晶葉「熱くなれよぉぉ!!」モバP「熱っ!」 (12)

晶葉「…ひひっ……」ク-ク-ク-

晶葉「…しょしゅ……おこめぇ、食べろぉ……」ムニャムニャ

アツクナレヨ……モットアツクナレヨ!!!!


晶葉「…ん?な、に…って熱っ!!」ジリジリ


?事務所?

モバP「晶葉、遅いな…あいつが遅刻なんて珍しい……っと電話だ、もしもし??」

晶葉『助けてくれ助手!凄く熱いボタンが熱いんだぁ!!』

モバP「……は?開発のし過ぎでとうとう日本語忘れたか?」

晶葉『違う!!全く…とにかく……私の……ラボ……に……』プ-プ-プ-


モバP「晶葉?おい、おい晶葉!おい!」

モバP「…晶葉が危ない!急いで向かおう!」


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?晶葉の部屋?

モバP「あっつ…なんだこの家、廊下の温度計69度だったぞ…」

モバP「早く…早く晶葉を…!」

モバP「晶葉ぁぁぁ!!!大丈夫k」

「…いやぁ米、うんめぇなぁ……ん?」モグモグモグ

モバP「」



「そこでPさんが目にしたのは、白米をお釜ごと食べている晶葉ちゃんの姿でした。
……博士の汗はくしー……ふふっ」



晶葉「こんにちは松岡修造です。どぞ!よろしくお願いいたします!!」

モバP「…そ、そうだ。きっとこれは晶葉のモノマネなんだ……いやぁ、晶葉上手いなぁ!声とか、お辞儀とか、喋り方とか本物そのままだったぞ!!」

晶葉「えっ、そんなに僕のモノマネが上手いんですか??俺も見てみたい!!」

モバP「モノマネじゃなかったぁぁぁぁ!!」

晶葉「大丈夫かな?……!…そうか、分かったぞ……Pさん!」ユビサシ

モバP「…なんだよ」





晶葉「貴方は今……鳥の子なんだ」

モバP「????????????」

晶葉「いいか、よく考えてみろ!鳥の子は巣の中から始まる。巣の外の世界を知らないまま、親と共に生きていくんだ。」

モバP「は、はぁ…」

晶葉「そして時が経ち、外の世界へと旅立たなければならなくなってしまったんだ。見知らぬ大地、見知らぬ空、その子は未知なる世界への恐怖に足がすくんでしまった。」

モバP「……」

晶葉「でも、その子は勇気を出して大空に飛び出して行ったんだ!そうだ!くよくよしていて、悩んでいてどうする!不安な時は笑って、勇気を振り絞って突き進め!君もそうだ!」

モバP「ええっ!」

晶葉「君も悩んでいる時や苦しい時は、笑ってごらん!自分の力でピンチをチャンスに変えるんだ!!」

モバP「えっ、は、はい…」

晶葉「よく言った!それでこそPさんだ!おめでとう!」パチパチパチパチ

モバP「あ、ありがとうございます…」

晶葉「はっはっはっはっ…はっはっ……はっ……」

モバP「はっはっは!ありがとうございます!」ダキッ




晶葉「……何故私に抱きついているんだ、助手よ……」



モバP「」

モバP「晶葉、違うんだ!これは…その…」

晶葉「はぁ、もういい。理由はどうであれ、助手はそんなことをする勇気など微塵もないチキン野郎だということくらい知っている。」

モバP「えっ、ちょっとひどk」

晶葉「それよりも」

モバP「あ、はい」

晶葉「不自然なことに、朝起きてから今までの記憶がない。一体私に何があったんだ?」

モバP「えっとですね……」


説明中


晶葉「私がまるで松岡修造みたいに……ふむ」

晶葉「恐らくそれは私の発明品、『何かを思いながらとある言葉を言うとその言葉と繋がりのある人物と入れ替わることが出来るボタン』のせいだろう。」

モバP「てことは、晶葉は寝ている間にボタンを押して、夢の中で松岡修造を見て、その時に寝言でキーワードを言ったってことか?」

晶葉「夢の内容は覚えていないが、作動したということはそういうことになるな」

モバP「つか、なんでこんなもん作ったんだよ……でも、晶葉が戻ってきてくれて安心したよ」

晶葉「ふっ、私が自分の発明品で自爆するとでも思ったか?こんなこともあろうかと、ボタンに時間調節機能をちゃんと搭載していたのだ!」

モバP「いや、普通に電源ボタンつけろよ」

晶葉「」

事務所に向かう途中

モバP「よっ」ポイ

晶葉「なっ!何をするんだ助手!」

モバP「あれってキーワードを言えば、誰でも、誰にでも入れ替われるんだろ?そんなヤバイもの放っておけるか」

晶葉「そ、それなら私の家で保管すれば!」

モバP「そう言って失敗したのはどこの誰だっけ?」ジロ

晶葉「うっ…!それは……」

モバP「はぁ、発明するのはいいけどよ、せめて人に迷惑をかけないのを作れよ。時々お前はとんでもねぇもの作り出すからな」

モバP「ほら、行くぞ晶葉」

晶葉「ううっ、ケチくさい助手は嫌いだ……」














茜「ん?何でしょうこれ?」ポチ


コウカキカン
『一生』

その日の夜

茜「はっ、はっ、早くしなければ……始まってしまいます!」ドタドタ

ピッ

修造『うわぁ、美味しそうだなぁ~ こんなご馳走久しぶりですよ!』

茜「はうぁ!間に合いませんでした……でも、何とか食事までには間に合ったようです!」

修造『じゃあ、ここにある全ての食材に感謝して、ありがたくいただきます!』パクッ

茜「あむ」パクッ

修造『うん…うん!美味い!この食材がここの人達の腕と手を組んで生み出した料理が不味い訳ない!一等賞おめでとう!!』パチパチ

茜「もぐもぐもぐもぐ……ん~!美味い!やっぱりくいしん坊を見ながら食べるご飯は格別ですね!お箸が止まりません!」ガツガツ




茜「あのご飯を頬張る姿!ただのお米でも、修造さんが食べるだけで更に美味しそうに見えてきます!」



…………アツクナレヨ……


茜「しょくれぽ?というものが私は苦手なので、ここは是非学ばせてもらい……はて?今なにか聞こえたような…」



もっと……熱くなれよ!!!!!!!




茜「うわあああ!ああぁぁぁぁ……」











(3日後、日野茜は無事に戻ってきました。)




晶葉「も、もう動けん……」







あ、ちなみにキーワードは『お米』です。


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