参戦作品
・真ゲッター 世界最後の日
・マジンカイザー(オリジナル)
・機動戦士ガンダム逆襲のシャア
・機動戦士クロスボーンガンダムシリーズ
・マシンロボ・炎
・機動警察パトレイバー
・コードギアス反逆のルルーシュR2
・ブレンパワード
・新世紀エヴァンゲリオン
・ぼくらの
・SDガンダム外伝
・輝煌合体ファルセイバー
・スパロボオリジナル
ロボットじゃない枠
・進撃の巨人 マーレ編
・ARMS
・原作再現はほぼ無しのオリジナル展開です。
物語・設定のメインはARMS、真ゲッター、ぼくらの、進撃の巨人、ファルセイバー。
・パトレイバー、コードギアス、ブレンパワード、ファルセイバー等は原作終了後、
ゲッター、ARMS、ぼくらの、進撃の巨人は物語途中となっています。
エヴァはほぼオリジナル
です、好きに解釈してください。
・原作とは多少異なる部分もありますが、あらかじめご了承ください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531500875
ブリタニア、エグリゴリの連合軍、リクレイマー、デストルーク…
そして、藍空市に出現した『バンダースナッチ』を退け1年が経過していた…
しかしこの平和も長くは続かない。
未だ生死不明となっているキース・ホワイト、地下で蠢いていると噂されるエグリゴリの残党…行方知れずとなっている残りの『アザゼル』…
世界中で少しずつ出没を始めた巨大生命体や謎の機動兵器、
更に別の世界から人間が現れるといった現象が次々と相次いでいた。
そして不安定になりゆく『境界』…
この世界は再び混沌に包まれようとしていた…
第一章
『来訪者たち』
日本 とある森林地帯
ザッ ザッ ザッ
後藤「この辺りが謎の発光現象が起きた地点だ。さぁて、何が出るかな…?」
遊馬「隊長!」
後藤「ん、どうした、篠原?」
遊馬「野明が気絶している人物を発見したそうです!」
後藤「なんだって?」
野明「あんた、大丈夫!?何してるの、こんなところで寝ちゃダメだよ!」
クォヴレー「…うぅ…」
クォヴレー「……らな、ければ………」
野明「え、何?どうしたの!?」
クォヴレー「守らなければ…次元の、境界を……」
クォヴレー「あの男が……この、世界に…」
骨董屋
ヨウタ「ふう…疲れた」
涼「よう、今日も家の手伝いもお疲れさん、ヨウタ」
ヨウタ「おう、高槻。俺もやらないとお袋がうるさいからな…」
「すみませーん」
ヨウタ「ん?」
アスカ「シンジ来てないですか?」
涼「アスカじゃないか、どうしたんだ?」
ヨウタ「今日は碇の奴は見てないな」
アスカ「そうですか…ありがとうございます」
アスカ「もう、どこ行ったんだろあいつ!」タタッ
涼「…相変わらず仲いいな、あの二人は」
ヨウタ「そういうと怒るけどな、あいつ」
涼「…で、あの子達は今どうなんだ?」
ヨウタ「…ファルコとガビの事か?」
涼「ああ」
ヨウタ「ユキと一緒に外行ってるよ。あいつらすっかり仲良くなっちまってな」
涼「そうか…仲良くなってるのはいいことだが。あの二人について何か分かったか?」
ヨウタ「ん~…鎧の巨人を継承するだの、戦士だの、パラディ島の悪魔だのよくわからん事言ってたけど」
ヨウタ「とりあえず、お袋にも聞いてみた感じ…この世界の人間では無さそうだ」
涼「…他にも人が別の世界から来たとしか思えない事例がいくつかあるそうだな」
涼「次元の『境界』が…不安定になっているんじゃないか?」
ヨウタ「ああ…でも、もう…ファルセイバーとは話せない…こんなときにあいつから話を聞ければ…」
街
ユキ「ホットドッグ3つください!」
「はいよ、いつもありがとうね」
ユキ「はい、どうぞ」
ガビ「んー、いつ食べても美味い!」モグッ
ファルコ「…」
ファルコ(ここに来てからもう一ヶ月か…いつまでもこんな悠長にしていていいのだろうか)
ファルコ(兄さん、ゾフィア、ウド、家族の皆、ブラウン副長、クルーガーさん…)
ファルコ(他の皆は今どうしてるんだ?他の人達もここに来ているのか…?)
ユキ「どうしたの?ホットドッグ冷めてた?」
ファルコ「あっ、違うよ…熱々だし美味しいよ…」
ガビ「…」
ガビ(他の皆が心配なのはわかるけど、暗い顔してたってどうにもなんないわよ)ボソッ
ファルコ(!わ、わかってるよ…)
ガビ(まずは情報収集、私だってやらなきゃいけないことあるのにだらだら居るつもりは無いわよ)モグモグ
ファルコ(…おう…そうだな…)
ガビ「あと、冷めないうちにさっさとホットドッグ食べろ」モグッ
ファルコ「わかってるよ!」
???「あの~、すみません…」
ユキ「ん、はい、どうしました?」モグモグ ゴクンッ
???「少し道を聞きたいのですが…」
ユキ「はい、任せてください!この辺りしかよくわかんないけど」
ガビ「ホットドッグもうひとつ欲しいな…」
ファルコ「おい、贅沢言うなよ」
ユキ「…で、そこを曲がった所に…」
???「どうもすみません。ありがとうございます」
ユキ「えへへ、どういたしまして」
???「助かりました、私はこういうものです」ピラッ
ユキ「ん?えーと…ゴツオ…??」
???「あはは、違いますよ。五津尾(いつお)ユーセイと読みます」
五津尾「それでは、また…」
ユキ「はい、ゴツオさん!」
五津尾「…いつおです」
アル「やあ、君達。今日も今日とてホットドッグかい」ツカッツカッ
ユキ「あ、アル君だ!」
アル「ファルコ、今日はいつにも増してしけた面をしているな」
ファルコ「俺だって色々と心配事もあるんだよ…」モグッ
ガビ「ちょうど良いところに来たわ。今日もお互いの情報交換と行こうじゃない、アル」
アル「仕方ないな、この人類最高の頭脳の持ち主である僕が今日も君達に叡知を授けてあげよう…」
ガビ「いいからさっさと話せ!」ゴチンッ
アル「痛いっ!」
ファルコ「おいおい…」
ユキ「わーい、私も聞きたい!混ざってもいい?」
アル「お…おう、好き混ざりたまえ…」ヒリヒリ
野明「ありがと、おばちゃーん!」
野明「ここのホットドッグは美味しいんだよねー」
遊馬「ん…確かに美味いな」
野明「でしょ~?」
遊馬「しっかし…朝からパトロールしてるけど特に何も無さそうだな」
野明「この前突然森の中に現れた人…ずっとハッキリとは目を覚まさないけど。何かにうなされてたり寝言みたいなこと呟いてるんだよね」
遊馬「その寝言で…この街に何か企んでる男が潜んでるって話してたんだよな?」
遊馬「でもよ、ただの寝言だろ?それを後藤隊長まで真に受けてこんなとこまで警備に来させるなんて…」
野明「でもさぁ、やっぱりあの人はただ者じゃないと思うよ?実際今は世界中で不可解な事が起きてるって話だし、寝言とは言え無視する訳には…」
遊馬「本当に特に意味のないただの寝言だったらどうするんだよ?人件費の無駄遣いだぞ」
野明「う…そのときは、そのときだよ」
遊馬「それでいいのかよ…」
???「…そっちの準備はどうだい?」
五津尾「ああ…準備は整った」
???「ふふ…では、始めるとしようか」
???「私達の…この世界を1から作り上げる、最高のショーをね!」
骨董屋
涼「ん?」
ヨウタ「高槻…どうした?」
涼「いや、何でもない…」
涼(今、一瞬だけだが、共振のようなものを感じた気が…)
涼(だが、ARMSはあれから何も反応を示さなくなっている。恐らく気のせいだろう…)
ゴゴゴゴゴ…
ドオオォンッ!
ヨウタ「!!?」
涼「な、なんだ!?」
ヨウタ「地震か!?」ダダッ
ヨウタ「…あ、あれは!?」
ドオオォンッ!!!
インベーダー「ギィアアアァッ!!」
涼「なんだありゃあっ!?」
ヨウタ「怪獣!?なんで…ニュースでの目撃情報、本当だったのかよ!?」
涼「くそっ、こんなときに力が使えないなんて…まずは周りの住民達も逃がすことを優先するぞ!」
ヨウタ「あ、ああ…!」
ヨウタ「そうだ、ユキ!あいつらはどこに…!?」
インベーダー「ギアアアァッ!!」
涼「来たっ!」
ヨウタ「くっ!?」
ドオオォンッ!!!
ガシイッ!!
涼「!!」
「ぬうぅんっ!!」ブンッ
インベーダー「!?」
ドスウゥゥンッ!!!
ヨウタ「レイバー…!イングラムだ!」
涼「特車二課が来てくれたのか!!」
太田「怪物があ、この俺が相手だぁっ!!」
遊馬「おい、太田!」
太田「あん?なんだ篠原」
遊馬「むやみやたらに投げんなよ、住民に当たったらどうするんだよ!?」
後藤「大丈夫だよ、あいつはちゃんと周りに人の居ない広場に投げてる」
遊馬「そ、そりゃあ見たらわかりますけど…!」
ガショーンッ ガショーンッ
野明「…まさか本当に、何か起こるなんて…」
インベーダー「…」ズズズッ
野明「あんたがどこから来たのか知らないけど…好きに暴れさせはしないよ!怪獣退治は始めてじゃないんだ!」
後藤「住民の避難は今、別の者達が行っている…俺達の目的は奴を止めることだ。見たところ奴の動きは人型…まずは足を狙え、動きを止めよう」
遊馬「野明、足だ!街にはなるべく被害は出すなよ!」
野明「分かった!」
イングラム「…」ガチャッ
太田「よし、喰らいやがれ化物があっ!!」
パァンッ パァンッ パァンッ
太田「やったか!?」
インベーダー「…」シュウウウ…
野明「な、なな…傷が再生してる!?」
太田「なんだとぉ!?」
遊馬「くっ、あんな再生スピードじゃいくら撃ったってすぐ元に戻っちまう!」
後藤「怪獣相手にはあんな鉄砲玉じゃ意味はないか」
インベーダー「ギアアアァッ!!」ドォッ
太田「ぬおおっ!?」ガシイッ
野明「太田さんを離せえ!」
ガショーンッガショーンッ!
後藤「…!もう一匹来るぞ!」
野明「え?」
ドガアアアンッ!!
イングラム「…」ズウウッン
野明「うわあ!?」
インベーダー「…」ズシンッ!
野明「も…もう一匹来たぁ…!」
太田「泉ぃ!くそぉ、この離さんかあっ!」
インベーダー「ギィアアッ!」ガキッ
太田「ぬおおっ!?」
遊馬「まずい、このままじゃ…!」
後藤「…いや、大丈夫みたいだ」
遊馬「え?」
「はああぁっ!!」
インベーダー「…!?」ガシャアアアンッ!!
野明「!!」
「せいっ!」ガキイッンッ!!
インベーダー「グオォォォッ!!?」
太田「お、お前は…!?」
カレン「こちら黒の騎士団、紅月カレン。これより特車二課の援護に入ります。後藤隊長」
後藤「ああ…久しぶりだね、助かるよ」
野明「紅蓮聖天八極式…!カレン、カレンなんだね!?」
カレン「うん。久しぶりだね、野明」
インベーダー「ギアアアァッ!!」ドォッ
太田「ぬおおっ!?」ガシイッ
野明「太田さんを離せえ!」
ガショーンッガショーンッ!
後藤「…!もう一匹来るぞ!」
野明「え?」
ドガアアアンッ!!
イングラム「…」ズウウッン
野明「うわあ!?」
インベーダー「…」ズシンッ!
野明「も…もう一匹来たぁ…!」
太田「泉ぃ!くそぉ、この離さんかあっ!」
インベーダー「ギィアアッ!」ガキッ
太田「ぬおおっ!?」
遊馬「まずい、このままじゃ…!」
後藤「…いや、大丈夫みたいだ」
遊馬「え?」
「はああぁっ!!」
インベーダー「…!?」ガシャアアアンッ!!
野明「!!」
「せいっ!」ガキイッンッ!!
インベーダー「グオォォォッ!!?」
太田「お、お前は…!?」
カレン「こちら黒の騎士団、紅月カレン。これより特車二課の援護に入ります。後藤隊長」
後藤「ああ…久しぶりだね、助かるよ」
野明「紅蓮聖天八極式…!カレン、カレンなんだね!?」
カレン「うん。久しぶりだね、野明」
インベーダー「…」ズズズッ
太田「まだ立ち上がるか、しぶとい奴等だ…!」
野明「カレン、あいつらちょっとの傷じゃすぐに回復しちゃうんだよ!」
カレン「みたいだね…」
インベーダー「グアアッ!!」ズシンッズシンッ
太田「ええい、また来るか!!」ガチャッ
カレン「待って、太田さん。ここは私がやる」
太田「なに!?」
カレン「さっきはイングラムにひっついてて使えなかったけど…今なら」
インベーダー「グオォォォッ!!!」バッ
カレン「輻射波動ならどうだぁ!!」
紅蓮聖天八極式「…」ガシャンッ!!
野明「やっちゃえぇ、カレン!!」
カレン「はあああぁっ!!!」
バチバチバチ!!
ボガアアアァァァンッ!!!
遊馬「す、すげぇ……」
後藤「相変わらずの破壊力だな…あの威力ならさすがの怪獣も…」
インベーダー「」シュウウウ
インベーダー「」シュウウウ
カレン「………」
遊馬「2体とも再生する気配はありません!!」
太田「よしっ!」
野明「やったあぁっ!」
カレン「待って!」
野明「え?」
後藤「…2体だけ、ではなかったみたいだなぁ…」
ズシンッ ズシンッズシンッ
インベーダー「…」ゾロゾロ
野明「う、うそ…まだ、あんなたくさん…」
太田「ええい、援軍は呼べないのか!?」
遊馬「そりゃ無理だよ!今、日本中で同じような怪獣が出てるって情報が入ってんだ!」
野明「他のとこにも!?」
カレン「黒の騎士団のメンバーも今は個々で別の場所に行ってる…」
遊馬「くそ、俺達だけでやれんのか…!?」
後藤「…落ち着け、お前ら。一番泣きたいのは逃げ惑ってる住民の皆さま方なんだ。君達がパニック起こしてちゃ仕方ないでしょ」
野明「!」
後藤「俺達は何の為にここに来たんだ?この街の平和を守るためでしょ」
野明「そ、そうだ…私達が逃げちゃいけない、街と皆を守らなきゃ…」
遊馬「でも隊長、紅蓮ならまだしもイングラムじゃマトモに…」
後藤「俺だって何の考えも無しに可愛い部下を死にに行かせるようなことはしないよ」
遊馬「え?」
後藤「よく聞け、さっき初めにカレンが割り込んだ時だ…その時はイングラムに張り付いていてマトモな攻撃は出来ず少しの傷しか与えられてなかっただろう」
カレン「それが何か?」
後藤「その傷はすぐに再生していた…が、一部再生していなかった部分があった」
遊馬「え!?」
後藤「あの黄色い眼球状の部分だ。まあ本当にあれが弱点なのかは分からんしたまたま再生していなかっただけかもしれん」
後藤「けど…やってみる価値はあるよ」
遊馬「よし、イングラムはあの眼球みたいな部分を攻撃しつつ紅蓮のサポートを行うんだ!」
太田「任せておけ!」
野明「了解!」
ドオオオンッ!!
インベーダー「…」
タッタッタッ
アル「くそ、何なんだあいつは!?アームズの類いでは無さそうだが」
アル「お前達の世界に居る『巨人』でもないのか!?」
ファルコ「違う、あんなのは知らない!」
ガビ「巨人はあんな姿じゃない…何あれ…」
ユキ「みんな、はぐれちゃダメだよ!」
ユキ(ヨウタ、お母さん…大丈夫かな)
ドガアアアンッ!!
ガビ「!!ユキ、危ない!破片が…」
ユキ「!!!」
「おおぉっ!!!」ダダダッ
ガシイッ!!
ドスウンッ!!!
ファルコ「!!!」
ユキ「う…」
ヨウタ「はあ、はあ、大丈夫か?ユキ…何とか間に合った…」
ユキ「ヨウタ!」
涼「皆も無事か!?」
アル「ああ、大丈夫だ!」
ファルコ「ヨウタさんのおばさんは大丈夫なんですか!?」
涼「いや、俺達と一緒にはいなかったが…あの人なら大丈夫なはずだ。」
ガビ「…!」
インベーダー「グオォォォッ!!」
ガビ「一匹こっちに!!くそ、こいつら…!!」ギリッ
ファルコ「おい待てガビ、熱くなるな!丸腰じゃ勝てないから!」グイッ
ヨウタ「悔しいけど…ここはカレンや特車二課の皆に任せるしかない…今の俺達ではあの化物を倒せない」
ガビ「でも、あいつらにこんな街をめちゃくちゃにされたんだよ!?」
ファルコ「だからと言って丸腰で突っ込めばいいわけじゃないだろ!!」
???「その通りだ、今は私に任せてあなたたちは早く行きなさい」
ヨウタ「!」
涼「あ、あんたは…!」
バイオレット「ここは私に任せてもらおう」ザッ
涼「キース・バイオレット!」
アル「バイオレット!あれはエグリゴリの兵器でも無いのか!?」
バイオレット「あんなものは見覚えが無い。そんなことよりあなた達も早く避難していなさい。ブルーメンも今、住民の避難や救助の手助けを行っている」
涼「わかった、ならいったんブルーメンと合流し…俺も彼等を手伝う」
バイオレット「!」
ヨウタ「俺も手伝うぞ
、高槻」
涼「いや、無理はしなくていい…ヨウタはユキ達を連れて避難していれば…」
ヨウタ「…俺だって、ユキや皆を守るために、少しでも力になりたいんだ」
涼「!…そうか、わかった」
ヨウタ「ユキ、お前は子供達を連れて避難するんだ」
ユキ「うん…わかった。気を付けてね。アルとファルコとガビの隣にはちゃんと私がついてるから!」
ヨウタ「ああ、任せたぞ」
バイオレット「…他人の為に自ら動こうとする、いい若者達だな…」
バイオレット「さあ、化物共よ、この私が相手だ」シュタッ
カアアアッ!!!
バイオレット「この三月兎“マーチヘア゛がな!!」
パァンッ!パァンッ!
太田「ええい、動き回るなぁ!!」
インベーダー「グオォォォッ!!」
ガキイッンッ!!
野明「くうぅっ…こんのおぉぉ、負けるかあぁっ!!」
イングラム「…」バキイィッ!
インベーダー「ギィアアッ!」
カレン「はああぁっ!」
ドシュッ ドシュッ!!
ゾロゾロ ゾロゾロ
太田「くそ…まだ湧いてでるか」
後藤「んー…」
後藤「なんか、他の場所から報告で来た数より…こっちのが多い気がするなぁ…たまたまか、この場所に意味があるのか…」
遊馬「住民の避難はもうすぐで終わる、もう少し頑張れよ!」
野明「うん、まだまだ…へっちゃらだ!」
カレン「でも…さすがこの数は…」
「バロールの魔眼!!」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドッ!!!
インベーダー「グエェェッ!!」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドッ!!!
カレン「!!」
野明「この攻撃は…!」
バイオレット「私も助太刀しよう、行くぞ!!」シュバッ
涼「この瓦礫を持ち上げるぞ、みんな!」
ヨウタ「おう!ぐぐぐ…っ!」
隼人「うおぉ…っ!」
武士「んんんっ!」
ガコオォォッ!!!
ヨウタ「大丈夫ですか!?」
住民「助かりました…ありがとうございます!」
涼「隼人、武士、お前達も手伝ってくれてありがとう」
隼人「当たり前だろ、俺達だけ黙って見てるわけにゃいかねぇさ」
武士「僕たちも自分にできることをやりたいからね」
ーーーーー
カツミ「ユキちゃん!」
ユキ「カツミさん!良かった、無事だったんだね!」
ファルコ「…皆は大丈夫かな…」
ユキ「大丈夫だよ、ヨウタも高槻くんも強いんだからっ!」
カツミ「うん…私も、皆を信じてる」
ガビ「…」
アル「どうした、ガビ。やけに静かじゃないか。心配するな、ユキやカツミの言った通り奴等はしぶといからな」
ガビ「うん…いや、大丈夫だよ」
ガビ(巨人から襲われる側もこんな感じだったのかな…)
シンジ「…」
アスカ「…」
トウジ「…」
ケンスケ「…」
レイ「…」
崖「…」
崖(くく…あの子達も無事だったみたいだね…まだ気付いちゃいないだろうが、君達も僕らの掌の上で転がされているのさ)
崖(君もいなけりゃ僕らの計画も完璧に行かないからねぇ…碇シンジくん)
トウジ「な、なんかあのオッサン…やけにこっちとるで」ヒソヒソ
シンジ「えぇ…なんで?」ボソボソ
レイ「すごくニヤニヤしてる…」ボソッ
アスカ「やだなに、気持ち悪い…」
別の街
恵「避難はそろそろ完了するわね…」ザッザッザッ
恵(藍空市にいる皆も心配だけど…大丈夫、あいつらだって例え力は使えなくなってても、一人前の戦士なんだから…)
ドガアアアンッ!!
恵「きゃっ!?」ザザザッ
インベーダー「グエェェッ!」ズシンッ
恵(しまった…接近してるのに気付かなかったなんて…!)
インベーダー「ギィアアッ!!!」ブンッ
恵「くっ、早く逃げなきゃ…!」ザッ
バキャアアアアアッ!!!
恵「!!?」
インベーダー「!!?」
ドシャアアァッ!!!
ズシンッ ズシンッ!!
進撃の巨人「…」シュウウウ…
恵「な…なに、あれ……怪獣が、怪獣を攻撃した?」
藍空市
インベーダー「ギィアアッ!!」
ドオオオンッ
カレン「はあ…はあ…」
野明「…もう、怪獣は残ってない…よね?」
太田「どうだ、化物相手だろうが正義は負け…!」
バイオレット「いや、まだだ!」
太田「んんん!?」
ズウゥンッ! ズウゥンッ!
カレン「…う、嘘…っ」
野明「な…な…っ!?」
太田「何じゃありゃあぁ!?」
メタルビースト「…」ズウゥンッ!
遊馬「新しい怪獣!?しかも…デカイ!?」
後藤「さっきまでのは前座だった訳か…」
後藤(まずいな、紅蓮もイングラムもそろそろ限界が来ている…これ以上の戦闘は……)
太田「くそ、もう弾は残ってないぞ!」
野明「でも…ここで逃げたら、せっかく街を守って戦った意味が…!」
カレン「…!二人とも、もういい!それ以上戦ったらイングラムはもう持たない!!」
バイオレット「力のまだ残っている私が、何とかするしか…っ!」
遊馬「!!なんだ!?高速でこっちに来る物体が1つ!!」
野明「え!?」
後藤「…!黒い…なんだ、巨大なロボットか?」
野明「巨大ロボットォ!?」
シャアアアアア!!!
「邪魔だ!そこをどきやがれ!!」
太田「ぬうぅ!?」
「ゲッター!トマホオォォクッ!!」
ズバアアアッ!!!
メタルビースト「!!?」ドドドッ
カレン「な!なに!?」
バサアッ!!
ブラックゲッター「…」ゴゴゴ
竜馬「誰だか知らねぇがてめぇらは下がってな!俺の獲物だ!!」
メタルビースト「オオオッ!!」カアアアッ!
ズギャアァ!!!
野明「レ…レーザー光線!?」
カレン「くっ、輻射波動で!!」
バイオレット「バロールの魔眼で少しでも威力を抑える!!」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドッ!!!
カレン「ぐうぅっ!?」
バイオレット「街への被害は!?」
野明「だ、大丈夫!…だけど」
太田「あのロボット、直撃したぞ!?」
シュウウゥ…
竜馬「ははは、まだまだ行けるぜぇ!メタルビーストォ!!」
ブラックゲッター「…」シュウウゥ…
野明「元気だあぁっ!!」
バキャアアアアアッ!!!
メタルビースト「…!?」ズウゥンッ
竜馬「てめぇばっかりに構ってる暇はねぇんだ。とっとと終わらせるぜ!」
ブラックゲッター「…」
ガキイインッ!!
竜馬「ゲッタアァァ、ビイイイィィィッム!!!」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドッ!!!
遊馬「ゼロ距離で…あの黒いロボットもビームを!?」
後藤「たまげたなぁ…」
メタルビースト「」シュウウゥゥゥ
竜馬「こいつは片付いた、まだまだ残ってる奴等を始末しねぇとな!!」
バイオレット「待て、お前は何者だ!?」
竜馬「そいつは俺の台詞だぜ、まあ敵ではねぇみたいだが」
野明「待って、この怪獣の事を知ってるならもう少し…!」
竜馬「あばよ!」
ブラックゲッター「…」バサアッ!!
ギュウウウゥゥゥンッ………
野明「………行っちゃった……」
太田「…一人で暴れて去っていきおった…」
カレン「何だったの?」
後藤「…ま、助かったんだしあの黒いロボットの件はひとまず置いておこう。俺達は俺達の、やるべきことをやろうよ」
ギュウウウゥゥゥンッ!!!
インベーダー「…!」ズシンッ
竜馬「見つけたぜぇ、覚悟しやがれ、インベーダー共ォ!!!」
ブラックゲッター「…」
ギュオォ!!
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドドッ!!!
また別の街
ブゥンッ!
ブゥンッ!
ネリーブレン「…」
勇「…またお前に戦わせることになってすまない…。でも、俺もこの街を守りたいんだ。わかってくれるか?」
ネリーブレン「…」
勇「ああ、そうか…ありがとう」
ブゥンッ!
別の都市
南雲「くっ、レイバーとブルーメンの白兵戦部隊だけでは厳しいか…!」
インベーダー「…」ズシンッ
ギュオッ!
インベーダー「!」
南雲「え?」
ズバアアアッ!!!
インベーダー「!?」ズガアアアッ
南雲「な…何っ!?」
ズシャアッ!!
クロスボーンガンダムX3「…」ブゥンッ
南雲「何、あのロボット!?あんなの見たことが無いわ!?」
ーーーーー
「…このレイバーとかいう機体は使えるのか?」
「使えるけど…そんなもんでどうする気だい!?」
アムロ「戦うのさ…突然この世界に来て、なにがなんなのかわからないが、黙っている訳にはいかないからな」
シャア「…」
ズシンッ!ズシンッ!
インベーダー「グオォォォッ!!」
「待てぃっ!!!」
インベーダー「!?」
「暴虐の限りを尽くし街を破壊する怪物ども…これ以上はこの俺が好きにはさせん」
インベーダー「…」
ロム「貴様達に名乗る名前は無い、行くぞ!!」シュバッ
ヨウタ「よし、避難は完了したか!?」
涼「ああ、後は俺達も行こう。避難場所にも来るかも知れん」
隼人「そうだな」
武士「…いったい、あの怪獣は何だったんだろう…」
ヨウタ「あの黒いロボットもな…」
ーーーーー
崖「…特車二課、黒の騎士団、ブルーメン、ブレンパワード、ロム・ストール…そして異世界から来た奴等………今日日本に放ったインベーダー、メタルビーストはこいつらの手によって共に全滅…これで良かったんですかい?」
???「ああ…全滅は予定の内だ。が…一番の目的は達成されなかった」
崖「ARMSとファルセイバーの覚醒、ですかい…?」
五津雄「そうだ」
五津雄「そして…予定にあったあと1つの力がまだこの世界に来ていない。もうじき来るだろうが…」
崖「もう1つの力?」
五津雄「…」
五津雄「…『道』の破壊者……ジアースだ」
ーーーーーー
骨董屋
『…三日前現れた謎の怪獣群は彼等の手によって全滅し…』
ユキ「あ、ヨウタ!イングラムと紅蓮や勇のブレンが映ってるよ!」
ヨウタ「ああ、あいつらには感謝しないとな…」
『貴様達に名乗る名前は無い!!』
ユキ「わあ、バイカンフーだっ!!」
ヨウタ「ロムさんも居たのか!?」
『┣¨┣¨┣¨┣¨ドッ!!!』
ヨウタ「このビームを撃ってんのは、あの黒いロボットか…」
『…ズシンッ!ズシンッ!』
ユキ「ん?なんだろうこのカッコいい怪獣…」
ガビ「…!?これは!?」ガバッ
ヨウタ「うおっ、どうしたガビ!?」
ガビ「…巨人?」
ファルコ「間違いない、ここに映ってるのは巨人だ!」
ユキ「え?」
ファルコ「特徴から察するに…これは、進撃の巨人…?」
第一章 おわり
第二章
『道と境界 覚醒する力』
ーーー別の世界の日本
コエムシ「…悪いな、始まっちまった」
コエムシ「カナ…やれるか?」
ウシロ「…」
マチ「…カナちゃん…」
カナ「…」
カナ「私は…大丈夫、だから」
マチ「…」ギュッ
ウシロ「…」
コエムシ「…お前は、何か言ってやらなくていいのかよ?」
ウシロ「…カナ…」
カナ「…お兄ちゃん……」
コエムシ「…もう時間はない」
コエムシ「今回は、アウェイ戦みたいだな」
コエムシ「さあ、行くぜ」
ーーーーーー
お前達が…出来るだけ苦しんで死ぬよう…
努力するよ
「…はっ!!?」ガバッ
クマゾー「大丈夫かも?」
ライナー「…!!」
ライナー「あ、あぁ…大丈夫だ、すまない」
比瑪「凄い汗…怖い夢でも見ていたんですか?」
ライナー「いや、心配いらん…」
ライナー「…俺が…悪かったんだからな…」ボソッ
比瑪「え?」
ライナー「あ、いや…それより、ウドとゾフィアは?」
比瑪「子供達と遊んでますよ」
ライナー「そうか…」
比瑪「では、無理はなさらずに」
クマゾー「なさらずにだも」
ライナー「あぁ…ありがとう」
ライナー「…」
ライナー(二日前…俺は気付けばこの世界に居た…)
ライナー(そして、テレビという機械で見た映像には…あいつが映っていた)
ライナー(進撃の巨人……エレンが)
ライナー「…」
ライナー(…ガビ、ファルコ…お前達も、ここに来ているのか?)
ーーーーー
ザッ ザッ ザッ
シンジ「…」
シンジ(あの日…怪獣がこの街を襲ってから…変な夢を見る)
シンジ(僕がロボットに乗って…怪物みたいな奴等と、戦う夢…あれは、何なんだろう)
シンジ(ただの夢とは思えない、本当にあったような感覚…でも、僕は今までロボットに乗った覚えなんかない)
シンジ「!」
エレン「…」
シンジ(何だろう…あの人)
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