ようこそ、未来ある管理者様。
あなたはその明晰なる頭脳と卓越した手腕を評価され、当研究所の一角を管理する権限を獲得しました。
もう既にご存知かとは思われますが、当研究所は現実的に見て明らかに異常・異質な物体や生物を確保し、収容し、保護するための機関です。
私どもはこうした異常な存在を、総称してアノマリーと呼称しています。
多くの場合、確保されたアノマリーは確保現場の特異性のみが断片的に判明しており、その異常性の本質は不明なまま収容されます。
管理者様のお仕事は、外部にて確保されたアノマリーの異常性を正しく認識し、その保護方法を確立することです。
勿論アノマリーの異常性を確認するに当たっては、様々な道具・人員・手段が必要となる事でしょう。
管理者様は割り当てられた予算の範囲内で、自由に物体を購入し、実験を行うことができます。
ただし、どのような実験に置いても、アノマリーの異常性そのものを剥奪してはなりません。
また施設そのものを破壊したり、改造するような実験を行ってはなりません。
アノマリーの異常性を診断するに当たって、管理者様本人がアノマリーに接触する必要はありません。
管理者様は自身が保有する権限(以下、セキュリティクリアランス)以下の割り当てられた人員を用いて、実験を行うことができます。
管理者様が本施設の管理席に腰を落ち着けた段階で、管理者様にはセキュリティクリアランス:イエローが与えられます。
即ち下位のセキュリティクリアランス――オレンジ、レッドおよびインフラレッドを実験に用いることが可能です。
ただし、ひとつだけ問題点があります。即ち彼ら下位のクリアランス持ちもまた、あなたの同じ人間であるということです。
彼らにもまた特技があり、苦手があり、そして唯一の精神性を持ちます。管理者様は当初、彼らのそうした個性を見分けることはできません。
管理者様は彼らに接触することで、彼らの個性を知ることが出来ます。
とはいえ部下と友情ごっこを続けていられるほど、この研究所は安寧とした場所ではありません。
明確な保護手段を確立されていないアノマリーは、時に収容場所を抜け出してその異常性を施設内にばらまき始めるでしょう。
その危険度が高ければ高い程、アノマリーが収容違反を起こした際のリスクも大きくなります。
管理者様は飽くまで速やかにアノマリーの収容方法を確立し、安全を確保しなければならないことを、肝に銘じておくべきでしょう。
また、全ての部下を消耗してしまえば、管理者様自身がアノマリーに接触しなければならなくなることも留意すべきです。
管理者様の実績が多く積み立てられれば、より多くのアノマリーが管理者様に割り当てられ、保有するセキュリティクリアランスも引き上げられます。
セキュリティクリアランスが引き上げられれば、研究費用も潤沢になり、研究に投資できる人員も増加するでしょう。
そしてクリアランスがヴァイオレット以上になれば、管理者様は当研究所からの自由な外出を認められ、場合によっては当研究所から縁を切ることすら可能でしょう。
その他、管理者様はそのセキュリティクリアランスで行える範囲の行動において、あらゆる行動を指定することができます。
当研究所において、研究者様が指定する行為は完全に自由です。
ただし指定した行為が、結果的にセキュリティクリアランスが足りず却下される可能性は十全に理解しておくべきです。
以上が研究者様向けのイントロダクションとなります。
もしわからないことがあれば、管理者様は私に対して質問を行うことができます。
ただしそうした質問もまた、アノマリーが収容違反を起こすための時間に成り得ます。
また管理者様のセキュリティクリアランスでは、提示できない情報も多分にある事は理解すべきです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1539700438
それでは管理を始めましょう。
現段階で、管理者様は[2]体のアノマリーを収容しています。
管理者様のパーソナルデータを表示します。
以後、管理者様が命令して頂くことで、私は何時でも管理者様にパーソナルデータを提示できます。
・収容アノマリー
[AN-001]/[AN-002]
・資金
300,000∇
・人員
Y:1人/Y-0001:管理者様
O:4人/未接触
R:8人/未接触
IR:0人
では管理者様。まずはどのような管理を為さるのか、[宣言]を行ってください。
管理者様が行う[宣言]の内容に、一切の禁止事項はありません。
管理者様は自分が行ないたい行動を、自由に指定していただいて結構です。
ただし[宣言]した内容が、管理者様のセキュリティクリアランスでは実行できない行為である可能性は、留意すべきでしょう。
安価スレってことでいいんか?
そうなら収容されたアノマリーを教えてくれ
>>3
では、収容されたアノマリーの簡潔なデータを用意しましょう
...... 収容されたアノマリーの情報は、下記の通りです。
[AN-001]
危険度:??? (10,000∇で判別可能)
形状:巨大な唇を模した赤いオブジェ
現在の収容方法:未定義
常駐させている人員:なし
収容された経緯:??? (セキュリティクリアランス:イエロー以上、1,000∇で照会可能)
[AN-002]
危険度:??? (20,000∇で判別可能)
形状:錆びた刃の収められたカッターナイフ
現在の収容方法:未定義
常駐させている人員:なし
収容された経緯:??? (セキュリティクリアランス:イエロー以上、2,000∇で照会可能)
フレーバーとしてはほぼほぼパラノイア×SCP?
まずは唇の危険度チェック
>>5
では[AN-001]の危険度を判別しましょう。
それに伴い、管理者様は10,000∇のリソースを消費します。
調査の結果、[AN-001]の危険度が判明します。
・収容アノマリー
[AN-001]/[AN-002]
・[AN-001]
危険度:Dot
形状:巨大な唇を模した赤いオブジェ
現在の収容方法:未定義
常駐させている人員:なし
・資金
290,000∇
・人員
Y:1人/Y-0001:管理者様
O:4人/未接触
R:8人/未接触
IR:0人
Dotの評価がわからんね、危険度が基本どんな分類や序列になってるのか
これも行動して聞かなきゃあかんの?
あと人員のOとRもなんなん?
アノマリーごとに適切な人員常駐させるとイベント起きる感じ?
>>7
アノマリーの危険度の序列について参照する場合、セキュリティクリアランス:オレンジ以上の権限が必要となります。
管理者様はイエローのセキュリティクリアランスをお持ちでございますので、この情報の一部を閲覧することが可能です。
情報を表示します。
[アノマリーの危険度表示について]
収容されたアノマリーをより迅速かつ的確に保護するため、アノマリーにはそれぞれ[危険度]が設定されます。
危険度の設定基準は以下の通りです。
危険度:Dot/収容方法が比較的容易であり、かつ継続的に行えると推測されるものです。収容違反が行われた際、的確な収容手段を用いることで、容易に再収容が可能です。
危険度:Line/収容方法に専門的な技術や技師を必要とし、不確定要素により収容違反が発生すると推測されるものです。収容違反が行われた際、迅速かつ的確な収容手段を用いなければ、施設や資源に多大なダメージを発生させます。
危険度:Triangle/収用方法が極めて困難であり、ささいなイレギュラーにより容易に収容違反が発生すると推測されるものです。収容違反が行われた際、極めて修復が非常に困難な大規模災害を発生させる可能性があります。
危険度:Square/[この情報の照会にはセキュリティクリアランス:グリーン以上の権限が必要です]
危険度:Pentagram/[この情報の照会にはセキュリティクリアランス:インディゴ以上の権限が必要です]
>>8
人員に記載されているのは、管理者様が用いることのできる人的資源の数です。
管理者様は彼らよりも権限の高い職員です。管理者様は彼らに命令することで、彼らを通じてアノマリーに対して様々なアプローチを行うことができるでしょう。
管理者様はこの人的資源を動員して、これらのアノマリーの特性を調べる必要があります。
人的資源の前に記載されているのは、その人員が持つ権限の高さです。
この研究所においては、権限は次の順に高くなっていきます。
IR:インフラレッド<R:レッド<O:オレンジ<Y:イエロー<G:グリーン<B:ブルー<I:インディゴ<V:ヴァイオレット<UV:ウルトラヴァイオレット
基本的に権限の低いものは、自身よりも権限の高い職員の命令を拒否することはできません。
とはいえ彼らも人間であり、それぞれ個人ごとに得意・不得意が存在します。
管理者様はもし望むのであれば彼らと接触を行い、彼らの性格や得手不得手を知ることができます。
ただしそうした時間も、アノマリーの収容違反を発生させる要因であることは留意すべきです。
またアノマリーによっては、人員を常駐させることで収容違反を抑えることができるものがあります。
そうしたものを収容し続ける場合は、常駐させる人員を必要とすることでしょう。
勿論、必ずしも常駐させたからと行って、収容違反が発生しないわけではありません。職員を常駐させるのは、アノマリーの特性が判明してからの方が良いでしょう。
じゃあ人員と接触で
>>11
では人的資源との接触を試みましょう。
現在、管理者様が接触することのできる人的資源は、以下の通りです。
それぞれの人的資源は、固有の認識コードで判別されます。
・人員
Y:1人/Y-0001:管理者様
O:4人/未接触
R:8人/未接触
IR:0人
誰と接触を試みますか?
O
>>14
では[O-0001]に接触を試みてみましょう。
エージェントとの接触は、一方通行のライブカメラと双方向のマイクによって行われます。
[O-0001]の役職はエージェントです。
彼は男性です。年齢を問えば、彼は24と返答します。彼の誕生日は5月2日です。
外見的特徴として、彼は非常に引き締まった筋肉を保有しています。軽装を好み、反してビジネクライクな背格好を望まないようです。
研究者様が会話を試みれば、彼は素直にそれを応じます。
彼は会話において、あらゆる話題にある程度の順応を見せています。表面上、どんなジャンルの話題でも彼が露骨にそれを嫌う様子は見えません。
会話能力は高く、時折ジョークをも交えてあなたとの会話を楽しんでいるようです。
特に彼は軍事関連の話題に明るいようです。
研究者様は彼との会話を楽しむことができます。
彼自身もまた、研究者様との会話をそれなりに楽しんだようです。
彼は職場環境の改善案として、より豪華な食堂の建設を申し出てから去りました。
彼のパーソナルデータを表示します。
番号:[O-0001]
本名:不明
性別:肉体は男/精神は男
年齢:24歳 (5月2日生まれ)
性格素質:[外向的][理性的][重装備を嫌う]
肉体健康:極めて良好
精神健康:極めて良好
知能指数:102
潜在資質:不明
保有資質:[軍事知識Lv1][傭兵Lv1][会話Lv1][???][???]
経験素質:なし
装備:[ハンドガン][防弾ジャケット][防塵ゴーグル]
服装:指定していません
規律:指定していません
現在の欲求:普通/より豪華な食堂がほしいと考えている
豪華な食堂は幾らすんの?
>>16
もし管理者様が食堂をより充実したものにすれば、職員たちの英気は大きく高まることでしょう。
食堂の充溢には、最低でも500,000∇の資金を必要とします。
勿論これ以上の資金を投入することで、より内容のある改装を行うことも可能です。
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