伊織「ツッコミポジションじゃない、私たち」
律子「まぁ、性格的なものもあるんだけどね」
伊織「正直、疲れるわ」
律子「それはよく分かるわよ」
伊織「ねぇ、たまにはボケてみたくない？」
律子「そうねえ……」
伊織「まずは律子がボケてみなさいよ。ツッコんであげるわ」
律子「あら、いいの？」
伊織「かわりばんこでボケましょ」
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律子「でも、いざボケるとなると難しいわねぇ……」
伊織「慣れてないからね、私たち」
律子「なんかネタをフッてもらえるかしら？」
伊織「私が？それじゃあねぇ……」
律子「きっちりボケてみせるわ」
伊織「今年の夏も暑いわねぇ」
律子「夏は暑いものよ」
伊織「え？」
律子「え？」
伊織「どこをどうボケたのかしら？」
律子「あー……いまのは無しにしてもらいたいわね」
伊織「まぁ、最初だから仕方ないか」
律子「じゃあ今度は私がネタを振るわよ？」
伊織「伊織ちゃんがお手本見せてあげるわ」
律子「カゴの中におにぎりが3つありました。社長が1つ食べました。さて、残りいくつ？」
伊織「おにぎりってカゴに入れる？」
律子「え？」
伊織「え？」
律子「あー、おにぎりは入れないかもしれないわね」
伊織「細かくて悪いけど」
律子「私の設定ミスだったわ」
伊織「…ねぇ」
律子「なぁに？」
伊織「ボケるってどうやるのかしら？」
律子「根本的なところね」
伊織「なんか恥ずかしくない？」
律子「まぁ、照れくさい感はあるわね」
伊織「頑張ってボケましょ」
律子「そうね、ボケましょ」
伊織「じゃあネタ振るわよ？」
律子「どうぞ」
伊織「パンはパンでも食べられないパンはなーんだ？」
律子「あー、そのパターンね」
律子「パンツとかルパンとかフライパンって言うのが正解なんでしょうけど、それじゃボケにならないし……」
律子「そうねぇ……」
律子「鉄板焼？」
伊織「あー」
律子「どうかしら？」
伊織「ちょっと考えすぎかもしれないわね」
律子「あら、そうなのね」
伊織「誰々のパンツー、とかで良いんじゃないかしら？」
律子「あ、なるほどねぇ」
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