで露出を減らしてもエッチに見えるみたいだから・・・・・」

ダモクレス「え、どうしたらいいんだろ?エッチじゃない服って何?」

ダモクレス「ていうか、えっちな感じってどんなのなの?」

ダモクレス「うーん・・・・・・・わからないよ・・・・・・」

ダモクレス「また別の服を考えないと・・・・・」

ここから懐妊まで持っていくのがマスターの腕の見せ所。
マスターってネス以外からは自分の七元徳の象徴みたいに思われてそう。
このマスターに少なくとも節制はない。フライクーゲル相手に我慢できなかったところとか。
だれか縦セタダモクレスの絵をかいてください。






フライシュッツ「ねえねえダモクレスちゃん」




ダモクレス「あ、フライシュッツだ~!なになに?」

フライシュッツ「今日はいつもの服じゃないんだね」

[OL風]ダモクレス「でしょでしょ?昨日買ったばっかりなんだ!」

フライシュッツ「でもダモクレスちゃんって目、悪かったっけ?」

ダモクレス「あ、このメガネはね、伊達メガネって言うらしいよ。おしゃれでつけるんだって」

フライシュッツ「へ~。それにしても、その恰好・・・・」

ダモクレス「どうどう?真面目っぽい?」

フライシュッツ「なんかぴっちりしててエッチだね!」

ダモクレス「」

フライシュッツ「あ、あれ?お姉ちゃん、なんか変なこと言っちゃった?」

ダモクレス「う、ううん・・・・大丈夫・・・・愛さえあれば問題ない・・・・」

フライシュッツ「あ、そうそう。ダモクレスちゃんに聞きたいことがあったんだよ。それで捜してたの」

ダモクレス「え?クレスに用事?」

フライシュッツ「うんうん。えっとね、お姉ちゃんねマスターくんのお姉ちゃんになりたいの」

ダモクレス「へ~。・・・・へっ?」

ダモクレス「えっと、それってつまり、お姉ちゃんって呼ばれたいってこと?」

フライシュッツ「ううん。ちがうよ?」

ダモクレス「じゃあ、えっと・・・・・」

フライシュッツ「もっとはっきり言うとね、マスターくんの筆おろしをしてあげちゃうようなお姉ちゃんになりたいの」

ダモクレス「筆おろし?」

フライシュッツ「そうそう。マスターくんのおちんちんをマスターくんが頑張るたびに筆おろししてあげたいの」

ダモクレス「・・・・・・・・」

ダモクレス(あ、これってもしかしてエッチな話なの?そういう話なの?)

フライシュッツ「おねえちゃんね、おねえちゃんっていうのは弟くんのためにごはんのお世話からおちんちんのお世話まで全部するものだと思うの」

ダモクレス「えぇ・・・・」

フライシュッツ「思春期になったら一番最初にエッチだと思っちゃうのはおねえちゃんに対してのはずなの」

ダモクレス「でも、マスターは大人だよ?」

フライシュッツ「マスターくんって結構子供っぽいところあるし、大丈夫だと思うんだけど・・・・・」

ダモクレス「そういうことじゃないと思うな」

フライシュッツ「それでね、普段からおねえちゃん、マスターくんにはお姉ちゃんっぽく接してるつもりなんだけど・・・・・」

ダモクレス「うんうん」

フライシュッツ「でもマスターくん、まだおねえちゃんの部屋からブラもパンツを盗んでくれないの!」

ダモクレス「ふぇっ?」

フライシュッツ「おねえちゃんいつ盗まれてもいいように衣装ケースの一番上に下着スペース作って待ってるのに・・・・」

ダモクレス「ええ~・・・・」

ダモクレス「でも、マスターは物を盗むような人じゃないよ。だから、フライシュッツが言ってることは難しいんじゃないかな」

フライシュッツ「そうだよね。パンツも盗まなくてもいつでも見れるんだよね。それが問題だよね」

ダモクレス「うんうん」

フライシュッツ「ダモクレスちゃんもパンツいっぱい見せてるだろうし、おねえちゃんも自分から見せた方がいいのかな?」

ダモクレス「クレスは自分から見せたことないよ!?」

フライシュッツ「でも、木の上からぶらさがってぺろーんってなったことあるんだよね?」

ダモクレス「え?そ、そうだっけ?」

ダモクレス(まだマスターのこと別に気にしてなかったときのことだから覚えてない・・・・)

フライシュッツ「はぁ、マスターくんがもっと甘えてくれないかな~」

ダモクレス「確かに、マスターがあんまり甘えてるところって見ないよね」

フライシュッツ「マスターくんがしたいならおっぱいちゅーちゅーもおちんちんシコシコもなんでもしてあげるのに」

ダモクレス「それは甘えてるっていうの?」

フライシュッツ「おはようからおやすみまでおねえちゃんのおっぱいまくらつかっていいのに」

ダモクレス「それも甘えてるっていうの?」

フライシュッツ「お風呂入る時もおねえちゃんがおっぱいで洗ってあげていいのに」

ダモクレス「それって甘えてるの?」

フライシュッツ「それで、百戦錬磨のダモクレスちゃんはどうすればいいと思う?」

ダモクレス「へっ?ひゃ、百戦錬磨?」

フライシュッツ「え、そうだよね?だってみんなダモクレスちゃんはマスターくんと週5でエッチしてる仲だって言ってるよ?」

ダモクレス「どこからそんな噂が・・・・・」

フライシュッツ「週5は多分盛ってるよね。噂だし、仕方ないけど。でも、ダモクレスちゃんまだお腹おっきくなってないってことは、ちゃんと避妊してるんだよね?エライエライ」

ダモクレス「あ、あはは・・・・・」

フライシュッツ「マスターくんのおねえちゃんになるための努力は欠かしてないんだよ?」

ダモクレス「どんなことをやってるの?」

フライシュッツ「まずね、マスターくんを抱きしめた時にちょうどおっぱいに顔が当たるようにするベストポジションの研究とか」

フライシュッツ「マスターくんがいつ部屋に入ってきてもいいようにお部屋に毎日脱ぎたての下着を置いたりとか」

フライシュッツ「マスターくんが通りがかりそうなタイミングを見計らってお着換えしてみたりとか」

ダモクレス「すごく空回りしてるね」

フライシュッツ「そうなの!だってマスターくんがおねえちゃんの部屋に入ってきてくれないんだもん!」

ダモクレス「入る理由がないんだよねぇ」

フライシュッツ「血のつながらない姉弟でいいから、おねえちゃんはマスターくんのおねえちゃんになりたいの!」

ダモクレス「血をつなげるのは無理だよね?」

フライシュッツ「・・・・・・輸血するとか?」

ダモクレス「血がつながるってそういうことじゃないと思うな」

フライシュッツ「あ、でもマスターくんの血液型って何型なんだろう?おねえちゃんはO型だからマスターくんが何型でもあげれるけど・・・・」

ダモクレス「一旦そっちの話から戻らないかな?」

フライシュッツ「あ、そうだね。ごめんね、ダモクレスちゃん」

ダモクレス「ううん、平気だよ」

フライシュッツ「『愛』のダモクレスちゃんからみて、どうかな。マスターくんとうまくいきそうな方法はない?」

ダモクレス「クレスも、フライシュッツの愛がマスターに届くようにお手伝いしたいけど、クレスが思ってる愛とちょっと違うんだよね・・・・・」

フライシュッツ「うーん、おねえちゃんの『信仰』もあんまり関係ないし・・・・・」

ダモクレス「ていうか、マスターなら言えばやってくれるんじゃないかな?」

フライシュッツ「ほんとに?」

ダモクレス「だってほら、ヴァナルガンドが・・・・」

フライシュッツ「あー、そういえばそんなのも・・・・・」

フライシュッツ「・・・・・え、おねえちゃん、もしかしてヴァナルガンドちゃんとおんなじ感じになってる?」

ダモクレス「まだ大丈夫だと思うよ」

ダモクレス「とりあえず、一回マスターとお出かけしたらどうかな?それで、姉弟っぽくしてみるとか」

フライシュッツ「ん~、そうしてみよっかなぁ。ありがとう、ダモクレスちゃん。お礼のハグだよ!」

ダモクレス「~~~~~~~~!!!!!」

フライシュッツ「ダモクレスちゃんももーっとお姉ちゃんに甘えても」

ダモクレス「痛い痛い痛い!フライシュッツ、離して!」

フライシュッツ「えっ!?ど、どうしたの!?大丈夫?」

ダモクレス「うう~、メガネの鼻あてのとこが食い込んですっごく痛かった・・・・」

フライシュッツ「ご、ごめんね?ダモクレスちゃんがメガネしてたの忘れてて・・・・」

ダモクレス「大丈夫大丈夫。愛さえあれば問題ない!ほら、フライシュッツ!さっそくゴーゴー!」

フライシュッツ「ごー!」

―おまけ―

―隊舎門前―

ダモクレス「・・・・・・・・」

全裸マスター像「」

ダモクレス「これを門のところに置くのは危ない気がするな。いろんな意味で」

ダモクレス「・・・・・・これが、マスターのなんだ」

ダモクレス「・・・・・・」ジー

ケラウノス(ダモクレスがマスターの股間を凝視してる・・・・ちゃんとできてるか確認してるのかな?)

ダモクレス(本物、見たことないけど・・・・・こんな形なんだ・・・・・)

今日は平和に終わった!個人的にダモクレスは好きな人ができると性に関して抵抗ができるタイプだと思ってる。
次回はどうしようかな。ネスか、ミネルヴァか、グラシか、スイハか。
この中に終始平和に終わるのが1人だけいる。1人だけ。
あと次のクレスの服装も考えないと。







ネス「おかしいんです」





ダモクレス「どうしたの?ネス」

ネス「聞いてください、ダモクレス。マスターがおかしいんです」

ダモクレス「えっ?ど、どうしたの?」

ネス「いつまでたってもわたしに手を出してくれません」

ダモクレス「・・・・・・・?」

ネス「わたしはいつでもおにいちゃん受け入れOKのサインを出してるのに・・・・」

ダモクレス(節制はどこにいったのかな?)

ネス「そういえば、今日はいつもと違う格好をしていますね」

[ジャージ]ダモクレス「でしょでしょ?さすがにこのかっこうなら・・・・」

ネス「でもハレンチなのはかわりませんね」

ダモクレス「えっ」

ネス「だらしない服装は襲いたくなるものだと本に書いていました」

ダモクレス(ジャージが!?ジャージがアウトなの!?)

ネス「それでですね、わたし、最近マスターに猛烈なアプローチをかけているのです」

ダモクレス「へぇ、どんな感じなの?」

ネス「例えばですね、椅子に座っていたら膝の上に乗ってみたり」

ダモクレス「うん」

ネス「夜になると布団の潜りに行ったり」

ダモクレス「うんうん」

ネス「お風呂に入ってる途中に背中を流しに行ったり」

ダモクレス「へぇ」

ネス「いろいろやっているのにマスターは気付いてくれません!」

ダモクレス「懐かれたって思われてるだけじゃないのかな?」

ネス「もしかして、マスターはわたしみたいな体形には興味がないんでしょうか・・・・」

ダモクレス「んー、それはないと思うなぁ」

ネス「どうして?」

ダモクレス「だってタスラムが」

ネス「あー」

ダモクレス「天沼矛、草薙剣、八咫鏡も」

ネス「・・・・なんだか希望が湧いてきました!」

ダモクレス「希望なら門の前に置いてあるよ」

ネス「それでですね、ダモクレス。『愛』を司るあなたにお願いがあるのですが」

ダモクレス「なになに?クレスにできることならなんでも協力するよ!」

ネス「ありがとうございます。では、題して『おにいちゃんメロメロ大作戦』を決行します!」

ダモクレス「わー!」

ネス「・・・・・・・のですが」

ダモクレス「が?」

ネス「なにからはじめればいいんでしょう?」

ダモクレス「さあ?」

ネス「すでに結構過激なことをやってるつもりなんですが・・・・」

ダモクレス「そうだよね。一緒にお風呂はね」

ネス「大丈夫です。ちゃんと水着は着ていきましたよ」

ダモクレス「あー、そこ着ちゃったらだめだよ」

ネス「も、もしかして裸でですか?だ、ダメです!もうちょっと大人になってからじゃないと、こんな体じゃ・・・・」

ダモクレス「手を出されるってことは全部見られるんじゃないの?」

ネス「その時は杖で叩きます」

ダモクレス「」

ダモクレス「え、えっと、ちなみにネス?膝の上に座った時は・・・・」

ネス「なんですか?」

ダモクレス「そのー、なんか変なことしてない?」

ネス「変なこと、とは?」

ダモクレス「例えば、なにか警告したりとか・・・・」

ネス「変なところを触ったらこの棒で叩きますと」

ダモクレス「布団にもぐった時は?」

ネス「こっちを向いたら棒で叩きますと」

ダモクレス「お風呂に入った時」

ネス「邪念を感じたら棒で叩きますと」

ダモクレス「それが原因だと思うな」

ネス「!?」

ダモクレス「え、どうして驚いてるの!?普通そんなこと言われたら何もしないよね!?」

ネス「そ、そんな・・・・おにいちゃんに素直になれないツンデレ妹を演出しようと思ってたのに・・・・」

ダモクレス「ツンデレの度が過ぎてると思うな」

ネス「じゃあ、どうすればいいんですか!」

ダモクレス「とりあえずその杖、クレスが預かるね」

ネス「えっ!?」

ダモクレス「とりあえず困ったら杖で叩こうとする癖を直すのが先だと思うんだよね」

ネス「そ、そんな!杖だけは、この杖だけは勘弁してください!わたしのアイデンティティが!」

ダモクレス「ネスそんなにそれ持ち歩いてないよね?」※ネスが杖を持っているのは通常バージョンのみ。水着とハロウィンでは持っていない

作戦その①

とにかく甘えてみよう!

ネス「ま、マスター。今、お暇ですか?」

ネス「そ、そのですね、だ、ダモクレスから、お菓子をもらいまして」

ネス「その、1人じゃ食べきれないので、一緒に食べてもらえませんか?」

ダモクレス(いいよ、ネス。その調子!)

ネス「これです。ほら、あーん」

ネス「・・・・・わかりませんか?食べさせてください。あーん」

ネス「んっ、おいしいです・・・・・・か、カロリー?いいんです!今は気にしなくても!この棒で叩きま・・・・」

ネス「・・・・・・・・」

ネス「いえ、なんでもないです・・・・・」

ダモクレス「イイ感じだよ!」

ネス「アレはダメです。ダメダメです」

ダモクレス「えっ?」

ネス「結局あれでは子ども扱いのままですし、やっぱり杖が無いと落ち着きません」

ダモクレス「イイ感じだと思うんだけどなあ・・・・」

ネス「次です、次!」

ダモクレス「あ、でも杖はダメだよ」

ネス「(´・_・`)」

作戦その②

誘惑してみよう!

ネス「ま、マスター!その・・・・・」

ダモクレス(いけ!そこで胸チラだ!)

ネス「えっとですね・・・・・」チラッ

ネス「な、なにかありませんか?・・・・・本当に?」

ネス「今なら怒りませんから、何を言ってもいいんですよ?」

ネス「・・・・・・」

ネス「で、出直してきます!」

ダモクレス「なんであそこでやめちゃうの!もっとグイグイ行かなきゃ!」

ネス「ダメです・・・・やってて悲しくなりました・・・・完全に無反応でした・・・・・」

ダモクレス「そんなことないよ!マスターだって男の人だし、多少は何か思うところがあるって!(そう本に書いてあったし!)」

ネス「あのマスターのほほえみは完全に年の離れた妹や娘を見る目でした!」

ダモクレス「むー、じゃあどうするのさー」

ネス「本当にどうすればいいんでしょうね・・・・」

ネス「はあ、わたしもダモクレスみたいなファッキンビッチになれれば・・・・」

ダモクレス「!?」

ネス「マスターの前で胸をさらけ出すぐらいできればいいんでしょうけど・・・・」

ダモクレス「クレス、こう見えてちゃんと大事なとこは隠してるよ?」

ネス「あの紐みたいな服でどこが隠れるんですか。よしんば隠れたとしても中身を想像しちゃいますよ」

ダモクレス「で、でもビッチではないよ!」

ネス「マスター限定ファッキンビッチって言った方がいいですか?」

ダモクレス「ビッチはやめて、本当に」

ネス「あ、はい」

ダモクレス(例えそう思われていたとしても口に出されると結構傷つく)

ネス「本当に、どうしたら・・・・・」ジワ

ダモクレス「まあまあ、まだまだやれることは・・・・」

ネス「・・・・・わたしには、やっぱり無理だよ・・・・・」

ネス「もうやだ~!お兄ちゃーーーん!!!」

ダモクレス「わわっ、な、泣かないで!」

ネス「わたしには無理だよ~!わーーーーん!!!!」

ダモクレス「う~、今日のネス全然『節制』してないよ~!ていうか、普段からあんまりしてないよ~!」

ネス「そんなことないもん!わーーーーん!!!!!」

ダモクレス「あ、聞こえてるんだ」

ネス「わたしだって、わたしだって!ちゃんとカロリー抑えてるもん!運動もしてるもん!でも、お腹がポッコリしちゃうんだもん!」

ダモクレス「それってイカ腹なだけじゃ・・・・」

ネス「おっぱい大きくしたいから豆乳も飲んでるし、身長伸ばすために牛乳も飲んでるし!」

ダモクレス「そもそもキル姫って成長するの?」

ネス「どうしてきれいな身体になれないの~!お兄ちゃーーーん!!!!」

ダモクレス「あ、マスター!ねえ、ネスが見ての通りずっと泣いてて・・・・」

ネス「ふぇっ?お、お兄ちゃん?」

ネス「・・・・・・・・」

ネス「マスター?」

ダモクレス「いや、言い直さなくても」

ネス「な、なんでもないです!泣いてなんかいません!」

ダモクレス「さっきのあれで無理があると思うな」

ネス「ダモクレス、うるさい!」

ダモクレス「ひどい言われよう」

ネス「とにかく、なにもありませんから!大丈夫です!」

ネス「本当ですから、本当に・・・・・・わーーーーん!!!!」

フォルカス「当身」

ネス「うっ」

ダモクレス「えっ?」

フラガラッハ(恐ろしく速い当身。私じゃなきゃ見逃しちゃいますわね)

フォルカス「赤ちゃんが寝たばかりなのに泣き声がうるさかったので寝かしつけに来ました」

ダモクレス「ええ・・・・・」

フォルカス「ということなのでマスター、さくっとやっちゃってください。アフロディーテみたいに」

ダモクレス「えっ!?」

フォルカス「私はこれで失礼します」

ダモクレス「ええ~・・・・」

―後日―

ネス「お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん♪」

ネス「だーめ♪今日はわたしとずーっといっしょにいてもらうからねっ!」

ネス「おふろも、おふとんもだよっ!」

ダモクレス「・・・・・・・・・・」

ネス「なんですか、ダモクレス。叩きますよ」

ダモクレス「いや、なんでもない・・・・・」

ダモクレス(『節制』ってなんだったけ・・・・)

―おまけ―

エンヴィ「どうして、現実はこうにも残酷なんでしょうか・・・・」

マナロンギ「しかたないですよ、それが現実です」

水着ロンギ「この世には、運命っていうものがあると思います。私たちは、そういう運命だったんです」

竜ロンギ「はぁ・・・・・天沼矛さんはああにも成長したというのに・・・・」

海上エンヴィ「マスターの目線がいっさいここに向かわないことが妬ましいです」

海上ロンギ「そんなに気にすることでもないと思うんですけど・・・・・」

キルコレロンギ「諦めたらだめです。諦めたらそこで成長は終了するんです。そう思いませんか?」

ガブロンギ「天沼矛さんは裏切り者です。審判を告げる必要があるでしょう」

マナロンギ「ハルモニアはどうして私以外まな板はいないんですかね」

エンヴィ「逆に、というわけではありませんが、ケイオスリオンは貧乳が多いみたいです」

竜ロンギ「国主の胸の大きさが反映されてるんじゃ・・・・」

ティファレト(出来るなら大きくしてあげたかった・・・・だけど、あなたは私が聖鎖したわけじゃないから・・・・)

新キャラが来ましたね。グラムが聖鎖されてましたね。大きいですね。
シェキナーとヴァナルガンドとかいう巨乳筆頭キャラや一人急成長したぬぼこを見ながら仕事をしないといけないロンギヌスの明日はどっちだ。
新神器、性能いいんだよね。こうなるとほんとうに天沼矛が射程1な理由がわからない。草薙剣より実質射程が低いじゃないか。
射程伸ばしてください。ぬぼこのバストサイズ出せます。

※閲覧注意!!!







ミネルヴァ「珍しいですね、ダモクレス」





ミネルヴァ「あなたが私に相談なんて。どうしました?」

ダモクレス「えっと、まず、今日のクレスの格好、どう思う?」

ミネルヴァ「どう、と言われましても・・・・」

[修道女]ダモクレス「ほら、何かあるでしょ?こう、いつもと雰囲気が違うーとか、そういうの」

ミネルヴァ「確かにあまり見ない格好ではありますが、エロスがにじみ出てるのは変わりないですし」

ダモクレス「この格好でもだめなの!?神に仕える格好なのに!?」

ミネルヴァ「へ?」

ミネルヴァ「はぁ、なるほど。周りからの評価に悩んでいると」

ダモクレス「そうだよ~。確かにクレスは『愛』を司るエンシェントキラーズだし、愛さえあれば問題ないっていっつも言ってるけどさ~」

ダモクレス「誰にでも股を開くようなビッチ扱いされるのは酷いと思うの!」

ミネルヴァ「そうですよね。それは誰だって怒りますよ」

ダモクレス「でしょでしょ?でもなんだか噂だとクレスが夜な夜な男を漁りに行ってるとか言われてるし・・・・」

ミネルヴァ「ダモクレスもマスター専門なんですよね。誰にでもなんて言われたら流石に怒りますよね」

ダモクレス(そうじゃない!そうじゃないの!)

ミネルヴァ「私だってそうです。私の知恵や思慮を誰にでも貸しているわけじゃありませんし」

ダモクレス「え、そうなの?」

ミネルヴァ「はい。当然です。困っている人を助けるのには知恵を貸しますが、悪だくみには貸しませんから」

ダモクレス「ああ、それはそうだよね」

ダモクレス(でもクレスが悩んでるのはそっちじゃないんだけどな)

ミネルヴァ「それに、結局知恵や思慮を一番うまく使えるのは自分についてですから」

ダモクレス「ん?どういうこと?」

ミネルヴァ「ふふ・・・・実は、私が料理当番のとき、マスターには私を食べてもらっているんです」

ダモクレス「え?・・・・・・・・・・・え?」

ダモクレス「あ、あのー、それって、せ、性的な意味で?」

ミネルヴァ「いえ、本来の意味で」

ダモクレス「えっ?えっ?」

ミネルヴァ「もっと正確に言うと、マスターの料理には私に身体の一部を毎回混ぜ込むようにしているんです」

ダモクレス「は?え?は?」

ミネルヴァ「例えばですね、先週の料理にでたミネストローネは覚えていますか?」

ダモクレス「覚えてるよ。あれおいしかったな~。また食べたい!」

ミネルヴァ「ありがとうございます。それについてなんですが、マスターの分だけ別に作ってあったんです」

ダモクレス「へ?」

ミネルヴァ「そして、バレないように、なおかつ衛生にも気をつけて、私の血を、こう、とろっとですね」

ダモクレス「ち、血って・・・・・ゆ、指でも切ったの?」

ミネルヴァ「いえ、経血です」

ダモクレス「」

ミネルヴァ「ちゃんと顕微鏡を使って排卵された卵子がある部分のみを使ってますから、私の細胞が確実にマスターの体の中に入ったということですね」

ダモクレス「へ、へぇ。そ、そうなんだ」

ミネルヴァ「それに、ダモクレスが言った通り指からも血を入れています。私のヘモグロビンや赤血球、白血球、血小板なんかがマスターの身体に取り込まれるわけです」

ダモクレス「う、うんうん」

ミネルヴァ「それって、ものすごく興奮しませんか?」

ダモクレス「く、クレスにはよくわからないけど、愛さえあれば問題ないよ・・・・・多分・・・・・」

ミネルヴァ「私の知恵は、こういうことをするときに役立っていますよ。だってマスターにバレたら、ね」

ダモクレス(あ、引かれるってわかってるんだ)

ミネルヴァ「傷口は大丈夫かとか心配をかけるに決まっています」

ダモクレス「あー、そっちだったかー」

ミネルヴァ「どうしました?」

ダモクレス「ううん、なんでもない、なんでも・・・・」

ミネルヴァ「最近は、マスターの執務中に飲み物を差し入れすることも多いんです」

ダモクレス「何を入れてるの?」

ミネルヴァ「私の愛液を浸かって煮出したお茶を」

ダモクレス「わーお」

ミネルヴァ「もちろん加熱処理とカテキンによる殺菌効果で身体を壊す心配もありません。衛生的に問題があってはいけませんからね」

ダモクレス「そうだねー(棒)」

ミネルヴァ「よく創作なんかでは髪の毛をいれたりしてるみたいですが・・・・私から言わせてもらうと愚行でしかありませんね」

ダモクレス「へ、どうして?」

ミネルヴァ「目に見えるように髪の毛なんか入っていたら食べたくないじゃないですか。だから私はフリーズドライで凍らせてから粉末にして混ぜ込んでいます」

ダモクレス「」

ミネルヴァ「それに、調理に髪を使うと髪型もだんだんと変わっていくので、マスターが褒めてくれるのもまた・・・・」

ダモクレス「そ、そうだよね!髪型変えたの気付いてくれると嬉しいよね!」

ミネルヴァ「濡れますね」

ダモクレス「どこが!?」

ミネルヴァ「ダモクレスはどうなんですか?マスターに性的に沢山食べられているとは思いますが・・・・」

ダモクレス「へ?ふ、普通だよ!普通に愛だよ!」

ダモクレス(ていうかまだ処女だよ!)

ミネルヴァ「普通・・・・普通とは、何なんでしょうか」

ダモクレス(少なくともミネルヴァは普通じゃないよ)

ミネルヴァ「普通というのはその人の中の基準値です。つまり、ダモクレスが普通だと思ってることは実は普通じゃないかもしれませんね」

ダモクレス(ミネルヴァにだけは言われたくない)

ミネルヴァ「最近は、ちょっと過激に・・・・尿に手を出してまして」

ダモクレス「はっ?えっ?はっ?」

ミネルヴァ「混布茶、ってあるじゃないですか。あれってもともと塩気が強いお茶なんですよ」

ミネルヴァ「だから、多少尿を混ぜ込んでも塩分で気づかれることもなく・・・・・」

ダモクレス「え、大丈夫なの?アンモニアとか・・・・」

ミネルヴァ「尿にアンモニアが含まれると言われるのは迷信です。実際は有害なアンモニアを無害な尿素にしているので問題ありません」

ダモクレス(そういうことじゃないと思うんだけどなぁ)

ミネルヴァ「それにマスター、あのお茶をごくごくのんで、おいしいって言ってくれて・・・・」

ダモクレス(マスター、気付いて!それは飲んじゃダメな奴だよ!)

ミネルヴァ「ああ、思い出したらまた濡れてきました」

ダモクレス(ツッコまない、クレスはツッコまないよ・・・・)

ミネルヴァ「流石にそれ以外の排泄物に手を出すのは気が引けますが・・・・」

ダモクレス(尿の時点で考え直してほしかった)

ミネルヴァ「人中黄って知ってますか?」

ダモクレス「聞きたくないからいいよ」

ミネルヴァ「そうですか?なら詳しくは言いませんけど・・・・」

ダモクレス(ミネルヴァってこんな子だったっけ・・・・?)

ミネルヴァ「マスターと体を共有していくと考えると、やっぱり興奮しますね」

ダモクレス「しないよ?」

ミネルヴァ「ですが、さすがに最近レパートリーが少なくなってまして」

ダモクレス「はぁ」

ミネルヴァ「ですからそろそろ、肉に手を出そうかなと」

ダモクレス「えっ」

ミネルヴァ「私たちキラープリンセスの身体は多少のケガなら生命水を飲めば治りますからね」

ミネルヴァ「それを利用して、一部を削いでは回復、削いでは回復としてみようかなと」

ダモクレス「ひぃぃ~っ!そんな痛そうな話しないで!」

ミネルヴァ「そこでお願いなんですが、さすがに自分で削ぐのは気が引けるので・・・・・」

ダモクレス「ま、まさか・・・・」

ミネルヴァ「次にあなたは、『まさかクレスに削いでくれっていうんじゃないよね!?』と言う!」

ダモクレス「まさかクレスに削いでくれっていうんじゃないよね!?・・・・・はっ!」

ミネルヴァ「そして私の答えは、『Exactry(その通り)』です」

ダモクレス(や、ヤバいよヤバイよ、本格的にヤバいよ)

ミネルヴァ「やっぱり、削ぐなら柔らかいもも肉ですかね。斬るべきところに印はいれますから、ダモクレスの腕なら大丈夫でしょう」

ダモクレス(本気でやる気だ!)

ミネルヴァ「これが私の愛なんです。『愛』を司るあなたならわかってくれると思っています」

ダモクレス(クレスはまだ処女の普通の女の子なんだって!ド変態性癖に付き合わされても困るよ~!)

ミネルヴァ「えっと、ペン・・・・はダメですね。チョコでも塗りますか。ちょっとチョコペンを買って」

ダモクレス「待って!」

ミネルヴァ「はい、なんでしょう?」

ダモクレス(止めるなら、今しかない!これ以上は、絶対に止まらない!クレスが、ミネルヴァを止めなきゃ!)

ダモクレス「た・・・・」

ミネルヴァ「た?」

ダモクレス「食べられるのもいいけど、食べるのもいいよねっ!」

ミネルヴァ「・・・・・・・・」

ダモクレス「・・・・・・・・」

ミネルヴァ「と、言いますと?」

ダモクレス「ほ、ほら。ミネルヴァってマスターにミネルヴァのことを食べさせてばかりだったんでしょ?」

ダモクレス「だから逆に、食べるのもありだよねって。ほら、せ、精液とか、唾液とか・・・・」

ミネルヴァ「・・・・・ふむ、そうですね」

ダモクレス「そうだよ!今、ミネルヴァの愛は一方通行だけど、マスターからも愛をもらえるんだよ!」

ミネルヴァ「それは・・・・・・」

ダモクレス「か、髪の毛とかもマスターのをちょっともらって食べればいいと思うし!」

ダモクレス(う~、もうやけくそだよ!何言ってるかわからないけど、なるようになれ!)

ミネルヴァ「ですが、はたしてそれで本当に興奮するんでしょうか・・・・・正直、聞いただけではあまり・・・・・」

ダモクレス「考える愛より感じる愛だよ!興奮するかどうかはやってみてからじゃないとわからないって!」

ミネルヴァ「・・・・・そうですね。つい考えてしまうのは私の悪い癖です。時には、ダモクレスのような場当たり的なやり方も必要でしょう」

ミネルヴァ「わかりました。一度、試してみたいと思います」

ダモクレス(考え直してくれてよかった~・・・・・後はマスターに任せよっと)

―後日―

ミネルヴァ「ありがとうございました、ダモクレス」

ダモクレス「へっ?なんのこと?」

ミネルヴァ「あなたのおかげで、私は新しい扉を開けました。マスターを身体に取り込むということ、そしてマスターに性的に食べられるということ・・・・」

ミネルヴァ「どちらも、実際に体験してみなければわからないものでした」

ダモクレス「そ、そうでしょ!これでもクレスだって『愛』を司るエンシェントキラーズなんだから!」

ミネルヴァ「はい。特に私、キスと69がお気に入りで・・・・・」

ダモクレス「ん?」

ミネルヴァ「お互いがお互いを身体に取り込むこれらの行為が、私を一番興奮させてくれます」

ミネルヴァ「もちろん、いわゆる普通の行為も気持ちいし、マスターを感じられて好きですが・・・・」

ミネルヴァ「ダモクレスはどうですか?お気に入りの行為なんかは・・・・」

ダモクレス「あー、うん。そうだね、うん」




ダモクレス(そんなに言われても、クレス処女だからわかんないよ~っ!!!)


―おまけ―

~失われた千年王国~

ヘレナ「くふっ、アルマスはまだ妊娠していないんだね」

アルマス「絶・うるさい!私はそういうのに興味がないだけよ!」

カリス「やっほい!赤ちゃんマジ天使だよ!アルマスも早く作りなよ!」

ソロモン「排卵日の計算ぐらいならさせてもらうけれど」

アルマス「余計なお世話よ!そもそも、マスターの子供を妊娠する気なんてないし、子供も欲しくない!」

ティファレト「でも、主様のお子を授かるのは素敵なことですよ?」

フェイルノート「胸の大きさや体の形は関係ないみたいだから気にする必要はないわ」

カシウス「虚構が生み出すのは真実の逃避のみよ」

アルマス「ああ、もう!ティニもなんとか言ってよ!」

ティターニア「そうですね・・・・・アルマス、私、孫が見たいです」

アルマス「はぁ!?孫って・・・・」

ティターニア「アルマスは私にとって娘みたいなものですからね。その娘が産んだ子供は、孫になるんじゃないでしょうか」

モラルタ「ねえねえ知ってる?ねえ知ってる?マスターのアレってすっごくきもちいいんだよ」

ベガルタ「ねえねえ知ってる?ねえ知ってる?思わず人格が統合されそうになるぐらいなんだよ」

アルマス「ああもう、あんたらうるさーい!レーヴァテイン、なんとかいって!」

レーヴァテイン「・・・・・・・・」

アルマス「レーヴァテイン?」

レーヴァテイン「え?ああ、そうね。私もこうみえて経産婦だし、なにか困ったら力になれるから。安心して」

アルマス「ちがーう!そういうことじゃない!絶・四面楚歌なんだけど!」

レーヴァテイン(記憶がなくなってもマスターはマスターなんだね・・・・この調子を見る限りは)

ミネルヴァは書いていてこれヤバいなと思ったので閲覧注意を付けました。
マスターってセフィロトの化身だから歳取らなくて、キラープリンセスも歳をとらないから、その子供も歳をとらないんだと思います。
ディスラプターズしてるレーヴァテインを見て子供はどう思うやら。
後はスイハとグラシ。一応ネスは頭おかしい枠(軽度)のつもりだったので、どちらかが終始平和です。
処女クレスの胃に優しいキル姫ははたしてどっちだ。






スイハ(甘いものが食べたいな・・・・・)




スイハ(ちょうど小腹も空いてきたし、さっきマスターが買ってきてくれたおはぎでも食べますか)

スイハ(最近は間食を控えてるし、ちょっとぐらいいいよね)

スイハ(あっ、あったあった。最後の一個だ。残っててよかった)

スイハ(それじゃあ、もら)

ダモクレス「最後の一個だー、よかったー、間に合って」ヒョイ

スイハ「・・・・・・あれ?」

ダモクレス「ん?」モグモグ

ダモクレス「あ、やっほー、スイハ。あ、もしかして、スイハもおはぎ食べたかったの?」

スイハ「ど、どうも、ダモクレス。別に気にしなくても―」

ダモクレス「あー、そういえば、スイハって甘いもの好きだったよね。ごめんね?ど~してもお腹が空いちゃって・・・・」

スイハ「い、いえ。わたくしは大丈夫ですk」グゥゥゥ

ダモクレス「・・・・・・」

スイハ「・・・・・・」

ダモクレス「おはぎ、新しいの買いに行こっか」

スイハ「・・・・・・はい(恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい~~~!!!穴があったら入りたいよ~っ!)」

スイハ「うう・・・・おはぎおいしい・・・・ありがとうございます、ダモクレス」

ダモクレス「いやいや、これくらいいいよいいよ。愛さえあれば問題ない!」

スイハ「愛、愛ですか・・・・・(うーん、ちょっと食べたりないなぁ・・・・でも、これ以上ねだるわけにもいかないし・・・・)」

スイハ(はっ!妙案を思いついた!)

スイハ「そういえば、マスターはいつもお菓子の差し入れをしてくれますが、わたくしたちはあまりしてないですよね」

ダモクレス「んー、そうだね。クレス、そういうのにはあんまり気が回ってないかも」

スイハ「ですので、たまにはわたしたちで差し入れをするというのはどうでしょうか」

ダモクレス「それ、いいね!スイハの愛を感じるよ!」

スイハ「では、さっそく材料を買わないといけませんね(よしっ!これで味見と称してつまみ食いができる!)」

ダモクレス「え?既製品じゃだめなの?」

スイハ「人数が人数ですので」

スイハ「まずはもち米ですね。それと、あんこ。あとはきな粉も買っておきますか」

ダモクレス「さすがにあんこは既製品使おうね。今から仕込むと大変だし」

スイハ「もち米も大変ではありますが・・・・まあそこはいいでしょう」

ダモクレス「はい、あんこ。買い物かご入れておくねー」

スイハ「ありがとうございま・・・・・・ちょっと待ってください」

ダモクレス「ん?」

スイハ「これ、粒あんじゃないですか。だめですよ、おはぎはこしあんじゃないと」

ダモクレス「え?こしあんなんてあずきの食感が無いからダメじゃんか。ちゃんとつぶあんにしないと」

スイハ「・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ

ダモクレス「・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ

スイハ「両方買えばいいですね」

ダモクレス「そうだね」

スイハ「さて、まずはもち米を炊きましょうか」

ダモクレス「ていうか、工程を考えたらそれさえ終わればほぼ完成みたいなものだよね」

スイハ「そうですね。では、もち米を研ぎます!もち米を研ぐときはすばやく!米がとぎ汁を吸わないように!」

ダモクレス「りょうかーいっ!クレス、マスターのために愛をこめてやっちゃうよーっ!」

スイハ「へっ!?(ダモクレス、大胆だなぁ・・・・あんなこと物おじせず言えるのがうらやましい・・・・)」

ダモクレス「さて、研ぎ終わった・・・・・けど・・・・・」

スイハ「・・・・・・やりすぎ、ましたね」

ダモクレス「調子に乗って30キロ全部研いじゃった」

スイハ「ま、まあ大丈夫でしょう。では炊きますよ。どうせだし、大釜で一気に炊きましょうか(その方が手間が少ないしね!)」

ダモクレス「はーい。よいしょっと。どざざーっ」

スイハ「それじゃあ、火を!」

ダモクレス「あいさーっ!チャッカマンチャッカマン・・・・・あれ、ない。炎属性の子、いる?」

スイハ「近くに誰かいないか探してきます!(早くしないと、もち米が!)」

※近くを通りかかったピナーカが火をつけてくれました

ダモクレス「さてさてさてっと。あとは炊きあがるまで待つだけだね」

スイハ「そうですね。炊きあがりが待ち遠しいです」

ダモクレス「みんな、喜んでくれるといいね」

スイハ「へ?・・・・・はい、そうですね(忘れてた・・・・これ、一応差し入れって名目だったんだ。危ない危ない)」

ダモクレス「・・・・・それにしても、この量はやっぱり多いんじゃないかな」

ダモクレス「うわぁ・・・・・」

スイハ「これは・・・・・」

もち米の山「」

ダモクレス「これ、全部潰すの?」

スイハ「誰か、誰か手伝いを・・・・・いました(ちょうどいいところに!)」

ミョルニル「およ?スイハと、ダモクレス?なにやってるの?」

ダモクレス「ナイスタイミング!」

ミョルニル「へ?」

ミョルニル「ぺったんぺったん!あはは、たーのしー!」

ダモクレス「ぺったんぺったん!クレスも楽しくなってきた!」

スイハ(疲れました。普段剣や斧を振ってる二人と違って、わたくしは弓だから余計に・・・・)

ダモクレス「っと、あんまりやりすぎたらほんとうにただのおもちになっちゃうね。このあたりでしゅ~りょ~」

ミョルニル「え~、もっとやりた~い!」

スイハ「・・・・・きな粉もちも、いいですね」

ダモクレス「ってわけでぞっこ~!あ、誰か呼んでこないと。クレスはおはぎ作らなきゃだから」

ミョルニル「ん~?じゃあ、マスタ!・・・・は忙しいから、ラブリュス!呼んで来るね~!」

ダモクレス「それじゃあ、クレスたちはこっちをやっちゃおうか!」

スイハ「はい、そうですね(念願の、念願のおはぎが!)」

スイハ「んっ・・・・おいしいですね」モキュモキュ

ダモクレス「うん、これならみんな喜んでくれると思うな!」

ミョルニル「これ、みんなで食べるの?どうして?」

ダモクレス「愛だよ、愛!」

スイハ(作れば作るだけ食べられる・・・・・おいしい・・・・)モキュモキュ

ミョルニル「んー、ミョルニルちゃんもそっちやりたい!ラブリュス、そっちはよろしく!」

ラブリュス「えー!?どうせならみんなでやろうよ!」

ダモクレス「そうだね。作るのも楽しいし、食べるのもおいしいし!みんなを呼んでこよ!ね、スイハ」

スイハ「おいしい・・・・・え?そうですね(何の話だろう。聞いてなかった)」

ダモクレス「楽しかったね~、おはぎ作り大会!」

スイハ「はい。とってもおいしかったです(おなかいっぱい食べられて、満足・・・・)」

ダモクレス「毎回これくらい平和ならいいのになー」

スイハ「・・・・あ、そういえば」

ダモクレス「ん?」

スイハ「いつもと格好が違いますね」

[愛Tシャツ]ダモクレス「あ、これ?いいでしょいいでしょ?ここに愛!っておっきく書いてあるのが気にいちゃって!」

スイハ「・・・・・『勇気』は置いてませんでしたか?」

ダモクレス「そう言われると思って、じゃじゃーん!エンシェント全員分を買っておいたんだよー!」

スイハ「さすがです、ダモクレス。愛に満ちていますね(勇気Tシャツ・・・・・かっこいい・・・・・)」

ダモクレス「だよねだよね!わかってくれるのスイハだけだよ!みんなこの愛をわかってくれないんだよ!」

スイハ「へ?」

ダモクレス「みんなにもね、渡しに行ったんだ。そしたら・・・・」

ラグナロク【ありがとう。でも、ダサいわね】

エルキュール【ありがとう!でも、あんまり希望は・・・・】

フライシュッツ【ありがとう!お礼にハグしてあげるね!あ、でも、おねえちゃんこれ入らないかも・・・・】

ネス【ありがとうございます。・・・・・・・いえ、決して不満があるわけでは】

ミネルヴァ【ああ、いわゆるダサTというやつですね。ありがとうございます。部屋着にでもしようかな】

グラーシーザ【ありがとう!・・・・でも、ダサいな】

ダモクレス「って!」

スイハ「かわいそうに・・・・(え、ダサいの?カッコ良くない?)」

ダモクレス「あと、マスターにもちゃんとあげてきたんだよ。ぴったしの見つけたから!」

スイハ「へぇ。なんて書いてあるんですか?」

ダモクレス「奏官」

ロンギヌス「・・・・・あの、マスター。その服は?」

ロンギヌス「なるほど、ダモクレスさんが・・・・彼女らしいですね」

ロンギヌス「え、私にもですか?いいですいいです、大丈夫です」

ロンギヌス「いえ、だから聖槍はやめてください。いや、脇腹もいいです。文字の問題じゃなくて」

ロンギヌス「え、私以外のファーストの皆さんは受け取ったんですか?」

ロンギヌス「・・・・わかりました。そこまで言うのなら・・・・・」

ロンギヌス「でもせめて、せめて文字ぐらい自分で選ばせてください」

ロンギヌス「・・・『蕃茄』で!」

ロンギヌス「え?これですか?トマトって言う意味ですよ?」

ロンギヌス「・・・・え、トマト祭り?マスターがやりたいというなら、準備はしますけど」

ロンギヌス「わかりました。トマト祭りの予定、皆さんに知らせておきますね」

ヤマなしオチなし。そんな平和をクレスに与えてあげてもいいじゃないか。
スイハが本編中でマスターの毒牙にかからなかった唯一のキル姫。
次回のグラーシーザで最後ですが・・・・どうしようかな。ネタ的な意味で。
ラグナロクとかミネルヴァとかヴァナルガンドを超えられる気がしない。








グラーシーザ「大人になりたい」






グラーシーザ「ていうか、大きくなりたいんだ。どうすればいいとおもう?」

ダモクレス「無理じゃないかな」

グラーシーザ「!?」

ダモクレス「ネスにも言ったんだけど、クレスたちってキラープリンセスだから、多少の体形の変化はあっても成長することってないと思うんだよね」

グラーシーザ「そんな・・・・!」

ダモクレス「仕方ないよ。でも、グラーシーザはおっぱいはおっきいしネスほど悩むこともないんじゃないかな」

グラーシーザ「ちがうんだ、そうじゃないんだ・・・・」

グラーシーザ「この前のおおそうじをおぼえているか?」

ダモクレス「覚えてるよ~。皆の部屋から危ないものがいっぱい見つかって・・・・・思い出したくない・・・・」

グラーシーザ「そのときに、な。こう、たなの上をそうじしようとしたんだ」

ダモクレス「ふんふむ」

グラーシーザ「あたしは自分のしんちょうがひくいことはわかってるから、ひみつへいきのクイックルワイパーをもってそうじにのぞんだ」

ダモクレス「あっ、たしかそのとき・・・・」

グラーシーザ「・・・・ああ。たなの上にかざってあった、しゃしんたてをおとしてしまって、こわしてしまった」

グラーシーザ「あたしのしんちょうがもっとたかければ、あんなことはおきなかったのに・・・・!」

グラーシーザ「それで、どうやったらおおきくなれるのかってずっとなやんでるんだ」

ダモクレス「・・・・シークレットシューズでも履く?」

グラーシーザ「しってるか、ダモクレス。今のあたしのしんちょうはふだんより5センチ高い」

ダモクレス「あ、もう履いてたんだ」

グラーシーザ「それでも気付かれないぐらいにちいさいじぶんがかなしい」

ダモクレス「ご、ごめんね?」

グラーシーザ「いや、いいんだ。わかってるから・・・・・はあ・・・・」

ダモクレス(う~ん、でもどうしてそれでクレスに相談しに来たんだろ?そういうのならクレスよりアスクレピオスとかの方が詳しそうだし・・・・)

グラーシーザ「それに、おおきくないとできないことがあるんだ」

ダモクレス「どんなこと?」

グラーシーザ「マスターにキスができない」

ダモクレス「え?」

グラーシーザ「毎日、こう、な?マスターとしゃべってると、くちびるがきれいだなーとか思ってしまうんだ」

ダモクレス「へ、へぇ」

グラーシーザ「あの口を、ふいうちでふさげたらどんなかおするんだろうかとか、どんな味がするんだろうかとか、考えてしまうんだ」

ダモクレス「な、なるほど」

グラーシーザ「だけど、あたしにはとどかない。せめてあと15センチ、15センチ高ければ・・・・!」

ダモクレス「高望みしすぎじゃないかな」クレスヨリオッキクナルヨ?

グラーシーザ「もう、首から上とこかん以外にはやったんだ」

ダモクレス「えっ」

グラーシーザ「つまさき、すね、ひざ、ふくらはぎ、ふともも、腹」

ダモクレス「え、あの、ちょっと」

グラーシーザ「胸、手の甲、手のひら、うで、ひじ、かた、くびすじ」

グラーシーザ「でも、そこから上がとどかないんだ!」

ダモクレス(グラーシーザって、えっ、そんなことやっちゃう子だったの?)

グラーシーザ「さすがにこかんにキスをしてから上っていうのはよろしくないしな」

ダモクレス「そういうことじゃないと思うな」

ダモクレス「あの、それじゃあもうマスターにしゃがんでもらったらいいんじゃ・・・・」

グラーシーザ「いままで全部ふいうちだぞ。じゃないとおどろいた顔がみれない」

ダモクレス「そこまで驚いた顔に拘る必要性が見当たらないんだけど」

グラーシーザ「でも、ダモクレスもマスターをおどろかせるのは好きだろ?」

ダモクレス「クレスのとは違うでしょ!クレスは驚いた顔が見たいんじゃなくて、イタズラしたいだけ!」

グラーシーザ「あたしも大人のいたずらをしてるだけだ」

ダモクレス「大人ってそういうのだっけ・・・・・?」

グラーシーザ「そもそも、ダモクレスだってよく大人のいたずらはやってるって聞いてるんだが」

ダモクレス「えっ?」

グラーシーザ「朝ふとんにもぐりこんで尺八はあたりまえ、しつむ中にはストリップをはじめ、夜は初手がんめんきじょう」

ダモクレス「」

グラーシーザ「それにくらべたら、あたしのものはかわいいものだと・・・・」

ダモクレス「・・・・・・・ないもん」

グラーシーザ「ん?」

ダモクレス「クレス、そんなことやってないもん!!!」

グラーシーザ「え?じゃあ・・・・・」











ダモクレス「だって、クレスはまだ処女だもん!!!!!!!!!!!!」










ダモクレス「えっちどころかキスだってしたことないし!」

グラデーション「え」

ダモクレス「そもそも男の人のはだかを生で見たこともない!」

グラーシーザ「あの」

ダモクレス「恋愛もえっちも本に載ってることしかわかんないし!」

グラーシーザ「あたしが悪かったから」

ダモクレス「ていうか、えっちな本もはずかしくて買えないし!」

グラーシーザ「声が大きい」

ダモクレス「みんながエロイとかビッチとかいうから服とかもいっぱい変えてるのに、結局みんなエロイってばっかし!」

グラーシーザ「あ、あたしはそんなことないと思うぞ?」

ダモクレス「クレスは、クレスは!」






ダモクレス「えっちな子じゃないもん!!!!!!!!!!!!!」




ダモクレス「はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

グラーシーザ「・・・・・・・あー」

ダモクレス(言っちゃった・・・・・ついに、バラしちゃった・・・・・)

ダモクレス(幻滅、されるかな・・・・・『愛』を司るダモクレスが、処女で初心だったなんて知られたら・・・・・)

ダモクレス(マスターも、こんなクレスは、嫌なのかな・・・・・)

グラーシーザ「なんていうか・・・・すまん」

ラグナロク「え、今の声、ダモクレス・・・・?」

ラグナロク「となると、私かなりひどいことを彼女に言ってたんじゃ・・・・」

―――――

エルキュール「い、今のって、本当なんでしょうか?」

エルキュール「ということは、私はたいへんなものを作らせようとしてたんじゃないでしょうか」

エルキュール「謝らないと・・・・・謝って、許してくれるんでしょうか」

―――――

フライシュッツ「え、ダモクレスちゃん?今のって・・・・」

フライシュッツ「う~、お姉ちゃん、そんなの知らずにひどいことを・・・・」

―――――

ネス「な、なんということでしょう・・・・ダモクレスが、まさか・・・・」

ネス「・・・・なんだか、ものすごく言ってはいけないことを言った気がします」

―――――

ミネルヴァ「これは、ダメですね」

ミネルヴァ「今聞こえたことは本当ならば、私とんでもない内容を投げかけてたんじゃ?」

ミネルヴァ「ニケ。いちばん効果のある土下座を一緒に考えて欲しいんだけど・・・・」

―――――

スイハ「・・・・・今度は、わたくしからなにか甘いものをご馳走しますか」

スイハ「彼女の胸の内を聞き出す『勇気』を(ダモクレスって純情派だったんだ・・・・かわいいかも)」

ダモクレス「・・・・・ひっぐ」

グラーシーザ「!?」

ダモクレス「うぇぇぇぇぇぇん!もうやだよぉ!なんでこんなひどいことばっかりなのぉ!?」

グラーシーザ「あ、あの、ダモクレス?」

ダモクレス「『愛』はそんなんじゃないのに!『性欲』と『愛』は別物なのに!」

ダモクレス「どうしてクレスがビッチ扱いされなきゃいけないのぉ!?もうやだぁ!」

グラーシーザ「その、イメージが先行して」

ダモクレス「みんな、みんなひどいよぉ!クレスは、普通にみんなを、マスターを愛したかっただけなのに!」

ダモクレス「もういやぁ!みんなキライ!キライキライキライ!!!」

ダモクレス「キライィィィィィィィィィィィィィィイィィィィ!!!!!!!!」

グラーシーザ「あ、まつんだ!ダモクレス!・・・・・・い、行っちゃった」

グラーシーザ「追いかけないと!あたしの『正義』にかけて!」

To be continued・・・

次回、最終回!の予定!
ダモクレスが嫌いって言いだす状況は真面目にひどいと思ってる。でもダモは泣かせたい。
処女クレスが河原でエロ本を見つけて赤面しながらちらちら見てる画像ください。

割と展開に悩んでる
フォフカスルートにするかグリードルートかにするか・・・
明日には更新できたらいいな






ダモクレス「愛さえあれば・・・・・」




ダモクレス「大丈夫、なはずなんだけどなぁ・・・・」

ダモクレス「つい、怒鳴っちゃった」

ダモクレス「どうしよう・・・・・グラーシーザ、怒ってないかな」

ダモクレス「ていうか、みんなあれ聞こえてたよね、絶対」

ダモクレス「う~、誰とも顔を合わせたくない・・・・・部屋から出たくない・・・・」

ダモクレス「1人部屋でよかった・・・・・」

グラーシーザ「このさいなりふりかまってはいられない。あたしが悪者になってもいいから、ダモクレスを立ち直らせたい」

グラーシーザ「というわけで、助けてくれ!」

ラグナロク「・・・・どうしたらいいのかわからないというのが本音。思えばダモクレスが憤怒の炎をあらわにしたのははじめてかも」

ネス「基本的に愛さえあれば大丈夫な人ですからね。今回に限ってはそうはいきませんけど」

エルキュール「冷静に考えれば、私たちそうとうひどいこと言いましたよね・・・・知らなかったとはいえ」

ミネルヴァ「知らなかったから、は免罪符ではありませんよ。もちろん、私自身もですが」

フライシュッツ「ごめんね、ダモクレスちゃん・・・・・おねえちゃん、いっぱいハグするから・・・・」

スイハ(話が見えない)

ラグナロク「・・・・ということなの、マスター」

ミネルヴァ「虫のいい話ではありますが、知恵を貸していただけないでしょうか」

ネス「・・・・ありがとうございます、マスター。・・・・へ?い、今はおにいちゃんはなしです!」

フライシュッツ「マスターくん、ありがと~!ハグだよ、ハグ~!」

エルキュール「やはり、マスターは私たちの希望ですね!」

スイハ(マスターの手作りおはぎおいしい)

グラーシーザ「それじゃあ、いっしょにかんがえてくれるか。ダモクレスを救う方法を」

―3日後―

ダモクレス「・・・・・どうしよう。引きこもったまま3日経っちゃった」

ダモクレス「みんな心配して声かけてくれたり、謝ってくれたりするけど・・・・」

ダモクレス「正直、出にくい」

ダモクレス「まあ、夜こっそり出てごはん食べたりしてるけど・・・・」

ダモクレス「はぁ~、どうしたらいいんだろ・・・・もう怒ってないよとか言えばいいの?」

ダモクレス「それもそれでクレスから言いに行くのはなんだかアレだし・・・・」

<ナヤメルオトメノコエヲキキツケテ

ダモクレス「?」

┏━━━━━━━━━━━━━━┓
┃     (\  ∧_∧  / )    .┃
┃     \ \(三)Д`)/ /    ..┃<メインヒロインさんじょヴっ!?

┃        \     \     ┃
┃          \     \   ┃
┃            \    \  ┃
┃              \      ┃
┃                      ┃
┃               防犯ガラス.┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛

ダモクレス「・・・・・え?い、今の、ティルフィング?いや、気のせいだよね。ここ3階だし」

ティルフィングサーン!!!

ダモクレス(素振りで手元が狂った時用に窓を強化ガラスにしてるし、さすがに割って入ってくるってことはないと思うけど)

ダメ、シンデル・・・

ダモクレス「・・・・マスター、怒ってないかな。ずっと部屋にひきこもっちゃって」

ドウシテ、ドウシテコンナコトニ

ダモクレス「いや、心配、してるよね。マスターだから・・・・」

カタキハワタシガウチマス!

ダモクレス(誠心誠意謝ろう。あと風評被害をなんとかしてもらおう)

マドガダメナラ、トビラカラ!

ダモクレス「そうと決まればさっそく―」







「メインヒロインの後輩、さんじょっ!?」ドゴン!!!!

ダモクレス「ひっ!?」ビクッ





ダモクレス「ど、ドアが力いっぱい叩かれた・・・・・?」

アスカロンー!

ダモクレス「や、やっぱり怒ってるんだ・・・・で、出たくないよ・・・・・おそとこわい・・・・」

フォルカス・・・・ワタシノホネハ、マスターゾウノシタニ・・・・

ダモクレス「クレスがずっと出ないから怒ってるんだよね・・・・・?やだやだ、どうしよ・・・・」

アレナラテッキョサレタワヨ

ダモクレス「・・・・前までなら、怒られるのなんて怖くなかったはずなのにな」

レーヴァテインガコドモノキョウイクニワルイカラッテ

ダモクレス「愛・・・・愛が、ほしいよ・・・・・」

ラグナロク「頼りになる姫たちを連れて来たって?」

エルキュール「はい!マスターが紹介してくれたんです!」

グラーシーザ「ピュア三銃士を連れて来たぞ!」

ラグナロク「ピュア三銃士?」

フライシュッツ「恋する魔弾、フライクーゲルちゃん!」

フライクーゲル「ヘェイ、ヘァピィしてる?」

ネス「貯金は順調、グリード」

グリード「がんばります、よろしく」

スイハ「近くを歩いていた天沼矛」

天沼矛「よろしくおねがいします~」

ミネルヴァ(スイハは主旨をわかっているんでしょうか?)

グラーシーザ「それじゃあさっそくだけど、ダモクレスのせっとくをたのむ!」

―2時間後―

ラグナロク「どうだった?」

グリード「ダメでした・・・・」

フライクーゲル「あれは強敵だね」

天沼矛「アスカロンがぐるぐる~ってしてましたね~」

ラグナロク「そう・・・・やっぱり、ダモクレスの心は深淵の闇に囚われたままなのね・・・・」

グリード「はい・・・・・ダモクレスは、こどもがコウノトリが運んでこないことを知っていたんです・・・・」

ラグナロク「え?」

フライクーゲル「別に恋人になりたいとかそういう話じゃないって言われちゃったよ」

ラグナロク「そ、そう」

天沼矛「とりあえず、怒ってはいないそうでしたよ~。ただ、風評被害をなんとかしてほしいとのことでしたね~」

ラグナロク(まさかの一般通行矛が一番ためになる話を聞いてきていたとは)

グラーシーザ「マスター、どう思う?」

ミネルヴァ「・・・・わかりました。では、おねがいしてきますね」

ネス「あの人だけでいいんですか?わかりました。お兄ちゃんがそういうなら・・・・」

ダモクレス「・・・・なんだろ。いろいろと勘違いされてる気がする」

ダモクレス「いや、それもこれもクレスが引きこもってるのが悪いんだよね・・・・」

コンコンコン

ダモクレス「え?だ、だれ?」

ロンギヌス『ロンギヌスです。おはなし、いいですか?』

ダモクレス「え?ま、待って!そ、その・・・・な、中で!中に入って!」

ロンギヌス『いいんですか?』

ダモクレス「いいから!大丈夫だから!」

ダモクレス(クレス、なに焦ってるんだろ・・・・)

ダモクレス「ごめんね、わざわざ」

ロンギヌス「それをいうなら私の方ですよ。わざわざお茶まで用意してもらって、すいません」

ダモクレス「ううん。だって、クレスがずっと引きこもってるから来てくれたんでしょ?」

ロンギヌス「まあ、そうですね」

ダモクレス「・・・・・ごめんね。めいわくかけちゃって」

ロンギヌス「いいんですよ。私も、マスターも。そういうのは慣れっこですから」

ロンギヌス「さて、何から話しましょうか。ダモクレスさん、今あなたが引きこもっている理由を当ててみて良いですか?」

ダモクレス「へっ?」

ロンギヌス「普段怒ったりしないあなたが、珍しく声を荒げて怒鳴ってしまった。その後のフォローの仕方がわからなくてとりあえず部屋に逃げ込んだ」

ダモクレス「うっ」

ロンギヌス「のはいいものの、それからしばらく顔を出すこともできずに、段々と引っ込みがつかなくなってしまった」

ロンギヌス「なので、今となってはどう出ていったらいいかわからなくて引きこもってしまっている。・・・・違いますか?」

ダモクレス「そ、その通り、だけど・・・・・」

ロンギヌス「やっぱり、そうでしたか」

ダモクレス「すごいね、ロンギヌスは」

ロンギヌス「これでも、ファーストキラーズの相談窓口でしたから。消去法のロンギヌスといえば私の事です」

ダモクレス「それは誇っていいことなのかな?」

ロンギヌス「溺れたものが最後に掴む藁と自負しています」

ダモクレス「ぽ、ポジティブ・・・・」

ロンギヌス「そうじゃないとやってられないんですよ」フッ

ダモクレス「そっちもそっちで大変だったんだね・・・・」

ダモクレス「・・・・・ほんと、すごいよ。クレスは、そんな風にみんなの相談なんか受けれてないのに」

ロンギヌス「・・・・・」

ダモクレス「結局、クレスがなんとかして解決したことなんてひとつもないの。みんなが勝手に結論にいたってるだけで・・・・」

ロンギヌス「本当に、そうでしょうか?」

ダモクレス「え?」

ロンギヌス「悩み、というのは自分だけだと堂々巡りをしてしまって収まりがつかないものです」

ロンギヌス「ですから、聞いてくれる相手がいるだけで、頭の中で整理ができたりします」

ロンギヌス「・・・・相手の話をむやみに否定せず、受け入れているのはひとえにダモクレスさんの『愛』の為せる業だと思いますよ」

ダモクレス「・・・・・そう、なのかな」

ロンギヌス「ダモクレスさんの無償の愛を、エンシェントキラーズのみなさんは享受していました。それは、彼女たち自身にも確認を取っています」

ロンギヌス「ダモクレスさんに相談を持ち掛けたのは、『性』としての『愛』じゃなくて、『受け入れてくれる』『愛』を求めていたからだって」

ダモクレス「・・・・・ほんとうに?」

ロンギヌス「はい。心配なら、ほら。本人たちに聞いてみたらどうですか?」

ダモクレス「えっ?」

グラーシーザ「ダモクレス、あたしがわるかった!」

ラグナロク「私も、ごめんなさい。あなたの『愛』はそういうものじゃないってわかっていたはずなのにね」

フライシュッツ「ダモクレスちゃん、ごめんね~~~!!!!ハグだよ、ハグーっ!」

エルキュール「勝手な思い込みで、私用につき合わせちゃってごめんなさい!」

ネス「言葉を『節制』できなかったことをお詫びします。すいませんでした、ダモクレス」

ミネルヴァ「長々と下の話ばかりして、ごめんなさい、ダモクレス」

スイハ「おはぎ、また一緒に買いに行きましょう(またみんなでおはぎ大会しようね!)」

ダモクレス「みんな・・・・・でも、クレスは・・・・」

ロンギヌス「ファーストキラーズ相談窓口の私が保証します。ダモクレスさん、あなたは立派な相談係の一員です」

ダモクレス「・・・・ほんと?」

ロンギヌス「はい。その証として、これを」

ダモクレス「・・・・これは?」






ロンギヌス「タイムカードです」





ダモクレス「え?えっと?」

ロンギヌス「今度から、相談を受ける時はこれを切ってからにしましょう。そうすると、お給料が出ますよ」

ダモクレス「そ、そうなんだ」

ロンギヌス「はい。それと、これも」

ダモクレス「えっと、こっちは・・・・」

ロンギヌス「媚薬です。もしヴァージンをロストしたかったら、マスターの食べ物にでも・・・・」

ダモクレス「・・・・これは」

ロンギヌス「ん?」






ダモクレス「こんなの、クレスの知ってる『愛』じゃないよ~~~~!!!!」




―3ヶ月後―

ダモクレス「も~、みんな相談事多すぎだよ~!」

ロンギヌス「お疲れ様です、ダモクレスさん」

フォルカス「お疲れ様」

エンヴィ「お疲れ様です」

ダモクレス「みんなもお疲れ・・・・この隊、まだまだ悩みを抱えてる子は多いんだね」

ロンギヌス「そうですね。マスターが係の窓口を正式に作ってくれたことで、気軽に相談しやすくなったと言っていました」

フォルカス「私はめんどうになったら夜のマスターのベッドに服を脱いで忍び込めって言ってますけど」

エンヴィ「だからですか。昨日もデュランダルが入っていたのは。私の夜這いふたりきりエンヴィちゃん作戦が失敗したじゃないですか」

ダモクレス「あはは!みんなも大変そうだね!ま、でも」






ダモクレス「愛さえあれば問題ない!」




―おまけ―

ロンギヌス「ちなみに、結局マスターとは・・・・」

ダモクレス「・・・・まあ、やることはやったかな」

天沼矛「今夜はお赤飯ですね~」ヒョコッ

トライデント「クラッカーも用意しなきゃ!」ヒョコッ

ダモクレス「やめてー!大事にしないでー!」

これにて完結!だと思う!
さすがにこれ以上はネタがないので勘弁してください。これ以上変態とか増やしてたら頭の中まで変態になっちゃう。
次回スレを立てるならRじゃない方に立てたい。
ロンギヌスメインのやつを書きたいな。若干シリアス気味な感じの。
ロンギヌスは俺の嫁。異論は認めない。

通販で手に入れた媚薬の効果は覿面でした。マスターの執務作業を手伝っていると、だんだんと彼の息が荒くなり、眼光が鋭くなっていくのがわかります。

「マスター、どうされましたか?」

あくまでもなにもしらないという体を通し、マスターの体を気遣います。あたりまえのように体に触れ、額を付けて熱を測る。

「・・・・・少し、体温が高いように思えます。今日はもうお休みなさるのはいかがでしょうか」

こうして、部屋に戻るように促します。私も、はじめてはベッドの上がいいですから。愛しい人の部屋で純潔を散らすことを夢見るのは、乙女の性なんでしょう。

マスターは納得してくれたようで、部屋に向かっていきます。私も付き添いとして、マスターの身体を支えながら一緒に部屋へ。さりげなく慎ましい胸を押し付けるのを忘れないように。

それにしても、マスターはかなり理性の強い人のようです。あくまでも体調が少し悪いだけだと言い、私を部屋から追い出そうとします。

その理由は、きっと私を襲ってしまいそうだから。だけど、それが目的の私としては退くことはできません。

「わかりました。今日必要な分は他の姫と分担して終わらせておきますから、マスターはゆっくり休んでいてください」

とはいえ、仕事を投げ出すのはよくないし、マスターに負担を強いてしまうのもよくはありません。だから、ここであえて戦略的撤退を決行しました。

「まだ、日も高いですしね」

あとは他の姫がマスターの部屋に入らないように注意をしないといけません。マスターの体調が悪いと知れば、お世話しに行こうとする姫も多いでしょうから。

そうしてやることをすべて終えて、マスターに軽い夕食を提供します。隠し味は、遅効性の媚薬です。

「どうぞ、マスター。食べにくいなら食べさせてあげますが・・・・」

と言うと、拒否されてしまいました。私としてはあーんをしてあげたかったのですが、拒否するのなら仕方ありません。

勝負は、まだですから。その時まで待たないといけません。急いては事を仕損じるのですから。

「なにかあったら、いつでも呼んでくださいね」

そう言って、部屋を出ます。さて、私の方の仕込みもしておかないといけませんね。

日が沈み、皆が寝静まったころ。私は静かにマスターの部屋を訪れました。

「・・・・マスター、やっぱり心配で来てしまいました。今も息が荒いですし、今夜は私がつきっきりでお世話しますよ」

そう言ってマスターの手をとった瞬間、私はベッドに引き倒されてしまいました。

「ま、マスター?」

ええ、当然でしょう。マスターは薬の効果で理性が弱くなっている上、私はネグリジェのみという薄手の格好で来たのですから。夜、女の子が一人でこんな姿で来るなんて襲ってくれと言っているようなものです。

「・・・・・マスターなら、私はなにをされてもいいですよ」

息を荒げ、私の上に覆いかぶさるマスター。もう抑えがきかないといった様子で、私の身体を見つめています。そしてマスターの股間は、ズボンを突き破るかのように固くそそり立っていました。

それでも、マスターにはまだ理性が残っていたのでしょう。彼は最初に、やさしく、深いキスをしてくれました。そして私を抑え込んでいた手を、秘部に伸ばします。

「んっ・・・」

マスターの手が、私の膣に入っていく。大きくごつごつとした手が、私の中を優しく愛撫していきます。

「あっ、ますたー・・・・」

マスターが指を動かすたびに、淫靡な水音が耳に入ってきます。それと同時に私の体は段々と熱くなっていき、彼にもういちどキスをねだります。

「んむっ・・・・ますた・・・・ん・・・・」

互いに舌を絡め、互いを求めあう長い長い接吻。その途中で、私自身の身体が軽く振動し、絶頂に達したことを知らせます。

「マスター、私、もう・・・・・」

私がそういうと、マスターが下着を脱がし始めます。そして、彼自身も服を脱ぎ捨て、臨戦態勢へと入りました。

「マスター、来てください。私の、中に」

マスターが逸物を膣口探るように秘部をなぞり穴の前で止まります。そしてそのまま一気に私の体を貫きました。

「ああっ!」

身体の奥まで、マスターが入ってきている。マスターの熱を、お腹の奥深くに感じる。私は今、愛しい人と一つになっている。

私たちキラープリンセスは戦闘中の激しい動きの中で、処女膜は破れてしまうことが多いです。私も遠い昔に破れてしまった記憶があります。だからこそ、はじめてでもスムーズにペニスを受け入れることができるのではありますが。

「あっ、んっ、ますた、んっ、んっ」

マスターが、腰を動かし始めました。一定のリズムで、奥深くまで突き上げるように腰を押し入れます。出て、入って。出て、入って。

卑猥な水音と腰を打ち付ける音、そして私の喘ぎ声だけが聞こえる空間。そんな状況に興奮しているのか、マスターのモノはより一層硬さを増していました。

奥を突かれるごとに、お腹の奥が熱くなっていくのがわかります。私の体が、この人の子を欲しているのだと知らせています。

「やっ、わ、わきばらは、いま、あっ、んっ、だめっ、あんっ」

私の弱点は、とうの昔にマスターに知られています。そしてマスターは、執拗にそこを攻め立ててきます。

「あっ、あっ、むね、ちいさくて、ごめんな、さっ、あっ、すっちゃ、や、あっ」

私の小ぶりな胸を強く揉みしだき、また吸いつきます。乳頭が歯にあたり、軽い痛みが走ります。それと同時に、快感も。

「ますたーっ、きす、きすしてくださっ、あっ、ん、んむっ」

私の方からキスをねだると、マスターはかならずキスをしてくれます。口づけをしながら体を突かれると、頭が沸騰しそうになるほど気持ち良くなってしまいます。

「あっ、ますたー、あっ、わたし、きもちよくて、いっちゃいそうでっ、あっ」

マスターの身体にしがみつき、与えられる快感に耐えます。だってイクなら、一緒がいいですから。

マスターのペニスがさらに大きく固くなり、マスターの限界も近いことを知らせてくれます。

「いいですっ、ますたっ、なかでっ、だし、あっ、わたしに、あかちゃんをっ、あっ、あっ」

腕と足で、身体をがっちりホールドをします。マスターもしっかりと体を抱きしめて、奥の奥まで突き入れてくれます。

「すきですっ、だいすきですっ、ますたー!あいしてますっ!きてっ、ますたー、わたしも、いくっ、ああああああっ!!!!」

お互いの身体が跳ね、そしてお腹の中に熱いものが溜まっていきます。

「あっ、熱いっ、ますたーの、熱くて、あっ、あっ・・・・」

マスターの射精は長く続き、その間私たちはずっと強く抱き合っていました。ドクン、ドクンと脈を打ち、精を私の中へと吐き出していく。お腹が熱く、重くなっていくのを感じていきました。

そうして、マスターの長い長い射精が終わり、お互いに意識を取り戻していきます。

「あっ・・・・・あっ・・・・・・・ん・・・・ますたー、まだ、ぬかないで・・・・」

それでもわたしたちは、抱き合ったまま。お互いの熱を、肌と粘膜でじっくりと感じていました。

翌朝の事。あのあと、3回ほど互いを求めあったところで私の意識が飛び、気が付くと窓から日ざしがはいってきていました。

「ん・・・・わたしは、えっと・・・・・」

起きようとすると、身体が少し重い。いえ、身体じゃなくて、お腹が。

「そっか、私、ついにマスターと・・・・・」

隣で眠っている愛しい人をみつめ、その身体だきついてもういちど布団をかぶります。

「赤ちゃん、できてるといいですね」

なんて、眠っている彼には聞こえてないでしょうけれど。それでも、いい。こうして、愛しい人との確かなつながりを感じられるのだから。

「マスター。愛してますよ」

その言葉を口にすると、またお腹の奥が熱くなっていくのを感じました。




Episode0『ロンギヌスとの初夜』

~Fin~

今度こそ終わりです!
折角R板に立ったので、えっちぃのに挑戦してみましたが・・・・・こんなもんでいいんでしょうか?私の文章能力ではこれが限界でした。
一応今回、擬音をなるべく少なくするように心がけてみました。あとハートマークに頼らないこと。///を使わないこと。
エロイの書ける人マジで尊敬します。やっぱあれか、経験の有無なのか。
次回以降があってもR版に立てるつもりはないので、今後エロを書くことはないと思いますが。
ロンギヌスは俺の嫁。異論は認めない。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年11月18日 (日) 18:51:21   ID: dWm0_37c

良かった。普通にファンキル SS少ないんでこんな感じの日常?系は好きです。体調に気を付けてこれからも投稿頑張って下さい

2 :  SS好きの774さん   2018年12月02日 (日) 08:13:55   ID: WqvZtYSu

あ、やっぱネスちゃんアウトだったんすね。自分の基準が読んでて狂ってる感じがする・・・個人的には平和に終わるのはスイハだと思います。まだまだ投稿頑張って下さい

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