ドフラミンゴ「幻想郷…フフフ!面白い場所だ」 (24)

注意
ワンピースと東方のクロスSS
ドレスローザでの闘いで決着がついた直後

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ドフラミンゴ「16発の聖なる凶弾…ゴッドスレッド!!」

ルフィ「ゴォォォォォン…!キングコングガン!!」



ロー(Dは神の天敵…)

サボ「鳥かごが解除されてく…終わったみたいだな」

~~~~~

海兵「報告します!!」

おつる「……おお、ようやく見付かったんだね。ドフラミンゴが」

おつる「流石に意識は無いだろうけど、死んじゃいないだろうね」

藤虎「あんな凶悪な男の生死を心配するとは…なんと慈悲深い」

おつる「別に。ただ説教くらいしてやらないとね」

海兵「あの、それが」

おつる「?」

海兵「コ、コレしか…」

おつる「これは…ドフラミンゴのサングラス」

海兵「その、信じられませんが」

海兵「ドフラミンゴが…見付かりません」

おつる「は?」

藤虎「つまり、麦わらのルフィに、その体を粉々にされてしまったと?」

おつる「藤虎、どんなフィニッシュだったんだい?」

藤虎「目が見えないあっしが言うのも難だが…たぶん、強力なパンチだったと」

おつる「……跡形も無く、粉々にできるタイプの攻撃手段ではない」

藤虎「そんな事が出来るとすれば、元帥のサカさんくらいでございやしょう」

おつる「仕方ない…巡回にでも行っておいで」

藤虎「……」ゴソッ

おつる「ん?サイコロなんて出してどうした?」

藤虎「賭けましょう。1ならドフラミンゴはもう、この世にいない」

コロロ…

藤虎「ふむ、サイコロの目は1ときた」

藤虎「……という訳で、巡回は必要ない」

おつる「」

ビュウォォォ

藤虎「むっ!急な強風…」

コロロ…

藤虎「あ」

おつる「サイコロが動いて6になったよ」

藤虎「いやこれは不正」

おつる「いいから行っておいで!!」

藤虎「むむぅ、世知辛いな世の中だこと」

藤虎「あの悪童はいったい、どこへ行ってしまったのか」

(幻想郷のとある森の中にて)

ルーミア(この間、運よくスキマ妖怪に出会って、食事の交渉をしてみた)

ルーミア(私も最近は丸くなって、人を襲うのを控えてたけど)

ルーミア「そうはいっても毎日、人肉以外の食べ物じゃいい加減あきちゃう」

ルーミア「たまに気まぐれで、死にかけの悪人をコッチに放り投げるって、スキマ妖怪は言ってたけど」

ルーミア「この間の変な奴は、デカかったけど、身が固くて食べれなかったしなぁ~。今度こそまともな奴が欲しいな」

ルーミア「ん?」

ルーミア「わはー!デカくておいしそうなの発見!」

ドフラミンゴ「……」

ドフラミンゴ「くっ…体が重い」

ガジガジ、ガジガジ

ドフラミンゴ「そろそろ、海軍の奴らが来る頃だろうな」

ドフラミンゴ「……何もやる気が起きねぇ」

ガジガジ、ガジガジ

ドフラミンゴ「もうどうでもいい」

ドフラミンゴ「しばらくは、傍観者ってのも悪くねぇ」

ガジガジ、ガジガジ

ドフラミンゴ「どのみち、ダメージがデカ過ぎて、体が動かないしな」

ドフラミンゴ「だが、海軍の奴らに捕まる前に」

ガジガジ、ガジガジ

ドフラミンゴ「さっきからオレの腕をかじっている、狂犬を駆除するか」

そういうと突如、数本の木が、ぶ厚く尖った糸へと姿を変える

ドフラミンゴ「死ね、家畜が」

ゴシュッ!

ルーミア「ぎゃっ!痛い!なんだ急に」

ドフラミンゴ「……?野良犬じゃない?」

ドフラミンゴ「ガキ…女?」

ルーミア「貴様の仕業か!」

ドフラミンゴ「……」

ドフラミンゴ「ドレスローザに、こんな気狂いなガキがいたとはな」

ドフラミンゴ「親の顔が見てみたい」

ルーミア「おのれ…おまえ、どうせ悪人なんだろ」

ルーミア「食わせろ!!」

ドフラミンゴ「……」

ドフラミンゴ「もっと早く、お前と出会えてれば」

ドフラミンゴ「仲良く出来たんだがな…実に残念だ」

ギュゥゥゥ!!

ぶ厚く鋭利な糸と化した物体は、ルーミアの体を完全に拘束する

ルーミア「ギャー!はなせー!」ジタバタ

ドフラミンゴ「とりあえず、どこか静かな場所へ…」フラッ

ドフラミンゴはひたすら歩いた
やがて湖の目の前に到着すると

ドフラミンゴ「……」

ドフラミンゴ(思考が上手く回らないせいで、気がつかなかったが…)

ドフラミンゴ「ここはドレスローザではないな」

ドフラミンゴ「どこなんだ、ここは」

ドフラミンゴ「不気味な森に、食人趣味の頑丈な少女…霧が掛かった湖…」

ドフラミンゴ「ここは…あの世?」

ドフラミンゴ「ぐっ…ガフッ!!!」

突如、ドバッと吐血するドフラミンゴ
四つん這いになって、痛みに耐える

ドフラミンゴ「おのれ…ロー…麦わら…!!!」

ドフラミンゴ「このオレにとんだ、キズを…ガフッ!!」

ドフラミンゴ「痛みがある…と、いう事は」

ドフラミンゴ「まだいきている?」

そういうと、ドフラミンゴは立ち上がる

ドフラミンゴ「ひとまず…病院を探すか」

~~~

ドフラミンゴ「なんだここは…骨董屋?」

霖之助「いらっしゃーい」

ドフラミンゴ「……」

霖之助「大丈夫君?ぼろぼろだけど」

ドフラミンゴ「この辺に病院は?」

霖之助「名医なら竹林の奥にいるけど、まずは人里で処置してからの方が良いかもね」

霖之助「ちなみに僕は素人だし、包帯と消毒、食事を提供する事しか出来ないけど」

ドフラミンゴ「そうか。素人の治療はいらねぇ」

ドフラミンゴ「そのかわり、このサングラスをくれないか?」

霖之助「え、いいけど」

霖之助(こんな悪趣味なサングラスをかけたがる人がいるなんて)

ドフラミンゴ「……また湖の前に戻ってきちまった」

ドフラミンゴ「オレとした事が。いつもの調子なら、さっきの店で情報収集して当たり前だというのに」

ドフラミンゴ「ガフッ!!」ボタタ

ドフラミンゴ「ちくしょう…血が…止まら…ガフッ!!」ドバッ

チルノ「おい、大丈夫か!」

ドフラミンゴ「ガフッ…ゴホッ…ん?」

チルノ「お前つらそうだな!お困りなら助けてやっても良いぞ!」

チルノ「あたいの部下になるならな!!」どん!

ドフラミンゴ「……」

ドフラミンゴ「あ?」

チルノ「うし!まずは人里にでも連れてってやる!こっちこい!あたいのしゃてー!」

ドフラミンゴ「ガキに用はねぇよ。失せろ」フラフラ

チルノ「強がってる場合じゃないだろ!あたいについてこい!グラサン野郎!」

シュルルルッ

チルノ「ッ!?」ギュゥゥゥゥ

チルノ「巨大な糸!?なんじゃこりゃ!!縛られて身動きとれない!!」

ドフラミンゴ「てめぇを殺すのに体力なんざいらねぇよ」

チルノ「お前の仕業か!おい離せ!!」

ドフラミンゴ「クソガキが。潰れろ」

チルノ「潰れない!!」

パキィィィン

ドフラミンゴ「!?糸が凍っただと」

チルノは凍らせた糸を破壊し、拘束から逃れる

チルノ「ひどい事しやがる。少し頭を冷やせ」

チルノの両手から冷気を纏ったビームがはなたれる

ドフラミンゴ(っ!!回避を)

ズキッ!!

ドフラミンゴ「ガフッ…!!体が…いう事を…」

ドフラミンゴ「まずい…直撃」

パキィィィン

チルノ「ばーかばーか!少し頭を冷やせ!愚か者め!」

ドフラミンゴ「」

チルノ「でもちょっとやりすぎたかな?」

チルノ「ま、しばらく放置してれば解凍されるっしょ」

チルノ「しばらくしたら、また迎えにくるからな!それまで頭を冷やしとけよー」

ドフラミンゴ「」

ドフラミンゴ「」

パリィィィン!

ドフラミンゴ「チッ…なんだこのデジャブは」

ドフラミンゴ「元大将と似た能力をもった少女…」

ドフラミンゴ「何なんだここは」

ドフラミンゴは更に歩いた
痛みと凍えを耐えながら

やがて紅い館を目の前にする

ドフラミンゴ「……」

ドフラミンゴ「良い館だ」

ドフラミンゴ「ぅ…ガフッ!!」

ドフラミンゴ(まずい…そろそろ、本気で意識が飛びそうだ)

美鈴「あの、サングラスのお兄さん…大丈夫ですか」

ドフラミンゴ「………」

美鈴「私がお嬢様にかけあって、介抱しましょうか?」

ドフラミンゴ「あ…がっ…ぁ…」

美鈴「え?」

ドフラミンゴ「」ドサッ

美鈴「!?」

美鈴「大変!これはもう、問答無用で館に…」

ドフラミンゴ「殺す」

美鈴「は?」

ドフラミンゴ「ロー…麦わら…」

ドフラミンゴ「殺す!!!」

ドフラミンゴ「」ガクッ

美鈴「」

美鈴(この人怖い…)ガクガク

~次の日~

ドフラミンゴ「……ん。ここは」

咲夜「お目覚めのようですね、お客様」

ドフラミンゴ「……?」

咲夜「私はこの館のメイド長、十六夜咲夜です」

咲夜「ただいま、館の当主であるレミリアお嬢様をお呼びいたしますので、少々お待ちを」

そういうと、咲夜は一瞬で姿を消す

ドフラミンゴ「……」

~~~~

レミリア「ようこそ、我が紅魔館へ」

レミリア「当主のレミリア・スカーレットよ」どんっ!

ドフラミンゴ「……ドンキホーテ・ドフラミンゴだ。俺の事は知っているよな?」

レミリア「いいえ、知らないわ」

ドフラミンゴ(オレの事を知らない…やはりここは、グランドラインでも新世界でもない場所のようだな)

レミリア「……推察するに。あなた」

レミリア「八雲紫に連れてかれた様ね」

ドフラミンゴ「?」

ドフラミンゴはレミリアから、幻想郷について色々と聞かされる

ドフラミンゴ「幻想郷という…隔離された別世界…」

レミリア「なぜアナタがここへ連れてかれたかは知らないけど」

レミリア「そのボロボロの状態を見ると、死にかけてたみたいね」

ドフラミンゴ「……」

ドフラミンゴ「……」ガタッ

レミリア「あら、どこへいくの」

ドフラミンゴ「介抱してくれたのは感謝する」

ドフラミンゴ「竹林の奥にいる名医とやらに会いに行く」

ドフラミンゴ「そのあと八雲紫を探し出し、オレを新世界へと連れ戻すように頼む」

レミリア「待ちなさい。食事位とったらどうなの」

ドフラミンゴ「……」

レミリア「それに…もっとあなたの事をしりたいの」

ドフラミンゴ「オレの事を知ってどうする?」

レミリア「別に。ただ毎日似たような生活してると飽き飽きするし」

レミリア「たまには変わった話でも聞きたいだけよ」

咲夜「お料理をお持ちしました」

レミリア「さあ、どうぞ」

ドフラミンゴ「……」カチャッ

食事を始める二人
その中で色々な質問をされるドフラミンゴ

~~~~

レミリア「要する、悪人だったのね。ドフィは」

ドフラミンゴ「フフフ、言ってくれるじゃねぇか。レミィ」

ドフラミンゴ「オレは神に等しい男なだけだ」

レミリア「悪魔の私を目の前にして挑戦な発言ね」

ドフラミンゴ「……見た目に反して、どこか強そうな雰囲気はあったが。人間じゃなかったんだな」

レミリア「ええそうよ」

ドフラミンゴ「その割には悪魔染みていないが」

レミリア「そうかしら?」

ドフラミンゴ「悪魔ってのはもっと野望を持たないとな」

レミリア「野望ね…そういわれると、月に行った時か、紅霧の異変位しか悪さらしい悪さしてないわね」

レミリア「たまには何かしようかしら…で、そういうあなたの野望は?」

ドフラミンゴ「世界の破壊だ」

レミリア「おーこわい。私よりよっぽど悪魔だわ」

ドフラミンゴ「だがこの世界を破壊しても意味が無い」

レミリア「天滝人とやらは、この世界にはいない物ね」

ドフラミンゴ「そうさ、奴らが牛耳る世界でないと意味が無い」

ドフラミンゴ「その破壊の夢のために、オレはあらゆる策を講じてきたが」

ドフラミンゴ「いまはもう、無気力って所だ」

レミリア「……」

ドフミンゴ「オペオペの能力による、不老不死の夢も、今となってはもう、どうでも良い」

レミリア「……不老不死ね」フイッ

ドフラミンゴ「ん?」

レミリア「………………」

レミリア「いや、なんでもないわ」

ドフラミンゴ「何か知っt」

レミリア「まあ私でよければ、あなたに長寿と圧倒的な力を与えて上げても良いけど?」

言葉を遮るようにして提案するレミリア
そして軽く口を開けて八重歯を見せる

レミリア「どうかしら?」

ドフラミンゴ「フフフ!実に興味深い話だぜ」

ドフラミンゴ「だがレミィ。日光が浴びれなくなるのは、流石に御免だ」

レミリア「そう?悪魔らしいドフィにはぴったりだと思うけど」

ドフラミンゴ「フフフ、言ってくれるじゃねぇかこの野郎」

レミリア「で、食事を終えたら永遠亭に行くの?」

ドフラミンゴ「ああ」

レミリア「そう…あとで案内人を手配しておくわね」

ドフラミンゴ「悪いな」

レミリア「通院なのか入院なのかはしらないけど」

レミリア「たまに顔出してね」

ドフラミンゴ「ああ」

今日はここまで

>>2(訂正・開幕から変な文章になってしまった)

ドフラミンゴ「16発の聖なる凶弾…ゴッドスレッド!!」

ルフィ「キングコングガン!!」

ゴォォォォォン!

ロー(Dは神の天敵…)

サボ「鳥かごが解除されてく…終わったみたいだな」

~~~~~

海兵「報告します!!」

おつる「……おお、ようやく見付かったんだね。ドフラミンゴが」

おつる「流石に意識は無いだろうけど、死んじゃいないだろうね」

藤虎「あんな凶悪な男の生死を心配するとは…なんと慈悲深い」

おつる「別に。ただ説教くらいしてやらないとね」

海兵「あの、それが」

おつる「?」

海兵「コ、コレしか…」

おつる「これは…ドフラミンゴのサングラス」

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